チャットから……【実話】続き6

104: 名前:まりあ☆04/23(土) 19:58:44 
はー、メンド。さっさと終わらせよう。
「あのね、先生 私いじめられたときから先生しか頼ってなかったのに、先生助けてくれなかったでしょ?」
私は言う。
「それは……」
「それは何??」
「…お前のことが嫌いだから。」

嫌いだから…きらいだから…キライダカラ。
私の心でさっきの言葉がエコーされる。
「そう…私も嫌いよ」
私は福本を見下げる。
「だから…殺すわ」
私はカッターナイフを福本の腹に次々と刺す。
10ヵ所は刺しただろう。
「ぐぁ…はっ…」
苦しそうね。 でもわたしだって苦しかった。
誰も……私を助けてくれなかった。

もう福本の白いワイシャツは真っ赤に染まっていた。
「コレで…最後ね」
私はカッターナイフをおでこに一突きした。
「ぐわぁぁぁぁぁっ…」
もう、福本は動かなくなっていた。

あらららららららら…死んじゃった。殺したんだけど。

うーんと次は4人まとめてやろうかな。
芽衣の取り巻き。
及川久美。
川上エリカ。
早峰優。
柿木不二子。
私はこいつらに何されたっけ?
弁当に虫。上履きに落書き。バッグに…死ねと書かれた文字。
数えただけでも、10は超えるだろう。

まっててね。芽衣。あんたはもうすぐシヌのよ。

105: 名前:まりあ☆04/25(月) 16:05:26 
私は取り巻きの4人に近づいてこういった。
「あのさ、芽衣のことについてなんだけど…」
4人は顔を見合わせる。
「いいわよ。今日の放課後…私の家に来ないかしら?」
そういったのは3番目に金持ちのエリカ。
「私たちも行きますね」
そういって4人は芽衣の下へ帰っていった。

…………でも、気がつかなかった。
コレがあとで私の作戦…いや…心を変えることを。

本当は薫を殺した時点であんなにも仁のことを思ってた薫がうらやましかった。
私も誰かに思って欲しかった。
芽衣はいまなら私に心を許している。
芽衣と仲良くしてみようかな…?

そう思っていた。

約束の時間は午後5時。
エリカの家は私ほどではないといえ、大きかった。
インターホンを押す。
可愛らしいベルが鳴った。
「リンリン…リンリン」
「はい…川上です。あっ…優奈さん?いいわよお入りになって…」
エリカの声がした。
私は普通に入っていった。何もないと思っていたから。


でも…まさかあんな地獄が私を待ち構えてるなんて思ってもいなかった。

106: 名前:まりあ☆04/26(火) 18:11:21 
「お邪魔しますー」
部屋を見渡すとどれも高そうなものばかりだ。
「あのね…ココの部屋は特別なの…部屋が真っ白いでしょ?」
「なんで特別なの?」
私が問う。
「フフフフフ…それはね、殺したい人を招待するときだけに使うから」
「!?」
私はびっくりした。心から。
「な…噓で…「噓じゃないわよ?真っ白い家具にしたのは真っ赤な血が見えるようにするためよ?真っ赤な…真っ赤な…血…フフフフフ」

  まずい…このままじゃ殺される。逃げなきゃ。
「芽衣様のためにも死んでもらうしかなさそうですわ」

ん……?ちょっと待てよ?芽衣…芽衣ちゃん…芽衣さん…芽衣様?
芽衣がだんだん上になってる気がする…。
どういうこと? 私が作戦を立ててる間何があったの?

「さよなら…優奈さん」
そういって私に包丁を振りかざした。

でも…私だってそれくらいの対策はしているよ?

