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あくのひみつけっしゃ勢力内戦-あくなのに正義とはこれ如何に-

会議室に私達が集まってから5分後、最後に来たアイツは開口一番にこんなことを言い始めた。
「僕達って何なのか、皆きちんと把握できてる?」

「勿論。模擬戦で2000回負け無しの俺が率いるスペsガフッ」
どこからか降って来た金だらいがコーラ君の頭を直撃。
あ、立ち上がってアイツに文句言い始めたわ。
良い音したんだけど、痛くないのかしら?
「何って言えば、『あく』ですよね?」
ユーリちゃんの言葉に九頭龍さんやヤーチャイカさんが頷く。
そういえばこの二人、集まってからアイツが入ってくるまで一言も喋ってないのよね。
九頭龍さんはたまに難しいこと喋ってるのを見るけれど、
ヤーチャイカさんが喋ったところって一回も見たこと無いかも・・・・・・もしかしてオペレーターとして失格?
ううん、ただ無口なだけで喋った時の印象が薄いだけなのよ、きっと。

「そう、僕達は『あく』として闇で暗躍して、少なくともこの熊猫シティを混乱に陥れることにある」
あら、変なこと考えてる間に話が進んでたわね。
「しかし我らがリーダーよ、我々も活動を行っており一定の成果は出てると思うのだが」
とは九頭龍さんの言。
確かに成果は出てるんだけど、多分今回アイツが問題にしてるのは
「そう、成果は出てる。た・だ・し、僕と九頭龍の分だけだけどね」
「え、何でだよ。俺達だって活躍してrフガッ」
今度は鉢植えがコーラ君の頭を直撃。なんか出ちゃいけないものが見えてるのは気のせいよね・・・・・・うん、私は何も見てないわ。
「えっと、ゴメンナサイ。私達の普段の評価に問題があるんですよね?」
事情を察して涙目になって謝るユーリちゃん。
可愛い子って得よね、ああいう仕草が似合うんだから。
「ああ、そうだ。世間で僕と九頭龍を除いた君ら三人がなんて呼ばれてるか知ってるか?」
「当たり前だろリーダー。勿論スペs「先生、焼き尽くせ」あつっあちちっ、焼けるっ、火ついてるっ」
ムァイ先生から吐き出された炎の玉がコーラ君に直撃。
さっきから思ってたんだけど、コーラ君の生命力も異常よね。
実は彼もアイツと同じ人体改造受けてるんじゃないのかしら?

「さて、バカは置いておいて、君ら三人は世間じゃ『正義のヒロインs+1』なんて呼ばれてる。
何か申し開きがあるならば一応聞くけれども」
そう、ユーリちゃんが優しすぎたり、行動で示すヤーチャイカさんが何も言わないのをいいことに、
世間じゃ二人の事を正義の味方だと認識してるのよね。ファンクラブとかもあるみたいだし。
ちなみに+1っていうのは、オチ要員として場を和ませるからって事でコーラ君がカウントされてるみたい。
「でもでも、目の前でお婆さんがひったくりに遭ってたり、子供が道路に飛び出して車に轢かれそうになってたりして大変なんですよ」
たしかにそういうのは何とかしてあげたいと思うわよね。
なんでこんな良い子がけっしゃに所属してるのか疑問になってきたわ。
「人助けはいいことだと思うが、限度ってものもあると思う。
 なんでユーリは一回出かける度に五回も人助けをしてるんだ。
 ヤーチャイカに至っては毎回悪漢を叩きのめしてるじゃないか。
 そのうちの半分は僕や九頭龍が仕掛けたことなんだぞ!!」
あ、とうとう頭を抱え始めた。
確かに自分達で仕込んでおいたことを自分達で処理して、その上本来の目的とは反対の方向でイメージアップしてたら悩みも尽きないわよね。

「ということでだ、3人には今回お仕置きを受けてもらう。
 抵抗は認めるけど、僕達に勝てない場合は許さないからそこのところは留意するように」
「はんっ、スぺシャぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
あ、落とし穴。この会議室って・・・・・・本当に会議室?

かくして、第一回あくのひみつけっしゃ勢力内戦は始まったのでした。

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最終更新:2009年10月28日 02:57
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