・カメラマン(主人公) 18歳の頃からカメラマンを目指し始め、ベトナム戦争の写真を見て戦場カメラマンとなる事を決意する。 アフガン、イラク、コロンビア、ソマリア、ガザ、グルジアなど世界中の紛争地帯で写真を撮って回る。 戦争がビジネスに変わると、今までの戦争の悲惨さを伝えるための戦場カメラマンが企業の宣伝に利用されるようになりその流れを危惧している。 正規の軍が介入する戦場では管理された綺麗な戦場しか撮れない事もあって主な活動場所は地域紛争が主体となりつつあった。 しかしSOPの崩壊で管理されなくなった戦場が暴走を始めると、悲惨さを伝える役目を負わされるようになり今は世界中どの戦場にも顔を出しては写真を撮るといった生活を続けている。 某中東で武装ゲリラの一斉攻撃に巻き込まれた際、命を助けられた国連の傭兵「スミレ」に興味を抱き、よりリアルな戦場を撮るために同行する事になる。 SEALsへ志願したが、ひき肉製造機の異名をとる過酷極まる訓練で脱落した。 〜年表〜 ・19?? アメリカの田舎町で生まれる
・198? 戦場写真展で戦場の空気を伝える戦場カメラマンに憧れて有名なカメラマンに弟子入り
・数年後 初めて行った戦場で軍による掃討作戦に巻き込まれた家族の写真を撮影、賞をとる。 ・米海軍入隊。SERLSの選抜テストを受けるも挽肉製造機の異名を持つ訓練で脱落、陸軍へ転入後は第3軍団隷下第4歩兵師団へ配属。
・1990年代 ザンジバーランド騒乱発生。現地入りしようとするも米政府の圧力で失敗。しかし、戦場で得たコネを使って密かに現地入りを果たした。
・この事件を機にCIAにマークされる。また、陸軍を除隊。
・数年間世界中を回り、写真を撮る生活を送る。
・2005年 シャドーモセス島でテロリストが蜂起 カジキマグロを被って現地入りした。この時の話はMGS2に収録されている。
・2009年 ビッグシェル占拠事件 フェデラルホールに突っ込んだアーセナルギアを取材。ナスターシャ・ロマネンコと共に内部を調べたが、DIAが国家機密の漏洩を理由に捜査を開始したためイギリスへ逃亡。
・2010年代 戦争経済の発展による戦場の管理が完成される。同時に戦場カメラマンは広告に使われるようになる。最初は大手PMCに従軍したが、綺麗に取り繕った戦場の違和感に耐えられず地域のゲリラ戦や小規模なPMCの活動する紛争地帯に乗り込む。
・同年 SOP崩壊。暴走した戦場に歯止めを掛けるために国連主導の傭兵組織が生まれる。 友人と危険区域に入る方法を探している最中、滞在中の都市にゲリラ部隊が乱入。 ひとり逃げ遅れ、ゲリラに殺されかけたところをスミレと出会う。
・元米軍のデルタフォース。海軍に転向してからSEALに志願したが選抜課程でギブアップした。
・スミレ(ヒロイン兼主人公)
国連の傭兵管理機関に傭兵として登録している女兵士。さっぱりした性格で、見た目も普通の女の子。 だが、国連の定める戦場の危険ランクで最高位の「高強度紛争」に指定された最も危険で熾烈な戦場への立ち入りを許可され、実際にいくつもの戦場を生き残ってきた猛者である。本名は高槻菫。 経歴は陸上自衛隊第1空挺団、冬季戦技教育隊、英国陸軍、SAS、デルタフォース、ADEMG、USGSF。この他、特例として引き抜かれて一時期SEALsにいた。
自らの意思に関係なく戦場に送られる子供をなくすためにと、兵士達を自らの意思で行動できるように解放するビッグボスの思想に共鳴してビッグボスとともにザンジバーランドへ入った経歴がある。
末端の兵士をまともに使わない上層部へ反発しているため上での評判は良くないが、現場で戦う兵士達からは慕われている。男だらけの軍隊で働く女性の保護にも力を入れていて、女性兵士からの尊敬も集めている。 アフガンゲリラだったこともあり、ゲリラの戦法も心得ているほか拷問の術も学んでいるため必要と判断した場合は容赦なく行動する。 元々は優しい性格だが仲間を守るため、任務のためには重い決断を下すこともあるため自分の中で葛藤することも多く、ストレスの原因になっている。 また怒ると怖いことで有名で、特にトラウマを突いて本気で怒らせるとスミレを慕う軍内部の「有志」他スミレ本人による「おしおき」を受けると言われている。 英国軍時代に同僚による強姦未遂事件の被害者になったせいで、セクハラを感じさせるような行為を極度に嫌っていて、そのような行為に走るものを決して許さないタチ(これが軍隊で女性を保護する原点である。ちなみに事件の犯人はザンジバーランド以来封印していたCQCによって首と腕を折られて死亡)。
作戦中に命を助けられたつばきが武装勢力の捕虜になった際には単身敵地へ乗り込んで基地を破壊、救出しておりつばきからお姉さまと呼ばれている所以となった。その慕いっぷりは少々度を越しているが、誰もできないほど近づけるため他からは羨ましがられる。
元U.S.SOCOMでシャドーモセス島で残存兵力の掃討に参加。
自衛隊に入隊後、英国陸軍からSASへ移籍。アンダーソン氏を師として教練を受けた後傭兵派遣会社に登録。 SOCOM、SEAL、SAS、GSG9でCQB指導教官を務めた経歴を持つ。 優れた格闘術の素質を持っていて、CQCも短期間でマスターした。並みの兵士はもちろん、訓練された特殊部隊隊員でも敵わないほどの腕前を持つ。 対洗脳を始めとする様々な訓練を受けている。
訓練に参加するため中東にある国連軍の基地に渡航、銃のパーツを買うために付近の駐屯地に出向いたところを襲撃される。 襲撃当時は街の武器商人の所にいたため難を逃れ、ゲリラを排除しつつ基地へと避難する最中 に捕らえられた主人公を助け、行動を共にするようになる。
アフガンゲリラに助けられた時、ゲリラに混ざっていたビッグボスを崇拝するスペツナズ隊員に「ビッグボスを感じる」という理由で開発中だった細胞死を促す「アポトロニン221」と神経細胞でのアポトロニン221の作用を阻害、精神活動に細胞死の影響が出ないよう抑えつつ細胞の増殖を促す遺伝子を組み込むバイオテクノロジーが生み出したレトロウイルス「ヤヌガレイ」を投与され、細胞死によって死んだ部分を新しい若い細胞が埋めるという現象が起きた結果、身体が10代後半まで退化した(テロメアまで操作してあった。単に若返るのではなく、退化とまで呼べる過剰な若返りは細胞死の方が僅かながらに細胞の増殖を上回ったため、以前の身体の状態を保持するにはエネルギー不足だったせいで新しい細胞が成長しにくかったためと思われる)。 その後ウイルスは免疫作用によって排除、薬も別な物質に分解され、何一つ体内には証拠が残らなかった。 この二つは元々前者が暗殺、後者はそのワクチン目的で開発されていたが、まだ完全ではなかったために効果は限定的だった。そして実験で退化を促す事が確認されていたため、医療での分野で活用する事を目指す事になり、すべて国の研究機関に移送されたはずだった。 見た目を変えてロシアの追及から逃れさせるためとも言われているが真相は不明。 不完全ゆえに賭けだったが、障害もなく一応の成功と言える。 年をとる速度も遅く、後から生まれたつばきと同じ速度で年をとっている。 (この事件の影響でパスポートや戸籍などに問題が出始めるのを防ぐため裏のコネを通じて戸籍やパスポート、出身学校などのつじつまを合わせる羽目になった) 大のお酒好きで酒豪。タバコは吸わない。
