第1話「Everlasting Happy Ending」
 レギオン上層部の特殊部隊「ネームレス」に所属する「ルゼ・アプリェール」は、レギオン本部長の「ギリアム・レイン」から、最近旧日本で確認されている異常なコードを所持したエンフォーサーの調査を命じられる。交戦記録によると、「名もなき踊り子」のコードを所持するエンフォーサーが非常に強力な精神汚染の能力を所持していたそうだ。他の組織にそのコードを解析・悪用されないように「確保」、その情報が人類に対し害を与えるならば「収容」、人類に対して害を及ぼさないのならば「保護」するという任務「Strange Code Protocol」を命じられ、名もなき踊り子が目撃された地を目指し旧東京西区域へと向かっていった。
須黒 信司」は六道会から脱走した殺し屋であるレイヤード「美藤 恭加」の捜索を彼女の同僚だと自称する「柿沼 文彦」から依頼され、彼女の目撃情報を辿り旧東京西区域にある「オクタマ・シェルター」を訪れた。それと同時に「皇 亜門」もHLCから賞金首でもある美藤の身柄を確保する為にオクタマを訪れることとなった。
 秘密結社ブリゲイドの中でも全人類をレイヤードにすることを目標とする「昇華派」に所属している「フウ」は、ギリアム・レインからルゼ・アプリェールへの連絡を盗聴していた上司「ドクター・スモーク」から麻痺薬を持たされ、コードと興味深いレイヤードの回収・誘拐を命じてオクタマへと向かわせた。同時にエンフォーサー・レギオンの双方から支配域を奪うことを目標とする「奪還派」に所属している「東条 綾人」は、上司の「“タイラント”」から旧東京西区域のオクタマ・シェルターがエンフォーサーの支配下にあると言われ、そのシェルターの制圧を命じられた。

 オクタマに入る前に美藤と遭遇した須黒は彼女と話をする中で、彼女が殺人を重ねたことでPTSDを発症し、六道会から脱会しようとしていること・「オクタマ・シェルターに行けば楽に人生の幕を下ろせる」という噂が裏社会の間で流れていたことなどを聞く。その後シェルターを訪れた6人は、30名ほどの人間が手を繋いで輪になり、笑みを浮かべながら踊っている異様な光景を目にする。ひとまずこの原因を調査することを決めた6人だったが、自己紹介を行う際に皇は何故か「田中 太郎」と名乗った。
 美藤と共にシェルター付近を捜索する5人だったが、森の奥地で少女の姿をしたエンフォーサーに遭遇する。名もなき踊り子のコードを所持した彼女は「“大団円”」と名乗り、シェルターの惨状の殆どは頼まれてやったことだと話す。不治の病や多額の借金などそれぞれの事情を持つ人々の精神を操作し、しあわせである状態で塗りつぶしていると話し、美藤も”大団円”によって汚染されてしまう。そして二重人格者であるルゼは表人格の消耗によって交代が発生し、”教授”と呼ばれる裏人格(本人はコードに自我を乗っ取られていると思っている)が目を覚ました。
 フウはドクター・スモークに持たされた麻痺薬を美藤に投与し、5人はその場を去った”大団円”を追っていった。その後奥地にて交戦し、フウはエンフォーサーの攻撃によって倒れてしまったものの東条の放った弾丸によって“大団円”の脳天が貫かれた。

 しかし、その瞬間に立っていた4人の脳内が「憎き敵を倒したことによる幸福感」で満たされ、徐々に意識が失われていく。
 暫くして意識を取り戻したルゼが見たものは、自分たち4人もシェルターの輪に加わり笑顔で踊っている光景だった。そしてフウも戦闘を行なったその場で目を覚ましたがその場には誰もいないことに気づき、オクタマ・シェルターへと戻っていった。

第2話「FIN4LE 〜Beyond The Great Double Bar〜」
 「“大団円”」を倒したはずの「ルゼ・アプリェール」はあの輪の中で意識を取り戻し、レギオン本部長「ギリアム・レイン」に状況報告した後に同じくして意識を取り戻した「フウ」と共に行動することにした。
 暫く前、「レイブン・テル」はとある居住区に滞在している際に、2人組の少女の襲撃に見舞われる。その場に居合わせた「白燐」から彼女達は恐らくエンフォーサー「マザー・テレサ」に育てられた子供達の集団「母の遺志を継ぐ者」であると言われる。それ以来彼女達を追うことにしたレイブンは白燐から西東京付近で目撃情報があったと伝えられ、ルゼ達の居る地を訪れることとなった。
HLCに所属するレイヤード「四方木 絡斗」と相棒のレガリア「三成」はHLCの連絡員である「ミス・ウィドウ」から賞金首の討伐に向かったきり連絡の取れなくなった「皇 亜門」の捜索を依頼され、彼の向かったオクタマ・シェルターへと向かった。
 レギオンに所属するアーキテクトの「神縄 禅丸」は秘密裏にネームレスからの指令を受ける。ルゼからの報告を受けて明らかに異常な精神干渉能力を持つ「名もなき踊り子」のコードを所持するエンフォーサーを討伐し、解析のためにそのコードを回収せよとの指令を言い渡されると同時にネームレスの象徴でもある白面をいくつか渡され、そのままオクタマへと向かった。

