第1話「Hopes and……」
パラ・ライカ」と「安倍 葛葉」はクレイドル外で安倍にとっては顔馴染みのレイヤード「三ノ上 尚浩」と出会う。彼は謎の感染症を発症しており、2人にネリマ第4シェルターの危機を伝えると気を失ってしまった。
 ほぼ同時刻、クレイドルの病院に勤めるレイヤードである「エルール」はネリマ第4シェルターで流行している奇病の正体と対策の調査をレギオンより依頼された。依頼の説明を受けている最中にネリマ第4シェルターに滞在していたレイヤードが奇病に感染し重症で発見されたとパラ・安倍からの報告が届いた。
秋葉 秋穂」はクルセイドの長「ヴァイクンタ」から過去に自分の主人である「秋葉 宗一郎」を誘拐したエンフォーサーの情報を渡される。彼女は表向きレギオンに所属している為に目撃情報のあったネリマ第4シェルターの調査に同行することとなった。
加賀美 嶺」はアマデオ・キャラバンの隊長「ミゲル・アマデオ」から個人的にネリマ第4シェルターへの道中の護衛を依頼される。レギオンから数名のレイヤードをキャラバンに同行させて貰えないかとの依頼を受けていた為にレギオン所属の4人とも同行することになった。

 ベクターの襲撃を退けた5人(4人と1匹)のレイヤード達がネリマ第4シェルターで見たものは奇病により崩壊しかかった街並みだった。彼らが奇病を調査すると、奇病の正体は“大侵攻“より遥か昔に猛威を振るったが根絶された「天然痘」という名の感染症であり、感染源がシェルターにて配給されていた毛布だったことが判明。毛布に細工をした者の映像と秋葉が持つ情報を照らし合わせると彼女の因縁相手と今回の奇病事件を引き起こした者は同一人物だということがわかり、彼らはエンフォーサーの拠点へと乗り込んでいった。

 エンフォーサーの拠点とされている廃研究所内部の探索は順調に行われた。奇病事件の犯人であり人間を誘拐し自らの研究の実験台としていたエンフォーサー「エドワード・ジェンナー」は即座に討伐され、囚われていた人物も解放された。奇跡的に秋葉の主人も救出することに成功したが、生きているのが不思議と言えるほど衰弱していた。
 エンフォーサー討伐後も探索は続行され、その結果この奇病の治療薬を発見することが出来た。しかしそれは1人分にしか満たない量でありシェルターの人々やこの廃研究所に囚われている人々を即座に全員救うことは不可能であった。それに加えこの治療薬をクレイドルへ運び解析に回せば治療薬の量産は可能となるかもしれないが、目の前にいる秋葉宗一郎……秋葉秋穂の最も救いたかった人物の救命に間に合う保証はどこにも存在しなかった。

 苦悩する秋葉だったが、エルールをはじめとするアサルトチームのメンバーとの会話を経て治療薬を解析に回してより多くの人々を救うと決めた。加賀美は半壊したネリマ第4シェルターの復興を支援する為にこのシェルターに残ることを決断。秋葉宗一郎はクレイドルの病院に入院し、奇跡的に一命を取り留めた。数年越しではあったが彼女は最も守りたかった人物を守れたのであった。

第2話「Avenger's Lullaby」
+ 単発シナリオ「Avenger's Lullaby」のネタバレが大きく含まれます。ご注意ください。
 レギオンに所属しているレイヤードの「ジェイソン=ブレナン=ワーナー」と「一条 綾音」はある日「ヴァイクンタ」を名乗る者からクルセイドへの勧誘を受ける。2人はジェイソンが過去住んでいたシェルターとその後入院した病院を壊滅させたエンフォーサーの正体を知らされる代わりに、そのエンフォーサーの討伐を命じられた。快諾した2人は目撃情報のあった砂漠地帯に出発する為に別件にてアサルトチームを結成できるレイヤードのいるネリマ第4シェルターへ移動を始める。

 第1話でネリマ第4シェルターに残留した「加賀美 嶺」は、シェルターの暫定的な責任者「大野木 友博」からレギオンからシェルター周辺のベクター増加を伝えられる。レギオンから2名のレイヤードが参加すると聞き、彼はベクター増加の原因調査とその掃討の為に合流することとなった。

 現地で合流した3人は早速情報収集を開始し、加賀美はベクター増加の原因はエンフォーサーが関連している可能性が大きいこと、ジェイソンと一条はヴァイクンタの情報提供の元で独自に因縁の敵でありこの近辺で目撃されているエンフォーサーが「フローレンス・ナイチンゲール」であることを突き止めた。自身がナイチンゲールのコードを所持するレイヤードであるジェイソンは決意を新たにし、彼女が潜んでいるとされる砂漠奥地へと旅立った。