〜年表〜 ・19?? 日本の愛知県で生まれる
・198? 自衛隊入隊 ・4年後、英国軍に志願しSAS入隊、初陣のある紛争地帯で1対5の絶望的な状況から生還するも直後に除隊。その後傭兵として数年間世界中を転々とするが、最終的に傭兵派遣会社に社員登録、中東近辺で活動。 ・(傭兵に転向する際、アンダーソン氏に指導を受けて満足に受けられなかった戦闘訓練と傭兵としての手ほどきを受ける)
・199? 突然の登録抹消の後パキスタンで行方不明。公式記録上は生死不明。
・(素質を見抜いたビッグボスに声をかけられ、ザンジバーランドへ渡航) ・ビッグボスよりCQCを始め特殊部隊としての訓練を受ける。
・同年ザンジバーランド騒乱発生(ビッグボスと共に蜂起に参加) ・CIS軍による残党狩りを生き残り、身を隠すためにアフガンの武装ゲリラに参加。
・以後武装勢力との戦闘、ゲリラの訓練にあたりバハン(姉さん)として慕われた。 ・アフガン時代はその格闘能力と、暗闇に紛れて狡猾に攻める手法から黒鷲と呼ばれた。 アメリカがアフガニスタンに侵攻、敵対勢力が弱体化。役目を終えて再び失踪。 (この時、負傷し意識を失った隙を突いてロシアのスペツナズが上部組織のGRUに独断で開発中の薬剤とウイルスを投与。結果記憶や思考などの精神活動をそのままに体を10代まで若返らせられた)
・2003年 米軍がアフガニスタンに侵攻。役目は終わったとアメリカへ入国。
・陸軍よりレンジャーへ。わずか数ヶ月でデルタフォースに選抜(国籍要項を特例で免除された)。
・NATO軍の交流会で米軍のSEAL、イギリスのSASに教官として招かれる。 ・同年、海兵隊の講師としてブートキャンプに赴く。 ・デルタフォース隊員として秘密作戦に従事。
・以後数年間、任務の傍ら格闘術の教官として世界中を回る。
・2005年 シャドーモセス島でテロリストが蜂起 日本で軍事アドバイザーとして生活していたが、上陸作戦のために召還される。 ・FOXHOUNDの任務終了後、事後処理のために島に上陸し残存勢力の掃討に当たる。 そこでトイレに篭もるジョニーを発見、拘束しようとしたところ逃げられる。
・2006年 タスクフォース145がイラクでザルカウィを殺害。この時突入部隊に参加。この頃つばきと出会う。
・帰還後、米軍を離れる。 ・日本に再び帰国。アニメと漫画にハマる日々。
・数年間日本で生活。自衛隊で非公式に講師として指導に当たる。 カリーニンの紹介でミスリルへも顔を出すように。NERV職員と交流。
・2009年 ビッグシェル占拠
・2010年代 SOP導入。この頃、再び傭兵として戦場に戻る。 ・PMCに社員登録。ナノマシン注射を受けるが、感情の制御と能力の補正は最低レベルに留めるよう申請。PMC側も過去の戦績を考慮し受諾。
・米国の情報公開に伴ってCQCの封印を解く。
・GOPによって戦争経済がストップ。 SOP症候群を発症するも制御を最小にしていたため軽度で済む。
・決起の鎮圧作戦を聞いて志願。同時にナノマシンによる悪影響を避けるためナノマシンの摘出手術を受ける。
・(リキッド鎮圧のためミズーリに乗艦。甲板でカエルを相手に戦う)
・同年、SOP崩壊によるSOP症候群のため療養。数ヶ月で復帰し、国連で活動開始。 これまでの経歴と鎮圧作戦の戦功によりADEMG加入。同時に「高度戦闘員き章」とベレー帽を授与される。
・紛争地帯で幾度も勝利をもたらし、特殊部隊への格闘術の訓練をした功績で「ADEMG特殊作戦群」に入隊。 証であるマルーンベレー帽の装着が許される。
・中東の某所にある国連軍の基地に訓練のため移動。
・数日後近くにある都市の駐屯地に武器のパーツを仕入れるために出向いたところ武装ゲリラに襲撃され、避難の最中に捕らえられたカメラマンを救助。
・作戦中に銃弾を受け瀕死の重傷。心停止に陥るも生還し、そのまま日本へ。この頃、籍がUNSGFに。
・極東戦線参加。Hunter分隊を率いてSEALsと共にミサイルサイロ破壊のためパラシュート降下
・国連の要請を受けてパキスタン国内へ単独潜入任務
・米軍在籍時の階級は大尉、英国軍在籍時は少佐。Crazy Girl内では階級は存在しない。
・ミスリルとNERVには「アルバイト」としてちょくちょく顔を出していた。今もその関係は継続中。
・ザンジバーランド騒乱時に購入したM4を愛用しており、一緒に多くの戦場を生き抜いてきたことから様々なカスタマイズが施されたこの銃に愛着を持っている。なので軍を転々とした時も使い慣れたこの銃を持ち込んでいた。 心を許したもの以外がこの銃に触れる事を極端に嫌っていて、勝手にいじくった上官を殴って謹慎処分を食らったことまである。そのような事件もあって軍内部では「あの世への片道切符はピンの外れかけたグレネードと設置を忘れたクレイモア、それとスミレのライフルだ」という冗談が生まれた。 そのほかに支給されるサイドアームとは別にMA911A1を持っていて、これはビッグボスがスネークイーター作戦に持っていったものと同じものを作ってもらった時の1丁で、いざという時の最後の命綱。 ビッグボスが自ら侵入者の排除に赴いた時に、一部の信頼していた部下に渡していた言わば形見で、お守り代わりに持ち歩いている。持たないときは厳重に保管していて、つばきでも殆ど触った事がないほど。 存在を知る者が少ない事と、滅多に人目に付く事がない事もあって部外者がこの銃に触れた時何が起きるかは全く分からないが、英国軍時代の友人は触ったら間違いなくM82を至近距離から撃たれるかどてっ腹にショットガンをぶち込まれる。もっとヤバイ何かをしたらアフガンゲリラ流のおもてなしの後グリーンランドに埋められると語っている。 また、スミレと親しいT氏は「御姉様にとって大切なものは私にとっても大切なもの。万が一何かあったときは私がその実行犯をクラスター爆弾ごとソマリアに落して差し上げますわ」とも。
