+ | ヒカル・コピィロヴァ PL:田中山 |
☆Special Thanks to にーてん さん
名前:ヒカル・コピィロヴァ(通り名:ハンドガンシャーク) 性別:女 年齢:24(生後三週間ほど) 故郷:オオサカ 言語:オオサカベン(話・読) 外見:ポンチョ 表の顔:路地裏ブリーダー(薬草、つまり、クスリになる草を育てて売っている) 好/嫌:報道番組/地獄組 好みのタイプ:金持ちな年下 好きな映画:牢獄からの脱出(プリズンブレイクのB級パクリ作品。監獄内には当然のようにサメが放たれ、途中で目的はサメを倒すことにすり替えられる)
環境値(犯/生/恋/教/戦):1/1/7/4/3
天分値(肉/精):4/3 戦闘値(反/攻/破):6/3/1 性業値:6
趣味:健康、旅行、飲食
カルマ(異能/代償):
• 楼賊(さあ、撃たせろ/独占欲) • 参謀(応援/胃痛) • ペテン師(揺さぶり/借金取り) • 色事師(両刀使い/惚れっぽい)
パーソナルデータ
Ms.紳士が死ぬ二日前に産み落とされた子ども。だいたい恋愛ファンブルのせい、ていうかPLのせい。 むろん生後間もない赤ん坊であったが、SCP-1024「腐るべき草」(第三話参照)の影響により急成長し、外見年齢は24歳程度になっている。伴って精神も最低限は発達した。物腰は柔らかめで、母親の異名にあやかって淑女たろうと行動する。出来るかどうかはまた別の話。 やっぱり地獄組は大嫌い。右ストレートでぶっ飛ばす。 恋愛8の色事師目指して頑張ります!! |
+ | Ms.紳士(故) PL:田中山 |
名前:Ms.紳士(通り名)
性別:女 年齢:24(53(124)) 故郷:日本 言語:オオサカベン(話)、日本語(話・読) 外見:焼印(わき腹) 表の顔:路地裏代書屋 好/嫌:十三の懐かしい街並み/地獄組 好みのタイプ:ワイルドな年下 好きな映画:極道皆殺し
環境値(犯/生/恋/教/戦):1/1/5/3/5
天分値(肉/精):3/3 戦闘値(反/攻/破):6/6/1 性業値:9
趣味:カワイイ、家事
カルマ(異能/代償):
• 器戒(硝子/-) • リーダー(チームワーク/使命) • 裏職人(親方/毛嫌い)
パーソナルデータ
冥界帰りの人。年齢は見た目、死亡時、総計の順。ひょんなことからDRO(デスロックンロールオーケストラ)のリーダーを務めることになる。
もとは地獄組所属の家庭から生まれ、組織に忠誠を誓い続けていた(焼印はそのとき刻んだもの)。若い頃は堅実に仕事をこなし信頼も厚かったが、年を経るにつれ頭脳・身体ともにキレを失い、最終的に半ば鉄砲玉のような形で使い捨てられることとなる。義を通さなかった地獄組には激怒していて、観ると多分積極的に殺しに行く。更に、極道全般に対しても殺意が高い。どのみちろくな奴じゃねーんだ、見つけ次第殺るぞ!! 生前(?)はドーナツが好みであり、今でも持っているが、冥界を潜ったために汚染されている。食べすぎると死ぬ。ちなみに、減っても一定時間経つと元に戻る。
第2話にて、不治の病で死す。
「地獄組のことは後腐れだけど、まああいつらなら大丈夫でしょ」 |
+ | オンドレイ・カスパロフ PL:ふりかけ |
名前:オンドレイ・カスパロフ
性別:男 年齢:15 故郷:ロシア 言語:オオサカベン(話・読)、ロシア語(話・読)、日本語(話・読) 外見:光沢のある黒のモッズスーツ 表の顔:非常勤講師 好/嫌:お祭り騒ぎ/コーラ 好みのタイプ:ワイルドな年上 好きな映画:青春超特急
環境値(犯/生/恋/教/戦):4/3/3/5/1
天分値(肉/精):3/3 戦闘値(反/攻/破):1/3/1 性業値:7
趣味:アラサガシ、アウトドア、サビシガリヤ、飲食
カルマ(異能/代償):
• リーダー(チームワーク/使命) • 情報屋(マルチタスク/洪水) • 情報屋(鷹の目/未知への恐怖) • 情報屋(噂話/ガセネタ) • 親分(魔王/贅沢) • キジルシ(物神/多重人格) • ダメ人間(危険回避/虚弱)
パーソナルデータ
クトゥルフ神話+15、SAN-15 「ねぇ、この枕よくない???」
