【side:Ash】
そっか、倉庫か…。
定番と言えば定番だよな、確かに。
場所が分かれば俄然やる気が起きる。
定番と言えば定番だよな、確かに。
場所が分かれば俄然やる気が起きる。
やっぱり…
「ほらな、1人で逃げなくて良かったじゃん」
笑いかけると、シャリスの顔に戸惑いが色濃く現れた。
良かったの意味が分からないなら案外鈍い。
「ほらな、1人で逃げなくて良かったじゃん」
笑いかけると、シャリスの顔に戸惑いが色濃く現れた。
良かったの意味が分からないなら案外鈍い。
「…どうして」
「お前のおかげで武器の場所分かっただろ?情報のお返しに、お前は意地でも逃がすから」
「お前のおかげで武器の場所分かっただろ?情報のお返しに、お前は意地でも逃がすから」
自信を持って宣言してやる。
逃げられなかったら終わりなんだし…俺はこんなところで終わるつもりはない。
それにシャリスも此処で終わらせるつもりはない。
此処で置いていったら、見殺しにしたって一生後悔する。
死ぬのを分かってて見過ごせないっていう俺の我侭だ。
逃げられなかったら終わりなんだし…俺はこんなところで終わるつもりはない。
それにシャリスも此処で終わらせるつもりはない。
此処で置いていったら、見殺しにしたって一生後悔する。
死ぬのを分かってて見過ごせないっていう俺の我侭だ。
呆れと戸惑いが混じったような苦笑いで、シャリスは俺を見た。
「本当に其処にあるとは言い切れないのに?」
「目安があるだけマシ」
「目安があるだけマシ」
何処か試すような言い方に即座に答える。
事実俺はこの城を訪れるのは初めてだから、内部構造サッパリ予想つかなかったし。
適当にしらみつぶしに探そうかなーなんて思っていた。
事実俺はこの城を訪れるのは初めてだから、内部構造サッパリ予想つかなかったし。
適当にしらみつぶしに探そうかなーなんて思っていた。
「っと、のんびりしてらんないんだった」
来ないと思うけど、もしも見回りがきたらアウト。
何と言っても此処は行き止まりだから、逃げ場がない。
警戒網を敷かれたら、そこを強行突破するにはちょっとばかしこの城の規模は大きすぎる。
たった2人捕らえるのにすら小隊使ったんだから軍備に余裕があると見た。
王様のあの剣幕から察するに、俺たちを捕らえるのになりふり構うと思えない。
何と言っても此処は行き止まりだから、逃げ場がない。
警戒網を敷かれたら、そこを強行突破するにはちょっとばかしこの城の規模は大きすぎる。
たった2人捕らえるのにすら小隊使ったんだから軍備に余裕があると見た。
王様のあの剣幕から察するに、俺たちを捕らえるのになりふり構うと思えない。
………それほどまでに恐れる『雪の結晶の欠片』が持つ禁忌の力ってのは、何なのだろうか?
仮にも一国を護ってきた魔石が与える力。
考えて分かるものでもないけど…元々直感と行動タイプなんだから、頭使うのなんて苦手だ。
それに、どんな結論が出たところで結局推測にしかすぎない。
生憎俺は魔術の勉強も訓練もしてないから、使えるとは思えないけど…。
仮にも一国を護ってきた魔石が与える力。
考えて分かるものでもないけど…元々直感と行動タイプなんだから、頭使うのなんて苦手だ。
それに、どんな結論が出たところで結局推測にしかすぎない。
生憎俺は魔術の勉強も訓練もしてないから、使えるとは思えないけど…。
得体の知れない力って言うのは確かに恐怖なのかもしれない。
俺自身、自分の身の内に制御できない力があるというのは気持ちが悪いから。
俺自身、自分の身の内に制御できない力があるというのは気持ちが悪いから。
「…腕」
シャリスの入れられていた牢から出たところで、シャリスが小さく呟いた。
………腕?
………腕?
「いい加減放してくれないか?」
そう言われて納得した。
そういえば、掴んでいたっけ。
中々牢から出ようとしないから連れ出そうと思って。
結果的に連れ出してもう牢の外に居るんだから確かにもう目的は達した。
そういえば、掴んでいたっけ。
中々牢から出ようとしないから連れ出そうと思って。
結果的に連れ出してもう牢の外に居るんだから確かにもう目的は達した。
「ああ、悪い」
手を離せば即座に腕を引き寄せて何度か摩っている。
そんなに強く掴んで…いたかもしれない。そういえば。
筋肉はついてるようだったけど、細めだから力込めやすかったし。
そんなに強く掴んで…いたかもしれない。そういえば。
筋肉はついてるようだったけど、細めだから力込めやすかったし。
「なぁ、戦闘になったら戦える?」
鍛えているのは分かるけど、実戦向きじゃない。
魔力は感じるから魔術タイプか。
確認のために尋ねると、頷くことで肯定された。
つくづく会話の少ない奴。もっとコミニケーションしようぜ?
そういう場合でもないのは重々承知の上だけど。
魔力は感じるから魔術タイプか。
確認のために尋ねると、頷くことで肯定された。
つくづく会話の少ない奴。もっとコミニケーションしようぜ?
そういう場合でもないのは重々承知の上だけど。
…しかし戦えるなら良かった。
守りながらの戦闘は護衛の仕事で慣れてる。
それに無理矢理連れ出した以上守るつもりで居る。
けど自分で自分の身を守れるならそうしてもらえる方が確実だから。
守りながらの戦闘は護衛の仕事で慣れてる。
それに無理矢理連れ出した以上守るつもりで居る。
けど自分で自分の身を守れるならそうしてもらえる方が確実だから。
「上等。んじゃ、逃亡開始と行くか」
この先が見張り兵の詰め所って言うなら早速戦闘になるだろう。
此処から先は素早さが重要だ。
此処から先は素早さが重要だ。
「シャリス、絶対生き延びるんだからな。俺もお前も」
そういった瞬間、シャリスが顔を顰めた。
これまで見た中で一番大きな変化。
…俺、別にそういう表情される言葉言ってないと思うんだけど。
まだ生き延びるのが嫌だとかそういうこというわけじゃないよな?
これまで見た中で一番大きな変化。
…俺、別にそういう表情される言葉言ってないと思うんだけど。
まだ生き延びるのが嫌だとかそういうこというわけじゃないよな?
けどそんなこと言い合ってる場合じゃないしと、俺はそのまま廊下への扉を開けた。