GMより。
これはWWH1章6話PC①の中の人がセッションに大幅遅刻したことを発端にPC②の中の人により執筆された、「もし6話に”ガッデム”が来なかったら・・・?」というIFです。
それでは、あり得たかもしれないお話をどうぞお楽しみください。
『Lost of "Goddamn"~the fierce fighting of the two dragons~』
しかし、奴は来なかった。
預言されし刻は過ぎ去り、誰もが英雄の登場を待ちわびているというのに。
そんな中、とある男が語り始める。
『これ見て!鯉料理旨そうじゃね?www』
まさにこの時、調和は崩れ、歴史は歪み始めようとしていた。
そう、これは、実現されなかった(“なんとか”実現されずに済んだ)もう一つの物語
LOST OF "GODDAMN" ~THE FIERCE FIGHTING OF THE TWO DRAGONS~
11 月 11 日
既に争いは始まっていた。
ある信者は p○cky を、ある信者は PL○TZ を、また、とある異端の教徒はじゃ○りこやT○pp○を、それぞれ信じ、崇めていた(意味不明)。
そして、その宗教戦争に終わりを告げるべく、とある預言者が 真まことの神託を告げた。
その神託の名は『"Goddamn"~Fist of Fury~』
ここにその神託の内容を記す。
(以下本編トレーラーより抜粋)
"環境がまた破壊される。 そのことに静かに怒る、一頭のゴリラがいた。
ある日、彼は弱った同胞を目にしてしまう。 そこで怒りは遂に爆発した。
もはやその炎は止まることは知らない。思う存分その激情を撒き散らすのだ。
その怒れるゴリラを人はこう呼ぶだろう。 神の呪いの代弁者、「ガッデム」と"
申の正刻と終の狭間(16:30)、預言されし時は来た。誰もが英雄の登場を待ちわびた。
しかし、やつは来なかった。
『Lost of "Goddamn"~the fierce fighting of the two dragons』
※注意
- この作品は WWH 第六話にもしもガッデムの PL が来なかったら......という IF を描いた作品です。当然ながらストーリーは整合性がなくめちゃくちゃですが、むしろそのめちゃくちゃ具合を楽しんでいただけると幸いです。
- この作品は登場人物の設定を重視して書かれております。濃いキャラばかりなのは元からです。決してキャラ崩壊ではありません (なお、ストラボ職員はモブなので話は別です)
[軽く用語説明]
- 中の人→PL
- 神託、予言→トレーラ及びハンドアウトなど事前公開情報
- 神=GM
神託は確かに“ガッデム”の名を告げていた。しかし、とうとう彼が訪れることはなかった。
神託を受けた者達の間に沈黙が走る。その場に居た誰もが思った。『マジでどうすんだこれ?』ある者は嘆き悲しみ、ガッデムの遺影を SNS に投稿する。ある者は希望を捨てず、ゴリラの絵文字で“ガッデム”の文字を作り、召喚陣を生成しようとするが、字数が足りない。
その時、”ガッデム”の中の人から通信が届く。
もしや、と思ってその通信を確認するが、そこに書かれていたのは絶望的な言葉だった。
み『体調、悪くはないんだけど体調悪い』『大変申し訳ない』
ようするに体調悪いんじゃねーか!!!!!!
誰もが落胆し、そして発狂した。その時、さらなる神託が下った。
神(GM)『え、えと......じゃあ、ガッデムはなしで。今回のタイトルは......まあ、あとで適当に付けるか。』
は!!???と内心思ってしまったが仕方がない。さすがの神も“ガッデム“の創造主たる”み“が現れない事態までは予測できなかったのだろう。
そして、ハチャメチャ伝説が始まっていく......
・第二章『奇跡の邂逅』
六道会から餓龍に連絡が入る。要件は、違法薬物の調査及び、殲滅だった。六道会の幹部の話によると、もう 1人助太刀が来るという。だが、そんなことはどうだって良い。餓龍に取って大事なことはただ一つ。
『報酬はいくらだ?』
『そ、それは――』
六道会の幹部が言葉を発する前に、それを打ち消すように餓龍が叫ぶ。
『20万、いや、200万だ!。』
幹部『は?』
彼は“何を言っているんだこいつは?”とでも言いたげな表情でそう呟く。しかし、餓龍の目は真剣だ。なぜなら妹の食費がかかっているからだ。(それにしても法外な額だと?さ あ、知らんな。)
幹部『ま、まあ、報酬については考えておいてやろう』
微妙な顔をする幹部に対し、餓龍は仕方なくといった感じで納得した。
一方、その頃、ストレンジラボにて
ストラボ職員『ルネくんちゃん、今日もかわゆい!!!......じゃなかった。巨大ベクターが見つかったらしいんだけど、調査してもらえない?』
ルネ『きょ、巨大!?ど、どれくらいおっきいのだ!?』
職員『え、えと......』(以降下ネタ注意)
その瞬間!彼は自分の巨塔をさらしたくなる衝動に駆られた!いや、さらす寸前だった!
