システム
レギュレーション:前半は基本とレベルアップブックを使用、後半第7話からキャラバンのマップ・シナリオを採用。キャラバン採用の際にリビルドを許可。
お知らせ
あらすじ、PC紹介を更新しました。
全9回のセッションが終了しました。ありがとうございました!
PC紹介
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現在チームのリーダーを務める長身のイタチ。ウタカゼらしからぬ過激な発言が目立つが、人を思う気持ちもあるようだ。頼れる武闘派。
途中からは味方を守る盾としても目覚め、チームを支え続けた頼もしいリーダー。
―ステータス
龍:影
能力値:勇気4知恵5愛情2
技能値:戦い2狩り6感覚1
友情:PC2…5,PC3…10,PC4…10
特技:挑発
ーステータス(キャラバン)
技能値:戦い1冒険4狩り6感覚1
特技:挑発、静寂の歌Lv1
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チームの紅一点であるネズミ。癒やし枠。最近は他の問題解決に駆り出されている
―ステータス
龍:雲
能力値:勇気3知恵5愛情3
技能値:戦い1冒険1狩り1感覚1心話1
友情:PC1…6,PC2…5,PC4…3
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チームの頭脳担当でリーダーも務めるモグラ。どこか不憫さが見え隠れしている。
途中から作戦指揮の才能に目覚め、味方と息を合わせた一斉射撃で敵を鎧袖一触するチームの火力役となった。
―ステータス
龍:影
能力値:勇気2知恵5愛情3
技能値:冒険2騎乗2狩り2学問2心話1
友情:PC1…9,PC3…4,PC4…8
特技:一斉射撃
ーステータス(キャラバン)
技能値:冒険2騎乗2狩り6学問2
特技:一斉射撃Lv3、戦術Lv1
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チームの盛り上げ役なリス。その元気さと熱さ故に、どこか炎の精()が見え隠れしている。悪魔(龍)の力に翻弄されている。
平時は愛の戦士、しかし戦いに関しては力を正義とする狂戦士なストーリーテラー。フィノ師を筆頭として上司の命令を絶対とする節が見える。西方大地では歌に愛され戦闘でも力を発揮し、キャラバンカーの操縦や大局における戦術面でも活躍した。
―ステータス
龍:風
能力値:勇気2知恵3愛情6
技能値:冒険2狩り2歌3説得1心話1
友情:PC1…8,PC2…3,PC3…6
特技:一斉射撃
ーステータス(キャラバン)
龍:歌
技能値:冒険2狩り6歌3説得1
特技:一斉射撃Lv2、戦術Lv2
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あらすじ
第1話
GMまとめ
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これはPC達がウタカゼになる前の話。あるものは地図を頼りに、あるものは己の感覚を頼りに、時にウサギを頼ったり、脅したりもして歌風の龍樹にたどり着いたPC達。4人でチームを組んで助け合いながら訓練を終え、無事に歌風の龍樹を登り切ったPC達は晴れてウタカゼとなった。これでイタチ族、モグラ族、リス族から初めてウタカゼが誕生したのを一緒に祝うフィノ師と風の長。
そして、チュートリアル戦闘のために宴会の途中だがカラスの群れだ!
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第2話
冒険の思い出 ルーデ(リス族)著
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テトナの村が食糧不足に陥ったらしいもご.
その支援のために食料を村に送るのが今回の任務もごね.
まず食料を探す必要があったもご.
こんなこと私たちウタカゼにかかれば,朝飯前もごね!
話し合いの結果,ルーデは一人でハチミツ取りに,他の3匹は魚取りに行くことになったもご.寂しくなんてないもご.
ルーデはミツバチさんから1人では抱えきれないほどのハチミツをもらってきたもご.流石私もご.
他の3人は協力してフナとメダカを捕まえてきたもご.皆も流石もご.
協力して挑んだことにより3人の間で友情が芽生えたらしいけど,そこにルーデはいなかったもご.
そんなこんなでウタカゼの龍樹に食料を持って帰ってきた私たちは,食料を兎車に積み込み早速テトナの村に向かったのだもご.
