基本情報
GM:睦月
PL:星野みや、和白、みん、透
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レギュレーション等 |
使用ルルブ:「闇に妖、人に花 総集編ルールブック」
開催時刻:木曜19:00~23:00
募集人数:四人固定、HO制
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キャラクター紹介
PC1
PL名:星野みや
PC名:東月 千代
性別:女
単花/菖蒲
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HO |
〇HO1 種 ー貴方は特別だった。
貴方は神田にある小さな書店「東月書店」で働いている。客もほとんど来ない古書店、その店主である『東月フミ』に幼い頃拾われて以降、彼女と共に暮らしてきた。
そして、貴方には幼少期の記憶が存在しない。どこで生まれ、育ち、暮らしてきたのか。唯一耳朶に残っているのは、貴方に優しく語りかける母親らしき人物の声だけであり、それ以外は全く記憶が無いのである。
気がつけば独り路頭に迷い、ついには行き倒れてしまった幼い貴方を救ったのが、偶々郊外に出歩いていたフミであった。その日からずっと、彼女は貴方を育て続けている。元々一人で細々と生計を立てていたことや古稀を越える彼女の年齢を思えば、貴方を育てるために相応の無理をしていることは想像に難く無いが、「いつも不便かけてごめんなさいね」と謝りながらも貴方に彼女は変わらぬ愛情を注ぎ続けている。
そうした生い立ちと関わりあることかは分からないが、貴方の背中にはくっきりと赤色の花紋が入っている。普段は自分からも人からも見えない為に気にしたことは無いが、自分が巷で時折聞く”花憑人”という存在であるのかという疑問については確証がなく、家計に無理もさせられないため、古ノ花朔夜学園には通わず神田古書店街の奥で今日もせっせと働いている。
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☆東月 フミ(とうづき ふみ)
東月書店の店長。今年で御年七十二歳であり、足腰の衰えから書店の奥で座っていることが多い。が、本の位置の把握や会計勘定では未だ衰えを見せず、まだまだ現役の働きぶりを見せる。
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❖キャラメイク制限
- 単花固定。ただし、菊の花紋のみ選択禁止とする。
- 出自表、開花表は「不明」とする。経験表はHOに矛盾していないものであれば取得可能である。この時経験表のテキストを改変しても構わない(Ex 学園には所属していないため、学園部分を書き換える等)
- 年齢は13歳~16歳を推奨とする。
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設定等 |
設定
直情型で無鉄砲。思い込みが激しく情に厚い。しかし記憶の欠落のためか刹那的な側面があり、痛みに鈍い。
フミを深く慕っており、名乗ることを許された名字を大切にしている。恩返しのためにと懸命に書店で働く。
本を汚さないよう普段手袋をつけている。本を読むのは好き。知識欲は割と旺盛。意外と言われると若干拗ねる。
客の出入りが多くない店で育ち、学校に通った経験もないため、同じ年頃の友ができたことがない。少し憧れる
が、血縁もない自分を育ててくれたフミの手伝いの方が大事なのは当然。高齢のフミをひどく案じている。
何もわからず心細く一人彷徨った記憶が僅かに残っており、フミがいなくなることを恐れている。
常連の変わり者に刀の扱いを教えてもらった。周囲に年上ばかりだったためかそこそこ可愛がられてきた。
力持ち。フミの役に立てるので誇らしい。それはそれとして女らしくないとか言われたら口を利かなくなる。
動物好きで近所の犬猫に死ぬほど懐かれている。常連には仲間だと思われているのだと揶揄われ、むくれている。
過去を何も思い出せないことへの不安や、本当の家族が自分を探しに来ないことへのうっすらとした失望がある。
名前だけが過去の縁。拾われたばかりのころは、よくあの声が自分の名前を呼び頭を撫でてくれる空想をした。
