クサイハナ
分類名:雑草ポケモン 標準身長:0.8m 標準体重:8.6kg
熱帯から温帯までの広い範囲に生息しているポケモン。外的に襲われるととてつもない悪臭を放って身を守ることで知られている。
捕獲も飼育も容易なナゾノクサから進化するが、悪臭を制御するための躾はやや困難であるため
初心者から中級者へのランクアップするためのうってつけの関門としても有名である。
近年この悪臭を放つ能力は最初は自衛のために手に入れた能力では無かったという新説が発表され話題になっている。
大抵の草ポケモンは野生では受粉により種子を作りそれで繁殖している。そして花粉を運ぶ手段として
バタフリー等の虫ポケモンを利用するわけだが
多くの種が虫ポケモンを誘うためによい香りを使うためそこに競争が生じてしまう。
そこでクサイハナの先祖はそういった競争を回避するため悪臭(醗酵臭、腐敗臭)に引かれるポケモンを花粉の運び手として利用する事を思いつき
進化によってその能力を手に入れた後、それが外敵を追い払う目的にも使われるようになったというのだ。
ベトベトンや
スカタンクの放つ悪臭とは異なり完全には野生ポケモンを遠ざけないこともこの説を支援している。
数千人に一人の割合でこの悪臭を不快とは感じない人もいることが知られており、その原理を探ってみると
この悪臭の主成分を極限まで希釈すると鼻にある様々な香り成分の受容体の機能を活性化することが明らかとなった。
すなわちクサイハナ悪臭を不快と感じない人はこの悪臭成分が作用する受容体の感度が悪く、他の香りの受容体を活性化する作用の恩恵だけを得られることになる。
余談だが
マタドガスの生成する有毒ガスの一種もこれと同じ作用を持つとの報告もあり、共に香水の強化剤として大手企業からの注目が高まっている。
最終更新:2009年01月10日 17:52