 砂漠奥地のオアシスに立てられた診療所に到着した彼らが目撃したのは、バベルの命令から解放され「リベレーター」となった上で戦場に残された負傷者や子供・老人を救出し看護しているナイチンゲールの姿だった。自身が憎み復讐を心から望んでいたジェイソンはその事実に絶望したが、最終的に3人は交戦を選ぶことなく和解。加賀美は自らが「天秤機関」の要請によりクルセイド加入者2人を監視していたことを明かした上でナイチンゲール達を保護することを約束した。
 ナイチンゲールは現在追手から逃亡しており、増加したベクターは自らを探しているのだろうということ・診療所はこのような悪環境に建てざるを得なかったことなどを明かした。そして追手の正体を明かそうとした瞬間、刺客である「ジャック・ザ・リッパー」のエンフォーサーに首を掻き切られた。

 「反転:ヒポクラテスの誓い其の七「解体聖母」」と名の付く力を用いるジャックは非常に強力だったが、3人は激しい戦闘の末に勝利。しかし失ったものはあまりにも大きかった。3人はナイチンゲールとの最期の会話の後に彼女を丁重に埋葬し、クレイドルに彼女が保護していた人々を連れて帰還した。

 ジェイソンと一条は今後はクルセイドとして自らの命が尽きるまでエンフォーサーと戦い続けることを選び、ジェイソンは「心臓の上」、一条はナイチンゲールのアイソレイトコアがあった場所と同じ「右腕」に太陽を模した痣を刻み込んだ。

第3話「Inflexible Faith」

第4話「The Value of Truth」

第5話「Possible Future」
 「白-6」とその修理担当「権八」の元にブリゲイド幹部である「マカーオーン」が姿を現す。権八はブリゲイドには自らの正体を偽っていたがマカーオーンはそれを看破しており、そのことをブリゲイド総帥に伝えない代わりに数人のレイヤード犯罪者と1人のエンフォーサーの討伐を命じた。
 「安倍 葛葉」と「パラ・ライカ」はHLC連絡員の「ミス・ウィドウ」からその実力を見込まれて賞金首の情報を渡される。そこには3人のレイヤード犯罪者と高額の賞金首であるエンフォーサー「ミロワール」の情報が記載されていた。2人が依頼を受けると他のレイヤードにも募集がかかり、それに応じたのが「白-6」とH L C所属の「三日月 金糸雀」(1話の奇病事件以来入院していた「三ノ上 尚浩」に届いた依頼を奪い取った)、そしてミロワールを憎んでいる「藍川 春樹」だった。

 5人で賞金首についての情報を調査した結果、「3人のレイヤード犯罪者はミロワールに唆されている可能性が大きいこと」「レイヤードを狙って襲撃していること」「彼らも神薬を求めていること」などが判明した。そしてそのうちの1人はネリマ第4シェルターで出会った患者であり、元々彼女はレイヤードではなかったことを安倍とパラは知っていた。更に調査を進めると「3人全員が元重病患者で、かつ身内に重病人がいる」ことも判明した。

 彼らの拠点とされている場所へ到着するや否や、賞金首の1人であるアルジュナのレイヤードの先制攻撃を受けた。他に姿を現したのはロボとグレゴリー・ラスプーチンのレイヤードであり、彼らは「不完全な神薬を投与されて回復と同時にレイヤードとしての才を得た」「完全な神薬を得る為には多くのレイヤードの死体が必要」「完全な神薬を得なければ自分達も死ぬ」と言い5人と交戦。戦闘途中にアルジュナのレイヤードは「偽・反転:ヒポクラテスの誓い其の四「破滅の願い」」を使用し絶大な力を以て攻撃してきたものの戦闘不能までは至らず、代償として完全に力尽きてしまった。残りの2人も5人に敗北し、戦闘終了後には息も絶え絶えといった様子だった。

 彼らから情報を聞き出している最中、彼らは「未完成の神薬を投与し、完全な神薬について教えたのはマカーオーンだ」と言う。その後も息絶えるまで会話を交わしていると、5人の前にコード:魔法の鏡の力によって外見をマカーオーンに変えていたミロワールが姿を現す。彼は5人に向かって「こちらの味方になればキミ達の望みは何でも叶えられる」と誘惑を行うがそれに耳を貸すものは誰1人としておらず、5人の返事を聞くとミロワールは超巨大ベクターをこの場に呼び寄せて退散した。

 超巨大ベクターを一瞬で破壊しクレイドルへ帰還した5人はミス・ウィドウの元に出向き、ミロワール討伐失敗を報告する。彼女は今後ミロワールの情報が入り次第5人に伝えることを約束した。
その後マカーオーンは権八から話を聞くと医学を踏み躙るミロワールに殺意を剥き出しにし、白-6に今後も協力するよう要請した。その後パラから呼び出されたマカーオーンはパラにミロワールを殺すことを命じた。
 藍川は独り「周りの不幸をまだ全て背負い切れないこと」を悔い、全ての不幸を背負い切ることを相棒のセンチネル「ナックス」と共に決意したのだった。

