グランクレスト異聞録3(モンスターメーカーRPGレジェンド編)

開催日時:2018年5月5日(土) 10時〜18時
会場:学生会館談話室
レギュレーション:初期作成状態から開始(基本ルールブック+雑誌記事)

 このセッションは、グランクレストの世界を舞台に、他のシステムを使って遊んでみようという実験的(冒涜的)試みの第三弾です。今回は、『モンスターメーカー』シリーズの最高傑作(だと私が勝手に思っている)『モンスターメーカーRPGレジェンド』を用います。一応、「ブレトランド・サーガ」の外伝という位置付けにはなりますが、過去のセッション内容との繋がりは薄いので、あまり気にしなくて良いです。
 ルールはほぼ『モンスターメーカーRPGレジェンド』を用いますが、なけなしのグランクレスト要素として、「個別ハンドアウト」を作成した上で、「天運」ルールも導入します。天運の取得数、取得条件、譲渡条件は元のルールと同じで、使用時の効果は以下の通りです。

+ 天運使用時の効果
共通効果
  • 天運1点消費ごとに判定時の使用ダイスを一つ増やす(ただし、攻撃時は使用不可)
君主専用効果(どちらか片方を選択)
  • 光壁の印(防御宣言時):天運1点消費ごとに敵の攻撃を3点減少
  • 閃光刃の印(攻撃宣言時):天運1点消費ごとに自分の与える物理ダメージに+3点
魔法師専用効果(どちらか片方を選択)
  • 魔陣構築(攻撃宣言時):天運1点消費ごとに自分の与える魔法ダメージに+3点
  • 魔素集積(誰かの行動終了時):天運1点消費ごとに自分のSPを1D6点回復
邪紋使い専用効果(どちらか片方を選択)
  • 混沌蘇生(誰かの行動終了時):天運1点消費ごとに自分のHPを1D6点回復
  • 混沌の運命(ダイスロール直後):自分の判定ダイスの一つを任意の目に変える
投影体専用効果(どちらか片方を選択)
  • 異界顕現(特技使用宣言時):天運1点消費ごとにダメージ/回復量/装甲値のどれかを+1D6
  • カオスの爆縮(攻撃宣言時):天運2点&任意の体力を消費して、ダメージに消費体力×2を追加
+ ハンドアウト
個別ハンドアウト案
 PC①のプレイヤーは固定。キャラ作成は原則として「オリジナルキャラクター作成ルール」に基づくが、③と⑤に関しては「モンスターメーカーのキャラクター」をそのまま投影体として出現させても可。

PC①:元素魔法師ボリス・オクセンシェルナ(固定)
種族:ヒューマン
職業:魔術師
 キミは、ブレトランド南部の港町オーキッドの領主ウォートの契約魔法師だ。元来は大陸中部のファーガルド王国の地方領主の跡取り息子だったが、幼い頃に隣国メディニアとの戦争で実家が滅びた後、エーラムのオクセンシェルナ家の一員となり、魔法師の道を歩むことになった。
因縁:PC② 関係:元婚約者 推奨感情 メイン:任意 サブ:任意

PC②:君主
種族:ヒューマン
職業:戦士or神官
 キミは、宗教国家ヴァンベルグの貴族の娘だ。子供の頃はボリス(PC①)の婚約者だったが、ボリスの実家が滅びたことで婚約は破綻となった。そんなキミに、新たな縁談が舞い込んできた。相手はブレトランド中部のアレクトーの村を治めるフランク・シュペルターという領主らしい。
因縁:ボリス(PC①) 関係:元婚約者 推奨感情 メイン:任意 サブ:慕情

PC③:投影体(出身世界は「ウルフレンド」限定)
種族:エルフorドワーフorシャーズorオーク
職業:戦士or神官or盗賊
 キミは、異世界から出現した投影体(orその血を引く少数民族)だ。かつてはボリス(PC①)の実家で雇われていた使用人だったが、彼の実家が滅びた後は各地を転々とし、現在はパンドラ楽園派がブレトランド近海に作り上げた「投影体の島(フーコック島)」の住人となっている。
因縁:ボリス(PC①) 関係:元主人 推奨感情 メイン:尽力 サブ:任意

PC④:邪紋使い
種族:ヒューマン
職業:戦士or盗賊
 キミは、エーラム魔法師協会の傘下のエージェントとして、各地で活動する邪紋使いだ。かつては魔法師を目指していたが、成績不振によって落第して、邪紋使いへと転身することになった。ボリス(PC①)は魔法大学時代に最も仲が良かった友人(orそれ以上の関係)である。
因縁:ボリス(PC①) 関係:友人 推奨感情 メイン:友情 サブ:任意