すでに社会の窓は開かれ、大いなる○○○が立ちはだかろうとしたその刹那!彼はギリギリで正気を取り戻し、禁忌の扉を封印した後、たまたま近くにあったガン○ムを見せた。
ルネ『お、おっきい!とてもおっきいのだ!』
変態職員(ルネくんちゃんが、お、大きいと興奮している!い、いや、落ち着くんだ私。純粋で幼い子になんてことを妄想しているんだ!大きいのはあくまでガン○ムであって私の○○○ではない!)
ルネ『じゃ、じゃあ、ボク行ってくるのだ!』
そうイって言ってルネは大きなリュックにいつものスケッチブックなどをつめこみ、まる でピクニックに出かけるかのような雰囲気で出発するのであった。ああ、今日もかわいい!
さて、このとき神は大変焦っていた。
神(おい、これどうやって合流するんだこいつら!?ルネと餓龍、何にも接点ないぞ!しかもバリバリの裏社会の人間とのコンタクトにレギオンの人物を挟むのもまずい!......てか、 今回まっとうなレギオン全然いねーじゃねーか!!!!!!)
そんな神の気も知らず、餓龍は六道会の幹部から伝えられた助太刀との合流場所に来ていた。彼の頭の中にあることはただ一つ。『果たしてそいつは喰えるのか......?』
しかし、彼の期待とは裏腹に、彼の助太刀だと語る“星月夜”という女性からは機械の匂いがした。そう、彼女は人造人間だったのだ。だが、餓龍はそうたいして驚くこともない。当然だ。彼にとって喰えないし金もくれない人間に価値などないからだ。一応の挨拶だけ済ませ、ただ、次に向かう先だけを考える。その時、人気のないはずのその場所に、純粋な人間の匂いがした。通常の人間では分からないほどの微かな匂いだが、餓龍の研ぎ澄まされた嗅覚は、確かにそこに人間が近づいていることを察知していた。
神(あ、やべえ、オワッタ)
匂いの方に近づく餓龍。そして、その足音に釣られ、ルネも興味本位だけで足音のする方へ走り始める。
神(やめろ、そいつを喰おうとしたら PvP(メタ)が始まる!)
しかし、ルネの姿を見た瞬間、餓龍の足音が止まった。
餓龍(み、美幸......?)
喰らわなかったんじゃない。喰らえなかった。ルネの幼く純朴な雰囲気は、餓龍に美幸の姿を思い出させた。
ルネ『ど、どうしたのだ?ムッキムキの“おにいちゃん”......?』
餓龍『いや、何でもない。』
“おにいちゃん”。美幸がいつも餓龍を呼ぶ呼び方と全く同じだ。その言葉は餓龍を戸惑わせた。しかし、それだけでは彼の食欲は止められない。彼の牙は、ルネの代わりに周囲の他の人間へと向けられていた。
神(おい、餓龍、おま、あかん!!!!)
その時だった。突如巨大な爆音とともに、1 つの何かが着地する。それは、見た目は幼い少女だが、その雰囲気は偉大なる天使を思わせるほどの神々しさをまとっていた。さすがの餓龍も驚いて動きを止めた。もはや匂いなどなくてもすぐに分かった。
餓龍『あんたも人造人間か。』
???『はい、その通りです。私は白-6 と申します。』
その純白の機械人間はそう名乗った。
ところで、ここまで若干シリアスな展開が続いたが、内心神はそれどころではなかった。
神(え、えと......餓龍と星月夜の合流場所にルネを向かわせて......えっ?白-6 どうする?いや、もう細かいことはいいや。空からドーン!)
おい神、しっかりしろ。まあ、あまりにも
接点のない人物達を引き合わせるという苦難には同情するが......。
そんな訳で、なんか全員揃った。要約すると......
