剣に導かれた洞窟の中にいたのは、あの
ウー大陸最強のヒーロー・
ビリー。彼を前にしたフィンたちは超感動。だがすでに年老いていたビリーは「どれだけ悪を倒しても悪はなくならない。戦うより先ず人を助けよ」と語った。早速フィンたちは、ヒーローの教えを実践することに。
“ビリーの剣”。この剣はビリーと共に数多の英雄譚を築いてきたのだろう
ドラゴンに追われていた
靴直しの男に対しては、ドラゴンの討伐ではなく彼の腹の虫を退治するための食べ物を作ってあげることにした。モンスターに襲われても大丈夫なように、皮膚が硬くなる薬を混ぜて…。次に、町の人の靴直しや医療をお手伝い。“
魔法の釘”を使って、訪れた客にモンスターと戦えるような細工をして…。しかし、結局どの人助けもかえって相手に迷惑をかける結果になってしまった。
思うようにいかない状況に悩むフィンは、
赤いおばあさんを襲う
沼の巨人を再び目撃。フィンの“正義の怒りの拳”が勝手に反応し、巨人をあっという間に倒した。おばあさんの「年寄りの話を妄信せず、ヒーローとして自分らしいことをしなさい」という言葉に励まされたフィンは、自分の経験をビリーに報告。すると、己のヒーローとしての在り方を見失っていたビリーの心の隙間が埋まっていった。
ビリーに礼を言われ大はしゃぎのフィンたち。その“次代のヒーロー”の後ろ姿を、頼もしげに見守るビリーであった…。
【挿入歌:
ビリーの歌】