ベッドの上で固まったまま目を凝らすジェイク。すると、階下からなんと
アイスキングが現れた。キングは「友達じゃから“
固まらせ薬A”で動けなくした」とのたまい、二人を強制的にリビングへ。話が見えてこないと疑問に思ったジェイクがさらに尋ねたところ、「ワシはお前たちが好きなのにお前たちは嫌う。反発できないように動けないようにして親睦を深める」のがヤツの目的らしい…。お互いを解り合った時に使う固化を解くための“
ほぐし薬A”も二人に見せるキングだが、なぜかお供の
ガンターが薬瓶を触ろうとしてくる…。
友達のことを知るには、まず外見から…?
レモネードを準備しつつ、手癖の悪いガンターを
ハンドスノーゴーレムに見張らせておいたキングは、まず手始めにフィンたちの姿を真似た。その次に、ガンターの生活を映した退屈なスライド写真を見せ始めた。…この状況の打開を目論むジェイクであったが、フィンは「
異次元の者に助けを求める」と言ったきり沈黙していた。ガンターを見つけたジェイクは、彼女に薬瓶を使えるようにするカギを入手させようとするが、全く言うことをきかないどころか、ジェイクの顔をいじりだす始末…。
気が付けば夜。キングは落ち着きのないガンターをペットケースに閉じ込め、ベッドルームに戻したフィンとジェイクのそばで寝床を設置し“ぶっちゃけトーク”。…キングが眠ったスキにフィンを呼ぶジェイク。フィンはようやく異次元の者との交信に成功したようだが、すでに朝を迎えていた。キングの奇行にうんざりしきりのジェイクは、目覚めていたフィンの「異次元の者が来る」との声に期待したが、なぜかフィンの周りには呼んだ覚えのないたくさんの
ちょうちょ。今度はジェイクが異次元の者を操ろうとする。すると、ちょうちょの集まりが“手”を形作り、フィンを殴打…その瞬間二人は思った…「これは使える!!」
自らの動けない体と薬瓶をちょうちょで動かし、キングの暴走を止めようとするフィンとジェイク。観念したキングは、ちょうちょが持ってきた薬瓶をフィンたちに使用…しかしそれは“固まらせ薬A”のほうだった。キング自身も薬を浴び、固まってしまった。その場の者はみんな、動けない。動けるのは、ガンターだけ。そのガンターは、いつのまにかペットケースを脱して“ほぐし薬A”を持って窓際へ。そして……。
そういえばキングは言っていた…「ガンターは瓶を割りたがる」。割れる音を聴いて、嬉しさのあまり陽気なダンスを披露するガンターだった…。