Last One Standing

『』に記述されぬモノ。全ての終わりの果てで、それだけが残ってしまうモノ。
『全ての敵』と称される、全存在の敵対者。レイス・マリオンドールの本質。
全ての存在が消え果てた先に、緩やかに消え去っていく者だとされる。

元々は誰にも認識しようもない、不可視にして不可触の、自我や方向性を持たぬモノだったらしい。
しかしある時、アイディーリア・エル・アトゥリアスを寄り代にして自らの方向性に目覚め、第二始徒によって壊滅的打撃を受けていた始原世界を滅ぼし尽くしたとされる。

その崩壊が原因で、幾つかの欠片に分離してしまった『それ』は、大きな欠片がアイディーリアの元に残り、もう一つの大きな欠片は時空を越え、今は『アリア・ツェアシュテーラー』を名乗る少女の元へ。残りの小さな欠片はありとあらゆる時空のあちこちに散らばったとされる…が、現在はそれら全てがレイス・マリオンドールアリア・ツェアシュテーラー)の元に集結したとされる。

元より『どのような存在に対してすらも天敵』である為、殆どの防護策が意味を成さない。何故なら、『どのようなモノであろうと必ず消し去り切る』権限を唯一持つ存在であり、『概念』や『事象』といったモノすら突破し、消却する。
言うなれば、消し去れぬ筈のモノさえ完全に消し去る事が可能なのである。
また、現状存在する模倣、複写といった能力でこの存在を完全に複製する事は不可能。
『概念』から複写する模倣であっても、『』より外れ切っている、『概念』を外れた『何か』までは複製する事が出来ない為、必ず何処かでボロが出る。特に『全ての敵』としての固有能力を使用する場合、例えどのような耐性や防護機能を所持していようが、確実に使用者を蝕んでいく。

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最終更新:2009年08月01日 09:33