o。.:*:.。oOo。.:*:.。o Prologue o。.:*:.。oOo。.:*:.。o


ここは、アーセルトレイのある階層。
物語だけが存在となる世界で、手紙がつないでくれる運命のアナタ。
アナタは一体どんな人? 今、どこで、何を考えているのかしら?
伝えてくれるのはお手紙だけ。

これは、言葉だけが紡ぐ、絆の物語

銀剣のステラナイツ ブラインド・レターセッション
「手紙よ届け! 運命のアナタに」



◆レギュレーション


このセッションは、パートナーのプレイヤーが誰であるかを伏せたまま、文通形式のレターセッションを行う。という企画です。
レギュレーションは以下のようになります。

◇基本レギュレーション
  • 「基本ルールブック」および「霧と桜のマルジナリア」を使用します。
  • 「紫弾のオルトリヴート」掲載の花章は使用できません。
  • 文通形式のレターセッションになります。
  • スタンダード(エンブレイス戦)です。

◇参加要件
  • 「銀剣のステラナイツ」のルールブックを持っていること、もしくはこれから入手すること。
  • ステラバトル開催時まで、このセッションに参加していることを口外しないこと。



◆スケジュール


このセッションは以下のようなスケジュールで進行します。
基本的にお手紙の〆切は7日間、ブーケトス期間は5日間とします。

10月31日(木)23:59 キャラメイク〆切(ブリンガー)
11月05日(火)23:59 キャラメイク〆切(シース)

11月12日(火)23:59 第1幕お手紙〆切(ブリンガー → シース)
11月19日(火)23:59 第1幕返信〆切(シース → ブリンガー)
11月24日(日)23:59 第1幕ブーケトス〆切

12月01日(日)23:59 第2幕お手紙〆切(シース → ブリンガー)
12月08日(日)23:59 第2幕返信〆切(ブリンガー → シース)
12月13日(金)23:59 第2幕ブーケトス〆切

12月14日(土) ステラバトル



◆キャラクター紹介&レターログ


「淡赤のバラ」ペア (俳優1&俳優2)


☆ブリンガー:カレア

+ プロフィール
名前: カレア
年齢: 19歳
性別: 女性

あなたの物語: 滅びの世界
希望/絶望: 絶望/この手は届かない
願い: 誰かの笑顔
性格: 勇敢 にして 癒し系
花章: 淡赤 の バラ

外見特徴など:
 身長154cm,体重48kg 髪は金色のセミロングで、瞳は花章と同じく淡赤。

設定:
 カレアのもといた世界では、争いが絶えなかった。
 資源が枯渇し、全ての国家・種族が衰える中で、わずかな延命処置のための奪い合いが続いていた。
 戦うことも出来ず、傷ついた人を癒すことも出来ない彼女は、『せめて怯える子供たちだけでも慰めよう』と思い、童話作家を志した。
 ハッピーエンドのお伽話を作っては近所の子供達に見せ、彼らに束の間の笑顔と安心を与えていた。
 しかし、そんな日々は長くは続かなかった。
 カレアの住んでいた街もまた、理不尽な戦火に晒されることとなったのだ。
 最初に襲撃を受けたのは教会だった。
 ちょうどそのとき、彼女はそこで読み聞かせを行なっていた。
 突然の強襲に対応できるわけもない。彼女と子供たちは炎や銃声に取り囲まれ、どこにも逃げられぬまま命を落とした。
 子供たちは泣き喚き、カレアに縋り付いていた。身体を灼熱に焼かれながら、彼女は悔やんだ。
 「ごめんね......私がこんなことをしなければ......」
 その世界自体の終末も、そう遠い話ではなかったようだ。
 じきに彼女の魂の輝きは、滅んだ世界ごと、第4096階層に回収された。
 そうして辿り着いた手紙世界で、カレアは思う。
 「子供たちに与えてやれなかった喜びを、束の間じゃない笑顔を、私は今度こそ、パートナーに届けたい」


☆シース:ミトス

+ プロフィール
名前: ミトス
年齢: 19歳(享年不明)
性別: 男性

あなたの物語: 滅びの世界
希望/絶望: 希望/自分を犠牲にしてでも
願い: 誰かの笑顔
性格: 純粋 にして まじめ
花章: 淡赤 の バラ

外見特徴など:
 身長175cm。体重68kg。黒髪で、やや巻毛。瞳の色は焦茶。

設定:
 ミトスはカレアとは幼馴染の関係だった。
 だが、やがて権力闘争に敗れた父と共に祖国を追われ、彼女とも離れ離れになってしまった。
 父は失意のうちに亡命先で病死し、ミトスは祖国への恨みを抱きながら敵国の兵士となり、祖国との戦いに身を投じることになる。
 やがて一定の功績を挙げ、部隊長へと昇格したミトスに対して、故郷の街への襲撃作戦が命じられる。
 既に故郷への愛着も捨てていたミトスであったが、カレアのことだけは気がかりだったため、彼女の家から遠く離れた場所に位置する教会を襲撃先に指定した。
 街の人々の精神的支柱である教会を真っ先に炎上させ、人々に危機感を与えることで、カレアが一刻も早く街から逃げ去ってくれることを祈った上での作戦だった。
 だが、部隊を率いたミトスが教会への着火を部下に命じた直後、彼は窓越しに一人の少女の姿を発見する。
 彼はそれが成長したカレアの姿だと一瞬で理解したが、彼が命令を撤回しようとした時には既に火は放たれた後で、教会は炎に包まれていた。
 ミトスは単身炎の中へと飛び込むが、カレアの元に辿り着いた時には、彼女は子供達を庇うような姿勢で倒れていた。
 既に意識が朦朧とした状態の彼女に対して彼は何度も名前を呼びかけたが、彼女は目を覚ますことなく、そのまま息絶えてしまう。
 この時、ミトスは彼女の近くに落ちていた一冊の本を見つける。それは彼女が子供達に読み聞かせていた自作の童話だった。
 茫然自失とした状態のまま、彼はその本を手に抱えながら、任務を放棄して一人戦場から去って行く。
 この時、彼は自分の人生の過去・現在・未来の全てに絶望した状態となっていた。
 その後、半ば廃人状態のまま二度目の逃亡生活を送ることになったミトスは、旅先で見知らぬ戦災孤児達と出会う。
 その姿に、自分が焼き討ちした教会の子供達の姿を重ねた彼は、彼女の童話を読み聞かせてみることにした。
 すると、それまで遊んでいた子供達の瞳に、僅かではあるが希望の光が灯っていくのを実感する。
 この瞬間、それまで虚無と絶望に支配されていた彼の心の中に、新たな目標が出来た。彼女が遺したこの物語を、少しでも多くの子供達に届けよう。
 たとえこの世界に未来が無いとしても、せめて一人でも多くの子供達に、ほんの一時でも良いから幸せを届けにいこう。
 そう心に決めた彼は、この世界が崩壊したその日まで、世界中の子供達にこの物語を届ける伝道師として生き続けた。
 そして「手紙の世界」へと流れ着いたミトスの魂は、やがてカレアからの手紙を受け取ることになる……。


★第1幕:カレアからミトスへの手紙

+ ...
一緒にいる間は気付けなかったけど、あなたがいなくなってからの街は、なんだか寂しく思えていました。こうしてまたミトスとお話することが出来て、とても嬉しいです。はしたないとは思いつつも、いま、少し浮き足立ってしまっている私がいます。あなたもそうだったらいいな。

あれから六年の間、いろいろありました。書き切れないほど、いろいろ。レトは大学で研究を始めてたし、ヒューズなんかはもう結婚しちゃってました。
あなたの方はどうでしょう。背はもう抜かれちゃったでしょうか、くせっ毛はまだ残ってるでしょうか。くるくるの毛先を指で弄った日々が懐かしいです。そうだ、あの髪を弾くたびに気になってたんですけど、ミトスはどんなシャンプーを使ってたんですか? 好きな匂いだったのに、この世界じゃあまり上手く再現できなくて。成分とか分かれば作れるかなーって......でもまあ、そんなに細かく覚えてないですよね。

あれ、話が逸れてました。でも、ミトスとの会話っていつもこんな感じだったような。脱線ついでに、私がいる世界のことを書こうと思います。
街の真ん中にあった大きな教会のこと、覚えてますか? 私はいまそこで暮らしています。どうやらここが私にとっての『思い出の場所』みたいで、厳かな白色のピアノも、ステンドグラスから差し込む光も、はっきりと現れています。少しホコリっぽい空気もあのときのままです。静かで、落ち着ける空間です。
ただ、一つ困ったことがあって。礼拝堂にたくさん椅子が並んでるんですけど、誰も座るひとがいないから殺風景なんです。お花とかで飾り立ててみたりもしたけど、もっと賑やかに出来ないかなって。ミトスに良いアイデアはありますか? 返事に書いてくれると助かります。

あとは......。この手紙に書くかどうかは迷っていたのですけど、勇気を持って伝えます。どうか、笑わずに読んでください。私がいまやっていることについてです。
まだこの世界に来たばかりで、あまり新しいものは作ってないけれど、教会のすぐ近くに一個だけ小さな戸建てを建てました。中には24色のクレヨンと2Bの鉛筆と、それから、ページの少ない白紙の本が何冊も入っています。
六年の間、私にもいろいろなことがありました。どんどん激しくなっていく戦場のこと、二度と帰らない人々のことを何度も聞いてきました。私は無力で、彼らになにもしてあげられませんでした。それが本当に苦しくて、だから......せめて彼らの愛の結晶である子供だけでも、その笑顔を守りたいと思ったのです。
必死に考えて、童話という手段を思い付きました。絵や文章はお世辞にも上手とは言えなかったけれど、伝えることならきっと出来るから。色んな物語を読んで、想像を膨らませて、どうにか最初の一冊を作りました。
「面白かった!」——紐で綴った本を片手に、子供たちは嬉しそうに言ってくれました。その笑顔は偽りなく尊いもので、あなたに見せて自慢したいななんて、そんなよこしまなことも思ってしまいました。
それ以来、私は小さな童話作家(あくまでアマチュアですが)として生きてきたのです。
あのときの喜びを、まだ忘れられずにいます。想像の断片をつなぎ合わせて形にしていくこと、どうやったら分かりやすく伝えられるか考えること、実際に読んでもらって感想を聞くこと......一つ一つが楽しくって仕方ありませんでした。いくら書いても飽きることはないのです。
それはこの世界にやってきても同じです。だから、つい書くための部屋を作ってしまいました。

お願いがあります。
いずれ、新しく一本の童話が出来上がると思います。手紙伝いにその物語を読んでほしいのです。わがままだと分かっています。ですが、この気持ちを抑えきることは出来ません。私にとって大切な人たちの中で、唯一ミトスにだけ、まだ私の本を見せられてないのです。元の世界を去るときも、それが気がかりでした。
あなたがシースだと知ったとき、これは女神様が与えてくれたチャンスだと思いました。私の中の世界をあなたに伝える、絶好の機会だと。これを書いている私がどうも落ち着かないのは、そのせいもあるのでしょう。
どうか、この零細な作家の、唯一の読者になってくれませんか。昔あなたにからかわれた『夢みがち』な所は、今でも治っていないようです。でもこんな世界なら、夢だって叶うんじゃないかなって、卑しいけど、そんな風に期待しているのです。
お返事、お待ちしてます。


