失恋を忘れるため、むさ苦しいヒゲをバッサリ剃り落としたキング。リフレッシュをかねて公園で運動していると、
スライム・プリンセスと遭遇。彼女はキングの名を“
ナイスキング”と勘違い。彼が独身だったことと見た目の変化もあって、スライムはアイスキングと知らずにすっかり魅了されていた。その様子を逃さず観察していた
ランピーはプリンセスの友人たちに電話、それをまた他の仲間に…という具合に、ナイスキングの噂は瞬く間に広まっていったのだった…。
まさに“人の口に戸は立てられぬ”の典型例である
ナイスキングの噂を聞きつけた
フィンと
ジェイクも、“ナイスナイト”としてナイスキングに仕えようを思い、さっそく彼の住む
砂の城へ。フィンたちは彼からナイトの位(くらい)を授かるとともに、「プリンセスたちの“仕分け”をしてほしい」と頼まれた。だが、面接で選ばれずに泣いて去っていくプリンセスたちを目の当たりにしたフィン。その辛さに耐えかねてキングに「プリンセスには優しくすべき」と直訴するも、キングはあくまでフィンに従属とプリンセス仕分けを強い続けた。
…と、突然ナイスキングの剃ったはずのヒゲが再び生え出した。アイスキングであることがバレるのを恐れたキングは、フィンにヒゲ剃りを取りに行かせたが、これが逆にナイスキング=アイスキングである事実を二人に露呈させることに。正体を知りキングを懲らしめにかかるフィンたちは、愛するナイスキングをかばうプリンセスを退けつつ、洞窟から持ち出したヒゲをキングに貼り付けた。
「この際ぽっちゃりさんでも構わん」とのたまう、ヒゲモジャのアイスキング。騙されていたことを知った怒り心頭のプリンセスたちが大挙してキングに襲い掛かったのは、言うまでもない…。