  ガキンッ…
私も包丁は持ってきているの。
あーあ…こんなところで使うなんて…
もう殺し方なんてこだわってる場合じゃない。
「くっ…」
エリカはよろめいた。  いまだっ!
私はエリカの胸に包丁を突き刺した。
「いやぁぁぁぁああぁ…芽衣…様、後は…あなたが…」
本当に芽衣、何かあったの?   なーんて考え事をしている場合ではない。

「エリカっ…あんた、覚悟しときなさい」
そういったのは久美。

そして、銃を私に向け引き金を引く。
  バンッッ……バタリ
私は打たれた。倒れたのだ。

「やっと死んだわね…」
「「そうね」」とほかのやつらもいう。

でも残念ね。これ防弾チョッキなの。
使うなら急所を狙えってしらなかった?

3人は手を取り合って喜んだ。
でも……私は後ろから銃をもってゆっくり近づくことを3人はまだ知らなかった。

107: 名前:まりあ☆04/28(木) 16:37:53 
……サヨウナラ。

私はガチャリとわざと音を立てる。
「!?……な…なんで?…あんた…生きてる?」
3人は驚きを隠せない様子。
「あぁ…コレ見て?」
私は防弾チョッキを見せ付ける。
「…私は生きている…だから、ね?」
そして3人の目の前で銃を突きつけた。

「こうなったのも全部あんたのせいよ!不二子!」
「なんで私ですの?そういうなら久美あんたもじゃない?」
「優は悪くないよぉぉ?」
「十分悪いわよ…もういいわ芽衣様の右腕は私だけで十分ね!」
そういって久美は硫酸を不二子にかけた。
「ぎゃぁぁ熱いっ…いやああぁぁぁぁぁ」
「そうくるなら私も…」
優は久美の首を紐でキュウ…と締め付けた。
「あっ…あっ…はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

「ハアハア…皆死んじゃった。だから優奈、あんたも殺すわ」
そうはさせるかっ!
私は持っていた銃を優に突きつけ引き金を撃ち…死んだ。


………はずだった。

うそ…っ…弾切れ?

どうしたらいいの?

109: 名前:maria☆04/30(土) 16:37:17 
「あははっ…ざまぁねぇなぁ!」
甲高く笑う優。
「うそっ…なんで?」
弾は1発しかなかったってことなの?
「そうだよ…一発しかなかったんだよっ…
 あんたって本当に馬鹿だよねー」

馬鹿だよねー…馬鹿だよねー…
心の中でエコーされた。
なに…?このドクドクしてドロドロしか感情?

私の中でなにかが爆発しそうだった。
やめて…優…それ以上言ったら私が…私が誰か…

   ワカラナクナル。

気がつくと私はあの白かった部屋にいた。
エリカも不二子も倒れていた。
そして…優も…倒れていた。

私のこぶしは真っ赤に血で染まっていた。

何が起きてなにが起こってたのは私もわからない。

でも、コレだけはいえる。

私の心に化け物が住み着いているということを。

私は怖くなった。あんなに人を殺して楽しかったのに、こんな人をころして怖くなるなんて初めて。

私はベットにもぐりこみ眠った。
「あはははっついに始まったかー暴走が。」
………?!
そういって微笑む。少女。
肌は白く美しかった。

誰? そう言おうとおもった瞬間、目は覚めた。
きっと夢だったんだろう…。

でも…何だろう?
あの…声…。
夢の中のあのこ…どこかで見たことあったような?

もしかして…アノ子…?
ううん。そんなはずはない。アノ子は…死んだから。

111: 名前:まりあ☆05/01(日) 12:24:18 
アノ子…は誰だって?