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PC2
PL名:和白
PC名:三条 杏
性別:女
単花/椛
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HO |
〇HO2 葉 ー貴方は望まれなかった。
貴方は代々日本帝国政府に仕える家系の子であり、妖魔と妖魔憑きを忌み嫌う格式高い皇居の街、霞ヶ関官庁街に暮らしていた。幼い頃から高等教育を受け、両親同様政府の為に働く立派な人物となるべしと未来を嘱望されていた貴方が己の将来をどう捉えていたかは分からないが、厳しい父と優しい母、そして貴方を慕う妹との生活は貴方にとって当たり前の日常であった。
そんな日々の最中に突如として起こったのが”赤口の大騒乱”――帝都東京にて数千人の死傷者を出した、未曾有の妖魔災害であった。当然両親はその対応に当たることとなり、貴方と貴方の幼い妹は外の禍乱に怯えながらも家の中で二人の帰りを待つこととなる。全てが終わり事態が収まった後、親の帰りを出迎えた貴方と妹が目の当たりにしたのは、母親の形見を手に悲痛な表情を浮かべる父親の姿であった。
母親が死亡してから、貴方の父親はより一層仕事に打ち込むようになった。長年政府と皇族達の間では「花憑人は妖魔に堕ちうる危険因子」との認識がなされていたが、大騒乱を経た後、貴方の父親を含む警察局の「花憑人危うし」の意向は一層強まり、貴方達兄弟も「妖魔に憑依されてはならない」と強く言い聞かせられることとなる。
そんな折に、貴方は何の因果か花憑人となってしまう。無論父親は酷く動揺し、貴方を強く責めた。遂には「出ていけ、お前の居場所はここには無い」と、弁明する機会すら与えられぬまま家を追い出されることとなる。貴方はそのまま花憑人育成の場である古ノ花朔夜学園に入学する手配を受け、それと同時に家族と絶縁する運びとなったのであった。
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☆三条 小梅(さんじょう こうめ)
貴方の実の妹であり、今もなお霞ヶ関にて父親と共に暮らしている。性格は天真爛漫で好奇心旺盛。箱入り娘として育てられているにも関わらず、花憑人となった貴方を未だに慕い続けており、女中の目を掻い潜って会いに来ることもしばしばである。
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☆三条 悠一郎(さんじょう ゆういちろう)
貴方の実の父親。長年官僚として帝都で働いている秀才。現在は警察局 妖魔犯罪対策課を指揮する任に就いている。
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☆三条 千鶴(さんじょう ちづる)
赤口の大騒乱にて命を落とした貴方の実の母親。警察局 妖魔犯罪対策課にて父と共に仕事をしていたらしい。家族想いの優しい母親であったことを覚えているだろう。
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❖キャラメイク制限
- 出自表は「高貴なる身」に固定される。HOに矛盾していなければGMを説得して他のものを取得することも可能とする。
- 古ノ花学園の生徒であること。
- 妹、父親、母親の名前・年齢はPLが自由に決定して良い。ただし妹の年齢は15歳以上でなければならない。
- 年齢は16歳~19歳を推奨とする。
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設定等 |
設定
事件で両親のいない間、妹を元気づけるために下町で一緒に買い物をした帰りに妖魔に襲われる。「これから家までおにごっこしましょう、わたくしが鬼ね」と咄嗟に言って妹だけは逃がした。妖魔は杏に、妖魔と戦わずに家にいる普通の家族の幻を見せ、杏は夢心地で受け入れてしまう。
父親や妹にはそれを隠しており、だからか時折「わたくしは悪い子ですので」と呟く。自嘲気味に吐き捨てるかもしれないし、とっておきの作戦を共有する際、友人に悪戯っぽく囁くかもしれない。
成績も良く面倒見が良いので、宝蕾寮で幼い子どもたちに規律を守らせたり、集団生活に慣れない子の世話をする係を引き受け、実家の援助なくとも生活できる環境と少しの給金を得ている。
