ガンメタル・ブレイズ リプレイ
ラストレター君へ
GM:matthew
アガスティア
約1000年前に現れた白き異形“メナス”によって、滅亡の危機に瀕した世界アガスティア。
この出来事は“メナスハザード”と呼ばれ、人々はそれまでに築いてきた高度な文明を全て失った。
万能の力“フォース”を大量に解放することで世界の滅亡は免れた。しかし、完全にメナスを消し去ることはできなかった。
生き残ったメナスに加え、メナスの因子“メナスファクター”を取込みメナス化した物や動物が人々を襲う。
だがそれに抗う力もまた存在する。
万色のフォース“ガンメタル・ブレイズ”を得し者“ブレイザー”通常兵器では倒せない上位のメナスに対抗できる唯一の存在。
彼らだけがメナスを倒し、世界に希望を与えることができるのだ。
●シナリオトレーラー
GM:ではセッションをはじめます。
一同:はーい。
GM:まずシナリオトレーラー。所謂今回予告を読み上げます。
世界最大の自由都市マーカスシティ。娯楽にあふれるこの街で起こる数々の事件。
禁断の果実を求める人々の欲は際限なく、無垢な少女さえ白で染め上げる。
哀れな少女の心と願いは一通の手紙に託された。
ガンメタル・ブレイズ 『ラストレター君へ』
万色の光よ、白き闇を打ち払え
GM:と、いうわけで。続いてPCの自己紹介に移ります。
●キャラクター紹介
▽ヴィクトリアの場合 PL:O-Ton
PC①用ハンドアウト
コンタクト:リージェ 関係:庇護
推奨ワークス:特になし
キミはかつてリージェという少女に命を助けられたことがある。彼女はスラムの住民であるが辛さなど感じさせないような明るい性格で、多くの人から慕われていた。しかし半年ほど前に、急に姿をけしてしまった。彼女の身に何があったのだろうか。
ヴィクトリア:ヴィクトリア。17歳女の子。(スタンスは)スナイパー、ツインアームズです。で、一応美形になりました。…皆美形だよね?(笑)
フィーリエ:美形ですね(笑)
GM:美少女卓なんで。魔法戦隊ものやりたくなりますね。
ヴィクトリア:アライメント(のポリシー)はヒール。ワークスは暗殺者。表向きは個人のミリタリーショップの店員なんだけどね。ジャン・カルヴァン・アームズとかいう謎の武器屋で裏の事を頼むとこいつが出てきて暗殺を請け負います。普段は悪ぶっている少女。
GM:なるほど。(メモメモ)
ヴィクトリア:ぶっきらぼうな感じでしゃべれるといいなぁ。で、ペットの犬飼ってます。犬にだけは優しい。
GM:はい。リージェちゃん何歳がいいですか?
ヴィクトリア:じゅう…(ダイスを振る)12になった。
GM:じゃあ12歳の女の子で。
ヴィクトリア:まああとは、スタイリッシュにやれるといいなと思います。
▽キリの場合 PL:まち
PC②用ハンドアウト
コンタクト:“長老”バディ・リチャードソン 関係:家族
推奨ワークス:特になし
キミはスラム街出身である。スラムにいたころはスラムのリーダーともいえるバディ・リチャードソンに家族のように大切にしてもらい、お世話になっていた。一年ほど前からスラムの仲間が行方不明になる事件が相次いでいるらしい。彼もきっと心を痛めているだろう。
キリ:キャラクターの名前はキリといいます。歳は21です。同じくなんですけど美人です。
ヴィクトリア:美人。
GM:すばらしい。
キリ:アライメントはポリシーがペルソナでデザイアが渇望です。自分の心の内を人にみせるのが苦手な子だと思ってください。
ヴィクトリア:無口系か。
GM:内気系女子?
キリ:そうですね。内気系女子。
セッションが始まればわかるが、とんだ誤情報である。
キリ:スラムの出身で、特に長老のバディさんにはよくしていただいて。スラムの女の子達の姉貴分的な存在です。自分で身を立てれる歳になったのでスラムを離れて探偵をやってます。スラムの子のなかでもアルマティという子は自分の本物の妹のように可愛がっています。
GM:ふむふむ。あ、ちなみにバディさんはマーカスシティでも屈指の情報通です。
キリ:探偵ということもあり、裏の世界と関わった時にヴィクトリアさんの暗殺の腕に恐れなすようになりました。
ヴィクトリア:じゃあそこと喧嘩してようかな。
キリ:ライバル的な感じで?
ヴィクトリア:そうそう!ライバル的でもなんでもいいから喧嘩していよう。
キリ:おっけーです。大体そんな感じですね。
ヴィクトリア:スラムの正義の味方的ポジションでしょ?
キリ:そうですね。
ヴィクトリア:こっちスラムの乱暴者ポジションだもん。喧嘩するよ。
キリ:あ、あとどうでもいい情報ですが。イーストエンドの方の血を引いてて、武器もイーストエンドのものを使っています。(ブシドーブレード)
▽栗鳥りとるの場合 PL:kycorine
PC③用ハンドアウト
コンタクト:アラン・ソミシー 関係:友人または主従
推奨ワークス:特になし
キミは秘密結社アーダルフレアの一員である。普段マーカスシティの研究所で働いているキミの最大の役目は理事長アラン・ソミシーのお守だ。彼は研究者としては優秀だがよく変なものに興味を抱き、そのたびに振り回されてきた。そんな彼にまた呼び出された。
GM:あ、ちなみに関係どちらにします?
りとる:友人で。
GM:はい。
りとる:名前は栗鳥りとる。
GM:言いにくいという…。
りとる:栗って字にピヨピヨの鳥で栗鳥です。年齢は…(ダイスを振る)21で。性別は女。
ヴィクトリア:21歳、女、美人。
りとる:21歳、女、美人です(笑)普段は正義の道をひたすら志し、自称仮面ライダーとして活動しています。よくそのへんの暴走族のギャングを後ろから車で追いかけて跳ね飛ばすという危険極まりないことをしています。
正義とはなんだったのか
ヴィクトリア:ただの暴走族…。
りとる:自分の中の正義です(断言)
GM:これが正義だぁ!と言いながら轢くんですね。
ヴィクトリア:うわぁやべぇ!(笑)
りとる:もとはとある事故にあい、秘密結社アーダルフレアに仮面ライダーに改造されました。
GM:ええっ!?わ、わかりました…。なのに(アランと)友人なんですか?
りとる:はい。
GM:仲いいんですか??
りとる:こっちは「悪の組織にもいい人はいるからね」って感じ。
GM:(悪の組織のボスなんだけどなぁ)アランとはそこそこ仲良い感じで?
りとる:はい。今アーダルフレアを密かに壊滅させるべく活動中でございます。
GM:(いやだからどういうことなの)…了解です。
りとる:本人としては二重スパイのつもりでいるのですが、こっちの後方には何もない(笑)
GM:なるほど。面白いと思います。
▽フィーリエの場合 PL:助動詞にいてんろく
PC④用ハンドアウト
コンタクト:アイナ・ローレンス 関係:ビジネス
推奨ワークス:ハンター
キミはマーカスシティを中心に活動するハンターである。最近マーカスシティでは人型メナスによる事件が多発している。それらの事件には多くの共通点が存在し、その大本を探ることをキミはアイナ・ローレンスに依頼された。
フィーリエ:名前はフィーリエ。年齢は17で女の子。
GM:17と21しかいない。
ヴィクトリア:なんだと!そして全員女(笑)
りとる:そして全員美人だよ(笑)
フィーリエ:外見特徴は美形ですね(笑)アライメントがポリシーが天誅、デザイアが残忍なので…そっち(りとる)とちょっとダブっちゃったけど自分なりの正義の人です。
GM:そういう人なんか多いんですよね。ガンブレやると。
フィーリエ:好きなものは正義と林檎。
GM:林檎が好きなんですか!それは面白いですね。いいですいいです。(メモメモ)
フィーリエ:?
GM:あ、どうぞ続けてください。
フィーリエ:あとはハンドアウト通りハンターとして。性格は基本的には明るい普通の女の子っぽいです。基本的には。どこでどう変わるかは…そのうち。
GM:はい。ではオープニングに入る前にシュチュエーションカードを配りますね。
ヴィクトリア:お!
GM:シュチュエーションカードは基本的に手札として3枚まで持てます。自分の前にセットできるブレイズトリガーは最大で5枚です。MEで増えることもあります。順次説明していきますが、これはシーンの終わりやクリンナッププロセスで回復します。
●Opening phase
○オープニング01 笑顔の力
シーンプレイヤー:フィーリエ
人々をメナスの脅威から守るメナスハンター。その多くが所属するメナスハンター協会の中でも最大の支部、マーカス支部。その中をフィーリエは慣れた足取りで進む。アイナ・ローレンスの待つ支部長室を目指して。
GM:シーンプレイヤーはフィーリエ。場面はメナスハンター協会マーカスシティ支部です。
フィーリエ:アイナさんとは既に知り合い…?
GM:そうですね。ハンターなら普通に知っていますし。
フィーリエ:了解です。
GM:では、フィーリエがハンター教会につくとすぐにアイナさんのもとへ通されます。
フィーリエ:「アイナさ~ん。またお仕事ですか?」
GM/アイナ:その声を聞くと椅子に深く腰掛けた彼女がキミの姿を確認してにっこりとほほ笑みます。「その通り、お仕事です。最近マーカスシティでメナスの事件が多発しているのはご存知ですか?」
フィーリエ:…知ってていいですか?
GM:はい。
フィーリエ:「えっと、なんか噂には聞いてますけど詳しくは知りません。」
GM/アイナ:「それについての調査をお願いしたいのです。同一の種類と思われるメナスによる事件が三件発生しています。形状が類似しているため大本が同じだと言われていますね。不恰好に羽をはやしたようなフリークスです。」
フィーリエ:フリークス?
GM:はい。ここで補足しますが、メナスは強さによって4種類に分けられます。弱い方からフリークス級、エクソシア級、デュミナス級、ドミニオン級です。
フィーリエ:レベルからいってフリークスは雑魚って感じですか?
GM:フリークスにも強力なものは存在しますが、フリークスの場合はブレイザーじゃなくても倒せます。
フィーリエ:わかりました。「フリークスですか。じゃあなんとかなりそうですかね。」
GM/アイナ:「ただ、そーねぇ…。」
フィーリエ:「何か問題があるのですか?」
GM/アイナ:「そう。フリークス級は基本的に理性がなくて、無差別な破壊行動が多いっていうのに、今回のはなんかしらの目的をもって行動しているみたいなのよ。」
フィーリエ:「目的をもって?…誰かがそのフリークスを操っているとかですか。」
GM/アイナ:「私はそう考えているわ。そいつらを統率する上位のメナスがいる可能性が高い…。それを貴方に調査してほしいのだけど。」
フィーリエ:「お仕事ですから構いませんけど。でも、私にはちょっと荷が重いかもしれませんよ。もしかしたら。」
GM/アイナ:「いえ、そんなことありませんよ。数々のメナス事件を解決してきた貴方なら。」と言って微笑みます(にっこり)
フィーリエ:ちょっ…(汗)
GM/アイナ:「私もできる限りのフォローはしますから。」(にっこり)
フィーリエ:「あ。…はい。」(苦笑)
GM/アイナ:「ではお受けしてくださるということで。」
フィーリエ:「わかりましたー。」
GM/アイナ:「ありがとうございます。助かりますわ。」
キリ:笑顔が恐ろしい(笑)
フィーリエ:あはは…。では出たところで「あの人の笑顔こわいよう(泣)」と。
GM:そのつぶやきは静かな廊下に響き渡ったのであった…。
○オープニング02 悪趣味な科学者
シーンプレイヤー:栗鳥りとる
法外の技術を用いた兵器を研究し、大陸中に売りさばく秘密結社アーダルフレア。絶対的なカリスマを持ってその頂点に君臨するのは、あらゆる学問に精通する若き天才科学者アラン・ソミシー。彼の楽しげな様子に、栗鳥りとるは直感する。また面倒事に巻き込まれるのだろうと。
GM:ではシーンプレイヤーは栗鳥りとる。場面はマーカスシティの超高級ホテルの一室です。
りとる:まじか。うっし。
GM:はい。キミはアラン・ソミシーに呼び出され、指定された部屋の前に到着するとひとりでに扉が開きます。
りとる:じゃあ「流石は…。」と思いながら入っていきます。
GM:その部屋はこれでもかというほど広く、豪華です。しかしそれに似つかわしくないような機械や器具、研究途中の何かがそこいらじゅうに散らばっています。その中心で自動車椅子に乗ったアラン・ソミシーが優雅に振り返ります。
りとる:「はろう。久しぶり。」
GM/アラン:「やあ。元気そうで何よりだよ。」
りとる:「こんないい部屋に呼んでくれたのはいいけど、こんな無骨な物が置いてあるんじゃあムードもへったくれもあったもんじゃないわね。」
GM/アラン:「そうだろうか。僕はこれはこれで美しいと思うのだけど。キミにはわかってもらえないようだね。」
りとる:「ふう。貴方がわかってないだけよ。」
GM/アラン:「ところで最近マーカスシティでちょっとしたゲームが行われているのは知っているかい。」
りとる:「ゲーム?」
GM/アラン:「ああ。そのゲームにね、興味があって参加権を手に入れたんだ。景品は“林檎”と呼ばれるもので…」
フィーリエ:ぶっ。なんか拾われた!?
GM/アラン:「どうやら、メナスに関わる重要なものらしいんだ。」
りとる:「へぇ…“林檎”。八百屋さんにでも売ってそうね。」
GM/アラン:「そうだね。いくつかのマフィアが血眼になって参加権をほしがってたみたいだから…なんか僕もほしくなっちゃって。手に入れちゃったんだけどね。」
りとる:手に入れちゃったの!?
ヴィクトリア:手に入れたのかよ(笑)
GM:ん?え、ああ。参加権をです。参加権!
ヴィクトリア:ああ。なるほど。
GM/アラン:え、ええっと。そう言って懐から手紙を取り出し、貴方に渡します。
りとる:「…一応きくけど。参加権を手に入れたのは貴方じゃなくて?」
GM/アラン:笑顔で答えます。
りとる:…手紙をあけます。
GM:その中には一枚の紙が入っています。ゲームの内容が書かれています。少女の写真が同封されていまして、勝利条件は写真の少女を殺すこと。参加者同士の妨害は可。ただし参加者はゲームの間、マーカスシティにいなければならないこと。景品が“林檎”であることなどが書かれています。
ヴィクトリア:ふふ…面白いなぁ。(わくわく)
りとる:あー。
GM/アラン:「どうだい。面白いだろう。」
りとる:「ええ本当に。やるのが私じゃなければね。」
GM/アラン:「…。まぁとりあえず、僕はしばらくマーカスシティにいるよ。ああ。その手紙は返してくれなくていいから。」
りとる:「さっきマフィア達が血眼になっているって言ってたわよね。これの参加者もマフィアってことかしら。」
GM/アラン:「まぁ多分そうだろうね。」
りとる:「わかったわ。受けるわ。」
GM/アラン:「キミならそう言ってくれると思っていたよ。」
○オープニング03 スラムのヒーロー
シーンプレイヤー:キリ
喜怒哀楽を全て詰め込んだと表現される最大の自由都市マーカスシティ。その闇を集めたような広いスラム街では、子供たちが日々生きるために必死になっている。そんな子供たちの親ともいえるのが“長老”バディ・リチャードソンである。彼の存在はスラム街の人々にとって欠かせないものであり、キリにとってもそうであった。
GM:では次のシーンプレイヤーはキリ。
キリ:了解です。
GM:何か場面に希望はありますか?
キリ:私はその…噂を聞きつけているんですよね。スラムの仲間が行方不明になっている事件が相次いでいると。
GM:そうですね。
キリ:では長老に会いに行ってもいいですか。
GM:はい。ありがとうございます。では、懐かしいスラム街をキミは通っていくわけです。
キリ:はい。
GM:そうするとバディ・リチャードソンが丁度キミの前を通ります。
キリ:あ、ちなみに口調の事なのですがこの子男勝りな口調でいいですか?
GM:いいですよ。全然構いません。
ヴィクトリア:ああ、仮面だからか。
キリ:では長老に声をかけます。
GM/バディ:長老はキミに気が付くと懐かしそうに話しかけてきます。「おお、キリ。キリじゃないか。」
キリ:「長老。久しぶりだな。どうだい体の方は変わりないかい。」
GM/バディ:「はっはっは。この通り元気じゃよ。」と言ってぴょんぴょんはねます。
ヴィクトリア:お茶目だなこの人!
キリ:「ちょっ長老。あんまり無理をしないでくれ。」
GM/バディ:「何をこれくらい…げほっごほっごほっ」
キリ:「長老―!!」(笑)
GM/バディ:「で。わざわざここまで来たってことは、何か特別な用があるのかね。それともこの老いぼれに顔でもみせに来てくれたのかな。」
キリ:「それもあるけど。最近ここら辺で変な事件が相次いでいるだろう。その話を少し聞きたくて。」
GM/バディ:「ああ。なるほど。最近、といってもここ最近はないんじゃが。儂が大切にしているスラムの子供たちが何人も攫われてしまってのう。ほとんどの子はそのまま行方不明になって帰ってこないんじゃ。」
キリ:「そんなことがおこっていたなんて。」
GM/バディ:「うむ。しかしこんな広いスラム街。いつ行われていたかも全くつかめん。マーカスシティには悪いことを企む輩が五万といるしのう。」と言って悲しそうな顔で伏目がちなおじいさん(笑)
ヴィクトリア:(シュチュエーションカードを)だしていいの?今。
GM:どうぞ。
ヴィクトリア→キリ 『ヒロイズム』助けを求めている人を無視できない。
キリ:オッケーです。やります。
りとる:なるほど。そういう風に使うんですか。
ヴィクトリア:たぶんそうでしょう。この長老どうみても(笑)
キリ:「スラムの子供たちは皆あたしの妹と弟だ。その子たちが攫われているなんてこと放っておけないよ。長老、何か知っていることはないのかい。」
GM/バディ:プレイOKです。「そう言ってくれると儂もうれしい。といっても最近はおこっておらんし、当時も手がかりといえるような物はでてこなかったからのう…。そうじゃ!最近リージェという少女…おぼえておるかな?」
キリ:私は覚えてますかね?