テトナの村に向かい道中,道の具合が悪いところだったり,謎の追っ手の気配を感じたことだったり,たくさんの穴ぼこだったり,いろんな苦難が立ちはだかったけど,新人とはいえ私たちはウタカゼ,知恵と度胸,そして仲間とのチームワークでなんとか乗り越えていったもご.
そして,ある森に差し掛かった頃,とっても怖いことが起こった(らしい)もご.
その怖いこととは,なんとクマさんが突然襲ってきた(らしい)んだもご.
このときのことはなぜかルーデはよく覚えていないから,仲間から聞いたことを書くもご.
突然現れたクマさんはまずルーデに狙いを定めて,その大きな手を振り下ろし,ルーデを吹き飛ばしたもご.
その衝撃でルーデは気絶してしまったらしいもご.
多分このせいでこの時の記憶がないんだもごね.
ルーデが狙われた直後,仲間に手をかけたクマさんに怒りを燃やしたオチくんが立ち向かっていったもご.
そして見事オチ君の攻撃がクマにクリティカルヒット,クマは去っていったもご.
戦闘終了後,ナナさんが応急手当てしてくれたおかげで何とかルーデは持ち直すことができ,再度テトナの村にむかうことになったもご.
その後もテトナの村につくまでいろんな苦難が待っていたもご,
さっきのクマさんの再度の襲撃だったり,棘いっぱいのすすきの草原だったり,かぶれていたーい漆の林だったり,クマさんの襲撃だったり.
そして空が朝日で黄金色に輝くころ,テトナ村になんとかたどり着くことができたんだもご.
遠方に見える村では,こちらに気づいた村人がこちらに手を振って歓迎してくれてたもご.
やっとたどり着けたかと思ったその時,村人たちの顔色が驚愕に染まったもご.
私たちは悪い予感がしながらも後ろを振り向くと,昨日今日で見慣れたクマさんの姿がそこにはあったもご.
今度もおどかして退散させなきゃいけないかと思ったもごが,心話でクマさんの心を読み取ることができたもご.
どうやら追ってきたクマさんには子供が2頭いて,そいつらを食べさせて行くためにハチミツが必要だったみたいだったもご.
そんな事情があったとはと,今までのことは水に流して,ルーデが代表してハチミツ2壺をあげることになったもご.
ハチミツをあげると,そのクマさんは鈴を渡してくれて,この鈴を鳴らせば一度だけ助けてくれると約束して,帰っていったもご.
そんなこんなあってやっとこさ村にたどり着けたもご.
村に入ると村長が出迎えてくれたもご.
村長に食糧支援に来たことを伝えると,村人たちと一緒にとっても喜んでくれたもご.
そしてその夜,助けてくれた私たちウタカゼの来訪を祝ってささやかな祝宴を開いてくれたんだもご.
仲間と楽しく飲んで,今回の旅の思い出を語り合ったんだもご.