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PC3
PL名:みん
PC名:御影 累
性別:女
双花/菊・梅
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HO |
〇HO3 枝 ー貴方は頼りだった。
貴方は勒原御用所に所属する花憑人である。「妖魔は絶対悪」を掲げる由緒正しき対妖魔組織で活動する貴方は、日々妖魔の討伐に励み都民を守っている。
貴方には直属の先輩「碓氷 凪人」がおり、勒原の外でも交流を持つほどに親しくしている。彼は幼い頃から勒原の前線で働いている英才であり、勒原の者の中にもその優秀さに尊敬の念を抱く者は多い。 そんな彼は、かねてより”赤口の大騒乱”について関心を寄せているようであった。相反する信条を掲げるが故に元来確執の多い警察局と勒原御用所だが、件の騒乱の際には協力関係を結び、共同で事態の対処に当たったという。しかし、事件から七年経った今、組織同士の軋轢は再び深まり、両者の力の均衡を保とうとする争いは水面下で火花を散らしている。 「もし再び、あのような事件が起こったならば……」 と呟く彼は、どうやらこの状況を憂慮しているらしい。
今の退魔システムや花憑人の在り方が然るべきものとは言えない、ということは貴方にも分かっているが、対魔組織の一構成員が現状を変える力なぞ持っている筈も無し。貴方は今日も、帝都の平穏な日常を守るべく、勒原御用所の一員として力を振るっている。
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☆碓氷 凪人(うすい なぎひと)
その実績から、二十四歳という若さで勒原の重役についている異才。人当たりのいい性格だが、妖魔を許さないという信念は人一倍強い。
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❖キャラメイク制限
→勒原御用所スキルが取得可能となる代わりに、組織の恩恵と代償をも受けることとなる。
- 学園の卒業生でも、元から組織に所属していても、どちらでも構わない。
- 年齢は特に制限しないが、凪人の年齢が24歳であるため、それ以下であることを推奨する。
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設定等 |
設定
古ノ花朔夜学園に所属しながら、勒原御用所にも勤めている。勤めてる理由は給料と恩義。
住んでる場所は新橋・芝地区の南東部の賃貸。家賃が安いから。
趣味は学園で図書委員会に所属してる通り読書。家にはまぁまぁな量の積読がある。
稼いだ給料のほとんどは本と家賃に費やされる。
勒原での上司、碓氷 凪人ととても仲が良い。少なくとも交友を持つ人物の中ではだいぶ信頼している。
本人には大抵素っ気ない態度をとる。が、碓氷からの頼まれごとは遂行するし、仕事もしっかりとこなす。
人をからかうのが好き。愛煙家。
口調は目上には敬語(碓氷は例外)。それなりに親しくなればタメ口。碓氷にはぶっきらぼう。
累は被差別的な身分の生まれで、当然家も貧しかった。人々から蔑まれ、全てが嫌になった時、花憑人になった。ある日、幼い累が月の出る空の下を歩いていた時、妖魔に襲われたのだ。そこを助けてくれたのが、今よりもさらに若き碓氷だった。碓氷が覚えているかは定かではないが、彼を追って勒原に入った。それを伝えるタイミングを逃してるうちに親しくなってしまったため、お礼を言うのが気恥ずかしく、言い出せないでいる。
勒原に所属している以上、「妖魔は悪」だとは思っているが、自身が被差別身分だったのもあり、花憑人を軽く扱うことはよく思っておらず、そこには少し疑念を残している。
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PC4
PL名:透
PC名:牡鹿 樹
性別:男
双花/萩・牡丹
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HO |
〇HO4 実 ー貴方は一人ではなかった。
