兵器データ

#nofollow
  • アサルトライフル

・AK-47

世界一人を殺した兵器と称されるアサルトライフル。 歴史は古く、1947年にソ連が正式採用、その後は米ソ冷戦の代理戦争で東側の国々において革命軍やゲリラに供与される形で世界中に拡散して行った。 この銃は2時間も練習すれば素人でも100m先のターゲットに命中させられると言われるほど扱いが簡便である事、機関部に砂をまぶしても撃てるほどの頑丈である事と、町工場でも生産できる構造の簡単さが要因となって世界中の紛争地帯で目にするようになるほどメジャーになっている。これらの特徴のため素人で構成されるゲリラや、潤沢な資金や物資のない武装組織にとっては、故障もなく安く作れて強い手軽な武器として愛用される。 冷戦時代のAKが政情が不安定な国に流れてあふれた事が地域紛争の解決を難しくしていると言われるが、近年はロシアも国際的な非難を避けるために紛争地帯への武器の供給を止めており、代わりに中国が資金獲得のために紛争地域の武装勢力に自国製のAKを販売していると噂されている。実際にテロリストが使うAK の多くは中国製である。 7.62×39弾を用いるため威力は高く、その反面反動が大きくて弾がばらつき精度は良いとはいえない。 密造が簡単で、報道などでもよくゲリラが持ち歩いている映像が流れるためテロリストの武器と言うイメージが大きいが、PMC(小規模なもの)やフリーの傭兵のように資金が少なく補給が満足に受けられない立場の人間にとっては、部品や弾薬の補給が簡単なAK シリーズは非常にありがたい存在であり、また故障の少なさは劣悪な環境で戦う特殊部隊兵士などにとっても有益な存在で鹵獲したものを使う場合もある。 現在、非合法の武器商人があちこちで密造を行っており紛争拡大に拍車をかけている。

・M4 M16ライフルから発展したカービンモデルで、取り回しの良さから主に特殊部隊や空挺部隊で使用されている他、SEALsやデルタフォースでも採用されている。 米軍正式採用のライフルだが、その性能から世界中で使用される。 2005年にXM8が次期正式採用ライフルとして導入されるはずだったが、海兵隊の猛反対によって白紙に戻ったために未だ第1線で活躍する。 動作不良など問題も多いながら改良を加えて逐一弱点を克服し続けるため、これから先も長きに渡って使用され続けると予想される。 豊富なアクセサリーが特徴で、長年米軍で使われてきた実績もあってPMCでも普及していたが、大手PMCで使われていたのは自社か子会社が生産していた「高級モデル」で、米軍で使われている官給品より精度が高く、アクセサリーも様々なものが開発されていた。 今では様々な企業がアクセサリーを販売する出店を構えるようになったため、オリジナルのアクセサリーやカスタマイズを施した「My M4」を使う兵士が増えてきている。

・M4A1(スミレ仕様) ビッグボスの下に向かう前に、フリーの傭兵として活動していた時から使っているアサルトライフル。 独自に格闘術 (後のCQC)に対応したさまざまな改造が施されていて、その他にも戦場で随時カスタマイズを施しているためオリジナルと比べると見た目こそ一緒でも、グリップやセイフティに細かい相違が見られる。 最近ガタがきており、銃身がメンテナンスではカバーしきれないレベルになりつつある。そのためガンスミスに何度も修理をしてもらったがそろそろ寿命だと言われた。 既に後継のライフルの製作を日本の職人に依頼しており、それもM4である。

・後継ライフル 今使っているM4の後継として製作を依頼した新しいライフル。M4をベースに、スミレ自身が設計から細かい注文を織り込ませ、カスタマイズを施す予定。 銃身には新素材の靭性を高めたタングステン合金を使って耐久性を高め、撃鉄から機関部まで職人の手が入った特注品である。

・89式自動小銃 防衛省の開発したアサルトライフル。性能は良くも悪くもなく、標準的な自動小銃である。比較的新しい概念である「CQB」に対応が可能であり、ダットサイトやスコープが付属品として確認されている他、隊員の自費で購入したパーツも装着されていることから、拡張性はそこそこ高いとされる。 使用弾薬は5.56mmNATO弾で、有事の際の共同作戦に備えて米軍の弾薬と併用できる。予算の制約を受ける自衛隊では独自の工夫によってCQB訓練が行われていて、世界一と言われるエアガンの生産国であることを利用してメーカーに実銃の設計図を基にした訓練用エアガンを制作してもらい、宿舎を利用して射撃訓練を行う一風変わったものもある。また、同じく高度に発達したレーザー銃(センサー部分に当たると反応する光線銃)のおもちゃを発展させたレーザーライフルでの訓練も行われる。 日本人の体格にあわせて設計されたため、取り回しは良い。

・SCAR ベルギーの武器メーカーであるFN社が開発した米軍の次期アサルトライフル。 海兵隊の猛反発で白紙になったXM8に代わり、イラクやアフガニスタンでSOCOMに供与されて高い評価を得ていた。パーツの組換えで狙撃まで可能な汎用性と、7.62mm弾仕様の開発もあって陸軍に採用された。現在はほぼ供給が終わり、世界中でこの銃を見ることができる。 しかし未だにM4シリーズも現役であり、任務内容や好みによってはM4が多く活躍することも多い。 一部を除いて追加購入をしない旨が発表されており、正式化とは行かなかった。

・XM8 M4に代わる次期米軍主力ライフルとして開発された新型アサルトライフル。 テスト成績は良好で、生産プラントの建設が決定していたが海兵隊の猛反対によって白紙になり、SCARにとって代わられてしまった。 現在は自費で購入した者が僅かに存在する程度で、受注生産の方式を取っている。

  • マシンガン

・ミニミ機関銃 5.56mmNATO弾を使用する分隊支援火器。 スミレの小隊のケリー、スミスの小隊ではミールが持つ。 1982年に設計、製造が開始され自衛隊を含む10カ国以上で採用、イラクやアフガニスタンでも戦果を上げている。 5.56mm弾はストッピングパワーが不足するためより大火力を求める特殊部隊などは7.62mm弾を使用するMk46 Mod 1を使用している他、空挺仕様、M249E4のような様々なバリエーションが世界各地の戦場で活躍している。

・M2 1932年から西側世界で使われ続けている重機関銃の最高傑作。今に至るまで高い性能、安い費用、基本構造の簡便さの全てを網羅した機関銃はこれを除いて存在しない。12.7mm×99弾を使用し、射程は1000m以上。 ストライカー装甲車のガンカメラやハンヴィーの銃座、ブラックホーク等の攻撃ヘリのドアガンにも使われる。 その本体重量と構造、トライポッドによって使用する弾薬をものともしない高い安定性を実現しており、そこに目をつけたカルロス・ハスコックがベトナム戦争で狙撃銃としてこの機関銃を使って、通常の7.62mmを使う狙撃銃よりも射程も威力も高く実用性は十分だと報告していた。朝鮮戦争の山岳戦でも同様の使い方が確認されている。 フォークランド紛争ではアルゼンチン軍が障害物の少ない海岸線での攻防戦で、進撃するイギリス軍に対してM2マシンガンにテレスコープをつけた即席長距離狙撃銃を作って攻撃を行って大きな損害を与えており、これが1000mを超える射程での狙撃に使う超長距離狙撃銃の開発のきっかけになった。この攻撃を受けたイギリス軍は自前の狙撃銃もアサルトライフルも弾が届かない射程外のため全く歯が立たず、1発数万ドル以上の対戦車ミサイルを陣地にひとつひとつ撃ち込む荒業で対処している。 長大な射程と機関銃としては破壊的な威力は、遮蔽物に隠れた敵を壁ごと粉砕することが可能なため戦場が市街地に移り変わった今日でも、この災厄おばちゃん(マデュース)は生き続けている。

・M134 ミニガン 元々戦闘機の機銃だったM61を小型化して7.62mm弾を発射するようにしたもの。 電動式で毎分2000〜4000発という圧倒的な火力を誇り、リトルバードの機銃やブラックホークのドアガン等に使われている他、ハンヴィーの銃座にも採用されている。 この途方もない火力によって遠距離から敵を確実に処理するが、反動と駆動用バッテリーの重さは到底個人でどうにかできるレベルではないのであくまで固定して使用する。 生身の人間が被弾するとたちまち体を引き裂かれ、痛みを感じる前に肉塊と化すためpain less Gun(無痛ガン)とあだ名されている。 外部から動力を得ているため他の機関銃で問題となる不発弾によるジャムは発生しない。これは不発弾が強制的に薬きょうとともに排出されるためである。 操作は左のボタンでスプールアップ(銃身を回転させて発射可能速度を維持し続ける)、右のボタンで射撃である。直接射撃ボタンを押してもよいが、スプールアップさせると回転数を上げるラグを失くすことができる(回転と同時に発砲できるが、発射速度を確保したまま撃つと火力が高くなる)。 一時期アサルトライフル用の5.56mmを使ったミニ・ミニガン、つまりマイクロガンの開発計画があったが、大きな反動とバッテリーや本体重量、多すぎる弾薬の消費量によって開発は中止された。

・M60 冷戦の最中、1960年代に開発された分隊支援火器。7.62mm弾を使用し、高い火力を誇る。 ベトナム戦争を生き延び、現在まで半世紀以上使用が続いているにもかかわらずこの銃についての評判はいいとは言えない。 米軍の大半の銃とは違う安全装置の操作、クリーニングの難しさ、銃身の交換の煩雑さ(過熱した銃身はミトンを使わなければ交換できなかった)、銃本体の脆さ、射撃時の振動で部品が外れて飛んでいくというあり得ない故障、多発する給弾不良が主な欠点とされる。 特に伏せ撃ちで発生するジャム(弾詰まり)の頻度が多い割に復帰動作とメンテナンス、清掃に手間がかかる部分は実戦で戦う兵士にとってこの銃を敬遠する十分な理由になった。汚れてもいない状態で発生する給弾不良は弾倉から機関部へ入るまでの弾の通る道筋が急角度であるためで、何もしていない状態で起きるこの故障は特に不評であった。ベトナム戦争の写真によくこの銃に空き缶がくくりつけられている写真があるが、これはレーションの空き缶をベルトの下に仕込むことで弾をできるだけ水平にして機関部へ送り込むための工夫である。 今では火力を求める特殊部隊で少数が運用されている。