GM:会ったことがあってもいいですよ。
ヴィクトリア:半年前に急に姿を消した。って書いてあるよ。
キリ:「リージェか。もう久しくあってないが、あの子がどうかしたのか。」
GM/バディ:「彼女も攫われておったのじゃが、ほんの最近帰ってきたんじゃ。」
キリ:「帰ってきた…だって?行方不明になってしまうんじゃなかったのかい。」
GM/バディ:「ほとんどの子が帰ってこないんじゃが、何人かは帰ってきているんじゃ。」
ヴィクトリア:そうなのか。
キリ:「その子に会うことはできるか?」
GM/バディ:ん~。「スラム街を探せばどこかにいるじゃろう。そうやって助けになってくれるのはありがたいが、キリ。最近はメナスの事件も多い。物騒だからあまりうろつかない方がいい。」
キリ:「平気だよ。あたしだって伊達に探偵をやっているわけじゃないんだから。」といって笑います。
GM/バディ:「まぁとにかく気を付けて。お前さんまでいなくなってしまうことのないようにな。また老いぼれに顔でもみせにきてやってくれ。」
キリ:「はは。わかったさ。気を付けるよ。」
○オープニング04 運命の出会い
シーンプレイヤー:ヴィクトリア
もう一歩も動けなかった。身体中がボロボロで、意識もだんだん遠のいていく。あと少しで人のいるところへ行けるというのに、降り注ぐ雨は諦めろとでも言っているようだった。助けを求める声も出せず、ヴィクトリアの意識は闇へと落ちていった。もう、光は見えなかった…。
GM:次はシーンプレイヤーがヴィクトリアで、過去の助けられる場面の回想から入りたいと思うのですが。
ヴィクトリア:はい。いいよ。何年前にしよう。
GM:何年前でもいいのですが。
ヴィクトリア:半年前に姿を消したんだから…2年前にしよう。
GM:はい。ではキミは2年前のことを思い出す。メナスとの戦いで痛手を負い…
ヴィクトリア:ではまだ未熟で銃も一本しか打てない。それも球切れになりどうしようと。ガタガタ震え、「私こんなところで死ぬのかな。」と。
GM:そんな状態になりながらも無我夢中でなんとかメナスを倒すことに成功します。すぐに帰って治療を…と思うものの傷が深く、途中の道の真ん中で倒れしまいます。
ヴィクトリア:「もう少しで人のいるところに行けるのに…」ばた。
GM:ではそこで視界はブラックアウト。そして気が付くとどこかに寝かされて、タオルがかけてあるようです。
ヴィクトリア:じゃあ、ぱっと目を覚ましてキョロキョロと周りをみて…「ここは?」
GM:みたこともない廃墟のようです。まわりには人はいません。
ヴィクトリア:とりあえず自分の傷とかを確認、しようとしてズキッ「う…」と。
GM:はい。そうやって傷を確認すると、完璧とは言い難いものの手当がしてあるようです。
ヴィクトリア:お。
GM:ではそこに水を持った少女がぽてぽてと歩いてきます。10歳くらいです。
ヴィクトリア:一応警戒するよ。「お前は…?」
GM/リージェ:「あ。目が覚めたんだね。」と言って警戒されていることを全く気にせずに近寄ってきます。「私の名前はリージェっていうの。貴方の名前は?」
ヴィクトリア:その毒のない感じ呆気にとられて「あ…ヴィクトリア」と思わず答える。
フィーリエ:む。では出してみよう。
フィーリエ→ヴィクトリア 『ニックネーム』ニックネームで呼ばれる
GM:ヴィクトリアのニックネームってなんですかねぇ?
ヴィクトリア:じゃあリアで。
GM/リージェ:「ヴィクトリア?じゃあリアだね!」プレイOKです。あ、ちなみにコレGMにも投げれますので。
ヴィクトリア:まじか!(笑)
一同:(笑)
GM:あんまり無茶なのは勘弁してくださいね(笑)
ヴィクトリア:はいはい。わかった(笑)
GM/リージェ:では「リアだね!」と無邪気に笑ってから「覚えているかな?ここを出たところの道で倒れていたから連れてきたんだけど。」
ヴィクトリア:じゃあ思い出してちょっとガタガタと。「もしかしてこの手当も?」
GM/リージェ:「うん!うまくできているかな?あんまり自信ないんだけど…。」と言って恥ずかしそうにします。
ヴィクトリア:そうだな…うーん。「あたしなんか助けても何もいいことなんてないぞ。」とか言ってみよう。
GM/リージェ:「いいこととか悪いことじゃなくて。そういうのわかんないけど傷ついている人がいたら助けるのは普通の事でしょ?」という天使です(真顔)
ヴィクトリア:そ、そうか(笑)確かに天使だ(笑)「そうか…」と。
GM/リージェ:「あんまり元気ないけど、もしかしてお腹空いた?」
ヴィクトリア:「そ、そんなことないぞ!」といってぐぅ~とお腹が鳴る。
GM/リージェ:「あ、じゃあこれ。林檎。あげる。とっても美味しいんだよ。」と言って真っ赤に熟れた林檎を差し出します。
ヴィクトリア:ちょっと警戒してるけど、またぐぅ~と鳴って、食べ始めるよ。
GM/リージェ:それをにこにこしながら見ています。といったところでヴィクトリアの意識は現在に戻ります。あの後も親交は続き、仲良くなったリージェ。彼女がいなくなって半年。個人経営のミリタリーショップで懐かしい思い出にひたっています。
ヴィクトリア:リージェは友人っていうかもう親友だよね。そこまでいくと。何かあるたびに探しているんだよ。いろんなつてを使って。でも何もなかった。見つからない。「どこにいるんだ。リージェ。」
GM:ではそのつぶやきとともにシーンを切ります。
●Middle phase
○シーン01 再会
シーンプレイヤー:ヴィクトリア
いつものように犬を連れて歩く。目に見えるのはいつもの風景であるのに、そこにはたったひとつ、少女の姿だけが足りていなかった。ヴィクトリアにとっては、そのたったひとつが大切であるというのに。
GM:ではオープニングが全て終了しましたので、手札が3枚になるまでひいてください。インタールードと言いますが、これからはミドルではすべてのシーンの後に行います。前のシーンに登場していなかった人のみ手札の譲渡もできます。
一同:はーい。
GM:ミドルにはいりますが、好き勝手気が向いたら合流しちゃってください。登場制限は基本的にしないので。
ヴィクトリア:GMがぶっちゃけた(笑)
GM:まぁその方が楽なので(笑)
りとる:はーい!
GM:ではまずミドル最初のシーンのシーンプレイヤーはヴィクトリアで。
ヴィクトリア:お。は、はい。どうしよう。じゃあ…ええっと。スラムをぶらぶら歩いてる。
GM:はいはい。
りとる:まぁそこ行きますよね。
ヴィクトリア:行く!行くよ!スラムを歩いていると…リージェが戻ってきているっていう噂はきいてる?きいてないよね。たぶん。
GM:きいてないですね。
ヴィクトリア:では今日もあてもなくスラムをぶらぶらする。あ、犬つれているんだけど。ペット飼ってるの。犬。犬の散歩風で。
GM:ぶらつきながらスラムの人に話をきいてもリージェに関する情報は得られません。
ヴィクトリア:そうだよね。いつもの散歩コースになっていると思うんだけど。リージェに助けられた廃墟まで行く。
GM:はい。そこは懐かしい場所ですが、唯一リージェの姿だけが足りません。
ヴィクトリア:そうそう。
キリ:あ。そこに私がいたことにしてもいいですか?
GM:え?えっと…。
一同:?
キリ:あ、まずいですか?
GM:…いや、いいです。いたことにしましょう。
キリ:リージェの家なんですよね。
GM:はい。まぁ家というか住み着いてる場所ですね。
キリ:では彼女を探してそこに行ってました。
GM:はいはい。では出会って。どうぞ。
ヴィクトリア:えっとキリが先にいる感じ?
キリ:はい。気配を感じてさっと振り返ります。
ヴィクトリア:じゃあ犬がワンワンワンと吠える。チッと舌打ちをして「なんだよキリか。誰かと思った。」
キリ:「ヴィクトリアじゃないか。久しぶりだね。」
ヴィクトリア:「久しぶりも何もなんでお前がこんなところにいるんだ。」
キリ:「それはこっちのセリフだ。スラムはあたしの庭だ。さっさと出て行きな。」
GM:ほう。すばらしい。
ヴィクトリア:「ったく。会えばいつもこうだ。」
GM:ではそこらへんで。犬が突然ヴィクトリアの手を離れて走り出します。
ヴィクトリア:「な!?お、おいヘムヘムどこへ行くんだ!?」
GM:へ、ヘムヘム?…まぁいいや。そうすると犬はリージェが林檎をとってくれていた林檎の木の下まで行って、一つの手紙を加えて戻ってきます。
ヴィクトリア:お!すごい。「な、なんだこれ?」それをとって読むよ。
GM:読むとですね。一枚の紙が入っています。そこにはとあるゲームが開催されること。勝利条件は同封された写真の少女を殺すこと。
ヴィクトリア:ではその写真を見ると…。
GM:リージェが映っています。
ヴィクトリア:「こ、なんだこれは!?」というと手紙がぽろっと落ちて、それがキリにもみえます。
キリ:「なんだそれ?」
GM:うまいなぁ(笑)
キリ:「これは…リージェを狙っているのか!?」
ヴィクトリア:「どうやらそういうことらしいな。…おい。まさかお前も狙っていないだろうな!?」
キリ:「そんなわけないだろう!スラムの子に手を出す奴なんかあたしが許さないよ。」
ヴィクトリア:「ふん。お前がそういうやつだってのは知ってたけどな。」
GM:そうやって話していると林檎の木の方向に人の気配がします。
ヴィクトリア:「誰だ!?」と一応声をかけよう。
GM:リージェが立っていますね。
ヴィクトリア:ぶっ(笑)ええ…「り…」この状況だとちょっと疑うよな(笑)ええっと…白昼夢でも見たかのようにぼうっとしている。
キリ:あたしは既に「リージェ!」といって駆け寄ります。
GM:キリの声には反応せず、ヴィクトリアの方をじっとみた後、くるっと体の向きを変えてどこかへむかって走っていきます。
キリ:「リージェ待って!」と言って追いかけます。
ヴィクトリア:「お、おい…!」と言って一緒に。
GM:はい。ではキミ達は追いかけますが、リージェはありえないような速さで遠ざかっていきます。その姿が消えた先で大きな爆発音が聞こえます。
ヴィクトリア:爆発した!?(笑)
フィーリエ:爆発したー!(笑)
GM:り、リージェが爆発したんじゃないですよ??走って行った方向で爆発があったんですよ??
キリ:な。なんだってー(笑)
りとる:スタイリッシュだなぁ(笑)
GM:というわけでいったんシーンをきります。
○シーン02集結
シーンプレイヤー:キリ
突然の爆発により、人々はパニックに陥っていた。甲高い悲鳴が鳴り響く先で、白い化け物が姿を現す。「ちっ。こんな奴ら相手にしている場合じゃないってのに。」悪態をつきながら、まっすぐに銃を構えるヴィクトリアの耳は、急速に近づいてくるエンジンの音をとらえた。
GM:次のシーンに移ります。さっきのシーンの続きになります。シーンプレイヤーはキリで。ええっと。キリとヴィクトリアは登場してください。キミ達が走っていくとマーカスシティの歓楽街にでます。
キリ:スラムからはもうでているんですか?
GM:でてますね。爆発があった場所にいくと、道行く人たちは混乱し、逃げ惑っています。
ヴィクトリア:「おいなんだこれ。何がおこってんだ?」
キリ:「とにかくリージェを追うのが先だ。」と言ってリージェの行った方向に…
GM:あ、行った先が爆発したんです。
キリ:「リージェはどこにいったんだ。」
GM:そういってその方向をみると、爆発した建物から人型のメナスが数体現れてキミ達の目の前で人を襲おうとします。
キリ:「これは…リージェを追いかけたいところだけど放ってはおけないな。」
GM:…どんだけお前らリージェ好きなんだ(ぼそっ)
ヴィクトリア:あっはははは!
キリ:だ、だって妹のようにかわいがっているんですよ?
りとる:あ、でていい?
GM:いいですよ。
りとる:ではその時、襲おうとしたメナスをいきなり蹴飛ばす。
GM:おおお!かっこいい!
キリ:仮面ライダーだ!
GM:蹴られたメナスは後方に吹き飛び、壁にぶつかって動きを止めます。
ヴィクトリア:「また、変なのがでてきたな。」
GM:ひどい扱いだ(笑)
フィーリエ:こっちもでていいですか?
GM:どうぞどうぞ。
フィーリエ:では。「メナスは悪なんだからそれを倒すのは正義のやることだよねっ☆」
GM:などと前口上を述べながら変な人その3が(笑)
ヴィクトリア:お。では。
ヴィクトリア→フィーリエ 『暴走』激情にまかせて衝動的な行動をとる。
キリ:「なんか面倒くさいのがいっぱい来たな!」
フィーリエ:演出としてMEうっていい?
GM:いいですよ。
フィーリエ:でてきたメナスに向けて「いっけぇ≪インフレイムス≫!!」どっかーん
ヴィクトリア:やべぇ!すごい厨二が来た!
GM:暴走のプレイOKです(笑)フィーリエが激情にまかせて放った魔法で数体のメナスが吹き飛び、体がぼろぼろと崩れます。
フィーリエ:で、そこで出てきたところで、そこにこれを投げたい。
フィーリエ→キリ 『因縁』シーンに登場しているキャラクター一人と因縁があったことになる。コンタクトを任意の関係で取得する。
フィーリエ:多分。バディ・リチャードソンのおっちゃんがらみで関係あると思うんだ。
ヴィクトリア:キリとフィーリエがコンタクトとるってことでしょ。
フィーリエ:こっちはバディ・リチャードソンとブラザーの関係なんで。
GM:じゃあ普通に友人だったりするのでは?
ヴィクトリア:腐れ縁とか変人とか…
GM:まぁまぁ。って変人は関係ではない!(笑)
キリ:じゃあ「あのテンション高い人どっかで…」
ヴィクトリア:忘却!!(笑)
GM:完全に忘却(笑)
キリ:「そうだ!思い出した!あの人はたしか長老の…なんだっけ?」
GM:ブラザー。ブラザー。ソウルメイト!
キリ:「長老の…仲良かった人…だよなぁ?」
フィーリエ:「久しぶりっ☆」(キラッ)ちなみに前会ったときはこんなテンションではなかったから(笑)
りとる:ではその声に反応してそっち見て「あ。あんたはキリ?」
キリ:「りとる。久しぶりだね。…っていうかなんで知り合いしかいないんだ?」
GM:それは言ってはいけない(笑)
ヴィクトリア:あなたは私立探偵だから顔広いんだよ!
GM:そうそう!
りとる:「ちょうどあんたの所に行く予定だったのに。なんか、でっかいゴキブリがでちゃったから。」
キリ:「それはまた…手間が省けたというか手間が増えたというか」
GM:そうやって話しているキミのもとにウガーっと羽を不恰好に突き刺したような人型メナスが襲ってきます。というわけで戦闘シーンに移ります。
●battle scene 異形の者
それらは歪な泥人形に羽のようなものを適当にさしたような、化け物と呼ぶにふさわしい姿をしていた。意味を成さない咆哮をあげ、目の前の4人に襲い掛かってくる。メナスに対抗することのできる万色の力、ガンメタル・ブレイズの覚醒者、ブレイザーである彼らに。
▽1ラウンド目
GM:2体のメナスがここにいまして。先に到着していたヴィクトリア、キリは同エリアにいてください。
りとる:蹴りかました人は?
GM:あとから来た人はこのエリアとLの距離で好きなようにエリアを配置してください。エリアというのは他のゲームのエンゲージと同じようなものです。同エリア内だと距離がSで別だとLになります。他のエリアに入るのは一回のエリア移動で可能です。離れるのもそうです。敵が同エリア内にいない場合は、ですが。
キリ:敵がこちらに接敵するのも一回でいいと。
GM:そうですね。エリア移動はマイナーアクションを使います。マイナーアクションで可能なことはメジャーアクションでも可能なのでそっちでも行えます。
フィーリエ:どれだけ距離が離れていても?
GM:はい。特別な設定がない限りは。同エリア内に敵がいて、そこから離脱する場合はメジャーアクションで行います。
ヴィクトリア:はーい。
GM:ではまずセットアッププロセス。どうぞ。
ヴィクトリア:ないよー。
りとる:え?あれは。準備状態は。
GM:最初のセットアップでは基本的に武器や防具を準備状態にしてください。
ヴィクトリア:あ、じゃあする。
フィーリエ:武器はない(笑)
キリ:準備状態にします。
りとる:まだバイクは乗れない?
GM:ヴィークルに乗るにはマイナーアクションが必要なので。
ヴィクトリア:バイクでひき殺したことにすればよかったのに。さっき。
GM:それならもう乗っててよかったのですが。
ヴィクトリア:キックしちゃったもんね(笑)
りとる:仮面ライダーが蹴りしないわけないじゃん!!
ヴィクトリア:仮面ライダー最初はバイクで来るよ!
