【名前】セレナ・ラグルス
【性別】女
【年齢】13
【罪状】窃盗・過失傷害・器物損壊・放火・往来妨害
【刑期】12年
【服役】0年
【外見】薄い褐色の毛皮に覆われたウサギの獣人と言った外観の少女。パッチリした目、もっちりした柔らかい頬、たまに見える前歯が可愛らしい。
長い耳はふだんロップイヤーのように垂れていて、濃い褐色の髪をポニーテールにしている。首回りや尻尾に特に毛が多くもこもこしている。
身体は成長しきっておらず小柄だが、運動能力は高く小回りも利く。
流れ星のようなアクセサリーを着けている。
【性格】明るいムードメーカーでトラブルメーカー的な存在。協調性があり柔軟。やや自分に自身がない面があるが、やるときはやる。
【超力】
『彗星ノウサギ(リエブレ・コメタリア)』
常時発動型。ウサギの獣人の姿となる能力。
ウサギらしく身体能力が向上し、聴力、脚力を特に大きく強化する。聴覚に集中すると耳が立つ。
ウサギなので素早い割に移動時の音が非常に静かで、音での察知が困難。
ちなみにこの能力の影響により、食事は植物性のものしか受け付けなくなっている。
【詳細】
「開闢の日」の後には、犯罪組織のあり方も大きく変わる。
例えば個人個人のバラエティに富んだ能力に目をつけて、人身売買がさらに横行することになった。
中でも動物や獣人に変化するタイプの能力者は、愛玩用以外に毛皮や肉を採取するという残酷な用途で富裕層から需要があった。
南米ベネズエラ、「開闢の日」より20年を経ても治安はさらに荒れて混迷を極めていた。
そんな中でもウサギ獣人姿の一人の少女が、超力による優れた行動能力を活かし町中の人の雑用の仕事などをこなして可愛がられていた。
しかしそんな日々は続かず、ある時彼女は犯罪組織により誘拐されて人身売買市場に流されてしまう。
同じ獣化系の能力を持つ子供とともに買われて、何処かの檻に閉じ込められるに至った。
閉じ込められ枷も付けられるものの、食糧事情は非常に良く何でも食べられ娯楽もある不思議な環境だった。
しかしながら日を経るごとに仲間は次々と連れて行かれ、二度と帰ってこない。
そしてある日、仲間が解体され毛皮と肉にされる姿を偶然見てしまい逃走を決意するに至る。
前歯で地道に削り拘束や鍵を破壊、地元では誰にも負けなかった足の速さや跳躍力を活かして逃走を試みる。
その中で逃走に関しての天性のスキルが完全に花開き、知らない町中においても様々な障害を逆に利用して逃走を成功させた。
しかし一方で死者こそいないものの、大量の事件事故を引き起こし多額の損害を出してしまったため後に逮捕される。
自由に生きたいとか、また家族に会いたいとか、一緒に人身売買で売られていて会話を交わした仲間たちが心配だとかそういう後悔はあるが自分は力不足だと思っている。
でも外道な奴らの食糧として解体される心配ももうないし、ムショでも我慢して刑期満了までに身体鍛えようとか現実を受け入れ始めた頃に刑務作業が始まった。
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他の受刑者との関係 ※ネタバレ注意 |
※設定上の関係性や本編で言及された面識。
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最終更新:2025年04月25日 21:44