第6話「"Goddamn"~Fist of Fury~」
 ある日ゴリラのインテレクトである「”ガッデム”」は同じJUNGLE環境同盟の一員としてムサシ・クレイドル周辺のジャングルの環境を守っている錦鯉のインテレクト「ドラゴン」が水質汚染により非常に弱った姿で川の上流から流されてくる姿を目撃する。怒り狂った彼は復讐を果たすべく、ムサシクレイドルに向かった。そこで水質汚染の原因が上流に位置する工場であることが判明したと同時にマカーオーンからその工場は第4話で討伐したエンフォーサー「パラケルスス」の使っていた拠点であることが知らされ、力となる者の存在を示唆される。

 ストレンジ・ラボの研究員である「ルネ・アプリェール」は同じくラボの研究員である「レディオヘッド」から、超巨大ベクターが休眠しているとされる地の場所を教えられる。興味を覚えたルネは詳細な情報を手に入れる為にクレイドルへと向かい、そこでガッデムと出会い、強い興味を覚える。
 最初は同行することに難色を示していたガッデムだったが、彼女がレイヤードであることと目的地が近いことから同行を許可した。

 ブリゲイドの実験の結果生まれたアーキテクトレイヤード「白-6」は第5話と同様に「マカーオーン」から修理担当の「権八」を通して、パラケルススの残した拠点の破壊を依頼される。

 六道会所属のレイヤード「餓龍」は六道会幹部からシマで違法薬物の製造・販売を行っている敵対組織への制裁として、裏社会に生きるリベレーター「"星月夜"」と共に製造している工場の制圧を依頼される。
 二人がクレイドルの路地裏で合流し会話を重ねていたところ、突如ガッデムらと遭遇する。餓龍とガッデムは面識があったこともあり、お互いの標的が同じであることを確認できる程度には会話が成立した。そこに更に上空から白-6が降下してきたことにより混乱の後に事態は収束し、5人でその工場へと向かう運びとなった。

 ジャングルを抜けた遥か先にあった薬品工場はやはり六道会ではない裏社会の人間達が使用しており、彼らはパラケルススと繋がりがあったことが判明した。5人に追い詰められたチンピラは緊急用に配備されていた超巨大環境破壊型ペンギン式ベクター「デンジャラス・デイズ・デストロイヤー」を起動させるが、起動の正式な手順を踏まなかったことにより工場は破壊された。

 珍妙な見た目と裏腹に非常に強力だったベクターだが、彼らはなんとか討伐。レギオンへと報告し報償金を受け取った彼らは、また日常へと帰っていった。

第7話「Duty of Guardians」

第8話「Executioner's Elegy」

第9話「Panacea」

第10話「Counter Rockets」

第11話「Puppeteer's Hymn」

第12話「The Lonely Queen」

第13話「The Price of Nobility」

第14話「Fantasia "Dual Flame"」

第15話「MIRROR ЯOЯЯIM」
 第10話で「神薬」を生産する拠点を破壊され、第12話でのその報復としてのアルヴィナ・イグナチェヴァへの精神汚染が失敗し右腕を切り落とされたこと、加えて第14話で自らの計画を「母の遺志を継ぐ者」に邪魔されたことにより、「ミロワール」は遂に自ら大規模な攻撃に転じた。そしてそれぞれの思いを胸にミロワールを討伐する為に集結した13人のレイヤードと1人のリベレーターは、遂に本気を出した彼と対峙した。

 彼らはチームリーダーの「藍川 春樹」の指示の元に激戦を繰り広げ、見事に勝利を収めた。ミロワール討伐後にその戦闘を見守っていたリベレーター「イアーソー」が姿を現し皆が身柄を確保する為に駆け寄るも、突然現れたエンフォーサーによって大規模なアルケオンストームが周囲に展開されアサルトチームは半壊した。
 彼の正体が東方十聖「ヒポクラテス」であることを「灰島 鳴海」は知っており周囲に撤退を促したが、数名のレイヤードはそれを聞かず彼に問答を試みた。その中の一人「アルヴィナ・イグナチェヴァ」はイアーソーをどうするかのかと聞いたところ返答は返ってこず、ヒポクラテスの攻撃によって倒れてしまう。そのことに激怒した「三笠山 せせり」らは彼に攻撃を試み傷を負わせることに成功したが、彼はそれを特に気にも止めずイアーソーと共にその場を去ってしまった。

 新たなる強大な敵を目の当たりにしたことで様々な思いの芽生えるレイヤード達であったが、ひとまずの勝利の喜びを分かち合い、そして次の戦いに備えていった。

第16話「Escape from Madness」

第17話「Reunion and Conspiracy」

第18話「The Scar from MIЯROR Demon」

第19話「The Day of Resurrection」

第20話「Eroded Halcyon Days」

第21話「Headhunter's Resolution」

第22話「Crusader's Re:quiem」

第23話「This "DYING" WoЯld」

第24話「"CURE" The World」

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最終更新:2021年02月19日 02:28