  • 拳銃

・M1911A1カスタム モデルJ 70年以上に渡ってアメリカ陸軍を支え続けた45口径自動拳銃の最高傑作。 今でも一部の特殊部隊ではベレッタM9が採用されていながら改造したこの銃を使い続けている。 ビッグボスがスネークイーター作戦で使用(現地調達)した。 全てのパーツが実戦向けに入念に吟味、カスタム化された完全プロ仕様のハンドガン。 フィーディングランプを徹底的に研磨してなめらかにすることで、弾丸をスムーズに薬室に送り込む給弾不良防止のための研磨加工、連続使用に耐える精度の高い強化スライド、チェッカリングによる滑り止め、3ドットタイプのサイトシステム、コッキング操作性向上とハンマーダウンの速度確保のためのリングハンマー、グリップセイフティキャンセル、レバー延長、握りこむためのトリガーガード加工、トリガーのロングタイプへの換装、マガジン導入部分の拡大、マガジンキャッチボタンの低高度加工、給弾排莢操作の確実性アップのためのコッキングセレーション追加など、実戦における実用性を極限まで追求した超のつく高級カスタム品である。 愛国者達を離れたビッグボスがザンジバーランド騒乱を起こすために世界中の傭兵をスカウトして回っていた時、スネークイーター作戦で自分が使った銃と同じ改造が施されたものをスミレに与えた。 ビッグボスの使っていたオリジナルとの相違はほぼ見当たらず、同じ職人にカスタムを依頼したほどである。 今は形見となったこの銃をスミレは常に持ち歩いていて、戦場ではサイドアームにトラブルが起きたときの「最後の切り札」としてホルスターに入れている。一般的に2丁の拳銃を戦場で持ち歩く事はよっぽど補給が約束されないか、環境が劣悪で故障の可能性でもない限りありえないと言っていいが、お守りの意味合いもあって父親からもらった銃などを持つ兵士は多い。 モデル名はビッグボスの本名から。

・M9 アメリカ軍の正式採用9mm拳銃。ベレッタM92とも言われるが米軍ではM9と呼ばれる。 世界中の警察、軍隊で使用されている。 アメリカのどの部隊でも見かけるが、特殊部隊や一部の隊員は未だにM9のパワー不足を嫌ってガバメントを使い続ける。9mm口径のため銃は小型だが手の小さい兵士にはまだ大きい。

・G18 シリーズ名はグロックと呼ぶ。 マシンピストルの部類に入る特殊拳銃で、長く突き出た弾倉が特徴。マシンピストルの名の通り毎分1800発もの速度で弾を発射する。近距離で相手を制圧するのはもちろん、セミオートに切り替えて中距離での銃撃戦にも使える。プラスチックが多用されているが、スライドは金属であるため空港の税関検査では当然引っかかる。現在生産されているタイプはすべて造影剤が添加されているためはっきりと?線検査で確認できるようになった。

・デザートイーグル 実用自動拳銃としては世界最強の50口径マグナム弾を使用できる大型拳銃。 威力はAK-47と同等とされ、規格次第だがボディーアーマーすら貫通する。 しかしマン・ストッピングパワーは45口径でも十分に得られる上、その大きくて重たいガタイは戦場で動き回る兵士が携行するには大きすぎるため軍や警察で採用されることはなかった。今はもっぱら大型拳銃の射撃競技会、狩猟に使われる。 よく女性や子供が撃つと肩が外れるなどの誤解があるが、正しい姿勢で撃てば10歳程度の子供でも撃つことは可能。本体が重い上、スライドもバックするため同じ弾薬を使うリボルバーより反動は小さい。 エンジンを撃ちぬくという話も当然ただの嘘である。徹甲弾を用いて、フルサイズの小銃弾クラスのエネルギーで撃たなければ鋼鉄の塊を貫通することはできない。 しかし、狩猟での用途ではクマ狩りに使われるなど、その威力は高い。

・S&W M500 実用可能で一般流通されている拳銃の中では世界最強の威力を誇る大型リボルバー。 44マグナム弾の3倍の威力を誇るといわれる.500S&Wマグナムを使用、実用性云々を度外視して作られた所謂「ネタ」的な意味合いもあるが、大真面目に市販品として造られた立派な拳銃である。 発射の反動はリボルバーであることも相まって凄まじく、手の中で何かが爆発したと例えられる。2kgの本体重量であってもこの反動であるため、興味本位での販売が続いている。 この銃が販売されたときは生産が追い付かないほどであったと言うが、それは珍しさもあるが銃の説明書きや宣伝にも興味をそそられた結果であろう。宣伝では「人間の限界に迫ったスペック、発射後の健康については自己責任で」と謳われていて、その通りと言わんばかりの威力によって10発前後の射撃で字が書けなくなるほど手が痺れ、数日間はそのままだと言う。

・Pfeifer Zeliska ドイツ語でパイファー・ツェリスカと読む、オーストリア製の超大型拳銃。 .600 Nitro Expressと呼ばれる象狩りなど大型の動物を仕留めるための弾薬を使用する化け物で、受注生産の形をとっている。 世界最強の名を追い求めるためだけに制作された完全なる「ネタ」拳銃で、本体重量6kgなど仕様もおふざけ満載である(標準的なアサルトライフル約2丁分)。 その甲斐あってか、現行のすべての拳銃では最強の威力を誇る。が、既に拳銃から規格が逸脱しており、射撃する時も補助が必要である他携行できる銃という拳銃本来の存在意義を完全に見失ったため、拳銃の部類に入るのかは微妙なところである。

・ルガーMk.2 22LR弾を使用する銃の麻酔銃仕様。発射された弾丸は小さな注射器の形をしており、塩酸チレタミンと塩酸ゾラゼパムの混合液が入っている。着弾すると衝撃で弾丸に仕込まれた薬品が化学反応を起こし、発生したガスがピストンを押して薬液が注入される仕組み。 元の銃がCIAに納入される暗殺用消音拳銃であったこともあって、発射音はほぼ無音。 特に隠密性を求められる作戦での敵の排除に用いられる。

  • スナイパーライフル

・汎用電磁射出式重狙撃銃 E-M82A1 防衛省技術研究本部が開発した日本初のレールガン方式の銃。初速は秒速2800m、砲弾エネルギー7MJ、最大射程距離は20km、有効射程距離は10kmに達する(有効射程距離は個人で狙撃できる限界値。観測によって射撃指示をもらえれば視界外の狙撃も可能だが、風や重力、コリオリの力によって弾道はそれる為精度は下がる)個人携行用の銃としては破格の性能を誇る。その貫通力は凄まじく、100m先の第3世代戦車の正面装甲を貫くばかりか、厚さ10cmの強化コンクリートでもってしても防ぐことができない化け物クラス。 その破壊力ゆえ新開発の合金で作られた特別な弾丸でなければ弾そのものが粉砕されて威力が激減する。 通常の対物ライフルに比べて発射する力が強いため、弾丸の直進性は非常に高く (2000m位ならハリケーン並みの風でも吹かない限り狙った場所へ当たる)、風や他の弾に与える影響を受ける事は少ないが、あまりに射程距離が長いため、4kmを超える狙撃の時は風やチリ、重力、標高、コリオリの力などを計算する射撃指示コンピューターを使って補正を行う。尚、その際は目標までの間に観測機(風向風速、その他の空気の状態に関する観測をする)を置いて精度を高めるとより確実な狙撃が出来る。 重さは15kgで見た目はバレット社のM82に似ている。 使用する弾薬は12.7mmNATO弾のレールガン仕様、徹甲弾。 開発当初は弾丸が銃身に触れているため、発射のたびに銃身の内部がこすれて破壊されてしまい、精度は非常に悪い上に故障も多かった。 戦略自衛隊が実地試験をかねて戦場で使用している。まだ試験段階だが、アフガニスタンにおいて5km先の敵の身体を粉砕した。距離次第では最新の戦車すら破壊する事が可能。 電力は兵士の生体電池から得た電気を銃に内蔵の小型コンデンサで起電力を上げたものか、外部からの電力供給を受けて確保する。専用スコープは照準のほかチャージ状況の表示機能が付く。 しかしコストも性能に比例してバカ高く、ひとつ作ると桁が億に届く。今はいかにコストを抑えるかを主眼において研究が続いている。ちなみにノーマルの弾丸も使用できるが、こちらは専用のものと違って耐熱処理が施されていないため射出時の電流によるジュール熱と、射出後の空気との摩擦によって100mと飛ばないうちに蒸発する。 抱える様にして発射するレール材が露出した米軍のタイプを踏襲して改良中。

・M82 バレット社の大型対物狙撃銃。 M2機関銃に使われる12.7mmNATO弾を狙撃仕様に精度を上げたものを使用する。 フォークランド紛争で1000mを超えるような距離での狙撃を可能としたアルゼンチン軍を撃退するために高価な対戦車ミサイルを大量に使った反省を踏まえて、超長距離射撃のための狙撃銃の開発が行われ、86年から製造が始まった。 かつて「対戦車ライフル」と呼ばれた大型の武器がこの銃と同じ口径だったため、そのような威力の兵器で人を撃つのは残虐ではないかと指摘されているが、一応名目は「物体」を撃つための銃としているため残虐な兵器の使用を禁止したジュネーブ条約違反ではないとしている。 実際に駐機してある戦闘機の破壊にも用いられるが、やはり対人狙撃の出番が多い。イラク戦争においては1500m先の敵を真っ二つにしたといわれるほど凄まじい威力を誇り、2000m近い距離でも正確な射撃が行える。 航空機のキャノピーを貫通してハイジャック犯を狙撃するために警察も装備しているが、あまりに強力なため軍の射撃場でしか訓練が出来ないという逸話が残っている。 映画ランボーでは実際の威力に忠実に描かれており、被弾した兵士がさくを突き破って吹き飛ぶ、頭部を撃たれた兵士の首から上が消滅するなど対物ライフルの威力を存分に見せつけている。