PC⑤:君主or邪紋使いor投影体(出身世界は「ウルフレンド」限定)
種族:全種族可
職業:戦士or神官or盗賊
 キミは、オーキッドの村の海上警備隊の司令官だ(君主を選択する場合は、村の領主ウォートの従属君主)。ボリス(PC①)とは同じ主君に仕える仕事仲間である。オーキッドは比較的平和な村だったが、ここ最近は、村の近海で小規模な混沌災害が多発するようになっている。
因縁:ボリス(PC①) 関係:同僚 推奨感情 メイン:同志 サブ:任意
+ NPCイラスト&地図
+ 当日の編成/GC対応表
PC① ボリス・オクセンシェルナ(18歳 男性) ヒューマン/魔術師(朽葉エレメンタラー)
PC② マリアンヌ・ハルペル(17歳 女性) ヒューマン/神官(メサイア)
PC③ グスト(53歳 男性) ドワーフ/戦士(オリジナル投影体)
PC④ ミレーナ(18歳 女性) ヒューマン/盗賊(シャドウ)
PC⑤ レン・リュード(621歳 男性) エルフ/戦士(エルフ)
+ セッションの概要(時系列順)
+ プロローグ1(数百年前)
 ウルフレンド大陸。それはアトラタンやブレトラントとは異なる時空に存在する大陸でありながらも、どこかアトラタンとも似通った文化が醸成された世界である。そこでは数多の英雄達が、幾度もの死と転生を繰り返し、様々な伝説を築き上げてきた。その中でも、ありとあらゆる時代に出現する時空を超えた英雄として知られているのが、大魔術師ガンダウルフである。
 数百年前、その大魔術師ガンダウルフの「魂」だけが、アトラタン人の新生児の身体に宿る形で投影された。それはいわば「『投影魂』を宿したアトラタン人」として、この世界に「転生」したということである。これは極めて特異な事例であり、もともと「魂」そのものが肉体を離れて転生する性質を持つウルフレンドの住人達ならではの特殊な投影現象であったとも言える。
 彼はアトラタンにおいても魔法師としての才能を見出され、エーラム魔法師協会の一員となるが、やがて青年期に入った頃にウルフレンド時代の記憶を取り戻し、自らの存在の異端性に気づいた上で、この世界の根本的構造について様々な研究を重ねた結果、一つの新学説を発表する。
 それは「この世界は元来は『何もなかった世界』であり、そこに様々な異界の諸々が投影された後、それらの中でこの世界に適合したものだけが定着し、今のこの世界が形成されたのではないか」という仮説である。「混沌起源説」と名付けられたその仮説は、「皇帝聖印による混沌消滅」を人類全体の目標として掲げる君主や魔法師達からは危険思想とみなされ、その著作は禁書とされたが、一部の好事家達の間で密かに流通することになった。
 同じ頃、ガンダウルフの双子の弟である黒魔道士モンドールは、この世界に「通常の(=肉体を持った)投影体」として出現した。当初、彼はウルフレンドへの帰還の方法を探していたが、やがて「この世界における自分」が「混沌によって作られた模像品」にすぎないことに気付いて絶望する。だが、この世界に「双子の兄の魂を持つ魔法師」がいることに気付いたモンドールは、彼に接触した上で「この世界にウルフレンド大陸の全てを投影させることで、この世界を『我々の世界』へと書き換えよう」と提案した。
 混沌起源説が正しければ、確かにそれも可能なのかもしれない。しかし、ガンダウルフは自説がまだあくまでも仮説にすぎないことを自覚していた上に、そもそも自分が育ってきた「今のこの世界」を壊すことも望んでいなかったため、その提案を断り、最終的にはモンドールとの抗争の末に、互いの魔法で双方共に命を落とすことになった。
+ プロローグ2(数年前〜数ヶ月前)
 それから時は流れて大陸歴2000年代に入った頃、モンドールはこの世界に再び投影体として出現する。彼は自分と同じような境遇にあるパンドラ楽園派の者達と交わり、彼等の元で空間投影技術を学びつつ、(後に楽園島を隠蔽のための技術として重宝されることになる)混沌霧の出現法を編み出すなどの貢献を果たすが、最終的にこの世界そのものを書き換えようとする強硬姿勢を提示したことで楽園派と決裂し、よりラディカルな思想を掲げる新世界派へと転向する。
 だが、数ヶ月前からその新世界派の中でも(それまでの自主的な混沌拡大活動を推奨する方針から一変して)「首領ジャックの許可を得ていない過激な活動」への統制が厳しくなってきたことから、このままでは自分もいずれ粛清されると考えたモンドールは、その前に宿願である「ウルフレンド大陸の召喚」を実行へと移すことを決意する。