GM:セットアップはこちらはありませんので。行動値順に処理していきます。行動値が一番高いのはフィーリエですね。
キリ→フィーリエ 『スナップ』指をならす。
フィーリエ:では指を鳴らして、そこから炎がでて≪インフレイムス≫を撃つ。
GM:プレイOKです。魔法なので魔術と抵抗で対決です。
フィーリエ:(ダイスを振る)19で。
GM:(ダイスを振る)20でよけました。
フィーリエ:なにっ。かっこつけて避けられた。
GM:では次はキリですね。
キリ:了解です。特に使わず攻撃します。(ダイスを振る)21です。
GM:(ダイスを振る)11で避けれません。
キリ:あれ?ああ、そっか。ダメージは…(ダイスを振る)あ、最大値でた。14です。
GM:メナスの一部が崩れますがまだ大丈夫。次はこちらとヴィクトリアが行動値10で同じなので、PC優先でヴィクトリアからどうぞ。
ヴィクトリア:おお。危ない。「お前らちんたらやってんじゃねぇよ!」と言って転がりながら両手拳銃で2体を撃つ。≪ピンホールショット≫パリィできません。(ダイスを振る)命中20。
GM:(ダイスを振る)2体とも避けれません。ダメージください。
ヴィクトリア:≪ファイアワークス≫使用。(ダイスを振る)ダメージは33。
りとる:まじですか。俺限界でもそんなに…いや、いくわ(笑)
GM:む。ではダメージ累積している方は辛そうですが、両方とも崩れかけた体でキミ達の方に向かってきます。
ヴィクトリア:まだ立ってんのか!
GM:では一体ずつ攻撃しましょうか。まずキリに。うがーとか言いながら魔法を放ちます。(ダイスを振る)魔術の17です。
キリ:きついなぁ。(ダイスを振る)16。一足りない…。
フィーリエ:≪マニピュレイト≫いります?ダイス目+1をシナリオに3回。
ヴィクトリア:いらないいらない。
キリ:それだったら≪バタフライダンス≫しますよ。…まぁいいや。ダメージください。
GM:魔法の18です。
キリ:けっこう高いなぁ。痛い。
GM:では次ヴィクトリアに攻撃します。(ダイスを振る)そこそこ出目がいい。17。
ヴィクトリア:(ダイスを振る)はい。無理無理。
GM:(ダイスを振る)ダメージは18点。
ヴィクトリア:痛い。半減してる。
GM:うがーと咆哮をあげてこちらの攻撃は終了。次、りとるです。
キリ:仮面ライダー足遅いな。
りとる:仮面ライダーは着地した時に足挫いちゃって(笑)とりあえずバイクのるかなぁ…いいや。そのまま突っ込んで攻撃します。減っている方。
GM:はい。命中どうぞ。
りとる:(ダイスを振る)…。(出目が悪い)
ヴィクトリア:流石!2D6の期待値が4の男!(笑)
りとる:10です(笑)
GM:(ダイスを振る)避けれません。
りとる:え!?当たるの?
GM:回避すごく低いんで。
ヴィクトリア:あいつ多分魔法タイプだからな。
りとる:ああ。ダメージ…でも低いんだよなぁ(ダイスを振る)15。
GM:15?15ですか。ではほぼ崩れかけながらも形を保っています。
ヴィクトリア:おい!
GM:ではクリンナッププロセス。手札を一枚補充できます。
▽2ラウンド目
GM:セットアッププロセスです。ないですよね。
キリ:そうですね。
GM:じゃあ順番に。フィーリエどうぞ。
フィーリエ:≪インフレイムス≫弱っている方で。(ダイスを振る)19で。
GM:(ダイスを振る)避けれません。ダメージください。
フィーリエ:はい。じゃあ(ダイスを振る)13点。
GM:お。それは死にます。ガラガラと崩れていきます。次キリどうぞ。
キリ:普通に殴ります。(ダイスを振る)19ですね。
GM:(ダイスを振る)無理です。
キリ:(ダイスを振る)10です。弱いなぁ。スイートがでないと。
GM:ではその攻撃にはあまり動じません。ヴィクトリアどうぞ。
ヴィクトリア:ではさっきと同じ。≪ピンホールショット≫≪ファイアワークス≫(ダイスを振る)命中は19。
GM:(ダイスを振る)避けれません。
ヴィクトリア:よし。(ダイスを振る)28点!
GM:28点…お。死にました。
ヴィクトリア:やった。あっぶね。
フィーリエ:倒したところでこれどうぞ。
フィーリエ→ヴィクトリア 『Yes!』快哉を叫ぶ。
ヴィクトリア:じゃあ…「ふぅ!」と言おう。
りとる:仮面ライダー何もしてない!
GM:いえいえ、攻撃あててるので。プレイはOKです。
ヴィクトリア:「ったく。こんなことに時間とられてる場合じゃねぇんだけどな。」
GM:では戦闘が終わったので一旦シーンを切ります。
○シーン3 調和しない関係
シーンプレイヤー:栗鳥りとる
4人のブレイザーにより、化け物は倒された。それをまわりの人間は茫然とみていることしかできなかった。戦いの余韻が残る中、フィーリエはその場にそぐわない明るい声で言う。「おっちゃん、元気?」
GM:では続きシーンになります。シーンプレイヤーは…うーん、りとるで。
りとる:仮面ライダーだよっ。
GM:はい。では遮られた再会をどうぞ。その後、情報収集にうつってもらおうと思ってます。
キリ:では、会ったついでに。
キリ→フィーリエ 『思い出の品』思い出について語る
フィーリエ:思い出の品かぁ…。
キリ:あ、品じゃなくてもいいみたいなんで。(説明文的に)
フィーリエ:じゃあそっち向いて。「バディ・リチャードソンのおっちゃん、元気?」と。
キリ:「ああ、あの人は元気だよ。今朝もぴょんぴょん飛び跳ねたりしてた。」(笑)
フィーリエ:「変わらないなぁあの人も。」
GM:(これは…だいぶあやしいけどまぁ)プレイOKです。
りとる:「何、あんたたち知り合いなの?」
ヴィクトリア→りとる 『それが俺の名だ』みずからの名を名乗る。
りとる:…。「せっかくだから自己紹介させてもらうわ。栗鳥りとる。それが私の名前よ。」
GM:プレイOKです。
フィーリエ:かっこつけている奴がいるのでじゃあこれをそこに。
フィーリエ→ヴィクトリア 『ニヒルなジョーク』シニカルな態度をとる。
ヴィクトリア:シニカルな態度…もうとってる(笑)
りとる:たしかに(笑)
ヴィクトリア:じゃあ「ちっ。」と舌打ちをして「なんだよ知り合い同士でおままごとか?あたしはそんなのに付き合う気はないよ。」と言って一人立ち去ろうとする。
GM:お。いいですね。プレイOKです。
りとる:「おい、ちょっと待って。」
ヴィクトリア:「今はこんなことしてる程、暇じゃねぇだろ。」
キリ:「そうだった。急いでるんだった。」
りとる:「なんだ。なんかあったのか。」
ヴィクトリア:多分こっち(キリ)が説明をしてくれるだろうから。私はいなくなります。…いいですか?
GM:いいですよ。ではヴィクトリアはシーンから退場で。
キリ:「もう二度と帰ってくんな!」と言います(笑)
GM:では彼女たちに…
キリ:はい。説明します。あ、そうだ。私はさっきの手紙を持っているんですか?
GM:ええ!?貴方がもっていると困ります。
ヴィクトリア:うん。(キリは)持ってないよ。流石に奪い取るよ(笑)落として読めたけど、手紙は私が持っている。
キリ:「さっきの写真があれば説明は楽だったんだけどなぁ。」と言いながら説明します。
GM:ではキリの知っている情報は二人ともすべて聞きました。
りとる:「その写真っていうのはもしかして…この子じゃないの。」といってみせる。ちらっ。
キリ:「なんであんたがそれを持っている!?」
GM:(みせるんだ)オープンな秘密結社の人ですね。いいけど(笑)
一同:笑
りとる:「最近この胸糞悪いゲームとやらが行われているみたいじゃない。そのへんのギャングをしめたら出てきたの。」
GM:ああ、なるほどね。
キリ:「もしかしてあんた。そのゲームに参加しようと思っているんじゃないだろうね。」
ヴィクトリア→りとる 『秘密』問いに対して口をつぐむ。
りとる:ではその問いに対して…(肩をすくめて明後日の方向を向く)
一同:笑
GM:ぷ、プレイOKです(笑)
キリ:私はそこで凄みます。「りとる。いくらあんたでもリージェに手を出したらあたしが承知しないよ!」
りとる:「私は正義の味方よ?」
フィーリエ:その横で「景品の林檎ってなんでしょうね~。」とか言ってる(笑)
キリ:「…とにかく。こんなことしている場合じゃないんだ。私もリージェを探しにいかないと。」といってリージェの行った方向に…
ヴィクトリア:ヴィクトリアも手紙を持っているよ、ってことを教えといてくれると嬉しいな。
GM:じゃあそのへんも含めて全部教えたってことでいいですか?
ヴィクトリア:ヴィクトリアが奴を殺すかもしれないって風に吹き込んでほしい(笑)
どんどん事態をややこしくしてくれてありがとうございます
GM:なるほど。それは面白い(笑)
キリ:そっか。ヴィクトリアがリージェに世話になったことを私は知らないのか。
ヴィクトリア:うん。知らない。知らない方が面白い(笑)
キリ:「あいつもあの手紙を持っているってことは、ゲームに参加しようとしているのかもしれない。リージェを早くみつけないと!」
GM:ではキリが気を引き締めたところで、一旦シーンを切ります。
○シーン4 酒場にて
シーンプレイヤー:キリ
アガスティアの中では治安が良いとされるマーカスシティ。しかし、そこには多くの裏組織が存在している。一歩でも裏側の世界に足を踏み入れれば命の保証はない。そんな裏世界の住民が集う酒場に、キリは堂々と足を踏み入れる。
GM:ではそれぞれ思うところで情報収集などしてください。誰からやりましょうか。
キリ:はい。私は探偵なので裏社会にも繋がりがあると思うんですよ。そのあたりでまずゲームについて調べてみようかと。
GM:はい。わかりました。ではシーンプレイヤーはキリ。裏社会のつてを頼って…具体的にどこいきましょうか。コンタクト相手にいい人いましたっけ?
キリ:いない…ですね。
GM:そうですか。では私のお勧めはBAR“フォクシー”というところです。裏社会の人々が集い、いろんな情報が得られるBARです。そこでいいですか?
キリ:私はいきつけですかね。
GM:いきつけでもいいですよ。
キリ:では情報を得るために度々出入りしているということで。
GM:では場面はBAR“フォクシー”薄暗く怪しげな雰囲気のその店にキリは情報を得るために向かいます。
フィーリエ:では入ってきたところで。
フィーリエ→キリ 『トラブル』突然、何かが飛び込んでくる。または誰かに絡まれる。
GM/チンピラ:おうふ。ではキリが店内に入った時。屈強な男が横を通ろうとして肩をガンッとぶつけてきます。「っいってぇなぁ!骨が折れちまったかもしれねぇなぁ!」
一同:笑
フィーリエ:チンピラロール(笑)
GM/チンピラ:「あん?ガキじゃねぇか。何してんだこんなところで。」
キリ:「なんだあんた。あたしは忙しいんだ。あんたなんかに構ってる暇はない。」
GM/チンピラ:「おうおう威勢のいいお嬢ちゃんだなぁ。俺が再教育してやってもいいんだぜぇ?」と言ってつっかかってきます。
キリ:「喧嘩ならうけて立つが?」と言ってガンとばします。
GM:手はださない?
キリ:こっちからはだしません。
GM/チンピラ:その猛獣が如き眼光に恐れをなして「き、今日のところは、み、見逃してやる…。」
ヴィクトリア:あはは!流石チンピラ!(笑)
GM/情報屋:すごすごと帰っていきます(笑)そうして店内に入ると、よく使う情報屋が声をかけてきます。「やあ。今日はどうしたんだい?」
キリ:「ちょっと聞きたいことがあってな。」
GM/情報屋:「何についての情報だ?」あ、さっきの『トラブル』はプレイOKです。
キリ:「なんでもこの街で物騒なゲームが行われているらしいって聞いて。その話をききにきたんだ。」
GM:情報収集判定をお願いします。
キリ:精神か(低い)…きっついなぁ(ダイスを振る)…あーしょぼい!振りなおしたい!
GM:ブレイズトリガーで足すことができますよ。コスト分だけ達成値があげられます。
キリ:そうかぁ…。
ヴィクトリア:目標値がわからないからね。どんくらい足せばいいのか。
GM:もちろん高いほど情報はたくさんもらえます。でも値は教えません。
ヴィクトリア:スタイリッシュにしてしまえばいいんだよ(笑)使っちゃうのかってレベルだけど(笑)
キリ:ええっと。ブレイズトリガーと一緒にMEを使うのはありですか?
GM:いいですよ。
キリ:まず『シルエット』のブレイズトリガーを使います。
GM:ではBARの薄暗い照明がキミ達を照らし、シルエットが壁に描かれます。
キリ:≪クリティカルヒット≫はどうなんだ…?
ヴィクトリア:判定の出目+2だね。
GM:使っていいですよ。
キリ:ではブレイズトリガーで3点プラスされて…12かな。
GM:12ですか。わかりました。
キリ:ええっと…(使うブレイズトリガーを見つめる)
GM:ブレイズトリガーについては超過大解釈も認めますので好きにどうぞ。
キリ:世界の色彩が逆転するそうです。煙草の煙とかで照明の光が神秘的にゆらゆらと。
GM/情報屋:情報屋が答えましょう。「ああ。その話ならきいてるよ。」と声を潜めて。「あのゲームのことだろう。どうやら参加者は5名。」
キリ:「意外と少ないんだな。」
GM/情報屋:「ああ。そもそもあのゲームの景品…その価値がわかってないからな。意味もなくマフィアを敵にまわしたいやつなんていないだろうよ。」
キリ:「主催者の情報はないのか。」
GM/情報屋:「主催者は知らないな。だが参加者のことならわかってることがある。中小マフィアの奴や、でかいとこのだと幹部以下の奴が参加してるみたいだ。」
キリ:へえ。
GM/情報屋:「あの手紙自体は裏社会の人間にけっこうばらまかれたらしいな。だがさっきも言ったようにリスクとリターンが合わない…というよりリターンがみえない。だからそのほとんどが参加してないみたいだ。で、送られた人間に共通することがあってだな。なんらかの暗い噂のある研究施設に出資しているってこと。」
キリ:「研究か…なんだかきな臭い話になってきたな。」
GM/情報屋:「それに本気で相手したのが参加者5人。そいつらは小物…ってこともないが野心家ってところか。」
キリ:「なるほどねぇ…そんな開けても何が出てくるかわからないような話に飛びつくような奴なんて大概、しれてると思うけどな。」
GM/情報屋:「そうだよなぁ…ふん。」
キリ:「ところで標的の女の子に関して情報はないのか。」
GM/情報屋:「標的の女の子?うーん。悪い。きいてないな。だが、ゲームは既に激化してて参加者3名は何者かによって襲撃を受けたみたいだぞ。」
りとる:お?
GM/情報屋:「そうだ。こんな面白い噂もある。あのアーダルフレアのアラン・ソミシーが参加しているとか。いやぁまさかそんなことはないと思うけどな。」
キリ:アーダルフレアのアラン・ソミシーか…。
りとる:笑
キリ:「名前くらいは聞いたことあるな。会ったことはないが。」
GM/情報屋:そうですね。「流石にあんな大物が参加しないと思うぞ?こんなゲーム。眉唾だろうな。」と言います。
キリ:「そうか…情報ありがとうな。」と言って…
りとる:待った。その情報を受けてあなたは決断して。
りとる→キリ 『気高き意志』目的を遂行する強い意志を見せる。
キリ:「参加者が少ないってのはあたしにとってはありがたい話だが、一刻を争う状況なのは変わりないな。誰よりもはやくリージェをみつけないと。」
GM/情報屋:「何があったか知らんがまぁ頑張れよ。」キリが決意をしたところでシーンをきります。
○シーン5 雲を掴めない
シーンプレイヤー:ヴィクトリア
確かにあれはリージェだった。ヴィクトリアは自分を信じ、その姿を求める。今までどうしていた、この手紙は何なんだ、いろいろと聞きたいことはある。だが、とにかくその存在をしっかり確かめたかった。声だけでも、聞きたかった。
GM:次、誰にしましょうか。
ヴィクトリア:他二人がないならやるよ?二人先の方がいいかなと思ってるけど。
GM:別にどういう順番でもかまいませんよ。
ヴィクトリア:…考えてるならやるわ。
GM:どういう感じにしましょうか。
ヴィクトリア:さっきの…リージェの足音とか追っかけるけど。リージェを追跡したい。
GM:…リージェの姿は見失っていますが。
ヴィクトリア:足跡とか何もない?戦闘とかで無茶苦茶か。追えない?
GM:追えませんね。
ヴィクトリア:くぅ~。ちっくしょう。でもスラム…は。うーん。まぁしょうがない。聞き込みするしかないもんね。写真を持って。
GM:そこらへんの人に。
ヴィクトリア:「この子見かけなかったか。」って。一応リージェが行った先っぽい方から。
GM:了解です。シーンプレイヤーはヴィクトリア。では聞き込みをしているとしましょう。
ヴィクトリア:「こいつ見なかったか?」と。
GM/同業者:そうやって聞き込みをしていると、知り合いの同業者が声をかけてきます。「何をさがしているんだ?」
ヴィクトリア:「あたしの友達だよ。」っていうか、リージェのことずっと前から探してたから多分知ってるんじゃない?それと同じノリで聞くよ。
GM:ああ、はい。では情報収集判定お願いします。リージェについてですよね。
ヴィクトリア:リージェについて。ゲームのこととかは一切言わない。…(ダイスを振る)16。出目がよかった。
GM/同業者:「ああ、あの子のことか。それなら少し、調べて分かったことがある。」
ヴィクトリア:「なにっ!?」
GM/同業者:「見ていないからこっちに来たかはわからないんだが…」と言って話し始めます。
ヴィクトリア:うん。
GM/同業者:「半年ほど前からスラムの子供が何人か攫われているらしいな。その子もそれで…なんだろ?」
ヴィクトリア:「まぁ…たぶんそうなんだと思う。」
GM/同業者:「で、それに関してだ。戻ってきた子は一人もいないそうだ。」
ヴィクトリア:「…一人もいない。」そうか。
キリ:え?
