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「よし! 今日はタブンネを5匹も狩れたぞ!」

「しっかしクラスで噂になってたのは本当だったんだな~。タブンネを倒したほうが強くなりやすいなんて最初に誰が発見したんだろ」

「ははっ、そんな攻撃なんか効かないってば」

「今日は10体を目的にするぞ! 頑張ろうな●●」

「お兄ちゃん、すごく強いんだね! タブンネを狩るコツとかあるの?」

「えっ、タブンネが■■■■■■だったなんてほんとうなの!?」

「嘘だ……嘘だって言ってよ……」

「僕は、僕たちは最低な人間だったんだ」

「ポケモンバトル? 僕はもうそんなことしたくない」

「なっ……育て屋の回りで○○の死体が数百体も見つかっただって!?」

「今度は××で26体の△△が変死していたのか……」

「ああ、またタブンネか。本当に酷いことをするトレーナーが居るよな、いや、僕もか……」

「プラズマ団?」

「そうか、ポケモンは人間たちから解放されなきゃいけないのか」

「あの方が負けた!? 嘘だろう!? 僕達は、ポケモンはどうなるってんだよ!!」

「そうかお前たちはロット様に付いて行くのか」

「僕はどうするかって?とりあえずイッシュをぶらぶらしようと思う」

「罪を償うためにポケモン達と生きるってのは分かる、だけど僕には無理だ」

「僕はあの方やお前たちとは違う――――ポケモンとトモダチになるなんてそんな資格はない」



☆  ★  ☆

ボールから出てきたその姿を見た瞬間、彼の目からは抑えられない感情が迸った。
幾度も目にしたことのあるそのポケモン。
曲線を帯びたフォルムに、薄白桃色と黄桃色に彩られた体。
タブンネと呼ばれるこのポケモンのことを彼は一時も忘れたことがなかった。
彼にとってタブンネとは歩んできた道と切っても切れぬ関係があった。
自身の原点として。自身の原罪として。自身の道標として。
そして命をかけた場におけるパートナーとして。
彼にとってこの選択は神から与えられた罰であるかのように思えた。
目の前に居るポケモンを巻き込んでしまったのは自分ではないのだろうか。
そんな自責の念すらフツフツと沸き上がってきた。
堪え切れず、彼は不思議そうに見つめるタブンネを力強く抱きしめる。

「ごめんな、ごめんな……」

タブンネは己の首を抱き、謝罪を繰り返しながら嗚咽するトレーナーを困惑した様子で見ていた。
時たまに困ったような視線を相方のキリキザンに向けるが、彼は知ったことかと言わんばかりに首を背ける。
タブンネという種族は耳がよく、故に耳の触覚で相手の感情を読み取ることができると言われている。
が、今の"彼女"はそんなものがなくても目の前で泣き崩れる男が悲しみに暮れていることが理解できた。
少しでも落ち着くようにと自身にしがみつく彼の背中を撫でてみても、彼は更に激しく咽ぶだけ。
このままでも自体は好転しないことを察した彼女は、別の方法を試すことにした。
彼の背中に置いた両手に薄桃色のエネルギーを集めて、解き放つ。
『いやしのはどう』
本来は体の傷を癒やすための技であるが、リラックス効果も期待できる。
タブンネは彼が落ち着くまでずっと波動を彼の体へと送り続けていた。



☆  ★  ☆

『彼女』のおかげで落ち着きは取り戻したものの、僕の心は暗鬱に沈んだままであった。
タブンネが心優しいポケモンであるということは"経験"から知っていた。
知っていたが、今はその優しさがとても痛い。
許されたかったのだろうか、断罪されたかったのだろうか、それともただ胸の内をぶつけたかっただけなのだろうか。
自分が自分でもわからないような状況の中、僕を慰める彼女へと僕は語りかける。