 その最初の起点として彼が選んだのは、もともと混沌濃度が比較的高いことで知られる、ヴァレフールの港町オーキッドの南方の海域であった。彼は海上に混沌霧を発生させることで外部からの侵入を阻みつつ、その内側で「ウルフレンド大陸」を圧縮投影させた上で、そこから少しずつ混沌核を強化させて、最終的には「本来の大きさのウルフレンド大陸」を「現在アトラタンおよびブレトランドが存在している空間」に置き換える形で現出させようと考えたのである。
+ プロローグ3(数日前)
 モンドールのこの動きを察した楽園派の首領アインは、彼の陰謀が明るみに出ると、自分達が密かに築いてきたヴァレフールとの友好関係にヒビが入る可能性があると考え、モンドールと同じウルフレンド界出身のグスト(PC③)に、「巨大混沌の収束を抑制する力を持つ特殊な魔石」を貸し与えた上で、グストと旧知の関係にあるオーキッドの領主の契約魔法師ボリス・オクセンシェルナ(PC①)と協力して、この大陸召喚計画を未然に阻止するよう命じる。
 一方、ボリスの師匠であるエーラムの時空魔法師クロードもまた、オーキッドの近海に危険な兆候が起きていることを察して、元弟子(ボリスから見れば妹弟子)のミレーナ(PC④)に、魔法師協会からの支援品をオーキッドに届ける名目で現地へと赴かせた上で、ボリスと共にこの海域で起こるであろう混沌災害に対処するように促す。
 その頃、ボリスの契約相手であるオーキッドの領主ウォートは、とある行商人から(上述の)『混沌起源説』の原書を手に入れていた。「ボリスが好きそうな本」だと考えたウォートがボリスにその本を貸し与えると、もともと「世界の真理」を追求することを目指していたボリスはその本の内容に強い興味を抱くことになる。だが、それが実は自分自身と深い関わりを持つ書物であることまでは、この時点での彼はまだ気付いてはいなかった。
+ 本編1(起)
 グストとミレーナがオーキッドに近付きつつある頃、この町で海上警備隊長を務めているウルフレンド界出身のレン・リュード(PC⑤)もまた、南方の海域に奇妙な霧が発生していることに気付き、ボリスを通じて調査活動のための計画書をウォートに提出する。また、それと前後して、夢の中で「その霧の中に『あなたが還るべき場所』がある」と伝える謎の声を聞いた彼は、この件が自分の出身世界と何らかの関係があることにも薄々気付き始めていた(なお、同様の声はグストの夢の中にも出現していた)。
 一方、そんな異変が起きていることに気付かないまま、その霧の海域を通過しようとする客船があった。それは、貴族時代のボリスの婚約者だったヴァンベルグの貴族令嬢マリアンヌ・ハルペル(PC②)を、(新たな縁談相手であるフランク・シュペルターの待つ)神聖トランガーヌへと護送するための船であったのだが、その船が霧の領域に入った途端、マリアンヌは唐突に「異世界で何か巨大な敵と戦っている自分」の姿が目の前に広がり、やがて意識を失う。それと同時に、船の中から彼女の姿が忽然と消失してしまった。
 動揺した船員達は、ひとまず最寄りのオーキッドへと向かい、事情をレンやボリスに説明すると、彼等は(前日に合流していた)グスト、ミレーナと共に船で霧の海域へと急行する。だが、彼等(ボリス、レン、グスト、ミレーナ)もまた、その霧に包まれると同時にマリアンヌと同じ光景を目の当たりにした上で、船上から消滅してしまった。
+ 本編2(承)
 マリアンヌが目を覚ました時、彼女は見知らぬ海岸に倒れていた。そんな彼女の前にゴブリン達が現れる。ゴブリン達は彼女(の聖印)を「危険な存在」として敵視した上で「ボスに処遇を委ねる」という目的で彼女を何処かへと連行しようとするが、彼女はそれを「自分の歓迎会を開こうとしてくれている」と勘違いして、素直にそのまま彼等について行く。
 一方、そんなゴブリン達の前に、彼女と同じように「見知らぬ土地」に出現したボリス達四人が現れた。グストとレンは、このゴブリン達が「ウルフレンドのゴブリン」であることを確信しつつ、彼女の身柄を解放するように要求するが応じられなかったため、ボリス、ミレーヌと共闘した上でゴブリン達を倒して、マリアンヌと合流する。マリアンヌは、かつての婚約者であったボリスとの再会を喜びつつも、彼が(自身の実家である聖印教会にとっては宿敵の)魔法師となっていることに、少なからず動揺する。
 彼等はここまでの状況から、自分達がいる場所が「霧の内側」であると推察した上で、この地の中心地と思しき方角へと向かって歩を進めると、やがて大規模な「都市」を発見する。グストとレンは、それがウルフレンド界の中心に位置するブルガンディ島の市街地であることに気付くが、なぜかそこには殆ど人の気配が感じられない。