・SVD ドラグノフ狙撃銃と呼ばれるロシア製の狙撃銃。 開発は1960年代だが、今もロシア軍の正式狙撃銃であり続けている。オートマチックながら高い精度を持つ。この銃は一般的な狙撃銃と違ってスコープなしの射撃ができるように金属製の照準器が備え付けられているほか、AKの流れをくむことから部品数も少なく頑丈で市街地での即射性を考慮した作りになっている。 7.62mm弾を使用するが、スチールコアの専用の弾丸を使う。

  • 重火器

・中近距離戦用対物50口径ライフル 中国の戦場で遭遇したASとの戦闘経験を活かして開発されている新型ライフル。 対人戦闘のために開発された等身大ASアラストルに対処することが目的だったが、その威力から大型ASにも対処できる。 その弾薬の威力故、反動の対策に力を入れていて、綿密なシミュレーションによって計算された最適な形のマズルブレーキ、ブルパップ方式の採用など様々な工夫が凝らされている。 しかし、それでも反動は通常の歩兵が扱うライフルとは桁違いで、重量も重いため携行できるかどうかは微妙なものになった。 バレットを振り回すよりは扱いが楽なので、割高なコストながらも徹甲弾では対応しきれない状況が起きうる任務では出番があると思われる。

・個人携行型光波火器試作1号 ミサイルの迎撃やエヴァの兵装、一部の戦闘車両の搭載兵器として実用化されているレーザー兵器を、個人で扱えるレベルまで小型化する目的で開発が進められていたライフル型レーザー銃の試作品。 レーザーを使う攻撃をする以上、高出力化が必須であるが消費電力の都合で期待されていた出力は実現できていない。しかしそれでも人体に穴を開けることができるレベルは確保されている。 外部から電力の供給を受けることで更なる高出力での照射、連続照射が可能だがコストパフォーマンスが悪く、通常の火薬を使う火器を使用した方がはるかに費用効果の面で優れているため、実用化は打ち切られた。

・FIM-92 スティンガーミサイルの名称で知られる個人携行用地対空ミサイル。 撃ちっぱなし能力を持つ赤外線誘導式のミサイルで、低空を飛行する航空機やヘリコプターにとっては大きな脅威となる。世界一命中率のいいミサイルとしてギネスブックに登録された。 自衛隊でも運用していたが91式携帯地対空誘導弾の開発によって順次交換が進んでいる。

・ジャベリン 携行用対戦車ミサイル。 現行の第3世代戦車の殆どに対応できる破壊力と簡便な操作、応用性の高さを売りとし、低空のヘリにも使われることがある。 トップアタックモードによって戦車を破壊するだけでなく、トーチカや建物を破壊するためのダイレクトアタックモードの2種類の発射形態が存在する。発射されるミサイルは圧縮ガスで押し出され、数m飛んだところでロケットに点火して飛翔するため発射炎による位置の特定や狭い場所での射手、周囲の友軍の火傷を心配する必要がない。 ただし、コストの関係上実際に撃つのは訓練で一定の実績を持つ兵士のみ。

・RPG7 対戦車火器といえばこれと言われるほど世界で最もポピュラーな対戦車弾発射機。 1960年代に開発され、AKと共に東側諸国や第3世界へと流され今日の紛争を形作る武器の一つとなった。 最大の特徴は安価でありながら装甲車を破壊できる火力を兵士に与える事で、この兵器の蔓延が紛争の解決の最大の壁とも言われる。主力戦車を破壊出来るほどの火力は無くても、軽装甲車両や非装甲車両にとっては脅威である。 また、まともな装備をもてないテロリストや民兵に対空攻撃手段を与えた影響は大きく、特に任務上ホバリングしたり低空飛行をする事が多いヘリコプターは多数撃墜されており、市街戦と共に現代の新しい戦争の形を象徴する兵器の一つとなった。 発射の際にはラッパ状の発射筒から後方に高温の燃焼ガスが噴出するため、ガスによって砂を巻き上げてしまって敵に位置がバレることが多く、スーサイドウエポン(自殺兵器)とまで呼ばれるほど。しかもヘリコプターなど空の敵を狙ったり、あまり高い位置の敵を狙って発射するとガスが地面に当たって広がり、射手の足を焦がしてしまう事もある。 そのため上に向けて発射するときは穴を掘って草を敷き、ガスを逃がすための工夫が必要である。 尚、対空攻撃を行うときは信管を時限式に取り換え、命中しなくとも空中で爆発させることでヘリにダメージを与えるよう工夫される。

・M203 アサルトライフルの銃身に取り付けるグレネードで、発射された弾は弧を描くように飛翔する。

  • 大型兵器

・多目的大型電磁加速砲 E-DR1 第3新東京市の兵装ビルに収納されている大型のレールガン。ASやメタルギアなどの大型兵器を遠距離から莫大な運動エネルギーで吹き飛ばす構想で作られた。 射程距離は500kmに達し、仰角が垂直にまで上がる事を生かして衛星軌道上の敵衛星や、隕石の迎撃まで可能。 元々ミサイル防衛のために作られた中型サイズのレールガンを大きくしたものだが、作戦の自由度はこちらのほうが高いため近年ではミサイル防衛システムにも組み込まれている。射撃指揮はMAGIが行い、高度な演算処理で移動目標に対しても正確な攻撃ができる。

・MLRS 多連装ロケットシステム。12発のロケット弾(弾薬量1.6t)を4.5秒間隔で発射できる長距離火力支援能力を持つほか、地対地ミサイルも運用できる。 30km離れた場所から一斉射撃を行って敵を一方的に叩く方法が最もよく用いられる。 射程ならば自走砲の方が上だが火力が桁違いであるため、一気に制圧することのできるこの兵器は作戦を問わず使用機会が多い。 発射されたロケット弾は目標の上空で爆発し、クラスター爆弾や各種爆弾をばら撒くことで敵の周辺一帯をまとめて破壊する。湾岸戦争ではイラク兵に「スチール・レイン」のあだ名で恐れられたことで知られる。

・N2兵器 最近になって開発された新型兵器で、地雷や爆雷などあらゆる姿になって登場する。 運用しているのは日本、アメリカ、ロシア、フランス、イギリスのみ。 新兵器であることと、核爆弾と同等の威力を誇ること以外詳細はすべて機密扱いとなっており、どのような原理で作動するのか等は未だによく分かっていない。一説では半減期が極めて短い放射性物資で作られた核兵器の一種であるとも言われている。 核爆発とほぼ同じ威力と効果をもたらしながらも赤外線放射が少なかったり、爆発後の残留放射線量も爆発前とほぼ変化が見られなかったりと、謎の多い兵器である。 実戦における使用は日本に侵攻したASに対するN2地雷のみ。

・エヴァ専用陽電子砲円環加速式試作20型 陽電子を加速し、目標に照射するいわゆるビーム兵器。陽電子を用いるため陽電子そのもののエネルギーによる破壊効果に加えて対消滅による破壊も期待できる。出力は最大で800万kw、射程はビームの減衰の関係で200kmとなっている。 零号機の装備であるが、他の機体でも運用は可能である。莫大なエネルギーを消費するためアンビリカルケーブルなしでは使用不可。

・JDAM 無誘導の自由落下爆弾を誘導爆弾とすることが出来るキットのシリーズ名。アメリカが開発。 爆弾の先端部分に取り付ける誘導用センサーと後部に取り付ける姿勢制御用の尾ひれからなる。 300ポンドクラスの中型から2000ポンドの大型タイプまでその種類は多彩である

・AGM-129 ACM 空中で発射するタイプの対地攻撃用巡航ミサイル。3400kmを超える射程を誇り、B-2、B-51、B-1に搭載できる。 核弾頭を搭載することで探知できない爆撃機からの核攻撃を行う事が可能。 制圧したミサイルサイロから得た情報によって特定された、中国西部のミサイル貯蔵庫に向けて発射され、100ktの核出力で破壊した。

・トマホーク 巡航ミサイルのベストセラーで、海から陸まであらゆる場所から発射可能で、性能も申し分なく実戦での成績も良好ということもあり、世界中で輸出が行われている。 オバマ大統領による核軍縮政策に一環で、かねてから老朽化が指摘されていたトマホーク搭載用核弾頭の廃棄が決定したため、現在運用されているトマホークは核弾頭の運用は行わない。 ただし、いつものアメリカらしく一部はいつでも復帰できる状態にする廃棄処分であり、全廃はされていない。 実際に、中国北部のミサイル基地を攻撃するため3発の核弾頭装備のトマホークが復活し、内2発が発射されている。

・メタルギア フェデラルホール座礁事件とシャドーモセス事件で一躍有名になった核搭載二足歩行戦車。 歴史の表舞台には出ていないが、数々のメタルギアが建造されては破壊されてきた。 シャドーモセス事件でメタルギアの開発が暴露された結果、世界中でメタルギアの建造が始まり一時期は冷戦の再来とも言われ、終末時計が1分前に設定されるほど緊張が増した。 その後もアメリカでは海兵隊がRAY、海軍がアーセナルギアを建造していたが、いずれも完成前に強奪されて失敗に終わったばかりかアーセナルギアに至ってはフェデラルホールに衝突し、それが原因でテロ事件に元大統領が加担していた事、シークレットサービスもそれに従った事、極秘裏にメタルギアの開発が行われていた事が世論の知るところとなり、自分たちの見えないところで勝手に暴走していた軍や政府に対する不信が広がった。