GM/同業者:「攫われていた子たちは人体実験に使われていたらしい。」
ヴィクトリア:「まぁありそうな話だな。」
GM/同業者:「ここ最近現れている羽の生えたメナス…いるだろ?」
ヴィクトリア:さっき戦ったやつ?
GM:そうですね。
ヴィクトリア:「ああ。あるぜ。」
GM/同業者:「あれはその子供たちが実験によってメナス化したものだと言われている。」
ヴィクトリア:「ふん。どこの誰がやったことか知らねぇが。」とだけ言おう。
GM/同業者:「俺にわかってんのはそれくらいだ。残念だが、その子本人に関することはわからない。何か助けになれたのならいいが…。」
ヴィクトリア:「ああ。ありがとうよ。」と言って情報料をちょっと渡す。そして「リージェ…どこ行っちまったんだよ。さっき見たのは幻なのか…?」
GM:というところでシーンを切ります。
○シーン6 塔建設
シーンプレイヤー:栗鳥りとる
得られる情報から、マーカスシティの闇が垣間見える。時は一刻を争い、緊張感の糸が張っていた…はずであった。そんなシリアスをぶち壊し、背景を真ピンクに変えたのはマーカスタイムズ記者ロザーナ・アクエットであった。
GM:では次ですが…。
ヴィクトリア:くそー。この情報誰かに伝えないとまずい!
りとる:じゃあそこに会いに行くかな。
ヴィクトリア:いいよ。
りとる:じゃあ俺はそこ(ヴィクトリア)に会いに行く。そこひろって…ところでロザーナって人は裏社会に詳しくない?
GM:新聞の人ですよね。詳しいのではないかと。会いに行きますか?
りとる:ヴィクトリア乗せて、連れていきたいんだけど。
GM:了解です。シーンプレイヤーはりとる。さっきのシーンの続き。ヴィクトリアが心の中で悲痛な声をもらしたところで。
ヴィクトリア:外で「どこいっちまったんだ。」とつぶやいている。
りとる:じゃあそこに、ぷっぷー!(車のクラクションを押す動き)
GM:…あれ?それバイクじゃ?
りとる:ごめん。車だった俺(笑)
一同:笑
仮面ライダーからどんどん離れていくのですが
GM:で、ではヴィクトリアのもとに栗鳥りとるが車で乗り付けてきます。横にとまります。ってことですね。
ヴィクトリア:「なんだ。さっきの、り…り…なんかわかんねぇけど小っちゃい奴!」(笑)
りとる:「りとるよ。覚えといて。」
ヴィクトリア:「り…りり…り…あー、もう!」
りとる:あー、もう!じゃないよ(笑)
ヴィクトリア:お前の名前面倒くさいんだよっ!
GM:頭が…悪い…(笑)
ヴィクトリア:頭が悪いんじゃないよっ!
りとる:「三文字じゃない。」で、「あなた、乗らないかしら?これからある人に話を聞きに行こうと思っているのだけど。」と言って手紙をぴらぴら。
ヴィクトリア:それを見せられたら銃を向けるよ。じゃき。「なんだ。お前もこの参加者なのか。」
りとる:「ええ。そうね。」
ヴィクトリア:「あたしがこの参加者ってこともわかったうえで来ているんだな?」
りとる:「ええ。貴方は悪者…って感じじゃなさそうだし。」
ヴィクトリア:じゃあ…「何言ってんだよ。」
キリ:じゃあこれを。
キリ→ヴィクトリア 『因縁』シーン内のキャラクターとコンタクトを取得する。
ヴィクトリア:「あたしに関わった奴は皆死ぬんだよ。」とわざとすごんだ顔で言ってやる。
りとる:「こちとら正義の味方よ。死線くらいいくつもくぐってきたわ。このくらい大したことないわよ。」
GM:これひろえるのかなぁ。
ヴィクトリア:肩をすくめて「はぁ。わかったわかった。お前には何を言っても無駄なようだな。」と諦めたように車に乗る。というわけで友人になりまーす。
GM:はい。プレイOKです。ではそのまま彼女のところへ向かうで。
りとる:ちょっとマフィア絡みの話だったりするし、ロザーナを車の中に呼びたいんだけど。
GM/ロザーナ:了解です。君が電話をするとすぐに飛んできます。「スクープ!?スクープなの!?」
ヴィクトリア→りとる 『インタビュー』インタビューを申し込まれる。
りとる:ちょっと違くないですか(笑)むしろこっちがインタビューしたい。
ヴィクトリア:でもあっちが特ダネだと思ってるんでしょ?
GM/ロザーナ:ではそのままの勢いで車のドアを開けて乗り込みます。「何々?何があったの?特ダネ??はやくあたしに聞かせなさいよ!」と言ってせまります。ということでプレイOKです。…あれ?これ私がプレイしたんじゃね?
一同:笑
ヴィクトリア:だって現れるんだもん!しょうがない(笑)
りとる:「最近ここらへんであるゲームが行われているって話は聞いたことあるかしら?」
GM/ロザーナ:「あー。その話なら、ちょっとは。で、それがどうしたの?」
りとる:「私がその参加者の一人なの。」
GM/ロザーナ:言っちゃうんだ…(びっくり)ではそれを聞くと目を丸くし、輝かせて食いつきます。「ええええ!?なんでそうなったの!?」ぐいぐい。
りとる:「それは知らないわ。」
GM/ロザーナ:ちょっ(笑)「知らないで参加できるわけないじゃない。あれには参加するためにお金を振り込んだりしなきゃいけないんだから。」
りとる:「お金を振り込む…?」
GM/ロザーナ:「ええ。あの手紙には紙が二枚入っていて、片方に参加の意思を示す方法が書いてあるってきいてるわ。でも実際の紙はみたことないのよね。ちょっとみせて?」
りとる:まぁみせますよ。
GM/ロザーナ:ではメモをとったり写真とったりします。彼女は楽しそうです。
りとる:「この景品が“林檎”ってことなんだけど。主催者とか“林檎”に関してとか貴方何か知らないかしら?」
GM:情報収集判定お願いします。
りとる:はい。あ、これ車の中だから≪レーサーエックス≫つかえる。
フィーリエ:じゃあ情報収集の時にこれを。
フィーリエ→りとる 『二人の世界』じっと見つめる。
りとる:なんで二人の世界なんだよ!!一人いるよっ!!(笑)
ヴィクトリア:そうだよ一人いるよ!(笑)
GM:では二人にスポットライトが当たる(笑)
りとる:で、では「貴方何か知ってないかしら?」と言った後でじっと。腐れ縁ですし。
GM/ロザーナ:頬を赤らめます。
一同:(爆笑)
ヴィクトリア:そういうのいらねぇからっ!!こいつなんなの!?(笑)
GM:(笑いながら)プレイOKです…。
りとる:タワーたっちゃったよ(笑)えー…13です。
GM:はいはい。
りとる:このMEなしで情報収集判定とか絶対成功しないんだけど(笑)
ヴィクトリア:だから頑張って車に乗ってきたんだな(笑)
GM/ロザーナ:だからなのか。では「主催者についてはわからないけど。“林檎”についてだったら、知っていることがあるわ。」
りとる:お。
GM/ロザーナ:「その“林檎”はね、けっこう前から行われている法外の人体を用いたメナス化の実験データ。もしくはその実験によってつくられた何かだっていう話よ。」
りとる:はい。
GM/ロザーナ:何かがメナス化するときはメナスファクターというものを取り込んだからとされているのですが。「その実験はメナスファクターを改良し、メナス化以前の記憶、意志をある程度だけ残し、従順でデュミナス級のメナスを作ることを目的としていたらしいの。」
りとる:ほう。
GM/ロザーナ:「これを悪用して力を得ようとする野心のある人間がそこに投資してたみたいだけど。」
フィーリエ:やばいなぁ。
GM/ロザーナ:「参加者ってのはそれをどこかで知ったか、出資者本人だったりして。」
ヴィクトリア:「それでスラムの人間攫って、人体実験してたってわけか。」ぼそっと。
キリ:キリが聞いたらぶちぎれますね。
ヴィクトリア:「そんなの裏社会ではよくあることさ。」
GM/ロザーナ:「ま、私が話せるのはこれくらいよ。役に立ったかしら?」といって見つめます(笑)
りとる:「え、ええ。そうね。」目をそらす(笑)
ヴィクトリア:なんだこれ(笑)
GM/ロザーナ:「後日、お礼期待しているわよ。」と言って出ていきます。
一同:笑
GM:たっちゃったフラグはね。仕方ないですから!(何が)
りとる:じゃあロザーナ行った後でヴィクトリアに「ねぇ。後日のお礼あなたも手伝ってくれる?」(笑)
ヴィクトリア:「馬鹿言うなよ!自分で尻をぬぐえ!」
ヴィクトリア→りとる 『不運』不運な状況にさらされる。
りとる:しょうがない…か。
GM:あ。では携帯にメールが届きます。
りとる:え。
GM:ロザーナからで「期待しているわよ、はあと」という…
一同:爆笑
りとる:これあかんやつや!(笑)
GM:では不運にあったところでシーンをきりましょうか(笑)プレイはOKです。
○シーン7 危険人物
シーンプレイヤー:フィーリエ
正義。それは人によって様々な解釈が存在し、様々な実践方法が存在するものだ。情報を得たフィーリエは、悪をこらしめる自分に酔いながらほくそ笑む。彼女は彼女の中では確かに正義なのだろう。
GM:では…。
りとる:あ!ヴィクトリアが持ってる情報もらったでいい?
ヴィクトリア:いいよいいよ。さっきそのつもりで喋ってた。
GM:では次のシーンいきます。シーンプレイヤーはフィーリエ。
フィーリエ:うーん。さっき例の人型メナス出てきたわけだし…。まぁ現場調べからかな。
GM:はい。
フィーリエ:いまのところ一人だけちょっと若干違うような気がするので…とりあえず現場調べから。
GM:了解です。ではまだ人がざわついている先ほどの場所。警察もすでに駆けつけています。フィーリエはハンターなので現場に入らせてもらえます。
ヴィクトリア:お。ハンター便利だな。
GM:具体的に何が調べたいですか?
フィーリエ:えっと。さっきの人型メナスって残骸は残ってる?
GM:残ってますね。
フィーリエ:それをちょっと調べたい。
GM:ではメナスの残骸をみると、やはりもとが人間であることがわかります。
キリ:SANチェックしたくなりますね(笑)
ヴィクトリア:でも裏社会だとこれくらいじゃあSAN値減らないんじゃない?
フィーリエ:そうだなぁ…。
GM:そこらへんの刑事さんに聞いてみたりしてもいいですよ。
フィーリエ:とりあえずこの人型メナスについて聞くのと、完全に別件ということにして人が行方不明になった事件とかってなかったかとか聞きます。
GM:では情報収集判定お願いします。
フィーリエ:(ダイスを振る)…うわ、低い。11。
GM:11でいいですか?ブレイズトリガー使ってもいいですよ。
フィーリエ:11はちょっと困るなぁ。うーん。
GM:どれだけ上げればいいかは言いませんよ。11でまずいかも言いませんが。
フィーリエ:えっと…(悩んでいる)…これでいいです。
GM:はい。ではメナス事件について教えてもらえます。
フィーリエ:はい。
GM/警察:「こいつらはフリークス級ですが、一般的なフリークスと比べて無差別な破壊活動はだいぶ少ないですね。」
フィーリエ:ほうほう。
GM/警察:「上位のメナスが操っているのではと考えています。」
フィーリエ:「やっぱりなぁ。」と。
GM/警察:「被害者についてですが、マフィアの人間が狙われているようです。今回襲われたのもそういう連中のようです。野心がある奴が襲われているのでマフィア間の闘争でも起こっているのではないかと。ああ、でもメナスだから違いますね。」
フィーリエ:情報がばらけてるんですよね。
りとる:もうすでに3人襲撃されてて…。
ヴィクトリア:あと2人か。
フィーリエ:さっきゲーム云々の話はきいてるから。あれかも。くらいには思ってる。
GM/警察:最初に起こった事件は一か月ほど前。というのも教えてもらえます。「悪い噂のある研究所が破壊されて、研究結果が持っていかれたとか。」
フィーリエ:「その研究所はどんな研究をしていたんですか。」
GM/警察:「資料は持ち去られたので実際のところはわかりませんが、メナス化についての研究を行っていたそうです。人をメナス化するとか…恐ろしいですね。」
フィーリエ:…人が行方不明になったりしたことの方は?
GM/警察:「スラム街で子供たちが攫われたとかいう話はきいてますが…。」
フィーリエ:「わかりました。いろいろありがとうございました。」
りとる→フィーリエ 『華麗なステップ』華麗なステップを踏む。
フィーリエ:そこそこ情報も得られたんでスキップでもしながらその場を離れます。
GM:テンション高いな。プレイOKです。
フィーリエ:基本的に明るい人なので(笑)
キリ:あ、デザイアなんでしたっけ?
フィーリエ:残忍ですね。
キリ→フィーリエ 『渦巻く欲望』デザイアを演出すること。
フィーリエ:華麗なステップを踏みながら残忍な笑みをうかべる…って危ない人じゃないですか!(笑)
GM:くくく…楽しみだぜ。にやり(笑)
フィーリエ:「そっかぁ…スラムの人攫ってメナス化してるのかぁ。」にやにや。「それはどうみても悪だよねぇ。じゃあそれをつぶすのは正義のし・ご・と」
ヴィクトリア:あいつやばい!やばい人だ(笑)
りとる:自称正義の味方多すぎでしょ(笑)
GM:プレイOKです。そうしてフィーリエが気持ち悪い感じで帰って行ったところでシーンを切ります(笑)
○シーン8 濡れ衣と勘違い
シーンプレイヤー:栗鳥りとる
自由の街に夜が訪れる。街中が表情を変え、賑やかさも昼とは別のものとなる。りとるはその景色に煙草の煙を吹きかける。こちらの世界にしか生きられない人間は沢山いる。近づいてくる足音の持ち主も、そうなのだろう。考えてから、小さな灯りを消した。
GM:次のシーン。シーンプレイヤーはりとる。
りとる:え?俺?おっけー。
ヴィクトリア:私は一緒にいますか?
GM:いてもいいですよ。
ヴィクトリア:どういうシチュエーションかによって決めようかな。
GM:えっと特に指定もないんですが、情報収集を終えて、どこかに車をとめて休憩してほしいんですが。
りとる:わかった。でる。(嫌そう)
GM:ではりとるが外に出て一服でもしてると…いや、休憩していればいいんですが。
りとる:タバコあるよ。(アイテムで)
GM:おお。買ってある。えーそうすると「あ、お前は!」と言ってチンピラっぽい男が数人キミの方に近寄ってきます。
ヴィクトリア:む。これはいない方がよさそうだな。
りとる:じゃあ一人だけ煙草を吸いに行ったということで。あ、お前は。って言われたんですよね?
GM:そうですね。でも見覚えはないです。
りとる:「えーと、そういう貴方はどちら様?あいにく私には因縁をつけられる覚えがないのだけど。」
GM/チンピラ:「何をとぼけていやがる。てめぇ、アラン・ソミシーの犬だろ。」と言って絡んできます。
りとる:「彼とは友達なだけよ?」
GM/チンピラ:「友達でゲームに関して動いてやってるってことかぁ?」
りとる:「ええ。彼、林檎が食べたいって言うものだから。ちょっとお使いにね。」
GM/チンピラ:「やっぱり他の参加者をメナスどもに襲わせていたのはてめぇらか。お前らがどんなに妨害したってアレを手に入れるのは俺らのボスなんだからな!」
りとる:おお?
フィーリエ:情報だだもれなんだが(笑)
りとる:「ちょっと聞きたいんだけど。誰が参加しているのかわかってるの?」
GM/チンピラ:「ああん?てめぇにそんなこと話すわけねぇだろぉがぁ!」といって殴りかかり…
ヴィクトリア:後ろから登場して撃っていい?足元。
GM:はい。
ヴィクトリア:ばきゅんばきゅん。と打って。「キレるのはそこまでだよ。知ってることだけさっさと吐いてどっかにいかないと、次は当たるよ。」と言って頭をコンコンと。
キリ:かっこいい。
GM/チンピラ:「てめぇもアラン・ソミシーの手先か!こいつら全員やっちまえ!」とリーダー格だと思われる奴が声をあげると他のチンピラも襲い掛かってきます。というわけでバトルシーンに入ります。
りとる:やっべぇ!まず車に逃げないと(笑)
●battle scene 崖っぷち
リーダーの掛け声とともに、ギャング達が二人に襲い掛かる。こいつらから情報をききだす必要がある。そう思いながら銃を握り締めたヴィクトリアの手が悲鳴をあげる。傷の手当てを忘れるなんて、自分らしくない失態に思わず舌を打った。
▽1ラウンド目
GM:セットアッププロセスです。さて、今いない人はここで出られますが。
キリ:うーん、最初はいいかな。
フィーリエ:とりあえずいいですかね。
ヴィクトリア:くそぅ(笑)こいつら(笑)準備はしてるよ。さっき撃ったもん。
りとる:ブシドーブレード出すよ。
GM:了解です。こちらも準備状態に。ではヴィクトリアから。
ヴィクトリア:やることは一緒。リーダーも一緒に狙った方がいいよね。
りとる:リーダー先におとします?