 そんな町の中で彼等が唯一発見した人物が、魔術師見習いの少年・リンクであった。彼は「ある日突然、世界が急速に歪んで収縮したと思ったら、次の瞬間、自分以外の町の住人が全て消失していた」と告げる。レンはおそらくそれが「何者かによってウルフレンドの一部もしくは全部がアトラタンに圧縮投影されたのであろう」と推察し、リンクにその旨を伝えると、彼は半信半疑ながらもその難解な仮説を概ね理解する。というのも、彼の師匠であるガンダウルフは、かつて自分がアトラタンに投影された時の記憶を残しており、リンクにそのことを伝えていたのである(また、それに加えてこの時リンクは、ボリスから「師匠と似たオーラ」を感じ取っていた)。
+ 本編3(転)
 その後、街に出現した「ウルフレンドの怪物達の投影体」を倒したボリス達は、「この事件の黒幕は『アトラタンに出現したモンドール』らしい」というグストの情報に基づいた上で、リンクの案内に従って、かつてモンドールが関与したことがあると言われるブルガンディの地下に眠るゾール神殿へと向かう。そこで彼等の前に現れたのは、まさにモンドールその人であった。
 モンドールの当初の計画では、強力な生命エネルギーを持つ「死すべき種族(人間、エルフ、ドワーフ、ゴブリンなどの種族)」の召喚には多大な混沌核が必要となるため、まずそれ以外の存在(土地や植物など)を先に召喚した上で、「自分に従順な種族」に限って随時召喚していく予定であった(マリアンヌが遭遇したゴブリン達は「最も御し易いから」という理由から早期に召喚された者達である)。その意味で、リンクが既に召喚されていたことは彼にとっては計算外の事態だったのだが(それはリンクに内在する特殊な潜在能力が原因なのだが)、それ以上に誤算だったのは、このような形でアトラタンの住人達がこの霧の中に入り込んで来たことである。
 だが、彼等を目の当たりにしたモンドールは、すぐにその理由に気付いた。モンドールは、ボリスが「ガンダウルフの魂が再転生した存在」であり、マリアンヌとミレーナのまた彼と同様に「ウルフレンド人の投影魂の持ち主」であると断言する。そして、彼等五人はかつてこの世界で共にモンドールの作り出した「闇の軍団」と戦った仲間達の転生体であり、それこそが彼等を「本来は誰も入れないはずの混沌霧」の内側へと呼び寄せられた要因であった。
 そんな彼等に対してモンドールは自身の計画(および混沌起源説)を打ち明けた上で「本来の自分達の世界をこの世界に再現しよう」と持ちかけるが、マリアンヌとミレーナはそもそも彼の話の内容を理解出来ず、アトラタンの住人としての生活を楽しんでいたレンとグストはあっさりと断り、そしてボリスは世界の根本的原理に踏み込もうとするモンドールの計画自体には強い興味を示しつつも、今あるこの世界を壊すことには承諾出来ず、交渉は決裂し、両者は衝突する。
 激しい戦いの末、どうにかモンドールを倒したボリス達は、ゾール神殿の中核に眠る混沌核を破壊した上でマリアンヌがそれを浄化吸収したことで、この海域に出現しようとしていたブルガンディ島およびウルフレンド大陸は(リンクと共に)完全に消滅する。その結果、彼等は必然的に「何も存在しない海域」に放り出されることになったが、ウォートからの要請を受けて中央から緊急支援に来ていた(ワイバーンに乗った)チシャ・ロートに助けられ、かろうじて一命を取り留めた。
+ 本編4(結)
 こうして五人がオーキッドへと帰還すると、マリアンヌの護送船の一同は彼女を連れ帰ったボリス達に深く感謝し、ウォートもまた行方不明となっていた彼等が無事に生還出来たことを素直に喜ぶ。そんなウォートに対してレンが今回の一連の事件に関わった費用および報奨金の交渉を持ちかけている中、グストは(自分の素性を知られる前に)その場からそそくさと退散し、役目を果たしたミレーナもまた粛々とエーラムへと帰還する。
 一方、ボリスと再会したことで彼への恋心が再発したマリアンヌは、実家と決別することを覚悟した上でボリスにその想いを打ち明け、縁談破棄を申し出るために、彼を伴ってヴァンベルグの港町ハルペルへと帰還することになった。
 縁談の仲介役であったマリアンヌの叔父のアーノルドは頭を抱えつつも、(初恋を実らせられないまま婚期を逃した自分の轍を踏ませないように)彼女の意思を尊重し、ひとまず先方には「旅の途中で本人が自分の未熟さに気づいて『今の自分はまだ誰かに嫁げるような存在ではない』と言い出した」という建前の上で縁談の白紙化を(いずれ別の姫君を紹介することを条件に)申し入れた上で、マリアンヌを「留学」の名目でオーキッドへと派遣することにしたのであった。

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最終更新:2018年05月07日 02:47