開催要項
  • 開催日:2019年7月14日(日)
  • 開催時間:10時〜18時
  • 会場:学生会館 談話室
  • GM:Y武

レギュレーション
  • 使用可能ルール:基本1・2、AF、戦記DB、上級、百花繚乱、R&R記事
  • PCレベル:1
  • 国ルール:使用せず
  • マスコン:有り(PC達はカウント不要の1レベル部隊のいずれかを保有)

今回予告
 時は大陸歴1800年代後半、ブレトランド北部を占めるアントリア子爵領の北端の港町パルテノの領主ジョイスが、アントリア子の首都スウォンジフォートの王城において、アントリア騎士団長ダームに対して私闘を挑み、ダームがその申し出を断ったにもかかわらず、一方的に斬りかかる、という事件が起きた。ダームは無抵抗のまま深手を負ったが、すぐに王城の衛兵達が駆けつけたことで一命を取り留め、ジョイスは王城から逃亡し、そのまま自領パルテノへと帰還する。
 アントリア子爵ラヴカは、自身の臣下である両者の間にどのような遺恨があったのかを何度も問い質したが、ダームは「心当たりがない」とだけ答え、ジョイスはパルテノに篭ったまま沈黙を貫いたため、やむなくラヴカはジョイスを「叛逆者」として討伐する命令を下す。その討伐隊の総司令官に選ばれたのは、騎士団長ダームの末子にしてパルテノの南東に位置するシューシャ村の領主のPC①であった。

不定期単発シリーズ「グランクレスト伝説」第4話
「誰がために騎士は立つ」

叛旗の歴史が、また一頁。


PC① 推奨クラス:君主(ロード)
 キミは、アントリア騎士団長ダームの末子にして、シューシャ村の領主である。これまで功績を上げる機会に恵まれず(理由は任意)、兄弟達の中で出世が遅れていたが、今回、隣町パルテノの領主の討伐を命じられることになった。なお、キミのことを指揮官に任命したのは父らしい。
因縁:ダーム(49歳/男性/君主) 推奨感情 メイン:任意/サブ:恐怖
 キミの父。アントリア騎士団長であり、現在のアントリアの実質的なNo.2。権謀術数に長けた策略家であり、下級貴族家ながらも功績を重ねて騎士団長の座に上り詰めた。自分の一族の繁栄を第一に考えており、出世が遅れていたキミに対してはこれまで厳しい態度を取り続けていた。
+ ダーム
画像データは こちら で作成。

PC② 推奨クラス:魔法師(メイジ)
 キミは、PC①の契約魔法師である。今回のパルテノ討伐隊には当然キミも従軍することになるのだが、ジョイスの契約魔法師のカンドーネはキミの義妹(妹弟子)である。彼女とは魔法杖を用いて通信することは可能だが、彼女は「話せることは何もないです」と対話を拒否している。
因縁:カンドーネ(17歳/女性/魔法師) 推奨感情 メイン:任意/サブ:信頼
 キミの義妹(妹弟子)。勤勉な優等生であり、魔法大学を卒業する前に才能を見込まれて契約魔法師に選ばれた。今回の刃傷沙汰が起きる少し前、キミ達の師匠(エーラム魔法大学の教員)が彼女に呼ばれてパルテノへと足を運んでいたようだが、そこで何をしていたのかは不明。
+ カンドーネ

PC③ 推奨クラス:邪紋使い(アーティスト)
 キミは、アントリアを拠点に活動する傭兵であり、今回は騎士団長ダームからの依頼で、PC①の部下としてジョイスの討伐隊に同行することになった。なお、数年前にキミはジョイスと共に海賊討伐戦に参戦した経験があり、その時には彼の奮戦のおかげで命を救われたこともある。
因縁:ジョイス(34歳/君主/君主) 推奨感情 メイン:任意/サブ:感服
 以前にキミと共闘したこともあるパルテノの領主。公正かつ実直な性格であり、兵士達からも民衆達からも慕われる名君、という印象であった。一方、由緒ある貴族家の出身でありながら、周囲の反対を押し切って「投影体の女性」を妻に迎えたという、珍しい趣向の持ち主でもある。
+ ジョイス
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PC④ 推奨クラス:投影体(プロジェクション)
 キミは、異界からの投影体であり、PC①の館の居候である。この国の現国主(アントリア子爵ラヴカ)は投影体を冷遇する傾向にあるため、この国ではやや肩身が狭い。なお、今回の討伐隊にはキミも兵を率いて従軍する予定だが、討伐対象のジョイスの妻カラはキミの「姉」である。
因縁:カラ[仮称](?歳/女性/投影体) 推奨感情 メイン:任意/サブ:庇護
 キミの姉(もしくは、それに類する関係の女性)。慎ましく貞淑な女性であり、パルテノ領主ジョイスからの熱烈な求婚を受け入れて、彼の妻となった(詳細な設定に関してはPC④の設定に依存するので未定)。今回の騒動の少し前から、表舞台に姿を現すことは無くなったらしい。
+ カラ