1.餓龍と星月夜が六道会を通して連絡し、とある場所で合流する。
2.合流地点と同じ場所になぜかルネが向かっている。
3.白-6 が空からドーン!
果たしてこれで良かったのだろうか......
・第三章『樹海にて迷う(詰み)』
合流した彼らは、それぞれの目的を確認し始める。餓龍と星月夜は六道会からの依頼を受けて、白-6 は事前に六道会所属の男に協力するよう指示され、ここに集まった。で、当然、疑問が生まれる。
餓龍『おい、ガキ、なんでそんなところにいる?』
ルネ『え、えっと、おっきなベクターが見たいからなのだ!』
餓龍『えっと......は?』
神(や、やべぇ......どう考えても都合が合わない......)
神『と、とりあえず、合流した場所はいろんなデータベースのある場所だ。ちなみに餓龍が喰える場所はない。いいね?』
中の人(完全に後付けじゃねーか、おい)
...とりあえず、各々、つてを利用して、餓龍達は違法薬物の製造場所を、ルネは巨大ベクターのありかを探した。偶然か、はたまた必然か、それらの場所は一致していた。
餓龍『樹海の奥......か......』
神(森の主......いねえからなあ......)
ルネ『それじゃあ、出発するのだ!』
ルネかけ声(かわいい)を合図として一同は旅立つ。ただ、ここでもう一度考えて見て欲しい。
行き先は樹海。案内役はなし。それってつまり、いやどう見ても集団自殺じゃ(ry 過酷な旅になるだろう。一同は割とほんわかとした覚悟を決めて突き進むのであった。
――――。やばい、迷った。何度進んでも同じ場所にたどり着く。
樹海探索 1 日目
普段から空腹の餓龍にはすでに限界が来ている。しかし、さすがに依頼を受けた以上、 味方を喰うのも良くないだろう。金をくれるやつにはちゃんと恩を返す。それが餓龍の生き方だ。依頼主である六道会のためにも仲間同士でトラブルを起こすわけには行かない。
樹海探索 2 日目
やばい、かなり限界。人造人間 2 人はともかく、人間であるルネと餓龍にはさすがにきつい。しかし、ルネはずいぶんと平気そうな顔をしている。小さいのによく頑張っているなあ、と感心しているそばから、リュックサックの中からなんか取りだした。
ルネ『嫌いだけど仕方ないのだ。今はこれしかないのだ。我慢するのだ。』
そういって『マインドリーバー』と書かれた何やら携帯食料のようなものを摂取し始めた。ま、まあ、あれだけでかい荷物を持っているんだ。食料の一つや二つ、持ってて当然か。そう思った矢先、白-6 も何やらスカートをめくりだした。
餓龍『お、おま、こんなところで何を――』
と、思ったが、冷静に考えれば相手は半分ロボットだ。別に何か気にするほどのことでもないだろう。そう思い直そうとしたが......
白-6『それでは、私もいただきますね』
おいおい、なんでお前も持ってるの?何当たり前のように腹から取り出してんの?
“星月夜”『それじゃあ、私もいただくわね』
え“......。なんか持ってない俺がおかしいみたいじゃん。俺 1 人だけ無いの理不尽じゃん。
神(すまんな。お前だけ判定失敗したから......)
餓龍『あ”あ”あ”ーーー!!腹減って仕方ねぇー(怒)』
思わず叫んでしまった。もう限界だ。ただでさえ普段からまともに飯も食えていないってのに。と、ちょうどそのときだった。
ガサッ!
何かが動く音とともに、巨大な植物型の怪物が現れた。あれもベクターか?いや、もう、そんなことはどうでもいい。
”でかい+動く=焼けばたらふく喰える獲物”
すでに頭には野菜炒めのことしかなかった。
餓龍『俺に飯を食わせろーーーー!!』
コード:ファーヴニル、タイプ:マージ。瞬時にその2つを活かして体を龍化させ、全力でお得意の滅鬼槍を喰らわせた。
....................................。
............。
......。
焦げた。
さすがに喰えねえ。お、俺の野菜炒めが......
どうやら、さっきまでの樹海はあの怪物が発生させていたものだったらしい。
(迷い続けてはキリがないので神がそう設定した。)
途端に樹海が晴れ、何やら工場らしきものが見えてきた。
あれが例の薬物に関わる工場か......