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第3話
冒険の思い出 オチ(イタチ族)著
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長しっぽ部族のみんなへ
最近暑いっちね。多分そっちも同じっち?元気にしてるっちか?こっちはウタカゼとしてぼちぼちやってるっち。
ついこの前、カエル族の王国を救ってきたから、今日はその話をするっち。
ここんとこの暑さで緑沼の王国は甚大な被害を受けていたっち。たくさんのカエルが弱り、女王のエンヨウまで病で衰弱し、滅亡の可能性すらあったっち。そこで俺っちらウタカゼに任せられた使命は、女王を回復させるための氷を取ってくること。ついでにかき氷パーティ用のお土産の氷を持ちかえることっち。
まず、緑沼の王国に向かったっち。フィノ先生が気球を貸してくれたから、楽かと思いきや、意外と使い方ってわからないものっちね。モールっちがいなかったら浮くこともできなかったっち。道中はトンビに襲われたのを軽く返り討ちにしたくらいで、クマの時よりは楽だったっち。
王国では女王様にあったけど、思った以上に弱ってたっち。氷を食べれば生き返るらしいから、予定通りみつこぶ丘から氷を採掘してくることになったっち。王国を出る時、やたら自信ありげなヴィクトってカエルが話しかけてきたっち。王国の為に尽くしたいとのことだったから、その精神を買って仲間に加えたっち。
意外にも、このヴィクっちが強かったっち。霧の中でも動じないし、洞窟でのアリの襲撃も回避するし、もうカエル族のウタカゼやれるっちよ彼。
洞窟内は涼しかったっち。イタチ族の村からも遠くないから、良ければ避暑地にどうっち?まあ大きな人が仕掛けた罠があったりするからお勧めはしないっちけど...。(実際ヴィクっちが直撃貰ってぶっ倒れたっち)しかも入口にはアリ、奥にはGと何かと虫が多くて散々だったっち。虫は舐めたらいけないっちよホント。
最深部まで行くと、そこには大きな石像と、その上に氷を見つけたっち。協力して、石像から氷を降ろしたっちけど...そこからが問題だったっち。
なんと床が割れて、そこから現れたのは、巨大な悪意に染まった石像っち!蝙蝠の羽を持った狛犬みたいな見た目をしたそいつ、ガーゴイルは、明らかな悪意を持って俺っちらに襲い掛かってきたっち。
戦闘はまさに死闘と呼ぶにふさわしいものだったっち。ひたすら希望を武器に込め、龍の力をぶつける戦闘。特に俺っちの槍はすぐ通ったっちけど、特にルーデっちは酷かったっち。まるで風の龍から完全に見放されたかのように感じたっち。モールっちと俺っちも希望を分け与え、友情を完全に振り絞って、ようやく歌による攻撃が通ったっち。お陰で開幕からかなり弱らせたっちけど。ルーデっちの完全燃焼後は、狩りの要領でただ殴り続けたっち。幸いにも向こうの攻撃はショボかったから、確実に削っていって、ようやく勝利できたっち。
戦果として氷を持ち帰った俺っちらは、カエル族に凄く歓迎されたっち。女王様も氷をたべて回復して以前の威厳を取り戻したし、これでこの夏は安泰って感じだったっち。ウタカゼ大活躍っちね。お土産用の氷も持ち帰れたし、ついでにヴィクトっていう想定外のお土産もあったっち。彼はきっと強力なウタカゼになるっちよ。
とまあ、今回はこんな感じだったっち。またなんか面白い冒険があったら手紙出すっち。
オチより
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第4話
冒険の思い出 モール(モグラ族)著
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今日も日記をつけるっぺ。久々にフィノ先生から任務をいただいたから、今日は書くことがたくさんあるっぺ。
久々にいただいた任務は、「迷い森の感謝祭」というお祭りに、フィノ先生の代わりに護衛として参加することだっぺ。初めてフクロウに乗るのは緊張して、長い道のりの途中で落ちそうにもなったっぺが、ルーデくんやオチくんが助けてくれたおかげで何とか着くことができたっぺ。遠くからでも分かるほどお祭りにはおいしそうなにおいがただよっていて、ワクワクが止まらなかったっぺ。