・傭兵を経験していたおかげでどんな場所でも寝られるが、どんな場所でも常に素早く行動できるように安眠する事がなくなった。たとえ友軍の基地のベッドでも、小物が落ちる音で目が覚める。無論誰かの目の前で寝る時はかなり睡眠が浅い。 本人は職業病と言っていて、ストレスにもなるため唯一熟睡できる自宅では爆睡して隣の家がガス爆発で吹き飛んでも起きないほど眠りが深い。また誰かと一緒に寝たり誰かの目の前で寝るのは日本にいる時か、一緒にいる相手がつばきの時に限る。
・眼鏡は実は伊達で視力は結構いい。ゲリラから軍に戻った際に目つきを気にして眼鏡をかけるようになったのが始まりで、今は破片の防護など色々な理由でかけ続けている。眼鏡を外すときは本気で怒っている時で、ゲリラ時代に戻ると言う意味合いがある。 ゲリラ時代にゲリラ特有の戦術の他拷問の技術も学んでいるため、眼鏡を外して怒るということは非常にまずい。
・保有資産は5億円(曰く、貯金してた)。ただしそれは表立って見えるものだけで、組織や国家から依頼される極秘任務の報酬のように正規のルートを通らなかったお金や資産をあわせると実際は1000億を下らないとされる巨額の資産を持つ。これはザンジバーランドでの真実、世界中の軍に所属していたときの機密事項への口止めを図った各国政府からの資金提供、傭兵時代の「仕事」の報酬をあわせたもので、スイスのプライベートバンキングで資産運用をした結果増えた。現在は少しずつロンダリングして表に出しつつある。
・日本語はもちろんウルドゥー語、フランス語、英語、ドイツ語、スペイン語が話せる。ただ書けるのは英語と日本語のみ。他にも高速車両運転技術や空挺降下など様々な特殊技術を叩き込まれている。
・世界中を旅した傭兵だけあって裏事情にも詳しい上友人も多い。コネもあり、ある程度政府にも顔が利く。
・体格は華奢だが筋肉はしっかり付いている。戦場で負傷した傷は痕が残らないように治療してもらったため体は綺麗で一言で言えば「ややナイスバディ」。胸のランクはCで度々つばきに狙われる。家は漫画とアニメだらけ。
・戦場で受けた傷のため2度開腹手術を受けている。
・SOP崩壊後の世界規模での軍の再編により、任務によって様々な部隊となる事が当たり前となっていて、同じ分隊のメンバーを引き連れてレンジャーになったりデルタフォースになったりと、国連軍所属となっているためかなり流動的に活動する。
・機密事項取扱資格「セキュリティクリアランス(ファイナルトップシークレット)保持者で、過去の経歴とその優れた技術、GOP後の軍隊の変遷から国籍が日本でありながら各国の特殊部隊と深い交流があり、時には部隊の一員として参加する。 ただし、この手の部隊は所属していることが明るみに出るとまずいこともあるので、普段名乗っている職業は「レンジャー」。
・対外的な年齢は現在24歳。何度か肉体に合わせて年齢を変えている。
・兵士としての資質は非常に優れたものをもっていて、CQCだけでなく狙撃、破壊工作、水中工作など、あらゆる銃器を使ったあらゆる戦闘をこなすプロ中のプロである。 特にCQCはビッグボスのすべてを学んだと言われる程。
・アンダーソン(俗称。本名不明) ザンジバーランド騒乱以前からSOP崩壊までずっと現役で戦場に立ち続けた猛者。 傭兵としての生活が長いため、自分で訓練所を開いて新兵の訓練をすることがある。 十分な訓練を受けないまま外人部隊を除隊したスミレに傭兵としての生活のイロハと戦闘訓練を施したことがきっかけで知り合った。 スミレが新人の頃の知り合いで今でも連絡が取れるただ1人の人物。 最近は引退して日本のある工場でネズミ捕りスキルマスタリーEXを持つ工場長の下働いているが、時たま訓練所を開いたり戦場で戦っている。 その傭兵生活の長さゆえに裏事情にも詳しく、様々な紛争の真実や秘密を知っている上大きな情報網を持っている。 最近はPS3の修理のためバイトとしてちょくちょく戦場に出ているとの噂も。
・あやめ 1955年生まれ。 陸上自衛隊から傭兵となり、ビッグボスに勧誘されたことをきっかけにマザーベースに入り国境なき軍隊の一員として活躍した。物静かで大人しく、カズにこれぞ日本女性と言わしめた顔立ちと性格の持ち主。 マザーベース内で隊員の日本人男性と結婚、子供を出産している。この時は基地の隊員総出で3日間ぶっ続けのパーティーをして祝った。 その後、子供は自分といると危険な事に巻き込んでしまうと日本で施設に引き取らせている。 ベースでの呼び名は「アイリス」。
・つばき アメリカ合衆国空軍航空戦闘軍団隷下、第1戦闘航空団第71飛行隊所属の戦闘機パイロット。本名は葉山椿。 航空自衛隊から米軍に移籍後、様々な作戦に従事し任務を完遂してきたエースで、F-15でF-22と互角に渡り合って撃墜判定を下した。 このとき有視界下でのドッグファイトに持ち込んでの事だったのだが、機動性で不利(F-22に装備されている推力偏向パドルがF-15には無い)にありながら卓越した洞察力と直感でこれをねじ伏せた。 経歴は航空自衛隊中部方面隊、飛行教導隊、アメリカ空軍航空戦闘団、第65アグレッサー部隊。現在はADEMGからUNSAF第301飛行隊。空軍時代に第160特殊作戦航空連隊で訓練を受け、ヘリコプターの操縦能力は高い。 SOP崩壊後の各地で行われたSEADのためのワイルド・ウィーゼルへの搭乗回数と、その戦果は一部で伝説となる程であり、その空戦能力と相まって若いながらエースパイロットの栄誉を受けている。 特に極東戦線では、幾度も空中給油と補給を繰り返して敵防空網を破壊、地上部隊を徹底的に撃破して回った後、乗っていた機体まで捨てて任務を遂行した戦いぶりから、ギリシャ神話の戦を司る女神になぞらえて「アテナ」と呼ばれた。 空軍の極秘任務中に乗っていたヘリが撃墜され、現地のゲリラの捕虜となった際に同じく捕虜となっていたスペツナズが持っていた薬剤の実験台にされ、救出部隊に参加していたスミレに助けられて難を逃れた。 帰還後にスミレと同じく若返りを起こすが、不完全だったために外見が10代に戻された後に操作された遺伝子が原因で未知の病気を発病して死の淵をさまよう事となった。しかし完全な変異をしていたスミレの遺伝子の提供を受けて生還。 その際に施された遺伝子治療でスミレと同じ遺伝子を持つようになった事、ゲリラから助けられた事でスミレに惚れ込んでおり、「御姉様」と呼んで慕っている。 所属こそ米軍だが実際は国連軍の元で自由に空を飛び、その実力の高さから管轄の垣根を越えてトップガンからアグレッサーまで様々な部隊からお呼びがかかる。 ちなみにスミレに対する憧れは少々常軌を逸しており(所謂百合)、抱きついたりぺたぺた引っ付くのは当たり前でスキンシップと称して胸を揉んだり、無理やりキスを迫る等の強硬手段に及ぶ事もしばしば。 