ロコン
英名 Vulpix
分類名 きつねポケモン
標準体高:0.6m 標準重量:9.9kg 特性:もらいび
進化過程:ロコン →
キュウコン
主な生息地:エンジュ近辺、送り火山、グレン・ポケモン屋敷焼け跡他
六本にわかれカールした尻尾が美しく可愛らしいきつねポケモン。
生まれたばかりのロコンは体が色づいておらず、尻尾も1本しかないが
成長するにつれて尻尾が分かれ色も赤褐色(稀に金色の個体も存在する)に色づいていく。
しかし産まれたてのロコンは大変デリケートで体も弱いため、その時は外部との接触を徹底的に避けるために
人工的な卵型の保育器内に収めたり、巣穴で過保護に育てられたりするので
「白いロコン」は人工観察下以外ではまず姿を見ることはできないとされている。
体内には他の炎ポケモン同様に、火炎袋の役目を果たす機関が出来ている。
火炎袋の中では常に消えない炎が燃えているが、
ヒトカゲ系統と比べると
野外を避けられ厳重に育てられた幼生期を経験したことからなる体の弱さを補う、
いわば生命維持に使われている面が強い。また、成長して野外生活を営むようになる
ロコンは定期的に(2~3日に一度)口から炎を吐くことによって体温を逃がす。
最低でもこの期間に一度は熱を逃がさないと体が熱くなって苦しくなってしまうのだ。
ロコン自体は気性も穏やかで、
ガーディと並んでペットとしての人気も確立しているが
最低でも安全に放熱できる環境・機会を用意しなければならないのがネックである。
足並みは速いがこのポケモン達は総じて体力が弱く、自分よりも強い敵や大怪我を負わせるような
敵ポケモンと遭遇した場合はただ背を向けて逃げるだけでなく、傷ついたフリをして油断したところを
さっと抜け出したり、吠えて威嚇して追い払おうとしたり、炎を操って体内から「おにび」や
「あやしいひかり」を放ち、戦闘能力を削ぐなどさまざまな工夫を凝らして身を守っている。
また、ロコン・キュウコンには神通力が備わっているらしく、戦いの中で成長したり
技を遺伝したロコン達の中には「じんつうりき」で相手を苦しめたり、「さいみんじゅつ」で
相手を眠らせたり、自分を状態異常から守る「しんぴのまもり」と呼ばれる力場を形成する
能力を持った個体が確認されている。他にもだましうちやしっぺがえしなど悪どい戦いぶりを
見せたりもするが、もし飼い主やトレーナーが舐められたり機嫌を損ねたりすると
こういうやり方でお返しをされたりするので躾や注意は万全に。
特にロコン・キュウコンとコミュニケーションをするにあたって、
尻尾を掴む行為は相手の承諾を得れない限りは神通力や悪戯等で
お返しされる危険性が高い。踏みつけるなんてもってのほかである。
ちなみに、進化する直前は6本の尻尾が火の如く熱くなるので
決して石の放射線を当てているときに後ろから接しないようにしたい。
だが、その時の尻尾の輝きは元々の毛並みと相まって美しく、見逃すには惜しい物ではないか、と記しておく。
最終更新:2007年01月14日 22:27