+ | 第一回『可愛い女の子になりたい ~地獄からきたあいつら!ちょっと変!~』 |
出演者リスト
あらすじ
廃ビルで休憩中にスカウトされたものの願いがエスカレートして『恋人がほしい』から『孫の顔が見たい』になってしまった加藤獅子、町のパトロール(徘徊)帰りにヘルPに誘われヒーローとしての活躍を求めた日色王雅改めボルトマスク、ルーズリーフに描いた魔法陣でヘルPを召喚してしまったルルブを欲する大学生ソニー平信号。そんな彼らはキルデスビジネスに参加することになってしまった。
標的は女子への合法的なセクハラを求めて『可愛い女の子になりたい』と願ってしまったが戻れなくなった元男子現JKの乙部渚(
加藤の恋心を見抜いたボルトマスクは彼に考えなおすよう一度は言うものの、彼が本気ならば手を貸すと助言する。しかしボルトマスクに不信感を抱く加藤はそれを突っぱね、マスクを取ろうとし失敗する。(視聴率40%)
その後廃墟でなぜかゾンビの群れに囲まれたソニー平は偶然出くわした加藤を糾弾するも彼の正確な射撃により難を逃れる。しかしその背後には倒したはずのゾンビが……。(視聴率70%) ゾンビの群れから逃亡し下水道に入った加藤はそこで標的である渚に出会い、緊張の余りヘルサプリを飲みつつも真っ赤になってしまう。そんな中ゾンビが押しかけてきて加藤は渚を守ることになり、渚は彼を悪い人ではなさそうだと思うのであった。(視聴率70%)
血みどろのスタジオにて『転換天使キリカエル』に遭遇した回収人一行。キリカエルの必死の抵抗もむなしく加藤の放った銃弾は天使の額を貫くのであった。(視聴率70%)
激しい戦いの後、加藤は暗闇の中にて突如キリカエルから無言の
一方、民家のそばで立ち止まった渚を見かけたボルトマスクは彼に覗き等の犯罪行為を止め反省するよう説教をする。ただその妙な風貌も相まって渚にはドン引きされてしまい、肝心の言葉は彼にも視聴者にも響かないという結果に終わってしまった。(視聴率40%) そしてソニー平は飽きもせず加藤を殺人鬼だと疑い出してしまうのであった。(視聴率40%)
想い人である標的を倒したくない加藤、キリカエルを諸悪の根源と思い込み倒そうとするボルトマスク、そして番組の趣旨を尊重して標的の討伐を試みるソニー平。戦闘は混迷を極めたが、ボルトマスクはキリカエルに、ソニー平は渚に返り討ちにされてしまう。そして加藤は戦う意思はないことを主張しその場を離れる。結果討伐は達成されず標的は生き延びることになってしまった。(視聴率20%)
一位 加藤 獅子(1850ソウル)
二位 日色 王雅(850ソウル) ソニー平 信号(850ソウル)
最終視聴率 20%
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+ | 第二回『魔王になりたい ~回収人よ、しんでしまうとはなさけない!~』 |
出演者リスト
あらすじ
第一回での衝撃的なデビューから一週間後。再び集められた回収人達は第二回の撮影を行うことに。今回の標的はゲーム世界の魔王になりたい少女『黒永真緒』。しかもどうやらボルトマスク(日色王雅)は彼女に深い因縁がある様子で……。そんな彼をよそに加藤獅子は彼女の王冠から新しい手料理レシピを考案し、ソニー平信号は相も変わらず加藤を殺人鬼と疑う。
ゴブリンからの略奪を受け空っぽになった駅構内にて、加藤は常々抱いていた違和感をついにソニー平に尋ねる。ソニー平はなんとか誤魔化そうとするも口を滑らし、『加藤が実は殺人鬼ではないか』と疑っていることがバレてしまう。その後加藤はなんとかその誤解を解き、ソニー平はとりあえずは納得するのであった。(視聴率40%)
一方ボルトマスクは魔王領である農園にて黒永と出会い、彼女に宣戦布告する。奇妙な出で立ちの その頃、誤解も解け仲も深まったソニー平と加藤は駅についた蒸気機関車に搭乗する。だが暗い車両の中にあったのは無数の死体と明らかに正気を失っているネクロマンサーであった。
ヘルスタジオに集まり今後の行動について話し合う回収人達。そんな彼らにヘルPは「スペシャルゲストが来た」と伝える。スモークと共に現れたそれはなんと護衛天使にして黒永の
ヒーロースーツ姿の写真で埋め尽くされた自室に戻ったボルトマスク。そこに居た招かれざる客は黒永であった。本人曰く勇者の情報を集めに来たそうだが、ボルトマスクは彼女が自分を精神的に追い詰めようとしていると勘ぐる。そして改めて親友殺害について問い詰めるのだが、またしても知らぬ存ぜぬの態度で押し切られてしまう。結局真偽を確かめることができなかった彼は、魔王黒永を倒すことを改めて宣言する。(視聴率40%)
加藤とソニー平は駅にやってきた汽車に乗り込むが、それはなんと 宝物庫から出たソニー平は倉庫と思しきとある廃墟内にて『キルデスビジネス 基本ルールブック』を発見する。彼は回収人の二人だけでなく標的であるはずの黒永を呼び寄せ、インストとセッションを行う。しかし何故か全員の回収人が人間ですら無かった上ボルトマスクの出目も荒ぶり、TRPG並びにキルデスビジネスの布教には失敗してしまう。(視聴率20%)
魔王城の玉座にて回収人を待ち受ける黒永とその傍に控えるツカエル。ボルトマスクは親友の仇(本人談)の黒永に啖呵を切り、ソニー平は
一位 加藤 獅子(3200ソウル)
二位 日色 王雅(2200ソウル) ソニー平 信号(2200ソウル)
最終視聴率 40%
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+ | 第三回『ゾンビと戦いたい ~アム アイ ア ヒーロー?~』 |
出演者リスト
あらすじ
二回の出演を経て心なしかチャラくなった加藤と変化なしのボルトマスク(日色)、そして異常な状況に順応してしまったソニー平。彼らが最後に相対する標的はゾンビ世界で無双するつもりがゾンビになってしまった衣傘真司(24)。そんな中ソニー平と加藤が付き合っていたという衝撃の事実が判明。さらにサブプロット獲得に二連チャンで失敗したボルトマスク&ソニー平のせいで視聴率が初手から0%になってしまった。なんでや。
学校内に迷い込み、ゾンビと近接格闘を繰り広げるソニー平とボルトマスク。返り血をプール内で洗おうとした折、それが温水プールだと気づき入浴する。渾身のヌード(一名フルフェイスマスク着用)を披露するも、ヘルピープル
その後二人は中庭に移動するが学校の中は安全だというセオリーは通用せず。 一方加藤はソニー平と学校を歩いていたところ二宮金次郎像が動くことに気づき、その下にある地下通路へ潜入する。その時アメリカの都市伝説でおなじみ『地下の巨大ワニ』にソニー平が襲われてしまう。加藤はそんな彼をなんとか救出し、ついでに視聴率にも貢献したのであった。(視聴率40%)
ゴミと謎の肉塊だらけの駅で生存天使イキヌケルと遭遇するソニー平とボルトマスク(加藤は不参加)。上からの命令でゾンビと化した衣傘を護衛しなければならない彼女のストレスをぶつけられたボルトマスクは応戦するもキラートリックに失敗し倒れる。その後怒りの矛先はソニー平に向くも銃が暴発し結果としてはソニー平の一人勝ちとなった。(視聴率20%)
戦闘に敗北し自信を無くしてしまったボルトマスクは自分はヒーローにふさわしいのかという苦悩をソニー平に打ち明ける。しかしソニー平は挽回のチャンスがある、ヒーローが負けるのはよくあること