貴方は東京郊外の小さな集落に生まれた。仏教信仰の篤いその地で、貴方は仲の良い幼なじみである『御沢 燎』と共に平穏な日々を送っていた。
ある日、貴方と燎はとある噂話を耳にする。大人達が立ち入りを禁じた山の奥には、美しい宝が眠っているのだという。その噂に引き寄せられるように、二人は禁足地とされていた森に入り込んだ………のだが、貴方に当時の記憶はほとんど無い。幼かった所為もあったのだろうが、貴方が今はっきりと憶えているのは、その時についたのであろう幾つかの傷跡と山から二人で持ち帰った赤い宝石、そして「この石を肌身離さず持っておけ」という、名も思い出せぬ誰かからの忠告だけだ。
この石を山から持って帰った数日後のこと、貴方達は「赤口の大騒乱」という妖魔事件に巻き込まれる。貴方達の集落もその災禍に見舞われた不幸な村の内の一つであり、貴方達の家族を含む数多くの人々が無惨にも命を落とした。貴方と燎は石をその手に命からがら村から逃げ出すこととなり、故郷を失った二人は幼い身で世を生き延びる為、帝都の中心へと向かったのである。
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☆御沢 燎 (みさわ りょう)
貴方の幼なじみ。初対面の相手にはぶっきらぼうな態度を取りがちだが、根は明るく優しい性格をしている。貴方に対しては少々過保護気味。
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❖キャラメイク制限
- 古ノ花学園の生徒であるか退魔組織に所属しているかは自由に決めて良い。ただし勒原御用所、警察局、フリーランスは禁止とする。
- 年齢は15~18歳程度を推奨とする。また、燎の年齢についてもPLが自由に決定して良い。
- 貴方と燎は”赤い宝石"を所持している。所持の仕方は自由に定めて良い。(アクセサリーなどへの加工も可)
- 貴方の体には傷跡が残っている。傷の箇所はGMとの相談で決めること。
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設定等 |
設定
▶職業・所属 商人 万年樹組合市場
▶人種・出身 日本人、東京生まれ
▶年齢 17
▶性別 男
▶身長 175
▶体重・体型 68
▶外見的特徴・雰囲気 長身で引き締まった体躯。鋭く厳めしい雰囲気。赤茶の髪、眼鏡。左目の下に傷がある。
▶性格 正義感や責任感が強い。悪く言えば自己中心的。
▶職業
商人。祖父が収集や販売を行っていた事業を受け継ぐ形で、茶道具の取り扱いを始めた。樹自身に茶道具への思い入れはなく、あくまで商品と割り切っての商売をしている。
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▼人物▼
▶表の顔(他のPCたちが知っていてもよい情報)
銃使い。遠距離は苦手だが、近距離戦闘は得意。複数人を同時に相手にすることができるが、激しい戦闘では味方を巻き込んでしまう危険を孕んでいる。
優秀な能力を持ち、臨機応変で柔軟。自分に自信があり、王者のような風格がある。
思慮深く、冷静沈着で、強い正義感と責任感を持つ。妖魔へは個人的な因縁がある以上に、人々が妖怪に脅かされることを許せないと考えており、自分ができることは戦うことだと考えている。
周りの人々を支援し助けることに熱心。仲間だとみなした相手への信頼はとても固いが、敵とみなしたらどんなことでもする。自分にできないことは率直に認めて、仲間を頼ることができる。
自分のことに関しては無頓着で、無鉄砲に敵の下へ突撃するし、私生活は怠惰。
▶裏の顔(他のPCたちが知らない情報)
自分の信念に従って行動することが多いため、その信念に疑問を持たれたときに悩むことがある。また、自分自身に対して過度とも言える自信を持っていることから、失敗を経験した際には、自己評価を下げるし、しっかり落ち込む。
▶小ネタ
- 誕生日:10/22
- 星座:天秤座
- 血液型:O型
- 利き手:右
- 手癖、よくするポーズ:自然と少し胸を張る
- 感情表現:一見乏しく見えるが、人並みにある
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キャンペーン情報
第1話『大安の播種』
最終更新:2023年05月12日 00:21