ラピリス・アリアンロッド
種族:死神
性別:女
年齢:21
身長:171cm
体重:55kg
クラス:
LLLメンバー、
属性:風、土、時 属性均衡:『悠』タイプ
戦闘スタイル:格闘、剣術による近接戦。怪人としての時空切断能力、その他変身形態
イメージCV:
「私が己に課した役目は、守りたい者を守る為の剣であり、盾であり、鎧。ならば、私が為すべき事は一つだけ」
設定
LLL所属の暗殺者。とある研究所にて造られた不完全な改造人間にして、
ヴェルト・ハーティアの弟子の一人。
ストレートロングの黒髪に黒い瞳の女性で、黒いシャツに黒いジーンズ姿でである事が多い。
性格はあまり感情を示さないが、割と動物的で甘えたがり。可愛いものが大好き。
特撮に出てくるようなヒーローに内心憧れているが、自分がそうなるというのは諦めている面もある。
趣味は食べる事、後はクレーンゲーム等。暇さえあれば穴場の飲食店を探して街を彷徨い、または駄菓子屋を巡り、暇潰しにクレーンゲームで大量に景品をゲットしてくる。
生まれつき時に干渉する力を持ち、成長と共にその存在そのものが死神となる魔女を生み出す一族の家系に生まれた末娘。
かつて、その特異性故に10年程前に双子の姉の
エルリス・アリアンロッド共々
最強生命体創造計画関連の研究所に捕らえられ、怪人として改造されていたが、改造が終わり切る前にその研究所が一人の男によって襲撃され、ヴェルトに連れ出されたという経緯を持つ。その為、元々は怪人に変身できる設計だったのが、両腕のみしか変身させる事しか出来ない。尚、その改造の影響で、記憶の大半を喪失していた。
元々身寄りが無かった為に彼女はそのままヴェルトに引き取られ、ヴェルトの元で様々な武術、戦闘術を学んでいた。
その後、ラピリス自身の『周囲との繋がり』を考慮したヴェルトによって、彼女は16の時に
LLLに所属させられる事となる。
「仲間や友人を作って来い」そういうヴェルトによって、彼女は一件無感情に見えるなりにも積極的に彼らと組み、様々な仕事をこなしてきた。また、彼女の持つスキルが汎用の効くものばかりであった為、LLLで仕事上組む事が無かった相手の方が少なかったりする。
また、仕事以外でも何だかんだで仲間と積極的に関わってきた為、LLLメンバーの大半とは結構繋がりがあったりする。
尚、最近は
エイディーズや
ヴァーミン、
ティルと関わる事が多く、特に
エイディーズとは現在、恋人としての関係となっている。
最近はその記憶を取り戻してきていたが、自分が死神の家系として生まれた事、自身のその身が近い内に死神となり、それと共に発生する世界の修正によって、自分に関わったほぼ全ての者から自身の記憶が消滅する事を思い出してしまい、周囲を心配させまいとその事実を周囲の者達に隠し続けていた。尚、一時期はナヴァールの協力で自身の死神としての側面を切り離す事で、気休めレベルで自身の死神化を遅らせていた。
だが
ミィの救出の際に
ティルの為に時間能力を行使した事で急速に死神化が進行。人間としての寿命を迎えてしまい、完全に死神として変化してしまう。結果、
LLLの者達の殆どからラピリスに関する記憶が消失していた。
ラピリス側はその記憶を覚えているが、LLLの者達はその記憶を覚えていない……というか、そもそも世界から『無かった事にされている』為、ラピリスに関する事象は殆ど残っていない……筈だったが、世界の修正で完全に消え去るほどラピリスと
LLLの面々の絆は浅いものではなかったらしく、最初の仕事の際にエイディーズ達と再会し、その場にいた面々全員がラピリスを思い出す。(本来、これは奇跡のレベルの事象であり、世界の修正で消えた記憶というのは本来戻るものではない。) 実母の
フィアッカ・アリアンロッドとその上司たる
グレイヴォルト・フェザーフォウルの賭け……『もし一週間以内にLLLの者達で誰か一人でもラピリスを思い出す事があれば、ラピリスを死神の任から解く』という契約があった為、ラピリスはLLLに戻れるようになった。尚、LLLのメンバーはラピリスの帰還の時点で皆ラピリスを思い出している為、現時点ではLLLとは以前と変わらない関係となっている。
ラピリスがヴェルトの技を会得するには、肉体強度面でスペックが足りなかった為、学んだ技の大半は扱いこなせない。
ただ、それでも人間が扱う分には強力過ぎるほどのスキルを得ている為、LLLでは上位の戦闘力を持つ。死神と化した事で更に扱える技は増えている。
また、時流エネルギーを扱った攻撃能力を得ることが可能。
その他にも、まだ隠された能力があるらしいが……?