その後加藤は巨大な穴のふちに危うく引っかかった森(?)で落下しそうになっているソニー平を目撃する。そんな彼を加藤は近くに生えていた蔦で引っ張り上げようと試みるが失敗しそのまま二人は落下してしまう。ちなみにその行先はヘルスタジオだった模様。(視聴率30%) そんなことがあったもののなんとか生還して加藤と再び合流したソニー平。二人はひょんなことからたどり着いた民家でゾンビ烏の大群に囲まれてしまう。二人はおののきながらも
ゾンビの残骸で埋め尽くされた例の中庭に集結した回収人達。そこに居たのは身も心もゾンビになり果てた衣傘と苛立っている様子のイキヌケルであった。早速ボルトマスクを始末しようと息巻くイキヌケルであったが彼の気功弾の威力に為す術も無く瞬殺される。その勢いに乗ろうとしたのかソニー平は衣傘に立ち向かうがキラートリックに失敗、衣傘に噛みつかれウイルスにより死亡してしまう。さらにボルトマスクも衣傘の襲撃を受け必殺技を打つこともできず撃退され、残されたのは加藤だけという
有毒な汚水に満ちた、森が引っかかっている穴の中。そこに転落したソニー平はゾンビのような姿に変貌してしまう。加藤がそれを目撃するがメインフェイズにて彼に救助されなかったソニー平は大量のゾンビを使役し襲撃を命じる。何故か噛みつきや引っ掻きを使わず拳で自身を攻撃するゾンビに戸惑う加藤。その騒ぎを聞きつけてかボルトマスクが現れゾンビを倒そうと加勢したが大群の中に分け入った結果リンチのターゲットとなってしまう。一方加藤はボルトマスクをおとりになんとか脱出。ちなみにソニー平と加藤の関係性について伏線とかその回収とかは無かったようだ。そもそも付き合っていたというのが勘違いだったのかもしれない。(視聴率30%)
一位 加藤 獅子(3200ソウル)
二位 ソニー平 信号(2500ソウル) 三位 日色 王雅(2350ソウル)
最終視聴率 30%
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+ | 願いの顛末 |
見事に優勝した加藤は、願いの記憶も曖昧なままに契約書にサインする。改めてヘルPから発表されたその願いは『孫の顔が見たい』。内容に困惑する加藤であったがヘルPがあらかじめ記録していた証拠映像も流され、契約を受け入れることに。するとスクリーンに蝙蝠の羽が生えたリポーターととある町の風景が映し出される。それはなんと2045年の日本との中継映像であり、その時代にいた加藤の娘とその子供『喰鬼夜目 二葉(くうきよめ ふたえ)』がカメラの前に現れる。なんと加藤は今から一年後にとある女性と出会い交際、そして結婚し娘が生まれこの時代には孫がいるとのこと。これを聞いた加藤は歓喜のあまりコロンビアポーズをするが、ヘルPから衝撃の真実を告げられる。実はこの運命は結局のところ加藤が勇気を出し行動し成功した上での結果でしかなく、彼の行動によってはタイムパラドックスが起きて違った未来になり得るのだとか。加藤は打ちひしがれるも、そんなことはお構いなしにヘルPは回収人達を現実世界へ送還。こうしてキルデスビジネスシーズン666は波乱の内に閉幕した。
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+ | その後 |
一年後、現実世界にて加藤はスタジオで見た娘によく似た女性を見かけ猛アタックをかける。しかし彼女に「チャラ過ぎるから」という理由で交際を断られてしまい、かつて見た未来は幻となり消えてしまった。その後彼が伴侶を見つけたのかは彼自身と神のみぞ知る。
一方ボルトマスクは帰還後も相も変わらず正義に夢中の様子。現在も自分が世界平和を実現することを疑わず町を そしてソニー平はキルデスビジネスへの出演により生活リズムが乱れてしまい、レポートの出来は散々になるわテスト勉強は禄にできないわで落単の危機に陥ってしまう。なんとかC-で単位を取り留年は回避したものも貧乏な苦学生暮らしは当分続きそうだ。 |
+ | 第一回『世界中のお宝が欲しい ~バイバイ・コレクター・危機一髪!~』 |
出演者リスト
あらすじ
十二連勤後にインキュベーターから出て来たヘルPと遭遇し、過労による幻と勘違いしつつ出演を快諾した鬼頭聡太。『フランケンジョーズ』を視聴中テレビから出て来たヘルPにスカウトされそれを受けた左目良。自宅で精神崩壊寸前にあった所鏡から現れたヘルPに出会いやけになりつつも参加することを決めた三河真理。彼らの最初の討伐対象は世界中のお宝が欲しいと願った怪盗マニア『有栖川瑠美』と彼女の元でハッカーとして働く『簒奪天使ウバエル』。そんな中鬼頭は左目のがっかりした顔を見るために二位にしようと画策。それに気づいていない左目は鬼頭のヒップホップ風の着こなしに感銘を受け、ファッションについて話を聞きたいと思う。そして三河は鬼頭の眼鏡が彼女の父がかけていた物と同じモデルであると気づき、父へのトラウマから眼鏡の破壊を決める。(視聴率30%)
左目は赤い血と鉄のにおいに満ちた森にて分身した鬼頭と出会う。その状況に困惑した左目はさらにひょんなことから『人を切る職業をしている』と聞き鬼頭に不信感を持つ。しかしそこに血で濡れた赤ずきんが現れ、鬼頭が死亡を確認する。ヘルADから『うまい感じにつないで』という指示を受けた二人(三人)は彼女をお手製の担架でリスポーン地点まで運ぶ。その後無事次の完璧で幸福な赤ずきんが送られてなんとか事なきを得た。(視聴率50%)
一方三河は自身の写真で壁が埋め尽くされた何者かの住居にて迷い込んできた鬼頭に眼鏡を破壊するよう要求する。その場を離れようとした鬼頭へヒステリックに叫び続ける鬼頭。なんとか鬼頭は脱出したが三河は彼の殺害を宣言する。 逃げおおせたと判断し安堵する鬼頭であったが不幸なことに三河につけられていた。眼鏡のない分身とどちらが話しに行くかの擦り付け合いをする鬼頭であったが、そんなことも気に欠けず穏やかに圧をかけ続ける三河。その様子に畏怖する鬼頭はその場からの逃走を試みなんとか成功する。三河はなおも眼鏡を破壊しろとわめいていたが、鬼頭はそんな彼女を危険人物と見なすのであった。
ゴミで埋め尽くされた民家でウバエルと相対した回収人一行。早速攻撃を仕掛けた左目であったがウバエルの反撃を受け早々に倒れる。続いて鬼頭がウバエル討伐を試み、影分身を活かした攻撃で勝利。しかし生存していた三河にまだ眼鏡をかけていることを咎められ、戦闘は続行に。鬼頭の陽動に引っかかり反撃しようとした三河は、その勢いで自爆してしまう。(視聴率40%)
左目はサメのぬいぐるみに倉庫内に誰かがいると教えられ、野生の勘で隠れている鬼頭を見つける。三河に戦々恐々としている鬼頭を宥め、同じファッションセンスの者同士で親睦を深めようとする。ヘルスタイリストに罵倒された話で共感するも一度地雷を踏んでしまったのが悪かったか秘訣を聞くには至らなかった。(視聴率30%)
鬼頭は本体が日陰に隠れ、分身が日向にいた。すると分身は三河と出くわしてしまい彼女に詰め寄られる。彼女の父に対するトラウマを聞くも自身には関係ないと彼は眼鏡に執着するのを止めるよう説得するが失敗。一方分身と離れた場所にいたは何者かの悲鳴を聞く。そして何者かの双眸が暗闇に浮かび上がるのであった。(視聴率20%) その後三河は左目に相談を持ち掛ける。鬼頭といると胸がドキドキするという彼女の言葉を聞いた左目はそれは恋ではないかと彼女に伝える。左目は内心彼女の感情が恋心だとはっきり判断しかねていたものの、恋愛経験のない彼女は初めての感情に胸をときめかせるのであった。病みがヤンデレに進化した瞬間である。(視聴率40%)
