
名前 | ディアーネ・ソル・アリア |
所属 | アークス/菓子処「桜風」 |
誕生日 | 11/22 |
年齢 | ナイショ。 |
メインウェポン | ウォンド |
ホントの名前 | セレネ・フィール・アリア |
最終更新 | 2023-12-10 23:21:09 (Sun) |
―その顔を憶えている。
初めてあの部屋であった時、瓜二つな背格好で鉢合わせたときの驚いた顔。
明確な違いは色と一部の成長具合。
初めてあの部屋であった時、瓜二つな背格好で鉢合わせたときの驚いた顔。
明確な違いは色と一部の成長具合。
―その顔を憶えている。
自分との格差がありすぎるモノを見て、不満を漏らしながら八つ当たりする顔。
何度見ても理不尽極まりなかった。
自分との格差がありすぎるモノを見て、不満を漏らしながら八つ当たりする顔。
何度見ても理不尽極まりなかった。
―その顔を憶えている。
得体のしれない液体で満たされたケースの中、うずくまっていた虚ろな顔。
私が壁を壊し、救いあげて、一つの決別を共に見送った顔は、何処か儚くて、あの夜明けのように晴れていた。
得体のしれない液体で満たされたケースの中、うずくまっていた虚ろな顔。
私が壁を壊し、救いあげて、一つの決別を共に見送った顔は、何処か儚くて、あの夜明けのように晴れていた。
―その顔を憶えている。
私を弄ぶ時の楽しそうな顔。理不尽とともに私を弄ぶその顔が、この上なく至福そうで。
少し羨ましかったぐらいだった。
私を弄ぶ時の楽しそうな顔。理不尽とともに私を弄ぶその顔が、この上なく至福そうで。
少し羨ましかったぐらいだった。
―その顔を忘れることはない。
「私の側、ずっと歩いてほしいんだ。」
柄にもなく真面目に思いをぶつけたあとの顔。
「えっ、今更じゃん?」ってさも当たり前のように返され、ずっと一緒だったからと笑い合って。
その後、その目に感情が詰まった雫が浮かんでいたのをずっと覚えている。
「私の側、ずっと歩いてほしいんだ。」
柄にもなく真面目に思いをぶつけたあとの顔。
「えっ、今更じゃん?」ってさも当たり前のように返され、ずっと一緒だったからと笑い合って。
その後、その目に感情が詰まった雫が浮かんでいたのをずっと覚えている。
そうして同じ時を過ごして。全うするまで共に居た。
二人で一緒に目を閉じた。それでおしまい。拍手喝采のなか、大団円でこのお話は幕を閉じるはずだった。
二人で一緒に目を閉じた。それでおしまい。拍手喝采のなか、大団円でこのお話は幕を閉じるはずだった。
再び幕が上がった。
呼ばれているのだろうか、もう私の物語は満足で、あとは”ここ”で一生の伴侶と何も気にせず共にありたい。それが本音だった。
そう考えてるうちに、背中を押される。
呼ばれているのだろうか、もう私の物語は満足で、あとは”ここ”で一生の伴侶と何も気にせず共にありたい。それが本音だった。
そう考えてるうちに、背中を押される。
「いってらっしゃい。帰りを待ってるね、王子様」
―君も一緒に。
「ボクはここを守らなきゃだから、そうでしょ?」
―でも、私は君と
「そうしたいのはボクも一緒。でも、誰かがあなたを呼んでるんでしょ?なら、行ってあげてよ。
それにさ、ボクって結構最初の方しんどい思いをしたでしょ?だからさ、もちょっとゆっくりしたいなーって。ダメ?」
それにさ、ボクって結構最初の方しんどい思いをしたでしょ?だからさ、もちょっとゆっくりしたいなーって。ダメ?」
―仕方ないなぁ。そう言われたら弱いじゃん。じゃあ、一つだけ。
君の半分、私に預けて?代わりに私の半分を預けるから。
道標がないと戻れないし、半分だけだけど、連れてってあげられるよ?
君の半分、私に預けて?代わりに私の半分を預けるから。
道標がないと戻れないし、半分だけだけど、連れてってあげられるよ?
「うん、じゃあそれで決まりっ。時間もないし、始めちゃお」
互いにうなずいて、”儀式”を始める。鼓動を共鳴させて、一時の別れを惜しむように。
感性を高めて、互いの感覚を同調させて。熱も、想いも、全ては二人が永久に有るために。
感性を高めて、互いの感覚を同調させて。熱も、想いも、全ては二人が永久に有るために。
そうして、全てが整った。
―じゃあ、行ってくるね。寂しいだろうけども・・・お願い。
「だいじょうぶ。半分だけど、一緒にいるもん。あ、そうだ。最後に」
そう言って即座に頬に柔らかく、温かいサインが触れる。
「コレでよしっ。お土産話、待ってるね!」
―うんっ!
そうして光へ駆ける。また新しい景色へ。
そんな「私」・・・いや、「セレネ・フィール・アリア」は大切な人の元へ預けて。
この世界に渡る「私」は、ディアーネ・ソル・アリア。
そんな「私」・・・いや、「セレネ・フィール・アリア」は大切な人の元へ預けて。
この世界に渡る「私」は、ディアーネ・ソル・アリア。
月と陽の独奏歌。
私の月に、君の太陽を合わせて。
独りでも、月は太陽と共に歌を奏でる。
私の月に、君の太陽を合わせて。
独りでも、月は太陽と共に歌を奏でる。
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