学校のお勉強がつまんなくなったので学校を飛び出して裏路地に飛びこんだ不真面目中学生。「飛び級制度があったら我慢してたんだけどね」とのこと。成績はトップクラス、だった。今はもっぱらDROの面々とともに行動し、『学校では教えられない世の中』を見て回って『面白いもの』を探している。個人的なテーマソングは「wish★/GARNET CROW」。
2話にてDROのリーダーの座を引き継ぐようなことを口にしたようだが、どんな心境の変化があったのだろうか? お気に入りの枕を手に入れたオンドレイ君、繰り返す悪夢のおかげで何かに目覚めたみたい…代わりにもやしになった。運動、しようね。 |
+ | エカチェリーナ・タルコフスカヤ PL:under3 |
名前:えかチェりーな・タルコフスカヤ
性別:女 年齢:12 故郷:ロシア 言語:オオサカベン(話)、ロシア語(話) 外見:金髪幼女 表の顔:RTA走者 好/嫌:路地裏ネズミ/??? 好みのタイプ:オシャレな年上 好きな映画:渡り鳥を待ちながら
環境値(犯/生/恋/教/戦):1/6/1/3/3
天分値(肉/精):3/5 戦闘値(反/攻/破):1/7/1 性業値:5
趣味:ヲタク、読書、家事、宗教、ギャンブル
カルマ(異能/代償):
パーソナルデータ
デスロックンロールオーケストラのガヤ担当
RTA走者。記憶喪失。 |
+ | パーヴェル・カラシニコフ PL:kvkv |
名前:パーヴェル・カラシニコフ
性別:男 年齢:11 故郷:ロシア 言語:オオサカベン(話)、ロシア語(話) 外見:キセル 表の顔:フリーター 好/嫌:路地裏ネズミ/夜 好みのタイプ:お金持ちな同い年 好きな映画:上海渡り鳥
環境値(犯/生/恋/教/戦):4/2/1/1/4
天分値(肉/精):6/3 戦闘値(反/攻/破):7/6/1 性業値:10
趣味:読書、育成
カルマ(異能/代償):
パーソナルデータ
デスロックンロールオーケストラの戦闘担当。物心ついたときから銃を握り生き残ってきた。そのため戦うこと、生きるための犯罪行為についてはすでに大人顔負けではあるが、それ以外の生きることについてはからっきしである。
今後のセッションでは経験を積み人間として成長していくようなRPができるといいなあ |
+ | ブラック・オレンジ PL:エイブ |
名前:ブラック・オレンジ(通り名)
性別:女 年齢:17 故郷:日本 言語:オオサカベン(話)、日本語(話) 外見:ポンチョ 表の顔:無職 好/嫌:ストリートキッズ/「4」や「死」などの数字、文字 好みのタイプ:知的な年下 好きな映画:ドラゴンベイべ
環境値(犯/生/恋/教/戦):7/2/4/1/3
天分値(肉/精):5/3 戦闘値(反/攻/破):5/5/1 性業値:10
趣味:パフォーマンス、ファッション
カルマ(異能/代償):
パーソナルデータ
オレンジ色のポンチョを着た、盗みや潜入を得意とする亜侠。
幼いころに両親に捨てられ、ストリートキッズとして路上生活を送っていた。他のストリートキッズと共に、生きるために盗みの技術を学び、それを糧としていたために盗みが得意となった。成長し、亜侠となってからもストリートキッズのことは気にかけており、仕事で得た資金のいくらかを彼らのために使用している。 盗みを行った際には、黒いオレンジのイラストが描かれたカードを残していく。 2.5話でヴェルを瀕死に追い込んでしまったことを気にかけており、彼に対して微妙な態度をとるようになっている。 ヴェルを大切に思う自分の気持ちに気が付き、5話で彼に想いを告げる。彼にちゃんと伝わったかは謎だが、何となく恋人っぽい関係になった。 本名は黒瀬夏実。過去に『夢宮洋子』という少女と亜侠のチームを組んでいたが、ある時彼女をかばって洋子が銃弾を受け、本人に頼まれ瀕死の洋子を介錯として撃ち殺した。 |
+ | 鈴音 優衣香 PL:にーてん |
名前:鈴音 優衣香 (すずね ゆいか)
