H23年度 名大祭企画 霧の街(ミストキャピタル)
世界観
舞台は19世紀大英帝国ロンドン。
産業革命によってもたらされた華々しい栄光と発展の陰に、もしくは酒場の主人や占い師たちの視界の隅で。
歴史の表舞台には決して現れない。欲望と憎悪と偶然の織り成す「事件」が存在した・・・。
必要な欠片を選び取り、数多の嘘を見透かして、その手に「真相」はつかめるのだろうか?
ああ…今日も霧が街を覆っていく…
全体像
具体的なイメージは「逆転裁判」と「錬金学園」
事件の証拠である「証拠カード」を集め、推理し、組み合わせた証拠を交換し、
「必要な組み合わせ」を完成させる。
上級生向け補足
聞いている限りだとラガクエのノウハウを流用できるはずです。錬金学園よりはシナリオ重視なのでラガクエよりです。(O-Ton補足)
ゲームの流れ
Step1 事件の入手
入口にて「事件簿」を受け取る。
(「事件簿」には「証拠ホルダー」と「有力証拠ホルダー」が用意され、
集めた証拠のうち、提示するものだけを「有力証拠ホルダー」に入れる(ネタバレ防止機能))
Step2 証拠の入手
「事件簿」を手にしたPLは、NPCを回り、事件の証拠である「証拠カード」を入手していく。
(この時、「事件簿」の表紙の事件タイトルでNPCは何の事件かがわかっている。)
Step3 事件の推理
集まった「証拠カード」の中には、「嘘(ほかの証拠との矛盾点)」を含むものや、「全く関係のないもの」
も存在する。「証拠カード」から「嘘」と「有力な証拠」を選び出す。
Step4 再調査
Step3をふまえ、「嘘」と「その証明」などを「有力証拠ホルダー」に入れ、特定NPCに持っていく、
「怪しいと思う証拠」と「その根拠」などを「有力証拠ホルダー」に入れ、特定NPCに持っていく、
などにより、「新しい証拠」に引き換え・入手などをして、再び推理を開始する。
(イメージは逆転裁判の「異議あり」→「おかしいものをチョイス」の流れに近い。
AとBという二つの矛盾する証拠などを「有力証拠ホルダー」に入れ、特定NPCに持っていく)
Step5 事件の解決
事件の解決に必要な証拠が集まったら、「有力証拠ホルダー」に入れ、
出口であるスコットランドヤードの所長へと、持っていく。
シナリオメイキングに関して。
19世紀末から20世紀初頭、具体的にはホームズの活躍した時代のロンドン(っぽい都市)。科学技術や物理法則は現実に概ね準拠するべき。超能力とかそういうものはない。乗合馬車や電話、鉄道は普通にある。20世紀初頭ならば血液型鑑定や指紋、初期の飛行機や飛行船、自動車などが存在してもよい。
テンプレ
- プレイヤーは探偵社に所属する探偵の一人となって依頼を受け、各NPCを訪ねその証言を得ることによって依頼を達成する。
- シナリオに必須なのは、依頼文、証言、解決の三つである。
依頼文
- 依頼文は依頼内容と、場合によっては簡単な補足説明(探偵社からヒントを出すなら、ここで出すべきである)が必要。依頼人は名前だけの存在でもいいし、NPCの誰かでもよい。警察が自力では解決困難な事件を持ち込んでくることもあってよい。依頼内容は簡単な物探しでもいいし、難解な殺人事件でもよいが、重大な事件ほど難易度が高くなるべきである。法で裁かれるべき犯人が存在する場合、それはNPCであるべきではない。ただし、特に難しい依頼の場合は、NPCを犯人にすることがあってもよい。
証言
- 証言は証言者(NPCの誰か)と証言内容が必要。ある条件(他の証言を既に得ていることや、特定の質問の仕方など)を満たした場合のみ得られる証言や、ミスリードを誘うダミーの証言があってよい。むしろ難易度の高いシナリオでは必須と言える。
- 簡単なシナリオでは証言は2~3個でよい。最も難しいシナリオでも証言が10を大きく超えるのは避けること。
