開催日:2022年3月24・25・27日
開催場所:ココフォリア&Discord

レギュレーション
  • 使用可能ルール:基本1・2、AF、戦記DB、上級、百花繚乱、R&R記事
  • 使用禁止スタイル:なし
  • PCレベル:22
  • マスコン&国ルール:使用せず


ノエル
(天魁星)

ヴィーガム
(天罡星)

エイル
(天機星)

サロメ
(天閑星)

イェーマ
(天勇星)

ルキウス
(天雄星)

コンラート
(天猛星)

ラスク
(天威星)

今回予告
 グリースの首都ラキシスでは、グリンの森から帰還したノエル(PC①)とイェーマ(PC⑤)がそれぞれに奇妙な夢を見ていた。二人はいずれも夢の中で「見知らぬ女性」から語りかけられることになる。
 アントリアの港町エストでは、ノートリアス島から帰還したエイル(PC③)が、ブレトランド南西沖の魔境から帰還したヴィーガム(PC②)と再会し、彼等と行動を共にしていたルキウス(PC⑥)とラスク(PC⑧)もまた、それぞれの知人を介して邂逅を果たすことになる。
 ヴァレフールの古城クーンに滞在中のコンラート(PC⑦)と、神聖トランガーヌ南部のサロメ村へと帰還したサロメ(PC④)は、それぞれの知人からの声に導かれる形で、先日調査に赴いたばかりのボルフヴァルド大森林へと再び足を踏み入れるように促されることになる。
 八つの星の旅の果て、目覚めた星は九十九。最後の星の煌めきは、九天の空を輝かす。水の滸の伝承の、決戦の幕が開かれる。

グランクレスト大型キャンペーン「ブレトランド水滸伝」第43話
「九天之壱〜龍の黙示録〜」

混沌を収め、聖印に至れ!

PC① ノエル
 キミは、天魁星の前世である。グリンの森の泉でのガイアの娘の治療補助(天魁天雄之陸)を終えた後、ひとまずラキシスの宿屋に滞在していたキミは、ある日の夜、「見覚えのない女性」の夢を見る。彼女はキミに対して「お久しぶりですね、エルムンド」と語りかけてきた。
因縁:謎の女性A 推奨感情 メイン:不安/サブ:任意
 キミの夢の中に現れた女性。何者なのかは分からないが、前にどこかで会ったことがあるような気がしなくもない。少なくとも、彼女の持っている「錫杖のような何か」には、見覚えがあるような気がする。セッション開始と同時に混沌知識判定をおこない、10以上なら思い出す。
+ 謎の女性A

PC② ヴィーガム
 キミは、天罡星の前世である。ブレトランド南西沖の魔境浄化(天罡天威之陸)を終えた後、港町エストへと帰還したキミは、夢の中で、かつて闘技場で戦った青年アマルのことを思い出す。その翌日、キミは町中で、以前にコートウェルズで出会ったエイルと再会することになる。
因縁:アマル 推奨感情 メイン:任意/サブ:劣等感
 キミがオブリビオンにいた頃、団長の戯れで出場させられた闘技場での対戦相手。当時はまだ一般兵だったキミには勝てる筈もない相手であり、あっさり気絶させられて終わった。その後、控室で彼はキミに手当を施した上で、「そこからは早く足を洗った方がいい」と告げていた。
+ アマル

PC③ エイル・ニカイド
 キミは、天機星の前世である。ノートリアスでのカニミソ捜索(天機天雄之陸)を終えた後、港町エストへと帰還したキミは、夢の中で、かつてユーミルに現れた謎の少年のことを思い出す。その翌日、キミは町中で、以前にコートウェルズで出会ったヴィーガムと再会することになる。
因縁:謎の少年 推奨感情 メイン:不安/サブ:任意
 半年ほど前、ユーミルの大司教ジークリンデの私宅の近くで、一人の「角の生えた少年」の姿を見かけた。彼はキミに何か伝えようとしていたようだが、通りすがりの実兄ユージーンが即座に瞬殺したため、彼の正体は不明のまま浄化されてしまった。ユーミルではよくある話である。
+ 角の生えた少年