ヘルPに届いた予告状に従って白い鳩が無数に集まってきている農園へやってきた回収人達。彼らを出迎えたのは怪盗を名乗る標的、有栖川であった。ウバエルに先制された三河は応戦しようとするも失敗しそのまま離脱。さらに鬼頭は有栖川からの銃撃を受け、反撃に挑戦したが被弾しそのまま敗北。その後有栖川から攻撃を受けた左目は彼女の頭部に狙いを定めるが攻撃は外れてしまい魂の回収は大失敗に終わってしまった。この惨状にヘルピープルも落胆したのか、視聴率は劇的な減少を見せる。
左目は三河と共に白い霧に包まれた森に迷い込む。自身がいる場所を死後の世界と錯覚した三河をよそに、左目はまだ死にたくないと呟く。それを聞いた三河は自身の生きる辛さを打ち明け、もっと早く死にたかったともらす。だが左目は願いを叶えるまで生きてみても良いのではと提案し、彼女を思いとどまらせる。その時、二人の前に突如として現れた扇風機型ロボット。左目はそれを操作して森中の霧を消し去る。(視聴率20%)
その後三河は鬼頭と出会うが分身であることに気づき、危害を加えるつもりはないと話す。ほっとしたのもつかの間、鬼頭は一瞬の内に赤い血と鉄のにおいに満ちた暗闇へ連れてこられていた。それは三河の地元にある旅館で、彼女は彼への恋心を打ち明け一緒に宿泊しようと言う。しかし三河は裸眼の鬼頭を前にしても胸がドキドキしないことに気づき、その隙に鬼頭に逃げられてしまう。(視聴率10%) その後鬼頭はどちらが三河のおとりになるかで揉めていた。喧嘩で服がボロボロになって局部だけが隠された状態の二人を見かけた有栖川は、彼の分身能力に興味を抱く。鬼頭は有栖川に自身を匿ってくれと懇願するが、彼女は鬼頭に『仕事』を手伝ってもらうことを条件に挙げる。渋々ついていくことにした鬼頭の分身であったがちょうどその時布が剥がれてしまう。瞬時にnice boat映像に切り替えたためお茶の間には放映されなかったものの、視聴者にはウケなかった様子。(視聴率0%)
一位 鬼頭 聡太(800ソウル)
二位 左目 良(50ソウル) 三位 三河 真理(-200ソウル)
最終視聴率 10%
地獄落ち:三河真理 ヘルピープルになった感想:「年中無休?それじゃあいままでとたいして変わんないじゃん……」 |
+ | 第二回『サバイバルスペシャル:誰にも邪魔されずだらだらしたい ~Vital to LIVE~』 |
出演者リスト
あらすじ
学校ですべての部活をこなした帰りに自宅で料理をしようとしたところをスカウトされ、前回地獄落ちした三河に変わり出演することになった大星。彼女を加えた三人が控室にてヘルPの案内を待っていると、そこに突如現れた悪魔たちに目隠しをされ何処かへ連れ去られる。気が付くとそこは謎のスタジオで、プロジェクターからヘルPの中継映像が流れる。今回の相手は誰にも邪魔されずだらだらしたい『眠ねむ』と彼女の護衛天使『怠惰天使ダラケル』。一方左目は相も変わらず鬼頭のファッションセンスに興味を持ち、鬼頭はそんな左目のダメな衣装を罵倒したいと思う。そんな中大星は番組を盛り上げるため左目の願いを変えねばと思う。そしてスタジオの出口が開き、そこへ向かった回収人達が見たのは標的の待つ無人島であり、彼らがいたのはそこへ向かう船であった……。
4日目。鬼頭は左目を呼び出し、彼の衣装を前回からダメだと思っていたことを暴露。『五年ぶりにベッドの下から出てきたナマケモノ』のようだと罵倒する。さらにダサい恰好をしているとこうなると言い、ヘルリーチに噛みつかれた分身を指さす。一方分身はそれを引きはがそうとするも失敗し失血死してしまう。(視聴率30%)
10日目。二人の鬼頭と共に食料を探しに行った左目。道中ヘルスズメバチの巣を発見した左目は怖気づくも、医者である鬼頭の説得を受け意気揚々と幼虫と蜜の確保に向かう。しかし蜂からの反撃を受け『失敗メイクのフンコロガシ(鬼頭談)』のような顔貌と化す。毒に蝕まれつつも鬼頭に助けを求めるが、彼には器具がないから処置はできないとあっさり見捨てられてしまった。(視聴率20%) 14日目。サバイバル生活にも順応した大星は左目と合流。左目がスズメバチの大群と相対し痛い目にあったことを知り呆れるが、同時に自分達が食料不足で生命の危機にあることを改めて自覚。その瞬間、彼女の片足に鋭い痛みが走る。原因はヘルリーチであったが、それを大星は力づくで引きはがすことに成功。ヘルリーチを非常時の食料として保管することに決める。(視聴率40%)
ツタに覆われた飛行機の前で護衛天使ダラケルと対峙した回収人の三人。ダラケルは準備を整えてからの反撃を試みる。しかし左目の先制攻撃が刺さりカウンター攻撃にも失敗。左目は話し合いの結果手に入れた食料三つの内二つを入手し、残った一つは鬼頭のものとなった。(視聴率40%)
極限状態の下、飢えに苦しむ回収人一行。入手した食料を食べ左目と大星は何とか生き延びるものの、鬼頭は餓死してしまう。残された分身は彼の眼鏡を掛け、『鬼頭 聡太』を継承するのであった。
16日目。飢えと渇きにも慣れた大星は左目の願いが何かを訪ねる。左目は『サメの業界で一番の実力者になりたい』という自身の願いを伝えるが、彼女はそれを『全てのサメを統べたい』に変えるべきだと豪語する。それに感化された左目はそれに同意し、目標を再設定することに。(視聴率50%)
17日目。鬼頭の分身はヘルティラノサウルスに遭遇し、命がけのチェイスを試みる。そんな最中左目と出くわした分身は、『悪い意味で成分無調整のゴミムシ』のようだと罵倒しつつも彼にティラノサウルスを擦り付けようと企む。分かれ道で左右に散った二人だったが、なぜかティラノサウルスは依然として分身を追跡。やがて彼は容赦なく食い殺され、左目と合流した本体はそれを他人事のように見守るのであった。(視聴率50%) 21日目。痩せこけて骸骨のようになった鬼頭の分身と出会った左目は共に食料を捜し歩き、バナナに似た果実のなる高木を発見する。なんとか果実を獲得しようと思考を巡らす左目。すると鬼頭がヒップホップバナナ(サングラスを掛けた人面バナナのようなもの)を取り出し、これを使えば回収できるかもしれないと提案する。その胡乱な発言に対し怒りを覚える左目だったが、急遽鬼頭の分身を橋にし木を登ることを思いつきバナナの収穫に成功する。(視聴率60%)
放棄されたキャンプ跡にて回収人一行はツタでできたハンモックで昼寝する標的『眠 ねむ』とその傍でうとうとしているダラケルを発見する。ダラケルは鬼頭に攻撃を仕掛ける。しかし鬼頭の分身がダラケルを羽交い絞めにし、二人はそのまま影の中へ消える。続いて安眠を阻害され苛立っている様子の眠は左目を襲撃。左目は互角の攻防を繰り広げるも眠のキラートリックにより眠るように死亡する。だがその後大星はそんな眠を絶対的なオーラで圧倒。キラートリック『覇王色』により周りのツタもろとも霧散せしめるのであった。
(視聴率70%)
ついに押し寄せて来た空腹の限界。鬼頭はヘルサイバーを駆使し耐久。左目は強い意志で奇跡的に生存し、視聴率は一時80%にまで達する。だが大星は手持ちの食料を以てしても飢餓状態から回復することもできず、気高くも静かに息を引き取る。最も悪趣味なヘルピープルからは『出血が足りない』『せめて骨になれ』『爆発四散しろ』と非難轟轟だったのだが。(視聴率40%)
一位 鬼頭 聡太
大星 綺羅々(1250ソウル) 二位 左目 良(1000ソウル) 最終視聴率:40% |