保有能力、スキル
【活招】
『気』を利用し己の力を瞬間的に強化する技術。以下のような種類が存在する。
- 速招来:瞬間的に反応速度を上昇させる技法。
全体的な行動速度が上がる他、副次的効果として周囲の行動が極めてスローに見える。
- 剛招来:瞬間的に自身の肉体強度、硬度を上昇させ、敵から受けるダメージを低下させる。
撤鋼弾クラスまでなら耐えられる程の肉体強度を得るが、速度が約7割まで低下するという弱点を持つ。
- 力招来:瞬間的に怪力を得、全体的な物理攻撃力を上昇させる技。
1トンクラス程度の重量ならばその肉体だけで持ち上げられるほどの力を得るが、精神的に高揚しやすくなる為に隙も多くなる。
【幻燈華】
気と肉体動作の組み合わせで実体ある幻影…分身を作り出す技。一度に最高15体までの生成が可能。
分身の性能は本体の約8割程度でしかないが、分身の一体一体がそれぞれ特殊能力を使えるという点では強力。
ただし、分身の能力使用時のエネルギーは本体が持たなければならない為、消耗も激しい。
【次元斬】
腕部を巨大なクワガタの鋏へと変化させ、両腕を振るった際に時空断層を作り出し、対象物をほぼ確実に切断する。
間合いが狭いという弱点を持つ為、ほぼ近接戦専用の技となる。
対象物に時流エネルギーを残し、時間差で切断するというトリッキーな扱い方も可能。(例えば敵が投げてきたブーメランに時流エネルギーを叩き込み、敵に戻った時点で敵ごと切断する、等)
尚、自分の『気』や『魔力』とはまた別にプールされた時流エネルギーを使用する為、そのエネルギーが無いと使用が出来ない。ただ、次元斬の行使そのものは消耗が極めて少ない。
【十六夜憐華】
次元斬を応用した必殺技。
速招来と神速歩法、幻燈華、乱舞斬りを複合し、対象を幻惑しつつ全方位より切り刻む。
【空滅昇華】
次元斬の最大出力を以って巨大な時空の穴を作り出し、広範囲を異界へ飲み込むという荒技。
多数の敵を纏めて現在の世界より叩き出せるが、発動時には自身が飲み込まれないように高い位置をキープせねばならない為、天井の低い建物内では使えないという弱点を持つ。
また、ラピリスの時流エネルギーを殆ど消耗しつくす為、発動後約一週間は次撃が撃てない。
【変身】
白戦輝グランヴァイスへと変身する。詳細は以下にて。
白戦輝グランヴァイス
身長:185cm
体重:69kg
クラス:
LLLメンバー…?
属性:風、土、時 属性均衡:『刹』タイプ
戦闘スタイル:格闘、剣術による近接戦。時空断層による防御力を駆使した突撃戦法。
イメージCV:
「……いざ、尋常に…勝負ッ!!」
説明
ラピリスのもう一つの姿。時流エネルギーを全部防御に回す事で変身が可能となる。
怪人とは全くかけ離れた変身形態であり、設計段階に於いて元から無かった仕様であるらしく、この変身形態が存在する理由は不明。
この形態では攻撃力と速度が若干、そして防御力が異常に上昇している。ただし、時流エネルギーをほぼ防御に回している為に、次元斬を始めとした空間干渉攻撃は使用できない。ただし、この形態でのみ使用可能な武装、技も存在するため、実際は遜色無く戦える。
時流エネルギーを絶えず消費する為、変身維持時間に制限が存在する。万全の状態でも100分が限度。
ヴェルトは『恐らく不完全な変身形態と、ラピリス自身が持っていた特異な力との相互干渉がこの変身形態を生み出したのだろう』と踏んでおり、完全な副産物である可能性は高い。
尚、LLL内部でラピリスのこの変身形態を知っているのは、現時点では社長である
デイビス小金沢と、同僚の
ティルのみである。
保有能力、スキル
【活招】【幻燈華】の二種
【次元斬】【十六夜憐華】【空滅昇華】の三種
【魔剣・狂葉落とし】
全力の唐竹割り…を超速度を以って連続で叩き込む、豪雨の如き乱撃を思わせる一撃。
一撃一撃が極めて重く、真っ向から受ければ余程の肉体強度を持たない限り、並みの剣は愚か剣を持つ腕の骨さえ粉々に粉砕されてそのまま切り刻まれるという、粉砕、突破力特化の一撃となっている。
【皇塵】
時流エネルギーを剣に収束し、振るった軌跡の周囲に膨大な破壊を引き起こす一閃を放つ。グランヴァイス最強の攻撃。
防御に回している時流エネルギーを若干使う為、使用する瞬間は若干防御力が落ちる。
また、残存時流エネルギーが極端に少ない場合、破壊出来るほどの威力は発生させられない…が、周囲に凄まじい音と光を撒き散らす為に、スタングレネードとしての扱い方も出来る。
【クロノスドライブ】
未覚醒能力。
詳細不明。
最終更新:2009年03月24日 17:07