基本情報

GM:youmel
PL:yuri3、matsu、moriyu、ココノハ

+ レギュレーション等
  • 使用ルルブ:1、2巻
  • ワールドセッティング:特になし(現代日本だがワールドアビリティ不使用)
ハウスルール
  • 独自の職業技能
  • 感情修正のコストなし
  • 改変バッドエンド表
  • クライマックスフェイズでの死亡の禁止


キャラクター紹介

PC1 石庭 大愛(いしば だいあ)

+ 基本情報

PL名:yuri3
性別:女
学年:2
第1話HO:あなたには、沢山の友達がいる。学校に広まる様々な噂にも詳しいだろう。
職業技能:情動分野から好きなものを2つ
キャラクターシート
+ 設定等

PC2 成沢 メアリー(なるさわ めありー)

+ 基本情報

PL名:matsu
性別:女
学年:2
第1話HO:あなたは、運動が得意だ。もし何かに襲われることがあれば、あなたの力が役に立つかもしれない。
職業技能:暴力分野から好きなものを2つ
キャラクターシート
+ 設定等

PC3 神崎 飛鳥(かんざき あすか)

+ 基本情報

PL名:moriyu
性別:男
学年:1
第1話HO:あなたは、本をよく読む。学校の図書室を利用することも多いだろう。
職業技能:知識分野から好きなものを2つ
キャラクターシート
+ 設定等

PC4 九十九 斗亜(つくも とあ)

+ 基本情報

PL名:ココノハ
性別:男
学年:3(部長)
第1話HO:あなたは、オカルトに興味がある。すこし変わった雰囲気かもしれない。
職業技能:職業技能:技術分野と怪異分野から好きなものを1つずつ
キャラクターシート
+ 設定等

NPC 村咲先生

+ 基本情報

ラガドーン中学の国語教師で、オカルト部の顧問。
+ 追加情報
村咲先生の【秘密】

あなたは、異世界の住人であった。15年ほど前、当時のオカルト部によってPC達のいる世界に連れてこられた。それ以降は人間として生活し、教師になった。偶然にも自分が通っていた中学で働くことになったあなたは、当時お世話になったオカルト部が無くなっていることを悲しみ、新たにオカルト部を作ることを決意した。

そうしてPC達が入部し、活動していたのだが、途中からあまりにも異変が多すぎることに気が付いた。その異変の裏で活動している悪魔の存在を知ったあなたは、一人で大穴の拡大を止め、悪魔を封印する儀式を進めていた。それが不完全なものであっても、それで自分の存在が表の世界から消えることになっても。オカルト部が楽しく活動できることが、あなたにとって一番大事だったから。

時にあなたはオカルト部を危険そうな調査に行かせることがあったが、それでも本当にオカルト部の皆を危険に晒していた訳ではない。万が一の時にすぐに助けられるように、あなたは『鏡』としての力を使って、オカルト部を――文字通り、場面の外から――ずっと見守っていた。


NPC 副部長

+ 基本情報

幽霊少女のピアノ演奏を聞いていた幽霊。神崎飛鳥についてくるようになり、オカルト部の副部長(幽霊部員)になった。「カタカタ」と「くるくる」しか意思疎通の手段がない。
+ 追加情報
副部長の【秘密】

副部長は、幽霊少女が人間だった時から幽霊として彼女のピアノを聞いていた。おそらく、少なくとも数十年はずっと幽霊として過ごしてきたはずだ。幽霊少女と出会ってからはずっと彼女と一緒にいたが、15年ほど前に数カ月だけいなくなって、当時のオカルト部と村咲先生と共に過ごしていたらしい。副部長が人間の姿をするのは幽霊少女も見たことがないという。恐らく、長い時間の中で元の姿を忘れてしまったのだろう。

副部長は他の幽霊と同じく話すことができないが、もし副部長と話すことができたら……副部長は、一体どれほどのことを知っているのだろうか?



キャンペーン情報

第1話『動く骨格標本』

あなたたちは、名古屋市立ラガドーン中学校に通う中学生である。入学して、もしくは新学年になって少し経ったころ、「国語教師の村咲先生が、この学校に新たにオカルト部を作るらしい」という話を聞いて、あなたたちは入部を決意した。
そして最初の活動として、「理科室にある人の骨格標本が、勝手に動くことがある」という噂を調査することになったのだった……
+ PC1 石庭 大愛
PC1 石庭 大愛
【使命】
あなたには、沢山の友達がいる。学校に広まる様々な噂にも詳しいだろう。
あなたの【使命】は、「動く骨格標本」の噂を調査することである。

【秘密】
ショック:なし

友達から学校の噂を聞いていたあなたには、少し気になることがあった。この学校には、不自然なまでに多くの怪談や不思議な噂が流れているのではないか?
そんな疑問もあってか、オカルト部に入部したあなたは、「動く骨格標本」の噂を調査することになった。……だがそんなことより、部活の仲間と仲良くなりたい! この最初の活動を通じて、もっともっと友達を増やしたい! あなたの【本当の使命】は、オカルト部の仲間と仲良くなること(いずれかのPCに対し、1回以上感情判定を行って成功すること)である。

+ PC2 成沢 メアリー
PC2 成沢 メアリー
【使命】
あなたは、運動が得意だ。もし何かに襲われることがあれば、あなたの力が役に立つかもしれない。
あなたの【使命】は、「動く骨格標本」の噂を調査することである。

【秘密】
ショック:なし

あなたはPCのうちいずれか(PC1を選択)と、以前から知り合いであった。知り合いがオカルト部に入ると聞いて、正直に言うと、とても心配になった。怪現象が起こっているところに飛び込むなんて、絶対に危険じゃないか。
そんな心配もあってか、オカルト部に入部したあなたは、「動く骨格標本」の噂を調査することになった。……だがそんなことより、自分は強くならなくては! 怪異に出会ったとき、皆を守れるようになりたい!
あなたの【本当の使命】は、強くなること(メインフェイズに戦闘を行い、1回以上勝利すること)である。

+ PC3 神崎 飛鳥
PC3 神崎 飛鳥
【使命】
あなたは、本をよく読む。学校の図書室を利用することも多いだろう。
あなたの【使命】は、「動く骨格標本」の噂を調査することである。

【秘密】
ショック:なし

図書室で本を探していたあなたは、奇妙な本を見つけた。内容は普通のファンタジー小説のようだが、全ての文字が左右逆に印刷されているのだ。色々調べてはみたが、どうしてそんな本が学校にあるのか分からなかった。
そんな謎を調べるためか、オカルト部に入部したあなたは、「動く骨格標本」の噂を調査することになった。……本のことも気になるが、まずはしっかりと部活動をしなくては。
あなたの【本当の使命】は、オカルト部の活動を行うこと(PC以外に対し、1回以上情報判定を行って成功すること)である。

+ PC4 九十九 斗亜
PC4 九十九 斗亜
【使命】
あなたは、オカルトに興味がある。すこし変わった雰囲気かもしれない。
あなたの【使命】は、「動く骨格標本」の噂を調査することである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、オカルトに興味がある。幽霊を呼び出したり、呪文を唱えたりして、それで世界の危機なんて救えたりしたらいいなーと思っている。
だから、この学校にオカルト部ができると聞いて喜んで入部した。
最初の活動は、「動く骨格標本」の噂を調査することだ。……だがそんなことより、一緒に入部した仲間たちが気になる。彼らは自分に比べ、そこまでオカルトへの興味はないようだ。だったら何故、この部に入ってきたのだろう?怪しいな……
あなたの【本当の使命】は、オカルト部の仲間を調べること(いずれかのPCに対し、1回以上情報判定を行って成功すること)である。

+ NPC 阿加井先生
NPC 阿加井先生

【使命】
ラガドーン中学の体育教師。剣道部の顧問らしい。生徒想いだが脳筋で、鍛えに来る生徒をいつも心待ちにしている。【使命】は、生徒の心身を強くすることである。
阿加井先生と同じシーンに登場したキャラクターは、情報判定を行わずに阿加井先生の【居所】を獲得できる。

【秘密】
ショック:なし

阿加井先生が「動く骨格標本」の噂について語ってくれた。
「理科室の骨格標本か……そういえば、前に夜の学校を見回ってたら、なんか動いてる骨がいたな。まあ、無理やり押さえたら止まったがな! あの程度なら、多分お前らでも大丈夫だな。心配ならここで鍛えてくか?」
この【秘密】を持っているキャラクターは、メインフェイズで主要な行動として「体育館で訓練する」ことができる。この行動を行った場合、クライマックスフェイズでの攻撃で与えるダメージが1上昇する。

+ NPC 緑野先生
NPC 緑野先生

【使命】
ラガドーン中学の理科教師。あまり仕事をせず、趣味のロボット作りばかりしているという噂がある。【使命】は、理科室の平穏を守ることである。

【秘密】
ショック:全員

理科室前の廊下で、緑野先生が話してくれた。
「骨格標本ですか……? 良いですよ、興味があるなら好きなだけ見てください。そこに置いてありますから……。では、私はまあ、色々と忙しいのでね」
あなたが一瞬骨格標本の方を見ていた隙に、緑野先生はいなくなってしまった。どこに行ってしまったんだろう? 周りの廊下を見たが、どこにもいない。理科室にも、理科準備室にもいない。まさか……消えたのか?
《追跡》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 骨格標本
HO 骨格標本
【使命】
今回の調査対象である、理科室に置いてある骨格標本。外から見たところ、どこも怪しい箇所はない。
このハンドアウトに対しては、《破壊》《物音》《生物学》《人類学》の特技でしか調査判定できない。

【秘密】
ショック:全員

骨格標本自体は、何もおかしい箇所はない、普通の標本のようだ。だが、頭蓋骨の中を見ようとすると、突然、標本がまるで笑っているかのようにカタカタと動き始めた。どうやら、噂は本当のようだ。だが、このままでは骨格標本を調べられそうにない。諦めて一度理科室を出て、扉を閉めようとすると、骨格標本がこちらに手を振っているのが見えた。
《笑い》の特技で恐怖判定を行う。

「動く骨格標本」は、属性:器物/怪異のエネミーである。「骨格標本」の【秘密】を獲得していないPCは、「動く骨格標本」に対して一度に2点以上のダメージを与えられない。

+ 結末
結末

謎の停電などにも見舞われながら調査を続け、もう一度骨格標本を調べようとしたところ、骨格標本が動き出してこちらに襲ってきた!なんとか骨格標本を倒し、頭蓋骨の中を見たところ、謎の十字架のキーホルダーが貼り付けられていた。骨格標本が動いていたのは、このキーホルダーのせいだったのだろうか……?