PC④ サロメ・キャロル
 キミは、天閑星の前世である。ボルフヴァルド大森林北部に発生していた魔境の浄化(天閑天猛之陸)を終えた後、サロメ村へと帰還したキミであったが、そんなキミの夢の中に再び妖精女王ティターニアが現れる。彼女曰く、前回告げていた「未覚醒の星」は、まだ森の中にいるらしい。
因縁:ティターニア 推奨感情 メイン:任意/サブ:親近感
 キミの祖先にして命の恩人でもある妖精界の女王。かつては始祖君主レオンの恋人だったが、今は別の恋人と連れ添っている。先日、彼女は「あなたの探し人が一人、ボルフヴァルド大森林にいるわよ」とキミに言っていたが、どうやらそれはレギリアのことではなかったようである。
+ ティターニア
(出典:『グランクレスト戦記DO』)

PC⑤ イェーマ
 キミは、天勇星の前世である。グリンの森の泉でのガイアの娘の治療補助(天魁天雄之陸)を終えた後、ひとまずラキシスの宿屋に滞在していたキミは、ある日の夜、「見覚えのない女性」の夢を見る。彼女はキミに対して「あなたの力が必要な時が来ました」と語りかけてきた。
因縁:謎の女性B 推奨感情 メイン:不安/サブ:任意
 キミの夢の中に現れた女性。何者なのかは全く分からないし、おそらくは過去に会ったこともない。ただ、彼女の方はなぜかキミのことを知っているようである。髪の色や顔付きは極東人のようにも見えるが、装束は明らかに西方文化圏のものであり、どこかチグハグな印象も受ける。
+ 謎の女性B

PC⑥ クワトロ・スコルピオ(ルキウス・ドゥーセ)
 キミは、天雄星の前世である。ノートリアスでのカニミソ捜索(天機天雄之陸)を終えた後、港町エストへと帰還したキミは、町中で、戦友のヘリワードと再会する。どうやら彼の恋人のティターニアが、キミのことをボルフヴァルド大森林へ連れて行きたいと言っているらしい。
因縁:ヘリワード 推奨感情 メイン:任意/サブ:感服
 ロビン・フッドの投影体。アントリア子爵ダン・ディオード直属の「緑風隊」(対混沌戦専門の遊撃部隊)の隊長であり、アントリアにおける七軍閥の領袖の一人に数えられている。現在はエルマで再会した(投影前からの恋人でもある)妖精女王ティターニアと連れ添っている。
+ ヘリワード

PC⑦ コンラート(ケリー)・オーガスト
 キミは、天猛星の前世である。ボルフヴァルド大森林北部に発生していた魔境の浄化(天閑天猛之陸)を終えた後、ひとまずクーンへと帰還したキミの元に、再び画神ポラリスが姿を現した。どうやら彼は、ボルフヴァルド大森林の更に奥地の方から「何か」の気配を感じ取ったらしい。
因縁:ポラリス 推奨感情 メイン:任意/サブ:感服
 元来は地球人の画家で、元の世界では「北斎」などと名乗っていたが、この世界には「画神」として投影されている。キミの来世の物語である『水滸伝』の絵師の一人としても有名らしい。先日のボルフヴァルドの一件の後、もうしばらく森の中の様子を観察したいと言っていた。
+ ポラリス

PC⑧ フレドリク・リンドマン(ラスク)
 キミは、天威星の前世である。ブレトランド南西沖の魔境浄化(天罡天威之陸)を終えた後、港町エストへと帰還したキミは、町中で、以前にラピス村で出会った投影体の青年マコトと再会する。どうやら彼は「キミ達の物語」の終幕が近付きつつあることを察しているらしい。
因縁:マコト・クルーデ 推奨感情 メイン:任意/サブ:隔意
 元来は地球人の作家で、元の世界では「曲亭馬琴」と名乗っていたが、この世界には「異世界の創造主(神格)」として投影されている。キミの来世の物語である『水滸伝』の翻訳家にして愛好家であり、「あんたらが『百八の魔星』を集めるのを楽しみにしている」と言っていた。
+ マコト

