「クリスマスやしクリスマスプレゼントEXをパフェろうと思う」
「45の方~?」
「CSの方」
しれっと一生帰れない課題を投げるなや結美さんよ。
「え~、両方ともやろうよ~?」
「……やってもいいけどAAくらいで堪忍な」
「おお~!」
12月24日、世の音ゲーマーは、……まあ、大体こんな感じだ。クリスマスに関連する曲をプレイして、適当に楽しんだ気分になる。
「よし繋がった」
「ポーリャうま~い」
「全然思ってないやろ」
「そんなことないよ~?」
28だけどEXだから配置もあなどれんし、メドレー曲だからBPMも変わるしで結構緊張したんやけど。
「じゃあ、おまちかねの電子の方を──」
「あー、妃緒と待ち合わせの時間だ~、またね~、そのうち見せて~」
「……あんたなぁ」
そう言い切る前に結美は音ゲーコーナーの一角から立ち去ってしまった。
「45の方~?」
「CSの方」
しれっと一生帰れない課題を投げるなや結美さんよ。
「え~、両方ともやろうよ~?」
「……やってもいいけどAAくらいで堪忍な」
「おお~!」
12月24日、世の音ゲーマーは、……まあ、大体こんな感じだ。クリスマスに関連する曲をプレイして、適当に楽しんだ気分になる。
「よし繋がった」
「ポーリャうま~い」
「全然思ってないやろ」
「そんなことないよ~?」
28だけどEXだから配置もあなどれんし、メドレー曲だからBPMも変わるしで結構緊張したんやけど。
「じゃあ、おまちかねの電子の方を──」
「あー、妃緒と待ち合わせの時間だ~、またね~、そのうち見せて~」
「……あんたなぁ」
そう言い切る前に結美は音ゲーコーナーの一角から立ち去ってしまった。
『Are you ready?』
始まってまう。
……しかしまあ、クリスマスプレゼントとかいうタイトルの癖に、いつやっても死ぬほどムズい。まあ、鳴依によればDDRのクリスマスプレゼントに比べたらマシらしいんやけど。……っと、ここでサドプラはずして。……まあまあ上手いな、地力上がってる感ある。……減速ソフラン気ぃつけて……。……!
始まってまう。
……しかしまあ、クリスマスプレゼントとかいうタイトルの癖に、いつやっても死ぬほどムズい。まあ、鳴依によればDDRのクリスマスプレゼントに比べたらマシらしいんやけど。……っと、ここでサドプラはずして。……まあまあ上手いな、地力上がってる感ある。……減速ソフラン気ぃつけて……。……!
「自己ベ出たよ自己ベ!」
思わず声が出た。語録が出るのはネタゲーマーの性ということで。……と、後ろから。
「わ、ポーリャすごい上手……」
と小さな声が聞こえてきた。
「りま?」
「……な、なんだというのだ我が盟友、称賛の祝杯を上げようと述べたまで……」
「動揺してて厨二台詞もへったくそやな~」
「……騒々しさ過して皐月の蟲の如き」
「お、調子戻ってきた」
そう言うとりまは少し神妙な顔をして言った。
「……ポーリャ」
「ん、なんやりま?」
「今日、……ご飯とか行かない?」
「なんや急に東京弁喋りはって」
「ご、誤解されたくなかったから」
「……ん~、りまの言うこと大概わかってるつもりやったから、その配慮はあんまいらんのやけど」
ちなみに「騒々し──」はうるさいだ。四文字を伸ばす能力はなかなか得られないと思うんよウチは。
そしてりまは細々と続ける。
「え、でも、その、……ちゃんと伝えたくて」
「なんやりま、ほんまかわええな急に、明日は雪でも降るんか? まあ、雪降ったらホワイトクリスマスやしちょうどええか」
「降ってほしい」
「……せやな。……で? ご飯ってどこ?」
「猛き獣の挽かれし触媒を業火に包みし賄いを欲す」
「急に戻るな」
パシッとりまの頭を叩く。
「……痛い」
「ごめん」
「……いいよ」
……ちょっとビミョーな空気になる。
「……ほな、ハンバーグ食いに行きますか」
「いざ参らん」
そういって、ウチはゲーセンを出て12月の街に繰り出した。
思わず声が出た。語録が出るのはネタゲーマーの性ということで。……と、後ろから。
「わ、ポーリャすごい上手……」
と小さな声が聞こえてきた。
「りま?」
「……な、なんだというのだ我が盟友、称賛の祝杯を上げようと述べたまで……」
「動揺してて厨二台詞もへったくそやな~」
「……騒々しさ過して皐月の蟲の如き」
「お、調子戻ってきた」
そう言うとりまは少し神妙な顔をして言った。
「……ポーリャ」
「ん、なんやりま?」
「今日、……ご飯とか行かない?」
「なんや急に東京弁喋りはって」
「ご、誤解されたくなかったから」
「……ん~、りまの言うこと大概わかってるつもりやったから、その配慮はあんまいらんのやけど」
ちなみに「騒々し──」はうるさいだ。四文字を伸ばす能力はなかなか得られないと思うんよウチは。
そしてりまは細々と続ける。
「え、でも、その、……ちゃんと伝えたくて」
「なんやりま、ほんまかわええな急に、明日は雪でも降るんか? まあ、雪降ったらホワイトクリスマスやしちょうどええか」
「降ってほしい」
「……せやな。……で? ご飯ってどこ?」
「猛き獣の挽かれし触媒を業火に包みし賄いを欲す」
「急に戻るな」
パシッとりまの頭を叩く。
「……痛い」
「ごめん」
「……いいよ」
……ちょっとビミョーな空気になる。
「……ほな、ハンバーグ食いに行きますか」
「いざ参らん」
そういって、ウチはゲーセンを出て12月の街に繰り出した。