+ | 第三回『漫画雑誌での連載が欲しい ~標的という名の怪物と戦うものたち~』 |
出演者リスト
あらすじ
研究所での12連勤で疲れ切った様子の鬼頭、変わらずサメ映画を鑑賞する日常を過ごす左目、そして学校の部活動にて八面六臂の活躍を見せる大星。各回収人の獲得ソウルがほぼ横並びの状態でついに最終回を迎えたシーズン667。ラストを飾るのは願いにより有名漫画雑誌での連載を得たものの週刊連載のプレッシャーに押しつぶされそうになっている『伴藤肇』と彼の担当編集者兼護衛天使である『執筆天使エガケル』。そんな最中左目は大星とのてえてえムーブが視聴者へのウケが良いのではないかと思いつき、鬼頭はエガケルを泣かせたいという性癖を露わにする。そして大星は左目のサメ型ぬいぐるみを見て、それが動いている時に彼が決め台詞を言えば面白いのではないかと思案する。
左目はサメちゃん(ぬいぐるみ)が怖がらないよう人気のない場所を探して腐った死体が折り重なる倉庫に行きつき、そこで大星を招く。不穏な場所への呼び出しに困惑する大星であったが、要件を聞くことに。実は左目はサメちゃんがもっと人気になるよう彼女の知恵を借りたいと考えていた。話を聞きつつ生きたように空中を泳ぐぬいぐるみに興味を抱く大星。だが努力しても人気獲得は無理ではないかという考えが急に左目の脳裏をよぎり、大星に協力を頼み込むことを諦める。(視聴率30%)
視聴率アップのために急遽水着回に突入させようとする番組スタッフに捕まった鬼頭は大星と水球対決をすることに。有毒な汚水に入りたくない二人の回収人。鬼頭は分身を使役して勝負を挑み、大星はアビリティによりモーセが如く汚水の池を割りその底を悠然と歩く。その能力に激しく嫉妬した鬼頭は妨害を試みるが失敗しそのままあっけなく敗北してしまう。その展開はヘルピープルから不評であったため、大星はスタッフから釘を刺されることに。(視聴率20%) ヘルTVスタッフからの要求により水球リベンジマッチをすることになってしまった大星と鬼頭。極彩色の壁画に彩られた森にて再度相まみえることとなった二人。学校で全部活に参加している関係上ルールを熟知している大星は水球をよく知らなかったもののビギナーズラックと閃きによりルールを理解したことによりくらいつく鬼頭と血沸き肉躍る名勝負を繰り広げる。(視聴率40%)
太陽が強烈な光を投げかけるヘルTV野外スタジオAに急遽呼び出された三人。彼らが呼び出されたのはそこにエガケルが現れ回収人に戦闘の意思を見せたためであった。道中大星が提案した『シャーク・オン・ダーツ』という決め台詞を決める左目。エガケルの泣く様を見たい鬼頭は本体が陽動をしかけ、混乱したエガケルはまともに攻撃を食らってしまう。その結果戦意の行き所を失ってしまった左目は現在トップの鬼頭に攻撃を仕掛けるが転倒し自滅。放出ソウルの分け前を巡って意見が対立した鬼頭と大星は戦闘を続行し、最終的にキラートリックを成功させソウルを総取りする。その驚愕すべき展開
大幅にソウル差をつけられてしまった左目は再び決め台詞を言い放ち、大星と共に鬼頭へ戦闘を仕掛ける。護衛天使戦での失敗を挽回するかのように初撃を成功させた左目は、大星のサポートもむなしく追撃に失敗し死亡。左目に続く形で大星が攻撃を仕掛けるが、奇しくも鬼頭に敗北してしまった。あまりの展開に視聴率は乱高下を見せ、ヘルTVも阿鼻叫喚の様相を呈することに。(視聴率20%)
焦った様子でツカエルを呼び寄せる鬼頭。彼は燃え上がる炎に照らされた廃墟を指さし、ツカエルの編集のせいで『カチカチ山』のストーリーが変わりおじいさんをおばあさんが焼死してしまったと言いがかりをつける。困惑するエガケルであったが、ちょうど鬼頭の分身が現れ彼女に真実を告げてしまう。なんでもヘルピープルの悪ふざけによりプロットが変わり『狸が背中を焼かれた腹いせにおじいさんとおばあさんの家を焼いてしまう』という描写になってしまったのだとか。エガケルを泣かせることに失敗し残念がる本体を横目に、彼女は安堵するのであった。(視聴率0%) 一方、担当編集のエガケルを追いかけて火に包まれつつある『カチカチ山駅』に到着した伴藤。そこで彼を待っていたのは大星であった。状況が呑み込めていない伴藤を強引に連れて行った大星は、彼に漫画家を志した理由を尋ねる。伴藤は小学生の頃、あまり目立つ生徒ではなかった自分が四コマ漫画をきっかけに注目を浴びた経験から漫画家として皆を笑顔にし自身も幸せになりたいと思ったことを語る。だが大星は彼の夢を凡庸だと一蹴し、己の手でより良い存在意義を証明しろと一喝。そのまま去って行く彼女の背を見送りながら、伴藤は平凡である苦しみを理解できるはずがないと独り言ちる。(視聴率0%)
赤い血と鉄のにおいに満ちた下水道に瞬間移動した回収人一行は、そこで苦悶の中でネタ出しをする伴藤とそれを心配そうに見守るエガケルに遭遇。回収人を目にした伴藤は週刊連載のプレッシャーで半狂乱に陥り、彼らに襲い掛かる。攻撃を受けた左目は攻防の末にキラートリックを成功させ、チェーンソーの反動を利用したキックにより標的を撃破する。その勢いに乗る形で大星がエガケルに攻撃を仕掛け、キラートリックによりエガケルを戦闘不能状態に追い込む。その後左目はトップの鬼頭を襲撃し、鬼頭は反撃に大失敗し死亡。そして大星は左目を一撃で撃破し、その場のソウルを総取りするも一位との差は埋まらなかった。(視聴率0%)
鬼頭との超えられない差に苛立ちを募らせる左目は大星を誘い、憂さ晴らしにたまたまその場にあった奇妙なオブジェを破壊しようと提案する。しかし高所にオブジェが置いてあったため大星を踏み台にし心の赴くままそれらを破壊する。どうしようもない状況に悩む人間の表情とオブジェが次々砕け散って行く光景はヘルピープルにも好評だったらしく、視聴率も奇跡的に回復する。(視聴率30%)
破壊活動をひとしきり終えた後二人は電車に乗り込む。白い霧で少し先すら見えない中を進む車内で、大星は戦闘で死んだ伴藤が一人苦悩していたことを左目に教える。左目はそれを聞き自分では状況を打開できず悩む人の存在を改めて知覚、そして大星はそんな人のためこの世のあらゆることを天才である自分の手でやりたいと思っていたことを打ち明ける。二人は願いを叶えるチャンスを失いつつあることを思い知らされるのであった。(視聴率60%) そんな重苦しい空気の中電車は停車。左目と大星は強制的に降車させられ太陽が強烈な光を投げかける民家に向かうはめに。そこで二人を待ち構えていた鬼頭は調子に乗った様子で、より獲得ソウル量に差をつけたいと宣戦布告する。予想外の形で降って湧いた一発逆転のチャンスに奮起する左目と大星、そしてラスボスのような立ち姿でそれを見つめる鬼頭の本体。だが興奮のあまり手元が狂ったのか、それとも突如の異常行動に思考が追い付かなかったのか
一位 鬼頭 聡太(2950ソウル)
二位 大星 綺羅々(1500ソウル) 三位 左目 良(250ソウル) 最終視聴率:40% |
+ | 願いの顛末 |
圧倒的な勝利を得た鬼頭は、自身の願いを叶える権利を得る。彼の願いは「完成させたい薬物がある」。その薬物とは今世界規模のパンデミックを引き起こしている新型C-ウィルスのワクチンであった。それを聞いたヘルPにより契約書が渡され、鬼頭は入念にそれを読み不備がないことを確認する。番組の終了と共に現世へ帰還する三人。そして悪魔により願いは叶えられたが果たして世界は救われたのだろうか……?