性別:女 年齢:17 故郷:日本 言語:オオサカベン(話/読)、日本語(話/読)、英語(話/読)、ドイツ語(話/読) 外見:エンジニアブーツ 表の顔:芸能人(動画投稿者) 好/嫌:バー(「一本満足」や「ソイジョイ」など) / 十三の懐かしい街並み(現代に迎合する進歩が見られないので嫌い) 好みのタイプ:バランスのとれた年下 好きな映画:指輪をつかむ男
環境値(犯/生/恋/教/戦):1/3/3/5/4
天分値(肉/精):3/4 戦闘値(反/攻/破):3/5/3 性業値:8
趣味:マニア、工作、ハイソ、ギャンブル
カルマ(異能 / 代償):
パーソナルデータ
電子工作大好きな技術屋亜侠少女。好きなものはシリアルバーなど片手で食べられる食糧とラズベリーパイ(注:電子工作の方)。技術系動画を配信するYouTuberとしての側面もある。 番外編2.5話にて、「D」事件にDROの3人と共に巻き込まれ、事件解決に奔走する。以降はNPCとしてご自由にお使いください。 |
+ | アーミン・アグバル |
+ | 桃山文華 |
+ | ジョナサン・ジョースター |
ジョナサン・ジョースター
謎の財団に所属する青年。大阪になぜか増えている危険なお宝を確保、収容、保護することを目的としている。
第二話にて、玄孫がいることが判明。どうやら彼も普通の人間ではないようだ。 |
+ | 空条承太郎 |
空条承太郎
謎の財団に所属する学ランを着た青年で、ジョナサン・ジョースターの玄孫。
彼の隣には護衛として、柱のような男とチェリーをレロレロする男が立っている。 |
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_,,....,,_ _
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+ | ... |
(これまで出て来たSCP(名称のみ))
SCP-610610 石仮面 class:Safe
SCP-5Ds
千年パズル class:Safe
SBT-114514
すべてがDになる class:Keter
SCP-256→512→1024
腐るべき草 class:Safe
SCP-◼️◼️◼️
喪心病 class:Euclid
SCP-310
おさとうゆっくり class:Euclid
SPC-810
SPC(Shark Prevents Couple) class:Euclid
SCP-3212333
メリーさんの羊 class:Euclid
SCP-9685
ブラックボックス class:Keter
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+ | 第1話『ファントム・ブラッド』 DD:エイブ |
第1話『ファントム・ブラッド』
謎の石造りの仮面、『石仮面』を探してほしいという依頼を受けた、亜侠のチーム『デスロックンロールオーケストラ(以下DRO)』。巨額の報酬を用意する依頼人を怪しいと感じながらも、亜侠たちは石仮面を探し、所持していた『ブラック・オレンジ』という亜侠から石仮面を奪うことに成功した。
依頼人の『ディオ・ブランドー』に石仮面を渡すが、ディオはDROを最初から使い捨てにする予定であり、彼らを殺害しようとする。襲い掛かってきた三下たちを撃退した亜侠たちであったが、そこにブラック・オレンジが謎の男性と共に彼らの前に現れた。
男性は『ジョナサン・ジョースター』と名乗り、石仮面の回収を改めてDROに依頼した。彼らはこれを受け、協力を申し出たブラック・オレンジと共にディオのアジトへ潜入し、石仮面の奪還に向かった。石仮面を所持するディオの元へ行くことに成功した一同であったが、ディオは石仮面の力で吸血鬼となり、さらにはその人格を石仮面に乗っ取られてしまった。吸血鬼と化したディオとの戦闘が行われたが、亜侠たちは勝利し、石仮面を奪い返すことができた。
奪い返された石仮面を受け取ったジョナサンは亜侠たちに報酬を支払い、『大阪には今、このような危険なお宝がなぜか増えている。君たちも気を付けてくれ』と告げて去って行った。
一方、ブラック・オレンジはこのチームが気に入ったのか、DROに入る意思を見せる。リーダーのMs.紳士を始めとしたメンバーは承諾し、チームに新たなメンバーが加入したのであった。 |