★第1幕:ミトスからカレアへの返事

+ ...
カレア、久しぶりだね。まさか、こうして君からの手紙を受け取れる日が来るなんて、思ってもいなかった。と言っても、今のこの世界が本当に僕等のいた世界なのかどうかも分からない。あの女神達が言っていたことの意味も、正直よく分からない。でも、どんな形であれ、君とこうして手紙を通じて話が出来ることが、今は何よりも嬉しい。僕はもう二度と君に会うことは出来ないだろうと諦めていたからね。いや、まぁ、今もまだ実際に会えている訳ではないんだけど、でも、また君に会えると女神に聞かされただけで、それがたとえ、まやかしや戯言であったとしても、僕はその言葉に賭けてみたくなった。
 ただ、正直に言えば、僕には君が武器を持って戦う姿なんて想像出来ないし、君が戦場に立つこと自体、想像したくもない。だから、なぜ君を騎士に選んだのかと女神を問い詰めたい気持ちもある。誰よりも優しい心を持つ君を戦場に立たせるなんて、正気の沙汰じゃない。でも、一方で、君とまた会える機会をくれた女神に感謝してる気持ちもあるし、実際のところ、パートナーが君じゃなかったら、それが世界を救うための戦いだと言われても、協力する気にはなれなかったと思う。身勝手な話だとは思うけど、僕はそれくらい「戦場」というものを忌避しているんだ。
 というのもね、実は僕は亡命先の国で、軍人になったんだよ。そして、多くの人々を殺した。作戦のために、無垢な子供を殺したこともある。そして、皆がそれぞれに守りたいもののために戦い続けた結果、あの世界は滅びた。だから、僕は「正義の戦い」なんてものは信じないし、僕等に戦いを強いる女神達のことも、本気で信用する気にはなれない。彼女達も、僕等を不毛な戦いのために利用してるだけなのかもしれない。それでも、僕は君とまた会いたいという一心だけで、もう一度戦場に立つ決意をしてしまった。もしかしたら、女神達が君を選んだのは、僕を戦いに参加させるためだったのかもしれないし、もしそうだとしたら、君には本当に申し訳ないと思うけど……、まぁ、憶測だけで語るのは、これくらいにしておこうか。

 身長は、君と別れてから、それなりに伸びたよ。軍人としての身体造りのために、最新の栄養剤とか色々摂取したからね。もっとも、身長の割にそれほど筋肉はつかなかったから、効果があったのかどうかは分からないけど。
 シャンプーに関しては、母さんが買ってきたのを使ってただけだから、メーカーやブランドは覚えてない。ただ、亡命先には売ってなかったから、あっちの国のシャンプーを初めて使ってみた時には、確かにちょっと違和感があったな。自分の髪の匂いってのは、正直よく分からないけど、もしかしたら、前とは違う匂いになっているのかもしれない。クセ毛は今も直ってないけどね。
 教会のことはもちろん覚えているよ。確かに、あの広い教会に君一人で暮らしているのだとすれば、少し寂しく思えてしまうだろうね……。君以外誰もいないなら、いっそのこと、壁や椅子に思いっきり落書きとかしてみるのはどうかな? 子供の頃、僕やヒューズは礼拝の時間が退屈で、何度か落書きして怒られたことがあったけど、今なら誰も咎める人はいないんだし、クレヨンがあるなら、教会全体を君のキャンバスにしてしまってもいいんじゃないかな。

 そして、君が童話を書いていることは、実は僕は知っている。君が戦火で命を落とした、ということもね……。というのも、あの世界がまだ滅びる前、とある一人の元兵士の男が話していたんだ。その男が言うには、彼は僕達の故郷の村が焼き討ちにあった後、全焼した教会の残骸から、君の亡骸と、そして君が書いていた童話を発見したらしい。その男は、故郷も、大切な人も、自らの手で壊してしまって、世界の全てに絶望していた。でも、君のその童話を手に世界各地を回って、多くの子供達にその物語を伝えて、彼等を少しでも笑顔にすることに、新たな希望を見出した、と言っていた。
 多分、彼の中では贖罪のつもりだったんだろうね。客観的に見て、それが贖罪と言えたのかどうかは分からないけど、でも、彼自身もその童話のおかげで救われたと言っていた。そして僕自身もその童話を読んだ時、本当に心が救われる想いだった。あの荒廃した世界の中で生きていた僕等には、君が紡ぎ出してくれる「夢」こそが「希望」だった。夢や希望だけでは、人は生きてはいけない。それは確かに世界の真実だ。そんなことは僕も分かってる。でも、夢も希望もなければ、人は生きていけない。それもまた真実だということを、僕は教えられた。君と、君の童話によって。
 だから、君がまた新たな童話を書いてくれるなら、僕はぜひとも読みたい。僕にそんな資格があるかどうかは分からないけど、出来れば一番に読ませてほしい。いや、何番目でもいい。何年後でもいい。君の描いた物語に触れることが出来ると思えるだけで、それが僕にとっての生きる糧になる。生きる希望になる。厳密に言うなら、今の僕は本当の意味で「生きている」と言える状態なのかどうかも分からないけど、それでも、君とこうして手紙のやりとりをしているだけで、僕は「生きている」と実感することが出来る。もしかしたら、それも泡沫の夢でしかないのかもしれない。でも、その夢の中で、君と一緒に新たな夢を共有出来るなら、これほど嬉しいことはない。


★第1幕:寄せられたブーケ

+ ...
【淡赤のバラ】ペアへ。 悲劇的な背景を持つ2人だけど、カレアからミトスへの手紙は、可愛さがあふれてる! それから、手紙世界という特異な世界を感じさせる繊細な描写が、とっても良きです。 -- 監督 (2019-11-19 22:01:08)

【淡赤のバラ】ペアへ。 ミトスからの手紙は、まだカレアに対する隠し事があるから、それがどう今後の展開に絡んでいくのか気になるところだね。 ミトスの体験は、手紙では別の人がしたことにされているけど… -- 監督 (2019-11-23 21:53:01)

【淡赤のバラ】ペアへ。 カレアの手紙の序盤から2人の距離感の近さを感じさせることが書かれていて、特にミトスのくせ毛の表現の仕方が2人の仲の良さを引き出していていいなと思いました。 ミトスの手紙ではカレアを大切に思っているからこそ、戦わせたくないけど、会うためには戦わなければいけないという2択で葛藤している様が読み取れて心情の揺れがよく表現されていて綺麗な文章で好きです。 -- 俳優 (2019-11-24 10:39:27)

【全ペアへ】本当は全ペアエモすぎてそれぞれ書きたいことがありすぎるんですけど、スマホだとコメ欄に書くのがすごく大変で文章を色々考えているうちに、締め切り近くなってしまいました。私もレターセッション参加したくなる文章ばかりで、みなさんが凄すぎる!という小並感文章しか時間なくて書けませんが、全ペアにブーケ投げたいです!監督、こんなコメでもとりあえず許されますでしょうか? -- 観客 (2019-11-24 23:12:23)


★第2幕:ミトスからカレアへの手紙

+ ...
 カレア、立て続けの手紙になってしまって、すまない。このあいだの手紙を送った後になって、色々と伝え忘れていたことを思い出したんだ。まぁ、大した内容じゃないんだけど、なんとなく書き加えたくなっただけだから、適当に読み流してくれれば構わない。

 今、僕がいるこの空間は、亡命先の国で軍隊に入って、戦功を上げて、士官になって、初めて手に入れた「一人部屋」なんだ。祖国を去って以来、僕はずっと「自分の部屋」が欲しかった。亡命先での生活は厳しかったから、なかなか「誰にも邪魔されない、自分だけの空間」を作れずにいた。それが手に入った時の嬉しさが、僕の記憶の中に最も鮮明に残っていて、それが今のこの空間に反映されているんだと思う。
 「自分が一人になれた瞬間」が一番嬉しい、なんて考えは、多分、カレアには理解出来ないと思うし、理解してくれなくてもいい。ただ、僕は故郷を捨てて以来、自分の部屋を手に入れたら、ずっとやりたかったことがあった。それは、部屋の机の上に「子供の頃に君と一緒に撮った写真」を飾ることなんだ。
 僕はあの国に亡命して以来、ずっと周囲の目を気にしていて、故郷の想い出に浸ることすら許されない日々が続いていた。家の中では、祖国のことを口に出すことすら出来ない雰囲気だったし、あの村での想い出となるようなものも、殆ど全部捨てさせられた。それくらい、家族は皆、祖国のことを恨んでいたし、正直、それは僕も同じだった。でも、君と一緒に撮ったあの写真だけは、どうしても捨てられなかった。祖国も故郷もどうでもいいと思ってたけど、君との想い出だけは捨てたくなかった。だから、それを堂々と部屋の中に飾れるようになったことが、本当に嬉しかったんだよ。
 うん、まぁ、なんというか、自分でも、気持ち悪いことを言ってると思う。ただ、当時の僕には、その写真一枚くらいしか、心の拠り所がなかったんだ。写真の中の君の笑顔だけが、あの頃の僕にとっての唯一の希望だった。この世界でどれだけ醜い争いが続いたとしても、君だけは昔のままの笑顔でいてくれるだろうと、勝手に信じ込んでいた。だから、僕にとってはこの部屋こそが、記憶の中にある「幸せな君との最後の想い出の場所」だったんだと思う。もちろん、それは全部僕の妄想でしかなかった訳し、そもそも今のこの場所も、その妄想の延長線上の世界に過ぎない訳だけどね。

 さて、ここから先は、もっとどうでもいい話。というか、話して意味があることがどうかも分からないことなんだけど、ちょっとだけ気になったことを書き記しておくよ。別に返事を聞かせてくれなくてもいいから、なんとなく君の中でうっすらと考えておいてくれると嬉しい。

 もし仮にこの先、この世界を壊そうとする者達との戦いの後に、元の世界を蘇らせることが出来ると言われたら、カレアはそれを望むかい? もちろん、そんなことが出来るのかどうかも分からないから、あくまで仮定の話、なんだけどね。
 僕としては、少しでも多くの人達に君の物語を届けたい、という気持ちはある。今、僕達の他に、こうやって世界のどこかで誰かに手紙を書き続けている人達がどれくらいいるのかは分からないし、そういう人達に手紙を届ける手段があるのかどうかも分からない。だから、今の状態のままでは、君の物語に触れることが出来るのは、多分、僕しかいない。もちろん、それだけでも僕は十分に嬉しいのだけど、でも、やっぱり、それはあまりにも勿体ない。なんとかして、他の人達にも君の物語を通じて「希望」を感じ取ってほしいと思っている。かつての僕がそうであったように。
 そのためには、やっぱり、理想としては元の世界が復元されることが一番なんだと思う。レトにも、ヒューズにも、君の家族にも、そして出来れば僕の家族にも、君の物語を読んでほしい。あの絶望的な日々を生きていた父さん達も、君の物語を読めば、少しは安らいだ気持ちになれるんじゃないか、と思っている。ただ……、あの世界そのものを蘇らせることが本当に正しいことなのか、と考えると、少し疑問もある。
 僕は、君の物語には、人々の心を救う力があると信じている。だから、君の物語を広めることによって、あの頃のような凄惨な日々の再来は防げるかもしれないし、全ての人々が幸せに暮らせる日々が訪れるのかもしれない。でも、果たして本当に、全ての人の心を救うべきなんだろうか? 救われてはいけない人もいるんじゃないか? という気持ちもある。たとえば、このあいだの手紙でも書いたけど、君と子供達の命を奪った元兵士は、君の物語によって救われた気持ちになったと言っていた。でも、果たして彼は本当に救われるべき存在だったんだろうか? 君の中では、そんな彼の言い分は許せるかい?
 無論、その意味で言えば、僕も彼とは同罪だ。軍人として、罪もない民間人を殺したこともある。そんな僕や彼の魂に「救われる価値」があるのかどうかは分からない。だから、もし仮に君に「世界を再生する権利」が与えられたとしても、僕や彼のような存在まで生き返らせるかどうかは、君の判断に委ねるよ。ただ、出来ることなら、人として蘇ることが出来なくても、君を守る「鎧」としての使命だけは、最後まで果たさせてほしい。更に贅沢を言わせてもらえるなら、戦いを終えた後で、今度は一本の「ペン」となって、君と一緒に物語を紡ぎ続けていきたい。