+ 過去回早見表
+ オープニングAパート(24日分)あらすじ
 サロメの夢の中に再び現れた妖精女王ティターニア曰く、どうやらボルフヴァルド大森林の中には、先日覚醒させたレギリアの他にもう一人、未覚醒の星の前世がいるらしい。女王は「私もこれから森に向かう」と告げた上で、「森の南の方の、丸くておっきな建物があるところ」で待ち合わせようと伝える(しかし、それがどこにあるのかまでは説明しなかった)。
 一方、ケリーの元を訪れた画神ポラリスは、大森林の南の方でいくつもの投影体が出現しており、その中には画神自身の手で生み出された強大な投影体の気配もいるらしい、と告げる。ポラリスはケリーに「一日で500里を走る術」を施すと、二人はサロメの元へと向かい、彼女と合流した上で、大森林の南部へと超速で爆走することになった。
 その頃、エストで再会したヴィーガムとエイルの前に、闇魔法師のシアンが現れる(ヴィーガムはBS60、エイルはBS80にて、彼とは面識がある)。シアンが言うには、百八星の最後の一人であるアマルは、現在、大森林の南部において、シアンの手によって作られた「特殊な訓練場」の中にいるらしい。
+ シアン
 シアンの正体は、極大混沌期に投影された「地伏星 金眼彪 施恩」の末裔であり、現在の彼は自身の体内に施耐庵(元の世界における施恩の末裔にして水滸伝の作者)の魂も宿しているため、百八星の存在もある程度まで感知出来る。彼は百八星終結よりも先に、自身の手で大毒龍を倒せる魔物を生み出すため、アマルの邪紋を「ボルテ・チノ(蒼き狼)」へと進化させようと考え、アマルもその方針に同意した上で、混沌濃度の高い大森林での秘密特訓を続けているらしい。
 しかし、アマル以外の星々が覚醒し、そして大毒龍の復活の日が近付きつつあることを察したシアンは「時間切れ」を悟り、アマルのボルテ・チノ化を諦め、彼の「地里星」としての覚醒を促すことにした(なお、彼がそのことを察した一つの要因には、先日ケリーとサロメによって「パンドラの者達が関与していた魔境」が破壊されたことでレギリアが覚醒したから、という事情もあったのだが、そんなことはヴィーガムもエイルも知らない)。
 ところが、現在、大森林南部のパルトゥーク湖(別名:クリサリス湖)の湖底で「ヴァレフスの欠片」と戦っている彼の師匠・マリアの生み出した結界の影響により、シアンは自分が作った訓練場の近辺に入れなくなってしまったらしい。そこで、アマルの記憶を探った時に垣間見ていた旧知の存在であるヴィーガムに、彼を迎えに行って欲しいと頼みに来たのである。
+ マリア(シアンの師匠)
 ヴィーガムとエイルがその方針に同意すると、シアンは「パンドラの面々が利用している転送用のポータル」の一つに二人を瞬間転移させる。訓練場の詳しい場所までは説明されなかったが、「おそらく、気配を辿っていけば分かる」とだけ告げられていたので、ひとまずヴィーガムが木に登って周囲の様子を確認することにした。すると、少し離れた場所で投影体の兵団と思しき者達が進軍しているのを発見したため、二人は気配を消しながら少しずつ彼等の方へと向かう。
 そんな中、神行法で森を縦断していたケリーとサロメは、その投影体兵団の気配に気付かぬまま、兵団と鉢合わせることになる。兵団の指揮官曰く、彼等は「何者かの声」によって「戦いの場」へと導かれているところだったそうで、ケリーが武人と判断した時点で、彼に対して問答無用で戦いを仕掛けてきた。
 この様子を遠方から見ていたエイルは、この指揮官が地球における金国始祖・完顔阿骨打と、その配下の兵士達であることを察する(彼はBS71の時点で、完顔阿骨打のレイヤーと遭遇したことがある)。そして、エイルはケリーとも旧知の関係ということもあり(BS78)、ヴィーガムと共に、彼等を救うために助太刀することにした。
 突然の乱入者に対して完顔阿骨打が混乱する中、彼等の軍勢の中へと飛び込んだヴィーガムによる《万軍撃破の印》によって、金国兵達は一掃される。その直後、ケリーがヴィーガムの元へと駆け込むことで、完顔阿骨打からの攻撃を防ぎつつ、更にエイルとサロメの聖印による支援を受けたヴィーガムの怒涛の連続攻撃の結果、あっさりと完顔阿骨打は倒され、ケリーの手によって浄化されることになった。
 その後、(隠れて様子を見ていたポラリスも含めて)彼等は互いの情報を共有した上で、そのまま南進していくと、やがて彼等の目の前に巨大な「円形闘技場」が姿を現す。ポラリス曰く、この中から、彼が生み出した(描いた)地球の英雄達を含めた様々な投影体の気配が集っているらしい。おそらくはここがシアンの言っていた「アマルのための訓練場」であろうことを彼等は推察しつつ、その建物へと近付いていくのであった。