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+ | その後 |
現世に帰還してから、鬼頭聡太を因縁の相手としいつか勝負したいと熱望するようになった大星綺羅々。クラッキングやハッキングにより彼の個人情報を入手した彼女であったが、今の時点では自分が実力不足だと判断。その後さらなる強さを追い求めて鍛錬に勤しむ。再戦の日ははたしてくるのであろうか。
一方左目良はキルデスビジネス出演後も特に変わりはない模様。今日も今日とてネットの海の中を泳ぎつつ、サメ知識をひけらかしている。無類のサメ映画好きも相変わらずのようだ。 輝かしい勝利を得た鬼頭聡太が研究所にて目を覚ますと、ドクロマークの描かれたラベル付きの奇妙なアンプルを一つ発見する。そのラベルをよく観察してみると、『新型C-ウイルスワクチン』の文字が。どこからともなく聞こえて来たヘルPの声によると、悪魔たちが眠っている鬼頭を操り完成させた正真正銘のワクチンだという。しかし論文はなぜかインダス文字で書かれており、おまけに材料として地獄の物品が使われている始末。だがことの重大さに気づかず、世紀の大発見に歓喜する鬼頭。自分が人類を救う人間として世界中に名を知らしめることができるのだと確信する。 別の部屋で鬼頭の喜ぶ声を聴き、彼の様子を見に行こうとする研究員。その道中で謎の物音を耳にする。研究室に着くとそこに鬼頭の姿はなく、あるのは床に散らばるガラスの破片と机の上に置かれた1枚のメモ。そこに書かれていたのは……
『新型C-ウイルスワクチンは失われた』
失意の中、鬼頭聡太はどこに行ったのか。それは誰も知らない。
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+ | 第一回『神様に一目会いたい ~天使にレクイエムを…~』 |
出演者リスト
あらすじ
隣人でいじめっ子の武田剛太が勝手にエントリーシートを出したことがきっかけでキルデスビジネスに出演することになった宮道申太、学校でレポートをまとめている最中にヘルPからスカウトされた坂本九十八代、コンビニで夜勤中ヘルPと遭遇しテレビ出演と聞き快諾した谷内幸也(サチヤン)。集められたばかりの三人が対峙することとなったのは現在SAN値ピンチのシスター『メアリー・ポーア』と彼女を守る『救済天使スクエル』。
サチヤンを自分が手助けしなければダメだと直感した宮道、宮道を師と仰ぎ始めた坂本、そしてウケを取るためにメアリーを脱がせようと画策するサチヤン。彼らの思惑が交錯する中、今日も今日とて番組が始まる。 (視聴率20%)
番組開始もまもなく、何か気になるものを発見した坂本とそれについてくる宮道。よく見てみるとそれは巨大な穴のふちに危うく引っかかった野原(ひろし)だった。よく確認させるために善意で坂本を掴んで穴の中へ投げ込もうとする宮道。だが坂本は怖がってさらに透けてしまった。それによって宮道がバランスを崩した次の瞬間、何者かの悲鳴(CV.藤原啓治)が響き渡る。その刹那
その後燃え上がる炎に照らされた下水道にて囚われの身となった坂本の前に現れたサチヤン。その状況に当惑する彼であったが、手にしているバットで檻を破壊。ヒロイックに坂本を救出した。(視聴率20%) ヘルTVスタッフにけしかけられ、ゴミで埋め尽くされた学校で昼寝中の坂本に寝起きドッキリを掛けることになった宮道。しかしそれはヘルモービルで坂本を急襲するという非常に悪趣味なものであった。そして仕掛けは成功してしまい、モービルは校舎の壁を突き破って彼女ごと走り去っていくのであった。(視聴率40%)
バス停にて護衛天使スクエルと遭遇した回収人の三人。先んじて攻撃を仕掛ける宮道だったが、初手自滅してしまい即脱落。その後スクエルから攻撃されたサチヤンは反撃に出る。追撃も何とか凌ぎ、アビリティで隕石を落としたサチヤンはスクエルを撃退した。(視聴率40%)
巨大な穴のふちに危うく引っかかった学校(クソコラ)。そこで坂本は宮道とキルデスビジネス内で得た能力や復活能力について話をする。会話の中でうたたね中の襲撃が宮道による寝起きドッキリだと気付き驚く坂本であったが、ふとその場にやたら穴が開いていることを不思議に思う。宮道の投げたモービルが穴に入るも、別の穴から戻ってくる。そんなほのぼのとした日常会話を繰り広げ、親交を深める二人であった。(視聴率40%)
白い霧で少し先すら見えない学校にて謎の儀式の準備をするメアリーと鉢合わせたサチヤン。視聴率がいまいち上がらないキルデスビジネスを盛り上げるため彼女を脱がせようとするサチヤンと、そんな彼の血液を抜いて儀式に利用しようと考えついたメアリー。意見が真っ向対立した二人はそのまま戦闘に移行。激しい攻防の末にキラートリックを仕掛けるサチヤンであったが、それに大失敗してしまい敗退する。(視聴率20%) ヘル森の中で坂本を見つけた宮道は、彼女を遊びに誘う。恐怖心の余り木の陰に隠れる坂本であったが、かくれんぼと勘違いした宮道は彼女を探すことに。3mもの体躯を持つゴリラが木々をなぎ倒しながら女性の幽霊を探し回るという光景に、ヘルピープルから「これ『地元の遊びの紹介』じゃなくて『モンスターホラー』じゃね?」とツッコミが入り視聴率は0%になってしまう。(視聴率0%)
アナログテレビが山と積まれた野原にて儀式の準備をするメアリーとそれを困惑しながら見つめるスクエル。その場に現れた回収人一行は彼女らと戦闘をすることになる。先ほどのお返しとばかりに先攻するサチヤン。メアリーからの反撃を耐え凌ぎ、ついにキラートリック『笑いのニューウェーブ』を成功させた彼の計画通り、メアリーの衣服は弾け飛び視聴者は歓喜する。それに続く形で坂本がスクエルに攻撃。激しい技の応酬の果てにスクエルは押し負ける。しかし正気を失った宮道はサチヤンに襲い掛かり、その勢いで転倒し死亡。その超展開でまたも視聴率は低下し0%に。場にばらまかれたソウルを巡り坂本とサチヤンは再び戦闘を続行。霊体の坂本はサチヤンに攻撃を仕掛け、サチヤンは応戦するも不意打ちによりあえなく脱落。その状況のせいか視聴者は戻ってこないままであった。(視聴率0%)
戦闘後正気を取り戻した宮道は太陽が強烈な光を投げかける学校で温かくなったプールに坂本を呼び寄せる。バスタオルに包まり彼の様子を遠巻きに見る坂本に少々のさみしさを覚えるも、巨大ゴリラの水浴びというレアな衝撃映像はヘルピープルへのウケが良かったようだ。(視聴率20%)
監視機器で電子の要塞と化した学校の屋上を目撃する坂本。急遽宮道を呼び寄せるも校舎の壁をよじ登る巨大ゴリラに戦々恐々。見たことも無い機械の数々と辺りを漂う謎の粒子に戸惑うも、思い切ってボタンを押してみるとプールの水面が割れて巨大ロボットが現れる。
一位 坂本 九十八代(1400ソウル)
二位 谷内 幸也(950ソウル) 三位 宮道 申太(400ソウル)
最終視聴率:50%
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+ | 第二回『チャリティースペシャル:誰よりもビッグになりたい ~進撃の令嬢(Attack on Giantess)~』 |