「聞いてくれ、僕は酷い人間だったんだ。
 君みたいな心優しいポケモンの相棒になるのにふさわしく無い奴なんだ」

こう前置きし、僕は己の罪を語りだした。
思い出したくもない、だけど忘れることもできぬ忌々しき記憶。
彼女は時に顔を青くしながらも僕の話から耳を逸らさずに聴き続けてくれた。
彼は心なしか睨みつけるような表情を見せながらも話は遮らない。
それも当然だ、そう思いつつ僕は全てを吐き出してゆく。
慟哭のような断末魔のような、そんな僕の叫びを二人は最後まで受け止めてくれた。
胸中を晒しだして抜け殻のようになった僕に彼女が近づいてくる。
何をするのだろうか。
いや、何をされても構わない。
それだけのことはやってしまった。
覚悟か諦念かも分からぬ感情に支配される中、彼女は僕に近づき。

「タブンネ♪」

笑ってくれた、慰めるかのように僕のお腹を優しく叩いてくれた。
彼女の優しさが僕の胸を一番締め付ける。
だから込み上げる衝動を抑えきれずに叫んでいた。

「僕は君の仲間を沢山傷つけてきた! 踏みにじってきた!
 君達はどんな悪意に晒されても抵抗すらしなかったのに!
 僕ら人間はそんな君達の優しさを知りもせず、知ってすらなお君達を倒すのをやめなかった!」

なのに、なんでそんなに優しくするんだよ……。
最後の一言は声にすらならず喉に引っかかって嗚咽の一つとなって消えた。

「なぁ、僕のことが恨めしいだろう? 人間のことが憎くないのか?
 仲間が何人も犠牲になったのに君はまだ人間に優しくすることができるのか?」

僕の問いかけに、タブンネは疑問の1つも抱いていない様子であった。
彼女はおもむろに楽しげな表情で僕の周囲を飛び跳ね始める。

「なにを……?」

僕には彼女が何をやっているのか分からなかった。
伝えたいことがある、それだけは理解できる。

「タブンネ~」

呆然とする僕に対して彼女は何度も同じ行動を繰り返す。
だけど僕にはポケモンの言葉など分からない。
真剣な表情を浮かべ動き回る彼女の気持ちを受け取って応えることが出来ない。
僕の目からすればそれはただの慰めにしか思えなかった。
他の意図が存在しているのかも分からなかった。
『あの方』と同じ力さえ持っていれば、そうやって臍を噛む。
いや、もっとポケモンへの愛があれば言葉など分からずとも彼女の行動の意図を掴むことが出来たのではないだろうか。
ポケモン解放に逃げこむこと無くもっと昔からポケモンと正々堂々と接することができていれば。
そんな僕を他所に彼女はひたすら何かを伝えようと動き続ける。

「ごめん、な」

プラズマ団を抜けた後の二年間とは一体何だったのだろうか。
ポケモンと関わることを避け、人と関わることを避けて旅という名の逃避行を続けたツケがこれなのだろうか。
一度だけ訪れたホドモエシティにいる昔の仲間達は僕と違って活き活きとしていた。
生きがいを見つけ、ポケモンと共に生きてゆく道を見つけていた。
僕だけが前に進めずにいる。
ポケモンとも、己とも向き合えずに今ここにいる。

「僕なんかがトレーナーになって、ごめんな……」

自身の情けなさにまたしても涙が滲みかけた。
そんな僕を見たせいか、彼女の表情にも影が刺す。
僕は彼女にどのように声をかければいいのだろうか。
こんな僕がなんと言ってやればいいのだろうか――――。




「痛ッ~~。」

何かが後頭部に当たった痛みで僕の思考は強制的に中断させられる。
頭を抑えつつ、犯人のいる後ろへと振り返った。
そこにはそっぽを向いたキリキザンだけがいる。
つまり彼が何かを投げてきたのだろう。
それが何かを確かめるために下に目線を向け、『ポケモンコンバーター』を見つけた。

「これで一体どうしろってんだ?」

彼はどうして僕にこんなものをぶつけたんだろうか。
煮え切らない主人に嫌気がさしたのか?
それも当然かもしれない。
彼らは殺し合いなど望んでいるのだろう?
そんなわけがない。
殺し合いなどを強いる僕達に従おうとするなどするのだろう?
そんなわけがない。
だから。