+ | 第2話『戦慄のブルーアイズ・ホワイト・タイガー』DD:under3 |
第2話『戦慄のブルーアイズ・ホワイト・タイガー』
危険なお宝について調べると言って、エカチェリーナが姿を消して一週間後、DROは再びジョナサンから『精神を乗っ取る首飾り』を探してほしいという依頼を受ける。
『血戦の王』という亜侠のチームがその首飾りを所持しているという情報を掴む中、エカチェリーナから連絡が入る。傷だらけのエカチェリーナは、腕に取り付ける奇妙な器具(デュエルディスク)を他のメンバーに託してカードと化してしまった。
『血戦の王』の居場所や、『決闘(デュエル)』と呼ばれるカードゲームによる特殊な血戦のことなど、様々な情報を探っていくメンバーたちであったが、その途中でMs.紳士の身体に異変が起きる。乃木クリニックに急行したところ、衝撃の事実が二つ判明した。一つは、Ms.紳士は妊娠しており、今しがた出産を行ったこと。そしてもう一つは、彼女は不治の病に侵されており、あと二日の命であることであった。メンバーたちは衝撃を受けながらも、Ms.紳士との最後の仕事をこなすべく各々の全力を尽くした。
そして、『血戦の王』のリーダー、『ノンシュガー』と首飾りをかけて決闘を行うこととなったDRO。不慣れな血戦に戸惑いつつも、手に入れたカードや、モンスターカードと化したメンバーたちを駆使し、敵方のモンスター『青眼の白虎(ブルーアイズ・ホワイト・タイガー)』を破ってDROは勝利した。こうして、彼らは無事に首飾りの回収に成功し、ジョナサンの依頼を達成することができた。
一方で、Ms.紳士の身体に限界が近づいていた。DROはジョナサンに首飾りを渡した後に、映画館でMs.紳士の好きな映画『極道皆殺し』を共に鑑賞した。鑑賞を終えたMs.紳士は『地獄組』に対する心残りを吐露しつつも、満足気な表情で他のメンバーたちに自身の思いを伝えていく。やがて、彼女の身体は次第に冷たくなっていった。
Ms.紳士の亡骸を十三に埋葬したメンバーたちは彼女の遺志を受け継ぎ、『地獄組』に対して闘志を燃やしていた。DROはこれからどうなるのか。そして、彼女が遺した子供がどう関わっていくのか、それはまだわからなかった。 |
+ | 第2.5話【番外編】『すべてがDになる』 DD:kvkv |
第2.5話『すべてがDになる』
6人の亜侠たちが目を覚ますと、そこは見知らぬ牢屋であった。6人のうち、三人はDROのメンバーであるオンドレイ、エカチェリーナ、ブラック・オレンジ。その他三人は『鈴音優衣香』『アーミン・アグバル』『桃山文華』という亜侠たちである。何故そこにいるのか見当がつかない6人であったが、そこに謎の声が聞こえてくる。
「大阪のすべてがDになろうとしている。それを止めなくてはならない。」 Dとは一体何なのか、疑問に思う六人であったが、そこで目の前が白くなっていき、ふと気が付くとバー『Jail House』の一室にいた。
しかし、Jail Houseの様子が少しおかしい。人々が互いのことを『D』と呼び合っているのだ。さらに、その場にいなかったパーヴェルに電話をかけてみたところ、「『D』って俺のこと?」と、彼の様子もおかしくなっていた。先ほどの出来事がただの夢ではないと確信した六人は、この『D』について調査を始めた。
調査を進めていくにつれ、『D』と名乗る人物が増えたこと、『D』は感染すること、その感染源は『大阪にいて、大阪にはいない(実在しない)』ことなどがわかっていくが、メンバーたちも次第に『D』に侵食されていく(名前に『D』を入れようとする、髪の毛が白くなる、『D』っぽい言動をする、性別が『D』になるなど)。早急にこの原因を突き止め、解決しなければならないと感じたメンバーたちは調査を更に進めていった。