ヴィクトリア:リーダーと手下Aを狙う。両手の銃でそのエリアをダダダダ。≪ピンホールショット≫≪ファイアワークス≫てい(ダイスを振る)…18しかない。いいか。
GM:では(ダイスを振る)両方とも当たります。
ヴィクトリア:≪ガンスリング≫使用。「一発でタマをとってやる。」というオーラがでます。(ダイスを振る)…28点。
GM:ほうほう。手下はもうボロボロ。それでも「てめぇやりやがったなぁ!」と吠える。
ヴィクトリア:「あてるって言っただろ?」くそう。一発で倒れない!
GM:次は…
ヴィクトリア:やばい。そういえば最初の戦闘で受けたダメージってどうなってる?
GM:回復する行動をとっていないのでそのままです。
ヴィクトリア:きいときゃよかった!ポーションっていつ飲めるの?
GM:マイナーアクションで飲めますよ。
ヴィクトリア:一本飲んでたことでいい?
GM:はい。私も言ってなかったのでいいですよ。辛そうですし。では次はりとる。
りとる:まじかよ!後がよかったよ!
ヴィクトリア:待機するか。
りとる:このターン車に乗るだけで攻撃できなくなる。待機します。
GM:ではこちら。手下ですが。どうしようかな。2体はヴィクトリア、1体はりとるにマイナーアクションで接敵。攻撃します。まずヴィクトリアの方から。(ダイスを振る)13の命中です。
ヴィクトリア:(ダイスを振る)あ。デイム。でーいむ!
フィーリエ→ヴィクトリア 『Dammit!』悪態をつく。
ヴィクトリア:「ガッデム!」まじでか。デイムかよ。
GM:プレイOKです。(ダイスを振る)ダメージは15点。
ヴィクトリア:いいよ。生きてるよ。
GM:もう一体いきます。(ダイスを振る)14で命中。
ヴィクトリア:≪ディフレクション≫打ち返します。(ダイスを振る)そいつの攻撃を銃ではじく。「そうやすやすとはやられないんだよ!」
GM:次はりとるに。(ダイスを振る)10。
りとる:流石に避けるよ!(ダイスを振る)…。
ヴィクトリア:デーイム!
GM:デイム乱発してますね。死ぬんじゃないですか(笑)
りとる:今日の俺の出目やばくない!?待って待って。後ろに飛んで転がって車に乗り込む。≪ミラクルアクション≫振りなおします。(ダイスを振る)避けた。
GM:リーダーが「何ふがいないことしてやがる!」と言ってその場から…りとるを撃ってきます。
ヴィクトリア:そうだよな。そっち狙ってきてるもんな。
GM:(ダイスを振る)命中9です。
りとる:ピンゾロ以外。(ダイスを振る)スイート!意味ねぇ!
ヴィクトリア→りとる 『テーマソング』大好きな曲がどこかから流れてくる。
りとる:走って行って車の流れていたラジオの曲が聞こえてくるとすごくこちらのテンションが上がる。
GM:プレイOKです。では最後の行動。りとるどうぞ。
りとる:マイナーで車に乗る。メジャー通常攻撃。(ダイスを振る)命中は16。
GM:目の前の手下Aですね。(ダイスを振る)避けられません。
りとる:ダメージ(ダイスを振る)25点です。
GM:それは流石に死にますね。車にひかれてギャー。
りとる:ぐしゃー(笑)
ヴィクトリア:あれは本当に仮面ライダーか?ただの暴走族じゃねぇか(笑)
GM:ではクリンナップ。戦闘に参加していない人はひけません。
フィーリエ:ひけないのか。
▽2ラウンド目
GM:続いてセットアップ。
ヴィクトリア:なんでもいいから飛ばしてくれ!(切実)
フィーリエ:とりあえず登場します。
キリ:参加した方がいいのかな?
ヴィクトリア:してください!
キリ:じゃあします。再び聞き込みをしようと思って戻ってきたらこの有様だったと。
フィーリエ:さっき言っていた内容が気になって探しに来たということで。GMに質問。この後使う≪キュア≫のコストの演出って今やっていいですか?
GM:それはセットアップに登場したけど、自分のメインプロセスの時に登場した感じの演出にすればいいんじゃないですか。直前までとっておいてください。
りとる:GM。GM。車乗ったんで行動値14になりました。
GM:はい。はい。今来た人はすべてのエリアからLの位置にお好きなように。
ヴィクトリア:「遅いんだよ。正義の味方さんよ!」そっちに悪態をつく。
りとる:「ごめんね。内弁慶だから車の中じゃないと力でないの。」
内弁慶ってなんでしたっけ
ヴィクトリア:あいつ意味がわからん(笑)
りとる:新手の引きこもり(笑)
キリ:「またお前か。それにしても随分と体たらくだな。ヴィクトリア。」ちょっと馬鹿にした感じで。
ヴィクトリア:馬鹿にされた。やった。「何言ってんだ。いつも後からおいしいとこだけ持っていくキリの野郎が。」と言ってやろう。
キリ:「あたしは探偵だ。どっかの脳筋とは違うのさ。」
GM:突然現れたキミ達に対して「くそう。てめぇらもアランの犬か。やっちまえ!」というわけで一番はやいのは…フィーリエとりとるが同値ですね。
りとる:そっち回復だよね。
フィーリエ:はい。じゃあ先で。スピンしながら「あれ?探し人みつかったと思ったら、何この状況。りとる、これで貸し2つ目だからね。」
りとる:「ロザーナに続いてあんたも!?」と(笑)
フィーリエ:ヴィクトリアに≪キュア≫(ダイスを振る)…7回復で。
ヴィクトリア:え?な、7?
GM:最低値ですね。
ヴィクトリア:「あ、あり、あり、ありがとう?」
りとる:じゃあこっち。キリの方に飛ばします。マイナーで移動。≪ホライゾン≫相手はきりもみしながら地面に倒れ伏す。「キリ、来たばっかでなんだけど。一体いけるかしら?」
キリ:飛ばしてくるのか。「おっけ、まかせろ。」
GM:こいつら本当に美少女かなぁ?(笑)
ヴィクトリア:スタイリッシュだからいいんだよ。アクション映画的な。
りとる:命中13。低いかな。
GM:(ダイスを振る)あ。デイム。
りとる:よし。(ダイスを振る)34点。
GM:34点!?
ヴィクトリア:ルルブを最後まで放さなかっただけはある。
GM:死にました。
りとる:当たり所悪かったか(笑)
GM:じゃあキリのところにスクリューターンをしながら首だけ飛んできます。
キリ:あたしのSANを下げないでください!「やりすぎじゃないか、りとる。」
GM:次キリ。
キリ:接敵して素殴り。(ダイスを振る)18。
GM:(ダイスを振る)それは無理ですね。
キリ:ダメージいきます。えー、最低値。9です。
GM:「こんな攻撃痛くもねぇよ!リーダーの仇とってやる!」次ヴィクトリアどうぞ。
ヴィクトリア:シチュエーションカード頂戴(笑)
キリ→ヴィクトリア 『見得を切る』決めポーズをとる。
ヴィクトリア:銃を回転させて構える。
GM:プレイOKです。
ヴィクトリア:「そういってられるのも今の内だ。」と言ってさっきと同じ。二体撃つ。(ダイスを振る)18。あ、マイナーでポーション飲んどくよ。
GM:(ダイスを振る)避けられません。
ヴィクトリア:(ダイスを振る)32点。両方。
りとる:勝った!(笑)
ヴィクトリア:俺二体に撃ってるもん(笑)
GM:傷ついた方は倒れます。最後の一人は瀕死ながらも立っています。というわけでこちらの行動。目の前のヴィクトリアをせっかくなんで殴ります。(ダイスを振る)17。
ヴィクトリア:(ダイスを振る)無理無理。
GM:ダメージが(ダイスを振る)13です。
フィーリエ:じゃあ≪レディアントシールド≫スポットライトがさす。
GM:近くの伝統がフィーリエをピンポイントで照らす。
フィーリエ:その光をそっちにおくるように。そんなエフェクトで(ダイスを振る)ごめん。4しか軽減しない。
ヴィクトリア:残り8。
GM:クリンナッププロセスです。手札足してくださいね。
▽3ラウンド目
GM:セットアップは皆ない。ので、フィーリエとりとるから行動してください。
フィーリエ:1の奴いっぱいください。
キリ→フィーリエ 『それが俺のやり方だ』ポリシーを演出する。
フィーリエ:ポリシー?天誅なんだけど。
りとる:攻撃するしかない(笑)
フィーリエ:んーじゃあ、ごめん。回復後回しで。
ヴィクトリア:あいつが天誅を下すんだ!とかいえばいいのに!(笑)
フィーリエ:「悪、滅ぶべし。」≪インフレイムス≫(ダイスを振る)魔術20で。
GM:プレイはOKです。(ダイスを振る)避けれるわけがない。
フィーリエ:(ダイスを振る)13点。
GM:その一撃で倒れます。
キリ:やった。
GM:ではこれでバトルシーンは終了です。
○シーン9 突いて出たのは蛇で済まない
シーンプレイヤー:フィーリエ
闇の世界に足を踏み入れたからには、碌な死に方はしないだろう。そんなことは常識で、そうなる覚悟もしていた。しかし、それにしても、これはないだろう。爆音量のデスメタルを聞きながら、ギャングは己の道の選択を後悔した。
GM:倒した続きのシーンですね。シーンプレイヤーはフィーリエ。息も絶え絶えのギャングの一人が「くそう…くそう…あんな奴が参加したせいで。」などとぶつぶつ言っています。
りとる:「さて、ちょっと貴方。お話ししに車の中来ない?」と。
ヴィクトリア→りとる 『カットイン』決め台詞を言い、ポリシーを演出する。
りとる:ポリシー…天誅。ええっと。あ。じゃあ「お話しよっか。貴方ギャングだから、私容赦しないわよ。」(いい笑顔で)
GM:プレイOKです。
りとる:リーダー格の…
GM:リーダー格は首飛んでますね。
りとる:そうか(笑)じゃあ下っ端でいいや。
GM:ではそこで全員難易度13の知覚判定お願いします。もしくは手下を脅して威圧判定でもかまいません。
りとる:じゃあ威圧で。「お話しようか!」(ダイスを振る)…これは振りなおす!
GM:それだと口をわりませんね。
キリ:私もやっていいんですよね。
GM:できますけど彼には彼の信念がありそうなので待ってあげてください。
りとる:とりあえずテーマソング流すよ!(ブレイズトリガー)今度はCDだ。デスメタルの大音量の中「さ、外には聞こえないからいっぱい話していいわよ。」
GM/ギャング:「くそぉ。お前の声も聞こえないぜ!」(笑)
りとる:≪ミラクルアクション≫振り直し。(ダイスを振る)…15。
GM/ギャング:OKです。「ぐぅ…このデスメタルには耐えられそうもないぜ…。」
フィーリエ:デスメタル強い(笑)
GM:デスメタルが拷問(笑)あ、ちなみに何ききますか。
りとる:他の参加者の情報が出ているのかってことと、こいつらのボスが誰か、このゲームについて知っていることはなあに?ってとこかな。
GM/ギャング:では参加者について聞くと「参加者については…」とリーダーの持ち物を指さします。「あの中にリストが入っている。」
りとる:参加者リストあるの。
ヴィクトリア:やったあ。
GM/ギャング:「この資料は襲われた他の参加者のところで見つけた。こんな資料をつくれるほどの情報を集められるな参加者はアラン・ソミシーしかいない。だからてめぇらアラン・ソミシーの手下どもが画策して“林檎”を奪おうとしているんじゃないかって。」
キリ:この話は私たちは聞いてないですよね。
GM:ここでのやりとり?聞いてていいんじゃないですか?
りとる:きいてていいよ。白状するって言った時点で音楽とめてる(笑)「はい、どうぞー!」
フィーリエ:「あ、デスメタル終わったの。」(笑)
りとる:デスメタルかけつつ拷問してて「話したくなったら右手あげてくださいねー。」って感じ(笑)
ヴィクトリア:鼓膜破けるな。
GM:そんなことされたギャングは憎らしそうにあなたをにらみつけますよ。で、そのリストなんですが。
フィーリエ:はい。
GM:それぞれの参加者の名前と顔写真。その横に協力者の名前と顔写真がズラズラと。
りとる:すげえ!
ヴィクトリア:すごいな。えっとあたし入ってる?
GM:入っていません。
ヴィクトリア:よし!勝った!
GM:五人目のところにアラン・ソミシー。協力者のところにはりとるがのっています。
りとる:こっちだけばれてる!
ヴィクトリア:どこが空いてるの?
GM:へ?(何が?)
ヴィクトリア:私と協力者がいるでしょ。私が空白なのはわかるけど…あ、二人一組ってわけではない?別に。
GM:別にそんなことはないです。
ヴィクトリア:ああ、そっか。じゃあ五人目、謎みたいなこと書いてあるの?
GM:いや、五人全員そろってます。
ヴィクトリア:そこに私の写真はないけど…
GM:あなたが参加しているという情報はないです。
ヴィクトリア:私は今誰の代わりに参加してるの?って思ってる。リスト的には。
キリ:それはどうでもいいんじゃ?
ヴィクトリア:どうでもいい情報?
GM:(あ、なるほど)五人全員書いてあって、襲撃されたところは三人、顔にバッテンがつけられています。それしかのっていませんし、ヴィクトリアに関することは一切かいてないです。
ヴィクトリア:それ見て変な顔します。
GM:で、残りの一人はヴォルカーニファミリーという急激に力をつけたマフィアの幹部のグレッグという人ですね。それが彼らのボスのようです。
りとる:ふんふん。
GM/ギャング:「くそう。お前らがどうやって“林檎”のことをかぎつけたかは知らねぇが…俺たちにはあれが必要なんだよ!」
りとる:「あれが必要?何か事情でもあるのかしら。」
GM/ギャング:「勝手にあんな研究に手を出したなんて知られたら俺たちの命が危ねぇんだよ!」とキレます。
ヴィクトリア:命が危ないって…命ねぇよ(笑)
GM:(おっしゃる通りで)
キリ:リーダー死んでますしね。
ヴィクトリア:情報に関してはいいや。回復をしてほしい。
りとる:なんか聞いておきたいことない?
キリ:あ。えとじゃありとるの方を見て「アラン・ソミシーの手下ってどういうことだ。」とつめよります。
GM:おお。いいですね。
キリ:アラン・ソミシーのことは酒場で聞いたわけですから。その名前には反応するわけで。
りとる:「ああ。ただの個人的な友達よ。」
キリ:「へぇ…。アラン・ソミシーが参加してるってのは眉唾じゃあなかったのか。」
りとる:「ええ。このチケット。実はアラン・ソミシーから貰ったものなの。」
GM:おー、ばらした。
ヴィクトリア:この手下たちも聞いてる?
りとる:どうせ話せなくなるんで。もうすぐ。
ヴィクトリア:ああ、そっか。
GM:えげつないなぁ…。
りとる:ここ、デザイアが残忍ですから。
キリ:「ふぅん。そうかそうか。ところでりとる。あんたは本気でそのゲームに勝とうと思っているのか?」
りとる:「…さぁ。どうかしら、ねぇ。」ええっとこれは知ってて…(情報整理中)「私、この写真の子ってメナスじゃないかと疑ってるんだけど。」とりあえず“林檎”に関することはしゃべります。
キリ:あ、そうだ。子供たちが戻ってきていないという情報は?
りとる:あ、それ…じゃあ出す。
ヴィクトリア:出すんだ。ありがとう。
キリ:それは大事ですね。その話を聞いて不審に思います。「長老は、何人かの子供はもどってきていると言っていたのに。あたしが聞いた話と違うぞ。」
りとる:「え?あたし嘘はついてないわよ。戻ってきたなんて話はきいてないわよ。」そっちから念押し的に言ってほしいなぁ。警察からきいてたでしょ?
フィーリエ:「警察からそうきいてるけど…バディ・リチャードソンのおっちゃんが出鱈目言うとも思えないんだよねぇ」って。感じ。
キリ:「これはどういうことだ。」
ヴィクトリア:そのへんでダァン!(銃声)と。「そんなわけあるか!」とキレよう。「そんなわけあるか!あ、あいつが…リージェがメナスだなんてそんなわけあるか!!…一人も人体実験から戻ってきてないからって…あいつは本物のリージェに決まってるだろ!」
フィーリエ→ヴィクトリア 『古傷』古傷が鈍い痛みを与える。
ヴィクトリア:ああ。では心の傷がズキッと疼く。
GM:プレイOKです。ではそこで、大声もかき消すほどのバイクの激しい音が聞こえてきます。
ヴィクトリア:なんだと。
フィーリエ:本物の仮面ライダー(笑)
GM:では…
ヴィクトリア:あああ!回復!回復!
フィーリエ:あ、キュア。
GM:んー…じゃあ。一回のメインプロセス分は何らかの回復を行って構いません。
一同:やったー!
そうして回復するPC達
りとる:これ、投げていいのかな。(シチュエーションカードを見ながら)
GM:やるならちゃちゃっとお願いします。バイク迫ってきているので。
りとる→キリ 『決断の刻』あなたは決断する。
りとる:「で、キリはどうするの?探しているリージェはメナスかもしれない。私はこのゲームの参加者。」
GM:(うおぅ。話し始めた。)バイクが迫って来ているのですが…空気を読んで手前で止まってます(笑)
ヴィクトリア:いや!途中で渋滞に巻き込まれた!(笑)
GM:じゃあそれで(笑)続けてください。
キリ:「あたしはリージェがどんな状態なのかは知らない。でもあの子はあたしの妹なんだから。あの子を殺そうとする奴ならお前だって誰だって許さないぞ。」
GM:プレイOKです。はい、それでバイクが近づいてきます。
ヴィクトリア:ごめんなさいGM(笑)
りとる:すみませんでした(笑)
GM/ギャング:さっきまで拷問されていた手下が「ははは!ほら見ろ!俺たちの仲間が来たぜ!ここでお前らは皆殺しだぁ!!」と。
りとる:「うるさい。」車をバック。ぐしゃ。
正義の味方とはなんだったのか
ヴィクトリア:あいつなんなの!?うるさい、ぐしゃ。じゃねぇよ!!