よくそれが理由でゲンコツを食らったりもしているが、懲りずにやっている。スミレの方もまんざらでもない様子。 スミレ同様国連軍の航空部門に籍を置いていて、世界中の空を飛ぶ権限と国連軍や各国正規軍の運用する航空母艦や基地の滑走路、緊急時には民間の空港の使用も可能な権限を持つ。 仕事柄神経の休まる時が少なく、プライベートで信頼できる人(命も預けられるほどの)があまりいないスミレにとっては数少ない親友で、一緒の部屋で寝たり時にはベッドに潜り込んだりできる程信頼を得ている。そのため普段は見られないありのままの姿を知っており、その情報は安全な範囲で隊の野郎に伝えられている。つばき曰く「お姉さまは寝る時は頭まで布団を被りますの。あとクッションを足ではさんでムギューっとやるのがお気に入り」らしい。 唯一無防備な姿が見られる事を利用してよからぬ写真をコレクションしているとか。 ナイトストーカーズにもいたためヘリの操縦技術も高い。他にも色んな訓練を受けて大型輸送機から旅客機、セスナと操縦できる飛行機は多い。 なぜかスミレが気配を感じることができない。これを生かしてのスキンシップだが、最近はスミレ直伝のCQCも駆使して事に及んでいる。 独特な戦闘機の機動「ぜんまい」が得意で、双発機の推力とノズルをマニュアルで操作し、左右で推力に差を作りながら機体をロールさせてらせん状の軌道を描きながらカウンターを行うものである。
・ケイ・ナガセ
23歳の若きルーキーで、航空自衛隊からアメリカ空軍に入った。 戦闘機の操縦と空戦にかけてはルーキーとは思えない天才ぶりを発揮しており、訓練生ながらアグレッサー部隊と戦って撃墜判定を下したことがある。しかし、油断するところがあり不意打ちを食らうことも。 訓練中に奇襲を受け、訓練生と教官が撃墜される中唯一生還した。 現在はクリス・マッコール少佐の国連軍第7航空隊第19特殊戦闘機部隊「ウォードッグ」の一員として、コールサインEdgeを与えられている。 自分と同じ少尉でありながら、SOP崩壊後の数々の戦線でSEADのためワイルド・ウィーゼルに乗り込み、空戦でもたった1機で4機を手玉に取った極東戦線など戦果を挙げ続けてきたつばきと、それを地上から支える世界最高の相方スミレの事は噂程度であるものの知っており、手合せを願っている。 最初の訓練以来、実戦はまだ経験していない。
・クリス・マッコール アメリカ空軍の少佐。 38歳のベテランパイロットで、イラク、アフガン、アジア、南米など世界各地の戦争で戦果を挙げてきたエース。アグレッサーを務めたこともあり、その時配属されたばかりの部隊が訓練中に壊滅したナガセを見つけ、国連軍の再編成に伴う新設部隊「ウォードッグ」に誘った。 つばきとは一度だけ一緒に飛んだことがあり、その大胆かつ華麗で独特な機動を称賛している。
・柳雛菊 バージニア級原子力潜水艦ミシシッピの艦長。25歳にしての大抜擢で、潜水艦へは18歳で乗っている。GOPによる軍事の低年齢化のあおりを受け、能力を評価され就任した。 父は海上自衛隊のそうりゅう型の艦長で、祖父も潜水艦乗りとして第2次大戦を戦った生粋の潜水艦乗りの家系に生まれ、12歳で渡米した。 スミレとは任務でもプライベートでも良き友人として付き合いがあり、旅行の足を貸したこともある。 SEALチームの母艦でもあるため、特殊任務に携わる部隊の面々とも面識が深い。 操船技術、攻撃、防御などあらゆる面で優れた指揮能力を持っており、TDD-1とも交戦して米海軍としては最も長い間追跡した。 TF20のメンバーでもあり、米政府からある程度の個人の裁量による艦の運営を行う権限を受けている。 極東戦線での東の盾作戦後、新たにミサイルの発射準備を進めていた中国政府を無理やり黙らせ、アメリカも最初の攻撃以降手を出さないことで核戦争を回避するという名目で出された国連決議に基づき、中国北部のミサイルサイロへ核攻撃を行った際はその発射指揮を執り、発射を実行した。
・ケリー・ダナヴィッシュ
SAS時代にスミレと出会い、その後行動を共にしている35歳。現在はヤドカリ特殊部隊Hunter2-3の古株。
・KOS-MOS ヴェクターインダストリー第1開発局シオン・ウヅキ主任の元で開発された対人、対AS戦闘用アンドロイド。型式番号KPX-000000001。 NERV本部内ヴェクター社研究所で、起動実験を行うために輸送中突如「グノーシス」の艦隊への襲撃を感じ取って自律起動、敵を殲滅した。 脳を模した有機コンピュータに擬似人格OSを搭載することで人間との円滑なコミュニケーションを図り、任務のスムーズな遂行を目指しているが、未だにブラックボックスが多く時折謎めいた行動をすることも。 プロトタイプは研究所を襲撃した武装組織に起動させられた際に暴走を起こし、当時の開発主任を始めとする研究員と武装組織の構成員を殺害した。 殺害後はシオンによって頭部を破壊され、機能停止している。 最近はグノーシスに対する任務が増えている。 所謂新しい脅威全般と対峙することが念頭に置かれているため、センサー妨害とグノーシス固着のために最新のヒルベルトを実装している。
・M.O.M.O. 正式には百式汎観測レアリエンと呼ばれる。 ヒルベルトエフェクトの発見後、ヴェクター社のバイオテクノロジー研究部の一部が暴走してタブーであるヒルベルトエフェクトの発動を可能とするヒトの開発を計画、ヒトES細胞の加工や遺伝子操作、ナノマシンによる細胞の加工を行った結果「合成」され、この世に生まれた。 観測型の名のとおり各種センサーをもち、数百mほどの広さのヒルベルトエフェクト発動能力を持つ。 国連軍に配備され始めたダウングレードバージョンの百式レアリエンはモモを解析したデータがベースになっている。 東欧の研究所にいたが、情報漏えいを恐れた日本政府によって特殊部隊が投入された際にジギーに救助され、機密保持を目的にシオンの元で生活することになる。
・テレサ・テスタロッサ ミスリルの保有する潜水艦「トゥアハー・デ・ダナン(TDD-1)」の開発者にして艦長。 ウィスパードとしての能力を用いて艦の開発に当たった後、高い情報分析能力で艦長の座に座ることになった。 階級は大佐で、部隊のどの人間よりも階級は上だが、どの人間よりも若いため当初はクルーの反発やいざこざもあったが、指揮能力の高さを認められてからは立派に指揮官として認識されている。 艦長の椅子にこそ座っているが、経験不足や子供っぽさが残る女の子としての一面も持ち合わせており、殺傷行為や仲間の死に心が折れそうになることも。 カリーニンの紹介でスミレが部隊に入った時に知り合ってからは、数少ない同年代の同性の人間であることもあってしょっちゅう色々な話で盛り上がったりしていた。 スミレとは階級が離れているが、前述のとおり友達として接していたこと、戦闘能力の高さもあって敬意を払う。極度の運動オンチ。 スミレが除隊して国連軍に移籍してからも度々訓練や任務のために呼んでいる。