★第2幕:カレアからミトスへの返事

+ ...
 色々お話してくれてありがとうございます、ミトス。実を言うと、いまのあなたがどう暮らしているかは知りたかったのですが、深く探ることを躊躇してしまっていたのです。
 六年の間、あなたにも色々なことがあって、それと地続きにあなたの世界があるのだと思います。その現在を尋ねることは、あなたが戦場でどんな痛みを背負ってきたのか、どんな思いで引き金を引いてきたのか、問い詰めることになってしまう気がして。
 だから、あなたがいまいる場所のことや、その元となった部屋のことを知れたのが、とても嬉しいです。......写真をずっと見られてたっていうのは、ちょっと恥ずかしいけど。でも、思い出を残していてくれてありがとう。

 教会をキャンバスにするというのは思い付きませんでした。確かに、椅子の一つ一つが新品のように綺麗であり続けているのも、寂しさに拍車をかけていたのかもしれません。
 なので、どことなく懐かしい気持ちに駆られながら、思うがままに落書き、しちゃいました。動物とか、花とか、友達とか。しばらくクレヨンを動かした後、ふと遠くから見てみると、あることに気付いたのです。
 これ、もしかしたら絵本のアイデアになるかもって! 無作為に点々と並んだイラストたちは、いまなら物語という一つの線で繋げるような気がするのです。
 ミトスのおかげで、童話作りの新しい方法が思い付けました。すごいです。

 それと......元の世界を蘇らせられるならという話、私なりに考えてみました。結果として分かったのは、たぶん私は、あなたの思うほど良い子じゃないってことです。だって「蘇らせることが正しいのか」とか「救われる価値があるか」とか、そんなのどうでもいい、って思ってしまっているから。もし私が力を持ったのなら、世界をもう一度復元するのだと思います——誰一人欠けさせることなく。
 そうじゃなければ意味がないのです。あの日教会に火を放った兵士さんを、大切に思ってる人だって、きっといたんです。「もう帰っては来ないかもしれないけれど、せめて元気で生きていて欲しい」、「二度と会えなくとも、私のことを覚えていて欲しい」、そんな思いを、本人も知らない内にかけられていたはずです。
 だから私は、たとえ救う価値が無いと言われても、「救いたい」という欲で、その人を生き返らせます。その人と、その人を待ってる誰かが、いつか同じソファに座って、同じ絵本を読むときが来ると信じて。
 ......やっぱり私って、夢みがちかな。

 いまの私に書けることは、これくらいです。近く訪れるステラバトルのときは、よろしくお願いします。ミトスの「鎧」なら、私、安心できます。
 昔のままの笑顔、ではないかもしれないけれど......それでも、あなたともう一度会えるそのときには、笑っていたいなって思ってます。そしたらあなたも、どうか笑って。お互いの笑顔は、きっと、新しい心の拠り所になるでしょ?


★第2幕:寄せられたブーケ

+ ...
【淡赤のバラ】ペアへ。「世界を蘇らせるのは正しいのか?」というミトスの問いに、カレアからの答え。 このペアの紹介を読み直して、願いが「誰かの笑顔」であるのを見て、カレアの答えに深くなるほどと思いました。 ミトスの話に出てきた「カレアの命を奪った兵士」のココロにも深く届いたことでしょうと思います。 -- 監督 (2019-12-09 07:14:51)

【淡赤のバラ】ペアへ。1人部屋に写真を置きたかったという密かな願いが、カレアを大事に思っていることをより一層引き立てていて部屋の景色も浮かんできます。 また、故郷の復興に対するカレアの返答が希望に満ちていて敵味方関係なく救いたいという真っ直ぐなところが可愛いです! -- 俳優 (2019-12-13 12:23:18)

【淡赤のバラ】ペアへ。カレアはとても純粋でいい子なんだなぁっていうのが、手紙から滲んできます。そしてミトスは、そんなカレアをめちゃくちゃ大切に思いながらも、真実をカレアが知ることによって自分が嫌われてしまうのが怖い……のかな?というような、葛藤がすごく感じられて素敵です。自分は救われる価値がないんじゃないかと思いつつ、カレアに希望を求めてるその感情が、手紙の最後の一言で覚悟に変わったのかな、なんて読むこともできて、とても味わい深いです。 -- 観客 (2019-12-13 19:44:20)



「白のヒガンバナ」ペア (俳優2&俳優3)


☆ブリンガー:イェレーナ・クルニコワ

+ プロフィール
名前: イェレーナ・クルニコワ
年齢: 17歳
性別: 女性

あなたの物語: 共犯者
希望/絶望: 希望/救世主
願い: 故郷の復興
性格: 純粋 にして 頑固
花章: 白 の ヒガンバナ

外見特徴など:
 色白・金髪(ハーフアップ)・碧眼。
 体格的には(祖国における)17歳女子としてのほぼ標準体型だが、背はやや低め。
 通常時は眼鏡をかけているが、ステラバトルの時には視力も回復するため、不要になる。
 日頃は儚げな印象だが、ステラバトルの時は凛とした表情になる。
 本来はただの文学少女なので、身体能力はあまり高くはなかったが、女神によって騎士の力を授かったことで、戦闘時には自分の中での理想の女騎士のような姿となる。
 基本装備は右手に長剣、左手に盾。鎧のイメージはシースに委ねる。

設定:
 もともとは、東欧(もしくはそれに類する地域)のごく平凡な家庭で育った少女であり、それなりに友人もいたが、あまり積極的な性格ではなく、小説を読んだり、妄想に耽ったりするのが趣味の、おとなしい女学生だった。
 そんな彼女が17歳の誕生日を迎えた時、この世界に謎の邪神(のような何か)が現れた。
 邪神は圧倒的な力で彼女の祖国の隣国を滅ぼし、人々を恐怖に陥れた上で、「この世界を滅ぼされたくなかったら、生贄として彼女を差し出せ」と人類全体に対して通告した。
 しかし、彼女と親しい関係にあったシースは彼女を犠牲にすることを拒み、彼女を連れて逃亡を続けながら邪神を倒す方法を探す。
 だが、結局打開策を見つけられないまま、世界は邪神によって滅ぼされた。
 当初は、自分が逃げ続けたことで世界が滅びてしまったことを後悔し、自分を庇い続けたシースのことを恨んでもいたが、そもそも邪神が約束を守るという保証はどこにもなく、むしろ邪神が自分を求めているということは、自分に邪神を倒すための何らかの特殊な力が宿っているのではないか、という考えに至る。
 そして、一度死んだ筈の自分とシースがまだこうして生きている(ように感じる)ということは、自分とシース以外の人々も世界のどこかでまだ生きているのではないか、あるいは、もし仮に死んでいたのだとしても、自分と同じように蘇ることが出来るのではないか、という仮設に基づいた上で、自分がまだ生きていることの意味を考えた結果、「きっと自分には、この世界を蘇らせるための力があり、そのために生かされている」と思い込むようになる。
 そして今は、そんな妄想に基づく使命感を糧に、シースへの手紙を書き続けている。
 なお、邪神の正体および彼女を求めた理由は不明。
 もし、シースのプレイヤーが何か思いつくなら、シースだけはそのことを知っていることにしてくれても構わない(その場合、シースの正体は人外でも構わない)。
 その上で、セッションを通じてそのことを明かしてくれても良いし、最後まで謎のままでも良い。


☆シース:ヴィンス・クラデンス

+ プロフィール
名前: ヴィンス・クラデンス
年齢: 42歳(見た目は27歳)
性別: 男性

あなたの物語: 先進科学の世界
希望/絶望: 絶望/偽物だった
願い: 故郷の復興
性格: 過保護 にして 王子様
花章: 白 の ヒガンバナ

外見特徴など:
 年齢は42歳であるが、とある事情により見た目は青年とほとんど変わらない様相である。
 普段はジーパンなどのラフな格好をしているが、ステラナイトバトルの際は毎回律儀にスーツを着ている。
 また、鞄の中には常に白衣が入っており簡易型の工具なども持ち歩いている。
 彼女の暮らしていた東欧の地域では本来見られることがない人種であるが、街には修理屋として溶け込んでいる。
 ブリンガーのドレスについては、彼女の意を汲みとって元いた世界で使われていた素材で、女性でも着れるような頑丈だが、軽量タイプの鎧を選んでいる。

設定:
 その昔、彼は地球よりも科学の進んだとある世界で科学と人間についての研究をしていた。
 その際に、作ったものの1つに、人工授精型AIという人間とほぼ全く同じ挙動をとり、年齢という概念が存在するアンドロイドを作っていた。
 これは、人類が長生きをしすぎて飽和した結果、種の存続の必要がなくなりこれ以上、人類を増やさないようにする法律ができてしまったことに対し、子供を産めなくなってしまった家庭の離婚率が急増したことに対処するために作られたものであった。
 その時の試作段階で生まれたのがブリンガーである。
 本来であれば成人する年齢を寿命としていたが、人間とアンドロイドの中間体の存在限界を調べるためにも寿命を無制限として作った。
 しかし、数億を超える選択を確立的に行わせるためには巨大なエネルギーを必要としたため、他の研究で有用性が示されていた宇宙エネルギーをもとに作っていたため、エネルギーを使用していた世界の神々にとっては食事となりうる存在となってしまった。
 そのことに気づいた邪神は手軽に食料を得ることができる人形をよこせとヴィンスを脅したが、そのような力を与えてしまってはこの世界以外をも滅ぼしてしまうことが容易に考えられたので、これを拒否し数人の友人に事の次第を伝えて逃げる事を勧め、自身もイェレーナを連れて逃げることにした。
 幸い、技術に困ることはなかったため他の世界に逃げることができ、なるべく彼女を受け入れてくれる条件を探した結果、東欧のとある地域を選ぶことになった。
 しかし、片親ではかわいそうだと思った彼は彼女を育ててくれる親を探し、かわりに村の中でのトラブルに対処することを約束し、彼女の記憶が定着する前に新しい親を見つけることができた。
 現在では近所に住む仲の良いお兄さんという認識をイェレーナからはされている。しかし、邪神達は世界の異動如きでは逃げることはできなかった。
 こうして、逃げ込んだ世界は結果的に滅び、イェレーナに本当のことをいうわけにもいかなかった彼は真実を隠したまま彼女が寿命を迎えるその瞬間を見届けることを決意した。
 また、彼の見た目についてであるが元いた世界との時間の進み方がかなり違う世界へとたどり着いたため通常の人間の10倍の遅さで歳をとっているためほとんど年齢が変わっていないようにみえる。


★第1幕:イェレーナからヴィンスへの手紙

+ ...
ヴィンス。お元気にお過ごしですか? 私は今、私以外誰もいない静かな部屋の中で、この手紙を書いています。私にとって、あなたがいないこの場所は、正直、寂しいです。しかし、そんな泣き言を言っている資格は私にはない、ということも分かっています。この世界の何十億もの人々の命と引き換えに与えられた命だと考えれば、こうしてあなたと手紙を交わせるだけでも、十分すぎる程の幸せなのでしょう。
 あなたが助けてくれたおかげで、私はこうして生きている。でも、世界は壊れてしまった。最初はその事実を受け入れることが出来ませんでしたし、あなたが私を救ってくれたことが、本当に正しかったのかどうかは、今でも分かりません。でも、こうして生かしてもらっているからには、私はこの世界を取り戻すまで、全力で戦い続けたいと思っています。
 ただ、これから戦いに向かう前に、どうしても気になっていることが三つあります。あなたに尋ねることは見当違いなのかもしれませんが、今の私には頼れる人があなたしかいないのです。もし、答えられることがあるのなら、教えて下さい。

