オーグラシン

概要

ソレは元々は『思念体』と呼ばれる存在によって生み出された、世界の監視者のようなものだった。
世界で生まれた生命体が世界を埋め尽くしたときに目覚め、世界を正しい方向へ導くかどうかを監査し、チェックする。
それが本来の彼らの役割であり、彼らの存在意義であった・・・・ハズだった。
しかし、悠久の時を経てその目的は少しずつ変質していき、戦争ばかりしている人類に失望し、
人間及び全世界の生命体を抹殺し、新しく世界を作り直そうと目論むようになる。
そして自分たちが望む進化をする生命を作り出すべく、人間に干渉するようになる・・・。
その後、ソレは『思念体』を真似て自分の分身を産み出し始め、
さらにその分身たちがさらに分身を産み出すようになり、着実に増殖して行ってる。
こうして生まれたのが『オーグラシン(琉球語で『闇』の意)』と言う生命体である。

特徴は姿形は個体によって様々だが、基本的に体は輪郭が分かりづらい半透明の体をしており、
その体の中に骨や目玉などが漂流している不気味な姿をしている。
元々『思念体』は虚数空間に存在しているものであり、それによって産み出された彼らもまた虚数空間に属するものである。
ゆえに実数領域(つまり現在の人類含む生命体らが居る世界)では物理的な攻撃によって破壊することができず(※)、
実数領域で生まれた人間を含む生命体では彼らを倒す事はできない。
だがオーグラシンたちは何故か実数領域の物質に接触や攻撃ができる上に、破壊することもできる。
倒すには虚数属性の攻撃で倒すか、何らかの方法で彼らの存在を実数領域に固着させるか、の2つである。
そして今のところ、彼らを倒すことができるのはただ1人、
肉体の80%以上がオーグラシンと同じ細胞で構成されている(=虚数属性の攻撃を放てる)アオス・シュテルベンだけである。

なお、撃墜あるいは最上位個体が撃破された場合、破片等まで完全に消滅してしまう為、
残骸を回収する事はもちろんそれらをサンプルにしてデータを解析、と言う事も出来ない。
かなり昔からオーグラシンはこの世界に降り立ち、襲来していたが、この世界に彼らのデータや資料が全くないのはその為である。
しかし何らかの通常物質・機械類・人間と融合した状態の場合は機能を残したまま存在し続ける模様(詳細は融合タイプの項)。

※:一応接触はできる。しかし接触できるだけでダメージを与えることはできない。

オーグラシンリスト

ランクは3つあり、始祖とそれら3つのランクに属さないものも入れると6種類に分かれる。
余談だが名前のほとんどは琉球語(首里・那覇方言)である。

トゥムヌガー

琉球語で「足」と言う意味。
チブルであるナシウトゥスンによって産み出されたオーグラシンで、最も多く存在する。
最下位に位置するだけに知能はそれほどあるワケではないらしく、場合によっては飼い慣らす事もできたりする。
etc...

カタウディ

琉球語で「片腕」と言う意味。
トゥムヌガーと同じくナシウトゥスンによって産み出されたオーグラシンだが、性能はトゥムヌガー以上で、ゆえに数は少なめ。
主にトゥムヌガーの司令塔やナシウトゥスンの守護など、役割は個体によってさまざま。
なお、カタウディ以上のランクのオーグラシンは鎧のような外骨格を身に纏っている。
etc...

チブル

琉球語で「頭」と言う意味。
オーグラシンの祖である???から産み出された???の分身たち。
このうちのナシウトゥスンはトゥムヌガーとカタウディを産み出している。
始祖である???を除けば、このクラスがオーグラシンで最も上位にあたる。
なお、チブルは高い知性を得ており、喋る事ができる。

始祖

概要の最初で説明した『思念体』に産み出された世界の監視者"だった者"であり、云わば『女王蜂』のようなもの。
彼さえ倒せば全てのオーグラシンを消滅させることができるのだが・・・詳細は謎に包まれている。
なお、オーグラシンらは彼のことを『創帥』と呼んでいる。

イレギュラータイプ

あるきっかけによって自我が芽生え、???に離反したオーグラシン。
これらが生まれる確率は奇跡とも言えるほど低く、また???ナシウトゥスンの支配を受けない。
しかし結局はオーグラシンであるため、最上位個体が撃破されればもちろん消滅してしまう。
etc...

融合タイプ

何らかの通常物質・機械類・人間などと融合して生まれたオーグラシン。
それらの物質と融合することによって属性が変更されるせいか、最上位個体が撃破されても消滅することはない。
なお、人間と融合した場合、融合された身体の主の精神よりも融合したオーグラシンの精神が優先されるが、
稀に身体の主の精神が勝って身体の所有権を奪還されることもある。
【H(人間)融合体】
【D(造魔(デモニアン))融合体】※融合のメインとなる個体の名の後ろに「ユル(琉球語で『夜』)」が付く
etc...

ハーフタイプ

他種族を母体とし、生まれたオーグラシンのハーフ。前例が存在せず、事実上はいないとされる。
現時点では一人しか確認されていない。
【人間とのハーフ】

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最終更新:2008年06月12日 23:37