地下に広がる空間には、旧文明の遺物が多く残っていた。フィンとジェイクはその瓦礫に隠れた人陰を目撃、フィンの懐中電灯に照らされたのは、フィンのような“人間”そっくりの姿をした、被り物の女性。女の名前は“
スーザン”というらしい。…少し前に
プリンセス・バブルガムの余計な一言で孤独感を深めていたフィン。人間なのに暗い地下に住んでいる彼女らを不憫に思ったフィンは、彼女に“お日様の照り輝く外の世界”を体験させようと考えた。
地底の生活しか知らないスーザンにとって、陽の当たる世界は驚きの宝庫だった
見るもの触れるものを全て珍しがり、必要以上に恐れるスーザン。フィンは彼女を連れて
ウー大陸巡りをし、いろんなことを教えることにした。フィンにはありふれた
ダンスムシや
レッドロックの道の岩も、スーザンには新鮮なものだった。休憩キャンプにてフィンは、自分と同じ仲間と出会えた喜びを歌にして披露した。そして、焼きマシュマロの味を覚えたスーザンをキャンディ王国に招待。ところが、お菓子だらけの王国に興奮したスーザンは「仲間を連れてきてお菓子をみんな食べる」と言い、去って行ってしまった。
王国や
キャンディピープルの身が危ないと察したフィンは、バブルガムに相談。同じ人間である
ヒョーマンらを傷つけまいと、怖い格好で怖がらせる作戦を決行するも、すっかり学習していたスーザンに看破されてしまった。フィンが悩んでいるスキに、
マシュマロキッズたちが燃えながらヒョーマンたちに突撃を仕掛けた…慌てて火のついた被り物を脱ぎ捨てるヒョーマンたち。その頭には、人間には有りえないヒレのようなものが…。
「人間じゃないのか……スーザン、君は……?」…語りかけに応じず去っていくスーザンを、呆然と見守ることしかできなかったフィンだった。
【挿入歌:
ねえスーザン】