不死者達の楽園『ヴェーフェリフィア』

現世に存在するもう1つの「死後の世界」。
死後の世界と言われるならば本来同じ世界には有り得ない筈なのだが、
この地の主たるリッチクィーン(不死者の女王)キリアミス・ヴェーフェルの存在によって生者の世界に国として存在している。
暗闇と瘴気と荒涼とした渓谷が広がっており、ゾンビやグール、下級のヴァンパイアなどの不死者(アンデッド)たちが住み、暮らしている。
渓谷内には不死者達の住居ブロックが色んな地点に散らばるように存在し、
それらが群れのように集まっている地点の真ん中にキリアミスの宮殿がある。
住居ブロックに住む不死者らの建物(家、店舗など)は渓谷の岩壁に掘った洞穴、
もしくはボロイ布と枝を組み合わせたテントのようになっているが、不死者たちにとってはこう言う家の方が住み心地が良いらしい。
この国で売られているアイテムは見た目が恐ろしいモノが多いが意外に使い勝手の良いモノばかりだったりする。
中にはちょっと面白い凝ったギミックを持つアイテムがあったりと他の国では見かけない変わり種も多く売られている。
この地は常に魔力と瘴気がキリアミスの宝のおかげで常に満ち溢れており、これによりヴェーフェリフィアに住む不死者たちは永遠に死ぬ事はない。
出入り口は不死者らが通れば単なる一本道だが、生者が入った場合は入り組んだ迷路のようになった渓谷が広がっており、
無事にヴェーフェリフィアに入る道を知る生者はごく一部しか居ない。
だが例え入れたとしても、生者が入る事は一切許されず、生きながらにして領地に踏み入った生者は彼女の息子たちであり、
この国の警備員を勤めているデスリッターガイストコフィンらに命を刈り取られてしまう。
捕まる前に国から出たい場合はこの国の闇を照らし回っているホーントたちが持っている燭台の火を松明として持ち、ひたすら渓谷の中をやみくもに走ればいい。そうすれば気づけばヴェーフェリフィアの出入り口の外に出られる。

実はこの国には色んな場所にキリアミスの宝が幾つも隠されており、それを狙って侵入する生者が後を絶たない。
もちろん、そんな事をしようものなら例え不死者でもそれ相応の罰を受けることとなり、成功した者は極一部のみ。
過去に友人を救うためにキリアミスの宝の1つ蒼穹の宝玉を奪いに来た水無月麻耶もその成功者の1人。

なお、この地は元々は罪を犯した魂たちが課せられる罰が決まるまで現世に逃げ出さないように閉じ込めるために使われていた牢獄である。
しかしもっと優れた魂の牢獄が作られたためにもう使われなくなったところをキリアミスが引き取るように住み着いて国にした。

ちなみにヴァレル・ラズィード梶谷京一郎はヴェーフェリフィアの脅威となる怪物たちを退治したため、
ヴェーフェリフィア内では英雄と称えられている。

余談だがもうすぐ国が創立してから十万周年経つらしく、それを記念しての祭が近日行われるらしい

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年09月18日 18:37