ミナミにあるラーメン屋が感染源へたどり着くためのカギを握っているとの情報を得たメンバーたちは、そのラーメン屋で謎の液体を口にし、意識が遠ざかっていく。気が付くと彼らは、謎の空間に立っていた。そこで、『D』の正体が彼らに語り掛けてくる。『D』の正体は、かつて大阪の五大盟約を打ち倒そうと考えていたが、志半ばで倒れてしまった『ドラコ・ディミトリー』という亜侠の怨念のようなものであった。彼の存在を大阪に残すべく、『D』を大阪にまき散らしていたらしい。彼を排除しようと武器を取り出すメンバーたちであったが、ドラコはある人間を呼び出し、その体に憑依する。それは、DROの戦闘要員であるヴェルであった。強力な銃や異能を持つヴェルに苦戦しながらも彼らは戦い、銃撃により気絶させることに成功する。深い傷を負いながらも、オンドレイによる懸命な治療により、ヴェルは一命を取り留めることができた。一方で、ドラコの怨念は弱まっていき、そのままどこかへと消え去ってしまった。
六人は気が付くと、再び牢屋の中にいた。以前と同じ声が聞こえ、その声は感謝を彼らに述べる。そして報酬として札束(アーミンにはジャリ銭)とお宝が与えられ、彼らはまた目の前が白くなっていった。やがてJail Houseで目を覚ました六人は、そこがいつもと変わらない、『D』に侵されていない大阪であることに気が付く。ただの夢であった、とも考えられたが、受け取った報酬や、確かに築かれた新たな亜侠同士の関りがそれを否定していた。
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+ | 第3話『メイド・イン・ヘルズ』 DD:田中山 |
第3話『メイド・イン・ヘルズ』
Ms.紳士が命を落とし、その子供をDROが引き取ってから一週間後、財団のメンバーで、ジョナサンの玄孫である『空条承太郎』がDROに依頼を出してきた。危険なお宝、SCPを回収してほしいという内容だが、それが大阪にあり、生物であるという情報だけで、具体的にどのような物かは判明していないらしい。気が進まないメンバーたちであったが、その依頼を受けてそれらしき物を探し始めた。
情報を集める中で、探しているSCPが『腐るべき草』と呼ばれる、日光を浴びていないと周りの者を腐敗させる草であることが判明する。また、この草は『AWCY?(Are We Cool Yet?)』と言う、財団の敵対組織により持ち込まれた物であるということも発覚する。この組織は日本、及び大阪ではすでに壊滅したはずであり、どうやら何れかの組織の後援を受けて再び活動を始めたようであった。
腐るべき草を探していくDROであったが、それとは別に気がかりなことがあった。MS.紳士の子供の成長が、明らかに早いのだ。生後一週間ほどで1歳児ほどに成長し、次の日には3歳児ほどに成長していた。これは異常であると感じたDROは、ある仮説を立てる。MS.紳士の子供(ヒカルと名乗った)は何らかのお宝の影響を受けており、そしてそのお宝は『腐るべき草』であること。更に情報を集めてみると、彼らの予想通り『腐るべき草』は日光を浴びていないと周りの生物に急成長を促すSCPであることが発覚した。
乃木クリニックにて、財団の協力の元でヒカルを検査すると、彼女の小腸に腐るべき草が埋め込まれていることが分かった。このままでは彼女は加速度的に成長し、あと一週間もたてば肉体年齢は100を超えることになり、死亡してしまう。財団と乃木先生により取り除かれる手術が行われることになったが、準備を行う間にDROはAWCY?の討伐を行うことになった。
その後、ヴェルが原発で死にかけるなどのトラブルが起こったが、AWCY?の拠点を見つけ、戦いを仕掛けたDRO。深い傷を負いながらも、その場の制圧に成功した。後にAWCY?及び彼らのアジトを調べた財団の情報によると、彼らを後援していた団体は五大盟約の一つである『地獄組』であることが判明したらしい。どうやら、SCPの力を何らかの形で利用しようとしているようだ。Ms.紳士の遺志を継ぐDROのメンバーたちは、SCPと関わることで地獄組への足掛かりができると確信し、今後も財団へ協力する姿勢を見せた。
一方で、ヒカルの体内の腐るべき草の除去手術も無事に成功し、彼女がこれ以上急成長することはなくなった。生前のMs.紳士ほどの肉体年齢に成長した彼女は亜侠になる意思を見せ、DROに新しいメンバーとして加入することとなった。 |