とりあえず、主催者の一人である、ネズミ族のグリンさんに挨拶したっぺ。もう一人の主催者であるホーラスさんにも挨拶したかったっぺが、どうやら大食い選手権の方にいらっしゃるらしいっぺから、お祭りをまわりつつ、選手権に参加することにしたっぺ。そこでホーラスさんにも会えたっぺ。旅人だっていうリントくんや、六連覇中という驚くべき記録をもったコンドラさんと熱い戦いを繰り広げ、オチくんも惜しいところまでいったっぺが、コンドラさんが七連覇を達成していったっぺ。強すぎるっぺ。
ホーラスさんが優勝賞品を手渡すときになって、カラスさんたちが乱入してきて、みんなを襲い始めたっぺ。だけど、どうやらカラスさんたちは、森に住み着いている赤い三つ目,三つ足のカラスに脅されて、襲ってきているらしいっぺ。ホーラスさんによると、そいつはデスクロウという悪いカラスさんらしいっぺ。避難や残りのカラスさんへの対処をグリンさんたちに任せて、僕たちは森に逃げるカラスさんを、フクロウに乗って追うことにしたっぺ。いつまで経っても動物さんに乗るのに慣れない僕たちは、複雑な木々の隙間を抜けれずぶつかってしまったっぺ。邪魔をするカラスさんにも追いつかれたっぺが、みんなで何とか撃退して、二匹には協力してもらうことにしたっぺ。やつらの巣の手前でまたもフクロウから落ちてしまったっぺ。
デスクロウは大きいやつと小さいやつの二匹いたのは驚いたっぺが、いつものように龍様の力を借りて倒せたっぺ。デスクロウがいなくなったらカラスさんたちも奪ったものを返してくれたっぺから、その後はみんなでめいっぱいお祭りを楽しんだっぺ。オチくんが来年の再戦を誓いつつ、みんなに見送られながら龍樹に帰ってきたっぺ。フィノ先生やナナちゃんへのおみやげは喜んでもらえたっぺ。帰りにまた落ちちゃったことは三人だけの内緒だっぺ。
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第4.5話
GMまとめ
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今からRTAを始める、ということで始まったセッション。秋なのに夏のように小麦が実る頃、コルンの村に現れた悪しきものから助けてほしいという依頼を受けたPCたちは、アオヘビさんと呼ばれていた大蛇が悪意に染まったことを突き詰める。道中では悪意に染まってしまったグリンの部下やなぜか最近の記憶を失ってしまったグリン、具体的に言うとまだ王子でありしっぽの王国に大きな危機が訪れようとしていた頃まで記憶がさかのぼったグリンと出会う。なんとかアオヘビに遭遇したPCたちは、2パンで正気に戻す。アオヘビは元通りの優しい存在に戻り、ついでにグリン王子も記憶を取り戻してグリン王として既に危機の去ったしっぽの王国へと戻っていく。ありがとう、ウタカゼたち。すまんな、グリン。
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第5話
冒険の思い出 ルーデ(リス族)著
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季節は冬
数々の任務をこなすうちに一人前のウタカゼになっていたPCたちはフィノ先生に後輩の訓練を頼まれた.
訓練内容は「木の実集め」.
これから寒くなる時期に備え,まだ木の実の実る森に遠征するとともにウタカゼのたまごを鍛えるのだ.
訓練の木の実集めをしていると,後輩の一人が突如襲い掛かってきたイノシシにさらわれてしまった.
後輩の救出作戦を立てたPCたちは,作戦への参加に立候補した後輩メリアを連れて,イノシシを追う.
ついに,イノシシを追い詰めたPCたちとメリアはイノシシに戦いを挑んだ.
そして最終的にイノシシの猛攻をオチくんが受け止め,メリアがとどめを刺すのであった.
無事連れ去られた後輩を救出したPCたちは後輩を連れてウタカゼの龍樹に帰るのであった.
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第6話
冒険の思い出 オチ(イタチ族)著
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長しっぽ部族のみんなへ
かやっと寒さも和らいできたっちね。みんなは元気にしてるっちか?
