---------もしも何かを決めなくてはならないとするならば、それはとても残酷なことだと思う-------
其処にあるのは何もかもが不安定で、原型を保とうとするモノや正気を保とうとするヒト、在り続けようとするバショ、全てのアイデンティティーを削ぎ落とそうとする場所だった、生命と空間すべての敵、そんな抽象的だが漠然とした概念の群れが其処にあった。
不安定の間
私の探していた人はそこに居た。
この空間は彼の心が作り出したもの。
一瞬踏み込めない自分がいた、勇気が足りなかった、声が出なかった。
やっと会えたのに、何も言えない自分が無力で押しつぶされそうになる。
自分らしさを見失った青木君に私は何も言えないままで、私の中の気持の高ぶりだけで発してしまいそうな軽はずみな言葉たちを必死に押し込める。
青木君悲しそうな顔で私を見てた、きっと何かを期待してくれてたんだと思う。
どうしても、姉さんのお見舞いの時のように言葉を紡げなかった、・・私、嘘つけないよ。
一番大事なのは家族であって青木君じゃない。
一番大切にしていきたいのは青木君だけど今一番大切なのは青木君じゃなくて家族なんだって。
そんなこと考えながら頭真っ白になってたら気がつくと青木君、何かほっとしたような安心したように笑ってたっけ。
私、その時、無意識のうちに気持ちが高ぶって・・・。
でもきっとそれが本当の気持ちなんだろうね。
青木君なんだか安心してた、不思議だよね。
あの後少しだけ青木君と話したけど・・私、何も青木君のことがわかってなくて。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
恋に恋してるようじゃ、まだまだ私も未熟です。
最後の決戦を前に、なんだか気持ちがすっきりした気がします。
まだまだ決断することの苦手な私ですが見えてくるものもあるように思えます。
あ、最後に
いろいろと気付かせてくれた青木君へ
ありがとうございます。
最終更新:2009年11月10日 00:05