パーソナリティ

名前 "あたしだけの魔法"セティエ・ルー
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アルカナ(聖痕位置) 過去:フルキフェル.エルフ(首筋)/ 現在:アクシス(瞳)/ 未来:エフェクトス(影)
種族/性別/年齢 エルフ / 女 / 23歳
身長/体重 172cm / 58kg
外見 肌:白色 / 髪:白色 / 瞳:藍色→淡青色(共振時)
口調など 一人称:あたし  二人称:だいたいファーストネーム呼び捨て
口調は荒くはないが雑。
時折ひねくれた言いまわしを好んで使いたがるが、あまり長くは続かない。
因果律(過去) 【前世】昔のあたしはもっと素直な子だった気がするんだ。覚えてないけどね。
因果律(現在) 【捜索】次の魔法を探そうか。世界は不思議に満ちている。それが見つかるかはあたし次第。
因果律(未来) 【夢幻】魔法は所詮夢まぼろしなのかもね。探求をやめる理由にはならないけど。
因縁(関係) ニコラ・ライシュタイン(信頼)
ローザリンデ・バーデルボルン(主従)
経歴など 辺境のエルフの里に生まれる。魔術の才を見出され、森の民の伝統的な魔法の後継者として育てられる。
15歳の時、「エルフの魔術はだいたい覚えたから」と言い出し、里を出る。
その時、周りが引き止めるのを無視してかなり強引に出てきたので、里での評判はすこぶる悪い。
その後、アクシスの理論的な魔術や元力使いの魔術を学ぶも、どれも深奥を極めようとはせず、
ある程度のレベルに達すると他の魔術を求めて旅に出ることを繰り返す。
やがて今までに見てきた魔術を自分なりに組み合わせた"あたしだけの魔法"の使い手となる。
その独特の魔法がローザリンデの目に留まり、現在に至る。

SS(ショートストーリー)


+ 01-セティエ・ルーの奔放魔術師ライフ
『01-セティエ・ルーの奔放魔術師ライフ』
セティエ・ルーは、ケルファーレン公国公女ローザリンデ・バーデルボルンに「非公式に」仕える魔術師である。
「ケルファーレンの魔女」ローザリンデには当然「ちゃんとした」魔術師が仕え、宮廷魔術師となっているのだが、セティエ・ルーの名はその中にはない。彼女はローザリンデに個人的に仕える魔術師だった。
これの第一の理由は彼女が森の種族エルフである事である。ハイデルランドにおいて、他の異種族よりかは幾分ましであるものの、裏切りの使徒フルキフェルの系譜であるエルフはどうしても公的な役職には就きづらい。彼女が宮廷魔術師の職に就こうとした場合、それに反対する者もいるだろう。もう一つの理由、前記以上の大きな理由は、彼女の性格によるものだ。宮廷魔術師として真面目に国の行く末を考え、役人たちと仕事をするには彼女は少々奔放すぎた。与えられた部屋を手製の魔導具と資料で埋め尽くして文字通りの魔窟を作り、そこにこもって飯時も出てこないかと思えば、いつの間にかその姿は消えており、数日後にまたふらりと帰ってくる。そんな人物に宮廷魔術師が務まる訳がなかった。


+ 02-エルフの里の天才児
『02-エルフの里の天才児』
セティエがもっとも早くに習得した魔術は、彼女の故郷エルフの里に伝わる伝統魔術であった。幼いセティエがいつぐらいから魔術を使い始めたのかは本人もよく覚えていない。高い枝の林檎を取ろうとして魔法を使っていたのを長老に見かけられて、里の伝統魔術を習うことになった。何百年に一度の天才(もっとも、エルフの言う何百年は人間の言うそれより彼らにとってのスケールは小さいのだが)だとか、遥か昔に里の危機を救った何とかという偉大な魔術師の再来だとか、随分周りのエルフたちはセティエを評価していたようだが、セティエはその言葉にどうしても納得がいかなかった。里の外にはこの里の何百倍、何千倍もの人がいる。あたしの知らない魔術もある。たかだか、曾爺さんの代までたどれば住民の半分が親戚のような里で一番の魔術師と言われたところで、そんなのは何も嬉しくなかった。
里では15歳で一応の大人として扱われる。15歳になったセティエは里の魔術師(この里における魔術師は薬師とか占い師みたいな立ち位置でもあるので里の住民からは敬意をはらわれる立場である)として生きていくものだと、里の皆は疑いなく、期待していた。だが、成人の祝いの席でセティエはさも当然かのように「あたしは里を出て魔法を学びに行くから。里にあたししか魔術師がいない訳じゃないし、大丈夫でしょ?」と言ってのけた。優しく魔術を教えてくれた長老が初めて怒った。そしてちょっと、悲しそうな顔をした。里の皆が疑問とか怒りとか優秀な魔術師が里からいなくなってしまう不安とかでざわめいた。そして翌日、説得をしようと人々がセティエの部屋を訪れたとき、彼女は既にそこにいなかった。
里から出たセティエは森を出るまでに1度だけ、振り返った。