出演者リスト
あらすじ
いじめに悩まされる学校生活を送り一週間を過ごした宮道、大学で勉学に励みつつテストに不安を抱く坂本、一か月ぶりの営業を終え達成感を味わったサチヤン。そんな三人が今回相手にするのは願いを曲解された結果92フィート(約28m)にまで巨大化してしまったお嬢様『福万紗貴子』と彼女の執事である『伸長天使ノバセル』。一方坂本は前回に引き続き宮道を師と仰ぎ、サチヤンは坂本の願いに深く共感し彼女と対立する気を喪失、宮道はサチヤンの願いに対しより多くの動物を対象とするべきだと考える。(視聴率40%)
監視機器で電子の要塞と化した別スタジオで宮道はサチヤンの願いが『多くの人に笑いで元気を届けたい』であることに感銘を受け、歓喜の余り彼を振り回す。だが途中でその願いにゴリラが含まれてないことに気づき、涙目になる。意図的ではないにせよ首を絞められたサチヤンは急遽動物にも笑いを届けることを約束する。目の前のゴリラに恐怖を抱くサチヤンをよそに、その言葉を聞いた宮道は諸手を上げて喜ぶのであった。(視聴率50%)
その後なぜかヘルピープルから拷問を受けるはめになった宮道。その内容はなんと『頑丈な檻の中でサチヤンがバナナを食べる様子を見せつけられる』というもの。美味しそうにバナナを食べるサチヤンに怒り狂いながら檻を破壊しようとするも地獄製の檻はびくともしない。哀れな飢えるゴリラに同情を引かれたのかヘルピープルから多額の寄付がされる。 その後暗闇と化し空っぽになった拷問用スタジオで口の周りを真っ赤にした巨大ゴリラ(宮道)と遭遇した坂本。宮道が彼女に向かって手を伸ばすが、坂本は師と仰ぐ彼の様子から『野生』を学び取り電光石火の速さで回避する。取り残された宮道は落ち着きを取り戻し、サチヤンの捜索に出発する。(視聴率70%) 白い霧で少し先すら見えない森で宮道に見つかってしまったサチヤン。視界が悪い中逃走するサチヤンだったが、驚異的な跳躍力で回り込まれてしまう。そんな彼にヘルTVスタッフは『キスで目を覚まさせろ』とカンペを送る。困惑しつつ取れ高を狙ったものの、大口を開け迫る暴走ゴリラに恐れをなしたサチヤンは木の枝をつっかえ棒にする。だがそれにより宮道が大きなくしゃみをしてしまい、サチヤンはその勢いで吹き飛ばされてしまうのであった。(視聴率60%)
鳥が無数に集まってきている屋上で福万のアフタヌーンティーの準備をしていたノバセルの前に現れた回収人の三人。サチヤンは芸人仕込みのケツバットでノバセルを攻撃し、予想外の行動に戸惑うノバセルは為す術もなくそのまま退却。しかし体が闘争を求めた宮道はサチヤンを攻撃。サチヤンはそれを受け流し、宮道は追撃に失敗し死亡する。(視聴率:60%)
ヘルPに『地元の遊びを紹介して欲しい』と頼まれ、青白く何もかもが凍りついた車内で坂本を大富豪に誘う宮道。ゴリラサイズのトランプを使って遊ぶ二人+ヘルエキストラだったが、エキストラの革命により回収人達は敗北してしまう。その後またしても拷問を受けることになった宮道は身長が赤子程度にまで縮み、さらにいじめっ子の剛太(に化けたヘルピープル)三人に囲まれてしまう。恐怖の余り気絶してしまった宮道はそのまま三人につま先で小突かれる。その無様な姿はヘルピープルからの評判も良かったようだ。(視聴率50%)
一方サチヤンは坂本を屋上へ呼び出す。強い太陽光にダメージを受けてしまう坂本を心配し彼女を屋上から外に連れ出そうとする。だが二人に謎の力が働きその場から動けなくなってしまう。必死の抵抗もむなしく、坂本はそのまま溶けてしまうのであった。(視聴率40%) その後復活した坂本はサチヤンの持つリングに興味を抱き、自身の能力向上のヒントになるのではと考える。だがどう活用するか考えが纏らず彼女は彼とコンタクトを取ることを諦めてしまう。(視聴率30%)
何故か有毒な汚水がたっぷり詰まった墓地にいた福万とノバセルに遭遇した回収人一行。福万は早速坂本に攻撃を仕掛け、坂本はそれに応戦しキラートリックに挑むもあえなく失敗、脱落する。続いてノバセルに攻撃された宮道は拳で反撃を図るもその勢いで自滅してしまう。一人取り残されたサチヤンは必死の抵抗を見せるも最後の最後でキラートリックを外してしまい坂本の巨体に押しつぶされてしまう。回収人全滅の上標的・護衛天使両生存という散々な結果にヘル視聴者も愛想を尽かしたのか、視聴率はとうとう0%に。(視聴率0%)
宮道はヘルPに命じられたれたとはいえ福万を襲ったことを謝罪し、お詫びに彼女をとある倉庫に案内する。福万が来てみるとなんと壁中にゴリラの写真が貼られていた。彼曰くアニマルセラピーだったらしく、さらに謝罪の品としてヘル汁(毒草の粉末を溶かした水)を飲ませようとする。だが臭いと見た目から異様さを感じ取った福万は受け取ることをやんわりと断り、社交辞令として宮道にいつかアフタヌーンティーをしようと約束する。その真意に気付かず彼女を見送る宮道。だがその表情はどこか狂気的にも映るのであった。その後宮道の母、『宮道角子』により衝撃の事実が明かされる。なんと宮道申太はゴリラに育てられた狼少年ならぬ『ゴリラ少年』であり、密猟者に親代わりのゴリラを殺された後黄色い帽子を被った男に保護され日本にやってきたのだという。衝撃的な告白とそれを理解できない可哀想な宮道の様子を見たヘルピープルから、寄付としてヘルスラッグが集まるのであった。(視聴率20%)
一位 坂本 九十八代(2000ソウル)
二位 谷内 幸也(1500ソウル) 三位 宮道 申太(1000ソウル)
最終視聴率:30%
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+ | 第三回『ヒストリースペシャル:賢者の石の製法を知りたい ~小さな回収人の傲慢な手の平~』 |
出演者リスト
あらすじ
ついに迎えたシーズン668最終回。回収人達が最後に対峙することになったのは毒性学の父にして有名な錬金術師『パラケルスス』と『錬成天使クミカエル』。一方坂本はサチヤンに比べ自分は貧弱なのではないかと思い、体を鍛えようと考える。そしてサブプロットの獲得に失敗したサチヤンと宮道により、視聴率は初手から大幅に低下を見せる。(視聴率10%)そしてバラエティお約束のジャンプで16世紀ヨーロッパにワープする。
宮道はサチヤンを誘って寺院を訪ねる。教科書にも載っていないその建造物に感銘を受ける二人だったが、今にも崩れそうなレンガを見たサチヤンは身の安全を守るため「絶対に壊すな」と忠告する。しかしそれを『フリ』だと勘違いしたのか宮道はサチヤンを中に入れて寺院を破壊しようと企む。流石に慌てたサチヤンはその場から逃走し、その後ろ姿を目に宮道は自分が勘違いしたのかと思案するのであった。(視聴率30%)