第2話『夜中に鳴るピアノ』

あの骨格標本が動いた原因は、どうやら謎の十字架のキーホルダーだったようだ。一体これはなんだろう……?色々な人に聞いてみたが、どうやら誰かの持ち物などではないようだ。そんな中、「音楽室のピアノが、誰も弾いていないのに夜中に鳴る」という噂を聞いたあなたたちは、とりあえずそちらの謎を調べることにしたのだった……
+ PC1 石庭 大愛
PC1 石庭 大愛
【使命】
あなたは、オカルト部の一員である。噂の内容から、今回の調査は夜中に行うことにした。夜中といっても、日が沈んだ少し後の、怒られないような時間だが……それでも、普段とは違う学校を見ることが出来るので、あなたは少しわくわくしている。
あなたの【使命】は、「夜中に鳴るピアノ」の噂を調査することである。

【秘密】
ショック:PC2~4

あなたのクラスメイトである『泉 初香(いずみ はつか)』が、最近よく音楽室に通っているらしい。なんでも、綺麗な歌を歌ってくれる幽霊がいるらしい。幽霊?そんなものが本当に学校にいるんだろうか。だが、もしその話が本当だとしたら……そんなの、羨ましいじゃないか!私も幽霊の友達が欲しい!あなたの【本当の使命】は、幽霊と友達になることである。

+ PC2 成沢 メアリー
PC2 成沢 メアリー
【使命】
あなたは、オカルト部の一員である。噂の内容から、今回の調査は夜中に行うことにした。夜中といっても、日が沈んだ少し後の、怒られないような時間だが……それでも、普段とは違う学校を見ることが出来るので、あなたは少しわくわくしている。
あなたの【使命】は、「夜中に鳴るピアノ」の噂を調査することである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、前回の調査で手に入れた十字架のキーホルダーを持っている。危ないから慎重に扱おうとは思ったものの、やっぱり少し気になったため、安全そうな小さなぬいぐるみに付けてみることにした。すると、ぬいぐるみが動き出したのだ!最初はこちらに向かってきたが、しばらく可愛がっていると次第に懐いてくれるようになった。少しくらいなら言うことも聞いてくれる……かもしれない。何かの役に立つこともあるだろう。
あなたは、プライズ『十字架のキーホルダー』を隠し持っている。
プライズ『十字架のキーホルダー』を持っているPCは、調査判定においてのみ、《物陰》の特技を目標値5で判定することができる。

+ PC3 神崎 飛鳥
PC3 神崎 飛鳥
【使命】
あなたは、オカルト部の一員である。噂の内容から、今回の調査は夜中に行うことにした。夜中といっても、日が沈んだ少し後の、怒られないような時間だが……それでも、普段とは違う学校を見ることが出来るので、あなたは少しわくわくしている。
あなたの【使命】は、「夜中に鳴るピアノ」の噂を調査することである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、今回の調査をとても楽しみにしている。夜中の学校が見れるのはもちろんだが、校内の色々な場所を自由に調査できるのが楽しい。あなたは新入生なので、まだ見ていない教室がたくさんあるし、教室の鍵も一度は使ってみたいと思っているのだ……。あなたの【本当の使命】は、1回以上、プライズ『鍵』を使用することである。

+ PC4 九十九 斗亜
PC4 九十九 斗亜
【使命】
あなたは、オカルト部の一員である。噂の内容から、今回の調査は夜中に行うことにした。夜中といっても、日が沈んだ少し後の、怒られないような時間だが……それでも、普段とは違う学校を見ることが出来るので、あなたは少しわくわくしている。
あなたの【使命】は、「夜中に鳴るピアノ」の噂を調査することである。

【秘密】
ショック:なし

今回の調査が夜中に行われると聞いて、あなたはとてもわくわくしている。夜中の学校なんて、あまり見れるものではない。調査はもちろんするが、この機会にいつもと違った学校を沢山写真に撮っておきたい!あなたの【本当の使命】は、「夜中の~」という名前がついているハンドアウトの【秘密】を2つ以上獲得することである。

+ NPC 泉 初香
NPC 泉 初香

【使命】
オカルト部の皆が音楽室を調べているときに音楽室に入ってきた生徒だ。どうやら、最近いつもこの時間に音楽室に出入りしているらしい。

【秘密】
ショック:全員
拡散情報

泉が、音楽室のピアノの噂について話してくれた。
「私が最近音楽室に来てるのはね、ここにピアノを弾いて歌ってくれる幽霊がいるからなんだ。……あっ、幽霊って言っても、そんな怖い子じゃなくてね、綺麗な歌を歌ってくれるんだ。だから友達になれないかなって思ってるんだけど、あの子はピアノを弾いてると全然話聞いてくれないし、周りにも別の幽霊が沢山いるみたいだし……。あと、この前髪飾りをあげようと思ったんだけど、持ってくる途中でカラスに取られちゃって……ついてないなぁ……」
この【秘密】を見たPCは、クライマックスフェイズで儀式『幽霊と友達になる』を行うことができる。

+ HO 夜中の職員室
HO 夜中の職員室
【使命】
学校の調査をする為には、まずここで色々な教室の鍵を借りる必要があるだろう。

【秘密】
ショック:なし

鍵を借りたいと伝えると少し怪しまれたものの、オカルト部の活動ということで無事鍵を借りる事ができた。職員室を出るときにふと、声をかけられた。
「そういえばお前、国語の宿題をまだ出してないらしいじゃないか。早く提出した方がいいぞ?」
おかしいな……国語の宿題なら、ちゃんと村咲先生に出しておいたはずなのに……もしかしたら、記憶違いだったのだろうか?
《教養》の特技で恐怖判定を行う。

この【秘密】を調査したPCは、プライズ『鍵』を獲得する。

+ HO 夜中の音楽室
HO 夜中の音楽室
【使命】
夜中にピアノの音がするという音楽室だ。
このハンドアウトは、プライズ『鍵』を使用すると調査できるようになる。

【秘密】
ショック:全員

音楽室のピアノに、楽譜が置いてあった。手書きの楽譜のようで、ちゃんとした曲の部分と、見るからにめちゃくちゃな音符の部分が混在している。歌詞もあるようで、「さみしい」「もっとともだちがほしい」といった内容が書かれている。
こんな曲、音楽の授業では聞いたことがないが……もしかして、夜中に鳴るピアノの噂と関係があるのだろうか?そう思って楽譜をよく読もうとすると、いつの間にか楽譜はただの白紙になってしまっていた。
《夢》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 夜中の体育館
HO 夜中の体育館
【使命】
特に誰かがいるというわけではないが、何か役に立つものがあるかもしれない。
このハンドアウトは、プライズ『鍵』を使用すると調査できるようになる。

【秘密】
ショック:なし

体育館には誰もいないようだ。体育倉庫を見ていると、工具箱が置いてあった。器具の修理にでも使っていたのだろうか? 何かに使えるかもしれないので、工具箱を持っていくことにしよう。体育倉庫を出ると、突然大きな機械音がした。どうやら、体育で使うタイマーが作動していたようだ。……さっき体育館を見渡した時には、タイマーの電源は入っていなかったはずでは?
《機械》の特技で恐怖判定を行う。

この【秘密】を調査したPCは、プライズ『工具箱』を獲得する。

+ HO カラス
HO カラス
【使命】
体育館裏の木に、カラスが巣を作っていた。よく見ると、巣の中に髪飾りらしきものが見える気がする。こっそり取り返せないだろうか……
このハンドアウトは、《物陰》の特技でしか調査できない。また、このハンドアウトに対する情報判定に失敗したPCは【生命力】を1点失う。

【秘密】
ショック:なし

なんとか、髪飾りを取り返すことができた。これを幽霊に贈れば、喜んでくれるのかもしれない。
この【秘密】を調査したPCは、プライズ『髪飾り』を獲得する。

+ 結末
結末

幽霊少女と仲良くなるための作戦を立て、あなたたちは音楽室へと乗り込んだ。観客の幽霊の妨害などをかわし、髪飾りをプレゼントして、あなたたちは無事に幽霊少女と友達になることができたのだった。


第3話『無人の放送室』

オカルト部のもとに、放送部の生徒『後木 三奈(うしろぎ みな)』が訪ねてきた。彼女が言うには「この学校にいないはずの人の声で、誰もしていないはずの放送がされる」らしい。この怪奇現象をなんとかしてほしいという依頼を受け、あなたたちは調査を行うことにした……
+ PC1 石庭 大愛
PC1 石庭 大愛
【使命】
今回は噂からではなく、他の生徒の依頼で調査を行うことになった。それでも、やることは変わらないし、とても面白そうな調査なので、全力で頑張りたいと思っている。あなたの【使命】は、「無人の放送室」で起こる現象を解決することである。

【秘密】
ショック:なし

メアリーが持っていたキーホルダーでぬいぐるみが動かせることを知ったあなたは、自分もキーホルダーを使ってみたくなった。メアリーに貸してくれるように何度も頼んだら、なんとか貸してくれた。少ししたら返さなければならないが……今のうちに色々やっておきたい!あなたは、プライズ『十字架のキーホルダー』を隠し持っている。

プライズ『十字架のキーホルダー』を持っているPCは、感情判定とNPCに対する調査判定で、《驚き》の特技を目標値5で判定することができる。

あなたの【本当の使命】は、『十字架のキーホルダー』をなるべく多く使用することである。(1回で功績点2、2回以上で功績点3がもらえる)

+ PC2 成沢 メアリー
PC2 成沢 メアリー
【使命】
今回は噂からではなく、他の生徒の依頼で調査を行うことになった。それでも、やることは変わらないし、とても面白そうな調査なので、全力で頑張りたいと思っている。あなたの【使命】は、「無人の放送室」で起こる現象を解決することである。

【秘密】
ショック:PC1,3,4

大愛が、十字架のキーホルダーを貸すように頼んできた。初めは断ったものの、何度も頼まれたのでつい貸してしまった。少ししたら返すという約束だが、何か起こらないか不安だ……

それはそうと、今日の部活に向かう途中、誰もいない廊下で「気をつけてくださいね」という声を聞いた。気のせいだろうか? 何か少し、今回の調査では嫌な予感がする……。あなたの【本当の使命】は、クライマックスフェイズで誰も戦闘から脱落しないことである。

