非常に分厚い歴史書“
レイニコーニコピア”を無心に読んでいるジェイクを放っておいて、図書館内を暇そうに散策するフィン。すると、ボロボロの本を発見。気になって張り上げた声を
タートル・プリンセスに注意されながらも本を調べていると、何やら折り紙のような小人たちが出現した。
彼ら
ページリングとそのリーダー・
ペーパーピートは、本を傷める元凶である
モールドから本を守るのが仕事だと言う。フィンが彼らをジェイクに紹介しようとするも、「人目につきたくない」とすぐに隠れてしまった。ページリングたちを説得してジェイクに会わせようとするが、当のジェイクは本に集中していて、フィンのことを「冒険ごっこは止めろ」と相手にしてくれない…。そうこうしているうちに、ページリングたちの敵・モールドの偵察部隊が現れた。必死に抗戦する彼らとモールドだが、どちらもフィンの吐息で飛ばされるほどか弱い…。
ページリングとモールドのゆるい争いを退屈そうに見つめるフィン
そこでフィンは、逃走したモールドたちの後をつけ、本棚の裏にあるモールドたちの巣窟へと乗り込み、「ペーパーピートを捕らえたフリをして、モールドたちを集める」作戦を決行。これが見事に成功し、複数のモールドとリーダーの
ミルドウィンごと外にさらっていき、フィンの話を信じようとしないジェイクに彼らを撒き散らしたのだった。
黄色い毛皮を一斉に貪るモールドたちに「痛たたたた……ああ……」と苦痛にもがき苦しむジェイク。さすがにやりすぎたと感じてモールドを剥がそうとするフィンだが、しつこく威嚇するモールド。困ってしまいやぶれかぶれで周囲の本でモールドをジェイクごと攻撃するフィン。すると、フィンのシャツに食いついている一匹のモールドに気付き、フィンの頭が名案を閃いた…和解の証にミルドウィンにシャツを差し出し、「もう二度と本は食べないと約束してくれたら、これをあげる」と交渉。これでモールドたちの本に対する悪さは終わりそうだ。冒険が嘘でなかったことを証明できたフィンだが、痛い目に遭わされ「もう帰る!」と去っていくジェイク…。
レイニコーンの歴史の勉強も思うようにはかどらなかったことを話すジェイクに、フィンは言った。「あっちで助けを求めてる」…いつものように冒険へと繰り出すフィンとジェイクだった。