アノ子…は柊萌。シンプルな名前でしょ?
アノ子…はもういない。

だって…私が殺したのと同然だから。

あれは私がまだ物心がついていなかった、小学校2年せいのコロ。
私たちは別にこれといって仲良くはなかった。でも悪くもなかった。
というか、私が萌を嫌って萌は私のことが好きだった。

「優奈ちゃぁーん!!」
「ったく…何よ?」
はっきり言ってめんどくさかった。
「あのね…今日優奈ちゃんと帰りたいなーと思って」
「一人で帰ったら?」
「…わかった。バイバイ」
とってもやさしくてクラスの人気者。男にも女子にもモテモテでそんな萌を私は妬むことしかできなかった。

私は結局、萌とは帰らず、一人で帰った。
そして帰り道。萌がいた。萌は池で手紙をみて笑ってる。
きっと…ラブレターだろう。

そのとき、風が吹いた。
萌の手紙は池の中へ入った。
池の中へ入った瞬間、萌も、池の中にいた。
そのとき、私と目が合った。
「ゆっ…うなちゃんっ…たすけ…て」
泳げないのに。アノ馬鹿!
私は助けようと思った。  助けなかったら…?

そうだ。 助けなかったら、アノ存在を消せる。
そんな考えが出てきた。
「萌…今助けてあげるからね?誰か呼んでくる!」
私は誰も呼ばずに家へ帰った。

翌日…萌は池でおぼれて死んだらしい。

あの萌の手紙は…ラブレターなんかじゃなく、昔私とした、手紙の交換だった。
あんな昔の紙切れもっててくれてるなんて…。

本当に…私を友達だと思っててくれたんだ。

萌は私が殺した。  水は苦手だ。 絵里のときもモニターで見た。 水は、殺すための道具に過ぎない。
そう考えていた。 もちろん、あれからは無水を飲まないで御茶やジュースですごした。
そんなトラウマを抱えながら私は6年間過ごした。

112: 名前:まりあ HP☆05/01(日) 16:22:31 
私は久しぶりの恐怖に襲われながら学校へと向った。
萌じゃない…萌じゃない…そう、念じながら。

クラスは人少なかった。
私が殺しちゃったんだもんね。先生も変わってる。

芽衣は一人だ。取り巻きが死んだんだもんね。

これは復讐なの。私の。
邪魔するものは消してしまう。

私はぼーっと黒板を見つめていた。
すると芽衣がこっちに向ってきて、こういった。
「……パスワード…は?…何?」
「?…しらない」
「そう…」
パスワードって何?

なんか、芽衣…げっそりしてるような?
って…なんで私が芽衣の心配してるのよ。

あーなんか調子狂うな…っ。

122: 名前:まりあ HP☆05/08(日) 13:09:30 
なんか…嫌だ…胸騒ぎがする。
胸の奥が…むずむずする…。

嫌な気持ちをかみ締めながら私は授業にはいった。
ぜんぜん内容が頭に入らない。
私は無言で教室をでて保健室のベッドで休んだ。


は……また夢の中だ。
アノ子に…あっちゃうの?

「……優奈ちゃん…」
「……も…え」
「私ね…優奈ちゃんのこと大好きだった」
「え…?」
「かっこいいなーってずっとあこがれて
 アノ絵は私の宝物だった」
「………そう」

「でも…私は今、優奈ちゃんを死ぬほど…殺したいほど憎んでる」
(そっかぁ…そうだもんね。私が間違ってて萌は…正しい)
「……」
「でもね…いまは憎んでないよ」
「?!…どうして?」
「だって、私にも友達がいるから」
そういって萌は友達を紹介する。
え?ちょっと待って。
この人たち……私が殺した人たちじゃない。

「うふふ…面白い人ばっかりでしょ?
 優奈ちゃん…ありがとう」

なんでだろう?なんだか萌にそういわれてとってもうれしい自分がいる。
罪ぼろし…?そんな感じ?

なんだかもっと萌に尽くしたいと思った。

123: 名前:まりあ☆05/08(日) 16:27:09 
保健室から目は覚めて、時間を見ると午後4時。
とっくに部活の時間は始まってる時間だった。

なんか…さっきの夢、生々しかったな。

「あらー優奈さん。またサボりですか?
 いい加減にして欲しいですわ」
「っち…だれだよ」
聞こえないよういった。
「まぁ!さっきの言葉は?なんて汚い言葉なんでしょうか?」
最悪。保健室の先生だし。
「あなたは中1の自覚ってものがないんですか?」
「はい」
「はいって言えば警察なんか要らないわよ」
「…はい」
「このことは先生にきちんと伝えておきますからね」
「……はい」
「まったく…本当にできの悪い子ですわね」
「………」
何かが切れた。
(やれやれ!やっちゃえ!殺しちゃえ!)