最近は動物のウタカゼが増えてきて、こっちもだいぶ賑やかになってきたっち。ウタカゼの未来は明るいっちね。と、言いたいところっちけど、竜樹の北のユーナの村で、ウタカゼ排斥運動が広まってたり、竜樹の西にはウタカゼ不在で悪意の精霊が跋扈してる村が見つかったり、課題は山積みっち。
でも、最近面白い話があったからこうして手紙を書いてるっち。ネズミ族のウタカゼ「トト」先輩がティアストーンで動作する大型機会を見つけたそうだから、それの回収に青霧峡谷まで行った話っちよ。
今回は最近見つかった新種の乗り動物「カピバラ」に乗せてってもらったっち。このカピバラ、とにかくデカい。俺っちらイタチ族なんて比じゃなかったっち。水陸両用で、荷物も載せれて、6人乗ってもだいじょーぶ!と、なんか今までのウサギがみんなお役御免になりそうな勢いっちね。
とまあそんな感じで出発した俺っちら、峡谷までは難なく突破したっち。ススキ草原で鍛えた槍の腕が披露できたのは良かったっちね(草刈りしただけっちが)。あと、ユーナの村は避けるようにしてたっちが、草原を抜けたところで、その村の子と思われるコビット族の女の子が道端に一人でいるのを見つけたっち。どうやらあの村では、コビット族以外の言葉ある種族も野蛮な言葉を持たない種族と教育されてるみたいっちねえ...。第一声が「キエアアアアシャベッタアアアアア」は酷すぎるっち。お母さんのための薬を探してるみたいだったから、手持ちの薬を与えて帰したっち。
峡谷はなかなかハードだったっち。二頭の鹿に襲撃されていきなり死闘になったっち。まあ勝ったっちけど、腹部どつかれてえらい目に遭ったっち。鹿とは和解して、仲間になったっち。意外と頼れるいい子たちだったっち。そのあと、無事トト先輩と合流して帰ることになったっち。
これで任務も終わりと思いきや、事件は帰りに起こったっち。例のユーナの村あたりで野営をしていたら、村人から襲撃されたっち。前々から村人はウタカゼ不信だとは聞いていたものの、おもっきり挑発された挙句攻撃までしてくるとは...。村人を蹴散らすと、奥にいたボスっぽい人が出てきたっち。この人を食い破って出てきた謎の液体、今考えても恐ろしいっちが、そいつらがなったのは俺っちらの姿そのものだったっち。あいつら、狩りの腕やコンビネーションも完全再現してて、正直怖かったっちね。ただ、昔世話になったクマのプゥ、仲間にしたシカ2頭の力も借りて、なんとか勝利できたっち(俺っちらは全員どこかしら弱点があるっちからそこを突く感じだったっち)。野生動物は強い(教訓)
液状の悪意の精霊を倒すと、ボスらしき人も目覚めて、これまでのことを話してくれたっち。簡潔に言うと、一般人の悪意が暴走したってとこっちね。まあユーナの村の人とも和解できて今回は一件落着って感じっち。
さて、実はもう一つ大事な話があるっち。はじめに書いた西方の件。実は俺っちらが派遣されることになったっち。今回見つかった新型の機械に乗って大体半月くらいかかる場所での長い任務になりそうっち。という訳で、手紙がこれまでみたく書けるかはわからないっち。でも、どこに行っても俺っちらなら心配無用っち。しっかりウタカゼの務めを果たして、元気に過ごしてるっちよ。だからそっちも頑張れっち。
オチより
追伸:ウタカゼ志願者も絶賛募集中っちから、腕に自信のある者はぜひよろしくっち。
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第7話(西方大地編開始)
冒険の思い出 モール(モグラ族)著
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日記も結構たまってきたっぺ。キャラバンカーで移動しつつこの日記を書いているっぺ。西方に来てから忙しくてろくに日記を書けていなかったっぺから、まとめて書くことにするっぺ。
僕たちは青霧峡谷を抜けて、リザードキングに虐げられている西方の人々を助けに行くという重要な仕事を仰せつかったっぺ。ティアストーンで動く機械、キャラバンカーが完成したので、それで西方に向かうことになったっぺ。ついに西方に旅立つ日が来て、フィロ先生や仲間たちに見送られながらキャラバンカーで旅立ったっぺ。僕たちの相棒となるキャラバンカーは、「雲のコンチェルト」という名前の、どんぐりの茶色で、愛のハートのエンブレムをもつ自慢のものだっぺ。