 オクタマで出会った5人は調査を進める中で、前話で戦ったエンフォーサー”大団円”は幻覚であり生存している可能性が高いこと、精神汚染の影響を受けたが麻痺薬で動けなくなっていた「美藤 恭加」が汚染から脱却していることから踊っている輪の人々も精神汚染を継続させる要因であることなどが判明する。レイブンの捜索していた少女の1人が輪の中で見つかったものの、体力が尽きて倒れた彼女は他の人々によって崖下に投げ捨てられた。そのことから「須黒 信司」や「東条 綾人」、「皇 亜門」(ルゼとフウは田中太郎だと思っているが)もいずれは同じ運命を辿ることになると判断した一同は、改めて迅速な事態の解決を目指すことにした。
 ”大団円”が言うにはこの地を訪れた者の殆どは死を望みこの状態になっているらしく、人々の処遇についてレイブンと神縄がそれぞれの信念を語り合い価値観の相違が顕になるも、エンフォーサーを倒すという点については意見を違えることはなかった。神縄がネームレスから渡された白面には興奮を抑制する作用があり、”大団円”の用いる精神干渉による幻覚に備えるために全員がそれを装着した上で捜索を開始した。
 神縄とルゼがネームレスに連絡を取り現状報告と情報交換を行う際に上層部から「被害の拡大を防止する為に精神汚染の被害者を速やかに殺害せよ」との指令を受けるが、神縄はこれを拒否した。

 シェルター近辺を捜索していた5人と1体はレイブンの追っていた少女のうちもう1人と遭遇する。人類に対する深い憎悪を抱えながら英雄カルナの力を操る彼女をなんとか退けるも、突如現れた”大団円”によってその憎悪すらも強制的に与えられた幸福感で塗り潰されてしまう。退治した一同もしあわせにしようと干渉を試みる彼女だったが、白面によって防がれたことに動揺し、その隙に麻痺薬の影響が弱まった美藤と彼女の操るセンチネルの背後からの攻撃を許してしまう。負傷した”大団円”はシェルター内に戻り、須黒ら3人を操りつつ一同に襲いかかる。レギオンのオペレーター時代の須黒と交流のあった神縄は複雑な感情を抱えるも、激闘の末に死者を出すことなく”大団円”は討伐され、歌と踊りも徐々に止んでいった。死に際に彼女は人類を根絶するつもりはなくあくまで善意に基づいてこの惨劇を引き起こしていたことも語られ、その後「“終わらない英雄譚”」を名乗る少女型のエンフォーサーが姿を表し意味深なことを告げるも敵対の意思を見せずに去っていった。こうしてルゼはアイソレイトコアを回収し、フウは同じブリゲイドに所属している東条を、四方木と三成は皇と美藤、それと倒れた「母の遺志を継ぐ者」である少女を連れて去っていき、他の倒れた人々はレギオンの救援部隊によって収容されていった。

 ルゼ・神縄はレギオンに帰還後ネームレスの隊員「久我 誠二」に呼び出されて会議に向かいギリアムから命令違反を責められた。しかしレギオン陣営の人的被害を全く出さずに任務を達成したことを評価され、この場で処罰されることはなかった。
 フウはブリゲイドに帰還後、「ドクター・スモーク」から任務失敗の折檻を受け、次の任務の成功を約束した。