+ PC3 神崎 飛鳥
PC3 神崎 飛鳥
【使命】
今回は噂からではなく、他の生徒の依頼で調査を行うことになった。それでも、やることは変わらないし、とても面白そうな調査なので、全力で頑張りたいと思っている。あなたの【使命】は、「無人の放送室」で起こる現象を解決することである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは少し前に、放送室前の箱にCDを入れると給食の時間に流してくれるという話を聞いて、持っていたCDを入れてみた。だが、いくら待っても自分のCDが流れないどころか、最近は給食の時間に放送すら行われていないようなのだ。好きなCDなので、流さないならせめて返してほしいのだが……。あなたの【本当の使命】は、プライズ『CD』を獲得することである。

+ PC4 九十九 斗亜
PC4 九十九 斗亜
【使命】
今回は噂からではなく、他の生徒の依頼で調査を行うことになった。それでも、やることは変わらないし、とても面白そうな調査なので、全力で頑張りたいと思っている。あなたの【使命】は、「無人の放送室」で起こる現象を解決することである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、後木 三奈の話を聞いて閃いた。もしかして、この現象にも幽霊が関係しているのではないか? だとしたら、幽霊のことは幽霊に聞くのが一番だろう。ちょうどこの前友達になったことだし、もう一度皆で会いたいと思っている。あなたの【本当の使命】は、シーンにPC全員が登場した状態で『幽霊少女』に調査判定を行うことである。

+ NPC 後木 三奈
NPC 後木 三奈

【使命】
オカルト部に、「無人の放送室」の怪奇現象について依頼してきた放送部の生徒だ。少しのんびりした性格と話し方をしている。

【秘密】
ショック:全員

「放送部では、放送室前の箱に入れてくれたCDを給食の時間に流す、という活動を行っているんです~。でも実は、数日前、誰のものか分からないCDが入ってまして……まあ流してみようと思って機械に入れたら、なんか全然機械が動かなくなっちゃって、CDも取り出せなくなって……それから、あの妙な放送も流れるようになったんです~。だから、多分……というか絶対、あのCDのせいなんですけど~……うう、どうしよう……」

+ NPC 紀井先生
NPC 紀井先生

【使命】
社会の先生で、放送部の顧問でもある。真面目な先生で、宿題が多い。

【秘密】
ショック:なし

「謎の放送ですか……確かに、職員室に呼び出されたと思って向かったら誰も呼んでいなかった、ということは最近多々あります。何か妙なことが起こっているのかもしれませんね……。そういえば、放送部も最近、機器のトラブルで活動ができていません。機器を直そうとしたんですけど、全く原因は不明ですし、何故か頭痛もしてきたんですよ」

+ NPC 幽霊少女
NPC 幽霊少女

【使命】
音楽室に住む、幽霊の少女だ。泉 初香が言うには、今日は合唱部の活動が無いため、この時間でも彼女に会えるらしい。

【秘密1】
ショック:全員

「そういえば、いつも私のピアノを聞いてくれる幽霊さんが、最近ちょっと少ないんです。放送室に呼ばれている、とも言っていた気がします。だから放送室で怪奇現象が起こっているのかも……。でもそうだとしたら、少し危ないかもしれません。今頃、放送室には沢山の幽霊がいるのかも……。」

幽霊少女にはもう1つ【秘密】がある。【秘密1】を獲得しているPCが、幽霊少女に対してもう一度調査判定を行うと【秘密2】を獲得できる。

【秘密2】
ショック:なし

「もし放送室に行きたいのでしたら……そうですね、私の仲良しの幽霊さんがついていきたいって言ってるので、連れて行くといいと思います。少しなら力もあるので、守ってくれるかもしれませんし……」
幽霊少女がそう言ったとき、どこかからカタカタという音がした。まさかこれは、骨格標本……!?前に倒したはずでは……?
「あっ、その音は幽霊さんの音です。かわいいですよね~」
なるほど。安心したが少し怖い……
《霊魂》の特技で恐怖判定を行う。

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『幽霊』を獲得する。

プライズ『幽霊』
誰かがダメージを受けるとき(ダメージ決定直後)に一度だけ、受けるダメージを0にすることができる。
このプライズに【秘密】はない。

+ HO 職員室
HO 職員室
【使命】
さっきの放送では、職員室に呼ばれたはずだ。とりあえずここに向かって、なにか用事があるのか確認しないと……

【秘密】
ショック:全員

さっきの放送について先生に聞いたら、こう話してくれた。
「用事? 別にどの先生もあなたたちを呼んでた覚えはないですよ。というか、そんな放送すら私は聞いていないのですが……ああ、放送室が見たいなら、鍵を借りていっていいですよ」

+ HO 放送室
HO 放送室
【使命】
ここが、怪奇現象が起きているという放送室だ。

【秘密】
ショック:なし

放送室には、誰もいないようだ。じゃあ、さっきの放送はやっぱり怪奇現象だったのか……?放送用の機械にはCDが入っているが、何故か取り出せない。机の上には、一枚のCDが置いてあった。『神崎 飛鳥』と書かれた付箋が貼ってある。放送室の中を調べていると、突然頭痛がしてきた。キーンという音が聞こえるような気もするし、CDだけ持って帰って一度放送室を出よう……
《我慢》の特技で恐怖判定を行う。
この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『CD』を獲得する。

+ 結末
結末

突然、あなたたちを放送室に呼ぶ放送がかかった。不安を覚えながらも放送室に向かうと、そこには霊の大群がいて、こちらに襲い掛かってきた!だが、なんとか霊の大群を倒し、怪しいCDも回収することができた。さらに、飛鳥についてきてくれた幽霊は副部長としてオカルト部に加入し、オカルト部はさらに賑やかになったのだった……


第4話『踊り場の大鏡』

放送室の怪奇現象を見事解決し、幽霊の副部長という仲間も得たあなたたちは、「4時44分に南校舎2~3階の踊り場の大鏡の前に立つと、異世界に引きずり込まれるらしい」という噂を聞いた。異世界?そんなものが本当にあるとしたら……とっても面白そうだ!そう思い、あなたたちは調査を始めるのだった……
+ PC1 石庭 大愛
PC1 石庭 大愛
【使命】
噂によると異世界に行っても、4時44分の時計を鏡に写した時間である7時16分に、異世界にやってきた時と同じ大鏡の前に立てば、元の世界に戻れるらしい。戻り方が分かっているならある程度安心だが、そうは言っても気をつけて調査する必要がありそうだ。あなたの【使命】は、「踊り場の大鏡」の噂を調査し、無事に帰ってくることである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、異世界に行けると聞いてとてもわくわくしている。異世界には、どんな人がいるんだろう。もしかしたら、人じゃないのかもしれないが……。それから、あのキーホルダーでももっと遊びたい。異世界のものにキーホルダーをつけてみたら、一体どうなるんだろう……?
あなたは、プライズ『十字架のキーホルダー』を所持している。あなたの【本当の使命】は、異世界で手に入れたプライズと『十字架のキーホルダー』を組み合わせてみることである。(これら2つのプライズを所持している状態で、「組み合わせてみる」等と宣言すればよい)

+ PC2 成沢 メアリー
PC2 成沢 メアリー
【使命】
噂によると異世界に行っても、4時44分の時計を鏡に写した時間である7時16分に、異世界にやってきた時と同じ大鏡の前に立てば、元の世界に戻れるらしい。戻り方が分かっているならある程度安心だが、そうは言っても気をつけて調査する必要がありそうだ。あなたの【使命】は、「踊り場の大鏡」の噂を調査し、無事に帰ってくることである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、クラスメイトの『小島 充(こじま みつる)』から今回の噂を聞いた。その際、ついでに異世界に置いてきてしまったかっこいいシャーペンを取ってきてもらうよう頼まれている。情報を教えてくれた友人の頼みなので、できたら取ってきてあげたいと思っている。どうやら、置いてきた場所は空き教室らしい、と聞いているが……。あなたの【本当の使命】は、プライズ『シャーペン』を所持した状態で帰ってくることである。

+ PC3 神崎 飛鳥
PC3 神崎 飛鳥
【使命】
噂によると異世界に行っても、4時44分の時計を鏡に写した時間である7時16分に、異世界にやってきた時と同じ大鏡の前に立てば、元の世界に戻れるらしい。戻り方が分かっているならある程度安心だが、そうは言っても気をつけて調査する必要がありそうだ。あなたの【使命】は、「踊り場の大鏡」の噂を調査し、無事に帰ってくることである。

【秘密】
ショック:なし

前回の調査から、副部長と意志の疎通ができないか少し試してみた。その結果、肯定か否定かくらいならなんとか判断できるようになった。副部長は大抵の時間はあなたと一緒にいてくれるが、授業中などは周りから見えないよう薄くなるうえに静かにしてくれている。とても良い幽霊だ!きっと今回の調査でも役に立ってくれるだろう。
あなたはメインフェイズ中に、セッション内で一度だけ、セッションや怪異、異世界などについての「はい」「いいえ」で答えられる質問を副部長にすることができる。このとき副部長は必ず答えてくれる。
(ロールプレイとしての質問は何度でもしてよいが、このとき副部長が答えてくれるとは限らない。)

+ PC4 九十九 斗亜
PC4 九十九 斗亜
【使命】
噂によると異世界に行っても、4時44分の時計を鏡に写した時間である7時16分に、異世界にやってきた時と同じ大鏡の前に立てば、元の世界に戻れるらしい。戻り方が分かっているならある程度安心だが、そうは言っても気をつけて調査する必要がありそうだ。あなたの【使命】は、「踊り場の大鏡」の噂を調査し、無事に帰ってくることである。

【秘密】
ショック:なし

前回の調査で手に入れた怪しいCDについて調べてみた。その結果、特に普通のCDと異なった点は見当たらなかった。注意を払った上で、CDを再生しようとも試みたが、どうしても読み込んでくれないようだ。だとすれば、あの怪奇現象は、CDで再生された音ではなく、CDを機器に入れたこと自体がきっかけで幽霊が集まってきて起きたものではないだろうか……?そんな仮説をあなたは思いついた。まだまだ分からないことは沢山あるが、とりあえず何かの力を持ったCDであることは間違いなさそうだ。今回の調査では、異世界にCDを落としたりしたら大変なので、CDは家に大事に置いてある。

+ HO 異世界の校舎の構造
HO 異世界の校舎の構造
【使命】
こちらの世界でも、階段や廊下などは元の世界と全く同じようだ。

【秘密】
ショック:なし

校舎の構造や、特別教室のある階、教室の並び順まで、元の世界と全く同じのようだ。ただ、全ての教室が、左右逆に並んでいるように見える。……というより、校舎全体が鏡写しのようになっているのだろうか?
今回は南校舎だけを調べることにしたが、それでも全てを探索するには時間が足りないので、どこを調べるかしっかり考える必要がありそうだ。

