《怨霊「入鹿の雷」》

No.1475 Spell <Arcane Magic Vol.4
NODE(5)/COST(3) 術者:蘇我 屠自古
効果範囲プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間

【オーバードライブ】

 〔相手プレイヤー〕にXダメージを与える。Xは場の呪符カードの枚数に、このカードの「オーバードライブ」の効果で除外したカードの枚数を掛けた値に等しい。

中臣鎌足の屋敷に落ちた雷は入鹿の祟りであったと言われている。

Illustration:三日月沙羅

コメント

蘇我 屠自古のスペルカード
オーバードライブを用いた火力スペルである。

オーバードライブ×呪符の枚数でダメージを与えるため、必然的に呪符系のデッキで採用することになる。
しかし、肝心の「蘇我 屠自古」と呪符の間にほぼシナジーが存在しないのが一番の欠点。一応蘇我 屠自古/13弾呪符に関わる効果を持っているが、このカードが求める呪符の大量展開を可能とする効果ではない。
そこに目を瞑って無理やりデッキを構築したとしても、今度は下準備と比較した際のダメージのしょうもなさが足を引っ張る。

オーバードライブを3枚溜めた道符「TAO胎動 ~道~」龍神/12弾を踏み倒して15点を持って行くため、わざわざこのカードを使うなら15点をダメージの基準としたい。
しかし、このカードがオーバードライブ3枚で15点ダメージを与えるには、なんと場に呪符が5枚も必要である。
セット鬼火「超高密度燐禍術」を打っても要求値の半分にしかならず、余程のことがない限り達成は至難の業だと言える。
ならばとオーバードライブの方を伸ばそうとしても、今度は「蘇我 屠自古」のスペル数が足を引っ張る。
屠自古のスペルは3種類しか存在せず、汎用性の高いものも少ないため、どうしてもオーバードライブを稼ぐのが他のキャラクターと比べて難しくなってしまう。
そこまで必死になって下準備をしたとしても、得られるのは致死量どころか10点に達するかも怪しい本体火力でしかない。
結局他のオーバードライブ連結を使っていた方が手っ取り早く大ダメージを与えられることの多い、何とも不憫なオーバードライブである。

  • オーバードライブを稼ぐ過程で下準備を済ませることができ、大量に呪符をばら撒ける異郷の薬売りとの相性は悪くない。それでも呪符5枚を達成するにはデッキ内の「胡蝶夢丸」をほぼ全て冥界に送る必要があり、相当に厳しいのだが。

  • 毒爪「死なない殺人鬼」オーバードライブ1枚につき8点ダメージを内包し、様々な特殊効果を持ち、おまけにスペルの数も屠自古より芳香の方が圧倒的に多い。同じパックに収録されたカードでこの格差はあんまりではなかろうか。


収録

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場で「蘇我 屠自古」として扱われるカード




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最終更新:2014年11月28日 01:21