第3話「Whiteout」
  ロビン・フッドのコードを持つと自称するリベレーター「ユイット」は旧東北地域でエンフォーサーやベクターの討伐を行って賞金を稼いでいたところ、「ジャック・オー・フロスト」のエンフォーサーに襲撃される。強力な冷気を操る彼を討伐することは叶わず、一時撤退を余儀なくされる。
第1・2話においてオクタマ・シェルターの制圧に失敗した「東条 綾人」は、次なる任務の目的地としてブリゲイドの同僚「氷雨 京」と共に「ヤマガタ第8シェルター」へと向かう。
 「佐伯 朝日」と相棒のネイバー「ディルクルム」は旅の資金を得るために、レギオンからの護衛依頼を受ける。リベレーターの「ニィ」と四季財団に所属するレイヤードの「紫陽 朱華」、非レイヤードの「アンナ・ブラウ」の3人を含めた一行がアイドルの巡業としてヤマガタ第8シェルターへと向かった。娯楽を提供する為もあるが、リベレーター・ネイバーへの偏見を払拭するための任務でもあり、紫陽にとっては過去に姉に呪いをかけた「“アポロン”」を名乗るエンフォーサーを追う意味もあった。

 ヤマガタ第8シェルターに到着したアイドル一行はコンサートを開演するも、途中で会場が非常に強い冷気に覆われる。その場にいた戦える人物であるユイット、東条、氷雨と合流した3人と1騎は、この状況の元凶だと思われるジャック・オー・フロストの討伐へ向かうことを決めた。

 ジャックに出会った一同が交戦する直前に”アポロン”に介入される。太陽を雪と雲で覆い隠したことに激怒した彼はジャックを炎の矢を使って攻撃し、それを受けたジャックは溶けていった。氷雨もその攻撃を受けて暫く苦しんでいたが意識を失うと同時に突然正体のわからない力が発現。ジャックが死亡したことで弱まっていた吹雪がまた強まり始め、”アポロン”は姿を消した。辺りは完全に無音となり視界も悪い中、5人と1騎はなんとか合流して姿の見えない氷雨を探し始めたところ、意識もない状態で暴走する氷雨を発見し、彼女と戦闘になる。
 視覚と聴覚がほぼ奪われている中で彼らは激しい戦闘を繰り広げた。戦闘の中でユイットがロビン・フッドではなく「バルバトス」のリベレーターであることが判明。ほとんどが冷気によって力尽きるも、最後は東条の放った弾丸によって氷雨は倒され、彼女は一命を取り留めた。

 氷雨は暴走する直前に「SCP-1409-JP」と呟いていたが、彼女はそのことについて自分でもわからないと話していた。東条と氷雨は周りに自分達の所属組織について話していなかったこともあり、助けを求めようとはしなかった。
 シェルターに帰還したニィと紫陽はライブを再開し、会場を熱気に包ませた。ユイットはそのライブをとある少女と共に鑑賞していた。

 現地でユイットと別れムサシに帰還する一同だったが、眠りに落ちた氷雨が持っていた手紙から彼女の命は残りわずかだということが判明する。彼女は自分の所持している異常なコードをブリゲイドに持ち替えれば東条の汚名返上は叶うが、そうすれば彼女の命は失われてしまう。東条は皆の説得もあり、自分達がブリゲイドに所属していることを明かし、これからブリゲイドから脱走し氷雨の命を救うための方法を探すことを決意する。その決断を聞いたニィと紫陽も背後の組織による支援を約束し、佐伯とディルクルムも再会を約束する。その後、ムサシ市民病院にて氷雨と東条の前に元ブリゲイド幹部でレギオンの医者を務めるリベレーター「マカーオーン」が姿を表し、彼らの力となることを約束した。


第4話「PARANOiA」
 天秤機関に所属する「狐華 かたり」と「アーシェ・レゲンスブルグ」、そして助力として「ユミネ's レイヤー・サポート」を営む「遥崎 弓音」は、旧西東京第20シェルターからの通報で発覚した連続殺人事件の解決の為に当該シェルターへと赴いた。
 ネームレスに所属する「ルゼ・アプリェール」は、エンフォーサー「“大団円”」討伐から数日後、更なる情報収集を進めるなかで謎の人物からの連絡を受け取る。会いに行くと彼はエンフォーサーであるが人類根絶の指令が不全を起こしていること、自身が「名もなき画家」のコードを所持しており、それとは別に「“3回見たら死ぬ絵”」の名前があることは分かるが、自らの出自について何もわからないことなどを話し、自身の出自を知るために協力関係を築かないかと申し出、ルゼはそれを了承する。彼は異常コードを所持している者がいるとされる地「旧西東京第20シェルター」をルゼに教えその場を去っていった。
 旧日本区域を放浪していた「抹葉 牡丹」は旧西東京第20シェルターに辿り着いた際、人々が何かに怯えているのに気を引かれる。住人に事情を聞くもここから出ていった方がいいの一点張りで詳しい事情を教えてくれなかったが、興味を惹かれたことで首を突っ込むことに決めた。