…また…萌の声。
そっか…萌の言うとおり。
うるさいやつは消してしまおう。

私はすぐそこにあったピンセットで先生の手を切っ   「なにするんです?これは問題ですわよ!」
かまわない。
続いて予防用の消毒液を目に吹きかける

    シュッ…
「いたぁぁぁぁ」

まだまだ…これじゃ足りない

124: 名前:まりあ☆05/21(土) 13:16:11
「はぁ…優奈…さん…内申点にかかわるわよびっくり」
はっ…内申点か…。そんなもの私には必要ない。

血は…片付けるのが…面倒。
もうすぐ楽にシテヤンヨ。
「先生…」
「…何?」
「最後に言いたいことはある?」
「……私は…こうなるべきだったのね…」
「?どういうことです?」
「過去に…保健の先生方が次々となくなっていったわ」
「で?」
「それを殺したのは…ある生徒。
 あなたと年が…おんなじくらいの子だったわ」
「そのこは…?」
「今は…もういないわ」
「どうしてです?」
「川でおぼれて死んでしまったそうよ」

……萌?ううん。そんなはずはない。
だって…あのこはまだ幼稚園で、この学校のことは知らないから。

もういいや…殺しチャオ。
私はすぐそこにあった包帯を先生の首に巻きつけた。
「うぐっ…」
「サヨウナラ先生」
「うっ…あなた…は萌に…そっくり…ね」
「!?」
思いがけない言葉に私は戸惑った。

もう、先生は死んでいた。

126: 名前:まりあ☆05/22(日) 17:07:14 
えっ?萌…も、え?
なんで先生萌のこと知ってるの?
萌って…何者?

私は白くなった先生をベットに寝かせ資料室へ入った。
もちろん…萌のことを知るために。

ゴソゴソ…

あった…ちょうど5年前。私が小学2年のころ…。
も…も…も…もえ!
あった……ウソ。
そっくり。どういうこと?

「ふふふっ!しりたぁ~い?」
また、あの声。耳は聞こえてないのに脳に直接入ってくる感じ。
「…うん」
「うん…いうよ」
急に真剣な声になった。
「私ね、本当に小学2年で、優奈ちゃんとおんなじ年だよ」
「なんでじゃあ中学に…いるの?」
「あれは…私の…義理姉」
「義理姉?」
「そう。母が義理姉をつれてきたのよ。その子の名前も萌」
「ふゥ…ん」
「姉は…狂っていた。義理父が嫌で嫌で…ストレスがたまって…」
「でも何で?義理父が嫌だったの?」
「私の…義理母は、私のもえ、だけをかわいがっていたから」
「つまり、萌のパパとままは萌、をかわいがって…姉のことは…」
「そうよ。だから姉は狂った。私が憎くて…憎すぎて」
「じゃあ…萌が保健の先生を次々ところしていったの?」
「そう…私の父は…保健の先生だったから」

私は…萌のお姉ちゃん…もえ、にそっくりだったんだ。

「でも…私があの時なくなったのは…優奈ちゃんのせいじゃない」
「え?」
「……私の…義理母よ」

思いがけない言葉にびっくりした。
だってかわいがってもらったんでしょ?

