皇牙(オウガ)

ランク:EX
種別:統括魔剣
刃渡り:65~200cm(自在可変可能)
属性:???

戸倉水琴の亡き父、戸倉宗月の手に握られていた、蒼き刀身を持つ魔剣。当人の意思で形状を変化させることが可能。
本来は伝説にのみ語られる『魔剣を統べる魔剣』であり、『一度打ち合わせた魔剣の力を、完全な形で行使出来る』という特性を持つ。その為、生前の宗月の手により数多の魔剣が打ち破られている事もあって、様々な魔剣の力を行使可能。
また、半径10km以内に存在する魔剣を探知し、その力を完全に分析・把握する特性を持つ。

実は皇牙の邪気を浄化する専用の鞘が存在し、所持者がその鞘を持ってさえいれば鞘者(スケイサー)を必要としない。同時に、スケイサーのみの特権である魔人化の解除も可能。
その鞘は現在、水琴の体内に存在する為、彼女はペナルティ無しで皇牙の力を行使可能。また、自身や敵の魔人化の解除も可能となっている。ただし、本来は屠竜種クラスの実力を持ち、尚且つ皇牙に認められた者以外にはこの剣を完全に扱いこなす事が出来ない。現時点の水琴は潰国種レベルの実力でしかない為、愛用の木刀に宿る宗月のサポート無しには、皇牙をを扱いこなす事が出来ない。

真名は『虚ろなる世界』。鍛冶の神によって打たれし黄昏の破剣『アドバンサー・オブ・トワイライト』と起源を同じくする兄弟剣であり、聖剣・神河に対するカウンターパートとして鍛冶の神に作り出された代物。
存在する総ての魔剣の要素を内包している為、完全解放時は魔剣殺したるアドバンサー・オブ・トワイライトを除く総ての魔剣の力を行使し得る。(※1)また、この剣によって魔人化した場合、今まで打ち合わせてきた魔剣総てが内包された異空間が周囲に展開される。
とある伝説では『願いを断ち切る蒼穹の魔剣』という忌み名を持ち、その真なる力は『願望』を原動力とする力を打ち払うものだとされている。

実は元々、剣聖大老の持ち物であり、戸倉宗月に貸与されたと言う経緯を持つ。
というのも、バレン・アーディナルを倒す一手となり得る魔剣が皇牙を除いて殆ど有り得ず、この剣を扱いこなす為には最低でも屠竜種レベルの戦力を持たなければならなかった事。そして、完全に扱い切れる者が剣聖大老を除き、戸倉宗月しか居なかった事もあって、長期に渡る貸与も事実上黙認されていた。(宗月が担い手ならば決して間違いを起こすまいと、剣聖大老が宗月に所有権ごと渡したという説もある)

※1:特性上、アドバンサー・オブ・トワイライトの力を完全複写する事は出来ない。
   ただし起源を同じくする為か、魔剣殺しの特性に対して極めて高い耐性を持つ。

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最終更新:2008年04月09日 21:15