 シェルターに到着し出会った5人は協力することに決め、連続殺人事件について情報収集を進める。その中で未だに誰が犯人かわかっていないことで住民は強いストレスに曝されて偏執病を患っていることや、居住区外の地中から腐乱死体が埋まっていたこと、”3回見たら死ぬ絵”からの情報提供によりこの近くには「名もなき妖狐」が潜んでいることなどを知る。そのエンフォーサーが他人に化けることのできる能力を所持しており住民に化けて殺人を重ねていると推測した一同は妖狐の討伐に向かう。

 廃棄された施設の奥で待つ名もなき妖狐は自らを「"死体に非ず”」と名乗り、シェルターで発生した事件の真相を語る。彼女の能力は化けることではなく、顔が潰れ身元のわからない死体のようなものを作り出すことで、その死体をただ置いただけだった。それによって疑心暗鬼に陥らせ殺人を起こさせていたことを一同に話し、「げに恐ろしきは死体に非ず」と語る。

 彼女を討伐した一同はこの事件を「エンフォーサーが住民に化けており殺人を重ねた」と住民の皆に伝え、この地を去った。
 その後、当該シェルターでは自殺者が続出した。



第5話「FREEDOM DiVE↓」
 レギオンに所属するアーキテクトの「神縄 禅丸」はムサシ市民病院に勤める医者のリベレーター「マカーオーン」から、エンフォーサー「“大団円”」の件で搬送されてから治療されていた元先輩の「須黒 信司」が目を覚ましたことを伝えられ、すぐに彼に会いに行き一通り説教を行った。その後レギオン全体に超巨大ベクター襲来の緊急放送が流れ、2人はそのまま任務に当たることとなった。
 レギオンの若手レイヤード「朴木 玲羅」は、教官の「ロドリゲス 美華」と訓練を行っている際にレギオンの緊急放送を聞く。他の新人達が防衛任務に割り当てられる中教官から超巨大ベクター討伐の班に当たらないか提案され、そのまま討伐班に合流することとなった。
 超巨大鳥式ベクターの姿をクレイドル外で目撃した「エスポワール」は謎の通信を受け取る。高速で移動するベクターの元に辿り着く手段を所持しておりこの場にレイヤードを連れてきて欲しいと言われた後に通信が途切れ、そのことを伝えにクレイドルへと向かった。
 レギオンの3人とガーディアンからの助っ人「保住 千草」の元を訪れたエスポワールは謎の通信のことをムサシレギオンの支部長「香住 了護」と4人に伝え、この5人でベクターの元に辿り着く手段を手に入れるために通信相手の元を訪れるためにムサシ周辺に広がるジャングルを探索することになった。

 ジャングルを歩く際にエスポワールの乗るギガナイト突撃C型が木々を折ったことなどにより、このジャングルを守護するインテレクトの集団「JUNGLE環境同盟」のうちの一匹である錦鯉の「“ドラゴン”」の怒りを買い、交戦することになる。最終的に和解した彼らだが、戦闘の最中にエスポワールがパンドラのレガリアの中に乗る人間ではなく、エルヴィン・シュレディンガーのコードを所持する猫のインテレクトであることも判明する。

 発信元に辿り着いた一同を待ち受けていたのは、背もたれに「Welcome to America」と書かれた5脚の椅子だった。彼らは名もなき戦闘機のコードを所持するレガリアの集団だと話し、一同に座るよう促した。訝しみながら着席する一同だったが大爆発と共に凄まじい速度で上空のベクター目掛けて発射され、鳥型ベクターの体上に辿り着いた。
 ベクターの討伐後そのまま落下する一同だったが、戦いを始めるまで牽制を行っていたレギオンに所属するレガリア「攻撃機ルーデル」とその搭乗者「操縦士ガーデル」に助けられ、無事に帰還することに成功した。