ルネ『いよいよなのだー!』
“星月夜”『そうね。面白そうじゃない。』
白-6『気を引き締めて行きましょう。』
餓龍『腹減った。腹減った。腹減った。腹減った。腹減った。腹減っ..................』
こんなことになるんだったら、先に樹海に生えた草でも喰っとくんだった。(もっとも、俺は断然肉食派だが)
ともかく、こうしてなんとか一同は目的の場所に着くのであった。
神(これで一安心......だよな?)
さすがに向こうも甘くはない。工場の正門は閉ざされていた。
白-6『さて、どうしましょうか?』
ルネ『きっとどこかに扉を開ける装置とかあるかもなのだー!』
“星月夜”『そう、上手くいくと良いけどね。まあ、向こうからすれば、あの植物型ベクタ ーが発生させていた樹海が一種のセキュリティみたいなものだったのかもね。』
白-6『もしそうだとすれば、今はいわばそのセキュリティが解けた状態。隠されていたスイッチなども案外簡単に見つかる可能性も―――』
皆が何やら話していたが、もう餓龍には会話に参加する気力は無かった。
餓龍『腹減った、腹減った、腹減った、腹減った、ヴァーーー!!!』
もはや頭は働かず、勢いと力押しで正門をぶっ飛ばす。
ルネ『おおー!!ルネも手伝うのだーー!!!』
“星月夜”『ふふっ。案外それが一番早いかもね。』
白-6『扉の構造を解析......破壊可能と判断。破壊開始』
全員で扉をぶっ飛ばした。
神(えぇ......?なんか、こう、調べるとかさあ、鍵探すとかさあ、いろいろあるじゃん...)
用意されたギミックをガン無視して一同は進んでいく。当然ながら、すぐに中にいた者達は気づき、武器を手に取って身構える。どうやら、この工場は、一度は廃れたものをタチの悪いヤクザどもが支配していたらしい。が、やはり餓龍にとってそんなことはどうでもいい。
ヤクザ『な、何をしに来たんだお前らは!!!』
餓龍『お前らを喰らいに来たに決まってるんだろうがあ!!!!!』
神(いや、違うだろ!てか、どっちが悪者だよ!)
すでに餓龍には本来の目的など頭になく、ただ食欲のみが体を突き動かす。
悪龍と化して人を喰らう餓龍。それを楽しそうに見る”星月夜”。ご機嫌な様子でそれをスケッチすルネ。さすがに困惑するが、その場のノリに合わせる白-6。そして逃げ惑うヤクザ達。
神(こ、こいつら完全に悪の組織やん......)
ヤクザ『ええい、こうなったら最後の手段だ!』
ヤクザの最後の生き残りがポチッと何かのボタンを押すと”ゴゴゴゴゴゴ”と大きな音が響き始める。
神(もう、ネタでいいや)
ヤクザ『いでよ!デンジャラス・デイズ・デストロイヤー!』
『グゴゴゴゴゴゴ......環境破壊は楽しい ZOY!』
略して DDD。うん。どう考えてもプフ○プランドの某大王である。
餓龍『は?喰えねーじゃん。』
テンションが下がる餓龍とは逆に、アゲアゲなやつらがいた。
ルネ『す、すごいのだ!ストラボの職員さん達にも見せるのだ!』
ルネがカバンから出した小型カメラを通して、ストレンジ・ラボのディスプレイにルネの居る現場の映像が映る。
ストラボ職員
『うおおおーーーーー!!!ルネくんちゃんキターーー!!!!!』
『スゲーーー!!!見ろよあの馬鹿みたいにデカいベクター!!!』
『やばい、興奮しすぎて○○○が――しそうでござる!!!』
中の人全員でストラボ職員をやり出す。無論、神の人も。
しかし、舞い上がったストラボ職員の中に 1 人、餓龍の姿を見つめる者がいた。
職員『あ、あいつ......敵を喰ってる......?』
無論、ストラボ職員の脳内はまともではないため、彼が人を喰らう餓龍の姿に対して抱くのは、恐怖ではなく、好奇心だった。
職員『まてよ、あのデカいベクターの姿、敵を喰う性質......どこかで......あ!』
そう、彼は気づいてしまったのだ。あの馬鹿でかいベクターの元ネタが失われた文明の中で娯楽として存在していた、“星のカ○ビィ”であることに......。
職員『でも、カ○ビィは確かピンク色で丸い形だったような......うん、待てよ!まさか!』
彼は忘れかけていたカ○ビィの大きな特徴について思い出したのだ。そう、カ○ビィは喰らった敵の能力をコピーして自分のものにしてしまい、さらに、その能力をコピーした敵と同様の姿へと自分の体を変化させるのだ!