暗い洞窟を抜けた先には、これまで見たことのない不思議な世界が広がっていたっぺ。フィノ先生が待っていたのは驚いたっぺが、先生からの激励を受けてやる気がみなぎったっぺ。今回の任務は、八日以内にトカゲ王国の危機にさらされている、さざなみ岩場へ救出に向かうことだっぺ。どうやらトカゲたちはティアストーンによってリザードキングの忠実な手下にされているらしいっぺ。許せないっぺ。
向かう途中で大王サソリの襲撃を受けたっぺ。でも成長した僕たちにとっては問題なかったっぺ。また、巨大なサボテンにぶつかりそうになったりしたっぺが、ルーデくんの運転技術では余裕だったっぺ。さざなみ岩場に着いたものの、すぐに大量のトカゲ兵の襲撃を受けたっぺ。とりあえず半分以上をしめたら、残りは逃げていったっぺ。僕たちが知っているのとは少し違う、黒い肌のコビット族の人たちが出迎えてくれたっぺ。長老であるナームさんから夕食に招待され、その中で、蜃気楼に覆われた、ラーラにある小さなものの国、ティルナノーグとの協力をとりつけてほしいと頼まれたっぺ。困っている人を助けるのがウタカゼの役目っぺから、引き受けることにしたっぺ。入るために必要な歌は、サボテンの見える砂漠から橋を渡った先の草原にいるという、ハリネズミ族のヤナヤナさんが知っているそうで、西の方だとあたりをつけて向かったっぺ。
サボテンの上に光っていた、「鍵の笛」と書かれた笛をオチくんが華麗に拾い、さらにペリカンに襲われていた女性を救ったら、その人がヤナヤナさんだったっぺ。これでひと段落と思ったっぺが、ラーラに入るのには「鍵の笛」と特別な歌が両方必要で、歌はもうヤナヤナさんの孫娘であるサーシャさんしか歌えないらしいっぺ。サーシャさんは他のペリカンにさらわれたらしく、二徹で、邪魔をするトカゲを追い払いながらペリカンを追ったっぺ。
ラーラ付近につくと、サーシャさんを人質にとる悪逆非道なトカゲたちが待っていたっぺ。オチくんは敵のバギーに乗り込んでサーシャさんを救出し、敵を殲滅したっぺ。これで準備は整ったので、ルーデくんの笛の演奏に合わせ、サーシャさんの歌声が響き、蜃気楼は晴れたっぺ。門からは鎧に身を包んだ兵士たちと、純白のドレスに身を包んだ、美しい西方コビット族の女王、ショコラ姫が現れ、歓迎してくれたっぺ。彼女たちは快く協力に賛成してくれたので、今はそのことをさざなみ岩場にいるナームさんたちに伝えに行く途中だっぺ。
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第8話
冒険の思い出 ルーデ(リス族)著
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前回,何とかオアシス都市のショコラ姫を助け出した私たちウタカゼは,ショコラ姫とその配下カワセミ騎士団の協力を得て,悪しきトカゲ族に支配されたこの西方の大地に秩序をもたらそうということになった.
秩序をもたらすといっても,頭数がないとトカゲ族の軍勢には対抗することができない.
そのため,まずはサザナミ岩場の反乱軍と合流することになった.
サザナミ岩場へ向かう準備の最中,ウタカゼの師であるフィノ大先生から,貴重なお言葉と救援物資の届け物をいただいた.
その救援物資とはキャラバンカーの強化部品である,大型車輪である.
これがあれば,今まで通れなかった山道も通れるようになったはずだ.
流石フィノ師である.
迫りくる砂嵐や大きなサボテンが立ちはだかったりしたが,特に問題もなくサザナミ岩場にたどり着くことができたウタカゼとショコラ姫の軍勢は,反乱軍と合流しトカゲ族の軍勢への反抗作戦を考えるのであった.
まずは,ラーラに戦えない民を避難させることになった.
そのためにはラーラの幻影の結界を解除させねばならず,そうするとラーラがトカゲ族に狙われてしまう.
その対策として囮としてウタカゼが敵軍に占領されてた都ラダロンを攻撃することで敵軍の注意を引き付けるということになった.
ショコラ姫がラダロンへの強襲についてくるとかほざいたが,反乱軍のトップである
ラダロンへの道中,蜃気楼や巡回しているトカゲ兵がいたが,ウタカゼたちは難なく突破することができた.
ラダロンにたどり着いたウタカゼたちは,夜襲をかけることにした.