フィーリエ:まぁいいんじゃないですか。あいつ悪い人なんで。
GM:(お前もか)勢いをつけたバイクがぐわーっと迫ってくるところで。
ヴィクトリア:うん。
GM:とても相手にできる人数ではなく…
りとる:これは『イヤな予感』の使いどころか?誰になげようか。
フィーリエ:コストほしいです。
りとる→フィーリエ 『イヤな予感』違和感や何かの前兆を感じる。
りとる:「あの数は…まずいかも。」と。
GM:プレイOKです。フィーリエがそう呟くと「フィーリエ!」と言いながらオープンカーで突っ込んでくる人がいます。
キリ:お?
フィーリエ:聞き覚えのある声ですか?
GM/アイナ:はい。アイナさんです。キキーッとキミ達の目の前に止めて「乗って!」
りとる:え?こっちは?
GM:二台で逃げましょう。
ヴィクトリア:流石にそっちには乗らないな。
GM:では現在車に乗ってない人は難易度11の曲芸判定をお願いします。車に飛び乗るので。
キリ:成功です。
ヴィクトリア:成功成功。
フィーリエ:問題ないです。
GM:では全員車に飛び乗ります。車は加速し逃げていきます。
りとる:ついていきます。
GM/アイナ:そこでアイナさんの車に乗っている二人に「運転を代わって!」と言って、ショットガンを取り出し後ろの人を狙撃します。
りとる:後ろ俺!(笑)やべぇ(笑)
GM:その後ろですよ!(笑)
フィーリエ:「アイナさん、運転代わります!」と言って運転を代わる。
GM:では運転している人は難易度13の操縦判定をお願いします。
キリ:あたしが代わるよ?(筋力高い)
フィーリエ:(ダイスを振る)…クリアした。
りとる:ギミックカーの能力使います。それとMEで…基準値13から。
GM:デイム以外じゃないですか。
りとる:そうですね。(ダイスを振る)…あぶないあぶない。
GM:キミ達は完璧な運転で振り切って逃げ延びることができました。で、いったんシーンを切らせていただきます。
○シーン10 意志・使命
シーンプレイヤー:フィーリエ
激しいカーチェイスの後とは思えないほどの静寂が、その場を支配していた。それぞれに思うところがあるのだろう。緊張の糸が張っているようでもあるそんな中で、アイナ・ローレンスは口をひらく。
GM:さっきの続き、逃げてきたところです。二つの車が街の裏、さっきまでの騒ぎが嘘のような静けさの中とめてあります。アイナさんがフィーリエに「大丈夫?」と声をかけましょうか。
フィーリエ:「大丈夫です。アイナさんが助けに来てくれたってことは、あれはけっこうな事態だったってことですか。」
GM/アイナ:「夜のドライブをしていたら偶然、やばそうな感じだったから。助けてみたんだけど。よかったかしら?」
フィーリエ:…わかってそうだななんか。
キリ:「お姉さん、なかなかいい腕しているようだけど。いったい何者ですか。」
ヴィクトリア:こいつ有名人?
GM/アイナ:そこそこですね「ただのハンターよ。」と言って笑います。
りとる:その横で「ナイスタイミングだったわ。私はりとる。あんたは?」
GM/アイナ:「私はアイナよ。」…アイナさんとはフラグ立ちませんよ?
りとる:えー。『ロマンス』とかひいちゃったんだけど(笑)
フィーリエ:まぁせっかく会ったんで中間報告しますよ。
GM/アイナ:じゃあ「何がわかったの。」と聞いてきます。
フィーリエ:えっと。人型メナスは人体実験でメナス化したもので。スラムの人がこれだけ消えているのとつながりがあるとか、そこら辺まで。
GM/アイナ:「なるほどね。」
キリ→ヴィクトリア 『反逆』反逆の意志をみせる。
ヴィクトリア:「ま、あたしはそんなこと信じないけどな。」
GM/アイナ:プレイOKです。「ところであなたたちは何者なのかしら?」
りとる:「あたしはりとる。正義の味方よ。」キリっ。
キリ:「あたしはキリ。この街で私立探偵をしてるよ。」
ヴィクトリア:「こいつらと違って名乗るほどの者じゃねぇよ。お前らとつるむ気もねぇ。」
GM/アイナ:「あら。つれないのね。…ところで。さっき貴方たちが何か手に入れたみたいだったけど。それはみせてくれないのかしら。」
りとる:渡しちゃっていいのか…な?
ヴィクトリア:アイナさんは多分信用できる人だよ。
フィーリエ:信用できる人で、しかもこの人に隠し事できなさそう(笑)
GM:あ、じゃあ渡してくれますか?
フィーリエ:はい。
りとる:自分ものってるんだよね。まぁいいや。渡しちゃえ。
GM:そうですね。
りとる:そこだけ切り取りたい(笑)
ヴィクトリア:そんな暇はなかったなぁ(笑)
GM/アイナ:わかりました。ではそれを見ながら。ちょっと顔をしかめて、まぁそこは流してくれます。
りとる:よかった。
GM/アイナ:「貴方たちはもう知っているかもしれないけど。さっきの奴らはこの…」バッテンのついてないアランでない方を指して「こいつの手下みたいね。貴方たちはメナスの襲撃をどう考えているかしら?これはこの参加者が妨害のためにやっていると思う?」
りとる:「私はゲームの写真に写っている少女がメナスなんじゃないかって思ってる。」襲ってみたら実はメナスでした。みたいな。
GM/アイナ:「そう。でも襲われたのは彼らの拠点のような場所。追跡先と思える場所じゃないわ。」
りとる:「あら。そうなの?それは知らなかったわ。」そうなんだ。
GM/アイナ:「最初に襲撃された研究所以外は順当にこの参加者が狙われている…。」
りとる:参加者が狙われてるの?
GM/アイナ:はい。襲撃されたのは最初の研究所を除き、すべて参加者と一致します。「もし参加者全員を狙ってるというなら次は…」
りとる:私ね。あらこわい。ロザーナのところにでも逃げようかしら(笑)
ヴィクトリア:そいつ巻き込まれて死んじゃうから!
りとる:それともアランのところ?
キリ:このゲームの…関係がわからないんだよなぁ。ゲームの企画者と襲撃者は同じ?
りとる:主催者が襲ったのだとしたら…。
GM/アイナ:「もしこの資料を主催者がつくったのだとしたら、相当な情報通のようね。」
りとる:アラン?(笑)
GM/アイナ:「貴方たち、これからどうするつもり?」
キリ:「あたしは腑に落ちないことがある。一度スラムに戻ってみようかと思う。」
りとる:「アランのところに一回帰ろうかしら。」
ヴィクトリア:ここはちなみにずっとそっぽ向いて立ってます。話は聞いてるけど口ははさまないよ。
フィーリエ:「まだ調べることがあるんじゃないかと思いますね。アイナさんの依頼も、まだこれで達成ってわけじゃないでしょう?」
GM/アイナ:「そうね。大元をどうにかしてもらわないと困るわ。」それぞれに分かれてまた情報を集めることにしましょうか。
フィーリエ:そうですね。
GM:そう決めたところで、ここから少し離れた場所で大きな爆発が起こります。
ヴィクトリア:またきたぜ!爆発(笑)
キリ:スタイリッシュだ(笑)
GM/アイナ:「なに!?」とアイナさんも驚いてます。
りとる:「今日は爆発が多いわね。」
GM/アイナ:「これもあのメナスの仕業である可能性が高いわ。あなたたち、向かってくれないかしら。私は援軍をつれてくるから。」
キリ:爆発の方向ってわかります?
GM:ええっと。歓楽街の方向かな。
キリ:また歓楽街か。
ヴィクトリア:最初の場所?
GM:とは違います。
ヴィクトリア:違うのか!ならあんまり興味ないな…。
フィーリエ:「行くなら乗せてもらえないでしょうか。」とりとるに。
りとる:「いいわ。乗りな。」
フィーリエ:「これで貸しが一つできちゃったね。」
キリ:「待ってくれ。あたしも乗せていってほしい。最初の爆発があったところにはリージェがいた。もしかしたら今回もいるかもしれない。」
りとる:なるほど。
キリ:それを聞いてどうする?(ヴィクトリアをみる)
GM:(これはうまい)
ヴィクトリア:ふん!聞かれる前から黙ってずっと乗ってるよ!!
一同:(笑)
ヴィクトリア:むっとしながら。
GM/アイナ:了解です。アイナさんはそんなキミ達の姿をみて「頼んだわよ。」と言って行ってしまいます。そしてキミ達も爆発のもとへむかうと。ここでシーンを切ります。
○シーン12 翼の生えた
シーンプレイヤー:キリ
駆けつけた先、半壊したビルの一室にいるのは確かにリージェであった。しかしヴィクトリアの記憶の中の彼女とは別物のようだった。虚ろな目、表情を失ったソレがゆらゆらと揺れる。乾いた口から出たのは弱弱しい疑問だった。「…リージェなんだよな?」
GM:シーンプレイヤーは…キリでいいかな。
ヴィクトリア:3欲しい。1しかない。
りとる:『ロマンス』あげましょうか。
ヴィクトリア:まぁ…相手がいれば(笑)
GM:キミ達はりとるの車で目的地に着きます。そこはキミ達が最初にみた襲撃と同じような状態になっています。そのまわりにはわらわらと同じようなメナスがいます。
キリ:どんくらいいますか?
GM:わらわらと数体。もう少しいるかな。
りとる:「このまま突っ込むわ。捕まっていてね!」
GM:そうやって突っ込んで上をみると、少女の姿がみえます。
ヴィクトリア:うわっ。それは見る!見覚えは?
GM:あります。どうみてもリージェです。
キリ:「りとる止まれ!」と言って車を止めさせます。
ヴィクトリア:降りてそっちへ行こうとするよ。でも飛んでるの?
GM:えっとビルの上の階にいるのが壊れた窓からみえるって感じです。
りとる:「あら。あれがリージェって子?」
ヴィクトリア:一番はやく車から飛び降りて、何も言わず舌打ちだけしてそのビルへ走っていく。ちっ。メナスは放っておくよ!
GM:OK。他の人は?
キリ:私も行きます。
フィーリエ:あー…どうしようかな(笑)
ヴィクトリア:大丈夫。援軍連れてくるって言ってたし(笑)
フィーリエ:真相に近づけるのはそっちなんだよなぁ。
GM:では皆ビルを上っていくということで?
りとる:…車で上っていける?
GM:上っていけませんね(笑)
りとる:じゃあ外でメナス倒す!(笑)
GM:では三人が上っていく。そこは酷い状態になっています。先ほどリストでみたグレッグが倒れています。死んでますね。その奥の窓にリージェは立っています。
キリ:窓空いてますか?
GM:空いてますね。
キリ:リージェの見た感じは変わってますか?
GM:今は普通の姿です。ただ雰囲気は全然違いますね。いつもと。
ヴィクトリア:「リージェ!」声をかけるよ。
GM:はい。ではその声に反応してヴィクトリアの方をちらっとみます。その少女の手には真っ赤な林檎が握られているのがわかります。
りとる:くっそ。いいシーンなのに。行けないとは(笑)
一同:(笑)
ヴィクトリア:「お前はあの…リージェでいいんだよな?」言いながら少しづつ近づいていくよ。
りとる:…やっぱ車からおりていったことにしていい?
GM:いいですよ。
キリ:それだと何か変わる?
りとる:車からおりると凄く弱いよ。
GM:ヴィクトリアの問いに対しては答えず視線をもとに戻し「あと一人…」とつぶやいて窓から飛んでいきます。
ヴィクトリア:「待てリージェ!」
GM:そういって窓の外をみると無骨な羽が生えたリージェが飛んでいくのがみえます。その先は…
キリ:ちょっと待ってそれはもしや…
GM:どうやら高級なホテルの立ち並ぶ方ですね。
りとる:おおう。やばいぞやばいぞ。アランが死んじゃう。「あの方向はまずい。アランが!」
キリ:今撃つことってできない?
GM:…え?リージェを?
キリ:羽だけを撃てませんか?
GM:あ、ああ。いいですよ。撃ってみても。
キリ:「ヴィクトリア!羽だ!羽を撃て!」
ヴィクトリア:じゃあ銃を構えるけど、撃とうとして撃てない。がっとすてて「撃てるか!馬鹿野郎!!」
キリ:素晴らしい…。じゃあいなくなっちゃう?
GM:みえなくなります。そこで、メナスの出現でパニックになっている下からさっき聞いたような車の音が聞こえます。
ヴィクトリア:はいはい。援軍つれてきたのね。
GM:外からフィーリエの姿を確認したアイナさんが「フィーリエ、貴方は自分の事をしなさい!」と叫びます。「ここは私に任せて!」そう言って銃を取り出し応戦します。
ヴィクトリア→フィーリエ 『口笛』口笛を吹く。
フィーリエ:それに対して「ありがとう!」と言って口笛を吹く。
GM:プレイOKです。
フィーリエ:で、リージェを追っかけていけばいいのかな?
キリ:そうですね。追いかけましょう。
GM:では皆で追いかけるということで。外に出るとアイナさんが頑張っている姿がみえるよ!
ヴィクトリア:じゃあせっかくだし。
ヴィクトリア→アイナ 『氷塊の音色』グラスを傾ける。
GM/アイナ:では。ショットガンをぶっぱなしメナスを吹き飛ばして「キリがないわね。」と言って車においてあるコップを傾け水をぐいっと飲んで「はやく行きなさい!」
ヴィクトリア:かっこいい…。
キリ:もうこの人主役でいい(笑)
ヴィクトリア:ダメだよ。あいつはどうせNPCなんだ!なんでもできるだから雑魚退治で終わらせとかないと(笑)
りとる:こんなにかっこいいなら『不屈の闘志』とか投げられない(笑)
GM:そうしてキミ達はそこから離れていく。というわけで一回シーンきりましょう。
○シーン13 嵐の前の
シーンプレイヤー:栗鳥りとる
マーカスシティを駆け回り、ようやく事件の真相が見えてきた。しかしそれは彼女達にとって、あってほしくないものであった。それでも前へ進むために、それぞれが思いを言葉にする。決意を、確かめるように。
GM:シーンプレイヤーはりとる。りとるの車でリージェの向かった方にとばしているところですね。
ヴィクトリア:その中で私が死亡フラグを語ればいいんでしょ(笑)
キリ→ヴィクトリア 『死亡フラグ』未来について語る。
ヴィクトリア:どうしようかな。何か聞いてくれるとやりやすいんだけど。
りとる:「ヴィクトリア。さっきなんで撃てなかったの。」
ヴィクトリア:「命の恩人を…いや、あたしの親友を撃ててたまるか。」
キリ:「あんたリージェの知り合いだったのか。初耳だ。」
ヴィクトリア:「言う必要もなかったからな。…リージェは死にそうになっていたあたしを助けてくれたんだ。怪我をみて食い物も水もなんでもくれて。怪我がよくなるまでよくしてくれた。リージェから貰った林檎。うまかったな…。」
キリ:「なるほどな。どうりであんたみたいな奴があんなにあの子のことを気に掛けるわけだ。」
ヴィクトリア:「どうせあたしがそんな事やったって柄じゃないと思ってんだろ。」
キリ:「そりゃ思ってるさ。」
ヴィクトリア:「あたしだってなぁ!普通の女の子みたいにリージェみたいな、友達と一緒に、みんなで、静かに暮らしたいと思ったことだってあるんだよ。ま、メナスとかがいるこんな世界じゃどのくらいそんなのができるかわからないし、そもそもリージェがどうなってるかわかんねぇしな…」いいですか?
GM:プレイOKです。
GM→キリ 『下準備』道具の手入れをする。
GM:武器持ってましたよね?
キリ:はい。じゃあ自分の武器の錆などのチェックをします。
GM:プレイOKです。
りとる→キリ 『不屈の闘志』逆境をはねのけ、心を奮い立たせる。
りとる:で、それを聞いて「あんたは戦えるの?」キリに。
キリ:「正直まだわからない。ただ、さっきあの子の顔を見たときに思ったんだ。もしあの子が自分の意志と異なることでメナスになったのなら、あたしの手で終わらせてあげるべきなんじゃないかって。」
GM:プレイOKです。
ヴィクトリア:「その錆は、そうやって斬ってきたってことか。」剣をみながら言う。
キリ:何も言い返せません。
ヴィクトリア→キリ 『色あせたメモリー』過去の情景を思い出す。
キリ:難しいの来たな…。昔リージェやスラムの子供たちと遊んだことを思い出します。
GM:プレイOKです。で、ここらへんで移動中の会話はよろしいでしょうか。
ヴィクトリア:はい。ありがとうございます(笑)
りとる:じゃあ「そろそろ着くわよ。皆武器を構えなさい。」声をかける。
フィーリエ:武器持ってないですけどね。
GM:車、どうしましょうね。
りとる:乗ってますよ?あ、今のうちにアランに「そっちにアレが行ってるから逃げなさい」って電話する。
GM/アラン:ではそれを受けて「アレとは何のことかわからないが、エントランスホールで待っているよ。はやくおいで。」と言います。
キリ:おいでって余裕綽々だなぁ。
りとる:エントランスになってくれた!うれしい!