+ オープニングBパート(25日分)あらすじ
 ノエルの夢の中に「九天玄女」と名乗る女性が現れた。彼女は『水滸伝』の世界において宋江(天魁星)を導いた女神であり、400年前の大毒龍との戦いにおいて、「名を伝えられていない魔法師」であるマリア・クレセントの身体に憑依して、エルムンド達を助けた神格投影体でもある。彼女はボルフヴァルド大森林の南部で大毒龍の再臨が近付いているという旨を告げ、ノエルにその地に向かうように促した。
 同じ頃、イェーマの夢の中には別の女性が現れていた。『龍の黙示録』と名乗った彼女は、自らを「正しき英雄譚を記録する者」であると告げた上で、イェーマに対して「大森林に行って、あなたの果たすべき役割を果たして下さい」という旨を伝えた。
 翌日、目を覚ました二人が互いに似たような夢を見たことを語り合っていたところで、極東出身の自然魔法師であるユインが二人の前に現れる(それぞれ、BS61とBS74にて面識有り)。彼女曰く、ボルフヴァルド大森林地帯の「龍脈」に大規模な異変が発生しているらしい。彼女は異界の魔法を用いて、その龍脈の異変が起きている場所へと二人を転移させることを提案し、二人もその方針に同意した上で、ボルフヴァルド大森林の南部へと乗り込むことになる。
+ ユイン
 一方、エストの街にいたクワトロ(ルキウス)は、戦友のヘリワード&その連れ合いのティターニアと再会する。彼等はクワトロが「星の前世(の中でも中核的な八人)」の一人であるという情報を入手済みであり、その上で、ティターニアの子孫であるサロメを助けるためにボルフヴァルド大森林へと向かいたいと告げ(彼女の力を用いれば、ボルフヴァルド内の妖精界の魔境へと瞬時に転移出来るらしい)、サロメと面識のあるルキウスもまた彼等に協力する意を示す。
 その頃、フレドリク(ラスク)の元には、ラピス村で出会った神格投影体のマコトが訪れていた。彼は「百八の魔星の物語」の最終幕がボルフヴァルド大森林で起きようとしていることを察した上で、ヘリワードやティターニアと共に現地に向かおうとしており(マコトは「英雄物語」に興味を抱く気性であるが故に、旅先で出会ったヘリワードとも意気投合し、彼等と行動を共にしていた)、その話を聞いたフレドリクもまた、彼等に同行することになる。
 こうして、それぞれに特殊な力で大森林南部へと転送された二組であったが、どちらも森の中で「謎の騎馬集団」の足音を察し、その偵察に向かったところで邂逅を果たすことになる。ルキウスがイェーマともノエルとも個別に面識があったこともあり(BS84/BS86)、ひとまず互いに事情を説明した結果、おそらく両者の目的には何らかの関連性があるのではないか、という憶測に至った。
 そこへ、彼等の気配に反応した「謎の騎馬集団」が到着した。マコトの推測によると、その指揮官は地球における遼国始祖・耶律阿保機と、その配下の兵士達であるらしい。耶律阿保機は、何者かによる「闘技場」へと導く声を聞いてこの場に出現したと告げた上で、ノエル達に対して「いずれ我が一族に仇為す存在となる気配を感じる」と言い出し、一方的に襲いかかってくる。
 しかし、遼国兵達の大半はルキウスの矢とフレドリクのブレスによって殲滅され、逆に耶律阿保機の放った(混沌の力で増幅された)雨のような矢はルキウスの《破砕光の印》によってほぼ無力化される。残った兵士達もイェーマによって掃討され、最後はノエルの手によって耶律阿保機自身もまた討ち取られることになった(なお、この間にヘリワードとティターニアは、近くに出現していた耶律大石率いる西遼軍と戦っていた)。
 その後、彼等はそのまま南方へと歩を進めていくが、そんな彼等の前に「イェーマの夢の中に出てきた女性」が現れる。彼女はイェーマに対して「さぁ、共に行きましょう、テュポーン」と告げ、彼に対して謎の魔術(?)を施した結果、イェーマは意識を失ってしまう。彼女はそのままイェーマを連れ去ろうとするが、ティターニア達が妨害に入ったこともより、その場は退散していった。
 何が起きたのかもよく分からないまま、ひとまず気絶した状態のイェーマを「フレドリクの聖印によって生み出した龍」に載せた上で、そのまま彼等は南進を続けた結果、謎の「円形闘技場」へと辿り着く。そして、彼等の視界に幾人かの「見覚えのある者達」の姿が映ることになるのであった。

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最終更新:2022年03月26日 03:49