その後歴史紹介を行う権利を巡り戦闘に至った回収人の三人。サチヤンは坂本をバットで襲撃、攻防の末キラートリックを成功させ彼女を撃破する。その後宮道は残ったサチヤンに攻撃を仕掛ける。二人の激しいアビリティの応酬の果てに宮道が反撃に失敗、サチヤンが歴史紹介を担当することに。(視聴率30%) 歴史紹介概要 「今回我々が来ているのは16世紀のヨーロッパ。この時代を代表する文化運動がかの有名な『ルネサンス』や。ルネサンスとは古代ギリシアや古代ローマの文化を復興しようとする試みのことで、14世紀頃にイタリアから西欧各国に広がったんや。この運動により『ダビデ像』、『モナリザ』、『バベルの塔』なんかのみんなが知ってる有名な美術作品が生み出されたってわけやな。」 そんな狂乱の後、坂本はヘルTVスタッフの指示によりサチヤンと大通りデートをすることになる。サチヤンはその意図をくみ取りつつ、出店で売っていた名物のジャガイモ料理を坂本に奢る。初めての海外旅行に緊張する坂本だったが、同じく海外渡航経験のなかったサチヤンに楽しもうと勇気づけられる。(視聴率50%) やがて合流した回収人一行。そんな中サチヤンは番組を盛り上げるため、未来人である自分達で過去の人間に未来の出来事を教えて彼らの反応を見ることに。彼の思惑通り驚愕する過去の人間達の様子を見られたものの、「未来人の予言」は噂が噂を呼び町中が大パニックに。それによりタイムパラドックスが起き、その影響か坂本と宮道は砂のように崩れ死亡してしまう。一人残されたサチヤンは、想定外の状況に困惑することしかできないのであった。愚かな人間が踊らされる波乱の展開はヘルピープルにも好印象だった模様。(視聴率70%)
戦闘に参加することとなった坂本と宮道。二人は寺院にて調べものをしているクミカエルと対峙する。早速攻撃に出た坂本であったが、初動に失敗しその勢いのまま死亡する。その後準備完了
護衛天使戦の疲れも癒えぬ内に到来した歴史紹介のチャンス。前回に引き続き交渉決裂した三人は権利を勝ち取るために争うこととなる。サチヤンの攻撃を受けた坂本は反撃に挑むもバットでの一撃をもろに食らってしまい脱落する。続いて宮道を狙ったサチヤンであったが、巨大ビルを利用した豪快な反撃を前になすすべも無く敗退。こうして歴史紹介は宮道が進行を務めることに。
歴史紹介概要 「(カンペを手に持ちながら)今回のひょうてき『パラケルスス』もけんきゅうしていた『れん金じゅつ』は、えっと、うん、ひ金ぞくから、うん、き金ぞくをれんせいすることを目てきとした、学じゅつです。(ここからヘルTVスタッフによる演出付き)16世紀は錬金術の最盛期であり、印刷技術の発展により先人たちの資料が、多くの錬金術師により研究されました。当時の彼らが追い求めてのは『賢者の石』。全ての金属を金に変え、あらゆる病を治すとされる物質です。その魅力と神秘性ゆえに、現代の地上界でも多くのフィクション作品に登場しています。……やったあ!よめた!!」 宮道による歴史紹介が終了した後、宮道とサチヤンに二人を連れ神学者『ジャン・カルヴァン』の家を訪ねることにした坂本。壁をすり抜けて室内に入った坂本は家主に挨拶をするがなぜか彼は昏倒してしまう。その上意図的ではないとは言え大理石の柱を壊してしまった宮道のせいで家は倒壊しカルヴァンはがれきの下敷きとなって死亡してしまう。結局タイムパラドックスの影響は回収人一行には及ばなかったものの歴史上の重要人物を殺すという展開が評判だったのか視聴率は記録的な数字を見せる。(視聴率80%) その後サチヤンは宮道を連れ農園でのロケを慣行することに。サチヤンは地元の大阪にいた『ヒロオビミドリシジミ』という蝶の話をし、似た蝶がこの農園ににないか探す。すると翅に赤い斑点を持った小さな蝶が彼の目に留まる。サチヤンは歓喜の声を上げるもそれに反応し振り返った宮道の風圧により蝶は飛び去ってしまう。しかしサチヤンがよく思い出してみたところその蝶は記憶の中のヒロオビミドリシジミとは違いやけにどす黒い翅を持っていた。さまよえる黒い蝶がその後世界に何をもたらしたのか。それはまた別の物語。(視聴率100%) ヘルTVスタッフの提案によりやったことのない遊び(ドンジャラ)をサチヤンやスタッフと共に遊ぶことになった宮道。彼の体格に合わせた牌には巨大な絵とは別に人間サイズの文字で「脱衣」と書いてあったものの、標準身長のサチヤンだけが気付く。その後敗北してしまったサチヤンは嫌々ながらも意を決し服を脱ぎ捨てる。しかし事情を知らない宮道は反射的に裸のサチヤンを殴打。その勢いでサチヤンは遥か彼方へ飛ばされるのであった。(視聴率100%)
口論の真っただ中にある教会へやって来た回収人の三人。突如現れた巨大猿と幽霊と思しき女性に恐れをなした聖職者達は退散するが、口論の相手であった男『パラケルスス』と彼を守護するクミカエルがその場に残る。仕込み杖を手にしたパラケルススに襲い掛かるサチヤンであったが初動で失敗し自滅。続いてクミカエルに攻撃した坂本だったがクミカエルの反撃が直撃し死亡する。そしてパラケルススからの猛攻を耐え忍んだ宮道はキラートリック『ゴリラドライバー』を仕掛けるも天井に頭を強打し回収人一行は全滅。その勢いで視聴率も記録的な急降下を見せ、視聴者はついに0人となってしまう。(視聴率0%)
農園に宮道を呼び出した坂本。宮道の足踏みにより生じた地面の揺れがきっかけで、坂本は埋まっていた219本もの人骨を発見する。彼女はその旨を伝え宮道に頭蓋骨を見せ、彼は初めて見た白骨に怯える。その後死体があることを大声でサチヤンに伝えようとする宮道を諫めた坂本は、ヘルTVスタッフを介しサチヤンを現場に連れ出し状況を見せる。その異常事態に驚いたサチヤンは頭を抱える。(視聴率20%)
坂本と宮道から人骨発見の経緯を聞き困惑するサチヤン。気分を紛らわせるためかひとまず警察に通報しパトカーを呼ぼうと冗談を飛ばす。しかしその瞬間謎の力により亜空間からパトカーが車輪に炎を纏い到来。そこから降車した警察官により実況見分が行われ、人骨は回収される。そのまま亜空間へ走り去っていくパトカーを前に、回収人達は呆然とするのであった。(視聴率40%) そんな中宮道は突如不定の狂気(殺人癖)を発症。坂本は霊体を駆使しその場から逃れたが、取り残されたサチヤンは急遽戦闘をするはめになる。早速先攻したサチヤンだったが闘争本能を露わにした宮道の反撃に成す術も無く倒れる。そしてその場には血塗れの巨大ゴリラがいるのみとなった。(視聴率40%)
一位 谷内 幸也(サチヤン)(2150ソウル)
二位 宮道 申太(1650ソウル) 三位 坂本 九十八代(800ソウル)
最終視聴率:40%
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+ | 願いの顛末 |
一位になったサチヤンは願いを叶える契約に移行する。彼の願いは『多くの人に笑いで元気を届けたい』。その願いに間違いがないことを確認した後ヘルPはサチヤンに契約書へサインさせる。サチヤンは自身の力のみで願いを叶えられなかったことに少しの虚しさを覚えつつも多くの人々を喜ばせられることを喜ぶ。願いが聞き入れられた後、現実世界へ送還された回収人達。彼らはその後どうなったのか、そしてサチヤンの願いはどうなったのだろうか?