GM:ではシーンをきります。
●クライマックスフェイズ 復讐
広く豪華なエントランスホールでアラン・ソミシーは満足げにほほ笑む。「想定とは違ったけれど…」いい暇つぶしになるだろうパーティの参加者は、勢いよく玄関をぶち破って現れた。「面白くなりそうだ。」
GM:場面はアランのいるホテルに駆けつけたところです。
りとる:エントランスって車で突っ込んでいい?
GM:はい。突っ込んでください。超高級ホテルですけど(笑)
りとる:よし!
ヴィクトリア:GMありがたい。突っ込む前って様子どう?ざわざわしてたりする?
GM:してないですね。
りとる:じゃあためらわずに突っ込む。がっしゃーん。そこまで行って「アラン無事!?」
GM:そうやってぶち壊した物にぎりぎり当たらない位置に自動車椅子に乗って優雅にほほ笑んでいるアランが「どうしたんだい?お揃いじゃないか。パーティーでも始めるのかな。」
りとる:「そうよ。パーティーよ。くそったれなパーティーが始まるからはやく車に乗りなさい!」
キリ:あたしは睨み付けています。一応リージェを殺そうとしている一人なので。
GM/アラン:「それは濡れ衣なんだけどなぁ。」呑気に言うアランの背後のガラスに白い影が映りこみます。
ヴィクトリア:そっちのほうだけを見る。最初からこの男には興味を持ってない感じ。
GM:その影が大きくなり、ガラスを破ります。
りとる:「ああ!もう来た!だからはやく乗れって…アランの馬鹿!」アランに『ロマンス』投げようかな(笑)
キリ:いいんじゃないですか(笑)
りとる→アラン 『ロマンス』シーンに登場しているキャラクターひとりを口説く。
GM:(なんでだ)え、ええっと。誰が口説いてほしいんですか。
りとる:はい!(笑)
キリ:やっと本命が(笑)
ヴィクトリア:あいつハーレムルート失敗して刺されるコースじゃね?
本望なんじゃないですか?
GM:えええ…うーむ。(困ったなぁ)
ヴィクトリア:ここであえてリージェだ。
GM:あ。じゃあそうしましょう!
りとる:ええ!
GM/アラン:割れたガラスの向こう側。羽の生えたリージェの方を軽く振り返って「おやおや可愛いお嬢さんの登場とは。とても可愛らしいキミとはダンスを踊りたいところだけど、残念ながら今日のパーティーは欠席させていただくよ。」そう言うとアランの姿が掻き消えます。
ヴィクトリア:なんだと?
りとる:は?なんだと!?
GM:はい。それで現れたメナスですが、リージェです。不恰好な羽がどんどん増えていきます。
ヴィクトリア:メナスって言った…。
フィーリエ:まわりの人に「あれはメナスなんだから悪、私の敵。貴方たちは戦えるの?」
りとる:「もちろん。」
ヴィクトリア:うーん。最後に言いたいな…。
GM:ですね。キリは反応しないんですか?
キリ:「リージェ。」あたしは呼びかけてみる。「リージェ!」
りとる:いや、フィーリエの問いに対しての反応は?
キリ:それは無視ですね。
ヴィクトリア:戦えるの?に対してこっちは唇をぎりっと噛んでるだけ。にらんでる。
GM:ではリージェの後ろから人影が現れます。「どうやらアラン・ソミシー本人はここにはいなかったみたいじゃな。」
ヴィクトリア:ん?誰だ。
りとる:黒幕?
GM:「まぁ、彼があの計画に関わっていたかは不確かだったからのぅ。やはり別にもう一人いるのか…探さなければのぅ。」と言う人物はバディ・リチャードソンです。
キリ:うわぁ!
ヴィクトリア:まぁそうだよね。
キリ:「長老!どうして!?」
GM/バディ:「どうして?覚えていないのか、キリ?彼女は、リージェは優しくていい子じゃった…。いや、それは今も変わらない。あのスラムを照らす太陽じゃ…。あんなに汚されてまだこんなにも美しい。今回の事は、すべて彼女が望んだことじゃよ。こんな姿になってまで、スラムのみんなの為になりたい。その意識だけを残しておった。」
キリ:「教えてくれ、長老。リージェをそんな姿にしたのは誰だ。あんたなのか。」
GM:「儂がそんなことをするわけがないだろう。あのクズ共が投資していた研究所。そこがやったことじゃ。もちろん真っ先に潰したがのぅ。スラムの子たちを攫い、異形に変える恐ろしい実験。それはいくつかのマフィア関係者の投資によって成り立っていた。奴らに罪がないと言えるじゃろうか。奴らには罪を償ってもらわないといけない。だからこうして奴らにだけわかるように参加証を作り、この街に集めたのじゃよ。」
りとる:なるほどね。
キリ:「それは…そうかもしれないけど。リージェは自分から人殺しをするような子じゃない!それはその子の意志じゃないだろ!」
GM/バディ:「それはお前が決めることではない。スラムのためにできることはコレだと言ったら、彼女はすすんで儂らと共にやってくれた。」
ヴィクトリア:じゃあそこらへんで。はっと鼻で笑って話に割って入ろう。
GM:はい。
ヴィクトリア:そうだな…「そうかよ。そういうことかよ。じゃああたしのやることは簡単だ。あたしもゲームの参加者らしくその林檎をもらうために頑張ろうかね。」
GM/バディ:「ゲームの参加者?」
ヴィクトリア:リージェの方に銃を向ける。
キリ:「本気か!?ヴィクトリア!」
GM/バディ:「そこまで言うなら仕方ない。キリ、残念じゃがお前には一足先にスラムの子たちのもとに行ってもらおう。」と言ってバトルシーンに移ります。
ヴィクトリア:ははは。本気かって言われた。本気だよ。本気だよ!
●battle scene 通じ合う想い
いきなり突き付けられた非情な現実に、キリ、りとる、フィーリエは自らの感情を整理できないでいた。やり場のない憤りと悲しみを向ける先がわからない。その中でヴィクトリアはまっすぐリージェを見つめる。彼女にはわかったのだ。自分が、しなくてはならないことが。
▽1ラウンド目
GM:別エリアにバディとリージェがいます。最大2エリアに分けて配置してください。敵との距離はLです。というわけでクライマックスいえーい!
一同:いえーい。
GM:セットアップどうぞ。全員すでに準備状態です。やることある人ー?
りとる:はーい。≪ブラックボックス≫普段は使わないニトロって書いたボタンを押す。すると車が全力のモードになってぼぅんぼぅんぼぅん。
キリ:どっかでみたような(笑)
ヴィクトリア:すごいな。それ七つくらいボタンありそうだな(笑)
GM:他の人はないですね。では行動値順に進めます。最初の行動はリージェ。
フィーリエ:はやい。
GM:誰にしようかな~誰か迷うんで~…
ヴィクトリア:全員にしちゃえ(笑)
GM:じゃあMF≪ディザスター≫を使用。対象をシーン全体にします。
ヴィクトリア:ですよねー。
フィーリエ:打消す?
りとる:まぁ一発目だからいいんじゃない。
GM:マイナーで≪フォースブリッド≫メジャーで魔法撃ちます。全員に。
フィーリエ:あ、じゃあそれに。
フィーリエ→リージェ 『非情なる運命』行動が失敗する。判定が生じる場合デイムになる。
GM:え?ええっと。拒否します。
フィーリエ:あ、そっか。
りとる:だよね。
GM:えいっ(ダイスを振る)20の魔術です。
ヴィクトリア:≪ディフレクション≫!これに成功するとそっちの判定がデイムになるから全員避けれる!(ダイスを振る)20!でた!
一同:おお~!
GM:ではその魔法はヴィクトリアの放つ銃弾により霧散します。
ヴィクトリア:「させねぇよ。そんなこと。」
GM:次はりとるとフィーリエが同時行動です。
りとる:あいつらまとめた方がいいですよね。
フィーリエ→りとる 『ヘアセット』ヘアスタイルを整える。
りとる:えー…じゃあ、アランが偽物だと知らずにすごく動揺して乱れた髪を整えます。
GM:プレイOKです。
りとる:「よかった。アランはいなかったのね。」
GM:アランつぶすとかいってませんでした?(笑)
りとる:最終的にね(笑)マイナーでじいちゃんの方に近づいて。メジャー≪ホライゾン≫では今まで倒してきたいろんな外道たちの映像が頭に浮かぶ「メナスになっちゃった可哀想な子を利用して、スラムの為だなんて言って人殺しをさせるなんて。あんたとびっきりの外道ね。」
GM:お前には言われたくない(ぼそっ)
りとる:こっちは車で轢くだけなので。
GM:あ、はい。(それもどうなの)
りとる:(ダイスを振る)命中は17。
GM:パリィ。ダメージください。
りとる:(ダイスを振る)39。
GM:ではリージェの方にぶっ飛ぶんですよね。あ、すみません。ちょっとここで追加説明させてください。
ヴィクトリア:はい。
GM:リージェのようなとても強いメナスには、具体的に言うとフリークスより上のメナスは特別な倒し方をしなければいけません。このためにブレイザーがいるようなものですね。
ヴィクトリア:うん。
GM:HPが0以下になるとメナスは死亡状態になります。しかし、レクイエムという特別なことをしないと復活します。レクイエムというのは対象のメナスのHPが0以下になった時に誰でもフリーアクションで宣言できます。この時1点のブレイズトリガーの消費が必要です。
りとる:1点じゃなきゃダメ?
GM:1点以上ですね。レクイエムの間、PCは一回ずつメインプロセスを行えます。この間にIPというものが強力なメナスにありますが、ダメージを与えてそれを0にしなければいけません。削りきらないと生き返ります。
ヴィクトリア:すげぇ。強いな。
GM:レクイエムの間はコストは一切必要としません。ガンメタル・ブレイズも使いたい放題です。
りとる:すごい。シナリオ1回のしか持ってないけど(笑)
GM:さらにブレイズトリガー1点につき10点ダメージに追加できます。いいですか?
一同:はい。
GM:では次。フィーリエ。
フィーリエ:ではおじいちゃんの方へ。「リチャードソンさん。貴方を信頼してきたけど…うん。やっぱり自分の正義を信じる!」
GM/バディ:「残念じゃよ、フィーリエ。」
フィーリエ:「私はあなたに…」≪インフレイムス≫(ダイスを振る)18。
GM:(ダイスを振る)避けられません。
フィーリエ:低いんだよなぁ(ダイスを振る)14。
GM/バディ:14?14ですか。では「お前の正義はこんなものかフィーリエ。」と言います。(いい笑顔)
ヴィクトリア:GMが楽しそうだな(笑)
GM:いやぁお爺ちゃん固くてうれしいなあ!(嬉)では次キリ。ですがその前にリージェがMF≪オーバードライブ≫使用。メインプロセスを行います。再行動。
りとる:これ消します?
ヴィクトリア:まぁ…いいと思う。消して。
フィーリエ:≪バニッシュ≫うちますよ?さっき笑われたし「私の正義がこんなものだって?みせてあげる。」
GM:ではフィーリエの放つ魔法によりリージェは行動を邪魔されてしまいます。次は今度こそキリです。
キリ:どうすっかな、これ。すごくやりにくい。
りとる:なんで?
キリ:二人ともPC的には攻撃できないんで。
GM:ああ!誰がこんなひどいことを!…私ですが(笑)
ヴィクトリア:けっ!この鬼畜GM!(笑)
GM:ヒロインは殺すものだと習いました。
ヴィクトリア:な、ないすだそれ教えた人(笑)
りとる:何も間違っていない(笑)
キリ:接敵します。メジャーで…リージェの羽を狙って攻撃できます?
GM:はい。いいですよ。
キリ:ではそれで。(ダイスを振る)22です。
GM:(ダイスを振る)避けられません。ここでお爺ちゃんが≪カバーリング≫してパリィします。
ヴィクトリア:じじぃ!まぁそれがわかったならやりようがある。
キリ:≪クリティカルヒット≫を使って判定をスイートに。壊れたところから雨が降り注ぎます。(ダイスを振る)15です。低い。全力なのに。
GM:ほほう。15ですか。わかりました。ぴんぴんしてますよ。では次ヴィクトリア。
りとる→ヴィクトリア 『俺の詩を聴け』即座にシーンプレイヤーになる。
GM:シーンプレイヤーっぽいことをどうぞ。
ヴィクトリア:まず爺さんに話しかけようかな。「爺さん。あんたの気持ちはあたしにはわかるぜ。自分の家族を殺されたも同然だもんな。復讐したいのは当然だ。だけどな…」そこまで言って二人を撃つ。
GM:プレイOKです。
ヴィクトリア:≪ファイアワークス≫≪ピンホールショット≫(ダイスを振る)10だからスイート。『限界突破』あるから。
GM:なるほど。(ダイスを振る)避けられないのでお爺ちゃんが≪カバーリング≫
ヴィクトリア:はい。≪レイジングブレイズ≫散っているリージェの羽の真ん中を弾が貫いていく。ダメージ足されて装甲無視!
GM:お爺ちゃんになんの恨みがあるんですか!
ヴィクトリア:え?お爺ちゃんに恨みはないけどかばうから。
GM:あの。えっと。正直ダメージ計算いらないんですけど。
キリ:ガンメタル・ブレイズってこんなにSAN値減るゲームだったんですね。キリのSAN値はもうボロボロですよ。
ヴィクトリア:68点の装甲無視。
りとる:頭おかしい(笑)それが倍ですよね。
GM:てことは136点くらうわけですね。お爺ちゃんのHPは最大値40点なんですが。
一同:(笑)
GM:その覚悟を受けてお爺ちゃんは倒れます。ではクリンナッププロセス。クライマックス戦闘なので2枚までひけます。
▽2ラウンド目
GM:セットアップないですね。リージェの攻撃です。…見事に分かれている。なんかおいしいのでヴィクトリアに攻撃します。
ヴィクトリア:おお。こいや。
キリ:なんかおいしいって(笑)
GM:(ダイスを振る)21の魔術です。
ヴィクトリア:だ、誰かなんかちょうだい。
キリ→ヴィクトリア 『肩をすくめる』両手を広げて肩をすくめる。
ヴィクトリア:肩をすくめる。「そうだな。」何かがわかったように頷いて。まずは普通に避けます。(ダイスを振る)≪スタイリッシュ≫使います。瓦礫が降り注ぐ。
GM:ではりとるとフィーリエ。
りとる:こっちからいっていい?
フィーリエ:いいです。
フィーリエ→りとる 『真実の語り部』持っている情報や秘密について語る。また、シーンの間、嘘がつけない。
りとる:「“林檎”が本当にあるのかは知らないけど、あんたを倒して全部いただいてやるわ。」マイナーで近づいて≪ホライゾン≫相手の攻撃の飛んでくる中、突っ込む。まわりの音は消えたように静か。
GM:OKです。
りとる:(ダイスを振る)≪ミラクルアクション≫振り直し。「栗鳥りとる。それが私の名前よ。おぼえておきなさい。」(ダイスを振る)16。
GM:(ダイスを振る)無理です当たりました。
りとる:(ダイスを振る)ダメージは41。
GM:次はフィーリエ。
キリ→フィーリエ 『ブレイクタイム』飲み物を口にする。
キリ:無理だったら拒否ってください。
フィーリエ:じゃあポケットから林檎ジュースを取り出すして飲む。「悪いけど、メナスは悪だから。」誰もHP減ってないよね?
ヴィクトリア:5点だからいいや。
フィーリエ:じゃあ≪インフレイムス≫(ダイスを振る)≪マニピュレイト≫使ってスイートにします。
GM:≪ヴィシサチュード≫振りなおしてください。
フィーリエ:…はい。(ダイスを振る)しょぼい。15。
GM:(ダイスを振る)それは避けられません。
フィーリエ:(ダイスを振る)ええっと、11。
GM:はい。次はキリ。
キリ:じゃあ攻撃します。(ダイスを振る)低いなぁ。≪スタイリッシュ≫使ったらなくなる…。
りとる→キリ 『約束』キャラクター1人と約束を交わしていたことになる。
キリ:えっと。じゃあリージェと幼いころ約束をしたことを思い出します。どんな内容だったか今はもう思い出せませんが。
GM:プレイOKです。そんなキミを無感情な瞳でリージェが見下ろします。
キリ:≪スタイリッシュ≫使います。
フィーリエ→キリ 『Yes!』快哉を叫ぶ。
キリ:手ごたえを感じて気合の入った声を出します。
GM:プレイOKです。(ダイスを振る)スイートはでません。ダメージどうぞ。
キリ:≪ソードマスタリー≫使います。(ダイスを振る)29点です。
GM:はい。ヴィクトリアどうぞ。
ヴィクトリア:いくよ。いつも通り。撃ちながら言いたいこと言っとこう。「前、助けてくれた後、一緒に犬を拾いにいったよな。ヘムヘムって名づけたのはあんただったよな」(ダイスを振る)
GM:そうだったのか(笑)
ヴィクトリア:いかん。これはデイム。振り直しない?
フィーリエ:≪マニピュレイト≫出目に+1でデイムではなくなる。
ヴィクトリア:でも16、これで。
GM:避けれない気がする…(ダイスを振る)避けれません。
ヴィクトリア:(ダイスを振る)…38点。
GM:はい。
ヴィクトリア:「だから、だからだよな。ヘムヘムが…」そこから先はまだ言わない。
GM:はい。ではクリンナップです。
▽3ラウンド目
GM:セットアップ。なくてリージェの番。目の前の二人に≪範囲攻撃≫(ダイスを振る)魔術の21です。
ヴィクトリア:とりあえずやろうか。≪ディフレクション≫「だからあの手紙をヘムヘムが拾ってきてくれたんだよな。」と言ってあげよう。
GM:おお。それには反応しましょう。心なしかほほ笑んだようにみえます。
ヴィクトリア:そうだよね。(ダイスを振る)足りない。
りとる:抵抗ですよね。出目で14が必要だ(ダイスを振る)
キリ:(ダイスを振る)スイートした!!