「タブンネ~」

彼女の真剣ながらどこか間の抜けた声に僕は再び振り返った。
見れば、彼女は両手であるものを掴んでいた。

「モンスターボール?」

僕の声にタブンネはこくこくと首を縦に振る。
パズルがようやく噛み合った。
彼女は自分をバトルコンバーターにかけろと言っているのだ。
なんで、その声を直前になって飲み込む。
今の自分に文句を言う資格などはない。
ポケモンを自由に"操作する"装置など使いたくもなかったが、震える手で手にとった。
次にタブンネの掌からボールを受け取り、ボタンを押す。

「戻れ、タブンネ」

ボールから放たれた赤い光線と彼女が同化してゆき、光は紅白のボールの中へと吸い込まれる。
早くなってゆく鼓動を深い呼吸で無理やり整えつつ、僕はボールをポケモンコンバーターへとセットした。
カチリという音とともにボールが機械にセットされ、付属の端末を恐る恐る手にとった。
これを弄れば手軽に彼女を作り変えることができる。
思わず身震いをした俺が思わず端末から視線を外すと、キリキザンと目があった。
腕組みをしながら木にもたれかかる彼の目には確かに敵意のようなものが見えた。

「友達に何もする気は無いから安心しろよ」

そう言いながら精一杯の乾いた笑みを浮かべる。
このキリキザンはタブンネの肩を持っている節があるのは分かった。
もしかして彼ら同士は「トモダチ」だったのだろうか。
殺し合いのために用意されたポケモンとしては心が優しすぎる。
けど……僕はきっとその立場に立つことなんて出来ないんだろうな。
そんなことを考えつつ、僕は液晶画面を眺めた。



………………。
…………。
……。



カタンと音を立てて僕はタブレットを取り落とした。
視界の端でキリキザンが動いている影が見えた。
そして、僕の頬に熱いものが伝う。




『てだすけ
 ノーマル  20/20

 いやしのはどう
 エスパー  9/10

 マジカルシャイン 
 フェアリー 10/10

 なかよくする
 ノーマル  13/20』





☆  ★  ☆



僕はまたしても泣き崩れてしまった。

「ありがとう、本当に、本当にありがどう」

手は最初から差し伸べられていたのだ。
彼女は、いや彼もか、とにかく僕へとトモダチになろうと言ってくれていたんだ。
あんなことをやってしまった僕ともトモダチとなってくれると言ったのだ。
今までとは違う涙が溢れて止まらない。
自分に資格があるのかどうかなんてもはや二の次であった。
彼女が願って僕も望んだ。
そうだ、僕はトモダチになりたかったんだ。
かわいそうなポケモンを見てしまって。
ポケモンのために何ができるのかを考えて。
プラズマ団の考えに触れてしまって。
だからポケモンは人間から開放されなくてはいけないと思った。
トモダチのためにできることは人間と引き離すことなんだと信じた。
僕は、僕はただ一緒に歩んで行きたかっただけなのに。
半ば力づくでボールをポケモンコンバーターから引き抜き、彼女をボールから出した。

「僕からもお願いだ、トモダチに……友達になってくれないか」

出てくるやいなや胸に顔を押し当てて咽び泣く僕の頭を彼女は優しく撫でてくれた。
時たま発せられる「タブンネ」という声に篭められた気持ちが今の僕にはよく分かった。
僕の目が罪悪感に眩んでただけなんだ。
彼女は最初の最初から僕を許していてくれたんだ。
正直な話をすれば僕はまだ僕を許せていない。
それでも僕は。
もう一度だけ彼女の丸い胴をギュッと抱きしめた。
カッコ悪いとは思う、それでも抱きしめずにはいられなかった。
そしてもう一つ、もう一つだけ決意が固まった。

「そして、もう一つ君達に頼みたいことがある」

顔を上げ、彼女の瑠璃色をした瞳を、彼の白目がちな瞳を順に見据える。
彼らにとって僕の目はどのように見えているのだろうか、そんなことを考えながら口を動かしてゆく。

「ここには、まだまだ友達が囚われている。僕の、そして君達の友達がパロロワ団に縛られている」

タブンネは愛嬌のある顔を引き締め、キリキザンは相変わらずの表情が分かりにくい顔で、されど視線は僕から外さず。
二人を見ながら胸の内から言葉を吐き出していくにつれて心の臓が燃え上がる音がした。
怖くはある、しかし勇気だけは確かに沸き上がってくるような感覚。