+ | 第4話『暴かれし真実』 DD:kvkv |
第4話『暴かれし真実』
Jail Houseにて、『エカチェリーナ』と書かれた札を首から下げたおっさん(ぐっさん)、髪の毛が半分黒、半分黄色のYoutuber(ヒカル)、『オンドレイ』と書かれた札を下げた黄色い熊のぬいぐるみ(プーさん)が何故かDROのメンバーとしてブラック・オレンジとヴェルとともに過ごしている(その後、本来のメンバーがやってきて入れ替わった)と、承太郎の護衛である柱のような男(ポルナレフ)がDROに『ソウシン病』というSCPについての依頼を持ちかけてきた。感情を暴走させる病であり、その根源がどこかにあるらしく、その根源の発見及び収容を依頼したいそうだ。DROはこの依頼を受け、大阪の街へと情報収集へ出かけた。
しかし、意外な形で情報収集は終わることとなる。ヒカルの元へ、先ほどJail Houseにてエカチェリーナの代理を務めていたおっさん(仮称、えかてりーな)から電話があったのだ。ヒカルのアジトにて話があるという言葉を受け、ヒカルとエカチェリーナは彼の元へと向かい、話を聞いた。ソウシン病についての情報をえかてりーなはヒカルたちに伝え、さらに『お前たちのチームのパーヴェルは偽物だ』と告げる。その瞬間、ヒカルたちを銃撃が襲い、エカチェリーナは気絶してしまった。そこに立っていたのは先ほどまで共にいたヴェル、つまり偽物のヴェルであった。偽ヴェルの目的はヒカルであり、共に来なければエカチェリーナを殺すと脅され、仕方なくヒカルはそれに従った。
その後、オンドレイの元へ気絶したエカチェリーナがえかてりーなの手によって運ばれ、ヒカルが誘拐されたことを告げられる。ヒカルを誘拐した者のことや、ソウシン病のことについてさらに情報を集めると、十三の『ある場所』にソウシン病の根源があることが分かった。その『ある場所』とは、十三の河原、Ms.紳士を埋葬した場所であった。そこに菌類のようなものが生えた植木鉢があり、埋めた場所が荒らされた跡があった(掘り返されたわけではない)。その場所を調べるオンドレイのもとに、えかてりーなが傷だらけのヴェルを連れてやってきた。ヴェルは事前(ポルナレフがDROに依頼を行う前)にヒカルを誘拐した集団について調査し、その結果その集団に目を付けられ傷を負い、なんやかんやで偽物と入れ替わってしまっていたそうだ。オンドレイはえかてりーなが只者ではないと思いながらも、ヴェルを彼の自宅へと連れて行き、改めてヒカルを誘拐した集団について調査した。
一方、誘拐されたヒカルは見知らぬ部屋で椅子に縛られた状態で目を覚ます。目の前には白衣を着た人物がおり、彼女はヒカルへと話しかけてきた。その人物、及びヒカルを誘拐した集団は、ヒカルたちDROのこと、Ms.紳士のこと、地獄組と敵対していることを知っていると語り、地獄組が『デッドマン計画』と呼ばれる、Ms.紳士のようなデッドマンを利用し、何かをしようとしていると語る。かくいう彼女らも、MS.紳士の死体を利用し、ソウシン病を使って大阪に暴動を起こさせようと目論む連中であった。彼女らはデッドマンのMs.紳士の娘であるヒカルが利用できると考え、このように地獄組のデッドマン計画について語ることで協力させようと考えていた。これらのことが真実かはわからないヒカルは、ただ頭を悩ませていた。
その頃、偽ヴェルの正体がモーガンと言う人物であり、沙京にアジトがあるという情報を他のDROのメンバーは掴んでいた。アジトへと突入し、ヒカルの救出を試みるメンバーたち。無事にヒカルは救出され、ヴェルの片腕が吹っ飛んだりして傷を負いながらも、その場の制圧に成功したDRO。無事に戦闘が終わったと思ったその時、非常に大きな重圧感を感じた。アジトの二階から坊主頭で日本刀をもった人物が現れ、誘拐犯たちの生き残りを斬り捨て、その場を去っていこうとする。重圧感に耐えつつ、その人物に話しかけると、彼は『ミサキ』と名乗り、その場を去っていった。