・相良宗介 幼いころに北極圏で墜落した旅客機の乗客の唯一の生き残りとしてロシア海軍の潜水艦に救助された、謎の多い高校生。しかし乗客名簿には相良の名前はなく、乗客だったのかは定かではない。服につけていたタグに漢字をあてた名前であるため、本名かすらも怪しい。カリーニンに助けられた後ロシアの特殊機関によって暗殺者として育てられ、アフガニスタンのある指導者を暗殺するためにアフガニスタンへ送られるも失敗、殺されそうになったところをその指導者であるマジードに助けられカシムの一員となった。 ゲリラ壊滅後はカリーニンの元で過ごしていたが戦場ではぐれ、傭兵として世界各地を転々とするようになったが、ミスリルの訓練キャンプでカリーニンと再会、ミスリル西太平洋戦隊にスカウトされ現在に至る。 ASの操縦、破壊工作、偵察を専門とするSRT(特別対応班)の一員としてTDD-1に乗っていたが、千鳥かなめの護衛兼監視のため陣代高校へ入学し高校生としての生活を送っている。 育ちのせいでおよそ一般常識が欠けている。ゆえに靴箱に入れられていたラブレターを「不審物の最良の処理」と称してプラスチック爆薬で爆破処理したり、教室で生物兵器を誤って散布してしまったり、うっかりスモークグレネードを爆発させてしまうなど、歩く火薬庫のような壮大なボケをかましては千鳥に怒られている。 スミレは元訓練教官で、ミスリル時代に訓練を施されたほかゲリラ時代にも噂程度ではあるが知っていた。今でも任務やプライベートでよく顔を合わせる良き友人で、軍人ながら一般社会でも生活しているスミレから「安全な日本で普通に生活するための基本条項」を学んでいる。 コールサインは「ウルズ7」。
・メリッサ・マオ 階級は曹長。 中国とアメリカのハーフ。ミスリルのSRT要員の一人で、元合衆国海兵隊の猛者。姉御肌で、半分女を捨てている感じがする。 ASの腕前も、肉弾戦もクルツや宗介を上回る技量を持っており、癖の多い二人を飼い慣らせる数少ない人物でもある。テッサとは友人で、女性同士の相談などはもっぱらメリッサが担当。 肝が据わっており、度胸もよく、相手が誰でも一歩も引き下がらない強情さの反面、時折女性らしいところを見せることも。 コールサインは「ウルズ2」。
・クルツ・ウェーバー 金髪でギターの腕前はミスリル一。軽口が多く上官にもあまり敬意を払っている様子はないが、それが咎められないだけの腕前を持つ。 狙撃を得意としていて、常人離れした狙撃を数多く成功させてきた生粋のスナイパー。その反面、近接戦闘はメリッサにチンピラのケンカと言われるレベル。 宗介とはいいコンビで、隊の危険を遠距離確実に処理する。
・千鳥かなめ 都立陣代高校2年生。 国連職員の父を持ち、アメリカからの帰国子女であるため英語が話せる。成績は普通。 抜群のルックスながらズバズバと物を言う性格と口の悪さが災いして「彼女にしたくないアイドル・ベスト・ワン」という称号を与えられた。 ハリセンを常備していて、宗介の行き過ぎた行動に突っ込みを入れて抑える、いわば宗介の「外付け型理性」としての役割が定着しつつある。テッサと同じくウィスパードとしての力を持つため現在ミスリルの保護下にあり、それが宗介が陣代高校にやってきた理由でもある。 ミスリルの面々とも親交があり、テッサとはお互いの思いも欠点も知り合う仲である。 元ミスリルのスミレともよく会っていて、宗介の扱いや高校でのことを話し合ったりしている。
・ビッグボス 世界最高の愛国者であり、世界最悪のテロリストにされた伝説の傭兵。本名はジョン。 1950年代に朝鮮戦争に参加、そのとき当時伝説と言われる最強の兵士「ザ・ボス」に弟子入り。10年かけて戦闘技術、サバイバル技術を学び、共同で近接格闘術「CQC」を完成させた。 ザ・ボスの元から離れた後、グリーンベレーにいたがゼロ少佐に呼ばれFOXと呼ばれる特殊部隊に入った。 特殊部隊FOXとしてソ連に潜入、当時のパワーバランスを崩壊させかねない新型核兵器「シャゴホッド」の開発者であるソコロフ博士を奪還するバーチャスミッションの最中、ザ・ボスの亡命と裏切りによって重傷を負い、アメリカに帰還後最新のICUのベッド上で任務失敗の責任として銃殺の一歩手前まで追い詰められるも、再びスネーク・イーター作戦のためにソ連へと潜入を果たした。 現地協力者のEVA、無線越しのサポートチームのゼロ、シギント、パラメディックに助けられながらコブラ部隊を破り、ついに任務の目標であるシャゴホッドの破壊とザ・ボスの抹殺を完遂した。しかし、自らの師であるザ・ボスを自らの手で殺す事になった心の傷は大きく、様々な事件へと発展していく。 「戦士が唯一、生の充足を得られる世界」を目指してアウターへブンを設立、蜂起するもソリッド・スネークによって阻止された。1999年にはザンジバーランドの軍事的指導者となり再び自らの思想に基づく武装蜂起を起こしたがまたもソリッド・スネークによって阻止され、その後回収された遺体はナノマシンによって強制的に意識を幽閉された状態のまま生かされるバイオモートとして保存、遺伝子はSOPシステムの鍵に使われる事になる。 この「戦士が唯一、生の充足を得られる世界」と言うのは、一般的には「傭兵による絶え間ない戦争の普遍世界」と言われているが、「戦士が人間らしく生きられる世界」を目指していたと言うのが真相である。 ビッグボスは、自らも師であり家族を超える存在であったザ・ボスを国家間の政治問題の解決のために殺さなければならなかった経験から、戦士=兵士は、常に国家の思惑によって自らの意思に関係なく操られ、捨てられるものと悟った。そしてこの世の中で最も人間と言うものから離れた存在にされ、いいように使われるしかなかった兵士を解放し、自らの意思で、自らの生き方を決める事のできる支配から逃れた自由を与える事のできる世界を目指していた。 これこそがビッグボスの理想であり、戦争の普遍世界はその自由の結果のひとつに過ぎなかったが、理解するものは少なかった。 格闘術と軍人としての才能を見てスミレを中東でザンジバーランドに誘い、CQCと特殊部隊で培ったあらゆる戦闘技術、サバイバル技術を教えた。この時スミレを通じて冷戦時代から気になっていた日本の事を教えてもらい、極秘裏に来日も果たし、温泉を楽しんだり寿司屋でオットンガエルを頼むボケをかましたりしていた。スミレの持ち込んだ日本酒や日本食に興味津々で、こっそりスミレの日本酒を拝借しては怒られる事もあったらしい。 ちなみにスミレとはよくお酒を飲み交わす他、軍人としてもただの友人としても親しかった。 クローンであるスネークに敗れ、バイオモートとしてシステムのナノマシンに強制的に昏睡状態にさせられていた。しかしSOP停止に伴って意識を幽閉していたナノマシンも停止したため、EVAとオセロットによって復元された身体でソリッド・スネークに会いに行き、FOXDIEに感染して命を落とした。ビッグボスの死は人づて聞いてにスミレも知っている。 兵士としての素質は非常に優秀で、多くの戦乱で彼の弟子や仲間が命を落としてしまったため、スミレはビッグボスの素質を最も受け継いだ数少ない生き残りになった。