ヴィクトリア:やったぁ!
GM:≪ヴィシサチュード≫振りなおして。
キリ:くっ…。(ダイスを振る)おしいダメ。
りとる:俺≪スタイリッシュ≫ある。誰かコスト(笑)
フィーリエ→りとる 『それが俺のやり方だ』ポリシーを演出する。
りとる:そっちの感動的な話を聞いて「悲しいけど倒すしかないのよね。それが私のやりかたなの。」
GM:プレイOKです。
りとる:≪スタイリッシュ≫でスイート回避。
GM:ではキリにだけダメージを。(ダイスを振る)58点の魔法。出目が爆発したので。
キリ:死んだー!コストもらえれば≪リヴァイバー≫使えるんでなんとかしてください。
GM:仕方ない。これをあげよう。
GM→キリ 『Dammit!』悪態をつく。
キリ:ありがとうございます。避けたと思ったけど足がもつれます。小さい声で「…デイム。」
りとる:『インタビュー』いる?(笑)
ヴィクトリア:無理だろ!(笑)
キリ:コストまだ足りないんですけど。
フィーリエ:じゃあこっちが≪ジェネシス≫うちます。
GM:仕方ないから私が演出してあげよう。
ヴィクトリア:GMの優しさや!
フィーリエ:全回復してください。
GM:軽快なフットワークで戦闘するフィーリエはキリの窮地に気付き、鮮血の舞う中魔法を放つ。その魔法によってキリは残像の残るスピードで体が動き、相手と距離をとる。
キリ:ありがたい。
GM:せっかくなんでここでMF≪オーバードライブ≫使用。
ヴィクトリア:消せるっけ?
りとる:コストがないと。
キリ→りとる 『スナップ』指を鳴らす。
りとる:指を鳴らして…
ヴィクトリア→りとる 『挑発』相手を挑発する。
りとる:「きなさい。」と挑発する。
キリ→りとる 『テーマソング』大好きな曲がどこからか流れてくる。
りとる:車からデスメタルが流れてくる。≪バニッシュ≫
GM:飛ぶように動く車によって攻撃は阻まれます。りとるかフィーリエどうぞ。
フィーリエ:とりあえず≪インフレイムス≫(ダイスを振る)19で。
GM:(ダイスを振る)避けれません。
フィーリエ:(ダイスを振る)低い。11。
りとる→フィーリエ 『渦巻く欲望』デザイアを演出する。
フィーリエ:「メナスは悪だから滅ぼさなきゃいけないのに!」
GM:プレイOKです。
フィーリエ→りとる 『ハイタッチ』喜びを表す。
りとる:攻撃を成功させたフィーリエとハイタッチ。
GM:OKです。
りとる:≪ホライゾン≫(ダイスを振る)テーマソングをながしながら一迅の風になって駆け抜けていくよ。命中は15。
GM:(ダイスを振る)避けれません。
りとる:ダメージは(ダイスを振る)46。
GM:はい。では次キリ。
キリ:素殴りで。(ダイスを振る)命中21です。
GM:(ダイスを振る)避けれない。
キリ:≪ソードマスタリー≫(ダイスを振る)13。
GM:衝撃波をまとうキミの攻撃が体をえぐります。ヴィクトリアどうぞ。
ヴィクトリア:同じ。「だからあたしはゲームの参加者として、おまえを、倒す。」悲しそうに。(ダイスを振る)うーん。16。
GM:避けれるかもしれない。(ダイスを振る)避けれなかったー。
ヴィクトリア:よし!(ダイスを振る)32。
GM:では多くの羽が落ち、ボロボロになりながらも貴方たちの前に立っています。クリンナップです。ひいてください。
▽4ラウンド目
GM:ではセットアップは皆なし。リージェのターンです。MF≪ディザスター≫を使用。対象をシーンに。
フィーリエ→ヴィクトリア 『ヒロイズム』助けを求めている人を無視できない。
ヴィクトリア:じゃあ。みんなが大変になっているところを「こっちを見ろ!」と言って無視しない。
りとる→ヴィクトリア 『カットイン』決め台詞を言う。ポリシーを演出する。
ヴィクトリア:「あたしは悪役、ヒールだからな。」と言ってポリシーを演出。
GM:プレイOKです。
ヴィクトリア:≪ディフレクション≫(ダイスを振る)…≪スタイリッシュ≫でスイートにする。
GM:では消されました。残念。
フィーリエ→キリ 『トラウマ』トラウマが刺激され、苦しむ。
キリ:かつてリージェを助けてことにしていいですか?
GM:はいはい。
キリ:かつて助けた子を自分が傷つけてしまうことに罪悪感を覚えます。
GM:プレイOKです。では次。
フィーリエ:≪インフレイムス≫うちます。(ダイスを振る)22。
GM:(ダイスを振る)無理。
フィーリエ:(ダイスを振る)14。
GM:…その攻撃を受け、ぎりぎりで体を支えていた足を崩し、床に倒れ伏します。
ヴィクトリア:おお。
GM:HPは0以下。死亡状態です。
フィーリエ:では≪インフレイムス≫で飛ばしたところにレクイエム発動。
戦いの中で芽生えた絆。互いに名を呼び合い。気合を入れ。互いの手をとって、レクイエムを奏でる。
「意志はちゃんと届いたからな…。」
四人が奏でるレクイエムによって万色の光に包まれて、少女の姿が崩れていく…。
●Ending phase
○グランドエンディング 少女の願い
崩れた少女の体はガラクタのようであった。それは研究材料として彼女がどのように扱われてきたかを表しているようで。誰も言葉を発することができない。音を失った舞台に光が差す。万色の奇跡で包まれた少女は、今度こそ、本当の…。
GM:リージェを倒した直後です。
ヴィクトリア:銃を構えながら泣いている。
りとる:それを見て何も言わずに後ろを向いて煙草を吸います。
GM:キミ達の奏でるレクイエムによって白き闇が霧散していく。それが霧散した後、まわりじゅうから万色の光が集まり、一人の少女の姿を創り出す。
ヴィクトリア:お。
りとる:そのことに気付いてちょと振り向く。
ヴィクトリア:「り、リージェ…」とつぶやく。
GM:その少女は林檎を大切なもののように両手で抱え、ヴィクトリアに対して差し出す。
ヴィクトリア:「リージェ。」と声をかけて「ちゃんと伝わったよ。」とだけ言おう。
GM/リージェ:それを聞くと嬉しそうにほほ笑みます。
ヴィクトリア:じゃあ一番最初にもらったのと同じような感じでそのまま受け取るよ。
GM/リージェ:ではそれを見てリージェは満足そうに笑みを深めます。林檎は初めてもらったもののように真っ赤に熟れておいしそうです。
りとる:え?それ食べれる林檎?
GM:はい。
ヴィクトリア:本物なんだ!じゃあお腹がぐぅ~って鳴って、シャリシャリ食べ始める。「おいしいよ。」と言っておこう。
GM/リージェ:ではそれをみながら「ありがとう。」とだけ呟いて霧散していきます。
ヴィクトリア:…。
GM:ガンメタル・ブレイズが生み出した一時の幻は消え、悲惨な現場にキミ達だけが残されました。耳が痛いほどの無音に、それぞれが思いをはせるのであった…。
○エンディング01 交わらない正義
シーンプレイヤー:キリ
全ての終わりをその目に映し、バディ・リチャードソンは満足げに息を吐いた。自らの選択に後悔はない。唯一心残りがあるとすれば、まだまだ未熟な娘の面倒を、もうみてやることができないことだろうか。
GM:では個別エンディングにはいります。キリから始めたいのですが。
キリ:あ、はい。キリさんあの後ふさぎ込んでいます。
GM:え?話しませんか?バディさんと。いらないなら後日談風でもいいですが。
キリ:話したいです。
GM:ではあの直後で。シーンプレイヤーはキリ。キミが家族のように慕っていたバディ・リチャードソンは近くの壁にもたれかかるようにして血まみれで倒れています。その傷は深く、助からないだろうことは誰の目にも明らかです。
りとる:そりゃあ、あんだけオーバーキルされちゃあねぇ。
GM:正直三回は死ねましたね。
キリ:長老の方に歩いていきます。
GM/バディ:ではそれに気づいて「キリ…」と弱弱しく呼びかけます。
キリ:「あたしが殺したようなもの…だね。」
GM/バディ:「…お前はお前の正義を貫いただけじゃ。儂にとっては復讐することこそが正義に思えておったのじゃよ。」
キリ:「…あたしは。探偵としても正義の味方としても半人前だなぁ。」と泣き笑いします。
GM/バディ:「では一人前になるまで儂が面倒をみてやるから、またこの老いぼれに顔をみせに…来てくれ…」と言いながら息を引き取ります。
キリ:…。
ヴィクトリア:やばいぞGMが泣かせにきた。
キリ:おじいちゃんの胸に泣き崩れます。
GM:では無駄に広いフロアに、キリの泣き声が響き渡ります。
ヴィクトリア:ちょっと後ろから声をかけていい?絡みたいんだ!
キリ:はい。どうぞ(笑)
ヴィクトリア:じゃあ…「恨みがあるなら、あたしを殺してもいいんだぜ。」
キリ:「…恨みなんかあるかバーカ。」
ヴィクトリア:「なんだよ。正義の味方なんだろ?あたしみたいな社会のクズを掃除するのが仕事なんじゃないのか。」泣いた後の赤い目をしながら言う。
キリ:「言ったろ。あたしはあんたみたいな脳筋とは違って探偵なんだ。手を下すのは本当はあたしの仕事じゃない…。」
ヴィクトリア:「そうかよ。」とだけ言ってそれ以降黙る。
GM:沈黙が場を支配したところでシーンを切ります。
○エンディング02 普通でないいつも通りへ
シーンプレイヤー:栗鳥りとる
面倒事を持ち込んだ張本人はいつもと全く変わらない調子で楽しそうに話す。変に焦らされて確かに怒っていたはずだったのだが。栗鳥りとるはため息をつく。そういえばこの人には何を言っても無駄なのであった。
GM:りとるのエンディングに移りたいと思います。何かしたいことがありますか?(急に明るく)
一同:笑
キリ:かるいなぁ(笑)
りとる:えっと、とりあえず。ロザーナはあれなんでアランで。
GM:アランですね。はい。ではシーンプレイヤーはりとる。
りとる:また別のホテルで。
GM:ではまた別の高級ホテルに呼び出されます。
りとる:じゃあそこで「アラン。今日のあなたは本物なの?偽物なの?」
GM/アラン:「本物も偽物もないんだけどなぁ。」と言いながら自動車椅子に乗ったアランが微笑みます。今回は実際の自分がここにいないことを隠す気がないのか部屋の中に機械などは全くおいてありません。
りとる:え?いない。
ヴィクトリア:いないんだろうね。
GM/アラン:「これは僕の発明した自動車椅子型立体映写機なんだよ。レプリクォーツの最新技術を用いてね。素晴らしいと思わないかい?」
りとる:「ええ。素晴らしい。だから林檎は私が食べちゃいましょ。」もぐもぐと林檎を食べる。
GM/アラン:「おやおや。まぁあのパーティの景品はすべてバディ・リチャードソンによって処分されていたみたいだからね。」
りとる:「あら、そうだったの。」
ヴィクトリア:まぁそうだろうな。しない理由がない。
GM/アラン:「どうだい?今回のパーティは楽しんでもらえたかな?」
りとる:「…そうね。そうですね。あんたが偽物だと知ってたらあたしあんなに…あんなに取り乱すこともなかったのにね。」
GM/アラン:「そんなに取り乱してまで心配してくれていたのかい。とっても嬉しいよ。」
りとる:…やっぱりこの組織アランも含めて倒しちゃっていいんじゃないかと思う。
GM/アラン:「そういえばりとる。」
りとる:「ん?」
GM/アラン:「僕は今イーストエンドにいるんだけど。ちょっと面白いことがあるから是非来てほしいんだよ。」(笑)
りとる:「はぁ。いいわ。里帰りついでに行ってやろうじゃないの。」
GM/アラン:「キミが来てくれないと僕はまた何者かに襲われてしまうかもしれないなぁ…。是非、取り乱しながら来てくれ。」
りとる:「はいはい。」(うんざりしたように)
キリ:あはは。じゃあこれを。
キリ→りとる 『テーマソング』大好きな曲が流れてくる。
りとる:えええ(笑)
GM:な、なんでぇ(笑)
キリ:ちょっと出したくなりまして(笑)
りとる:ここでテーマソングかぁ…。
GM:じゃあ踵を返し、車に向かうとそこから流れてきている…って感じ?
りとる:じゃあ悲しい感じの曲で。車に乗って…「ロザーナは、また今度ね!」
一同:笑
りとる:超いい笑顔でぶーんと(笑)
GM:そうしてイーストエンドへと向かうのであった。
○エンディング03 変わらない信念
シーンプレイヤー:フィーリエ
この事件にフィーリエをあてたのは失敗だったのかもしれない。首謀者と関係があったことを知り、アイナ・ローレンスは少なからず後悔した。「私のポリシーを貫くだけ。」そう言い放つ彼女を見て、安堵する。
GM:さて、フィーリエのエンディングですが普通にアイナさんとの会話でよろしいでしょうか。
フィーリエ:はい。大丈夫です。
GM:ではシーンプレイヤーはフィーリエ。場面はオープニングと同じ場所。メナスハンター協会マーカスシティ支部。支部長室。キミはあの事件を終え、いつものように呼び出されていた。
フィーリエ:では報告をして「なーんか今回の事件。やたらシリアスだったんですけどぉ。」
GM/アイナ:「メナス事件でギャグ調のものをみてみたいものだけど。」(笑)と冗談を言うアイナさんはだいぶ無茶をしたのか腕に包帯を巻いています。しかしフィーリエの報告を聞きながら満足げです。「やっぱり貴方ならやってくれると思っていたわ。ありがとう。」
フィーリエ:「まぁいいですけど。」
GM/アイナ:「他のハンターの動きもよかったから被害は最小限に抑えられたしね。スラムも捜索させて、残りのメナスもすべて排除したわ。」
フィーリエ:「しょうがないでしょうね。」
GM/アイナ:「今後こんなことのないようにマーカス市警に取り締まりについては言及するつもりよ。」
フィーリエ:…。
GM/アイナ:「今回のことで随分心に傷を負ったようだけど、大丈夫かしら?」
フィーリエ:「まぁ大丈夫です。私は私でこれからも私のポリシーを貫くだけ。」
GM/アイナ:「そう…。じゃあ今後もよろしく。頼りにしているわ。」
○エンディング04 それでも前へ
シーンプレイヤー:ヴィクトリア
いつものようにスラム街を歩く。人は逞しい。スラムの人達は以前の日常を取り戻し、そこには以前とほとんど同じ光景があった。同じではない一部の日常がヴィクトリアの胸を刺す。ジクジクと痛むのを意識しないようにするので精いっぱいだった。
GM:では最後。ヴィクトリアのエンディングです。どうしたいですか?
ヴィクトリア:うーんと。スラムを歩いてたい。普通に。
GM:OKです。
キリ:何日後ですか?
ヴィクトリア:ん?あんま考えてない。数日後?
GM:ヴィクトリアが今回の事件のことなどを考えながら歩いていく。
ヴィクトリア:表面上はもうかわらない。いつもと。普通に戻ってるつもり。
GM:足が覚えてしまったのかいつものように思い出のつまった廃墟にたどり着く。
ヴィクトリア:散歩道だしね。ヘムヘムが連れてきたんだろう。そこを通るたびに顔をふせて、ちょっとだけ泣きそうになる。けど、泣いた顔をみせるとリージェに悪い気がしてみせない。
GM:ではその廃墟の中から女の子がでてきます。
ヴィクトリア:おお?
GM/少女:「あの。具合悪そうだけど大丈夫?」歳はキミが出会ったころのリージェと同じ、10歳くらい。もちろんリージェではない、肌の黒い女の子です。
ヴィクトリア:じゃあ…「その、なんだ、腹が痛くてな。」邪険にするのもかわいそうだからそう言ってあげよう。
GM/少女:「お腹がいたいの?」
ヴィクトリア:「変なもの拾って食ったのかもしれないな。はは。」ごまかす。
GM/少女:「お腹が痛いんだったらダメなのかもしれないけど…これ、あげる。」そう言って林檎を差し出します。「これね。食べると元気がでるの。困っている人がいたら助けてあげるのが当然だって、お姉ちゃんが言っていたんだ。」
ヴィクトリア:お。「いいお姉ちゃんだな。ありがとう。」素直に林檎をもらう。それをじっと見ながら「お姉ちゃんってなんて言うんだ?どんな名前なんだ?」
GM/少女:「リージェって言うんだよ。」
ヴィクトリア:…。
GM/少女:「本当のお姉ちゃんじゃないんだけどね。とっても優しいんだよ。今はどこかに行っちゃっていないんだけど、きっとどこかで誰かの為に頑張ってるんだよ!だから私も困っている人を助けるの。」
ヴィクトリア:その話を聞いている途中から涙があふれてきてボロボロボロ。その場に座り込んじゃう。
GM/少女:「どうしたの?」と言って慰めようとします。
ヴィクトリア:「なんでもないよ。」言いながら泣いている。「大丈夫だよ。」あ。その子の名前聞いてなかった。(GMをみる)
GM:(目をそらす)
ヴィクトリア:考えてなかった人がいる(笑)
GM:ミスト!ミストで!
ヴィクトリア:じ、じゃあ「ミストちゃんもきっと、リージェみたいないいお姉ちゃんになれるよ。」
GM/ミスト:「本当に?」と言って嬉しそうにします。「じゃあお姉さんもはやく元気だしてね。」
ヴィクトリア:「そうだな。」涙をぐしぐし拭う。
そうして久しぶりに見上げた廃墟の上に広がる空。そこには希望を表すかのような大きな虹がかかっていた。