・RAY マンタから名前を取った海兵隊の開発したメタルギア。これまでのメタルギアと違って他国の保有するメタルギアを破壊するために作られた。 背部の地対地ミサイル、両翼の機関砲、口内の水圧カッター、膝部高誘導ミサイルなど高い火力を誇る。 海中を泳ぐことが出来、陸上でも非常に高い運動性能を発揮して一気に目標へ接近、圧倒的な火力で撃滅する戦法を想定していた。プロトタイプは有人機だが、量産の暁にはAI制御による無人化を目標としている。しかしハドソン川をバーミューダ島の演習海域に向けて運搬中、偽装タンカーをゴルルコビッチ率いる傭兵部隊とオセロットが襲撃し占拠したことで強奪されてしまい、計画は水泡に帰した。 タンカーは沈没、最悪の環境汚染として大事件に発展し。政府はすぐさまオイルフェンスと原油の処理プラントを設置した。

・REX アラスカ沖フォックス諸島の僻地に存在するシャドーモセス島で開発されていたメタルギア。ロボット工学の専門家であるハル・エメリッヒ博士を中心とした研究者グループが開発を進めていたが、島で演習中だった特殊部隊「FOXHOUND」が突如蜂起、首謀者リキッド・スネークによって島ごと強奪された。 REXは現行のロケットモーターの放射する熱を感知する核ミサイル監視システムを逃れるため、レールガンによって核弾頭を打ち出す新方式の核搭載2足歩行戦車として開発がすすめられていたが、開発者であるエメリッヒ博士はミサイル防衛用の迎撃システムと考えていた。 強固な装甲で身を固めているが、その分レーダーが無ければ外部の情報を得ることが出来ない仕様になっており、これを利用してスネークはREXを撃破した。 海外での単独運用も視野に入れた自衛用兵器を搭載しており、誘導ミサイル、レーザー、30mmバルカン砲、格闘などバリエーションに富んだ攻撃が可能である。 シャドーモセス事件の後、9年間に渡って-30度近い極寒の地に放置されていたが、GOPに際してスネークが乗り込み、再び戦った。

・エヴァンゲリオン 汎用ヒト型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンの略称。単にエヴァとも。 ゲヒルン時代に計画された「新勢力に対する防衛手段の開発とそれに関する技術開発計画」において基礎理論が構築され、現在の司令と副司令に赤木博士が中心となって開発されたヒト型をした兵器。人造人間の名の通りバイオテクノロジーとES細胞の遺伝子操作によって生成された生体部品と、生命の血液を模したナノマシンによるエネルギー供給を受けて稼動するES細胞由来の人工筋肉によって人間に近い存在となっており、破損すると出血に似た現象も起こす。 人格移植OSの技術を流用した操縦システムで、A-10神経を介してパイロットとエヴァの制御系をシンクロさせることでパイロットが実際に体を動かすような感覚で操縦が可能となった反面、受けたダメージは痛みとしてパイロットに返る。 またシステム自体にブラックボックスが多く、それぞれのパイロットに近しい人間の思考がコアと呼ばれる部分に宿っているため暴走する危険性もはらむ。 現在零号機、初号機、弐号機がロールアウトし、参号機、四号機、伍号機がアメリカ支部で建造中。量産型の提案もなされたが、駆動用ダミープログラムの危険性が大きいことと見た目が気持ち悪い(ウナギそっくりな顔からウナゲリオンの異名を持つ)ことで白紙になった。現状は今ある機体の設計を流用しつつ新規に開発を進めるという方針をとっている。 動力は背中のソケットにつながったアンビリカルケーブル(へその緒)から供給される電力で、ケーブルのない場所では5分しか持たない内部電源しか使えないのでソケットを運搬しなければ第3新東京市以外での運用は出来ない。 任務にあわせた外部装甲の変更や、武装の変更が可能で汎用性は高い。 武装は電磁射出式携行機関銃「パレットライフル」、円環加速式荷電粒子砲「ポジトロンライフル」、近接格闘用超振動刃装着式収納型ナイフ「ブログレッシブ・ナイフ」、エヴァ専用大型自動拳銃、弐号機専用ロングランス、戦略自衛隊の自走140mm陽電子砲を使った超長距離射撃用大出力荷電粒子砲、550mmガトリング・ガンなど武装は多彩。

・A.G.W.S 読み方は「エイグス」。 世界各地に出現するメタルギアやASに対抗するべく開発された人型戦闘端末。 ASでも戦いづらい人間サイズの敵を相手にする他、武装も豊富なので通常の戦闘にも投入されて戦車相手にも戦っている。 メタルギアやASに比べて小型である上にメンテナンスも簡単なのでASの補佐だけにとどまらず船団の護衛や拠点の警備にも使われている。

・KOS-MOS 対グノーシス掃討用に開発が進められている人型アンドロイド。 突如襲来したグノーシスに全く対応できなかった教訓を生かして、AIによる自律制御、重武装、汎用性と機動力の確保を念頭に開発された。 アンプリファイヤー無しで半径1000kmにも及ぶ超広域ヒルベルトエフェクトが発動できる。

・AS 「アームスレイブ」と読む。 ロボット工学の発展に伴って開発された2足歩行型陸戦兵器。身長は8m。 ライフルやマシンガンといった、人間用の武器をスケールアップした武装を持ち、歩兵を大型化したような格好である。電子戦から格闘戦まであらゆる戦場であらゆる任務につける汎用性を持ち合わせているが、エイグスに比べると大型なので取り扱いは難しい。 ミスリルでも新型のM9が導入されている。最近は大型化したエイグスとの混同がみられる。 等身大タイプが近年出没している。 月光の穴を埋める存在として急激に普及しており、今やどの戦場でも見かける普遍的な兵器となった。 駆動系は人工筋肉を使った人間を模したアクチュエーターであり、かなり多彩な動きが可能となっている。この人工筋肉はパッケージ化されており、整備交換が容易にできる。 このマッスルパッケージにはいくつかのタイプがあり、状況によって見合ったものを選択すことで更に高度にASのポテンシャルを発揮させることも可能。 動力源はM9にはパラジウムリアクターを使ったコンデンサ、それ以前の旧式ではガスタービンエンジンを用いる。

・アーバレスト 人工知能「アル」を搭載した最新型AS。M9にラムダドライバを装備しており、高い戦闘能力を誇る。製造後技術者が死亡したため、ミスリルではラムダドライバはこの一機のみであり、貴重な対ラムダドライバ戦力でもある。

・M9ガーンズバック 第3世代の最新鋭AS。パラジウムリアクターを装備しており、これまでのガスタービンエンジン駆動から解放され運動性などが飛躍的に向上している。 武装や装備類も最新で、ECSや宗介の機体に限ってラムダドライバも搭載している。 2011年に米軍に正式採用。

・M6 現在世界中で普及しつつある第2世代AS。ガスタービンエンジン駆動で、ASによる戦いを普遍の物とした。 米軍には既に機械化歩兵部隊として専門の部隊が存在している。自衛隊でも導入の話が持ち上がったが、作業用は国産のロボットが存在しており、戦闘もエヴァの開発が進んでいたことから見送っている。 2005年に実戦投入。

・10式主従機士 2010年に自衛隊に投入されたAS。世代は2.5世代にあたる。 コストのかかるエヴァとのハイローミックスを目指して開発された三菱重工製のASで、ガスタービンエンジン駆動とアンビリカルケーブルによる活動が可能。

高度な電子制御による精密な姿勢制御、索敵、射撃を行うことが可能で、戦闘能力はM6を上回っている。 ガンダムの開発を目指した計画の影響を受け、ガンダムに登場した兵器にそっくりな武装を扱う。 公式にはブラストという愛称があるが、殆ど使われずもっぱら外見からGMと呼ばれている。基地祭の時には有志によって張りぼてを装着され、ザクやガンダム、陸戦型など様々なモビルスーツの形態をとる。

・Rk-92 サベージのコードネームを与えられた第2世代AS。初の実戦は1996年。 ソ連がメタルギアのデータを基に戦場でロボット兵器を導入すべく開発を進めていたものが原型で、1990年にはプロトタイプが稼働している。 整備性の良さ、潰しのきく汎用性、低コストが人気となり外貨獲得手段として中国とロシアが積極的に輸出した結果、小国の政府軍にまで導入される程普及した。 しかし、あまりにも先取りし過ぎた「乗り込んで動かす2足歩行兵器」が戦場で受け入れられるまでは時間がかかり、戦車やヘリと言った既存の兵器に対する攻撃能力は高いもののそれらの兵器からの攻撃には前方投影面積が大きく、無駄に背が高いその2足歩行が仇となって撃破されたため、普及したものの実戦で活躍するまでは数年を要した。

・IRVING 新世代のメタルギアで、非対称戦に対応すべく市街地での掃討作戦に投入することを念頭に置いて開発された、これまでのメタルギアとは一線を画す存在。月光とも。 核戦略の一環として開発されてきた従来までのメタルギアとは違い、月光は通常兵器と同様の扱いをされて必ずしも核兵器を搭載しない。 AIの指令を受けるコアユニットとメインコンピュータ、外部の情報を得る赤外線センサー付き回転式カメラを有するメカニカルな頭部と生物のような足が特徴で、この足は有蹄類由来のES細胞を遺伝子操作して作られた人工筋肉をメインドライブとして採用しており、この超アスリート級の足で市街地を自由に飛び回る他、この足から繰り出す蹴りも軽装甲の目標に対してなら有効打を期待できる程の威力がある。しかし屋内の掃討にも使われるため重量に制限があり、この足は装甲がかなり薄くできているため弱点でもある。 触手はタバコを摘み上げることが出来るほどの器用さと、大人の腕を引っ張ることが出来るほどの力強さを併せ持つ。 SOP時代より、この足が傷を負ったときに出血を起こす事が問題視され、ひどいとあたり一面を血まみれにして遺伝子操作された血液によって汚染してしまうことがあった。そのためGOPと共に制定された無人機の規制条約によって生物兵器に分類され、軍用としてのこのタイプの駆動システムを持ったロボットの保有が規制されたことで、一時は戦車を超える実働数を誇った月光も殆どが破棄されることになった。