・御坂美琴 私立常盤台中学校の2年生で学園で7人しかいないエース、レベル5の一角。使う能力は電気を自在に操るエレクトロマスター。 能力開発(軍事利用目的とされる)でレベル5になった。 電気を操るといっても電気の持つ特性を生かす事で単に電撃を出すだけでなく、磁力を使って地中の砂鉄を集めて刀を作ったり、鉄筋に張り付いたり、リニアモーターのように加速したりとその技はかなり多彩。 中でもゲームセンターのコインを自身の電力で打ち出すレールガンは破格の威力を誇り、能力の測定時はプールの水を緩衝材にしなければ測定が出来ない。 女子寮住まいで、ルームメイト(原則2人でひとつの部屋が割り当てられる)は1年下の白井黒子。 趣味は子供っぽく、フリル付きの水着や全身ピンクのパジャマ、さらにはカエルのマスコット「ゲコ太」に夢中で、湯船に浮かべて悦に入ることもしばしば(黒子は一連の趣味や行動がエースにふさわしくないと憂いている)。 動きやすいという理由でスカートの下に短パンというスタイルだが、それも黒子からはやめるよう言われ続けている。 黒子からは異常なまでの慕われ方をされていて、セクハラまがいの行為に拳骨や電撃で制裁を加えるのはもはや日課である。性格は面倒見がよく優しい。が、負けず嫌い。 極秘でクローン体が生産されている。
・白井黒子 常盤台中学1年のレベル4.能力はテレポーターで、自身や他人のテレポートのみならず触れたものを任意の場所までテレポートさせる事が出来る。 尚物体内部にテレポートをさせる事も可能で、人体に直接テレポートさせる事も可能であることから戦闘力としてはかなり上。物体の内部にテレポートした物は、その場所にある物体を押しのけて転移するので、ガラス窓で鉄筋コンクリートを切断する事が出来る。 学園都市の治安維持組織「ジャッジメント」の構成員で、初春とコンビを組んでさまざまな事件に対処する。 美琴に対する憧れは異常ともいえるレベルで、セクハラは何のその、媚薬やおおよそ年齢に合わないオープンブラ、ガーターベルトにレースのテディ等で美琴にアピールを仕掛ける。電撃に対する耐性は日常的におしおきされているためかかなり高い。 スカートの下、腿の部分にテレポートさせる事で敵を縫い付けたり出来る針を仕込んでジャッジメントとして活動する時などによく使う。
・初春飾利 通称「歩く花瓶」と呼ばれる涙子のクラスメイト。その名の通り頭にいっぱい花をあしらったカチューシャを付けていて、年齢に応じて花の数が増えているが本人曰く「生えているわけじゃない」。 甘ったるい声をしていて、そのイメージどおりにトロいがレベル1の能力のおかげか才能なのか、コンピューターを使った情報処理能力は天下一品で、一度に複数の画面を操作しながらさまざまな処理を行える。 ジャッジメント所属で、黒子のバックアップ担当。 ちなみに運動神経はかなり鈍く、腕立て伏せは1回も出来ない。
・佐天涙子 初春と同じクラスで、初春とは親友。 好きなアーティストの音楽をダウンロードして聞いたり、ケーキやクレープが好きな普通の女の子。 能力レベル0である事を気にしているが、あまり口には出さない。 初春のスカートをめくってちゃんとパンツを履いているか、履いているパンツは何色の何柄かをチェックするのが挨拶代わりになっている。ハキハキとした活動的な性格で、グイグイ人を引っ張っていくので中々踏み出せない初春とはちょうどいい関係。 背格好が自分と殆ど変わらないにもかかわらず何でもそつなくこなすスミレに憧れを抱いている。(スミレ自身能力レベル0なので、同じレベル0でもすごい人はいるとスミレを見て気が付いた) 美琴の部屋でガサ入れを行い、黒子の大胆極まりない下着と黒子による美琴のゲコ太下着拝借事件を白日の下にさらした張本人。 相手の所有物を見つけ出すのは、ある種の能力かと思われるほど非常に正確かつスピーディーである。
・かえで 第7通信支援隊の二等兵。士官学校の通信支援課程の15歳で、スミス率いる小隊に配属になった。 本名は樋山楓(ヒヤマカエデ)。 人見知りをする性格で恥ずかしがり屋だが任務に対する姿勢は前向きで、鋭い音感によるモールス信号の聞き取りや雑音の中相手の通信を聞き取る技、敵の通信の傍受にかけては連隊随一と言われる。 かなり小柄で、支給された軍服が一番小さいサイズであったにもかかわらずぶかぶかだった。
・スミス スミス・ゴドウィン中尉。 4つの分隊を率いるアメリカ陸軍第117歩兵連隊隷下第24小隊の小隊長。スミレの同僚で友人の一人。考え方も性格も似通っている。 中東の市街地で武装勢力との戦闘に参加していて、かえでを自分の率いる小隊に招いた。 女難の相があるが、男だらけの軍隊で働く女性への気配りはよい(スミレに徹底的に仕込まれた)ため人気はある。 正義漢で不条理な命令を下す上官と反発することも多く、末端の兵士をまともに扱うよう求めている。 中東某国の首都での作戦中に通信支援隊を受け入れ、遂に子連れ狼の称号を得た。 実は昔レンジャーにいた頃にスミレの部下であり、他の下士官達と一緒にプラスチックの手錠でスミレを含む上官を拘束し、いたずらを仕掛けた事がある。しかしその結果は凄惨たるものでスミレを泣かせてしまった挙句キレさせてしまい、他のいたずらを仕掛けた下士官達と共にCQCをかけられて骨を外されるという痛い目にあった。曰く「あの時の目はまさしく本気で殺しにかかる目だった」らしい。尚この時訓練用の模擬弾で額を撃たれた2人はショックで除隊している。
・フォーリー 第75レンジャー連隊第1大隊のハンター2-1を率いている。階級は軍曹。現在はスミレの小隊の下でスミス率いるハンター2-2、スミレ率いるハンター2-3と共に活動している。 部下にはダン伍長、ジェームス・ラミレスがいる。
