ブレトランド水滸伝。それは「七つの序章」と「九つの本章」から成り立つ、百八の星の物語である。これは、そんな十六の章からこぼれ落ちた、ブレトランドの正史に刻まれることのない、彼等の知られざる逸話集である。
開催日時:2025年7月6日(日) 10時〜18時
開催形式:ココフォリア&Discord
レギュレーション
- CL:25
- 使用可能サプリ&データ:全ての公式発行物
- 国ルール&マスコン:使用せず
今回予告
大毒龍との決戦を終えた後、クリサリス湖の畔に築かれた要塞を中心に、かつてこの地に存在した湖岸都市「オーハイネ」の復興計画が進行していた。テイタニア領主ユーフィー(PC④)の妹であるサーシャを仮の領主とした上で、周辺地域の浄化と再開発が進められていく中、下水道工事の過程において、地中から「銀色の鐘」が発見される。
この地に関する民間伝承の一つに「かつて、英雄王エルムンドと、七騎士の一人であるマルカートが湖の畔で愛を誓い合い、その際に天空に現れた銀の鐘によって祝福の音が鳴り響いた」という一節がある。真偽は定かではないが、その時の鐘なのではないか、という憶測が広がり、やがて、この鐘を設置した「結婚式場」をこの地に築くという構想が浮上することになった。
だが、その結婚式場の建設の過程で、何者かによってその鐘が盗まれてしまう。ヴァレフールの筆頭魔法師であるヴェルナが用いた探索魔法によれば、現在、その鐘は幻想詩連合と大工房同盟の境界に位置する山脈に住む魔龍バランディアの住処と思しき区域に存在するらしい。そして、「この状況を放置しておくことは危険」というのが、時空魔法師としての彼女の見解であった。
一方、その頃、大陸を旅していた冒険者のノエル(PC①)は、とある魔境の浄化の際に、一人の女性と出会う。彼女が何者なのか、この時点でのノエルはまだ気付いてはいなかったのだが、やがてこの出会いが、一つの新たな波乱を巻き起こすことになるのであった。
グランクレスト単発シリーズ「ブレトランド水滸伝DO」第5話
「境界の鐘が鳴る時間」
想いを収め、契りに至れ!
個別ハンドアウト
PC① ノエル
大毒龍との戦いを終えてから数ヶ月後、世界各地を点々としていたキミは、とある魔境を浄化した直後、その魔境の跡地に、一人のニット帽を被った金髪の美女を発見する。彼女はキミの姿を見た途端、狼狽して取り乱した様子を見せるが、その直後に、意識を失って倒れてしまう。
因縁:謎の金髪美女 関係:忘却 推奨感情 メイン:任意 サブ:任意
魔境の跡地で出会った美女。状況から察するに、キミが浄化する直前まで魔境を彷徨っていたらしい。外傷は無く、疲労で倒れたように見える。どうやら彼女はキミのことを知っているようだが、キミには心当たりがない。ただ、どこかで会ったことがあるような気がしなくもない。
PC② リーフ・ノーランド
大毒龍との戦いを終えてから数ヶ月後、世界各地を淡々としていたキミは、旅先でノエルの噂を聞いた。どうやら彼は今も世界各地で様々な魔境を浄化して回っているらしい。その話を聞いたキミは「よく分からない謎の衝動」に突き動かされるように、彼の元へと向かうことにした。
因縁:“日輪を灼く”バランディア 関係:仕事 推奨感情 メイン:任意 サブ:好奇心
異界の龍。キミはかつてパンドラに所属していた頃、他の構成員と共にこの龍の住処を訪れたことがある。どうやらこの龍はパンドラの者達とは協力関係にあるようで、財宝の貸し借りなどをおこなっているらしい。なお、理由は不明だが、キミのことは気に入っていたようである。
(詳細は「基本ルールブック1」p.317を参照)
PC③ ミモザ
大毒龍との戦いを終えた後、キミは冒険者の一人として、湖近辺の開拓事業に協力していた。そんな中、キミは地中から謎の「銀色の鐘」を発見する。その鐘をシンボルとした「結婚式場」の建設計画が持ち上がることになるが、その後、その鐘は何者かに盗まれてしまったらしい。
因縁:マヘリア・イシュトガルド 関係:仕事 推奨感情 メイン:任意 サブ:誠意
諜報結社「ヴァルスの蜘蛛」の首領。君はかつて何らかの重要な情報を彼女に提供したことがある(内容は任意)。その時以来、キミは彼女とは縁があるのだが、最近、彼女がブレトランドに直接赴いているという噂がある。どうやら何か重要な案件について探ろうとしているらしい。
(詳細は「基本ルールブック1」p.318を参照)
PC④ ユーフィー・リルクロート
大毒龍との戦いを終えた後、しばらくの間はオーハイネ近辺で魔境の残滓による小規模な混沌災害が多発していたが、サーシャを中心とする浄化活動の結果、テイタニア近辺の地域も平穏を取り戻しつつある。最近は君主/領主として、サーシャの相談相手になる機会も増えてきた。
因縁:サーシャ・リルクロート 関係:家族 推奨感情 メイン:庇護 サブ:任意
キミの妹。現在はオーハイネの開拓事業の指揮を執っており、いずれこの地の領主となることが目されている。体質自体は根本的には治っていないが、指揮官として、自分なりの君主としての道を見出しつつある。なお、最近はキミを介さず、直接彼女に縁談を持ち込む者もいるらしい。
PC⑤ アンジェ・リルクロート
大毒龍との戦いを終えた後、キミは妻&義妹と共に、テイタニア~オーハイネ近辺の混沌災害の対応に勤しんでいた。そんな中、湖の畔で謎の「銀色の鐘」が発見され、当面はキミがその管理を担当することになっていたが、ある日の夜、何者かの手によって盗み出されてしまった。
因縁:“雷光の”ワトホート 関係:仕事 推奨感情 メイン:任意 サブ:感服
「魔境ハンター」の異名で知られる邪紋使い。現在はボルフヴァルド大森林の近辺に発生する様々な魔境の探索に興じる日々を送っており、オーハイネ開拓の過程で何度か彼には助けられたことがある。なお、先代伯爵と同じ名前のため、この地では「雷光のワット」と名乗っている。
(詳細は「基本ルールブック1」p.316を参照)
最終更新:2025年07月06日 10:11