ジェイクが持っている松明で始末しようとしたその時、近づこうとする二人を遮るように現れたのは“狼男”。狼男は「ハグさせろ!」とフィンに抱き付いてきたが、フィンはジェイクに今にも胞子を出そうとする枯れ木の始末を指示。松明に焼かれた枯れ木は、断末魔の叫びを上げて爆散。その火の粉が狼男に当たり、狼男は抱いていたフィンを放して去っていった。
ツリーハウスに帰宅後のジェイクは
BMOゲームに興じていたが、そのBMOをしっかり抱きしめて放さないフィン。フィンの発熱が気になるジェイクだったが、とりあえず眠ることにした…。
頑なにハグしてくるフィンにBMO「痛い…痛い……」
翌日、
キャンディ王国のお菓子ゴミ清掃をするフィンたちは、
シナモンパンに遭遇。彼はなぜかフィンに「真夜中にボクのことをハグしないで」とお願いしていたが、フィンには心当たりが全くなかった。昨日の様子とこのシナモンの証言に思い当たるフシがあったジェイクは、フィンと共に
図書館へ行き、動物辞典で調べもの…これによると、あの時出会った狼男は
ハグウルフ……フィンはハグウルフ化の呪いに罹ってしまったのだ。
ハグウルフ化を治す手段がわからないまま満月の夜が訪れ、とにかく何か対策を講じようとするジェイク。フィンにハグに対する抵抗感を持たせようとしたが、フィンの体の火照りは収まらないどころか、徐々にハグウルフの症状が。紐や鎖の拘束を引きちぎりながら、その姿をハグウルフに変えていくフィンを見て怯えるジェイクとBMO。ハグウルフ・フィンは叫んだ…「僕をハグしろ…!!」さすがにヤバいと思ったジェイクは、BMOのストロボフラッシュを起動。光の明滅に驚いたハグウルフ・フィンはたまらず窓を破り外へ……。
次の日、キャンディ王国の町中で着衣がボロボロのフィンが発見された。一斉にフィンを責めるのは、昨晩ハグウルフ・フィンに強烈なハグを見舞われた
キャンディピープルたち。「これ以上彼らに迷惑はかけられない…」そう思ったフィンは、自身を王国の地下牢に閉じ込めてもらうことに。ジェイクとキャンディピープルたちは、元凶のハグウルフに遭遇した森へ向けて『ハグ反対』のデモ行進。牢屋番として地下牢に残ったシナモンパンだったが、夜の満月に照らされた牢内で再び変身してしまったハグウルフ・フィンのハグの誘惑に耐えかね、牢を解放してしまった…。
アンテロープをハグするハグウルフを発見したデモ隊の一行。ジェイクが手を伸ばして格闘したが、ハグが怖くて攻めが緩くなったところで間を詰められピンチ…とそこへ、脱獄したハグウルフ・フィンが飛び出し、ハグウルフとハグ。二人のハグウルフがお互いに繰り出す野獣の如き猛烈なハグは、体の周囲に“愛の波動”を発生させる。それはやがて眩いピンク色の光を放ち………。周囲の動物たちを吹っ飛ばす程の愛の爆発の後、目を覚ましたフィン…その姿は元の人間に。そしてすぐそばには、一人の
美女。二人はもう、ハグの欲求はすっかり無くなっていた。ハグウルフの呪いが解けたことを喜ぶキャンディピープルたちだった。
艶姿の美女にスケベ心丸出しで近づき、ハグをねだろうとするジェイク。すると突然美女の顔があの“悪の枯れ木”のような姿に…!!思わず絶叫するジェイクだった…。