 一つ目は、私達がこれから戦わなければならない「世界を喰らおうとする怪物」のことです。私はてっきり、その怪物とは「私達の世界を滅ぼした邪神」のことだと思っていたのですが、あの女神達の話を聞く限り、別物のようにも聞こえます。だとしたら、一体何のためにこの世界を喰らおうとしているのでしょう? その怪物の目的も「私」なのでしょうか? だとしたら、邪神の仲間なのでしょうか? それとも、私を奪い合って対立している関係なのでしょうか?
 更に言えば、あの女神達の正体もよく分かりません。もし、邪神と怪物が対立関係にあるのなら、怪物を倒すために私達に力を貸している女神達の方が、邪神の仲間なのかもしれない、とも思えてきます。もちろん、それはあくまで可能性の一つにすぎない以上、今の時点であの女神達を疑いすぎるのは良くないとは思います。しかし、戦う相手の正体が分からないままでは、どうしても不安なのです。果たして私達は本当に、あの女神達に従って怪物を倒しても良いのか、あなたの考えを聞かせて下さい。今の私には、信じられる相手はあなたしかいないのですから。

 二つ目は、これから私達と共に戦う「仲間」のことです。あの女神達は、私達以外にも「星の騎士」がいることを仄めかしていました。そして、力を合わえて戦う必要がある、ということも。ということは、この世界が滅びた時、生き延びた人々が私達以外にもいた、ということなのでしょうが、私はその人達に対して、一体どんな顔をして向き合えば良いのでしょう? 自分が生き延びることを優先して、世界を壊してしまった私のことを、仲間として受け入れてもらえるのでしょうか?
 そもそも、その人達は何者なのでしょう? もしかして、私の他にも、この世界を救うための鍵となるべき人達がいた、ということなのでしょうか? ということは、逆に言えばその人達もまた、私と同じように邪神に狙われていた人達なのでしょうか? このことについても、もし何か心当たりがあれば教えてほしいです。

 三つ目は、あなた自身のことです。あなたはなぜ、私を助けてくれたのですか? 私にとって、あなたはずっと不思議な存在でした。子供の頃からいつも私が望む時に、あなたは私の傍にいてくれた。兄弟のいない私にとって、あなたは家族以上の存在でした。
 あなたは知らないでしょうけど、私の友達は皆、私があなたにかまってもらえることを、いつも羨ましがっていたんですよ。嫉妬深い子達からは、それが理由でちょっと意地悪されたこともあったくらいです。でも、別に私は気にしませんでした。あなたが私の近くにいてくれることの幸せに比べたら、その程度は些細な問題ですし、私がその友達の立場だったら、もっとひどいことをしてたかもしれない。そう思えるくらい、あなたは私にとって特別な存在だったんです。
 だから、あなたの手で、この世界と引き換えに邪神から守ってもらえた時も、正直に言えば、罪悪感以上に、幸福感の方が強かった。まるで、私が子供の頃から大好きだった英雄伝説に出てくるお姫様にでもなったような、そんな気分に浸っていました。
 でも、今は、少し、不安な気持ちもあるんです。どうしてあなたが、そこまで私を助けてくれるのか? 考えれば考えるほど、色々な可能性が思い浮かんでしまって、怖くなるんです。もしかして、あなたは私が子供の頃から、私が何らかの「特別な存在」であることを知っていたんじゃないか、だとしたら、もしかしてあなたも、邪神や怪物や女神と同じように(?)私のことを「利用価値のある存在」としてしか見てないんじゃないか、そんな馬鹿な考えが頭を過ぎってしまうこともあります。
 私がこんな妄想癖になってしまった理由の半分は、子供の頃から世界各地の神話や幻想小説を読みすぎたせいなのでしょう。でも、あえて言わせてもらえるなら、残り半分の理由は「あなたの存在」なんですよ。あなたのような「お伽噺に出てくる王子様のような人」が子供の頃から私の近くにいてくれたからこそ、私は「夢と現実の区別がつかない子」になってしまったんです。
 だから、私の中でのこんな妄想を断ち切るために、あなたが何者で、なぜ私を助けてくれたのか、教えてもらえませんか?


★第1幕:ヴィンスからイェレーナへの返事

+ ...
イェレーナ、手紙を書いてくれてありがとう。それから、これだけの不安を抱えている君のそばにいてやれなくてすまない。全て私の責任だ。
ただ、こうして私を頼ってくれたことに対して少し嬉しいと思っている私がいることを許してほしい。君はなかなか普段は頼ってくれないから、少しでも誰かに頼ることの重大さを理解してくれている、と思って安心しているんだ。おかしな話だろう?
それと、世界とイェレーナを天秤にかけられても私には君以外の選択肢は選べなかったんだ。だから、それで世界が滅んでしまったのは全くもって君の責任なんかじゃないし、私のただのわがままであることをわかってほしい。それに私は、君に憧れられるのではなく恨まれるのが妥当な存在なんだ。これほどまでにわがままなのだから。謝らせてくれ、イェレーナを不安にさせてしまって本当にすまない。
前置きはこのくらいにして、イェレーナが不安に思っている3つのことについて少しでも私が伝えられることを伝えようと思う。

最初は、「世界を喰らおうとする怪物」についてだが私にもよくわからない、というのが正しいところではあるのだが考えられることとしては神が数多に存在するように、邪神が複数存在するのであれば「私たちが倒すべき邪神」とそうでないものがあっても致し方ないものだといえるだろう。そうなると、イェレーナを狙わないものもいることが考えられるのではないかな?ただその怪物達の狙いについては私にもさっぱりわからないが、君を傷つけさせるようなことは私がさせないから安心してほしい。君が怪物にやられてしまうのを守れなかったら自分を許せそうにないだろう。
それに、あの「女神達」がどこまで本当のことを言ってくれるのか、そもそも本当に女神なのかということも詳しくはわからない。可能性は低いとは思うが、私達にとって敵であることも考えられる。しかし、この手紙を届けてくれる状態を作り出しているのもまたあの「女神」なのだから、どうにも敵だとも思えないところではあるな。
結局のところ、私はこの手紙が君に届いている限りは女神達のいうことを信じてしまうと思うよ、イェレーナの考えていること思っていることが少しでもわかるこの手紙だけが私にとっての生きがいともいえるからね。

次に他の騎士たちについてだが、彼らを私達と同じとみなすのは少し違うと私は思っているよ。というのも、かつての私の友人には変わった人がいてね、この世界以外の知識を持った人だったんだ。その人が言うには、ここ以外にある「異世界」と言うものが存在して、そこには見たこともないくらい大きな植物が人間のように活動していたり、飛行機というもので空を飛んで様々な場所へ移動する人たちがいたり、ロボットが活躍している不思議な世界があったりと、私たちが住んでいた地域では考えられないような場所があるんだよ。
だから、他の世界の人も何か事情があって私たちと似た状況になっているかもしれないことは言えるかもしれないね。
ひとまず、イェレーナは真っ直ぐ前を向いて胸を張って他の騎士たちと会ってほしいという私の願いが伝わっていると嬉しい限りだよ。

最後の質問だが、この質問にこれほど悩まされるとは思ってなかったよ。私としてもイェレーナのことを家族として、無意識に接していた部分も多かっただろう。君はとても優しい子だからついつい心配してしまうんだ、いらぬお節介だったかもしれないが。
ただ、知らないうちに私のせいで君を傷つけてしまっていたことに気づくことすらできない私はつくづくダメな奴なんだろうな、イェレーナに気遣わせてしまって本当にすまない。君は私の謝罪を望んでいるわけではないことはわかるがこれで謝るのは最後にしようと思うからわがままな大人だと思ってくれ。
それで理由についてだが、まず混乱しないで落ち着いて読んでほしい。なぜ君を助けたか、についてだが今は話すことはできない、というよりも私自身が話したくないと思っている。というのも、理由を聞けばイェレーナを困惑させるだろうし、なによりも私自身が君に恨まれる事には覚悟ができているが嫌われる覚悟ができなかったからどうしても言うことはできない。私は君が思っているほど、王子様を気取れるほどの人間ではないんだ。
ただ、理由以外については君に正直に話そう。
私は、君が「特別な存在」であることは昔から知っていた。けれど利用するために近づいた訳では決してない。あえて言うなら、心情としては親という立場が1番近いのかもしれない。それに、たとえ君が「特別な存在」じゃなかったとしても、私は君のことを気にしてしまうのは何があっても変わらないと誓おう。私は君の小さな成長も喜ぶだろうし、悩んでいれば手を差し伸べたくなる。
私は、しがない町民の1人だがイェレーナのことを誰よりも大切だと思っているしダメな大人なりに大事にしたいと思っている。
質問の解答はこんなところだろう。
不十分なところも多いだろうが、私の見解はこんなところだよ。少しは役に立っただろうか?
それでは、私からの手紙はこの辺にしておこうか。また君から手紙が来るのが待ち遠しいよ。

From Vince


★第1幕:寄せられたブーケ

+ ...
【白のヒガンバナ】ペアへ。 このペアは2人の背景設定の深さが素晴らしい。ブリンガーからの手紙は、ロジカルな描かれ方から彼女の強さが伝わってくるし、まるで一編の物語を読んでいるかのよう。 -- 監督 (2019-11-19 22:04:22)

【白のヒガンバナ】ペアへ。 設定がとてもしっかりしてますね。手紙世界は元の世界の設定を自分たちで決められるので、こういうのも出来るんですね。 -- 観客 (2019-11-20 22:38:12)

【白のヒガンバナ】ペアへ。自らの使命を気丈に受け入れているよう振る舞いつつも、胸中の不安を吐露するイェレーナと、その手を優しく握るかのように、諭すように質問に回答していくヴィンス。良い!! ヴィンスの秘密が果たして二幕目でどういう展開をみせるのか......? 楽しみです! -- 俳優 (2019-11-24 15:34:09)

【白のヒガンバナ】ペアへ。 ヴィンスからのお返事に、最後の質問への答えが、「分からない」とか「知らない」じゃなくて「知っているけど答えたくない」なのは良いなぁ。 これは、イェレーナの反応が気になるところ。冷静で理知的な、彼らの物語は、いったいどう進んでいくのだろう。気になる… -- 監督 (2019-11-24 23:09:09)

【白のヒガンバナ】ペアへ。 まずイェレーナの、重い運命を背負いつつも見える純粋さが良き! そして返答するヴィンスの、誠実さと、自分の嫌われたくないという感情との葛藤が、またいい!そして、その手紙をよんでイェレーナがどう思うかをまた考えるだけで観客としてはドキドキがとまらない!あえてすれ違う気持ちを見せるのか、ヴィンスの気持ちをくみ取って返事を書くのか、次を期待しています。 -- 観客 (2019-11-24 23:27:09)

【全ペアへ】本当は全ペアエモすぎてそれぞれ書きたいことがありすぎるんですけど、スマホだとコメ欄に書くのがすごく大変で文章を色々考えているうちに、締め切り近くなってしまいました。私もレターセッション参加したくなる文章ばかりで、みなさんが凄すぎる!という小並感文章しか時間なくて書けませんが、全ペアにブーケ投げたいです!監督、こんなコメでもとりあえず許されますでしょうか? -- 観客 (2019-11-24 23:12:23)


★第2幕:ヴィンスからイェレーナへの手紙

+ ...
 突然だがイェレーナ、君は運命というものを信じているだろうか?運命の人がいると思うかの方が正しいかもしれないな。
 神話、小説、と数々の物語に触れていた君に聞いてみたいとふと思ったんだ。私の知らない物語を知っている、終わりを知っている君だからこそ聞きたい。ただ突然言われても返答にも困るだろうから参考までに私の考えも述べておこう、それにイェレーナなら私の答えを気にするだろうからね。
 私としては、かつてはそういう迷信じみたものは信じていなかった。運命といっても所詮、幾千もある選択の中の一つにしかすぎないとね。たまたま起こったことを運命と云うのに違和感すら感じていたよ。怒らないでくれ、昔の私にとってはコレが普通のことだったんだ。何しろつまらない人生を送っていたからね。ただ今は私自身も運命とは無視できないものだと思っているよ。
 君はもしかすると喜ぶかもしれないが、イェレーナ、君と出会ってからそう思うようになったんだ。それまでの私は部屋に引きこもって外の世界をぼんやりと眺めているようなやつだったんだが、君が生まれたと聞いた瞬間、いてもたってもいられなくなって走り出して生まれたばかりの君に会いにいったんだ。あれが親心ってやつなんだろうね。生まれたばかりの君を大勢の人が取り囲んで微笑みあって喜んでいた、あの光景は一生忘れないよ。君は本当に多くの人に愛されて育って、十分すぎるほどに立派に育った、これを奇跡と呼ばずにはいられないし、イェレーナに出会ったことは運命だと、赤子だった君の暖かさをこの腕の中で感じた時に思ったんだ。
 まとめると、私は生命の誕生に対して運命を信じるようになったわけなんだよ。