・仔月光 開発中のため正式な製品名はまだ無い。しかし月光を親として共同で作戦を遂行するためこう名付けられている。 AT社が月光が入れないような狭い室内を調査、掃討するために開発していたもので、バスケットボールに手を3本付けたような奇怪な外見をしている。 3本の手で転がりながら器用に移動するほか、何体かで合体して人に擬態することもできる。武装は中央のセンサー部分から発する電気ショックと手で持つ拳銃である。

・SSB-1 ロシアの新型巡航ミサイル。戦闘機に搭載できるサイズでありながら、射程は500kmで弾頭には高性能爆薬、核兵器、化学兵器が搭載できる。内戦によって行方不明になっており、現政権支持派と国連が捜索している。

  • 車輌

・90式戦車 陸上自衛隊の北方方面隊で運用される主力戦車。 ソ連に対抗するために当時の最新技術をかき集めて設計、開発されたため性能は他国の同世代戦車に引けを取らない。日本の得意とする複合装甲によって防御力を維持しつつ計量化に成功しており、エイブラムス戦車やレオパルドに比べて1t以上軽い。 価格も民生品の多用によって低く抑えられたが、未だに根拠不明な俗説が存在しているせいか高いと言う印象が強い。 射撃能力は世界最高で、走りながら3km先の目標を破壊して米軍の関係者の注目を浴びた逸話がある。弾薬温度計、湿度計、大気温度計、風速計など様々なセンサーから得られた情報を射撃コンピューターに集約し、弾道に与える影響を弾き出す事でこの正確な射撃を実現しており、加えて自動追尾機能に砲身安定装置がその精度に磨きをかける。非公式には脅威度判定まで行う事が出来るとされる。後継機の10式にもこの性能は受け継がれている。 北海道を中心に配備されている。

・テクニカル ピックアップトラックの荷台に対空機関銃や迫撃砲を取り付けた即席移動戦闘車両。 市販車を兵器を運搬する足代わりに使った兵器の総称で、バリエーションは様々だが主にトラックが使われる。武装勢力にとっては有効な攻撃手段だが、当然装甲は施されず運転手も生身なので危険も大きい。使われる側にとっては大きな攻撃力が軽快に移動し、突然路地に現れたテクニカルから機関銃を撃たれるといった事態が起こるため嫌われ者であり、航空攻撃によって優先的に撃破されることが多い。小型のものは頑丈で性能がよく、故障の少ない日本車(特にトヨタ車)が、大型のものにはパワーのあるアメリカ車が使われる。

・BMP-3 旧ソ連の開発した歩兵戦闘車両。 100mm低圧砲とその両脇の30mm機関砲が特徴で、一見すると戦車にも見える。 東側諸国へ広く供与されたものが未だに内戦の第一線で活躍しており、PMCを脅かす脅威となっている。 装甲を施したブルドーザーと同様、バリケードの強行突破など敵の攻撃以外にも様々な使われ方がなされている。

・T-55

東側を代表する戦車の一つで、半世紀以上経った今でも尚運用されている戦車。先進国の有する戦車と比べれば力不足は否めないが、電子機器がない分整備や製造が楽なので、工業力の劣る国では非常に扱いやすい戦車となっている。 また、潤沢な資金を得ている非合法組織でも運用されている。

・10式

2010年に正式採用された自衛隊の最新鋭戦車。 自動装填装置、砲身安定化、電子化された兵装、C4Iの導入に加えて新開発の複合装甲を備えるなど、攻守共に世界トップクラスの能力を誇る。対ゲリラ戦など新しい戦争の形への対応も念頭に置かれていて、戦略自衛隊でも運用されている。

  • 航空機

・Su-33 -THE IDOLMASTER MIKI 正式名称は星井美希専用神経接続操縦システム試験零号機。 ロシア空軍のSu-33 をベースにしたコフィンシステム最初の機体で、すべての能力がまとまっていて素直な動きを見せるが、コンピューターの大半は機体の制御や火器管制に参加しない。 そのためシステムに未知の領域が多く存在しており、普段使われていない部分が目覚めた時に何が起きるかは不明。 プロトタイプからシステムの設計を流用しているため、癖が少ないのが特徴。 ナノコーティングによって機体表面の光学模様を自由に変えられる可変迷彩処理が始めて実用化された機体でもある。 エンジンはオリジナルの機体とは違う新開発の物を搭載、アフターバーナー無しのスーパークルーズを持たせられたが、機体の形状の都合でステルス性は高くないため航続距離の延伸程度しか役目を持っていない。 空中戦は強いので任務では航空戦力と対峙する。この機の開発でAIによる脅威判定、敵味方の識別などの戦術的なサポートを利用した戦闘の体系が完成した。

・F-117A -THE IDOLMASTER YUKIHO 正式名称は萩原雪歩専用神経接続操縦システム試験初号機。 世界初のステルス爆撃機をベースにした機体で、将来的な隠密作戦や爆撃のために開発された。 ピンク色の目立つカラーリングはステルス機らしくないが、こちらもナノコーティングによって任務に合わせた色の変更が可能なので特に問題にはならない。 再設計の際に航空力学に則った細部の構造の変更が行われていて、ベース機の弱点であった形状による様々な制限を改善した事で航続距離や最高速度など、性能の全体的な底上げがなされた。 高度な処理が行えるコンピューターのおかげで対地攻撃能力は非常に高く、ナノコーティングによってさらに向上したステルス性を生かして地形情報が十分に得られない地域を偵察し、周囲の気流や天候が投下する爆弾に与える影響を算出してより正確な攻撃を可能としている。 主に極秘裏に潜入して敵の防空網に対する破壊工作や監視活動を行ったり、爆撃による航空支援が任務。 平時でも飛ぶ事が多い。 ちなみに穴掘り娘の名を持つ雪歩の天賦の才能か、対地攻撃の正確さや、地下施設に対する攻撃能力と打撃能力は異常に高い。(本人曰くその場所のどこが掘りやすいのかが分かり、その場所が弱い場所らしい)。

・F-15E -THE IDOLMASTER CHIHAYA 正式名称は如月千早専用神経接続操縦システム試験弐号機。 ベースとなった機体が新型である事もあって、非常に高い性能を誇る。 格闘能力、空爆、空戦とあらゆる面で他の765プロの戦闘機を上回る能力を有するが、システムを最大限に生かす設計の結果防御面はベース機より低下しており、被弾した場合のダメージは深刻なものとなる恐れがある。 高度が高くなればなるほど機動性が上がるという特異な性質を持ち、空戦における大きなアドバンテージとされ、コフィンシステムとフライ・バイ・ライトを組み合わせた操縦系統もあってドッグファイトでも推力偏向機構を備える第5世代戦闘機と互角以上に渡り合う事が可能。 尚、装備できる武装の種類は全765プロの機体の中で最も多いため今後投入される作戦も多いと予想される。 コンピューターのセキュリティシステムは非常に強固で、ナノマシン認証で信用の無い物はエンジンの始動もできない。 春香機との相性は抜群。 主に春香や真、真美達と一緒に航空戦力の殲滅を任務とするが、対空戦を苦手とする他のアイドルたちの戦闘機を護衛することもある。 元になった機体が機体なので近接航空支援に赴いて空爆も行う。

・F-22A -THE IDOLMASTER HARUKA 開発者をもってして、航空支配戦闘機と称された世界最強の戦闘機のひとつの春香仕様。 正式名称は天海春香専用神経接続操縦システム試験参号機。 システム搭載機としては初の第5世代戦闘機をベースにした戦闘機で、ベース機の抱えるステルス性維持のためのメンテナンスの手間と費用高騰を、ナノコーティングによる代替措置によって解決した結果オリジナルよりも整備性が向上している。 前述のとおりF-22をベースとしているため高いステルス性を持ち、独自開発の新型エンジンによる出力のアップによってペイロードの増加も実現した。 一部ファンの間で閣下と称される春香の専用機らしく、敵のデータリンクや電子機器に対して容赦ない電子攻撃を仕掛ける電子攻撃機としての特性も持ち合わせており、伊織機と同じEMPを使った非常に攻撃的な電子攻撃を行い、敵の電子機器を徹底的に破壊する。(このEMPは指向性を持ち、狙った標的だけを攻撃できる)。 全方位に最大出力で放射した場合、周囲30キロの電子機器をすべて使用不可能にできるため文字通り空域を「支配」する事が可能。この空域では対策の施されていない電子機器は使い物にならないため、戦闘機の操縦やミサイルの誘導も殆どできなくなる。千早機と一緒に飛んでいる時はこの攻撃特性がさらに凶悪化(特に千早に対して危害を加える敵がいた場合)し、怒りを込めたように半導体が発火するほどの高出力でEMPを照射、この世に一片たりとも破片を残すまいとするような凄まじい攻撃をお見舞いする。 実際、アメリカで試験中にふざけて千早機に危険な急接近をしたりウェポンシステムを解除したF-15にEMPで電子攻撃を仕掛け、操縦系統を破壊して身動きが取れなくなったところに機関砲を38発叩き込んで撃墜している。(パイロットは脱出、アメリカ側はパイロットの敵対行為に対する自衛措置としてこの件を不問としている) 主な任務は敵航空戦力の殲滅と電子攻撃。任務内容によっては他のアイドルの護衛もする。 高いステルス性を生かした奇襲もこなす。 接近するミサイルを感知して、そのミサイルめがけてEMPを照射して誘導装置を破壊、無力化するアクティブ防護システムが試験的に導入されている。

