グランクレスト伝説１０ - ラガドーン・タバーン

開催日時：2022年3月11日（金）　10時〜18時
開催形式：ココフォリア＆Discord

レギュレーション

• PC作成ルール：サンプルPCから選択
• 国ルール：使用せず
• マスコン：PC⑤以外は全員「カウント不要のレベル1の部隊」を所持

　PC①〜④は「『蒼天の五芒星』とよく似た外見」であることが推奨（PC⑤はジュリィ本人）。名前を変えるかどうかは任意。なお、以下のハンドアウトでは元の性別と同じであることを前提に「彼/彼女」などの表記を用いているが、これについても変更は可能。

今回予告

　時は大陸歴1800年代後半。アトラタン大陸西部の領邦国家アロンヌ北部のルクレール伯爵領の一角に位置するヴァシュタール村の領内には、「月影の森」と呼ばれる混沌濃度の高い森林地帯が存在しており、満月の夜になると様々な世界の投影体が出現することで知られている。
　一ヶ月前、そのヴァシュタール村の領主家に代々受け継がれてきた「灼熱の大斧」が、「怪盗ネフライト」と名乗る謎の女性によって奪われるという事件が発生した。当時の領主リシャールは、その時にネフライトが用いた謎のアーティファクト（？）によって半身不随の状態となってしまい、その聖印と領主の座は娘のPC①へと受け継がれることになる。
　それから時は流れて、一ヶ月後の満月の夜。「月影の森」に「カナンビーク大陸からの投影体」であるPC⑤が現れることになる。「蒼天の五芒星」と呼ばれたハイランダーの少女は、果たしてこの地に何をもたらすことになるのだろうか。

不定期単発シリーズ「グランクレスト伝説」第10話
（「蒼天の五芒星」外伝）

「月影に光る星」

混沌(カオス)を収め、聖印(クレスト)に至れ！

個別ハンドアウト

PC①　推奨スタイル：メサイア（プレイヤー：rattrap）
　キミはヴァシュタール村の現領主である。一ヶ月前、先代領主であった父が半身不随の重傷を負い、領主としての務めを果たせる状態ではなくなったことから、キミがその聖印と地位を引き継ぐことになった。なお、父の症状は深刻で、キミの聖印の力を用いても治せそうにない。
因縁：怪盗ネフライト（謎の女性）　推奨感情　メイン：任意　サブ：任意
　ここ最近、ルクレール領内の各地に現れ、様々なアーティファクトを盗んで回っている正体不明の女性。謎のアーティファクト（のような何か）を駆使する神出鬼没な人物であり、魔法師とも邪紋使いとも投影体とも言われているが、未だその実態も目的も居場所も掴めていない。

怪盗ネフライト

PC②　推奨スタイル：エレメンタラー（プレイヤー：てんとう虫）
　キミはPC①の契約魔法師だ。本来は先代領主リシャールの契約魔法師だったが、一ヶ月前に彼が領主の座を退いた後、PC①に仕えることになった。なお、今回の件については魔法学校の先輩であるレミーにも魔法杖通信を用いて相談しているが、数日前から彼女の連絡が途絶えている。
因縁：レミー・ガイスト（19歳/女性/魔法師）　推奨感情　メイン：任意　サブ：尽力
　エーラム魔法学校時代のキミの先輩（「同門」でも可）。学生時代から「才色兼備な有望株」として知られ、まだ未熟だった頃のキミは、色々と彼女に助けてもらったこともある。現在はPC①と同じルクレール伯傘下の騎士であるジャンの契約魔法師として、最前線で活躍中。

レミー

PC③　推奨スタイル：シューター（プレイヤー：Skelton681）
　キミはPC①の親戚筋にあたる元貴族であり、元来はヴァシュタール出身である。しかし、聖印を継承する前に混沌災害に遭遇し、混沌をその身に取り入れたことで、邪紋使いとなった。現在は敵国との最前線を守る将軍の一人として、前線指揮官のジャンの副官的な立場を務めている。
因縁：ジャン・スルト（24歳/男性/君主）　推奨感情　メイン：友情　サブ：任意
　PC①と同じルクレール伯爵家に仕える騎士。現在は敵国と最前線にあたる国境付近の警備隊の指揮官を務める。騎士道精神を重んじる誠実な人柄であり、伯爵からも部下からも信頼が厚い。キミがこの地に赴任したのは一年前からだが、特に彼との間で嫌な思いをしたことはない。

ジャン

PC④　推奨スタイル：レイヤーヒロイック（プレイヤー：もみぢ）
　キミはPC①の傘下の武官であり、「月影の森」の周辺の警備を担当している。森から出現する投影体達が「有害な存在」か否かは、主にキミの判断で決定される。数ヶ月前に現れた「諸葛宮冥」と名乗る投影体も、キミの判断により、現在は友好的な投影体として村で暮らしている。
因縁：諸葛宮冥(しょかつのみやめい)（10代？/女性/投影体）　推奨感情　メイン：任意　サブ：感服
　数ヶ月前に「月影の森」に出現した投影体の少女。どこか老成したような独特の口調で話す。本人曰く、「昭和70年代の地球」の住人らしい。「唐繰り」と呼ばれる特殊な道具を操る技術を有しており、現在は技師としてヴァシュタールの人々に様々な異界の技術を伝えている。

冥

本編とはあまり関係ない裏設定

　彼女の本体は『番長学園!!』の公式NPCであり、この物語の約150年後に相当する『見習い君主の混沌戦線』の「転生三国志編」に登場した冥と同一人物である。なお、アサルトエンジンにもよく似た風貌の生徒がいるが、（PC①〜④と同様）あくまで「よく似た人物」である。

PC⑤　推奨スタイル：地球人(ハイランダー)（プレイヤー：あさぎ）
　キミは、異世界に存在するカナンビーク大陸ピレナステラ地方の住人である。ある時、キミは「月影の森」に投影体として出現した。元の世界のキミは今も普通に本来の人生を歩んでいるのだろうが、今のキミは既に本体とは別の個体であり、この世界で新たな人生を歩むことになる。

PC⑤限定の特殊裁定

　便宜上、「地球人」のサンプルPCを使うことを推奨するが、あくまでも出身世界は「地球」ではなく「カナンビーク」となる。また、「この世界に投影された瞬間」からセッションが始まるので、サンプルPCが有している装備については、スタート時点では持っていない扱いになる。

因縁：左右の瞳の色が異なる男（年齢不詳/男性/魔法師？）　推奨感情　メイン：任意　サブ：猜疑心
　「月影の森」に投影されたキミの前に現れることになる謎の人物。長い黒髪と、金色の右目＆黒色の左目を持ち、奇妙な極東風（？）の装束を身にまとった独特の風貌である。彼はこの世界に投影されたばかりのキミに対して、「あるもの」を手渡すことになる。詳細は本編にて。

左右の瞳の色が異なる男