 昔話はこのくらいにしておくとして、一つ君に聞いておきたいことがあるんだ。あの女神たちに「願い」を聞かれたときに君は故郷の復興を望んだわけだが、今でもその気持ちに偽りはないだろうか?私は君の願いを出来るだけ正確に叶えられれば、と思っているがその反面、邪神によって滅ぼされた故郷を復興しても本当に良いものだろうか、とどうにも弱気になってしまう自分がいるようなんだ。
 情けないところはできれば君には見せたくないんだが、私の迷いを断ち切るためにも君の考えを改めて聞きたい。君が願うのならば私も改めて覚悟を決めて、君と共に未来を、可能性を信じてみたいと思っている。なんとも子供じみたお願いになっているような感覚で恥ずかしいところではあるが、君の言葉が私のやる気の源でもあるから少しでも君の考えていることを話してくれると嬉しい。

 最後になるが、イェレーナもし良ければオススメの本を教えてくれないか?どうにも、私は昔から小説を読むのが苦手でね、感情についてどうやら疎い方らしくて、怒っていることはわかっても理由はわからずに先を読み進んでも結局のところよくわからない、ということがよくあったんだ。いくつか読んでは途中で読みやめてしまったものもあって、読むのが億劫になってしまってね。それに、今までの私なら自ら読もうとは思わなかったんだが、君と会うことができないのはどうにも手持ち無沙汰でね。せめて、私も同じ世界に浸ってみたいと思ったんだ。苦手なりに、イェレーナの見ている世界をちゃんと見てみたいと思ってしまったんだ。きっと君のみている世界はそれは美しく綺麗なんだろうからね。
 それに、君はあまりにも楽しそうに読んだ本について話すものだから、イェレーナが選ぶ本ならきっと面白いんだろうと昔から思っていたんだよ。
 本について話している君の笑顔に勝てる人なんてこの世にはいないと思うくらい素敵だったよ。
 イェレーナのあの素敵な笑顔を忘れないためにも何かいい小説を教えてくれると嬉しいな限りだ。
 それではまた、イェレーナからの返事をまっているよ、ステラナイツバトルでも私の可愛い騎士様に会えるのが楽しみだ。

 from Vince


★第2幕:イェレーナからヴィンスへの返事

+ ...
 まさか私がヴィンスから質問される時が来るなんて、思いもしませんでした。あなたは私よりも遥かに博識で、分からないことがあったら何でもあなたに聞けば分かる、と私は思っていましたから。そんなあなたでも分からない難問に対して、私が満足な結論を出せる筈もないと思うのですが、私に答えられる範囲で答えさせてもらいます。

 「運命」が存在するのか、ということについては、私がこれまで読んできた本の中で、色々な結論が出されていました。全てが運命によって定められている物語もあれば、その定められた運命を主人公の力で覆す物語もありましたし、あなたが考えていたように、幾千もある選択肢の中から自分で自分の未来を選んでいく過程を運命と呼ぶ、なんて台詞もありました。その中のどれが正解なのかは、私には分かりません。
 ただ、「運命」という言葉の使い方として適切なのかは分かりませんが、あなたが、自分の子供でもない私が生まれた瞬間から、そこまで私に対して強い感情を抱いてくれたのだとしたら、少なくともあなたはその時点で私に何らかの「運命」を感じ取っていてくれたのではないでしょうか? もし仮に、私がこの世界にとっての「特別な存在」であることを、私が生まれた時からあなたが知っていたのだとしても、その私に対して、義務感や使命感とは異なる形で特別な感情を抱いていてくれたのだとしたら、それは「運命」と呼んでも良いのではないかと思います。
 そして、私があなたに特別な感情を抱くことに関しては、少なくとも「必然」であることは間違いないです。生まれた時からずっとあなたのような人が近くにいたら、私があなたに惹かれてしまうのは当然の帰結でしょう。それを「運命」と読んで良いのかどうかは分かりませんが、あなたが私の近くにいてくれたことを(それがあなたの主体的な選択であろうと無かろうと)「運命」と名付けても良いならば、私から見ればあなたこそが間違いなく「運命の人」です。
 その上で、もし仮に、私とあなたの魂が今もこうして通い合った状態のまま、共に戦うことが運命だったとするならば、それがたとえあの女神達、あるいは、もっと強大な何かによって仕組まれた運命であったとしても、私は最後まで戦い続けるつもりです。そんな私達の人生を「運命」と呼ぶかどうかの判断は、後世の人々に委ねたいと思います。もっとも、その人達に私達のことがどのような形で伝わるのかは分かりませんけどね。

 故郷を復興させることについては、少なくとも今の私には何の迷いもありません。あなたがそこに躊躇を感じるということは、故郷を蘇らせることが、最終的に何か良からぬ結果を引き起こすかもしれないと考えているのかもしれませんが、あなたがその理由をはっきりと示さないということは、あなたの中でもそれはまだ確証には至っていない話なのですよね?
 だとしたら、私は自分の願望に忠実に、あの世界を復興したいと考えています。私のせいで壊れてしまった世界を元に戻せる力が私にあるのだとしたら、私はそのために戦い続けたいし、そもそもそれ以外の願いを望むことは、私には許されないと思っています。だって、私にとっては、あなたと一緒に戦えるということ自体が、十分すぎる程に幸せなことなのですから。その上で何らかの願いが叶えられるなら、せめて私自身の存在そのものに対する罪滅ぼしをしたい、と考えるのは当然のことです。それが運命であろうと無かろうと、私の存在が世界を滅ぼしたことだけは、紛れもない事実なのですから。

 最後に、「オススメの本」に関してですが……、ごめんなさい、私には、どんな本ならあなたの趣向に合うのかが分からないんです。本の好みは本当に千差万別ですし、あなたのような成熟した大人の男性にどんな本がふさわしいのか、私には見当がつきません。かといって私個人の好みだけで選ぼうとすると、それはそれで選べないんです。どの本も好きすぎて……。
 それでもあえて一冊だけ選ぶとすれば、今の私にとって一番の「心の支え」となっている本を挙げたいところなのですが……、残念ながら、私はいつその本を読んだのかの記憶が曖昧で、正直、タイトルすらもうろ覚えなんです。作者のファーストネームが「カレア」だったことだけは覚えているんですが……、もしかしたら、私が今のこの世界に辿り着く前に迷い込んだどこかの異世界で読んだ本なのかもしれないし、夢の中に出てきた本だったのかもしれない。でも、読んだ時に心の底から感動したことだけは、はっきりと覚えているんです。だから、仮に夢だったとしても、あれは決して私の妄想なんかじゃない。きっと世界のどこかにこの本は実在して、いつか私がその本と出会うことを示唆した予知夢なんじゃないか、と思っています。
 まぁ、物語自体は子供向けの話なので、あなたに面白いと思ってもらえるかは分かりませんが、その物語が私に「前を向いて生きる希望」を与えてくれたことは間違いないんです。だから、いつかあなたにも読んでほしいと思っています。もっとも、その本がもう一度私の前に現れるのがいつになるかは分からないんですけどね。でも、いずれまたきっと出会えると信じています。少なくとも私はあの本を初めて読んだ時、そこに「運命のような何か」を感じましたから。


★第2幕:寄せられたブーケ

+ ...
【白のヒガンバナ】ペアへ。イェレーナからの返事に、他のペアへの言及を取り入れたのは「なるほど!!」と思わされました。 奇しくも、その本への感想が「前を向いて生きる希望」と書かれているのを読み、その物語の当事者の1人であるミトスの物語と併せて読むとまた味わい深いな、と思います。 -- 監督 (2019-12-09 07:20:48)

【白のヒガンバナ】ペアへ。第一幕では基本的に懺悔するスタンスでいたヴィンスが、第二幕ではイェレーナに対して、自分のやる気を引き出すためにお願いをしているところが、いいなぁと思いました。それに対してイェレーナも、しっかりと運命について考えて、希望をヴィンスに与えるような返答をしているところが好きです。 -- 観客 (2019-12-13 19:21:36)

【白のヒガンバナ】ペアへ。「運命」をキーワードとしながら語られる二人の価値観、パートナーへの愛がてえてえです。特に「運命の人」と言い切ってしまうイェレーナには力強さと可憐さを感じさせられました。また、他ペアとの接点を手紙の中で自然に生み出した部分は見事の一言です。「そうきたか!」と思わず膝を打ちました。 -- 俳優 (2019-12-13 22:22:06)

【白のヒガンバナ】ペアへ。 ヴィンスが絶望にまみれた自分の中で、唯一希望としているイェレーナの事を、運命という言葉で表現してるのが好きです。そしてその返事に、あなたこそ運命の人です、と返しているイェレーナが〜!ああ〜!語彙が無くなる!そして、カレアという名前をここで出した事で、ステラバトルでどんな舞台が行われるんだろうとワクワクが広がってます。 -- 観客 (2019-12-13 22:30:17)




「淡赤のあじさい」ペア (俳優3&俳優4)


☆ブリンガー:秋月さち

+ プロフィール
名前: 秋月さち
年齢: 17歳
性別: 女性

あなたの物語: 幼馴染
希望/絶望: 絶望/この手は届かない
願い: あなたを自由に
性格: 泣き虫 にして 惚れやすい
花章: 淡赤 の あじさい

外見特徴など:
 セミロングの長さで毎日ヘアアイロンを使って巻いていて、お団子が2つでカラーはブラウンのゆるふわ系女子高生です! 
 リボン型のイヤリングをしていて、制服はブレザータイプのもので、ピンクのカーディガンを羽織ってます。
 リボンのない制服なので第1ボタンは常にあいてるけど、あくまでファッションです。

設定:
 その出来事は高校2年の夏休みになる前のことでした。
 このまま受験が始まって思い出が作れなくなってしまう前に幼馴染に自分の恋心を伝えたかったけど、直接言う勇気がなかった彼女はその気持ちを伝えるために手紙を書いていたところ、気づけばそこには何もなかった。
 そこにはあなたもいないし、思い出の景色すらなかった。
 でも、まだ手紙は書けるみたい。
 この思いどうやって届けよう?と彼女は毎日真剣に考えてます。
 しかし、一度告白することを決心していた彼女でしたが、今までのように会うことができないことに動揺して、自分の気持ちを伝えるべきなのかどうか悩んでしまい、決心が揺らいでは1人で泣いてしまっています。
 なお、幼馴染であるシースのあなたは彼女の気持ちに既に気付いていてもいいしそうでなくてもいいです。
 さちについてなんですが普段は料理同好会に所属していて、お菓子などを作っているのですが、なぜかよく怪我をするので友人や幼馴染に手当てしてもらったりしています。
 作ったお菓子は友達にあげたり、幼馴染にあげたりと色々な人にあげているんですが、幼馴染にあげるときにはラッピングにハート柄を選んだりとさりげなくアピールしたりしてます。
 友達からはさっちゃんと呼ばれていて、普段は明るいけど恋愛映画を観ただけで大号泣し、お化け屋敷に行こうものなら立つことが困難なくらいに泣いたりと泣き虫な面もあります。