PC⑤ 推奨クラス:なし
 キミは、ブレトランドと海を挟んだ先に位置する大陸北端の海洋帝国ノルドの有力氏族の一員である(投影体を選んだ場合は「投影体とノルド人の混血児」という扱い)。PC①とは遠戚関係で、現在は彼の治めるシューシャへと留学中。今回のジョイス討伐隊にはキミも参加する予定。
因縁:ユーガ(26歳/男性/君主) 推奨感情 メイン:任意/サブ:尊敬
 キミの兄(もしくは、それに類する関係の男性)。ノルドの有力氏族の長であり、アントリア騎士団長ダームとは今のところ表面上は友好関係だが、内心では隙あらばアントリアへの侵略・略奪の機会を伺っている。そのため、キミにはアントリアの内側を探る密命も与えられている。
+ ユーガ
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追加NPC紹介

ラヴカ・カークランド(31歳/女性/君主)
 現アントリア子爵。夫は大陸系貴族であり、娘と息子が一人ずついる。騎士団長としてのダームへの信頼は厚いと言われている。投影体のことを快く思っていない(その理由は不明)。傘下の君主達には従属君主となることを強要はしないが、自ら申し出る者は受け入れた上で重用する。
+ ラヴカ
画像データは こちら で作成。

“賢翁”ケストラー(63歳/男性/魔法師)
 PC②とカンドーネの師匠(養父)。エーラム魔法師協会の中でも重鎮と呼ばれる立場であり、「賢翁」の異名を持つ。魔法学校において、才能の欠如もしくは人格的な欠陥によって「不適格」と認定された者達が学外へと放逐される際に「魔法に関する記憶」を消す役割を担ってきた。
+ ケストラー
画像データは こちら で作成。


需要があるのか無いのか微妙なQ&A

Q、「第4話」と書いてあるけど、これまでの話を知らなくても大丈夫?
A、ほぼ接点はないので問題はないです。なお、概ね第2話と同時代になります。

Q、これまでにラガ内で遊ばれたグランクレスト卓とは関係ない?
A、実はうっすらと繋がっていますが、別に気にしなくていいです。

Q、アントリアって、どんな国?
A、ブレトランド小大陸の北部山岳地帯を中心とする国家です。南部に比べるとあまり豊かではなく、比較的貧しい生活を送っている人達が多いです。国主であるアントリア子爵家は女系の一族で、女性が爵位を継承することが多く、現在のアントリア子爵ラヴカも女性です。

Q、パルテノって、どんな街?
A、アントリア内では比較的大きな港町です。ノルドやコートウェルズなど、ブレトランド外との交易が盛んです。たまに海賊やワイバーンが現れるので、防衛力はそれなりに強化されています。

Q、シューシャって、どんな村?
A、アントリア内の漁村で、パルテノに比べると小規模な村です。特に詳しい設定はないので、何かプレイヤーの皆さんからの意見があれば(シナリオ等と矛盾しなければ)採用します。

Q、ノルドって、どんな国?
A、いわゆる「ヴァイキング」の集団であり、この時代はまだ統一国家は存在せず、様々な氏族の連合体です。ブレトランド諸国とも過去に何度も戦ったことがあります。

Q、ハンドアウトの説明が長すぎて、意味が分からない。
A、簡単に言うと、以下の通りです。PC②・③・④・⑤は「今回の討伐作戦におけるPC①の部下」という立場からスタートします。
   PC①:討伐隊の司令官
   PC②:PC①の副官
   PC③:PC①の父に雇われた傭兵
   PC④:PC①の館の居候
   PC⑤:PC①と遠戚の留学生(スパイ)
 なお、PC④やPC⑤がシューシャで日頃何をしているのかについては、PC①のプレイヤーと相談した上で決めてもらえば結構です。

Q、このハンドアウトって、PvPを推奨してる?
A、状況次第では発生しますが、あくまで今回は初心者卓なので、GMとしては対立しないルートをいくつか想定していますし、最後まで皆で協力する展開が推奨です。ただ、「どう考えても対立する展開の方がエモい」とプレイヤー全員が判断するなら、PvPで決着させるのもアリです。

Q、親族の年齢が、自分の作りたいキャラのイメージと合わないんだけど。
A、因縁NPCの設定変更を希望する場合は相談に応じます。ただし、ネタバレ防止の都合上、理由を説明することなく却下する可能性もあります。

その他、何か質問のある方は以下のコメント欄に書き込むか、Y武に直接聞いて下さい。

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最終更新:2019年07月14日 05:01