・Mirage2000-5 -THE IDOLMASTER YAYOI 正式名称は高槻やよい専用神経接続操縦システム試験四号機。 ミラージュ2000をベースにしたシステム搭載機で、圧倒的な加速性能と最高速度を誇る機体そのものがミサイルのような機体。 システムの出力コントロールと乗せかえられた大出力のエンジンが原因だが、ミサイルの着弾寸前の時やロックオンを振り切る時にこの加速性能を発揮する事で空戦を有利に戦うなど、パイロット独自の工夫によって能力を引き出している。 スーパークルーズ時の速度もトップクラスであるため偵察機としての能力も付与されている。 伊織機との相性はよく、やよい機と一緒に飛行している時に限っては伊織のワガママッぷりもある程度抑えられる。 強行偵察や各種センサーによる情報収集が主な任務で、誰よりも先に戦場を飛ぶ。

・Rafale M -THE IDOLMASTER IORI 正式名称は水瀬伊織専用神経接続操縦システム試験伍号機。 ラファールをベースに開発された機体で、速度が変化するごとに機動性が上下するワガママな反応を見せる。 全体的な性能はそこそこ良いが、そのあまりにクセの強い操縦性のせいで伊織以外操縦が出来ない。 春香同様人を扇動、洗脳する能力に長けたパイロットのおかげか心理戦や情報戦を行う事も可能。 こちらの機体のEMPは指向性が無く無差別攻撃に近い。しかし対策を施された味方には損害は出ないので市街地や他国の部隊との共同作戦でもなければ、特に留意される事もない。効果の及ぶ範囲は半径60km。 主に心理情報戦と電子攻撃、敵対空陣地や基地に対するEMPによる破壊工作での攪乱と援護が任務。

・F-2A-THE IDOLMASTER AMI-、F-16C-THE IDOLMASTER MAMI- 正式名称は双海亜美専用神経接続操縦システム試験六号機甲、同じく真美専用試験六号機乙 。 亜美はF-2、真美はF-16をベースにしている。 パイロットやベースの機体は双子だがその性能は真逆で、亜美機はピッチ方向に、真美機はロールが非常に過敏に反応して一度動かすとフラフラとして止められなくなるほど安定性を感じさせない。 また亜美機はベース機に則って対地攻撃を得意とする一方で真美機は対空攻撃に特化しており、火器管制システムは優秀で連続した攻撃が可能。しかし搭載弾薬はそれほど多くないので補給のない状態では苦戦する事もある。 とはいっても亜美機はF-16とほぼ同じサイズながら攻撃機として設計されたA-10 とほぼ同じペイロードを持つF-2がベースなだけあって、ノーマルと比べれば弾薬は多いほう。真美機もエンジンの乗せ変えによってペイロードは増えている。 空中戦でも対地攻撃でも、主に支援機として活躍する。

・F-14D -THE IDOLMASTER AZUSA- 正式名称は三浦あずさ専用神経接続操縦システム試験七号機。 トムキャットの異名を取ったF-14がベース。 パイロットの個性を反映してか、すべての操作に遅延が発生する上に加速や減速までおっとりしている。 果てはミサイルが迷走する珍事を起こして、前述の戦闘機としては致命的な性能もあって飛行禁止措置を取られた事もあるが、何故かあずさが乗ると普通の戦闘機のように振舞う。 実は最高速度は全765プロの中でトップ。 主な任務は航空支援。

・F/A-18F -THE IDOLMASTER RITSUKO- スーパーホーネットをベースにした秋月律子専用神経接続操縦システム試験八号機。 コンピューターの処理能力は765プロでも最高で、有り余る力を生かして電子戦機としての能力が付与されている。 新開発のレーダーによって600km先まで見通すことが可能な上、最大で120個の目標を同時に追跡できる。 挙動はとてもデジタルチックだが、性能は良い。 攻撃能力は特筆すべき高さを誇り、高いシステムの処理能力によって複数の目標への同時攻撃や連続攻撃もらくらくこなす。 対空戦闘も可能だが、対地攻撃能力が高いため役回りとしては航空支援が多い。 ジャミングやレーダー支援、攻撃支援など部隊への敵情報提供や電子戦支援を行いながら地上兵力を叩くのが主な任務。

・Typhoon -THE IDOLMASTER MAKOTO- 正式名称は菊池真専用神経接続操縦システム試験九号機、ベース機はタイフーン。 運動神経抜群の真の機体らしく機動性は高い。しかし電子支援(誘導のための処理を分散処理する)なしではミサイルが使えず、高い機動性を生かして格闘戦に持ち込むことで真価を発揮する。 その機体特性のため後方支援が多いが、強力なジャミングがかけられた状況下でも戦闘能力が衰えないため切り札として前線に出る事もある。 ジャミングによって戦闘能力が制限される戦場で、そのジャミングの元を断つ任務に就くことがよくある。

・A-10A -THE IDOLMASTER SP- 社長専用神経続操縦システム試験拾号機、ベース機はA-10。 765小隊のコフィンシステムシリーズ最後の機体としてロールアウトした。 全アイドルの能力とプロデューサー、社長&小鳥さんのデータを集約、分析して設計された最後にして最強の攻撃機として誕生し、部隊指揮官である社長自らが乗り込む。 挙動はやや不安定だが、アフターバーナーのないスピードの遅さのおかげか、問題になるような事はない。 ただしその遅さやそれに起因する機動性の低さは戦闘機としては致命的になるが、システムと大幅に増加したペイロード、それを存分に生かす事の出来るコンピューターによる高い火力に新素材の装甲によって高められた防御力でその欠点をカバーする。 装甲素材の変更とEMPによるアクティブ防護システムによって対空戦闘もこなせるように改良されている。 対地、対空攻撃能力はともに非常に高く、どのアイドルの乗る機体よりも火力は高い。 律子機よりも大きなレーダーを搭載していて、 800km先まで探知が可能な早期警戒機のような能力を持つ。 それゆえ、アイドルたちの航空機の管制や情報提供などを主な任務としているが、その火力でもって支援をする事もある。 気化爆弾を搭載可能で、通常の爆撃でも畏怖の対象となる。

・F-22 第5世代戦闘機の中では一番早くデビューを果たした。 高いステルス性、可変パドルによる高機動など異常ともいえるほどの高性能であり、あまりの性能に航空支配戦闘機と呼ばれる部類に入る。 しかし高性能な分コストも高く、1機あたり150億円超という破格の値段が付いている上ステルス性の維持のための表面処理や塗装にも莫大なコストがかかるため、生産縮小や派生型の開発凍結などの欠点もある。 システム崩壊による戦火の拡大、中国とロシアの内戦の影響で紛争が世界中に飛び火したため14年に日本、イスラエルへ輸出されライセンス生産が始まった。米軍内部での調達数も増加している。 ライセンス生産第1号は765小隊の春香機であり、航空自衛隊のF-22Jもステルス性維持のためのメンテナンス費用の削減のためナノコーティングが施されている。

・F-22 Ver.T F-22のつばき仕様。表面処理を改良してフライ・バイ・ライトへの乗せ換えとエンジンをカスタマイズしたもの。 火器管制システムと制御系のコンピューターをNERV謹製の新型に交換しているため全体的に性能が底上げされている。

・F-15 Ver.T F-15のつばき仕様。F-22と同じくスミレの紹介でNERVにカスタマイズを依頼したもの。 制御系を一新、表面のナノコーティングによってベースのE型より機動性とステルス性が増している。 フライ・バイ・ライトへの乗せ替え、コンピューターのアップグレードによる高機動化と、それに伴う機体の強化が主な変更点。 コンピューターの高性能化によって爆撃の精度が上がり、ロックオンも速い。

・XFA-32C ゲイム 防衛省の極秘プロジェクトによって開発された戦闘機。 心神以前にステルス、推力偏向機構を念頭に置いた国産戦闘機開発のための研究が行われ、その最初の機体としてロールアウトした。 エンジンはプラットアンドホイットニー社から購入したものを搭載している他は、電子兵装から機体素材まですべて国産である。国内の技術でどれほどの戦闘機が製造できるかを知るためのテストと言う意味合いもあり、量産は計画されず4機の生産後、全て機密のうちに開発テストを行って、各務原の航空自衛隊基地にて研究のため保管される予定だった。 予算すら偽装され、開発も殆どアメリカで行われた(機体番号もアメリカ風)ため正確な出自を知るものはごく少数。 無尾翼という珍しい形状をした制空戦闘機で、ステルス性を持ち3次元ベクターノズルによる高い機動性を誇る。開発当初は世界最強とも言われたが、コストがかかることとテスト中の事故が災いして、当初の予定を変更し1機のみが生産されるに終わった。現在はNERV地下空港の先進兵器研究所の倉庫に保管されている。得られたデータは心神計画へと引き継がれた。 765小隊の戦闘機に搭載されているコフィンシステムと同じものが搭載されていて、プロトタイプから美希機に至るまでの間にロールアウトした。 開発は三菱重工だが、アメリカの圧力で一部設計と技術アドバイザーとしてボーイング社が関わっている。

・R-103 デルフィナス3 防衛省技術研究本部とNERV技術開発研究所の開発した航空自衛隊の主力戦闘機。 1、2の試験運用で得られたデータを生かして再設計された機体。 現在F-22Jが50機運用されているが、F-4やF-2の後継にするには不十分だったため柔軟な運用が可能な攻撃機を目指している。F-2並みのペイロードを誇り、対地攻撃能力が向上している他対空戦闘能力もF-15Eに見劣りしない。ある程度のステルス性を持つ。 開発に当たってAIであるMAGIが設計に参加し、ナノコーティング技術による機体表面の層流制御、90%に新素材が使われるなど航空機としては破格の技術が投入されている。 民間からも広くアイデアを募集したためこれまでにない流線型と言う革新的なデザインを持ち、新素材を多用してコフィンシステムを搭載しているため性能は高い。 先進的なフォルムは世界の度肝を抜き、航空ショーに持ち込まれてのお披露目ではその高い機動性もあって強烈なインパクトを残した。Rから始まる機体ナンバーから、このシリーズをRナンバーと呼ぶ。 開発は三菱重工、ヴェクター、NERV技術開発研究所、防衛省技術研究本部。