☆シース:坂倉士門

+ プロフィール
名前: 坂倉士門
年齢: 18歳
性別: 男性

あなたの物語: 幼馴染
希望/絶望: 希望/慈愛の手
願い: あなたを自由に
性格: ゆるふわ にして 王子様
花章: 淡赤 の あじさい

外見特徴など:
 柔らかい黄緑色の目に茶髪。
 タレ目で、右目の下あたりに泣きぼくろがある。
 身長は男子高校生の平均くらい。

設定:
 さちの幼馴染(18歳だが、誕生日が早いだけで学年はさちちゃんと同じです)。
 お人好しで困っている人を放っておけない。
 声がかかればどこでも行ってしまういわゆる「誰にでも」優しい王子様タイプ。
 物腰柔らかく、勉強や運動もそつなくこなすため割とモテる。
 告白を受けることも少なくないが、どういう訳か全て断っている。
 それというのも、士門は「誰か一人だけに情を向ける」ということにあまりピンと来ておらず、そんな気持ちで付き合うのは相手に悪いな~と思っているため。
 幼馴染のさちからの好意にも気づいているかどうか怪しい。
 さちが自分への贈り物を渡す時にだけラッピングを変えていること等には気づいているが、それが「恋愛的に自分が好きだから」なのか「幼馴染だから」なのかも判断がつかず、勘違いしていても恥ずかしいからと深く考えないようにしている。
 さちのことは小さい頃からずっと「さっちゃん」と呼んでおり、頑なに呼び方を変えない。


★第1幕:さちから士門への手紙

+ ...
しー君へ

手紙ってそんなに書いたことがないから直接いうよりも恥ずかしいけど、しー君とまたお話しできて私すごく嬉しいよ。最初は誰もいない世界に1人ぼっちで何もわからなくって怖くて泣いちゃったんだけどね。手紙書いてる時にも少し泣いちゃったから濡れてたらごめんね。いつもならしー君は優しいからそっと頭を撫でてくれるけど、それももう普通じゃないなんて悲しいよね、いや悲しいのは私だけなのかな。
すごくしー君に会いたくなってきちゃったよ。
でも悲しいことばっかり言ってると心配させちゃうから、面白い話もしなきゃね。
そういえば、私のいる場所すごいんだよ!
オーブンがないなーとか、ハンドミキサーが欲しいなーと思って寝て、気づくと近くに置いてあるんだ。それで優しい誰かが置いてくれてるのかな?と思って、『いつも私の欲しいものを用意してくれてありがとう』って書いた紙と一緒にクッキーを置いてみたんだけどなくならなかったから、よくわからないんだよね。うーん、もしかして恥ずかしがり屋さんなのかなそれとも妖精さんとかで持っていけなかったのかな。
いつか貰ってくれるかもしれないからまた作らなきゃね。今度はもう少し小さいものにしなきゃだめかな。
しー君はどんな妖精さんがいろんな料理道具を置いてくれてると思う?
ティンカーベルみたいなカワイイ妖精さんとかだったら嬉しいよねー
なんだか想像してたらワクワクしてきちゃった!
今、さっちゃんは能天気だなーって思ったでしょ?そんなことないんだからね、けっこう真面目に考えてるんだからね!
そういえば、学校の景色がみたいとか、小さい頃に行った遊園地に行ってみたいとかも叶えてくれるのかな?そうだったらいろんなところにもう1度行ってみたいなー
いや、やっぱりいいや。しー君も友達もいないのに学校とか遊園地に行っても寂しくなるだけだもん。また行きたいな、観覧車とかジェットコースターとか乗りたいよー
でも、お化け屋敷はもうやだな。
小学生の頃に無理やり友達に引っ張られて行ったとき本当に怖かったんだもん!みんなともはぐれちゃったし、しー君がそのあと来てくれなかったら1歩も動けないままだったよ。あの時のしー君はカッコよかったなー
「大丈夫だから一緒に行こう」って出口まで引っ張ってくれてほんとに王子様みたいだったなー
もちろん、今もかっこいいし優しい王子様だけどね、ちょっと残念なのは可愛くなくなったことくらいだし。
最後に、『いつもさっちゃんの作るものならなんでもいいよ』しかいってくれないしー君へ宿題です!
今度のステラナイトバトルの後で食べたいもの考えて欲しいな、もちろんなんでもいいはダメだからね!言ったらほんとのほんとに怒るからね!
じゃあしー君からの手紙が届くのを楽しみに待ってるよ!

さちより


★第1幕:士門からさちへの返事

+ ...
さっちゃんへ

お手紙ありがとう。さっちゃんてば、こんな世界にいてもいつも通り元気だね。いや、悪い意味じゃなくてね。さっちゃんがさっちゃんでいてくれてるのがわかって、俺も安心してるんだ。
さっちゃんに会いたいっていうのは、俺も一緒。俺もさっちゃんに会えないのは寂しいし、ほかの友達とか、家族とかに会えないのもすごく悲しいよ。さっちゃんも寂しい思いをしてるなら、できることならさっちゃんを慰めてあげたいんだけどね。
この空間、思い出の風景を色々再現するとかは出来るみたいだけど、周りに誰か出てくる訳じゃないし。なにより、当たり前にそばにいてくれたさっちゃんが隣に居ないだけで、何してても特に楽しくないんだよね……。さっき、学校のグラウンドを再現してサッカーしてたんだけど、虚しくなって5分もしないうちにやめちゃったんだよね。
他のみんなは何してるんだろう。俺たちみたいにひとりきりで、誰かと文通したりしてるのかな。どういうペアで選ばれるのかはわからないけど、俺の相手がさっちゃんでよかったな。さっちゃん相手なら、書く内容は尽きないからさ。
そういえば、遊園地かぁ。懐かしいね。あの時は俺もびっくりしたよ。暗闇の中でさっちゃんがうずくまって泣いてるんだもの。今だから言うけど、一瞬お化け屋敷の仕掛けかと思ったんだからね。いやごめんごめん、怒らないで。ちゃんとさっちゃんってわかったから……。
えっと、ステラバトルの後に食べたいものかぁ。さっちゃんの作るお菓子はなんでも美味しいからなぁ……。なんでもいいって言っちゃうのも不可抗力というかなんというか。あ、大丈夫大丈夫!ちゃんと考えてるよ、今!書いてる間に考えてるんだよ。
うーん、じゃあ、迷ったけど、クッキーがいいかな。さっちゃんが料理器具とかを用意してくれる妖精さん?にクッキー作ってあげた、って聞いたら、俺も食べたくなってきちゃった。でもできることなら毎日さっちゃんの作るもの食べたいよ~。この世界なら太ることも無いだろうし。
じゃあ、今回はこのあたりで。さっちゃんのクッキー、楽しみに待ってるね。ステラバトルが終わったあとに、ご褒美にいっぱいさっちゃんの頭撫でてあげる!

士門より


★第1幕:寄せられたブーケ

+ ...
【淡赤のあじさい】ペアへ。 ブリンガーからの手紙は、会話をそのまま手紙にしたような書かれ方から、2人の距離感を感じさせるね。最後にステラバトルで会える時のことを触れているの、個人的にポイント高い! そういうの好き! -- 監督 (2019-11-19 22:07:57)

【淡赤のあじさい】ペアへ。世界が崩壊していることを微塵も感じさせない「ごく普通の高校生の日常風景」が、逆にこの世界の歪さを醸し出していて、実に味わい深い。こんな「普通の子」がステラバトルでどんな勇姿を見せるのか、今から会えるのが楽しみです。 -- 俳優 (2019-11-19 23:35:22)

【淡赤のあじさい】ペアへ。想いを伝えたくても言葉にできない女の子の歯がゆさと、自分の好意を意識できてないゆえに気持ちがこぼれ出ている男の子の何とも甘酸っぱい感覚が最高です。次回の手紙や、ステラバトルで邂逅したときの様子を楽しみにしております。君たち若人の未来に幸のあらんことを。 -- 観客 (2019-11-20 21:17:04)

【淡赤のあじさい】ペアへ。もう......なんかめっちゃキュンキュンくる! 青春だわ青春。お互いのことを愛称で呼び続けてるのも、おたがいステラバトル後のごほうびを考えてるのもめっちゃ好きです。末長く幸せになって欲しい......! -- 俳優 (2019-11-24 15:37:44)

【淡赤のあじさい】ペアへ。 シースの士門くんからのお手紙は、さちちゃんのことを特別に思っていることは隠さないけど、それが恋愛なのかはまだ分かりかねてる感じがして良き。 プロフィールにも書いてあることだけど、その繊細な想いを手紙に表してるなー、って思う! -- 監督 (2019-11-24 22:45:39)

【全ペアへ】本当は全ペアエモすぎてそれぞれ書きたいことがありすぎるんですけど、スマホだとコメ欄に書くのがすごく大変で文章を色々考えているうちに、締め切り近くなってしまいました。私もレターセッション参加したくなる文章ばかりで、みなさんが凄すぎる!という小並感文章しか時間なくて書けませんが、全ペアにブーケ投げたいです!監督、こんなコメでもとりあえず許されますでしょうか? -- 観客 (2019-11-24 23:12:23)


★第2幕:士門からさちへの手紙

+ ...
さっちゃんへ

 返事を書く前にお手紙が来てびっくりした?ごめんね、さっちゃんが1人で寂しくて泣いてないか心配になっちゃって。少しでも紛らわせるにはどうしたらいいのかな、って考えてたら、やっぱり手紙を書くしかないって思ったんだよね。妖精さんにもちょっと無理言っちゃったし。
 そうだ、ステラバトルの後にさっちゃんがクッキー作ってきてくれるなら、俺も何かさっちゃんに作っておこうかな。お菓子作りとかやったことないからちょっと心配だけど、さっちゃんのお願いなら俺も頑張るよ。もちろん、食べ物じゃなくても、できる限り頑張るよ。この世界でどこまで実体を生み出せるのか分からないけど。思い出の風景を生み出せるだけなのかな?せっかく作ってもステラバトルに持ち込めなかったら意味ないよね……。あ、そうすると俺、さっちゃんのクッキー食べられないことになっちゃうよなあ。ポジティブに考えることにするよ。だから、お返事にはなにかリクエストを書いてくれると嬉しいな。ざっくりしすぎててリクエストしにくいかもだけど……。返事を待ってる間に、さっちゃんが少しでも寂しくなくなるように、色々考えることにするよ。
 ステラバトルで思い出したんだけど、女神様たちの話によると、ステラバトルで実際に戦うのはブリンガーで、ブリンガーの武器になったり防具になったりするのがシースなんだよね。で、さっちゃんの方がブリンガーだとも言ってた。実は俺、それについてはちょっと不満なんだよね。いや、さっちゃんが戦うとか不安とかそういうのじゃなくて。いやちょっと、ほんとにちょっとだけ不安だけども。お化け屋敷でうずくまってた泣いてたさっちゃんが、世界を滅ぼそうとしているとはいえ、他人を傷つけて平気なのかな、大丈夫かな、って。思わないことは無いよ。そういうのは俺がやりたかったな。いつだって、さっちゃんを守るのは俺でありたいから。
 まぁ、でも、決まったことに対してあれこれ言っても仕方ないよね。俺もこんな世界にいると結構寂しくて、らしくないこと書いちゃったかも、ごめんね。シースだって、ブリンガーの武器や防具になるんだから、ブリンガーのさっちゃんを守る存在とも言えるし。そう考えることにするよ!じゃあまた、次の手紙で。