その後、財団に連絡を取り、その場の調査及びSCPの収容が行われ、無事に依頼は達成された(財団の調査によると、誘拐犯たちは列強の工作員であった)。『デッドマン計画』とは何なのか、結局のところよくわからず、そもそもそれが事実なのかすらわからないDROであったが、地獄組が何かを目論んでいることはどこかで感じていた。
その後ヒカルがえかてりーなを落とそうとしたり、オンドレイがヒカル(Youtuber)に色々されて落とされそうになったり(ヒカル(Youtuber)もえかてりーな同様只者ではなさそうであった)、ブラック・オレンジがヴェルに告白しようとして怖気づいたりしたけどみんな元気です。
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+ | 第5話『はちゃめちゃいんとるーだー』 DD:ふりかけ |
第5話『はちゃめちゃいんとるーだー』
オンドレイが体調不良の中、ジョナサンからSCPについての依頼を受けたDRO。どうやら、謎の『おさゆく』と呼ばれる抱き枕が最近流行っており、その抱き枕は買ってからしばらくは快眠を提供するが、気に入ったころに悪夢を見せ始め、苦しめるそうだ。悪夢を見せられた人間はそれ以上の被害は受けないが、不眠に悩まされるらしい。この謎の抱き枕について調べるべく、DROは大阪へと繰り出した。
調べるうちに、オンドレイがこの抱き枕を所持しているという情報を得る。実際に自宅で休んでいる彼を訪ねてみると、彼の手元には既に三つのおさゆくがあった。このおさゆくは何故か手に入れたくなり、何故か枕にしたくなるものであり、目に入るといくつも買ってしまうようだ。仮に捨てたとしても、いつの間にか戻ってきてしまうらしい。とにかくこのおさゆくが原因で、オンドレイは現在不眠気味で調子が出ないそうだ。彼がおさゆくを購入した店から流通ルートを調べると、十三にある工場の一つから出荷されているそうだ。さらにこのおさゆくは自立して動くが脆く、すぐに破壊できることも情報として得られた。
情報を集め、工場へと突入する準備を進める中で、ブラック・オレンジはヴェルをデートへと誘う。以前からヴェルに対して微妙な態度をとっていた彼女であったが、いい加減踏ん切りをつけたいと考えたようだ。中華街で囲碁勝負を見ていたら人食いパンダに襲われるという謎の事件が起こったのち、オレンジはヴェルへ想いを告げる。ヴェルはその想いを受け止めつつも、どこか恋愛とは違うものに思い至ったようだ。しかしパンダとの戦闘によるつり橋理論で何となく二人は恋人っぽい関係になった。一方、男も女も見境なくなったヒカルは、エカチェリーナへ手を出し、生後約一か月とは思えない、その圧倒的な恋愛テクの前にあっけなくトリコになってしまった。
なんやかんやしつつ十三の工場へと乗り込んだDROは、襲い掛かるおさゆくたちを処理しつつ、ボス的な存在である「おさたに」を倒すことで、工場とおさゆくたちを無力化する。おさたに含めた大量のおさゆくたちをダンプカーに詰め、財団へと引き渡して無事に依頼を達成することができたのであった。
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+ | 第6話『メリークリスマス』 DD:エイブ |
第6話『メリークリスマス』
クリスマスの数日前、ブラック・オレンジと連絡が取れない状況であったが、DROのメンバーは財団からSCPの依頼を受けるためにJail Houseへと集まっていた。一週間ほど前、財団が保管していたSCPが脱走、もしくは強奪されたらしく、それを捜索してほしいという依頼である。なくなったSCPは『メリーさんの羊』と呼ばれ、都市伝説のメリーさんの人形のように電話をかけて近づき、最終的に背後から襲い掛かる小さな羊の人形らしい。その話の途中で、ヴェルの元へ『メリーさん』を名乗る人物から電話がかかってきた。これが『メリーさんの羊』であると考えたDROは、それがヴェルに襲い掛かる前に捜索に出かけたのであった。
メリーさんの行方を捜索する中でヴェルの元へ『メリーさん』から何度か電話がかかってきたが、一方でオンドレイの元へ『えかてりーな(第四話参照)』から電話がかかってくる。メリーさんのこと、そしてSCPについて話がしたいという。オンドレイはそれに応じ、えかてりーなと二人で話を始める。