・星井美希 コフィンシステムの実証研究機を運用する765小隊の零号機パイロット。14歳。 765プロには最初に入ったのだが社長の判断でデビューは遅め。 プロトタイプ、ゲイムに続く実戦投入を念頭に置いた機体開発に平行したパイロット選考で選ばれ、ほぼ同時期にアイドルデビューも果たした。 性格はとにかく面倒くさがりで適当。本人曰く「がんばらなくてもできた」という才能によって努力をしなくてもそこそこやっていけたタイプだったが、765プロで千早に出会ってからは彼女に尊敬の念を抱いて少しずつ努力をするようになっている。 腰くらいまである長い金髪と頭頂部から生えるアホ毛が特徴。 昼寝が大好きでしょっちゅう居眠りをしては律子に怒られるのが日常である。 律子からはさん付けで呼ぶように言われ続けているが、慣れない為にうっかり呼び捨てにしてしまう事がある。しかし千早だけは唯一さん付けで呼んでいる。 コールサインは金髪と後姿の形からとって「ゴールドツリー」。
・天海春香 16歳。頭にリボンを結んでいる。他のクセの強い765プロのメンバーとは違って普通に一般人という感じだが、実は人を誘導する才能に長けており一部ファンからは閣下と恐れられる。実際、本当は腹黒いのではないかと週刊誌に取り上げられるほど。 しかし当の本人は別にそんな事をしている気は無く、気ままにアイドルを楽しむ。 コフィンシステム搭載のF-22に搭乗し、操縦のテクもそこそこといった所。趣味はお菓子作りでよく事務所や自宅で作ったケーキやクッキーなどをふるまっており、味は抜群である。 また一見普通の人に見えてかなりドジな性格で、1日1回は必ず何も無いところで転び、その拍子にコードを引っこ抜いてしまったりする事が日常茶飯事で、システムの整備中は格納庫へ入らないようプロデューサーから言われている。 千早とは非常に仲がよく、人との接し方が分からず人間関係を築く事が苦手な千早を丸くした。そのためよく2人で買い物に行ったり料理をするなど一緒に行動する事が多い。 実家は事務所から電車で2時間以上かかるが、今もそこから通い続けている。 コールサインは名前とカラーから「レッドスプリング」。最初はレッドリボンだったがそのまんま過ぎると変更した。
・如月千早 システム搭載のF-15を操るパイロット。 幼い頃に弟を事故で亡くした事をきっかけに両親が離婚、そのせいで人と話さなくなり友人も少ない。高校でも合唱部に所属していたがアイドル活動に専念するためと辞めている。 しかし765プロに入ってからは少しずつではあるが人と話をするようになり、学校での友達も増えつつある。 歌は天才の名がふさわしい実力の持ち主で、かつて民謡、ロック、童謡の全国歌唱大会で優勝した経験を持つ。歌のみを生きがいとしてすべてを歌に捧げており、歌を取り上げられるくらいなら死んだ方がマシと言い切るほど歌一筋である。最近は楽しんで歌う事に目覚めた。 自分の居場所を歌のみで作ってきたため、常に気を張っているように見えて実は寂しがり屋で、かまって欲しいけど接し方が分からないと悩み続けていたが、春香ややよいと触れ合ううちにメンバーと打ち解け始めた。 操縦テクも天才の名に恥じない1級品で、アメリカ空軍との模擬戦でもトップの成績を誇る。基本的に真面目だがたまにボケをかましたり可愛いもの(特に犬)に目が無いため暴走する事がある。 肩より少し長めのブルーがかった黒髪が特徴。 コールサインは自身の持ち歌から「ブルーバード」。
・萩原雪歩 いつもオロオロしている気弱な16歳。 実家は非常に大きな道場のような家で、30人近いお弟子さんが住んでいる。 父親は気難しい性格だが娘想いで、アイドルとして活動する事に当初は反対するも次第に理解をするようになり、遂には家に練習用スタジオを建ててしまった。 チワワすら怖がるほど犬が苦手で、それと同じくらい男性と話す事が苦手である。 アイドルには気弱な自分を変えるためになったと入社後に言っており、自分でも気弱な性格を何とかしなければと思っている様子。 史上初の爆撃機のシステム搭載機に乗るが、それは穴掘り娘の異名をとる雪歩の才能のためで、たとえコンクリートであろうと掘る事の出来る雪歩の特技を生かして効果的な爆撃を行えないかとスタッフが考えた。その予想は的中し、地下地上関係なく確実に目標を破壊する的確な爆弾投下をやってのけた。 日本茶が大好きで、家で自分オリジナルのお茶を淹れてポットで持ち歩いたり、イベントで呼ばれた大学で茶道部の淹れたお茶を飲むためにこっそり抜け出すなどお茶に対しては非常に積極的。意外と好物は焼肉とイメージとは合わないものだったりする。白のワンピースが特徴。 コールサインは名前から「スノーウォーク」。
・高槻やよい ツインテールが特徴的な元気娘。13歳。 とにかく明るく、誰とでも仲良くなれる人懐っこい性格で、純粋そのもの。 やや幼さが残るあどけなさで千早に最初に話しかけた。 何事にも一生懸命で常にフルパワーで突き進む。 兄弟が多い大家族で、その中では一番の年上のためしっかりしている。 家庭は裕福とは言えず、借家で暮らしながらなんとかやっているが給食費が払えない月があるなどギリギリなときもしばしば。なのでプロデューサーに給食費の立替を頼んだりすることも。 そのためか使えるものは何でも使うリサイクルの達人として雑誌に紹介された事がある。 搭乗機はコントロール不能の暴走機関車と言われた4号機で、機体の開発が終了したもののその特性のためにパイロットがいなかった所、スカウトされる。 年が近い事もあって伊織や双海姉妹とよく一緒にいる。 コールサインは性格の明るさとあいさつの独特なポーズから「ライトウイング」
・秋月律子 メンバーでは2番目に年上の18歳。 眼鏡とおさげが特徴的で、見た目どおりの真面目な性格。 頭は非常によく、特技が分析であるほど。元は事務員として765プロに入ったのだが社長に言われてデビューする羽目になった。そのため一部のアイドルの仕事には抵抗を持つ。 765プロのメンバーでは一番のしっかり者でいつも皆(特に双海姉妹)の世話に手を焼いている。 搭乗機体はF-18スーパーホーネットで、新開発のレーダーによって最大400km先まで見渡す事が出来る。また搭載したアビオニクスの性能は765プロ随一で、圧倒的な処理能力によって電子戦支援や各機から送られる情報を集めて指示を出すなど、さながら空中管制機のような仕事が出来る。これは常に冷静に判断を下せる律子ならでは。 機械にも強く、盗聴器と発信機のセットの製作から自らの戦闘機の電子機器の整備までこなす。 コールサインは髪型から「シュリンプ」。