「なんとかしよう、助けよう、助けてもらおう」

この二人が特別に優しいだけでパロロワ団のポケモンは"殺し合い"をするための教育をされているのかもしれない。
いや、この二人だって自分のトレーナー以外とは無理矢理でも戦うようにさせられているのかもしれない。
それでも、それでもだ。
人の都合でそのようなことにされてしまったポケモンが居ていいはずがない、許されていいはずがない。

「ポケモン達を真の意味で救うために、全てのポケモンと友だちになれるように――僕は新生プラズマ団を設立する!」

叫ぶような宣誓と共に僕はカバンの中から黒く輝く石を取り出した。
これはあの方が王の器であった証の一つ。
あの方とトモダチとなった伝説のポケモンが眠りに付く時の姿と呼ばれる石。
何故これがここにあるのか、これが本物なのか。
そんなことは関係ない。
ただ、僕はこの石にプラズマ団としての誓いと願いを込める。

「改めて宣言しよう!我々新生プラズマ団は殺し合いの手からポケモン達を解放してみせる!
 僕はプラズマ団下っ端のノエルからプラズマ団ボスのNになる!」

目的はあの方と同じ、トモダチのために戦うこと。
けど、一つだけたった一つだけ違うことはある。
友達のために解放するのではない、友達になるために解放をするのだ。

「キリキザン、タブンネ。至らない僕だが……どうか協力してくれないだろうか?」

この二人がパロロワ団に逆らえない可能性も考慮はしていた。
していた、が不安などはない。
タブンネは即座に満面の笑顔をこちらに向けてくれた。
キリキザンは何もリアクションを取らなかったが、それが肯定の意味合いであることは雰囲気で分かった。

「ありがとう、これから頑張ろうな!」

そう言いつつ僕は彼女の手を取った。
華のような笑みを浮かべてくれた彼女に僕も笑みで返す。
そしてキリキザンとも握手をしようと手を差し出すも、彼はその手を取ってはくれなかった。
代わりに差し出されたのは彼の入っていたモンスターボール。
僕は彼の意図が分からずに困惑する。
測りかねたか僕を見かねたのか彼はしゃがんでポケモンコンバーターを手に取る。
彼の行動に僕はますます混乱してしまった。
何をしたいのか、何をして欲しいのか、それが全く掴むことが出来ない。
回復を求めるにしても彼女はともかく彼は全くと言って消耗をしていないはずだ。

「なぁ、キリキザンはどうして欲しいんだ?」

思わず彼女へと助け舟を求めてしまった。
彼女だけではなく彼もパートナーであり、彼の心も理解しなければならないのに。
少しだけ凹んでしまった僕の心情を他所に、彼に従うかのように彼女も僕へとモンスターボールを差し出す。

「待て、待ってくれ。僕に何をしろっていうんだ!?」

困惑しながらも彼らの意図を理解しようと頭を回している内にあることに気がついた。
……彼女が、震えている。
そんなにも怖いことなのか、それは一体……?

「あっ」

気がついてしまった。
彼女が何を恐れていたのか、彼が何を促そうとしていたのか。

「お前ら……バトルコンバーターで自分の性格を変更しろって言ってるのか……?」

ポケモンというのは性格によって能力が育ちやすかったり育ちにくかったりという個体差があるのはよく知られた事実である。
例を挙げれば陽気なポケモンは比較的素早い個体になりやすい代わりに特攻が育ちにくい等のケースに見られるようなもの。
チラッと見えた彼女の性格は確か「すなお」。
すなおな性格のポケモンはどの能力も上がったり下がったりすることはない。
確かに技を見る限り1つしか攻撃技の無い彼女には攻撃力を下げて防御や特防を上げる性格にしたほうが有益であるし、それを実現するための機械もある。
勝利を追い求めるトレーナーの中には目当ての性格のポケモン以外は不要だと言う者もいるらしい。
彼女はこう言っているのだ。勝つためならば自分の性格を好き勝手に変えても良いと。
明確な畏れの混じった瞳で見つめる彼女の頭を軽く小突いた。