えかてりーな曰く、SCPとは『獄』と呼ばれる現世とは違う世界で作られたお宝のことであるそうだ。そしてそれらが何らかの理由で『獄』から持ち出され、現世へと散らばったらしい。それを『獄』の住人である『屍人(デッドマン)』が集めることになり、現在そのSCPを屍人たちが集める『屍人歩き(デッドマンウォーキング)』というゲームが行われているそうだ。この屍人歩きの結果で『獄』にいる『刑期』が減少するそうだ。彼の話が本当ならば、ジョナサンや承太郎などのSCP財団の者たちは屍人歩きの参加者である屍人であることになる。彼がこのことをオンドレイに話した理由は、DROの存在がこの屍人歩きにおいてイレギュラーであり、『いた方が面白くなる存在』であると獄の管理人たちに認知されたからだそうだ。 そして、現在ヴェルに電話をかけてきている者は『メリーさんの羊』であることも教えられる。彼の見立てによると、その日の夜にはメリーさんはヴェルに襲い掛かるらしい。オンドレイはその言葉を受け、夜にメンバーで固まり、メリーさんの襲撃に備えることにした。
その夜、ヒカルのアジトにて固まって睡眠をとっていると、ヴェルにメリーさんから電話がかかってくる。彼のアジトの前に来ており、『クリスマスプレゼント』を置いていくという旨が伝えられる。嫌な予感がしたヴェルはオンドレイ、ヒカルと共に自分のアジトへと向かい、アジトの前を確認する。そこには『クリスマスプレゼント』と書かれた大きな蓋つきのポリバケツがあった。中身を確認すると、ボロボロのブラック・オレンジが放り込まれていた。彼女はまだ息はあるが、かなり危険な状態であった。ヴェルたちは夜中であることも顧みず乃木クリニックへと彼女を運び、治療を行うよう依頼した。乃木先生は高額な治療費を請求するがそれを受け、彼女は一命を取り留めた。
その後、乃木先生は彼女が所持していたというUSBメモリを手渡す。オンドレイがノートパソコンで内容を確認すると、『屍人(デッドマン)計画』と書かれた文書を発見する。それによると、地獄組は何かを利用して『疑似屍人(アナザーデッドマン)』と呼ばれる存在を作り上げ、屍人を人工的に作り上げる計画を実行しているらしい。そしてそれにはSCPが利用されており、作られた疑似屍人はそのSCPの性質を利用できるそうだ。地獄組の狙いがわかり、そして文書の中に『メリーさんの羊』を利用した疑似屍人がいるということも記されていた。
その情報を得たあたりでブラック・オレンジが目を覚ます。彼女から話を聞くと、数日前に『メリーさん』を名乗る二足歩行の羊にさらわれ、財団やDROについて尋問、拷問を受けていたそうだ。その中で何とか先のUSBを盗み出したらしい。そして、彼女を誘拐した『メリーさん』は本名『夢宮洋子』といい、彼女のかつての仲間であったが五年ほど前に死亡したらしい。どうやら疑似屍人の話は本当であったそうだ。
USBの情報からさらにメリーさんがいると思われる十三の研究所を発見し、そこへ乗り込むことにしたDRO。そこには一人の少女がおり、自らを『メリーさん』、そして『夢宮洋子』と名乗った。彼女が目的の人物、そして回収すべきSCPであると考えたDROは彼女に銃を向ける。彼女はSCPの力、そして屍人としての力を解放し、DROへと襲い掛かる。しかし多勢に無勢、屍人とSCPの力を利用してもメリーさんはDROに敵うことはなかった。彼女は再び少女の姿へと戻り、ヴェルによって完全にとどめを刺され、そこには羊の人形と彼女が身に着けていたリボンが落ちていた。DROはそれらを回収し、人形は財団へ、リボンは入院中のブラック・オレンジへと届けられることとなった。
財団の正体が屍人の集団であり、屍人歩きのためにSCPを回収していることが発覚したが、DROの財団に対する態度は変わらず、財団からDROに対してもこれまでと変わらない。協力関係は崩れず、DROはSCPを回収し、地獄組と戦っていく。
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