+ HO 窓の外
HO 窓の外
【使命】
夕方だからだろうか、外は赤く見えている。

【秘密】
ショック:全員

窓の外にも、あなたたちが知っている街が広がっているようだ。校舎も特におかしい点は見当たらないが、空は夕焼けではなく、全体が赤色に染まっている。
また、運動場には底の見えない大きな穴が空いているようだ。もしあそこに落ちたらどうなってしまうのだろう?もしかしたら他にも、気付いていないだけで危ない場所はあるかもしれない。気をつけて探索しなければ……
《地底》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 音楽室
HO 音楽室
【使命】
札には『音楽室』と書いてある。

【秘密】
ショック:全員

普通の音楽室のようだが、どこからか泣いているような物音がする。また、肖像画には知らない人が描かれている。いや、これは人なのか……?よく見ると、目がいくつもあったり、口が無かったりする肖像画ばかりだ。
《人類学》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 音楽室の物陰
HO 音楽室の物陰
【使命】
ピアノの下の物陰だ。この場所から、泣き声が聞こえるような気がする。

【秘密】
ショック:全員

物陰を覗き込むと、そこから女の子のような声が聞こえた。
「どこ……ガクフ、どこ、いっちゃったの? おねえちゃんは?いないの?……アナタ、だれ?ネエ、」
気が付くと、あなたは音楽室から逃げ出していた。逃げ出す直前、物陰の中に、こちらを見る青い目が見えたような気がした。
《哀しみ》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 空き教室1
HO 空き教室1
【使命】
元の世界では、ここは空き教室だったはずだ。札には「0年0組」と書かれている。

【秘密】
ショック:なし

特に変わったところはみられない、普通の空き教室のようだ。教卓の上には、シャーペンが置かれていた。誰かの忘れ物だろうか……?
この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『シャーペン』を獲得する。

+ HO 空き教室2
HO 空き教室2
【使命】
元の世界では、ここは空き教室だったはずだ。札には「お祈り室」と書かれている。

【秘密】
ショック:なし

教室に入ると、机が乱雑に積み重ねられており、床には謎の模様が書かれている。何かの怪しい儀式でも行われていたのだろうか……?また、教室の中にカラスがいるようだ。
《魔術》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO カラス
HO カラス
【使命】
空き教室2にいたカラスだ。

【秘密】
ショック:全員

カラスは人の言葉でこちらに語り始めた。
「わたし、幽霊になりたいんです。幽霊は簡単に向こうに行けて、とても羨ましいです。鏡もまだ、わたしには使えないし……でも大丈夫です。お兄様がすぐに、なんとかしてくれるはずですから。もうすぐ、あと少しなんですよ」
そう言うと、カラスはどこかに飛んで行ってしまった。カラスがいた場所を見ると、謎の人形が置いてあった。
《終末》の特技で恐怖判定を行う。

この【秘密】を調査したPCは、プライズ『人形』を獲得する。

+ HO 家庭科室
HO 家庭科室
【使命】
札には『家庭科室』と書いてある。

【秘密】
ショック:全員

普通の家庭科室のようだ。机の一つには、小さめのクマのぬいぐるみがある。また、部屋の隅には大きなマネキンが置いてある。ふと、どこかから声が聞こえてきた。
「オマエら、ニンゲンだな? だったらイイコトおしえてやるヨ。こっちのセカイのモノはムコウにもってカエってはいけなイ。コッチとムコウがツナガってしまうカラね」
この声は、一体どこから……? この世界のものを持って帰ってはいけないらしい。そうは言っても、この世界の中でこのぬいぐるみが役に立つことはあるかもしれないし、一応持っていこう……。

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『ぬいぐるみ』を獲得する。

+ HO マネキン
HO マネキン
【使命】
家庭科室に置いてあったマネキンだ。

【秘密】
ショック:全員

マネキンを調べていると、マネキンから声が聞こえてきた。
「もうヒトツおしえてやるヨ。もし『ヒャッキヤコウ』にであったラ、タタカってはダメだ。あいつラはつよイ。オマエら、コウなっちゃうカモな!」
次の瞬間、マネキンは切り刻まれたかのように、バラバラに崩れてしまった。
《切断》の特技で恐怖判定を行う。

+ 結末
結末

短い時間の中でも、あなたたちは気になる箇所の全てを調べ切ることができた。帰りの時間が近づき、大鏡へと向かおうとしたところで、『ヒャッキヤコウ』に襲われてしまった!なんとか逃げ切り、ちゃんとシャーペン以外の異界で拾ったものも置いていって、あなたたちは無事に元の世界に帰ることができたのだった。


第5話『秘密の教室』

無事に異世界から帰ってきたあなたたちは、「理科室の入り口の横の壁は、隠し教室に繋がっているらしい」という噂を聞いた。理科室といえば、緑野先生はどうも何かを隠している気がする。もしかしたらこの噂と関係があるのだろうか……。
+ PC1 石庭 大愛
PC1 石庭 大愛
【使命】
校舎のマップを見てみたが、噂の場所に隠し教室を作れそうなスペースは存在しなかった。本当に隠し教室なんてあるのだろうか?それとも、何か不思議な現象が起こっているのだろうか……。あなたの【使命】は、「秘密の教室」について調べることである。

【秘密】
ショック:PC2,3,4

異世界に行ったときに0年0組で撮った、左右が反転した写真を部室で飾ることになった。いい写真なので眺めていたら、突然写真の内容が変わった。異世界の音楽室に姉妹らしき2人がいる写真で、ピアノを弾いているツインテールの少女とそれを聞いている青い目の少女が写っている。それから、副部長にも似た幽霊のような影も写っている。少ししたら写真は元に戻ってしまったが、これは一体何だったのだろう……?
写真の少女は、幽霊少女にも似ているような気がする。幽霊少女について、もう少し詳しく知りたくなってきた……。あなたの【本当の使命】は、幽霊少女に関する情報の【秘密】を獲得することである。

+ PC2 成沢 メアリー
PC2 成沢 メアリー
【使命】
校舎のマップを見てみたが、噂の場所に隠し教室を作れそうなスペースは存在しなかった。本当に隠し教室なんてあるのだろうか?それとも、何か不思議な現象が起こっているのだろうか……。あなたの【使命】は、「秘密の教室」について調べることである。

【秘密】
ショック:PC1,3,4

異世界に行ったとき手に入れたシャーペンをクラスメイトの小島 充に返そうとしたら、こんなことを言われた。
「えっ? シャーペン……? 俺はそんなこと頼んだ覚えは無いけどなあ。確かに俺は異世界には行ってみたんだけど、シャーペンを失くしたりはしてないぜ。ほら、ここにあるだろ」
そう言って、小島は異世界にあったのとよく似たシャーペンを見せてくれた。ほぼ同じものに見えるが、よく見ると異世界にあったシャーペンは構造が鏡に写したようになっていた。なんだかこのシャーペンを持っていると頭が良くなったような気もするし、もしかして、自分は異世界のものを持って帰ってきてしまったのだろうか……?
あなたは、プライズ『シャーペン』を所持している。このプライズを所持しているPCは、知識分野が指定特技の判定に+1の修正がつく。

+ PC3 神崎 飛鳥
PC3 神崎 飛鳥
【使命】
校舎のマップを見てみたが、噂の場所に隠し教室を作れそうなスペースは存在しなかった。本当に隠し教室なんてあるのだろうか?それとも、何か不思議な現象が起こっているのだろうか……。あなたの【使命】は、「秘密の教室」について調べることである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、先週異世界に行ったときに、前に図書室で見た不思議な本のことを思い出した。もしかしたら、あの本も異世界と何か関係があるのだろうか? もう一度、あの本を調べてみた方がいいかもしれない。あなたの【本当の使命】は、プライズ『本』を獲得することである。

+ PC4 九十九 斗亜
PC4 九十九 斗亜
【使命】
校舎のマップを見てみたが、噂の場所に隠し教室を作れそうなスペースは存在しなかった。本当に隠し教室なんてあるのだろうか?それとも、何か不思議な現象が起こっているのだろうか……。あなたの【使命】は、「秘密の教室」について調べることである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、十字架のキーホルダーについても少し調べてみた。すると、鏡文字で小さく「SHIZUKA」と名前のようなものが彫られていた。もしかして、このキーホルダーも左右が反転しているのだろうか。それから、彫られている名前も気になる。確か、村咲先生の下の名前は、「村咲 静花」ではなかっただろうか……? 色々と気になることは増える一方だ。とりあえず「異世界のもの」について調べられないだろうか……?あなたの【本当の使命】は、異世界のものに関する情報の【秘密】を獲得することである。

+ NPC 戸川 二斗
NPC 戸川 二斗

【使命】
名前は「とがわ にと」と読む。今回の噂について話していた生徒だ。

【秘密】
ショック:なし

「この前、理科室前の廊下を歩いてたら、どこかから緑野先生の声が聞こえてきたんです。誰かに怒ってるみたいな感じで……でも、理科室を覗いてみたんですけど、誰もいなかったんですよね。あと、他の子が言ってたんですけど、あの壁の向こうに広い空間があるのを見たらしいです。機械がいっぱいあった、とか言ってたかな……」

+ NPC 緑野先生

NPC 緑野先生
【使命】
緑野先生は何かを隠している気がする。

【秘密】
ショック:全員

緑野先生に噂について聞いてみたが、「そんなこと知りませんよ」と言ってまともに取り合ってくれなかった。仕方ないので帰っていく緑野先生の後をつけてみたところ、理科室前の廊下で突然緑野先生が壁をすり抜けたように見えた。その部分の壁を触っても、ただの壁に思えるが……。
《追跡》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 図書室
HO 図書室
【使命】
飛鳥の話によると、ここに不思議な本があったらしい。

【秘密】
ショック:なし

図書室を調べていると、奇妙な本があった。全ての文字が左右逆に印刷されているようだ。
この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『本』を獲得する。

+ プライズ『本』
プライズ『本』
【使命】
このプライズに対して調査判定を行うことはできない。このプライズの【秘密】を受け渡すこともできない。このプライズを獲得したPCは、このプライズの【秘密】を獲得できる。

【秘密】
ショック:全員
この【秘密】は、■■■■(見たPC)によって■■■■■■(内容が変わる)。ロールプレイで以下の内容を他のPCに伝えても構わない。

PC1 本の内容は、日記のようだ。読んでいると、どうもこれを書いたのは昔の幽霊少女ではないだろうかと思えてくる。妹と音楽室で遊んでいたこと、それをいつも聞いてくれる幽霊がいたことなどが書かれている。最後のページには、「異世界に住んだら、ずっとこうやって楽しく暮らせるのかな」と書かれている。

PC2 本の内容は、星座占いのようだ。だが、どうやらこの世界に存在しない星座ばかりが並んでいるようだ。ある星座に目立つ印がつけてあり、カラスのようなマークと共に「儀式に必要 7月ごろが最適」と書きこみされている。

PC3 前に図書室で見たのと同じ本のはずだが、内容が変わっていた。
「ずっとここにいると、だんだん人間じゃなくなってくるみたい。ピアノは弾けるけど、歌は忘れていっちゃう。やっぱり元の世界が恋しくなってくる。もっと沢山の、人間のお友達が欲しいな。……もしかして、私が完全に幽霊になったら、向こうに戻れるのかな。」

PC4 本の内容は、普通のファンタジー小説のようだ。だが、途中に書き込みがしてある。「これも『鏡』の一つ こちらと向こうを強く繋げる、力を持った扉となるだろう」
詳しい意味は分からないが、もしかして、異世界の不思議な力を持つアイテムは、左右が反転しているのではないだろうか……?キーホルダーもそうだし、CDも分からなかっただけで左右が逆なのかもしれない。だとしたら、異世界で撮ったあの写真にも不思議な力があるんだろうか……?