士門より


★第2幕:さちから士門への返事

+ ...
しー君へ

 お手紙ありがとうね。私、どれだけ泣き虫だと思われてるんだろうって驚いてるけど、もう泣いてないもん、一人ぼっちで寂しいけど泣かないって決めたんだもん!だって、しー君とすぐに会えるってわかってるから私は泣かないよ。
 それと、えーと、しー君へのリクエストかぁ。考えたことなかったから、言われてみると答えるのも大変だね。でも「なんでもいい」っていつものお返しするのも違うもんなぁ。
 うーん、そうだ!私しー君の写真が欲しいな、せっかくだしケータイで自撮りした写真とかがいいかな。ホントはお菓子作りするしー君も見たいけど、それは2人で一緒にしたいから今回はやめとくね。でも、私のために料理してみようとしてくれるなんてやっぱり、しー君は優しいなー。
 それで写真なんだけどね、小さい頃はいろんな行事ごとに写真とか撮ってもらってたけど、高校生になってからほとんど撮らなくなっちゃったし、それにこれからもたまにしか会えないわけだし、お守り代わりに欲しいな。ダメかな?
 会えない分写真だけでもしー君の顔見たいし、私その写真貰えたらすっごく大事にするから、しー君が頑張ってくれるの待ってるよ!
 あ、でも変顔はやめてね。お守りが変顔の写真はちょっと効き目がなさそうだから、できれば笑顔とかがいいなーわがままだったかな?
 そういえば、このお願い事すると今度は私も写真撮ることになるのかな?それはそれでちょっと恥ずかしいなぁ。ひとまず、私のお願い事は写真がいいな。難しいこと言っちゃってごめんね。
 ステラナイツバトルなんだけどね、ホントはねすっごく怖いよ。だって、全然しらない人と一緒に悪いやつをやっつけるって言われてもどうしていいかわかんないもん。いつもの私だったら泣いちゃってたかもしれないけど、でもどうしてもやらなきゃいけないことがあるから頑張れるんだ。誰かを傷つけるのは本当はやりたくないんだけどね。でも、しー君と一緒に戦えるから実はちょっと嬉しかったりするんだよね、ダメダメな私に勇気をくれるしー君と一緒で本当に良かったな。私のこといつも助けてくれてありがとう!だから、今度は私もしー君のこと守れる強い人になりたいなぁ。なれるといいなぁ。
 ちょっと話が逸れちゃったけど、私なりに頑張るから安心して見守っててね。それで、ちゃんとがんばれたら、いつも以上に褒めてね…!
 それじゃあ、今度のステラナイツバトルに向けて、クッキーがうまく焼けるように練習しておかなきゃ。楽しみにしててね!

さちより


★第2幕:寄せられたブーケ

+ ...
【淡赤のあじさい】ペアへ。このペアのお手紙は、妖精さんや女神さまといったファンタジーを自然に受け入れつつも、その根幹はやっぱり「普通の甘酸っぱい青春」を生きる高校生、なところにこのペアならではの雰囲気を感じます。 ケータイでの自撮りのくだりとかは、特にそれがよく表れてるかな、と思います。 とっても淡赤らしい、まっすぐで可愛らしい物語に、キュンとしますね。 -- 監督 (2019-12-09 07:27:21)

【淡赤のあじさい】ペアへ。今の自分達の境遇をあっさりと受け入れた上で、ここまで無垢な心を維持出来るのは、世界の運命や自分の命よりも「互いにかりそめの存在にすぎない状態におけるペアとの関係性」の方が大切、と思えるからなのだろうか。だとすれば、この最も理不尽な階層における星の騎士のあり方としての一つの究極的な理想の形なのかもしれない。 -- 俳優 (2019-12-09 15:10:57)

【淡赤のあじさい】ペアへ。しー君からさっちゃんへの「そういうのは俺がやりたかったな。いつだって、さっちゃんを守るのは俺でありたいから。」でキュン死しました。責任取ってください(笑)。さっちゃんの返事で、クッキーの練習って書いてあったけど、いっぱい手とかに何故か怪我とかしながら一人で頑張ってるのかなぁと想像できてまたキュン死しました。 -- 観客 (2019-12-13 19:30:14)

【淡赤のあじさい】ペアへ。このペアのストレートさは相変わらず清々しい! お互いの不安や不満を赤裸々に吐露し あえるって良いことですよね。まるで会話しているかのようなフランクな文体も好きです。手紙伝いに手を繋ぐ二人がありありと頭の中に浮かびます。末長くお幸せに! -- 俳優 (2019-12-13 22:28:42)


「黄のアザミ」ペア (俳優4&俳優1)


☆ブリンガー:大道寺清晴

+ プロフィール
名前: 大道寺清晴
年齢: 21歳
性別: 男性

あなたの物語: 愛している
希望/絶望: 絶望/周囲の視線
願い: 誰にも傷つけられない世界
性格: スマート にして 悲観主義
花章: 黄 の アザミ

外見特徴など:
 すらりとした長身の男。
 貴族らしく身なりがいい。
 対外的にはスマートに振舞っているが、部屋で一人シースのことを考えている時は美しい顔がニヤけまくる。
 大正日本っぽい世界から来たことにしようかなと思っているのでそれっぽい格好にしようかなと思ってます。

設定:
 上流階級の人間だが、妾の子であるため家族から除け者にされ(周囲の視線)てきた。
 本家に部屋は用意されておらず、離れでの生活を強要され、従者も1人(シース)しか用意されていなかった。
 その中で、自分に尽くしてくれるシースに恋心を抱いてしまった。
 妾の子である自分に対する評価が低いのと、従者に抱くべき感情ではないと長年悶々とした結果こじらせまくっている。
 ちなみにシースの性別は問わない。
 手紙世界に来てからは、周囲の視線もないし普段は触れ合えないしで「もしかして隠さなくてもいいんじゃないか?」「いや相手が嫌がるかもしれないだろ」と日々悶々とこじらせながらスマートな手紙を書いている。
 わりと歯が浮くようなことをスラスラ言うが「好き」「愛している」などとは絶対に言わないし書かない。漏れ出ているかもしれないが。


☆シース:湯之上葵

+ プロフィール
名前: 湯之上葵
年齢: 19歳
性別: なし

あなたの物語: パズル
希望/絶望: 希望/まだまだ物足りない
願い: 誰にも傷つけられない世界
性格: ゆるふわ にして 謙虚
花章: 黄 の アザミ

外見特徴など:
 黒髪黒瞳。
 女性用の着物に赤羽織をしているが、着付けが下手なので常に若干肌蹴ている。
 背丈は154cm程度。

設定:  
 生まれつき何某かの遺伝子異常により、男女いずれの特徴も持たぬまま生まれてきた存在。
 (それゆえ『彼』も『彼女』も適当ではないのですが、ここでの紹介は『彼』で統一します。)
 無性であるというのは、彼が従者として選ばれた理由の一つ。
 万が一間違いがあっても世継ぎが生まれることはないので、本家としても気が楽だという話。
 思考回路は女性のそれに近く、清晴には恋心同然の好意を抱いている。
 ただそれをこちらから伝えるのは美徳ではないと思っているので、想いは手紙の中にこっそりと忍ばせておく。
 清晴の想いには『うすうす』気付いているが、確信はしていない。
 いずれ、清晴さまの方から直截的に『好き』って言って欲しいなあ、主人と従者から一歩進んだ関係になりたいなあ、なんて理想を抱き、今日も書台に向かう。
 余裕を持った上品な口調で話し、手紙も同じような文体で書かれる。


★第1幕:清晴から葵への手紙

+ ...
拝啓 湯之上 葵 様

しっとりとした空気に緑の香りが漂う初夏の候、お変わりはありませんでしょうか。
とは言いましても、この世界では、私たちが感じる季節など、思い出の再現に過ぎないのでしょうが。あなたと過ごしたあの離れの部屋から、共に季節の移ろいを眺めることが叶わぬのが、とても残念でなりません。
このような文体は不自然とお思いかもしれません。しかしながら、どうしても手紙となるとこの様になってしまいます故、御容赦ください。
とはいえ、今このような、私の手紙が届くくらいしか大した変化もないであろう状況において、1番大切なのは互いが楽しんで文を交わすことでありましょう。もしも、もしもですが、貴方さえ望むのであれば、次の手紙からは、遅ればせながらも平時のような言回しで文を綴ることと致しましょう。
話は変わってしまいますが、葵殿におかれましては、そちらでいかがお過ごしでしょうか。この世界では腹が鳴ることも、病に伏せることもないでしょうから、このような質問など無用であることは重々承知ではあります。ありますが。しかれども、やはりあなたのことが心配でなりません。私は、あなたの……主人、でありますので。よろしければ、次のあなたのお手紙で、あなたがどのようにこの世界で過ごしていらっしゃるのか、本の僅かでも教えていただけると至極幸甚に存じます。
さて、もうそろそろ妖精とやらが尋ねてくる時間と相成ってしまいました。名残惜しくはありますが、今回はこの当たりで筆を置くことといたします。あなたの手紙と、3日後のステラバトルにて、あなたに再びお逢い出来ること、心待ちにしています。
敬具


★第1幕:葵から清晴への返事

+ ...
拝啓 大道寺 清晴 様

 季節は変わらず暖かい日々が続きますが、ひと気のないこの空間は、私にとってどこか冷たさを感じさせるものでございました。この度の手紙から久々に人肌のぬくもりを頂けたこと、とてもうれしく思っております。
 とりわけ、それが貴方様からのものであるというのは僥倖と呼ぶほかございません。ステラバトルなる険を冒さなければならないのは歯痒く思いますが、こうして再びの対話を果たせるという点におきましては、女神さまに一抹の謝意を覚えてございます。

 先ず、手紙の文体について仰っていたのでお返事致します。衣着せず申し上げますと、驚嘆致しました。貴方様がかように畏まった調子で私に話すなど、文字通り前代未聞のことでしたので。
 しかし、平時のように綴るようお願い申し上げることはございません。格調高く話す貴方様というのも、また稲瀬と想像されます。ですので二ツ目の手紙も、どうぞ筆の進むままにお書きくださいませ。
 また、文体が全く統一されている必要もないのだと私は思っております。言葉を紙に映し出すさなか、あの離れでの会話と同じ風を求める折には、いざよいなく、打ち解けた文も書き交えてくださると幸いです。

 こちらのことばかり話してしまい、恐縮ではございますが、私の世界の現況も此処に記しておきます。——とはいえ、ぽつねんと独りであること以外は、何も変わりはございません。以前と同じ部屋で文をしたため、以前と同じ寝具で眠っております。貴方様と過ごしたあの住処こそが、私にとっての全てなのです。
 貴方様の手紙が届くまでは、池を眺めておりました。縁側の向こうにあった池でございます。今や蛙も飛び込まぬ静寂な水場ですが、波の立たないそれは、鏡のように、辺りの景色を好く映すのです。聞き及ぶ「逆さ富士」に似た趣と覚えます。もしも貴方様の方にも池があるのでしたら、僭越ながら、この風景を一度ご覧じていただきたく思います。

 この手紙を書く間、戯れに水面を覗き込みますと、薄らと私の顔が返りました。そこでふと、以前のことを想起致しました。家からの便りもなく閑古鳥の鳴いていたある日、二人でただ鯉を見つめていた昼を、貴方様は覚えておいででしょうか。ああ彼方に行った、影に隠れてしまったなどと、徒然に時間を送っておりました。
 あのとき池に映っていた貴方様の顔が、不思議と強く脳裏に蘇ったのです。稚魚の泳ぐのを大層愛おしげに眺めておいででした。あのときの貴方様は、鯉に如何な思いを馳せていたのでしょう。今となっては古い記憶ですが、その答えを知っていらっしゃいましたら、次のお返事の端に添えてくださると幸いです。

 さて、お話は尽きませぬが、刻は口惜しくも尽きてしまいました。この辺りで一度の擱筆と致します。
 無礼は承知なのですが、貴方様が現在どのように過ごしているか、私も知りたくございます。貴方様の周りにある世界のこと、そこから見える景色のこと、どうか次のお手紙でお聞かせ下さい。

敬具


★第1幕:寄せられたブーケ

+ ...
【黄のアザミ】ペアへ。 この2人の手紙は、とっても雅な感じがして良き。でもでも、ブリンガーの手紙にあった、次の手紙からは、ってくだりが気になる。第2幕がとっても楽しみになる手紙のやり取りだね。 -- 監督 (2019-11-19 22:11:59)

【黄のアザミ】ペアへ。「そう来たか!」というのが素直な第一声。文体そのもので魅せてくる手法は実にお見事。そして次幕で見せてくれるであろうギャップに期待。 -- 俳優 (2019-11-19 23:42:45)