・XR-103K.T 765小隊の如月千早の身体、操縦データなどの情報を元に、三菱重工の保有するAIと防衛技術研究所のAIが1から設計をした機体。完全な千早専用機であり、外見はデルフィナスにカナード翼として前進翼を装着したフォルムとなっている。 設計は起こしたものの、コストやパイロットの養成などの問題により凍結中。

・X-49 ナイトレーベン エリア51で開発された全翼型戦闘機。 翼の内部にミサイル、機体中央にはレーザーを配した構造でステルス性を持つ。 日本のコフィンシステムに対抗するための操縦システムの研究の過程で作られた戦闘機で、脳と機体を人工神経で直結することで常識ではありえない機動で飛行する。 しかしそのあまりに危険なシステムは他の方式に取って変えられ、人工神経の接続手術を受けた被験者によるテスト飛行を最後に開発は中止、機体も処分される。 また、この人工神経を始めとする操縦システムの基幹部分を開発し、脳とコンピューターのダイレクトアプローチの基礎理論を築いたヨーコ・イノウエ博士が研究中の事故で死亡している。この機体の開発過程においてコフィンと同じ操縦技術が生まれ、米軍で研究が続いている。

・XR-900 ジオペリア Rナンバーがついているがこちらは先のナイトレーベンの研究者グループがイギリスに移籍して開発した別物。 性能はナイトレーベンとほぼ同等だが、米軍とEUが共同開発中の先進操縦システムを利用して操縦する仕様に変更されている。

・F-2 防衛庁(当時)が開発した支援戦闘機。分類は戦闘攻撃機である。 増槽に空対艦ミサイル4発を装備しながら超低空を飛行できる機動性と安定性を実現しており、水面ギリギリを飛行するF-2をレーダーで捉えることは困難であるため目標は一度攻撃されればひとたまりも無い。 至近距離まで接近した戦闘機から発射された多数のミサイルに対しては、近接防空システムもなす術がなく、撃ち漏らしたミサイルによって確実にダメージを与えることができる。 爆撃と近接航空支援のために設計されたA-10攻撃機とほぼ同じペイロードを持ちながら航続距離は約800km、高度な電子制御による非常に高い安定性とアメリカ空軍のパイロットもその操縦性と性能を高く評価している。 このような戦法が取れるのはF-2を除いて存在しないため、世界でもこのF-2の同時多発攻撃を防ぐことのできる艦は無いと言ってよい。 現在、R103と混合運用中。

・A-10 近接航空支援専用の攻撃機。 近接航空支援向けにジェットエンジン装備のため低速であるが、それを頑丈さと兵装の多さで補う。特に頑丈さには定評があり、対空砲によって308箇所に穴を空けられたり対空ミサイルでエンジンのカウルを吹き飛ばされながらも帰還する逸話を持つ。 低速である他、対地攻撃専用機として設計されているため対空戦闘はできず、レーダーすら搭載されていない。ホバリング中のヘリを機銃で撃墜したことがあるが幸運の結果であある。 このような機体特性のため制空権を確保できるアメリカ軍と、アメリカ軍に制空権を確保してもらった戦場で活動する機会が多く、独自の戦闘機部隊を持つ戦略自衛隊のみが運用する。 搭載する30mm機銃は強力で、機銃掃射による支援攻撃も得意としている。この機銃は反動が約2tの撃てば減速すると言われた代物。

・AH-1 コブラの名前で知られる世界最初の攻撃ヘリコプター。長らく米軍で運用されてきた。 世界各地の戦争で戦車と歩兵を葬り去ってきたヘリコプターで、アパッチの導入によって現役を退くまでおよそ30年以上使用され、ベトナム戦争から戦い続けた老骨。

・UH-60 ブラックホークと呼ばれ、世界で最も優れた多目的ヘリコプターであり世界で最も知名度の高い軍用ヘリでもある。 その用途は多彩で、特殊部隊の強襲の為のヘリボーン、ヘルファイアミサイルを装備しての地上攻撃、ロケット弾ポッドとドアに備え付けられたM134ガトリングガンによる近接航空支援、物資の輸送など何でもこなす。 米軍のあるところブラックホークありと言われるほどで、様々な特殊作戦を影で支え続けている。 しかし任務によっては低空を飛行したりホバリングで静止するため、的になりやすくソマリアやイラクでは多数のブラックホークがRPG7のような対戦車兵器によって撃墜され、近年の課題のひとつとなった。

・C-1 航空自衛隊で運用されている中型輸送機。 70年代の安保で揺れていた時代背景によって開発時に意図的に航続距離を短縮され、増槽無しでは北海道から沖縄まで飛行が出来ない程の致命的な欠点がある。 しかし4重フラップによるSTOL(短距離離着陸)性能と運動性能は特筆すべき高さを誇っており、輸送機でありながら90度バンクでの急旋回をこなす。そのため開発時にはアメリカ政府が特殊部隊運用のための特殊作戦用輸送機として購入したいとの打診があったとされる。 耐用年数を迎えた事、また上記の性能不足のため後継機の開発が進められ、順次退役している。

・C-2 防衛省の開発した新型の輸送機で、C-1の後継機。 2013年より配備が開始された新入りで、C-1の運動性能に加えて輸送機の最高傑作といわれるC-130の最新型を越える積載量と航続距離を持つ高性能機になっている。 新型哨戒機とセットで開発が進められたため部品の共有化が図られており、開発費を抑える事に成功した。 現在航空自衛隊と戦略自衛隊で運用されている他、その性能に目を付けた米軍が購入を打診している。

・OH-6 MDヘリコプターズの開発した小型の観測ヘリ。卵型のボディからフライング・エッグとも呼ばれる。 小型であるためループが可能なほどの軽快な機動性を誇り、構造が簡便で保守性も抜群、卵形のボディ形状は抗力も小さく頑丈で、視界も広くとれるなどその特性から世界中で軍民問わず活躍している。 ナイトストーカーズではロケット弾ポッドとガトリングガンを装備したAH-6Jや兵員輸送用のMH-6が運用されており、ソマリアのモガディシュの戦いでは小型でありながら4人の完全武装の兵士を運搬できる能力を遺憾なく発揮、デルタを最初に降下させた。 小型ながらパワフルかつ小回りが利くので、機体両サイドにミニガンとロケット弾ポッドを取り付けた状態でも路地を縫うように攻撃ができる。 現在J型を除いて老朽化のため退役が進んでいる。

・CH-47 チヌークとも呼ばれる。 ベトナム戦争で実力を見せつけた大型輸送ヘリで、ハンヴィーのような背の低い車両なら2両搭載できる。兵員ならフル装備の兵士を一度に30人以上運ぶことができ、吊り下げる形なら10t近い貨物の運搬も可能。 着陸地点に大量の人員を一度に投入できる能力を遺憾なく発揮することで、米軍の作戦行動を支えている。 特殊部隊の運用にも欠かせず、特にナイトストーカーズはこの大型ヘリを手足のように操り、着陸できない小さな建物の屋上にハッチ部分だけを接地させて部隊を降下させたり、水面ギリギリでホバリングしてボートを回収するなど半ば曲芸に近い飛行ができる。 日本では自衛隊が運用しており、部隊の運搬はもちろん災害派遣でも物資の輸送や被災者の輸送に大いに貢献した。米軍で運用されているものには側面にMk.19擲弾発射器が装着できる。

・AC-130 スペクター、スプーキーと呼ばれる攻撃機。元はC-130輸送機で、左側面に105mm榴弾砲、ボフォース40mm機関砲、20mmバルカン砲を装備し、機内でTV操作クルーが画面を見ながら照準を合わせて攻撃を行う。輸送機ゆえに大量の弾薬を搭載でき、航続距離も長いため長時間に渡って上空に留まりながら連続した支援が提供できる。 元は近接航空支援のために開発されたが、武装偵察や戦場への補給など様々な任務に就いている。 武装がすべて左側面に装備されているのは左側に座る機長が視認しやすいためである。尚、105mmと40mmの同時射撃は禁止されている。 対空防護手段としてミサイルを装備する計画があり、対地攻撃力の強化としてロケット弾の搭載も検討されている。 基本的に輸送機なので、制空権が確保されていなければただの的に過ぎない。そのためこの機を運用しているのは米軍と、米軍と行動を同じくしたり自らの力で制空権がある程度確保できる戦略自衛隊に限られる。

・E-767 航空自衛隊の運用する早期警戒機。機体上部の取り付けられたキノコ型のレーダーが特徴的で、そのレドーム自身も揚力を生み出す。非常に長い探知距離を持っており、一機で日本全土をカバーできる。主な任務は地上のレーダー基地の整備中にできる防空上の空白の穴埋め、有事の際は航空戦力の分析と探知、そして友軍への指示である。強力なレーダーを搭載して遠くまで見渡せると言っても、戦闘機から見ればただの旅客機なので制空権の確保された味方の領空から出ることはない。