+ 03-融け合う叡智
『03-融け合う叡智』
里を出たセティエは魔術を学ぶため、各地を訪れた。森を出てきた当初のセティエは他の魔術の知識などほとんどない状態であったが、エルフの長老の見立て通り生まれつき魔法の素養はあったようで、新しいことも数か月も学んでいればだいぶんその魔術を使いこなせるようにはなっていった。
ただ、基礎的な部分を大体覚えたところで、セティエは別の魔術に手を出さんと旅に出てしまうのが常であった。アクシスの系譜の魔術理論を教授した老魔術師は別れ際に「もう少しここに留まって研鑽を積めば、いずれはわしを超える魔術師になるかと思うのじゃがのう」と残念そうな顔をしたし、旅の途中で出会ってしばし同行した女元力使いは「貴女は何を目指して生きているの?全能の魔導士にでもなるつもり?」と呆れた。
ある街では二コラと名乗る錬金術師の女性と出会った。彼女の語る錬金術の話はセティエの興味を強く惹きつけた。魔法ではない純粋な技術に適性はないとセティエが見限るのも早かったが、魔法的な不思議な力をモノとして集約する技術はまた一つ彼女の「あたしだけの魔法」の元となった。ちなみにケルファーレンに来て以降のセティエの私室には、手製の魔導具が大量に積み上げられているが、これはもはや錬金術という技術は跡形もないほどに彼女なりのアレンジ(魔改造)が加えられており、余程の鑑定眼の持ち主でもなければそこに錬金術の影響は見いだせない。けれど、確かに二コラの錬金術は今もセティエに影響を与えているのである。


+ 04-あたしだけの魔術
『04-あたしだけの魔術』
その後もセティエは目についた魔法を片端から学んだ。秘儀魔法とかいう魔法系統を見てその万能性に舌を巻いたし、言霊師と名乗る青年にも出会った。教会の者が使う癒しの奇跡の御業も見てきた。唯一、偶然であった純真な少女が発揮した邪を退ける不思議な力だけはよく分からなかったが(使っている本人も分からないようなもんを説明できる訳もない)。
いつしか、セティエの魔法は見てきた魔法を全て取り込んだ訳の分からないものになっていた。攻撃魔法1つ放つにしても、矢に魔法を乗せて弓を用いて放つ技術はエルフの伝統魔法に含まれる技術の1つだし、矢に乗せた魔力を安定させ、精密に制御しているのはアクシスの魔術理論だ。乗せる魔力は自身の持つ元力を由来としているし、矢はセティエ自身手製の魔導具の1つだったりする。秘儀魔法の考え方は異なる力を1つにまとめるのに非常に都合が良かった。
そんな、「あたしだけの魔術」を手に入れたセティエだが、未だ特に行くあてなど無かった。魔術の指南役などとして雇ってもらうにはあまりにも彼女の魔術は特殊過ぎた(こんな魔術を教えられてまともに理解しうる人などほとんどいない)。第一、まともな職に就いて腰を落ち着けるには性格が奔放すぎる。そんなことも自分では承知してるから、行くあてのない魔法探しを続ける。
「ケルファーレンの魔女」に出会ったのはそんな頃だった。


+ 05-ケルファーレンの魔女
『05-ケルファーレンの魔女』
ケルファーレンの街に立ち寄った時、セティエはケルファーレン公女ローザリンデに出会った。この出会いも詳しいところは覚えていない。確か、偶然見かけた追い剥ぎだかひったくりだかを適当に魔法で叩きのめしたら、助けた相手がそこそこの偉いさんだったとか、そんな話だ。そんな経緯でローザリンデの眼前に立った訳だが、これが天の配剤とも言えるほどに互いに目の前の「魔女」に興味を引かれた。当初、セティエは高名な魔女様に会うことなど面倒くさがっていた。そこで、セティエは以前にもどこそこの偉いさんに「うちの魔術師にならんか?」的なことは言われているが、そのときは自分の組み上げた魔術について訥々と語ったら「すまん、そんな魔法は流石に分からん」と言われていたのを思い出し、同じことを試みてみた訳だが、ローザリンデがその理屈を即座に理解して、あまつさえいくつかの改善案を提示してきて、セティエが感服したのはその直後のことである。
こうして、セティエは「ケルファーレンの魔女の雑な方」とか言われるようになったわけである。



データ

+ 能力値・技能
能力値・技能
体格 反射 共感 知性 希望
12 12 15 13
精霊魔法 ●●●  事情通 ●●   射撃 ●●
+ 取得特技
取得特技
  • 弓魔法
  • 魔の血統
  • 魔力操作
  • 連続魔法
  • 元力・炎
  • 元力乱舞
  • 魔法知識
+ 装備・アイテム
装備・アイテム
武器
  • ロングボウ
防具
  • ガードローブ
  • レザーキャップ
  • レザーグリーヴ
所持アイテム
  • 牙の護符
  • 真実の書
  • シャッハ盤
 …etc


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最終更新:2016年04月15日 12:35