「なんで…義理母が?」
「それは……の…人…と…しょ…いた…から」
「えっ?」
「ごめんね。優奈ちゃん…もう限界」
そういって萌は私の脳からいなくなっていた。

すっかり外は真っ暗。
帰ろうと思ったそのとき…

芽衣が…動物…ううん、あれは、人間だ…
人を殺していた。
不覚にも「ドサッ」と荷物を落としてしまい芽衣と目が合った。
129: 名前:まりあ☆05/24(火) 10:27:16 
「あははははっ!あははははっ
………みぃた?」
真っ暗でもわかる。だって血なまぐさいもの。
「……っ…あんた、誰殺してるの?」
「…萌…とかかわりがある人…」

萌?なんで?萌は芽衣とのかかわりはないはずなんだけど…?
「なんで?…そんなことするの?」
「ふふ…ききたぁ~い?」
「うん…」
芽衣は手に持っていたバットらしきものを投げ捨ててゆっくりといった。
「私…ね。ここの学校で一番の人気者だと思っていた。
 でも、優奈…あんたがすべてをぶち壊した。
絵里の遺産を受け継ぎ、金で皆を…」
「で?」
「そのときね…萌っていう人が私に語りかけてきたの。」

ウソ…。萌は…芽衣まで…利用しているの?

「も…萌はなんていってたの?」
「「私にかかわる人を殺しなさい」っていってたよ
 そうしたら…私が一番の人気者になれるって…

だから、あんたも始末するわ。優奈」

再びバットを持ち私に殴りかかってくる…芽衣。

ふふ…でもね、ヒトを殺して知識を得てるのは…私なのよ?

気づいたら…芽衣は血をながして倒れていた。
なんで?私、やってないの…に。
「あーあ…残念…。芽衣ちゃん、ゲエムオーバだよぉ」
かわいらしくクスリと笑う萌。

「も…え?」
「ふふ…っ そういうことだからっ♪」

130: 名前:まりあ☆05/24(火) 10:34:42 
「あ…、そうそう。あの話の続き、聞きたいよね?」
何が起こってるの?わかんない。これがパニックって言うやつなの?
「私を殺したのは義理母。コレはいったよねぇ?
 義理母はね、
 あのひと…義理父と一緒に居たかったから。だから…私を殺した。

許さない。なんで私だけこんな目にあわないといけないの?

本当は川でおぼれたときあの川は浅かったから助かったはずだった。

でも、あの母が頭を押さえつけて…私は窒息死して…しんだ」

そう、川の事故は…義理母がやったんだ…。

「私は…優奈ちゃんも許せない…」

なんで?私何かした?

「だってさぁーぁ…


131: 名前:まりあ☆05/24(火) 12:06:59 
「だってさぁ-ぁ…仲良くしようと思ったのに…優奈ちゃんは私のこと…まるっきり無視してるし…
優奈ちゃん…は、無視してても家族とは仲よさそうだったし、私は皆から好かれていた。
なのに…なんでこの私が死なないといけないの!!」

「でも…私は小学校4年生で…親を殺されたわ」
だって本当のことだもの。
「ふふっ…薫にでしょ?」
「!?」
「だって…優奈ちゃんのパパとママを殺すように命令したのは私だもの」
「なん…で?萌…は死んだ…はず…じゃあ?」
「私の憎しみの心が成仏しなかった。それだけのことよ」

「……なんで…それだけのこと…で、私の…パパ、ママ…」
「だから…あなたにも死んでもらうわ」

萌は手を広げそして、きゅっと手を握った。

「うっ…。」
私の…クビ…が…しめ…られて…いる…の…?

「さよなら。優奈ちゃん。私を…私を…こんなにしたことをくいいるといいわ!」

もう…だめ。そう思ったときだった。
「萌!その手を広げるんだ…!」
「萌っ…そんなことはやめなさい!」
2人の…男のヒト、女のヒト?
「あっ!」
萌は手を広げた。

それと同時に私は気を失った。
何が起こったの?