+ HO 体育館
HO 体育館
【使命】
体育館の電気は消えているようだ。阿加井先生が授業の準備をしている。

【秘密】
ショック:なし

阿加井先生に話を聞くことができた。
「おう、お前らか。停電が起こっていてな、体育館が暗くてごめんな。前に起きた停電もそうなんだが、どうやらカラスの仕業みたいなんだ。とりあえず今居た奴は追い払っておいたが、どうせすぐ戻ってくるだろうなぁ……」
そう話していると、突然大きな機械音がした。どうやら、体育で使うタイマーが作動していたようだ。……前にもこんなことがあったはずだ。辺りを見渡していると、逃げていく小型のロボットが見えた。
《機械》で恐怖判定を行う。

+ HO 体育館にいたロボット
HO 体育館にいたロボット
【使命】
体育館でタイマーが作動したのは、このロボットの仕業だろうか。

【秘密】
ショック:なし

ロボットを捕まえることができた。見ると、どうやら小さな鍵を持っているようだ。これはなんだろう……?
この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『鍵』を獲得する。

+ HO カラスの巣
HO カラスの巣
【使命】
今はカラスはいないようだ。

【秘密】
ショック:全員

巣の中に、手紙が入っていた。
「今気になるのはあの少女の幽霊のことだ。幽霊はほとんど言葉を話せないはずだ。どうしてあんなに喋れるのか?もしかしたら、あの少女も『鏡』なのかもしれない。向こうの世界から音を持ってくれば、話すことも可能だろう。もう少し詳しく調査してほしい。僕がそちらに向かえるようになるまではもう少しかかりそうだ」
《終末》の特技で恐怖判定を行う。

+ 結末
結末

体育館での訓練を終えたあなたたちは、慌てた様子の緑野先生と会った。どうやら秘密の教室の鍵を探しているようだったが、なんだか緑野先生が怪しかったのであなたたちは適当に誤魔化して秘密の教室へと向かった。秘密の教室に入るとセキュリティシステムが作動してロボットが襲ってきたが、なんとか倒し、秘密の教室まで追ってきた緑野先生に話を聞くことにした。

どうやら、緑野先生はオカルトにそこまで詳しいわけではないが、ある日不思議な鍵と秘密の教室を見つけ、それ以来秘密の教室でロボットを作っていたようだ。曰く、秘密の教室でロボットを作っていると想定外の挙動が入って興味深いらしい。

また、緑野先生に本を見せたところ、以下のような内容が読めたらしい。
『秘密の教室は異世界に近いものだ。鍵の力によって異世界から空間を借りてくることによってできたのがこの教室だ』

緑野先生に鍵を返し、副部長に触れるようなロボットの身体を作ってくれるようにお願いした。飛鳥と副部長は、たまに秘密の教室に通って、ロボットの開発をしたり緑野先生から話を聞いたりすることになった。



第6話『校庭に現れる墓場』

緑野先生を仲間にしたり、週末にお菓子パーティーを楽しんでいたあなたたちは、「この学校は、以前墓場だったのではないか」という噂を耳にした。校庭にいると、たまに墓のような光景が見えるらしい。もし噂が本当なら、校庭にいると違う光景が見えるという現象はあまり放置してよいものではなさそうだ。そう思い、あなたたちは調査を始めたのだった…
+ PC1 石庭 大愛
PC1 石庭 大愛
【使命】
この学校が墓場だったなんて話は、この噂以前に聞いたことはない。資料もなさそうだし、何か別の現象である可能性も考える必要があるだろう。あなたの【使命】は、「校庭に現れる墓場」の謎を解明することである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、先週末に皆とお菓子パーティーを開いた。皆がとても楽しんでくれたのもあって、少しお菓子を作り過ぎてしまった。今手元にあるのは保存がききそうなクッキーだけだが、これを幽霊に食べさせたりできないだろうか……?とは言っても副部長は無理そうだったし、幽霊以外の誰かを探したほうがいいのかもしれないが……。あなたの【本当の使命】は、クッキーを怪異に食べてもらうことである。
あなたは、プライズ『クッキー』を隠し持っている。これを渡すと宣言することで、クッキーを誰かに渡すことができる。

+ PC2 成沢 メアリー
PC2 成沢 メアリー
【使命】
この学校が墓場だったなんて話は、この噂以前に聞いたことはない。資料もなさそうだし、何か別の現象である可能性も考える必要があるだろう。あなたの【使命】は、「校庭に現れる墓場」の謎を解明することである。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、前回の調査で大愛が言っていたことが少し気になっている。前に異世界の音楽室に行ったときの女の子は、幽霊少女の妹だったのだろうか? だとしたら、あの子を助けることができるかもしれない。あの子が探していた姉のことは知っているわけだし、何より悲しんでいる子がいるなら放っておけないのだ。あなたの【本当の使命】は、異世界の音楽室にいた女の子を助けることである。る。このプライズを所持しているPCは、知識分野が指定特技の判定に+1の修正がつく。

+ PC3 神崎 飛鳥
PC3 神崎 飛鳥
【使命】
この学校が墓場だったなんて話は、この噂以前に聞いたことはない。資料もなさそうだし、何か別の現象である可能性も考える必要があるだろう。あなたの【使命】は、「校庭に現れる墓場」の謎を解明することである。

【秘密】
ショック:なし

あれから、副部長と共に緑野先生の元でロボット作りを始めた。緑野先生の技術は凄いもので、ロボット作り自体に問題はなさそうだ。だが、どうやったら副部長はロボットに入ってくれるだろうか。一度、副部長がどんな幽霊なのかを調べてみれば、ロボット作りの手がかりになるかもしれない。あなたの【本当の使命】は、副部長について調べることである。

+ PC4 九十九 斗亜
PC4 九十九 斗亜
【使命】
この学校が墓場だったなんて話は、この噂以前に聞いたことはない。資料もなさそうだし、何か別の現象である可能性も考える必要があるだろう。あなたの【使命】は、「校庭に現れる墓場」の謎を解明することである。

【秘密】
ショック:PC1,2,3

早いもので、もう7月になった。7月といえば、前回メアリーが読んだ本にあった儀式というのも気になるのだが、それ以上にそろそろ自分がオカルト部を引退する日も近いのかな、と思ってしまう。もちろん、まだまだ気になることが沢山あるし、今ある謎を解明するまでは引退する気なんてないのだが、もしそれらに一区切りがついたなら、その時にはオカルト部を引退することになるのかもしれない。その前に、今は活動を精一杯頑張らなくては。今日の謎だって、とても興味深いものなのだ。

+ HO 校庭
HO 校庭
【使命】
校庭にいると、墓場のような光景が見えるという。

【秘密】
ショック:なし

しばらく校庭にいると、遠くに大きな石のようなものが見えた。近づくと消えてしまったが……これが噂の光景だったのだろうか?そう思い振り返ると、同じような石が大量に、円のような配置で並んでいる光景が見えた。確かに墓場に見えなくもない……だがこれは、なにかもっと別のものなのではないだろうか?
《魔術》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 踊り場の大鏡
HO 踊り場の大鏡
※諸事情により元の秘密データを紛失した為、以下は大まかな内容です

【使命】
もう4時44分を過ぎてしまっている。

【秘密】
今日はもう異世界には行けないのだろうか……そう思い、鏡を見つめていると、突然めまいがした。次の瞬間、あなたたちは異世界にいた。何故だろう?もう時間は過ぎているのに……もしかして、これが異世界と現実世界が繋がってきているということだろうか?

+ NPC 幽霊少女
NPC 幽霊少女
【使命】
前回の調査で読んだ本には、幽霊少女の過去らしきものが書いてあった。この機会に、詳しく聞いてみるのもいいだろう。

【秘密】
ショック:全員

幽霊少女が、自分の過去について語ってくれた。

彼女は昔、この学校の生徒だった。音楽室でピアノを弾いて、妹と副部長にそれを聞いてもらうのが大好きだった。ある時、裏世界の存在を知った彼女は、異世界に住めばずっとピアノを弾いて楽しく暮らせると思い、異世界で暮らすことにした。

その後は異世界の音楽室で3人で暮らしていたのだが、異世界の力によってゆっくりと彼女は幽霊へ、妹は影へと変わっていってしまった。幽霊になったせいか声を出せなくなってしまった上に、人間が恋しくなった幽霊少女は、幽霊であれば世界の行き来がしやすいことを用いて表世界に出没するようになった。

すると、何故か以前のように喋れるようになったのだ。その理由は分からないし、同じように喋れる幽霊に会ったこともないという。

+ NPC 副部長
NPC 副部長
【使命】
副部長についても、幽霊少女が何か知っているようだ。

【秘密】
ショック:なし

副部長は、幽霊少女が人間だった時から幽霊として彼女のピアノを聞いていた。おそらく、少なくとも数十年はずっと幽霊として過ごしてきたはずだ。幽霊少女と出会ってからはずっと彼女と一緒にいたが、15年ほど前に数カ月だけいなくなった事があるらしい。副部長が人間の姿をするのは幽霊少女も見たことがないという。恐らく、長い時間の中で元の姿を忘れてしまったのだろう。