まず,ボヤ騒ぎを起こし,注意をそらしたウタカゼは敵の駐屯地であろう中央の塔に郷愁を仕掛けるのだった.
中央の塔にたどり着くとなんとこの都を支配するトカゲ族の将軍ムトゥが待ち構えていた.
ムトゥは誘惑の歌という洗脳の歌を流し,ウタカゼを支配しようとするが,ウタカゼの友情と歌の力で何とか対抗することができ,そのままムトゥはぼこぼこにされるのだった.
そんなこんなで西方の地の内の一部,砂漠地帯の支配を取り戻したショコラ姫とウタカゼたちは,次はさらに西の地,つぎはぎ沼地へと進軍していくのだった.
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第9話
冒険の思い出 オチ(イタチ族)著
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長しっぽ族のみんなへ
西方の大地から出す手紙は初めてっち。ちゃんと届いてるといいっちが...。やっと手紙を書く余裕ができたからこうして書いてるっち。
西方の大地は悪意に染まったトカゲたちが支配する世界だったっち。今俺っちらはその長、リザードキングを倒すべく進軍してるっち。これまでに、西方の大地でも南東の都市を解放したっちが、まだ敵の根城には遠いっちねえ。
最近はつぎはぎ沼地ってとこで解放活動を行ってたっち。この辺ではバタフライ将軍っていう悪しきトカゲの幹部的存在が攻めてくるとかなんとかって噂があったっちから、その迎撃に行くつもりだったっちが...まさかトカゲ族の奇襲を喰らったっち。食糧の略奪は許されないっちよ。
北へ向かったトカゲ族を追っかけて、途中でハシビロコウを連れた別のトカゲと戦闘になったっちが、なんとか食料を奪った奴らに追いついたっち。驚いたことに(いや?襲撃を続けていた噂を考えると当然っちか?)そこにいたのはバタフライ将軍だったっち。こいつが今までの敵の中でも一番強かったっち。さすがは将軍といったところっちか。でも途中で仲間にしたハシビロコウ君に他の仲間とも協力して、数の暴力で抑えつけたっち。それにしても、あいつのナルシストっぷりは凄かったっちねえ...一同ドン引きするレベルだったっち。
食料を取り返した俺っちらはすぐさま次の任務に行くことになったっち。つぎはぎ沼地よりもさらに西方、ゆらめき山地の都ピュールで、そこを支配するハシフカーン将軍が、街を火の海に変えるって声明を出したらしいっち。ピュールは我らが解放軍を率いるショコラ姫の弟バニラが捕らえられてる場所でもあるから一石二鳥だったっちね。救出に向かうことになったっち。
それからハシフカーン将軍はティルナローグの王冠って王位の証を探してたみたいっちね。ささやきの洞窟ってところにあったから、道中でサクッと回収してピュールへと進路を向けたっち。トカゲに王位なんか渡してたまるかっち。
ピュールの街に着いてまずはじめに、俺っちらは地下牢に向かったっち。警備はザルだったから、すぐ救出できたっち。バニラ王子もすぐ状況を飲み込んでくれたから助かったっち。地下牢から出た丁度その頃、ショコラ姫率いる解放軍本隊がピュール奪還のために攻め込んでくれたっち。俺っちらも解放軍と合流して、ハシフカーンのもとへと向かったっち。
ハシフカーンは俺っちらを見ると、リザードタンクを呼び出して合体。機械と生物の融合とかもうわけわからないっちね。強さも本当に訳のわからないほどで、力はクマの倍、硬さは石像を越え、耐久力は前のバタフライ以上って感じっち。何度も気を失いそうになって、ひたすら射撃してたっちねえ。今考えても恐ろしいっち。
ハシフカーンの死後、ピュールには平和が訪れたっち。解放軍は一気に勢いづき、敵も残すはリザードキングのみとなったっち。この地での任務も終わりが近いっちね。まだまだ気は抜けないっちが、絶対勝って帰るっちよ。
オチより
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最終更新:2021年02月14日 16:40