【黄のアザミ】ペアへ。 ブリンガーさんの手紙には、これまでは葵さんがいるのが「あたりまえ」という現在の状況との差が随所に散りばめられていながらもシースへの深い感情が感じられる手紙の内容で素敵でいいですね。 そのシースさんの返答では、風景描写の一つ一つが芸術品のような言い回しで美しいと思いました。また、大道寺さんとの距離感を一定に保とうとするかのような気遣いが見られつつも気にしてしまうもどかしさが、見ていて心苦しくなるほどに切ないです。 -- 俳優 (2019-11-24 10:41:20)

【黄のアザミ】ペアへ。 このペアのお手紙は、本当に「空気が違う」。シースの葵さんのお手紙は細かい言い回しが丁寧で、情景を描く力がずば抜けている。 一方で、格式高い手紙の中にも、しっかりとブリンガーへの想いが綴られている。本当に、お手本のような手紙だと思います。 -- 監督 (2019-11-24 22:50:54)

【黄のアザミ】ペアへ。 手紙セッションという特殊なシチュエーションをこれでもかと活かしきったやりとりでまずすごい!うーん、やられた!しびれる! -- 観客 (2019-11-24 23:16:19)

【全ペアへ】本当は全ペアエモすぎてそれぞれ書きたいことがありすぎるんですけど、スマホだとコメ欄に書くのがすごく大変で文章を色々考えているうちに、締め切り近くなってしまいました。私もレターセッション参加したくなる文章ばかりで、みなさんが凄すぎる!という小並感文章しか時間なくて書けませんが、全ペアにブーケ投げたいです!監督、こんなコメでもとりあえず許されますでしょうか? -- 観客 (2019-11-24 23:12:23)


★第2幕:葵から清晴への手紙

+ ...
拝啓 大道寺 清晴 様

 この手紙をいかな話題から起こそうか、しばし因循しておりました。気紛れに夕空を見ていたり、夜空の星々を結んだりなどしましたが、その詳録を言葉に出来ぬまま、ただ筆が乾くのです。
 書くことがない、という訳ではございません。同じようでありながら常に貌を変え続ける天は、いまこのときも美しきものでございます。ですが、それ以上に伝えねばならぬこと、しかし伝え難きことが私の胸懐に沈殿し、手に楔を打つのです。
 楔を外すためには、その胸底の澱をこそ形にしなければならぬのだと思います。主人に頼みごとばかりを申し付ける従者など、とお想いになるやもしれません。されど、これを秘匿することもまた、貴方様への不義理になると考えます。こちらに私の拙話を記すことを、どうかお許しください。
 いまここにある現実ではなく、昨日の夕方にふと、うたた寝に見た夢の話でございます。

 仄暗い家屋の外では、雨が篠を突いていました。水音と水音の合間には春雷が走り、その度に奥の畳に私の影を映しました。いえ、春というのに確証はございません。ただ、それ以外ではないと感じられました。
 雷が此方にくるということは無い筈。そう分かっていたにも関わらず、空が瞬くように光れば臓腑が跳ね、唸りを上げれば身が震えました。克服の見込みもないのであれば、只管に晴れ間を待つほかはありません。庭に背を向け、無心に瞑目しながら、私は雲が通り過ぎるのを待っておりました。
 じきに雨音は止み、僅かな光が閉じた視界に差し掛かりました。恐る恐る目を開いて、部屋の明るさに息を吐いたのち、私は家の玄関へと赴きました。いまの雨で庭が荒れてしまったのであれば、手入れをしなければならぬと思ったのです。
 そうして踏み出した軒下の一歩先で、私の足は釘を打ったように止まりました。
 太陽が雲を跳ね除けるように照らす、すがすがしい青空。そこに、一筋の虹がかかっておりました。赤、橙、黄、緑、青、紫。先ほどまでの陰鬱な恐怖をすべて虚構に変えてしまうような、それは色彩でございました。
 えもいわれぬまま、ただこの画だけは忘れまいと眺めていると、いつの間にやら隣に貴方様の姿がありました。何か興趣の得られる言葉でも思い浮かべば良かったのですが、そのときの私は口を失ったように黙りこくっておりました。貴方様と同じ空を見つめ、この虹が薄まらなければ良いと願っておりました。

 申し訳ございません。貴方様に仕えることを至上の喜びとしてきた私の心底は、この手紙のやり取りのみでは足りぬと、身勝手な不満足を覚えてしまっていたのでしょう。貴方様の面影を探して、終には空想の世界にまで映し出してしまいました。この世界の大きな欠落を、似姿で満たそうとした無礼をお詫び致します。
 また、強欲にも、その夢の中でさえ「何かが足りぬ」と感じている私が確かにいたのです。澄んだ空で、変わらぬ住処で、貴方様が隣にいらっしゃる。それなのに、なお得体の知れぬ欲を、私は抱いておりました。
 果たして、その正体は何であったのでしょう。これを貴方様に尋ねるのは間違いだと、重々承知しております。それでも縋る先は、唯この手紙以外にないのです。この問いの答えを、私は清晴様にお求め致します。
 落ち着きの無く、荒れた筆致になってしまっているであろうこと、重ねてお詫び致します。近く訪れるステラバトルにて、今一度の出会いを心待ちにしております。

敬具


★第2幕:清晴から葵への返事

+ ...
拝啓 湯之上 葵 様

 どうしたら君の期待に添える答えを手紙で表すことが出来るか考えていたら、筆が止まってしまっていたようだ。返信が遅くなってしまったこと、心からお詫びをさせて欲しい。文机の前で、筆をとることに逡巡していたら、手紙を運んでくれる妖精にせっつかれてしまったよ。
 君が私に問いたいことがあるのは勿論承知している。しかしながら、その事について語る前に、私が辿った夢路についての話もさせて貰えないだろうか。この手紙に向き合うほんの一寸前、黄昏時に垣間見た夢の話を。

 気づいたときには、隣には君がいた。そのときは、私はこれが夢だという考えに至らなかった。君が私のそばに居ること、それは"あの離れ"で過ごしていた私にとって、至極当たり前で、あまりにも自然な事だったのだから。今思えば、葵、君のように私に心から尽くしてくれる従者に出会うことが出来、短くない時を一緒に過ごすことができたのは、奇跡に近い偶然だったというのに。
 やがて周りの景色が、玄関、縁側、庭園と、瞬く間に移り変わっていくのにも関わらず、君だけは私の隣で微笑んでいることを認識してやっと、これが夢であると気づいた。浅き夢の中の君は、春に庭園にて芽吹く花を愛で、喜びにその顔を綻ばせたり、冬の凍えるような寒さの中、舞い落ちる雪を眺めながら楽しそうに目を細めたり。今思い返せば、あの夢は私の追憶だったのだろう。現にある今も、あぁそのような事があった、と鮮明に思い出せることだよ。
 只、夢の中の君も、楽しそうな表情ばかり見せてくれるわけでもなかった。君は覚えているか分からないけれど、唯一度、君が私に対して怒りを顕にした事があっただろう。あれはいつかの夏の夜──あのときは自分でもどうしたらいいか分からないくらいに、気持ちが深海にて押しつぶされたような気持ちだったんだ。おそらく、家の者にたまたま遭遇して、何か言われたのだろう。詳細はもはや、記憶からも追いやられていたのだけど。そんなことがあって、只管に忘れようとして、その日は街を宛もなく歩いていた。君に遅くなるとも言わず。私が離れに帰ったのはもはや丑三つ時だったというのに、君は……ずっと私を待っていてくれていた。驚く暇もなく、君は私を叱りつけたのを覚えているかな。そんな風景も、あの夢の中の数多の場面のひとつだった。

 やはり、私の中で君はとても大きな存在だったようだ。互いに互いの姿を夢の世界にも見てしまうくらいに。あの離れには私と君しかいなかったのだから、少し考えれば当たり前のことなのだけれど。
 実のところ、君が夢の中で感じた不足とやらの正体、その答えを、私は持っている。それは、私が昔から抱えていたものだったから。しかしながら、それを君に伝えるのは、かの星の決闘……ステラバトルにて勝利し、君と相見えるその時にさせては貰えないだろうか。答えを先延ばすことで、君の心を燻らせてしまうかもしれないことに関しては、申し開きのしようもない。それでも、君とかの血にてきっとこの胸懐を伝えると君に誓おう。

敬具


★第2幕:寄せられたブーケ

+ ...
【黄のアザミ】ペアへ。相変わらずの丁寧で雰囲気を感じさせるお手紙ながらも、ブリンガーの清晴さんの手紙が、第1幕より少し口調が砕けているのが良き。 そして、ある意味迂遠なやり取りをしながらも、話題を来たり来るステラバトルにしっかりと終着させてゆく、それがきちんと描かれていることもまた、彼らの手紙を格調高く感じさせる一因かもしれないな、と思うのです。 -- 監督 (2019-12-09 07:36:11)

【黄のアザミ】ペアへ。主人の方から書き始めた格調高い文体に対して、従者からの二通目の返事が前にも増してより雅に進化し、それに対して主人の側が(文体を変える必要はないと言われたにもかかわらず)素の口調に近い(?)文体に変化しているあたりから、二人の関係性を色々と妄想させてくれる。なんだかんだで、やっぱり従者の方が主導権を握っているのかな。 -- 俳優 (2019-12-09 15:11:24)

【黄のアザミ】ペアへ。夢の中で一緒に日常を過ごすという光景が綺麗な世界観とともに語られていて美しいなと思いました。また清晴からの手紙の終盤で直接思いを伝えたい、と明言していてかっこよくてずるいなぁと思いました。 -- 俳優 (2019-12-13 12:23:53)

【黄のアザミ】ペアへ。従者という枷の中、夢で見た色彩という凄技を使って、自分の中の悶々とした心を、丁寧にかつ積極的にぶつけた葵さんに、まず拍手。私はこんなすごい文章は書けません。そしてその返事として、清晴さんは、過去の思い出を重ねつつ、さらにはほぼ答えを言っているにも関わらず、手紙では伝えない。ステラバトルで、という誓いにすることによって、その想いがより深く強いものなんだと、よりしみじみ伝わってきて、唸らされました。 -- 観客 (2019-12-13 22:44:12)




◆幕間 -インターリュード-


+ 対峙する者の物語
私たちの世界は、「終わってしまった」。
私たちの物語は、「終わってしまった」。

書き続けないと消えてしまう、この世界に綴じこまれたとき、もうアナタは隣にいなかった。
どうして、どうして、アナタは、この世界に選ばれなかったの。

隣の頁がちらりと見えた。
交わされる手紙はとても眩しくて、存在を保つためだけに書いている私の日記が、酷く哀しく見えた。

ココロが闇に呑まれそうだと分かっている。
書くことを止めれば、世界に融けて、消えていけると分かっている。

きっと私は、正しき道を歩めない。その隣に、アナタがいないから。
でも、存在することを諦めたくないんだ。その隣に、かつてアナタがいたから!




◆ブーケ置き場


当セッションのブーケトスは終了しました。

多くのブーケの投稿、ありがとうございました。
寄せられたブーケは、コメント欄から、各ペアの欄に移して、仕分けて掲載しております。第1幕のブーケを見直すときは、そちらをご覧ください。

ブーケ投稿の方法

ブーケは以下のコメント欄から、俳優の皆様におかれましては投稿者名を俳優、観客の皆様におかれましては投稿者名を観客として御投稿ください。その際、どのペアへのブーケか分かるようにして頂きますと助かります。

ステラバトルにおいて、監督、俳優からのコメントは1件に付き30ブーケ、観客からのコメントは1件に付き10ブーケに換算させて頂きます。1人何件でもコメントを投げて頂いて構いません。

それでは、皆さまのブーケを、お待ちしています!

◆ ◆ ◆ ここからブーケ ◆ ◆ ◆

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最終更新:2019年12月14日 00:17