「機械で性格を弄くるなんてそんなことするわけ無いだろ。僕のパートナーになってくれたのはお前なんだからさ」

僕の言葉にパッと笑みを浮かべるも、次の瞬間には萎れた彼女。
力になれないかもしれないことを憂いているのだろうか?
だったならばこれだけは言わなきゃいけない。

「なぁタブンネ、僕たちはさぁ友達だろ? 君だけに無理させる関係なんて僕は望んでない。
 君が足りない分は僕がサポートする、だからそんなに気にしないでくれ。
 僕を相棒として頼ってくれればいいんだ。頼りないかもしれないけど、それでも」

そこから先は言わなかった。
言わないでも通じてくれると信じたいた。
視線を下に向けた彼女の顔を僕はジッと眺める。
おずおずと視線を上げる彼女に僕は笑いかける。
もしかしたらぎこちなかったかもしれない。
僕の内にある自信のなさを読み取られたかもしれない。
それでも彼女は笑ってくれた。
再度、彼女の頭に手をやった。
今度は小突くのではなく、優しく撫でる。
柔らかな毛の感触し、暖かな体温を確かに感じた。
彼女も満足してくれたのか、気持ち良さ気に目を細める。
ひとしきり撫で終わった後にキリキザンへと視線を向けると、彼は相も変わらずボールを持っていた。

「だから、そんなことしなくていいんだってさ」

少しの怒りが混ざった声を出した所で思い出したことがあった。
彼の技構成が分からない。
確かにそれは困る。
だからこそ彼はポケモンコンバーターを使えと言っているのではないだろうか。
だが、やはり機械を使って彼の情報を覗き見るのには何か抵抗があった。
これは『回復』のためにしか使いたくないと思っている。

「なぁ、今ここでお前がどんな技を持ってるのかみせてくれよ。」

そこで僕はこのように提案した。
パートナーになったポケモンの技なんてこうやって確認するトレーナーのほうが多い。
もしかしたら判断に困ることがあるかもしれないが、それでも彼と相棒になるためには必要な経験なのではないだろうか。
『あの方』の様にポケモンと友達になるための第一歩として。
しかし、それでも彼は一歩も引く様子を見せない。
ボールを突きつけたまま、身にした刃のように鋭い眼光で僕を見据える。

「お前は本当にいじっぱりなやつだなぁ」

苦笑を浮かべつつも譲る気はない。
しばらく続いた睨み合いの末、折れたのは彼の方だった。
やれやれと言わんばかりの態度で踵を返し、近くにあった木にどっかりともたれ掛かる。
そんな彼に対して楽しげにちょっかいを出しに行くタブンネと、それを鬱陶しそうに振り払いながらも本気で抵抗をしないキリキザンを見ながら僕は考える。


結局『あの方』は世界を変えることが出来なかった。

それでも彼のお陰で僕は間違いながらも正しい道へと進むことが出来た。

だから、僕に力を。

貴方が僕を変えたように、僕がみなを変えるように出来る力を。

どうか、どうか。

このダークストーンにかけて。

伝説のポケモンとすら友として歩んで行けるような力を。

僕に――――。


【A-3/森/一日目/日中】

【バックパッカーのノエル 生存確認】
[ステータス]:良好
[バッグ]:基本支給品一式、ダークストーン(真贋は不明)
[行動方針]対主催
1:友達のために殺し合いを打破する
2:新生プラズマ団の団員を増やす(自身がボスでなくても構わない)


▽手持ちポケモン
◆【タブンネ】
とくせい:いやしのこころ
もちもの:謎の石(謎の石ったら謎の石)
能力値:すなおHBぶっぱ
《もっているわざ》
てだすけ
いやしのはどう
ムーンフォース
なかよくする

▽手持ちポケモン
◆【キリキザン】
とくせい:まけんき
もちもの:突撃チョッキ
能力値:いじっぱりHAぶっぱ
《もっているわざ》
アイアンヘッド
ふいうち
けたぐり
ハサミギロチン


第4話 Raid On the City, Knock out, Evil Tusks 第5話 Nのプラズマ団 第6話 よわき

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最終更新:2014年11月17日 13:32