第6話「Neverending Nightmares」

第7話「Ray of Hope」

第8話「Contrapasso -inferno-」

第9話「PARANOiA EVOLUTION」

第10話「Pieces of a Dream 〜玄武之壱〜」

第11話「BLACK or WHITE? 〜白虎之壱〜」

第12話「Fading Day 〜朱雀之壱〜」

第13話「PARANOiA ETERNAL 〜青龍之壱〜」

第14話「DAWN 〜玄武之弐〜」

第15話「nightbird lost wing 〜朱雀之弐〜」

第16話「Rebirth 〜青龍之弐〜」

第17話「XROSS INFECTION 〜白虎之弐〜」

第18話「Turn the story 〜青龍之参〜」

第19話「Monochrome and Vivid 〜白虎之参〜」

第20話「Sailing Force 〜玄武之参〜」

第21話「Scarlet Cage 〜朱雀之参〜」

第22話「The Nostalgia 〜青龍之肆〜」

第23話「The Unknown 〜白虎之肆〜」
 すべての実体が消えた「"ねこですよろしくおねがいします"」改め「白虎」だったが、それから3日後に予告の通り「須黒 信司」のコードから姿を現し、再び周囲のコードを汚染し自身の感染を拡大させようと襲い掛かる。須黒達13人のレイヤードは感染の再拡大を防ぎ根絶するため、白虎と激闘を繰り広げるのだった。
 戦闘中にもコードへの感染・増殖を行なう白虎だったが、レイヤード達は激しい戦闘の末に全ての白虎を消滅させることに成功した。

 無事に戦闘を終えた一行の前に「"終わらない英雄譚"」と「"インクの染み"」が姿を現して須黒の敵討ち実行を称賛する。そして「貴方の物語をハッピーエンドのまま終わらせない」と言いつつ一冊の本を取り出し、そこから過去に白虎に殺されたであろう須黒の過去の一人をアルケオンによって実体化させたりと力の一端を見せつける。そうして最終的に須黒に対して「物語はまだ終わっていない」と告げて2人は去っていった。

 まだやるべきことが残っていると悟った須黒だったが、一同はひとまずは敵討ちの完了と大規模戦闘の終結を労いあいつつ今後の方策を考えていった。

第24話「The Affection 〜玄武之肆〜」

第25話「The Madness 〜朱雀之肆〜」

第26話「Dyscontrolled Galaxy」
 ムサシクレイドル外部を散策していた「エスポワール」は、偶然ジャングル奥地に隠されたアンテナの付いた正体不明の機械を発見する。それが信号を受信して発動する大型のクラフトロジックが内蔵されたものだと看破した彼はその報告のためにレギオンへと向かう。
 旧東京区域を訪れたネームレス所属の「鴻上 承次」は「久我 誠二」から旧東京区域で発生している異常コードに関連した事件とそれに関するムサシの現状を説明され、「ギリアム・レイン」からの指令を受けて任務にあたることとなる。
 「ボイジャー1号」「朴木 玲羅」「UR-A-CLDR」はレギオンムサシ支部長「香住 了護」からシブヤ迷宮の調査を命じられる。その3名に「エスポワール」と「鴻上 承次」を加えたチームを結成し情報収集を行っていたところ、中規模の地震が発生する。揺れ自体はすぐに収まったものの、地震が収まった直後にクレイドル外の各地で大爆発が起こる。爆発の原因を調査したところ爆発はエスポワールが発見したものと同様のクラフトロジックによって引き起こされたものであること、発信源はこれから5名が出発する予定だったシブヤ迷宮にあることが判明し、5名は爆発の正体を突き止める為シブヤに出発した。
 発信源らしき廃屋に辿り着いた一行が屋根裏を調べたところ、まるで宇宙空間のような広大かつ無重力の空間が広がっていた。明らかに異質な屋根裏部屋をさらに調査すると、所々に廃材で作られライトの灯っている旧東京区域を模したジオラマや数々の天体模型が漂っていた。
 廃材で作られたベクターを倒しながら内部の調査を進めていると、一人の男性型エンフォーサーの姿を見つける。彼は「"屋根裏部屋の宇宙"」と名乗り、名もなき天文学者のコードを所持していると話す。クレイドル外部で発生していた爆発は彼の所持する力が原因であり、模型に内蔵するライトが壊れて光が消えることによって外部に信号が送信されてクラフトによる大爆発が引き起こされる機構になっていると話し、そのクラフトも自らの力の一端であると一行に説明する。地震等によって模型が破壊されてクラフトが起爆する前にライトを適切に消灯して誤爆を防ぐことを一行は要求するが、この空間から出ることのできない彼は暗闇のなかで過ごすことになることを拒否。彼を倒せばこの異空間も消滅し爆発が発生することも無くなると話すが、ボイジャー1号を筆頭に一同は"屋根裏部屋の宇宙"と対話を試み、異常コードを所持するエンフォーサーに特有とされる「人類根絶の絶対命令の不具合」のこともあり最終的に和解に成功した。
 一行はこの廃屋を補修することをレギオンとして約束し、ボイジャー1号は彼を「"ドクター"」と名付けた。

第27話「inixia」
 「須黒 信司」と「レイブン・テル」は白虎討伐戦後に現れた「"インクの染み"」と彼が持っていた本、そして彼が語ったことについて話していた。

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最終更新:2024年09月20日 23:24