治療になりそうにないおもてなしに飽きていたフィンは、
教えの書の記述に万能薬“
サイクロプスの
魔法の涙”を発見。すると突然ピエロナース長が“愛のセラピー”と称して足にキスをし始めた。他のナースに押さえつけられ「治すにはこれより他にないのよォォ…」と囁くナース長の強烈な顔面が、フィンに強迫観念を植え付けて気絶させたのだった…。
「僕流で行く!」耐え切れなくなったフィンはナースたちを振りほどき、骨折した足をそのままに魔法の涙探しの旅へ。その途中の森にて、
道しるべ付きの切り株の立つ岐路に差し掛かった。どちらの道も楽な道とは言い難く、切り株からは「選ぶより 他 に な い 」の言葉。これがフィンの“ピエロナースのトラウマ”を引き起こし、フィンは叫びながら茨の生えた道なき道を強引に進んでいった。
横断が困難な酸の川を前に困惑気味のフィン
茨を抜けた先には、大きな
酸の川。そのすぐそばに生えていた
しゃべる小さな木が言うには…「流れが早くてダメ、ボートもダメ、橋もダメ、
電気ウナギもいる…渡る方法は 他 に な い 」…再びトラウマスイッチが入ったフィンは、小さな木を強引に使って川の水を避けて進むも、まだ川の途中。フィンは小さな木を投げ飛ばし、川岸までゴリ押しで進んでいくのだった…。
さらに行った先には、スイカを運べなくて困っている猿人の
パンが。助けを求める声を聞くやいなや、ほとんど錯乱状態でスイカを荷車ごと投げとばした。だが、転がったスイカがパンの妻・
レイニーに怪我を負わせてしまった。怒るパンに謝りながらすごすごと去っていったフィンは、「僕流のやりかたを貫いてもダメだった、他人に迷惑ばかりかけてしまう」とうなだれるのだった。
すると突然足元が崩れ、地面の色をした
サイクロプスが現れた。やる気の萎えてしまったフィンを「俺の涙が欲しいのか?泣かせたいのだろ?」と挑発するサイクロプスは、巨大なパンチを炸裂させた。瀕死のダメージを負いながらサイクロプスを見上げたフィンは、サイクロプスを挑発するように何かをつぶやき、隙を見て眼に拳を食らわせた。あまりの痛さに涙を流すサイクロプス、その涙がフィンの体を骨折した足ごと全回復させたのだった。
「僕流でやればいいんだ!」やる気を取り戻したフィンはサイクロプスの頭部をもぎ取り、迷惑をかけた者たちを治療して回った。そしてピエロナースたちに“僕流”の正しさを証明しに
ツリーハウスへ。魔法の涙を
ジェイクに勧めて「キスのほうがいい。誰にでも自分のやりかたがあんだぜ?」と拒否されるも、満足げに「確かに、君は正しい」と返すフィンだった。
【挿入歌:
僕のせい】