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平日嫉妬会話「薔薇vs典医」

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平日嫉妬会話「薔薇vs典医」

典医「これはこれは、エドガー殿。こちらにおいでになるとは、珍しいですね。」

薔薇「・・・・・・王女のことで話がある。」

典医「どのようなお話でしょう。」

薔薇「フン、素知らぬ振りでもしてるのか?
    世話役であるお前が、役目を超えて姫に懸想していると、もっぱらの噂だ。
    まぁ、小さい頃から仕えているお前だからな。
    迫られては姫も断りづらかろう。」

典医「エドガー殿。私はそのようなこと、してはおりません。」

薔薇「ジーク、お前はいったい何者よ?
    ハインツ王の手前、誰もが追及できなかったことだ。
    誰一人としてお前の素性を知らぬ。
    ハッ・・・・・・そのような輩が姫の世話役などと・・・・・・。」

典医「エドガー殿、私の望みはただひとつ。姫とカイン様をお見守りすることだけ。
    貴方やオースティン殿の前へ出るようなつもりは一切ございません。
    ・・・・・・それでも、私の存在が気に入らないのですか?」

薔薇「ああ、気に入らぬな!
    お前は誰よりも姫の傍近くにいる。そう、この私よりも!」

典医「・・・・・・エドガー殿。
    私の存在が気になるほど・・・・・・姫のことを想ってらっしゃるのですね。」

薔薇「・・・・・・ああ。あいつは私のものだ。
    他の誰にも渡すつもりはない。ジーク、お前にもだ。」

典医「・・・・・・・・・・・・。
    そのお気持ちは、純粋なものですか?
    貴方とオースティン殿は、この国を軍事化に導こうと思ってらっしゃる・・・・・・。
    この国を動かしたいが為に姫に近づこうというのであれば、私も黙っている訳には参りません。」

薔薇「ほう?言うではないか。
    だが・・・・・・ハインツ王がなくなられた今、何の後ろ盾も無いお前に何が出来る。
    力なき言葉など何の役にも立たんぞ。」

典医「エドガー殿・・・・・・全てが自分の思い通りになるとお考えにならないことです。」

薔薇「フン、今日はやけに強気だな、あの終始控えめなお前が。
    姫のこととなると・・・・・・ずいぶんと変わるものだ。」

典医「・・・・・・ご姉弟の為とあらば・・・・・・この命さえ捧げる覚悟。」

薔薇「・・・・・・その言葉、覚えておこう。」

典医「それで、貴方は?貴方はどうなのです?」

薔薇「フン・・・・・・私もお前も想うことは同じであろう。
    あいつの悲しむ顔は見たくない。」

典医「ふぅ・・・・・・では・・・・・・信じてもよいのですね、エドガー殿。」

薔薇「私を信じるのはお前の勝手だが・・・・・・私はいずれお前の大事な姫を頂く・・・・・・。
    お前には悪いがな。」

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