「トイレに逃げちゃうなんて……とんだへたれだなぁ、私」
なんとか水着に着替えた私は、待っているあかりを探して浜辺へと出た。すると、
「あ、りんちゃん! 大丈夫だった?」
……刺激的な水着姿のあかりが私に手を振っていた。……思わず目を背けてしまった。本当にへたれか。
「う、うん、おまたせ」
たどたどしく話す私に、心配そうな声で(多分顔もなんだけど……)、
「本当に大丈夫? 気分悪い? ずっと下向いてるけど……」
「だ、だいじょうぶっ……!」
痛いところをつかれて、心配されないようにすごい勢いで顔を上げた。
「ど、どうかな……、似合ってる?」
……。かわ……。
薄桃色のビキニに、ひらひらパレオのついた水着。いつもポニーテールに結ばれている髪は下ろされて風になびいている。
「……めちゃくちゃ似合ってるよ」
「良かったー……!」
これでりんちゃんに似合ってないって言われたら、ただ恥ずかしいだけだったよー、とか、今度はあかりが私に目を向けないで言う。
……私のために、選んでくれてる?
え、それって……。
……ボフッと、顔が爆発したような、気がした。
なにかんがえてんだろ、私。
「りんちゃん、大丈夫ー?」
「だ、だいじょぶです」
内心、ダメです。
「うーん……、りんちゃんは、りんちゃんらしいね」
「あはは……」
私らしいとは……控えめってことなんでしょうか。あかりより倍布面積の広い水着で、ラッシュガードまで着て出てきているので、当然とは言えるけど、それが私らしいのか……。
「じゃ、いこっか。せっかく海に来たんだから……」
「わっ……!」
そう言って、あかりは私の手を引いて、渚の方へ連れていってくれるのでした。
なんとか水着に着替えた私は、待っているあかりを探して浜辺へと出た。すると、
「あ、りんちゃん! 大丈夫だった?」
……刺激的な水着姿のあかりが私に手を振っていた。……思わず目を背けてしまった。本当にへたれか。
「う、うん、おまたせ」
たどたどしく話す私に、心配そうな声で(多分顔もなんだけど……)、
「本当に大丈夫? 気分悪い? ずっと下向いてるけど……」
「だ、だいじょうぶっ……!」
痛いところをつかれて、心配されないようにすごい勢いで顔を上げた。
「ど、どうかな……、似合ってる?」
……。かわ……。
薄桃色のビキニに、ひらひらパレオのついた水着。いつもポニーテールに結ばれている髪は下ろされて風になびいている。
「……めちゃくちゃ似合ってるよ」
「良かったー……!」
これでりんちゃんに似合ってないって言われたら、ただ恥ずかしいだけだったよー、とか、今度はあかりが私に目を向けないで言う。
……私のために、選んでくれてる?
え、それって……。
……ボフッと、顔が爆発したような、気がした。
なにかんがえてんだろ、私。
「りんちゃん、大丈夫ー?」
「だ、だいじょぶです」
内心、ダメです。
「うーん……、りんちゃんは、りんちゃんらしいね」
「あはは……」
私らしいとは……控えめってことなんでしょうか。あかりより倍布面積の広い水着で、ラッシュガードまで着て出てきているので、当然とは言えるけど、それが私らしいのか……。
「じゃ、いこっか。せっかく海に来たんだから……」
「わっ……!」
そう言って、あかりは私の手を引いて、渚の方へ連れていってくれるのでした。
「へー。へーーーー。そうなんですのねーーー。」
「花音さん、ど、……どうですかっ? あかりを諦める気になりましたか?」
「いーえ。ぜんっぜん。絶対わたくしもそれやるからぜんっぜん構いませんわ。まったく悔しくなんてないですからね」
「絶対悔しいじゃないですかそれ」
「いーえ。そんなことありませんわー」
夏。あれから2年くらい経つのかな。そんな夏休み。あかりは私の町に帰って来た。……四人の女の子達を連れて。
「ともかく、あかりは私の」
「いーえ、わたくしがいただきますの」
「「むぅ……!」」
「二人ともなんの話してるの」
「「あかりには内緒!!」」
「えぇ……なんで?」
私と花音さんの戦いは、当分続くことになりそうだ。ぜ、絶対負けたくない。
「花音さん、ど、……どうですかっ? あかりを諦める気になりましたか?」
「いーえ。ぜんっぜん。絶対わたくしもそれやるからぜんっぜん構いませんわ。まったく悔しくなんてないですからね」
「絶対悔しいじゃないですかそれ」
「いーえ。そんなことありませんわー」
夏。あれから2年くらい経つのかな。そんな夏休み。あかりは私の町に帰って来た。……四人の女の子達を連れて。
「ともかく、あかりは私の」
「いーえ、わたくしがいただきますの」
「「むぅ……!」」
「二人ともなんの話してるの」
「「あかりには内緒!!」」
「えぇ……なんで?」
私と花音さんの戦いは、当分続くことになりそうだ。ぜ、絶対負けたくない。
これだけは、譲りたくない。