132: 名前:まりあ☆05/24(火) 17:42:25 
「~~~!」
××××!」
なんだか…いろんな声がする。
私は3分…位だろうか…気を失っていた。
しかし4分後、完全に目が覚めた。

「パパっ…なんで…ここにいるの?」
泣き叫ぶ萌。
「パパは…もう、いろんなヒトを動かしている萌を見たくないんだ!」
「ママもよ…。もう、萌。こんなことはやめなさい!」
「ママぁ…なんで?
ママは…ううん、ママは私を殺したじゃない! 」

どうやら…萌の父、母が萌と話しているらしい。
「ママ…あれは、萌を殺したんじゃないの」
「そうだぞー。ママは…お前を守るためにやったんだ」
「ヒック…どういうことっ?」
萌のママは静かに言った。
「萌、あの時川に落ちたでしょ?あの川は浅瀬だから…助かる。  そう思ったでしょ?」
「…うん」
萌はうなずいた。
「ママは、萌が川におぼれているところを見たわ。
 助けようと思った。でも、あなた知らなかったのね。浅瀬…だからこそよ。
あの浅瀬にはそのとき…銀行強盗がうろついていたの。」
「でも、頭抑える必要ないじゃん!」
「頭を抑えないと…見つかるから
 本当はすぐやめるつもりだった。でも、あの強盗が思ったより…ずっとそこにいてね。」
「だから…「ママの話を聞きなさい」
「はい…」
「やっといなくなった…そう思って萌を見たら萌はもう死んでいたの」
「そうだったんだ」
「萌は体力があるから、あと1ッぷん、あと1ッぷんって思って、勝手に萌のことを…」
「もういいよ…ママ…今までごめんなさいっ」
「パパも…本当にごめんなさっ…い」

「優奈ちゃん、萌はもう、わかってくれた。本当にすまない。こんな萌だけど許してくれ。」
頭を下げる萌の父。
「はい…」
私は無意識にそういっていた。

3人は…空へと上っていった。

普通なら、感動するでしょ?
私は感動しないの。
心を捨ててるから。

それだけのことよ…。

133: 名前:まりあ☆05/25(水) 18:42:04 
私は無性にいらいらしていた。
私の標的、芽衣は萌に殺された。

学校へ行くと、人数は…あと5人。
なんて少ないのだろう。

入学式には…20人だったのに。

相変わらず私は皆から嫌われていた。

「あんたってさぁ~本当にキモイよね。死んでくれない?」
私にずかずかといってきたのは…

   神埼 桃子
いたって、金持ちではないし、勉強もそこそこ、運動神経も普通。
正直、忘れていた。
でも、コレだけはいえる。
あ、こいつ、気が強いんだ、と。

あははははっ!今度の標的は…桃子ちゃん、で決まりだね!

神埼桃子はとにかく、つめをかむ。
皮膚までかむから坂剥けが多くて正直痛々しそう。
授業中も、シャーペンでつめをいつもいじっている。

うん。こいつに決定。今日殺そう。

4時間目まで桃子を観察した結果、4時間とも爪をいじっていた。
さぁて…ドウ殺そうかな?

あ、いーこと考えた☆


134: 名前:まりあ☆05/28(土) 10:24:53 
でも、殺し方は決まってもどうやってあいつを誘おうか?
あいつ、警戒心強いし体も頑丈そう。

あぁでも、あいつまじめだったな。
うん、この手でいこう

「神崎さん!」
「…なによ。あんた」
「ちょっと時間いい?」
「私は勉強、に関してじゃないと、時間は取らないわ」
「うん。勉強のことだよ先生が、神崎さんにとくべつに勉強を教えたいんだって!」
「それ、本当?ならいくわって伝えておいて」
「あ、まって…まって、コレが先生の地図ね。田中先生の家の地図」

先生の家じゃなくて、私の、特別な部屋なんだけど、ね

「ありがとう。ゼヒ行くわ。」

あはははー馬鹿ー。
こんな単純なやつ、初めてみた。
先生の家に行くって、本当の意味、しってんのかしら?

時間は明日、7時。あ、夜のね。
場所は私の…特別な部屋。

まっててね、神埼桃子。


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最終更新:2011年11月12日 12:41
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