副部長は他の幽霊と同じく話すことができないが、もし副部長と話すことができたら……副部長は、一体どれほどのことを知っているのだろうか?
《時間》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 異世界の音楽室
HO 異世界の音楽室
【使命】
物陰から、前にいた青い目の女の子が泣いている声がする。なんとかして慰めれば、話ができるかもしれない。
このHOは、特定のプライズを彼女に渡すまで調査判定が行えない。プライズを渡すのにはシーンを消費せず、シーンプレイヤー以外も行える。

【秘密】
拡散情報
ショック:なし

クッキーを渡すと女の子は泣き止み、話をすることができた。どうやらこの女の子は、幽霊少女の妹らしい。
「そうなんだ……お姉ちゃんは向こうで楽しんでるんだね。声が出せないの、すごく辛そうだったし、喋れるようになってよかったなぁ……。だったら、お姉ちゃんに戻ってきてほしいとは思わないかな。でも、わたしもここに一人は寂しいし……わたしも向こうに行けないかな。あの大鏡を使えば、向こうに行けるかもしれない。」
そう言って物陰から出てきた少女は、黒いもやのような姿をしていた。
《暗黒》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 異世界の空き教室(お祈り室)
HO 異世界の空き教室(お祈り室)
【使命】
前に怪しい儀式が行われていた教室だ。

【秘密】
ショック:全員

今は、誰もいないようだ。机の上に、書きかけの手紙が置いてあった。

『儀式の進行を、何者かが邪魔しているようです。大穴の拡大が鈍化しており、儀式が星座の巡りに間に合わない可能性があります。
また、新たな「鏡」を発見した為、向こうに送り込んでおきました。世界の境界は順調に崩壊へと進んでいます。 132号より』

これは……あのカラスが書いたのだろうか?

+ HO 異世界の運動場
HO 異世界の運動場
【使命】
運動場に空いている大きな穴が、前より広がっている気がする。前にはなかった、沢山の大きな石が穴の周りに並んでいる。

【秘密】
拡散情報
ショック:全員

ここの光景は、どうも噂の内容と似ている気がする。異世界の光景が元の世界でも見えていたのだろうか?

というか、この大きな石は一体なんだろう?そう思っていると、どこかから蝶が飛んできて、人の言葉でこちらに話しかけてきた。
「あら、あなたたち、この石が気になるの?そうねえ……まずこの大きな穴だけど、こっちの世界の学校自体を、向こうの世界に送り込むための穴ね。多分悪魔の仕業よ、私も何とかしたいけど、この身体じゃあね……。で、この石は、穴が広がるのを防ぐために置かれたものなのよ。誰がやったかって?それはヒ・ミ・ツ♪」

噂自体については謎が解けたのだが、そんな恐ろしい儀式が行われているのか……。ふと穴を覗き込むと、穴のはるか奥に、元の世界の学校が見えた気がした。
《地底》の特技で恐怖判定を行う。

+ 結末
結末

噂の真相が、異世界の光景が現実世界でも見えてしまっているからだと知ったあなたたちは、異世界と元の世界が境界が壊れてきていること、それを引き起こそうとしている悪魔とカラス達の企みに嫌な予感を感じながらも、元の世界に戻ろうとした。

異世界の音楽室にいた幽霊少女の妹を連れていることで『ヒャッキヤコウ』に襲われながらも、なんとか元の世界に帰ってきたとき……部室に、村咲先生がいなかったのだ。




第7話『村咲先生』

悪魔が行っている儀式についての情報を手に入れ、あなたたちが部室に戻ってきたとき、そこに村咲先生はいなかった。それからの一週間も、村咲先生は学校には来なかった。今日の部活にも先生は来ないかもしれない。そう思い、職員室に向かったところ、あなたたちはこう言われたのだ。
「村咲先生?……それって、誰?」
+ PC1 石庭 大愛
PC1 石庭 大愛
【使命】
村咲先生は見つからない。それどころか、どうやら今日は、学校の皆が村咲先生の記憶を失くしているようだ。だが、あなたは村咲先生のことを覚えている。オカルト部の、大切な顧問の先生なのだ。なんとかして、見つけて話を聞かなければ。あなたの【使命】は、村咲先生の【秘密】を手に入れることである。

また、あなたは、これ以降のセッションで、功績点15点を消費することで以下の特技を習得できる。これは本来の特技枠を消費せず、また一度功績点を消費すれば今後の全てのセッションで特技を習得できる。

みんな友達!/装備/なし/自分が行う感情判定は自動成功となる。また、自分が行う調査判定に+1の修正がつく。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、皆から村咲先生の記憶が消える前、少しだけ紀井先生に村咲先生のことを聞いていた。どうやら、村咲先生は昔この学校の生徒で、15年程前に転校してきたようだ。だが、その前にどこにいたか、どうして転校してきたか等は、少し奇妙なほどに分からないのだと言っていた。

+ PC2 成沢 メアリー
PC2 成沢 メアリー
【使命】
村咲先生は見つからない。それどころか、どうやら今日は、学校の皆が村咲先生の記憶を失くしているようだ。だが、あなたは村咲先生のことを覚えている。オカルト部の、大切な顧問の先生なのだ。なんとかして、見つけて話を聞かなければ。あなたの【使命】は、村咲先生の【秘密】を手に入れることである。

また、あなたは、これ以降のセッションで、功績点15点を消費することで以下の特技を習得できる。これは本来の特技枠を消費せず、また一度功績点を消費すれば今後の全てのセッションで特技を習得できる。

私がみんなを守る/装備/なし/自分が攻撃特技を使用するとき、そのダメージが+3される。

【秘密】
ショック:PC1,3,4

あなたは、村咲先生の捜索の息抜きに、少し絵を描く練習をしていた。ふと思いついて、異世界から持ってきたシャーペンで副部長を書こうとしてみた。すると、絵を描いていたはずなのに、そこには文字が並んでいた。
『学校を上書きする、とは言っても、ニンゲンをむやみに殺したい訳じゃないからね。向こうにいる皆は、向こうの学校からなるべく人を追い出してくれないかな。まあこれは、僕なりの優しさ、ってやつだよ』
こんなこと、もちろん頭には浮かんでいなかった。この文章はなんだろう。このシャーペンの力だろうか……?

+ PC3 神崎 飛鳥
PC3 神崎 飛鳥
【使命】
村咲先生は見つからない。それどころか、どうやら今日は、学校の皆が村咲先生の記憶を失くしているようだ。だが、あなたは村咲先生のことを覚えている。オカルト部の、大切な顧問の先生なのだ。なんとかして、見つけて話を聞かなければ。あなたの【使命】は、村咲先生の【秘密】を手に入れることである。

また、あなたは、これ以降のセッションで、功績点15点を消費することで以下の特技を習得できる。これは本来の特技枠を消費せず、また一度功績点を消費すれば今後の全てのセッションで特技を習得できる。

オルゴールの音楽/サポート/なし/メインフェイズ中に、1回のセッションで1度だけ使用できる。現在のシーンに登場するキャラクター全員の【正気度】を1点回復する。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、村咲先生を探すため、あの不思議な本をもう一度開いてみることにした。すると、そこにはこう書いてあった。
「『鏡』の力――世界を繋ぐ力をねじ曲げて、繋ぎ止める鎖のような力として使う……封印の手段としては十分ですね。問題があるとすれば、封印する方も、される方も、異世界以外の世界との繋がりが完全に切れてしまうことでしょうか」

+ PC4 九十九 斗亜
PC4 九十九 斗亜
【使命】
村咲先生は見つからない。それどころか、どうやら今日は、学校の皆が村咲先生の記憶を失くしているようだ。だが、あなたは村咲先生のことを覚えている。オカルト部の、大切な顧問の先生なのだ。なんとかして、見つけて話を聞かなければ。あなたの【使命】は、村咲先生の【秘密】を手に入れることである。

また、あなたは、これ以降のセッションで、功績点15点を消費することで以下の特技を習得できる。これは本来の特技枠を消費せず、また一度功績点を消費すれば今後の全てのセッションで特技を習得できる。

心霊写真/サポート/カメラ/メインフェイズ中に、1回のセッションで1度だけ使用できる。現在調査判定が可能である任意のハンドアウトの【秘密】を獲得する。

【秘密】
ショック:なし

あなたは、学校を歩いていると、小さなポーチが落ちているのを見つけた。絵柄の文字が左右逆だったので、気になって開けると、どうやら簡易の応急手当セットのようだった。中身も全て左右逆に作られているので使いづらいことこの上ないが、それでも何かの力があることに違いないだろう。
あなたは、プライズ『応急手当セット』を所持している。メインフェイズで1サイクルに1度、戦闘中で1ラウンドに1度使用できる。好きなキャラクターの【生命力】を1点回復する。

+ NPC 紀井先生
NPC 紀井先生
【使命】
紀伊先生は、村咲先生のことを覚えていないようだ。

【秘密】
ショック:全員

オカルト部の調査をしたいことを伝えると、こう返された。
「オカルト部……ですか? 今はこの学校にオカルト部なんて無いはずなのですが……。実は私、15年ほど前にもこの学校で先生をやっていて、その時はオカルト部がありました。でも、いつの間にか廃れてしまった、と聞いていましたが……」
……もしかして、村咲先生だけでなく、オカルト部の存在まで皆の記憶から消えているのだろうか……?
《夢》の特技で恐怖判定を行う。

+ NPC 幽霊少女
NPC 幽霊少女
【使命】
音楽室にいる、幽霊少女とその妹だ。

【秘密】
拡散情報
ショック:全員

「村咲先生ですか? 前に会ったオカルト部の顧問の先生ですよね。詳しいことは知りませんが、珍しいな、って思いました。これが分かるのは、幽霊の勘、ってやつですけど……凄いことですよね。

……異世界の住人が、こっちの学校で先生をやっているなんて」

+ NPC 緑野先生
NPC 緑野先生
【使命】
緑野先生は、副部長のためのロボットを作ってくれているようだ。

【秘密】
ショック:なし

「ああ、皆さんですか。ええ、ロボット制作は順調ですよ。というか、ほぼ完成しました。ですが、どうも何かが足りないようで……今の状態だと、副部長さんは一瞬しかロボットを動かせないようなんです。何か、それこそ魔法のような力でもない限り、これ以上は無理かもしれません」

+ NPC 小島充
NPC 小島充
【使命】
前にメアリーに異世界からシャーペンを取ってくるように頼んだ(?)生徒だ。どうやら怪我をしているようだ。

【秘密】
ショック:全員

「ああ、オカルト部の皆か。この怪我か? えっと、カラスにやられたんだ。何にもしてないのに急に襲ってきたんだぜ? なんか最近妙にカラスが凶暴な気がしてさあ」
カラス……と聞くと、何か嫌な予感がする。この学校の皆に、これ以上危害が加わらないといいのだが……
《脅す》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO カラスの巣
HO カラスの巣
【使命】
今もカラスはいないようだ。