職員『じゃ、じゃあ、あれが......伝説の......星の戦士......、またの名を”ピンクの悪魔”』
※”悪魔”の比喩しかあっていません。
職員『うおおおーーーーー!!!俺はすごいものを発見したぞーー!!!』
暴走する勘違いを止められず、1 人騒ぐ馬鹿。
そして
職員『Hey!Hey!ルネくんちゃんサイコーーーー!!!』
まわりはまわりでお祭り騒ぎ。いわば、ライブに来たオタク状態である。
そして緊張感ゼロで無事 DDD を倒すと
『ルネくんちゃん、頭!頭を持ち帰って!!!』
『いや腕だ!ここは腕を!!!』
『バカヤロー!胴体に決まってんだろうが!!』
『早く解剖したーーーい!!』
このありさまである。
神(アハハ、もう面白いからこれでいいや)......半分諦めである。
ストラボ勢が騒ぐ中、相変わらずテンションの低い餓龍であった。
餓龍『やばい、足りねえ。普段なら満腹までいけるところまでくったが、さすがにまる一日何も食べていないのがこたえたな。このままじゃ......ん?』
いつの間にか地面に水たまりができている。そして、遠くからは大きな波とともに、巨大コイがやってきた。......え、コイ?
“餓龍”『は?どうなってんだアレ?』
どう見ても何もないところから水があふれ出ているようにしか見えない。そして、どう見ても巨大なコイにしか見えない”それ”はこう名乗った。
『私の名はドラゴンだ......』
一同『は?』
ドラゴン『よくぞ、我が住処を汚す者共を退治してくれた。私からも感謝の言葉を述べ――』
餓龍『うまそう......』
ストラボ職員『解剖......』
ドラゴン『え?』
白-6『解析完了。対象はコイのインテレクトであると判断』
“星月夜”『そういえば、鯉ってちゃんと料理すればおいしく食べれたような......』
白-6『”鯉料理”検索開始......検索完了。こちらがその画像になります』
ルネ『お!おいしそうなのだ!』
“星月夜”『あら、いいわね!』
餓龍『よし、決まりだな......』 餓龍『喰うぞ!!!!!!』
一同『おおー!!』
ドラゴン『はああああ!?』
神(おいおい、待て待て、お前ら......)
ドラゴン『お前、私をなんだと――』
餓龍『あ“?弱肉強食は自然の摂理だろ(怒)?』
ドラゴン『こ、この不敬者めが!!!!!』
そして最後の戦いが始まった!
神(い、一応万が一に備えてこっちも強めにデータを作ったんだ!ドラゴンを倒させる訳にはいかない!)
神の対策は万全であり、神の恩恵を受けたドラゴンの力は絶大であった。しかも、先ほどの戦いで、緊張感ゼロとはいえ、餓龍達もかなり負傷していた。そのうえ、餓龍の滅鬼槍はドラゴンの水に弾き飛ばされてしまう。やはり水と炎では相性が悪い。防戦一方か。そんなとき、”星月夜”の中になぜか聞き覚えのある声が流れる。
???“お前はこんなところで負けるような戦士じゃない。安倍晴明に勝つその日まで、 負けるわけには、いかないんだ!!!!!”
その瞬間”星月夜”の力が覚醒する!!!
白-6 が守りを固め、“星月夜”のさらなる強化がルネと餓龍に眠る力を呼び起こす!!!!
“星月夜”・ルネ・餓龍『いっけーーーーーー!!!!!』
ドラゴン『ま、まさか......!!!』
極限に至った炎は水をも制する!滅鬼槍はドラゴンを焼き尽くした。
ついに、彼らはドラゴンを倒したのだ。
ルネ『や、やったのだ!』
餓龍『こ、これで鯉料理が食え――』
ガッデム『お、お前ら何やってんだよ(棒)!環境破壊ゆるさねえぞ(棒)!』
......。
............。
........................。
一同『何今更来てんだてめーーーーーーー!!!!!!』
最終更新:2019年12月17日 23:37