スイスドロー
概要
大会形式の一つであり、 一定の試合回数を行う形式。
勝敗によって点数が与えられ、同じ点数の人と対戦を行ない、最終的にポイントが高いプレイヤーを上位とする。
基本的にはポイントが一番高いプレイヤーが一人に、つまり1位が決定した時に、大会が終了となる形式である。
大きな大会になった場合、1位が決定した場合でも余分なラウンドを数ラウンド取る場合が存在する。
そのため、プリズム
コネクト全国大会においては参加人数によって試合数が決められ、それが全て終わるまで大会が行われる。
スイスドロー形式では、1試合目に完全なる無作為に対戦の組み合わせが決定される。
1試合目の勝敗によって大会参加者は点数を獲得し、2試合目以降は同じ点数の者どうしで対戦を行う。
ただし、一度対戦を行ったものどうしが対戦を行わない様に組み合わせを行う。
最終的に獲得点数が一番高いプレイヤーが一人となった時、大会が終了となり順位が決定する。
この時、2位以下は獲得点数が同率となる場合がほとんどである。
この場合勝ち点(オポネント)と呼ばれるものを用いて順位を決定する。
さらに勝ち点も同率の場合、直接対決の勝敗で順位を決定する。
直接対決を行っていなかった場合、さらに勝ち点の合計の合計を行い順位を決定する。
- 勝ち点とは、大会参加者が大会で対戦した相手の獲得点数の合計のことである。
スイスドローにおいて同率順位の順位を決定する場合、この勝ち点を全て合計した点数により順位を決定する。
勝ち点計算には対戦の勝敗は関係無く、純粋に対戦したかどうかのみで計算される。
- 同じ点数のプレイヤーが奇数の場合、同じ点数の者どうしで対戦できないプレイヤーが出て来てしまう。
この場合、一段階下の点数のプレイヤーと対戦を行う。
点数に差があるプレイヤー間での対戦は、「階段」とも呼ばれる。
階段が発生する場合、点数の高いプレイヤーから組み合わせを無作為に決めて行く。
一度階段を踏んだプレイヤーは大会中に再び階段を踏まない様注意をして組み合わせを決める。
この場合、獲得点数は3点となるが、対戦の勝ち点は0点となる。
ただし、勝ち点についてはそのX試合目のXに当たる点数を与える場合も存在する。
プリズムコネクトにおいては0点と
レギュレーションで定められている。
スイスドローの例
A,B,C,D,Eの5名が大会に参加しているとする。
1試合目の組み合わせを無作為に行い「AvsB、CvsD、不戦E」となった。
1試合目が終了した時点でA、Cが対戦に勝利し、Eが不戦勝となった。
これにより獲得点数は
となった。
1試合目の獲得点数により同じ点数の者どうしで対戦を行う。
しかし、3点を持つ参加者が3人存在するため、その内一人を階段にする。
組み合わせを無作為に行い「AvsC、EvsD、不戦B」となった。
この時、上から組み合わせを決めて行くため、B、Dは共に0点であるにも関わらず組み合わせは発生しない。
2試合目が終了した時点でA、Eが対戦に勝利し、Bが不戦勝となった。
これにより獲得点数は
となった。
なお、このときEvsDでDが勝利した場合獲得点数は
となり、一位が決まる。
そのため、この時点で大会は終了となる。
先ほどとは異なり、6点及び3点を持つプレイヤーが偶数であるため、階段は発生しない。
組み合わせは一意に決まり「AvsE、BvsC、不戦D」となる。
3試合目が終了しA、Bが対戦に勝利し、Dが不戦勝となった。
これにより獲得点数は
となり、一位が決まる。
これにより、この時点で大会が終了となる。
結果を受け、2位以下の順位を決定する。
まずは、勝ち点の合計を計算する。
- A=B+C+E=6+3+6=15
- B=A+不戦+C=9+0+3=12
- C=D+A+B=3+9+6=18
- D=C+E+不戦=3+6+0=9
- E=不戦+D+A=0+3+9=12
この時点で2位、3位を争うB、Eは勝ち点の合計が同じとなり、直接対決を行っていない。
4位、5位を争うC、Dは勝ち点の合計に差が生じ、順位が4位:C、5位:Dと決定する。
B、Eの順位を決定するため、勝ち点の合計の合計を計算する。
この際、B、E共にAと対戦を行い、1度不戦勝をしているため、C、Dの勝ち点の合計の差を比べれば良い。
この時点で勝ち点の合計の合計に差が生じ、順位が2位:B、3位:Eと決定する。
順位決定により以下の様に順位が決定した。
1位:A、2位:B、3位:E、4位:C、5位:D
関連項目
最終更新:2013年01月15日 00:35