【秘密】
ショック:全員

巣の中に新たな手紙が入っていた。
「まずい手段を使われた。今回の星座の巡りに、儀式は間に合わないだろう。まあ、封印は一時的なものだし、向こうは捨て身でかかっている。十数年後に邪魔なしで儀式が行えるのなら構わない。……だが、一番の懸念点はあのオカルト部だ。うまく利用するつもりだったが、色々なことを知りすぎている。始末するなら、今だろう。僕がやっておく」
これは……もしかして自分たちは、悪魔に命を狙われている、ということだろうか……?
《追跡》の特技で恐怖判定を行う。

+ HO 異世界の女の子
HO 異世界の女の子
【使命】
異世界を歩いていたら出会った女の子だ。目が1つしかない。

【秘密】
ショック:なし

十字架のキーホルダーの話をすると、女の子は反応してくれた。
「あっ! そのキーホルダー、むかし静花ちゃんが失くしたって言ってたやつだ! ……まあ、さすがにもう探してないと思うけど……というか、静花ちゃんにしばらく会ってないなあ。あれだけニンゲンに近い姿の子、この世界じゃ珍しかったのになあ。」

+ HO 異世界の蝶
HO 異世界の蝶
【使命】
前回、大きな穴の周りで出会った蝶だ。

【秘密1】
ショック:なし

蝶が、異世界のアイテムについて語ってくれた。
「『鏡』って呼ばれてる、不思議な力を持ったアイテムがあるじゃない? あれって、普通の状態でも少しは表の世界にあるものなのよ。それ自体は問題のないことなんだけど、今は少し多すぎね。世界の境界を安定させたいなら、7つほどのアイテムを異世界に返す必要があるわ。といっても、ただ持ってくるだけじゃなくて、儀式が必要よ。そのアイテムの存在を、表の世界から完全に消さないといけないから。そうすると、異世界との繋がりを持ってる人以外は、そのアイテムのことを忘れちゃうんだけど」
このHOにはもう1つ【秘密】がある。

【秘密2】
ショック:全員

「私が知っている限りだと、今向こうにある『鏡』はちょうど7つね。多分、本当はもっとあるけど……
ええと、『十字架のキーホルダー』、『幽霊少女』、『呪いのCD』、『シャープペンシル』、『白い部屋の鍵』、『応急手当セット』……それから、『村咲静花』の7つよ。」

+ 結末
結末

村咲先生が異世界の住人であることを知ったあなたたちは、異世界の校庭にある大穴の近くにいる村咲先生を見て、話しかけた。だが、村咲先生は全て忘れて元の世界に帰るように言って、拒否すると襲ってきた。

応戦していると村咲先生は……いや、村咲先生に変装していた悪魔は元の姿に戻り、本気で襲ってきたが、危ないところで本物の村咲先生が現れ、逃げることができた。そこであなたたちは、村咲先生に話を聞くことができた。


村咲先生の【秘密】

あなたは、異世界の住人であった。15年ほど前、当時のオカルト部によってPC達のいる世界に連れてこられた。それ以降は人間として生活し、教師になった。偶然にも自分が通っていた中学で働くことになったあなたは、当時お世話になったオカルト部が無くなっていることを悲しみ、新たにオカルト部を作ることを決意した。

そうしてPC達が入部し、活動していたのだが、途中からあまりにも異変が多すぎることに気が付いた。その異変の裏で活動している悪魔の存在を知ったあなたは、一人で大穴の拡大を止め、悪魔を封印する儀式を進めていた。それが不完全なものであっても、それで自分の存在が表の世界から消えることになっても。オカルト部が楽しく活動できることが、あなたにとって一番大事だったから。

時にあなたはオカルト部を危険そうな調査に行かせることがあったが、それでも本当にオカルト部の皆を危険に晒していた訳ではない。万が一の時にすぐに助けられるように、あなたは『鏡』としての力を使って、オカルト部を――文字通り、場面の外から――ずっと見守っていた。



第8話『学校の七不思議』

村咲先生を元の世界に連れ戻したあなたたちは、世界の境界を安定させるため、そして悪魔を封印するために、異世界の不思議なアイテム――『鏡』を、7つ使って儀式を行うことになった。だが、その『鏡』には、幽霊少女や村咲先生が含まれている。なんとかして、みんなとお別れすることなく儀式を行えないだろうか……?そう思いつつ、あなたたちは過去の活動を振り返りながら、儀式に使う『鏡』を集めることにしたのだった……
+ ※最終話について
※最終話について
最終話は、機械の身体を手に入れて話せるようになった副部長と共にこれまでの活動を振り返る、という形で進行します。(ハンドアウト内の鍵括弧は大体副部長の台詞です)
また、最終話のPCの【秘密】はPLさん達にそれぞれ書いてきて頂いたものです。

最終話のクライマックスフェイズでは、儀式『学校の七不思議』を進行させることができます。

儀式『学校の七不思議』
世界の境界が崩壊するのを食い止めると同時に、悪魔を封印する為の儀式。『鏡』――異世界の不思議な力を持つアイテムを、7つ使用することで儀式を行う。使用した『鏡』は元の世界との繋がりを失い、異世界を知らない人の記憶から消滅する。

手順
1~7. 『鏡』を使用する
指定特技:使用するプライズに依存
特定のプライズを使用することで判定可能。他のPCが所持するプライズも、持ち主の許可があれば使用できる。判定に成功すると、使用したプライズは消滅する。

+ PC1 石庭 大愛
PC1 石庭 大愛
【使命】
村咲先生は教えてくれた。『鏡』が持つ世界を繋ぐ力を、村咲先生が行う儀式によって悪魔を繋ぎ止める力へと変換する。そうすれば、世界の境界が保たれると同時に、悪魔を封印することができるはずだと。あなたの【使命】は、儀式『学校の七不思議』を成功させることである。

あなたは、クライマックスフェイズで、儀式『学校の七不思議』を進行させることができる。

【秘密】
ショック:なし

みんなが好きだ。だってみんなと一緒にいると楽しいから。みんなの笑顔を見るのが好きだし、みんなが楽しんでいるのが一番好き!だから私たちの楽しい生活を奪うのはぜーーーったいゆるさない!!!わたしたちには村咲先生もユウカちゃんも必要なんだ!だから!これからも!みんなで!!いー――っぱい楽しいことするんだ!!!みんなの笑顔が大好きなの!みんなが笑っていたらわたしは幸せ!だからあなたの笑顔を見せて!誰でも寂しい日があるけど、そんなときはいつでもそばにいてあげる。不安な時でもあたしががんばって笑顔にしてあげるから!!いっぱい笑顔を見せて!あなたの笑顔で今日も最高の1日ね!明日も明後日も最高に1日にして見せるわ!!わたしだけじゃない。みんなの力で!これからもずっと最高の一日が続いていくの!!!わたしが大好きな楽しい日々が続くためならわたしなんだってするわ!!!!!

+ PC2 成沢 メアリー
PC2 成沢 メアリー
【使命】
村咲先生は教えてくれた。『鏡』が持つ世界を繋ぐ力を、村咲先生が行う儀式によって悪魔を繋ぎ止める力へと変換する。そうすれば、世界の境界が保たれると同時に、悪魔を封印することができるはずだと。あなたの【使命】は、儀式『学校の七不思議』を成功させることである。

あなたは、クライマックスフェイズで、儀式『学校の七不思議』を進行させることができる。

【秘密】
ショック:なし

最初はオカルトなんて怪しくて危ない!って思ってたし、幽霊なんて怖くて仕方なかったけれど…でもオカルト部の活動はとっても楽しくて。幽霊さんにも優しい子がいるってわかったし、今はかけがえのない友達だし。本当に毎週楽しみだったわ。もちろん本当に危ない思いをしたこともあったけど…でもわくわくして。こんな日々が続けばいいなーって。
だから、私は絶対にみんなを守って見せる!部員のみんなも、村咲先生のオカルト部への気持ちも、学校も!私の拳と足なら、そしてみんなの力があればできるはず。
…こんな状況もほんのちょこっとだけわくわくしてる私がいるなんて。変わったわね…

+ PC3 神崎 飛鳥
PC3 神崎 飛鳥
【使命】
村咲先生は教えてくれた。『鏡』が持つ世界を繋ぐ力を、村咲先生が行う儀式によって悪魔を繋ぎ止める力へと変換する。そうすれば、世界の境界が保たれると同時に、悪魔を封印することができるはずだと。あなたの【使命】は、儀式『学校の七不思議』を成功させることである。

あなたは、クライマックスフェイズで、儀式『学校の七不思議』を進行させることができる。

【秘密】
ショック:なし

僕には今まで友達と呼べるものはいなかった。
普段から家にもお父さん、お母さんはいない。
そのせいでいつも僕は一人だった。
その寂しさを埋めるために読書に没頭するようになったが、いつしか自分の殻に閉じこもるようになってしまった。
中学校に上がってもその状況は変わらないと思っていた。
そんな僕の前にあの本が現れた。
最初はただの興味、あの本について調べたいという好奇心からこのオカルト部に入った。
なのにそこでこんな僕に仲良くしてくれる人達と出会い、いつの間にかその人達と会う事の方が楽しみになっていった。
このオカルト部で過ごした時間は僕にとって最高の時間だ。
そんな時間をくれた皆さん。本当にありがとうございました。そして、どうか出来るだけ長く一緒にいてください。

+ PC4 九十九 斗亜
PC4 九十九 斗亜
【使命】
村咲先生は教えてくれた。『鏡』が持つ世界を繋ぐ力を、村咲先生が行う儀式によって悪魔を繋ぎ止める力へと変換する。そうすれば、世界の境界が保たれると同時に、悪魔を封印することができるはずだと。あなたの【使命】は、儀式『学校の七不思議』を成功させることである。

あなたは、クライマックスフェイズで、儀式『学校の七不思議』を進行させることができる。

【秘密】
ショック:なし

この調査を終えるとき、それが自らが部活を引退するときでもあると決めていた。
オカルト部の面々との永遠の別れではないものの、当然のようにあった部活という存在を失うのは一抹の寂しさを覚える。それもそうだ。校内を見渡せばみんなと活動した思い出が脳裏にありありと浮かぶのだから。
残された3人に部活を任せても大丈夫だろうか。いやあの3人ならきっと楽しく活動を続けてくれるであろう。にぎやかで心強い仲間も数多くついているのだ。
オカルト部の部長として、九十九斗亜として、後悔を残さぬように自分はこの活動に臨むつもりである。