解決
- 事件には解決が必要である。解決は、証言と同じような形でNPCからプレイヤーに渡される。ただし、何らかの条件を満たした場合にのみ渡されるべきである。これはNPCが真相を明らかにする、もしくは探偵の推理をNPCが裏付けするということである。物探しの依頼なら、ここで依頼された品が発見される。
- 明らかになるべき事実は、全て解決によって明らかにされるのが望ましい。プレイヤーが行うべきことは、解決が渡される前に全て済んでいるべきである。
シナリオ関連
シナリオまとめ5・17修正版
シナリオまとめ5・17に細かなミスをいくつか発見したので修正版を上げした。修正点は以下の通りです。
2-18「幽霊屋敷」の依頼主が商人なのはおかしい(というかNPCの商人と紛らわしい)ので、適当な人名(ジム・バートン)に変更しました。
2-19「行方不明の看板娘」の証言カード「ジャックとローラ」が記者から出るのはおかしいので、商人に変更しました。
3-1「表紙のない本」の記者の”②「二人目の本探し」⑦「一組の呪いの書」などを見せる”は②ではなく⑤のはずなので修正しました。
修正版2
追加修正:3-2「読めない手紙」において後半貴族の証言カードは省いたはずだったのに残っていて、紛らわしいので削除。
他ハンドアウト修正、アイテムカードへの記述変更、誤字修正など。証拠カードの増減など、大幅な改変が必要とされたものは触っていません。
シナリオ
証拠
ハンドアウト
シナリオと証拠カード、ハンドアウトの今までに完成した分のまとめです。残りは「失われた物語」だけの筈。
カンペレイアウト改変 by shiron
自分用だったもの。主な変更点は
「余白:狭い」「フォントサイズ10.5統一」「テンプレ情報(初期証拠カード、の7文字とか)を省略し改行をやめて行数削減、枚数調整」
などです。ついでに、依頼人扱いになっている場合は依頼文も乗せています。
証拠カード
シナリオ
テストプレイの結果発覚したミスを修正しました。修正点は以下のとおりです。 by会計
- 1-2、2-2、2-5、2-13でルビがハンドアウトと証拠カードで違っているというミスを、ハンドアウトの方に証拠カードのルビを合わせる形で修正。
- 2-3の証拠カードNo.1「よめない本」にルビがついてなかったので修正。
- 2-18の証拠カードNo.6を商人からマスターに変更。
- 2-16の証拠カードNo.1「髪飾りり」になってたのを「髪飾り」に修正。No.2で首飾りとなっていたのを髪飾りに修正。No.7で初恋にルビが付いてなかったので修正。No.6、展示会が五日前なのは時系列的に明らかにおかしいので十日前に変更。
- 3-3の真相カードNo.16に、真相の文字が抜けていたので追加。
- あとはシナリオの方を少しいじりました。
対応表
記者
貴族
マスター
靴磨き
学者
商人
証拠カードの対応表と、NPCのカンペのちゃんとしたのを上げました。 by会計
カンペの1ページ目には、対応表からそのNPCに関係する部分だけ抜き出したものが付いています。
探偵証表
探偵証裏
探偵証上げました。市長の名前はやはり適当なので代案があれば、そちらを。
コメントログ
- メール返信してなかったから一応、見てるか疑問だけど12日参加で。 - cvyou 2011-12-12 01:45:24
- あとこのコンセプトであれば、昔やった「ラガクエ」のノウハウが生かせるんじゃないかな、と思ったので、なんとなく書いておきます。明日水曜日に話してもいいしね。 - O-Ton 2011-11-29 07:05:55
- 探偵もの、いいじゃないですかw 楽しそうwww - O-Ton 2011-11-29 05:33:25
最終更新:2016年10月02日 10:33