  • 艦船

・TDD-1 トゥアハー・デ・ダナンと呼ばれる大型潜水艦。そのサイズは桁違いで、ヘリの飛行甲板やASの格納庫や射出カタパルトを備えるほど。VTOL機すら運用可能。 旧ソ連が開発を放棄した大型潜水艦を再設計したものだが、通常これほどのサイズの潜水艦となれば動かすだけで大きな騒音が発生する上にソナーにもかかりやすいため、マデューカスに改装中のこの艦を見て「処女航海で撃沈、良くて拿捕」と言わしめた。しかしウィスパードであるテッサの技術を持って高い機動性と隠密性を持ちながら高い戦闘能力と航行能力を持つようになった。 パラジウムリアクターと呼ばれる全く新しい動力方式で生み出した電力でモーターを回すことで航行し、電磁流体制御システムを使って低速ながら無音での航行すら可能。これらのシステムと可変ピッチスクリューを駆使してロサンゼルス級を凌ぐ運動性を確保した。 しかしパラジウムリアクターは原子炉を使った原子力潜水艦に比べて燃料切れのリスクを抱えていて、長くても8ヶ月で燃料ペレットを補充しなければ身動きができなくなってしまう(原子力潜水艦ならば理論上30年は燃料補給が不要で、建造から退役まで燃料補給は無い)。 あまりに高性能なので演習に参加できず、米海軍の潜水艦と「遊ぶ」事で訓練の代わりとする。これは相手艦長のプライドをことごとく粉砕するため「幽霊船」のコードが与えられ、いつか一泡吹かせてやろうと躍起になる艦長も少なからず存在する。 一度訓練中の潜水艦に気づかず、探知されると言う形で海上自衛隊を相手にした時、思いのほか手こずった挙句対潜爆雷と魚雷による攻撃をうけてダメージを負ってしまったことがある。しかも潜行してきたエヴァによって撃沈寸前にまでボコボコにされ、寸での所で防衛省がミスリルの演習の事を伝えて助けられた。 高性能AI「ダーナ」を搭載し、かなり自動化が図られている。航行制御や兵装の管理、敵の分析などあらゆる面でダーナがサポートをする。 ちなみに耐圧殻は新日本製鉄のNS110鋼、AIの開発はNERV人工知能研究所が、搭載魚雷は防衛省の技術研究本部が提供するなど、世界中の先端技術を詰め込んだので日本の協力を得たものも存在する。その関係で自衛隊とは良好な関係築いていて、合同演習(極秘)や修理の依頼などさまざまな交流がある。ASでも整備や改造は日本の企業が行っている。 中にはコッソリ自分のAS用の武器や自身で使うライフルの製作を依頼している輩も存在し、彼ら曰く日本製は性能が良いらしい。特に狙撃手のK軍曹は精度が命のスナイパーライフルは日本製が一番と豪語している。 現在は中国で外国人の避難支援と共産党の持っていた核兵器の安全確認の任務についている。

・そうりゅう型潜水艦 海上自衛隊の保有する通常動力式潜水艦。おやしおの後継にあたる。 水中排水量2400tは通常動力式としては世界最大。 世界でも特に情報の少ない自衛隊の潜水艦であるため、未知の部分が多いが潜航深度と静粛性、センサーの探知能力は世界一であると言われており、通常動力式潜水艦でこの艦に勝てるものはいないとまで言われた。実際、原子力潜水艦と比べても遜色なく音が出る分原潜が不利であるとされる。 TDD-1を対潜哨戒機と共に追尾、攻撃したのは3番艦の「はくりゅう」。

・ロサンゼルス級原子力潜水艦 冷戦期に開発されたアメリカ海軍の原子力潜水艦。垂直発射システムを装備してトマホークなどの兵器システムを運用することで、潜水艦による対地攻撃という新しい任務を開拓したことで知られる。近年はシーウルフ級、バージニア級に現役を譲りつつあるが、未だに衰えを知らず世界の海をもぐり続けている。

・バージニア級原子力潜水艦 シーウルフ級の失敗を教訓に建造が進められている最新の原子力潜水艦。 SEALsを運用する母艦としての機能を設計段階から持たせられており、特殊作戦への参加を念頭に置きつつ、原子力潜水艦としての敵地攻撃、敵潜水艦の撃破を任務としている。 ミシシッピはひなぎくの乗艦で、中国北部への核攻撃に赴いた。 この際、ミシシッピは3発の核弾頭トマホークをパールハーバーで搭載(1発は予備)、日本海にて発射している。

  • 爆発物

・セムテックス チェコスロバキアで開発されたプラスチック爆薬。たった327gで旅客機を吹き飛ばしたこともある。テロに対する監視の目が厳しくなった昨今はチェコ国内で使われるだけとなった。

・C4 世界的に広く使用されている軍用プラスチック爆薬。可塑性を持ち、様々な形に粘土の様に加工できるため隙間や穴にねじ込むような使い方もできる。爆発力はTNT換算で1.34倍。 爆薬として優れた性能を持ちながら非常に安定で、落としたりするどころか銃で撃とうが火の中に放り込もうが爆発することはない。ベトナム戦争ではレーションを温めるのにスライスしたC4を空き缶に放り込んで火をつけた簡易ストーブが多数使用されている。これはC4が火をつけてもただ燃えるだけという特性を生かしたものだった。 起爆には起爆装置か雷管を使う必要がある。 なめると甘い味がするが、爆発物マーカーとして毒性の強いエチレングリコールジニトラートが含まれているため中毒を起こす危険があり、厳禁である。また、燃料として使用する際も毒性を持つRDXが含まれるため、煙を吸い込まないように注意が必要。

・特殊工作用爆薬A CIAの開発した新型爆薬。C4をベースに改良を加えたもので、爆発物探知機に反応しないための工夫が凝らされている。破壊工作に利用するための爆薬で、証拠を残さず対象を破壊することができる。空港などでも探知機を潜り抜け、ターゲットを爆破後工作員が退避する時間が稼げる(爆発現場で採取した試料をかなり精密に分析しないと爆薬の成分が検出できない)ため、アメリカがどうしても死んでほしいと願う人物が爆発事故で死んだとき、この爆薬が使われていると囁かれるほど使用頻度は多い。 無論、任務ごとに違う成分を配合した爆薬を製造して持たせるので関連性の調査もできない。

  • その他

・新型防弾チョッキ

防衛省が開発中の次世代新型防弾チョッキ。ケブラーを基本に超高分子ポリエチレンを挟み込むことで防御力をアップさせ、オプションとして新規に開発されたカーボンナノチューブを特殊な編み方で編んだチェインメイルを装着することで、10kgという軽量ながら徹甲弾をストップさせる防弾チョッキの最高規格を満たすことに成功している。 しかし、チェインメイルのコストが高く、一部の特殊部隊以外には現在使われている防弾チョッキのセラミックプレートを流用できるよう、改良型の研究が進んでいる。 尚、チェインメイルはプレートに比べ衝撃の緩衝能力が低いため、緩衝材の併用が義務付けられる。 現在戦略自衛隊と一部の特殊部隊で評価試験中。

・対装甲目標用集束爆弾 クラスター爆弾の対装甲目標バージョン。通常、ソフトスキンターゲットに対して多大な被害をもたらすクラスター爆弾を、ハードスキンターゲットにも通用するよう改良したもの。 基本的な構造は一緒だが、子弾には成型炸薬が内蔵されていて接触すると炸裂、目標を貫徹する。ただし、当然誘導機能はないので地面にあたろうと人間にあたろうと炸裂すれば、真下へ向かって突き進む。 先進国の戦車相手では心とも無いが、殆どの装甲目標に対応できる。

・対人近接防御システム

トロフィーシステムのような、アクティブ防護システムを応用して開発されたもの。防御ではなく攻撃を行う。 通常、戦車や装甲車は歩兵に対して遠隔操作の機銃などで対抗するが、突然背後に現れたりする敵による損害は避けられない。しかし、この兵器は機銃の向いている方向から死角になる場所を見張り、センサーが一定以上接近した敵を感知すると自動的に攻撃ユニットを射出して、約3mの高さから60度開いた傘状のキルゾーンに向けて大量の鉄球を撃ち出して殺傷する。 跳躍地雷に近いが、マニュアルで鉄球の位置を変えることで炸裂する方向やキルゾーンを設定することが出来、友軍と行動を共にしている時は動作モードを切り替えることで誤射を防ぐことが出来る。 射程は30mで、キルゾーンの傘を広げればより遠くの敵を倒すこともできる。 ASにも搭載されている。

・EMPポッド 765小隊で実用化された世界初のEMP兵器。 コンデンサによってEMPを発生させ、それをシールドと絞りによって指向性を持たせたものも完成している。ただし、765小隊で運用されているものは元からそれを搭載することを前提に設計された戦闘機向けなので、他の戦闘機では消費電力や制御系の関係で使えない。 そのため、新たに出力を下げて汎用性を高めることでECMポッドと同様に扱えるタイプの開発が進められている。 当然、EMP対策が必須であり地上や民間施設、友軍への誤射に配慮する必要があるため使用には訓練を終えたパイロットが操作するよう定められている。ミサイルの回避、敵のジャミングを回避しての攻撃などに非常に有効。 軍用の電子機器にはEMP対策の施されたものも多く、一概の有効とはいえないが高出力のEMPを自在に投射できる戦力の存在は大きい。

・段ボール箱 ダンボールでできた箱。1964年に初めて戦場に持ち込まれてから、数々の工作員の命を救ってきたアイテムで、潜入任務の必需品である。 人一人入るサイズのものを被り、敵の目を欺いて任務を成功させた工作員の命の恩人と言える存在。

  • 弾薬

・新型徹甲弾 5.56x45mm NATO弾の規格に合致した徹甲弾。 タングステン合金の芯が入っていて、等身大ASとの戦闘や重装備の敵兵、シールドを持った敵兵との戦闘で威力を発揮する。 100mで32mmの鋼板を貫徹できる能力を持っており、重装甲のASでも問題なく対処できる。

・高性能焼夷弾 12.7mmNATO弾の規格に合わせた弾丸。 着弾の衝撃で内部の点火薬に点火、テルミット反応により燃焼する。燃焼温度は3000度近くにもなり、装甲表面を融解させて内部を焼損させる。 徹甲弾としての性能も若干ながら持ち合わせており、わずかな傷からも損害を負わせることが出来る。アラストルに対応するため、スナイパーに支給される事もままあるという。

最終更新:2012年04月21日 13:46