早押し機(はやおしき)は、
早押しクイズで使用される、いち早く解答の意志を示した者を判定する機械。
市販のものもあるが、愛好者の多くはアマチュア製作のものを
サークル単位で保有し使っている場合が多い。
下記の本体を称して「早押し機」、端子を称して「早押しボタン」と呼ぶのが一般的だが、セットを総称して「
ボタン」や「
押し機」と呼ぶこともある。
概要
出題者の手元に置かれる「本体」と、ボタンとランプからなる「端子」で構成される。
本体
電源スイッチとチャイムボタン、ブザーボタン、リセットボタンがついているものが一般的。2着判定のON・OFFスイッチ、ALL機能のON・OFFスイッチがあるものもある。また、端子とは別に本体側にも早押し判定用のランプがついているものもある(荒屋製など)。
また、パソコンでシステムを作り操作するものも制作されている。
端子
一般的なものでは名刺大程度、大きいものでは弁当箱大のものが多い。1着でボタンを押すとランプが点滅する。2着判定をONにすると2着は点滅せず点灯、ALL機能をONにすると2着以下押した全員が点灯する。また、チャイム・ブザー・リセットの3ボタンをまとめた「レリーズ」と呼ばれる出題者用端子が付けられるものもある(高畠製など)。
代表的な早押し機
ハヤオシピンポンブーシリーズ
プレイアベニューから発売されている市販早押し機。
現在発売されている3代目の「スーパーハヤオシピンポンブー」は単3電池3本で稼働。端子数は5端子。本体・端子とも白、ランプは基本的に青と赤だが別売りでは緑・ピンクもあり。
本体を最大5個まで連結可能で、最大25人が同時に
早押しクイズを行える。
荒屋式
関西以西のサークルで多く使用されている。基本は電源式だが、電池稼動のものもある。端子は白、ボタンとランプは赤。名称の由来は作成者の姓から。
高畠式
関東などのサークルで多く使用されている。基本は電源式だが、電池稼動のものもある。本体・端子とも黒。ランプは赤・白・青など多種。名称の由来は作成者の姓から。
早稲田式
「SPALLOW 6」「CompaT 20」
QUIZ JAPANがプロデュースしQ4L-KENが製造。
「SPALLOW 6」は小型の6端子用。
「CompaT 20」は20端子用で高畠式(
2008年以降製造のみ)のボタンとも互換性あり。
SSJ-020
Q4L-KENによる普及型。
R-cube
高校などの
クイズ研究会でも活用できるよう廉価に構成された早押し機。ボタン音、
正誤判定音がウルトラサウンドであることが特徴。メルカリ、
BOOTHなどで販売されている。
NED
アメリカのNovel Electronic Designs Inc.が製造した早押し機。
親機にはリセットボタンしか付属していない(
正誤判定を音で行うのは日本独特の風習のため)。
外部リンク
最終更新:2024年09月23日 11:17