+ 第1話『動く骨格標本』
第1話『動く骨格標本』
【使命】
副部長と共にこれまでの活動を振り返りながら、『鏡』を集めていこう。

【秘密】
ショック:なし
拡散情報

「これが皆の最初の活動だね。実は、このときから少しだけだけ皆の様子を見てたんだ。音で怖がらせちゃったかもしれないけど……

『十字架のキーホルダー』は異世界から力を借りてくるアイテムだね。これを使うと、動けないもの、動くように作られていないものでもある程度自分の意志で動けるようになるよ。便利だよね」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『十字架のキーホルダー』を獲得する。

プライズ『十字架のキーホルダー』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:任意の暴力分野の特技、-2の修正)
このプライズを所持しているPCは、1度だけ自分が受けるダメージを0にできる。
このプライズに【秘密】はない。

+ 第2話『夜中に鳴るピアノ』
第2話『夜中に鳴るピアノ』
【使命】
副部長と共にこれまでの活動を振り返りながら、『鏡』を集めていこう。

【秘密】
ショック:なし
拡散情報

「この時は、ユウカと……幽霊少女と、お友達になってくれてありがとうね。

『幽霊少女』は異世界から音を借りてくることができる。だから自由におしゃべりできるんだ。ちょっと羨ましかったなあ。
儀式に使うこともできるけど……ボクはあの子には消えてほしくないな」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『幽霊少女』を獲得する。

プライズ『幽霊少女』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:物音)
このプライズを所持しているPCは、1度だけ他のキャラクターが判定を行う際に-3の修正をつけることができる。
このプライズに【秘密】はない。

+ 第3話『無人の放送室』
第3話『無人の放送室』
【使命】
副部長と共にこれまでの活動を振り返りながら、『鏡』を集めていこう。

【秘密】
ショック:なし
拡散情報

「この時に、ボクが副部長になったんだよね。ただついてきただけのボクと友達になってくれて……本当にありがとう。

『呪いのCD』は、異世界から幽霊を連れてきちゃうんだ。あの幽霊たちには沢山イタズラされちゃってたし、とっても危ないよね」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『呪いのCD』を獲得する。

プライズ『呪いのCD』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:霊魂)
このプライズに効果はない。
このプライズに【秘密】はない。

+ 第4話『踊り場の大鏡』
第4話『踊り場の大鏡』
【使命】
副部長と共にこれまでの活動を振り返りながら、『鏡』を集めていこう。

【秘密】
ショック:なし
拡散情報

「皆が異世界の存在を知ったのは、この時だっけ。楽しいところだけど、少し危なくもあるよね。

『シャープペンシル』をこっちの世界に持ってきちゃったんだっけ。まあ、多分あの小島くんは悪魔の力で変装してたカラスだから、仕方ないよね。『シャープペンシル』は、異世界から知識を持ってくるんだ。ちょっと頭が良くなる便利アイテムだね」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『シャープペンシル』を獲得する。

プライズ『シャープペンシル』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:任意の知識分野の特技、-2の修正)
このプライズを所持しているPCは、知識分野が指定特技の判定に+1の修正がつく。
このプライズに【秘密】はない。

+ 第5話『秘密の教室』
第5話『秘密の教室』
【使命】
副部長と共にこれまでの活動を振り返りながら、『鏡』を集めていこう。

【秘密】
ショック:なし
拡散情報

「緑野先生、悪い人じゃなくてよかったね。お陰でボクはこうして皆とお話できてるし。

『白い部屋の鍵』は、異世界から空間を借りてくるんだ。ロボットに色々な機能が追加されるのも異世界の力だね。だから、緑野先生はずっとこの部屋に居ると異世界の住人になっちゃうよ。……まあ、10年くらい居ないと何も起こらないんだけど」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『白い部屋の鍵』を獲得する。

プライズ『白い部屋の鍵』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:機械)
このプライズに効果はない。
このプライズに【秘密】はない。

+ 第6話『校庭に現れる墓場』
第6話『校庭に現れる墓場』
【使命】
副部長と共にこれまでの活動を振り返りながら、『鏡』を集めていこう。

【秘密】
ショック:なし
拡散情報

「悪魔が行ってる儀式についてちゃんと知れたのはこの時だっけ。……大丈夫だよ。『学校の七不思議』の儀式が成功すれば、悪魔は封印できるはずだから。この学校を、この世界を、悪魔の好きにさせる訳にはいかないもんね。

この時にカラスの手紙にあった『鏡』って、『応急手当セット』じゃないかな。異世界から生命力を持ってくるアイテムだね。どんな傷でもすぐ治せるけど、瀕死の人とかを治そうとするとどんな治り方するか分からないから怖いよね」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『応急手当セット』を獲得する。

プライズ『応急手当セット』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:医学、-1の修正)
このプライズを所持しているPCは、メインフェイズで1サイクルに1度、戦闘中で1ラウンドに1度、好きなキャラクターの【生命力】を1点回復できる。
このプライズに【秘密】はない。

+ 第7話『村咲先生』
第7話『村咲先生』 
【使命】
副部長と共にこれまでの活動を振り返りながら、『鏡』を集めていこう。

【秘密】
ショック:なし
拡散情報

「実は、ボクは村咲先生が異世界からこっちに来たときのことを知ってるんだ。まあ長い話になっちゃうけど……。

『村咲静花』は……そうだなぁ、元から魔術とか儀式とかに詳しかったんだけど、それを使って自分の『鏡』としての力を制御してるみたいなんだよね。どこか……ボクにも分からないどこかの世界と繋がって、僕たちをずっと見守ってくれてたみたい。といっても、それ以外は普通のニンゲンと同じようなものだから、同時に起こった全てのことを見るとかは無理だけど。すごい力だよね。そのおかげでボクもこうやってみんなと話せてるんだし。」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『村咲静花』を獲得する。

プライズ『村咲静花』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:任意の技能)
このプライズの効果は不明である。(効果が発動するときに明かされる)
このプライズに【秘密】はない。

+ HO 不思議な本
HO 不思議な本
【使命】
飛鳥が見つけた本だ。これについても、副部長が何か知っているかもしれない。

【秘密】
ショック:なし

「この本も不思議だよね。多分、異世界から知識を借りてるんだろうけど。こんな本があることは皆知らなかったみたいだし、何かの拍子に偶然こっちの世界に来ちゃったものじゃないかな。悪魔のせいじゃなくても、この学校だとたまにそういうことは起こるんだよね。異世界の学校が『鏡』なせいかな……?

だから、この儀式が終わっても、オカルト部の活動が無くなるわけじゃないと思うよ。この本みたいに、たまたまこっちに来るアイテムとか、幽霊とかもいるからね~」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『異世界の本』を獲得する。

プライズ『異世界の本』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:任意の知識技能、-2の修正)
このプライズを所持しているPCは、1度だけ任意のキャラクターの失敗した判定を振り直させることができる。
このプライズに【秘密】はない。

+ HO 写真
HO 写真
【使命】
異世界の0年0組で撮った、左右が反転した写真だ。これについても、副部長が何か知っているかもしれない。

【秘密】
ショック:なし

「この写真も、『鏡』になっちゃったみたいだね。異世界の、いつかどこかの景色を見せてくれるみたい。思い出だから、儀式に使うのはちょっと勿体ないけど……それで村咲先生が救えるなら、仕方ないかな」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『思い出の写真』を獲得する。

プライズ『思い出の写真』
儀式『学校の七不思議』で使用できる。(指定特技:カメラ)
このプライズを所持しているPCは、1度だけ任意のキャラクターの【正気度】を全回復できる。
このプライズに【秘密】はない。

+ HO 異世界の校舎
HO 異世界の校舎
【使命】
異世界の校舎も左右逆だから、何かの力があるのだろう。副部長は何か知っているだろうか。

【秘密】
ショック:全員

「さすがにボクでも、あんなものが表の世界に来たら何が起こるかなんて分からないよ。でも、これまでとは比べ物にならないくらい、表の世界と異世界が繋がってしまうんだろうね。この学校はもちろん、もしかしたら町じゅう、いや世界中が異世界になっちゃうかも……

『学校の七不思議』の儀式で使えなくもない、というかこれ1つで十分すぎるくらいの力だけど……これを使ったら踊り場の大鏡も消えちゃうから、異世界にいる人は二度と表の世界に来れないだろうね。多分、みんなも……。」

この【秘密】を最初に調査したPCは、プライズ『異世界の校舎』を獲得する。

プライズ『異世界の校舎』
使用すると、儀式『学校の七不思議』を完了させることができる。(このプライズは消滅する)
このプライズが消滅した場合、異世界と表の世界の行き来ができなくなる。
このプライズに【秘密】はない。

+ HO 副部長
HO 副部長
【使命】
「えっ? ボクについての話??」

【秘密】
ショック:なし
「ええと……そう言われても、昔のことは忘れちゃったからなあ。とりあえず、ボクに大した力はないし、『学校の七不思議』の儀式にも使えないよ。ただず~っと生きてるだけの……いや、幽霊だから生きてないけど……まあ、それだけの普通の幽霊だからさ。あと、カタカタ言ってたのは……かわいいから……かな?」

+ HO 0年0組
HO 0年0組
【使命】
黒板に、大きく「オカルト部参上!」と書いてある。
前に会った、異世界の女の子がいるようだ。
このハンドアウトに【秘密】はない。ここを舞台にしたシーンでは、NPC「異世界の女の子」に対して感情判定を行うことができる。

NPC「異世界の女の子」は【秘密】を持たず、感情修正を1ラウンドに3回まで行うことができる。(1つの判定で行える感情修正は1回まで)

+ 結末
結末
あなたたちは、無事に『鏡』を集めることができた。異世界の蝶が言っていた7つの『鏡』に加え、『異世界の本』と『思い出の写真』を手に入れ、それらを幽霊少女と村咲先生の代わりに儀式に使うことにした。
儀式を行おうとすると異世界の悪魔が現れ、襲ってきたが、なんとか攻撃に耐えつつ儀式を完了させることができた。異世界の悪魔は封印され、異世界と元の世界との境界も安定した。
オカルト部の活動に一段落ついたため、3年の斗亜が部活を引退することになった。あなたたちは悲しみながらも斗亜の送別会の予定を立て、今日の活動を終わらせることにしたのだった。

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最終更新:2022年07月22日 00:00