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+ | その後 |
キルデスビジネスへの出演経験を経て成長した宮道は人見知りを克服。いじめっ子の剛太を見返すとまでは行かなかったものの女子からはモテモテになった。なおその影響か剛太は若干ハブられ気味になった模様。
一方坂本のその後の行方は定かではない。だがおそらく亡霊のように無気力で大したことのない人生を送っていることだろう。 そして久々の営業を終えたサチヤンはSNSで話題になっている動画のサムネイルが自分のネタであることに気付く。試しに視聴してみたところそれは自身のネタ披露の動画を切り貼りし流行りの楽曲と合わせて作られたいわゆる『MAD動画』であった。しかもその動画はアメリカや南米、ヨーロッパ等各国でバズっていることが判明する。元々無名の芸人だったこともあって一部で芸名を『サッチャン』と間違えて知られた上海外では名前すら覚えられなかったサチヤン。だが世界中の人々に笑いを届けられたことを知った彼はその喜びを噛みしめる。ネットのフリー素材と化し想定外の形ではあるもののネットユーザーの間で有名になった彼はその話題に乗じて自身の知名度を上げようと夢見る。その後彼の夢が花開いたかどうかは、今はまだ誰も知らない別の物語。 |
+ | 『サムライの時代をもう一度 ~ラスト・スタンド・オブ・サムライ~』 |
出演者リスト
あらすじ
私立某伽学園の課題のためキルデスビジネスに出演し魔を退治することになった毛藤、マッチ中に突如通信機器がバグりスタジオに召喚されたショクワンダーの権化、タバコ休憩中にヘルPからスカウトされそれを快諾した武藤。そんな彼らが相対することとなったのはサムライに憧れなんちゃって日本を作り上げた『サム・ライトフット』と護衛天部『如何天』。そんな中武藤はサムにライバル意識を抱き、ショクワンダーの権化は武藤のリングが違法ギアであることに気付く。さらに毛藤は武藤の姿からサービスに失敗すれば視聴者がガッカリするのではと勘づく。そして今回の時代劇は武藤が悪代官、ショクワンが貴人、毛藤が盗賊を演じることに。(視聴率30%)
病床に伏せる貴人ショクワンと彼を訪ね、自身の権力拡大のために町中の薬を買い占める悪代官武藤。その時、薬が集まっていると聞いた毛藤は配下の盗賊団を引き連れ家を荒らして回る。マヒにより動けなくなった家来になんとかしろと命令する武藤に対し、自身に水をかけろと言うショクワン。武藤は困惑しつつも言われた通りにする。彼は破裂した後完全復活し、盗賊らにスーパージャンプをお見舞いする。(視聴率50%)
ショクワンはいつの間にか謎の人斬り集団に囲まれる。その正体は武藤が彼を暗殺するために使わされた配下だったのだが、そんなこととは露知らず彼らと殺陣を繰り広げるショクワン。だがインクでは剣客には対抗できず、そのままワンキル通されてしまう。武藤の近くにリスポーンしたショクワンはその後彼と共闘。 その後毒手のダメージですっかり弱り寝込んでしまった武藤。それに気づいた(犯人の)毛藤はどこかで見覚えのある薬を盗賊団に命じて持参。不安に思った武藤の配下に毒見させるも特に害はないことが判明。同じ番組の仲間として倒れられては困るといい武藤に薬を飲ませる毛藤。だが彼女を信頼できない武藤は回復するや否やそそくさとその場から退散するのであった。(視聴率60%)
突如護衛天部如何天からの急襲を受けた回収人の三人。先手必勝とばかりに武藤は彼を攻撃し。イカ天はしめやかに爆散。
毛藤が切り盛りする蕎麦の屋台でかけそばを食べる武藤とショクワン。武藤にショクワンに最近の調子を聞くと、回線はよくなったものの戦闘バランスがよくなく、打開策となり得るショクワンダーは魅力的ではあるものの使いづらいとこぼす。一方武藤はつい最近カードゲームのデッキによい規制が入ったことを嬉しそうに話す。しかしショクワンのご機嫌を取るには不十分であると考えた武藤は配下にいい感じの町娘を連れてこさせるも、何を思ったかショクワンは罪もない彼女を斬り捨てる。それを見て慌てふためく武藤を後目に店から立ち去るショクワン。彼の分も会計をすることになった武藤だったが毛藤により言葉巧みにぼったくられてしまう。(視聴率60%)
急遽武藤が悪人ではないかと なんとか復活した武藤だったが。その場に毛藤が登場。彼女はヘルエアコンの高温により町に火を放ち
焼け跡と化した城下町にて回収人一行は標的サムと護衛天部イカ天と遭遇。標的に襲い掛かる武藤であったが、彼からの反撃を受け致命傷を受け敗退。その後イカ天に攻撃された毛藤であったがなんとか応戦しキラートリックで大ダメージを与え勝利。その後さらにサムからの攻撃を受けるが見事返り討ちにする。しかしその後ショクワンと戦闘になり彼のショクワンダーによるトリッキーな動きに翻弄され敗北する。(視聴率30%)
ショクワンは蕎麦屋にて偶然にも再び武藤と出会う。最近談合により稼ぎが悪いと愚痴るショクワンは武藤に宥められるが、エナジードリンクを所望する。慌てて武藤が配下に持って来させたドリンク『怪物力』を口にしたショクワンは活力の余りその場にいた武藤の配下を斬り捨て、町の悪人を成敗しようと店を飛び出す。しかしショクワンモードが切れてしまい店に戻され、結局逃げた武藤の分まで代金を支払う羽目に。(視聴率20%)
何故かショクワンと共に帯刀した人々に囲まれてしまった毛藤。どうやら彼らは無銭飲食をし挙句の果てに開き直るショクワンを退治しようとしているらしい。ショクワンが蕎麦屋の店主に渡したはずの財布をなぜか懐から取り出した毛藤。状況が呑み込めないショクワンをよそに彼女は構えを取り、一撃で周囲の軍勢を吹き飛ばす。財布はそのまま持ち去られてしまったものの、ショクワンはお上からもらうことに。(視聴率40%) お上への相談も無下にされやはり財布を取り返さねばと考えたショクワンと財布の中身を使い切った毛藤、そして願いごとを叶えるためにソウルを奪わんと画策する武藤。彼らの間でついに最後の乱闘が勃発する。武藤は貴人のショクワンの首を狙い先攻、だが押し負けてしまい戦闘から脱落。その後ショクワンは盗賊毛藤に狙いを定めるが、毒手に蝕まれ死んでしまう。(視聴率20%)
一位 毛藤 蓮(1750ソウル)
二位 武藤 真慈久(500ソウル) 三位 『バンカラな若者』ショクワンダーの権化(100ソウル)
最終視聴率:20%
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+ | 願いの顛末 |
圧倒的な差を見せつけ一位に君臨した毛藤。そんな彼女の願いは『ヘルPを討滅する』。その願いを叶えるため、彼女は契約書にサインをする。そしてスタジオ内の開けた場所へ移動した二人。願いの影響により弱体化したヘルPを一撃で粉砕した毛藤。だが次の瞬間骨粉から再生してしまう。それを見た毛藤は彼を持ち帰ってサンドバッグとして学園に届けようと思案するが契約内容によりそれはできないことが発覚。ごねるもヘルPにはまともに相手にされず。結局彼との交渉により片手だけは持ち帰ることに成功した。
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+ | その後 |
持ち主のスイッチに帰還し、エラーから回復したショクワン。それから間もなくジムワイパーでランクマッチに潜るが、ボコボコにやられてしまい自身の無力さを改めて思い知る。果たしてショクワンダ―が環境武器となるのはいつになるのか。
一方武藤は願いを叶えるチャンスを逃してしまったが、キルデスビジネスへの出演自体をラッキーだったと考えるように。出演以降もカードショップに赴いてはカードゲーム仲間と共にデッキ調節に精を出し、大会出場を目標に励んでいる。 そして学園に獲得したプライズを提出した毛藤。とある流派による分析の結果、魔に関する新たなデータが見つかった。これによりシノビ達の技術力が向上し、流派はさらなる発展を遂げたのであった。なお当の毛藤は実技はさておき座学で落第し留年が決定した模様。 |