・三浦あずさ 765プロ最年長の20歳。 短大を卒業してアイドルを目指した変わった経緯の持ち主。 性格は至っておだやかで、笑顔でいる事が多く喧嘩も止めに入っては何も出来ないまま律子に助けられる。超がつく方向音痴で、放って置けば国外脱出すらしかねないため最初は事務所に向かう事が一苦労だった。 おっとりとしてのんびり屋であるためデータを採取して開発されたF-14ものんびりとした機体になってしまった。そのためパイロットはあずさしか務まらない。 コールサインは「スロー」
・水瀬伊織 14歳でありながら大人びた思考を持つ。負けず嫌い、わがまま、高飛車のお嬢様の性格3点セットを備えており、そのイメージどおり家はお金持ち。趣味が海外旅行のため語学も堪能。 当たりが強いため気難しいが、実は仲間意識は非常に強く気遣いもかなり出来る。また利害関係のある相手には猫を被ってみせるなど、したたかな面もある。親しい人間や身内には本来の性格が出るため、わがままな伊織を見ることが出来るのは警戒されていない表れである。 敵対するものへの攻撃性は容赦なく、その特性は機体にも現れている。 コールサインは「フラッシュラビット」。
・菊地真 一人称がボクだがれっきとした女の子。16歳。 父がレーサーという事もあって性格はボーイッシュで、ファンは男性よりも女性の方が多い。本人は可愛いピチキャピな女の子を目指しているらしいが、ショートカットにスポーツ万能、凛々しい顔立ちとどう見ても美少年にしか見えない。父親にはアイドル活動のことを内緒にしていた。 少女漫画を読む事や可愛いもの集めが好きで、女子校に通っているものの未だ男性ファンと女性ファンとの間の差は大きい。 スポーツ万能なため搭乗機は他のメンバーに比べて高機動で、それを生かした格闘戦が強み。 コールサインは本人の熱望で「プリティー」。
・双海亜美・真美 メンバー最年少の12歳。双子で髪型と服装以外で見分ける事は非常に難しい。 悪戯大好きで常に面白い事を探している明るい性格。メンバーの殆どをあだ名で呼んでおり、やよいとは特に仲がいい。 常に元気一杯で一度波に乗った彼女らを止めることは不可能。そんな特性を汲み取ってしまった機体はあずさ、伊織、やよいに続く本人外操縦不可とされた。 アイドル活動は2人で入れ替わり立ち代りで行っており、ギャラも一人分である。 戦闘機への搭乗をきっかけに2人であることを暴露した。 コールサインは亜美が「ジェット」、真美が「ロケット」。
・音無小鳥 765プロの事務員で年齢は2××(にじゅうチョメチョメ)歳。 社長のサポートをずっと続けてきたため仕事は速い。が、趣味が妄想なのでその趣味の間は仕事が一切中断するためしょっちゅう怒られている。 元アイドルで歌は非常にうまく、ダンスも申し分ない実力を持つ。過去に社長がプロデューサーとして育てたアイドルだったが頑張る事に疲れて蒸発、その後事務員として再スタートを切った過去を持つ。 かつてアイドル活動中にコフィンシステムのプロトタイプを搭載した新型操縦機構実験機に乗っていた。しかしシステムを運用するにはコンピューターの処理能力が不足していたため初飛行で操縦不能となり、脱出するもこの時のトラウマのせいで戦闘機には乗れなくなってしまった。 そしてその代わりに空を飛ぶアイドル達の管制を務めるオペレーターとして作戦をサポートする事になる。 コールサインは「リトルバード」。
・プロデューサー 普段は765プロのアイドル達をプロデュースするプロデューサーとして働いている26歳。 事務所の方針でプロデューサーとアイドル達は出来るだけ近い関係でいなければならないので、事務所にはプロデューサーは彼一人(ただし他にもアシスタントやイベント管理をするスタッフは存在する)。 実は事務所立ち上げ後に社長にスカウトされ、駆け出しだった765プロを将来有望な事務所に引き上げた。といっても給料はあまりあがっていない。 アイドル達のパイロットとしての教官だが、自身は航空自衛隊から765小隊に異動になった経歴をもっているにもかかわらず操縦桿は握らない。 極秘裏に開発されていたコフィンシステムの実験機「ゲイム」のテストパイロットとして戦闘機に乗っていたのだが、あまりに先進的過ぎたシステムにハード面が追いつかず空中でコンピューターが停止、機体は分解してそのまま墜落した。脱出には成功したものの重傷を負い、その時の怪我が元で視力が低下して眼鏡を必要としたため戦闘機を降りた。
・社長 色黒の52歳。 元大手プロダクションの売れっ子プロデューサー。 音無小鳥をトップアイドルに育て上げたが自分の夢をアイドルに押し付けていた事で小鳥が失踪、自身は自らの過ちを繰り返さないためにアイドルの夢を叶える理想の場を作るために辞職し、765プロダクションを立ち上げた。 元航空自衛隊の三佐でアメリカ空軍にいた経歴を持つ。そのため部隊の指揮をとる司令官を務め、小隊全体の責任者である。 自らも操縦桿を握るアクティブな人物で腕前は衰えを知らない。しかし最近物忘れが多くなってきた。 先進操縦システム開発計画のパイロット管理官の頃にプロデューサーに出会い、彼が事故を起こしたのはまだ未熟なまま機体に乗せた自分のせいだと負い目を感じており、それがスカウトした主な理由である。 シルエットと間違えるほど色黒。 コールサインは「ダブルブラック」。
・我那覇響 沖縄出身の15歳。黒井社長にスカウトされて上京し、961プロダクションの売出し中アイドルグループの一人として活動している。 孤独こそが人を強くするという黒井社長の理念のもと家族との交流すら断って修行に励むが、最近はホームシックになりつつある。765プロに関しては黒井から色々と間違った情報を植え付けられたため誤解が生じており、プロデューサーを変態扱いした。 961小隊のコフィンシステム搭載機のテストパイロットで、アイドルとしてだけではなくパイロットとしても模擬戦の成績や操縦技術で765プロと張り合うことが多い。 搭乗機体はシステム仕様のF-35。 自宅でたくさんの動物を飼っており、ハムスターの「ハム蔵」、蛇の「ヘビ子」、猫の「ねこ美」「ねこ吉」など、ネーミングセンスは独特。しかし彼らにはしょっちゅう家出されていて、その理由は餌を響がつまみ食いしたから、らしい。 コールサインは「シーサー」。
・四条貴音 エレガントなお嬢様のような雰囲気を持つ17歳。響と同じくスカウトされて同じグループとして活動している。しゃべり方も独特で古風。 響と違って落ち着いており、冷静に物事を考えることができる。が、激昂すると我を忘れる。 人の優しさに触れたことが殆どないため初めてプロデューサーと会ったときは突然泣き出したこともある。しかし外に出るときは舞台稽古か響につき合わされて脱走したペットを探すことが多く、外出はあまりしないほう。 実は大食い。 機体はロシアから黒井社長がコネでもらったPEK-FA。 コールサインは「シルバー」。