重力

物理量のページ:の一種)
質量に比例する力([[ベクトル量]])
英:gravity weight よく使われる記号:w
SI単位:N(「ニュートン」)
他の単位:kgw(「キログラム重」)
初登場…物理基礎(力学分野)


重力の関わる主な関係式
初出 数式 意味 備考
基礎 \vec{W}=m \vec{g} 重力質量×重力加速度 重力の定義。
地球上の場合、重力加速度の値には9.8[m/s^2]位の値が入る。
場所によってわずかに異なる。

殆どの場合、物体の受ける力の内、地球の引力に由来するもの表す。
より踏み込んでみると、万有引力慣性力との合力と解釈できる。"大きさ"と"向き"を併せ持つベクトル量である。

重力の大きさは「重さ」や「重量」などど呼ばれ、しばしば「質量」と混同される。
区別として、物体の「重さ」が場所によって異なるのに対し、「質量」は少なくとも場所によっては変わらない。
具体例として、地球上で「体重60kg」の者が、月に行けば「体重10kg」になったりする。この「体重60kg」は物理の言う質量ではなく、正しくは「60kgw」と表記すべき(この辺りが非常に話を紛らわしくしている!)で、この数値は「重さ」である。
しかし、ダイエット等せず、脂肪を一切燃焼させていないならば、「60kg」の者は月にいこうが「60kg」である。この「60kg」が質量と呼んでいるものである。
一般の体重計は地球上で大人しく使う事を想定し、「重さ」から「質量」を割り出して表示するようになっているが、あくまで測定しているのは「重さ」であり、「質量」は間接的にしか測定していない。
体重計の上で動くと数値が大きく変動するが、それは乗った者の「質量」が増えたり減ったりしているわけではないのである。


運動方程式により、力学の様々な概念と実際の運動の様子とを結びつける際の門となる。
力学分野では非常によく使われる物理量といえる。


例題

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最終更新:2015年06月08日 23:10