『闇に妖、人に花』単発セッション「なまえのないかいぶつ」

※注:このセッションは、貴美(O塚)が冬コミで無料頒布するファンブック掲載シナリオのテストプレイです。

  • PL人数:3~4人
  • 開催日:2016年12月17日(土)
  • 開催時間:10時~18時(予定)
  • 会場:学生会館
  • GM:助動詞にいてんろく
  • シナリオ作成:貴美

今回予告

「ハロウィンって何?」「異国の祭りらしいよ」「みんなお化けに仮装するんだって」「なんだか楽しそう!」
近頃、SNS経由で急速に広まった「ハロウィン」の話題で、街は持ちきりだ。
特に新し物好きの若者と、「お菓子が貰える」という噂を聞いた子供達の間では、ハロウィンの話題が出ない日は無いほどの盛り上がりであった。
それは、古ノ花朔夜学園とて例外ではない。
しかし、ハロウィンを目前とした、神無月廿日。悲劇は起こった。
若者達の妖魔憑きへの変貌、SNSへの奇妙な書き込み、そして一人の悩める研究者。
彼らを繋ぐ者は、花憑き人達と、そして…

闇に妖、人に花。「なまえのないかいぶつ」。今宵も、奇怪な物語が花開く。

ハンドアウト

PC1
サンプルキャラクター:剣の少年 因縁:巻き込まれた少女/女性/10歳 感情:不安etc.
 推奨所属:勒原御用所
10月20日に起こった、謎の「子供及び若者の大量妖魔変貌事件」。
貴方は事件当日、正にその現場に居合わせてしまった。
阿鼻叫喚の混乱の中、貴方に縋り付く幼き半妖の小さな手。かような幼子まで巻き込む犯人を、貴方の手で処断しなければ。
その感情は、純粋な正義感? 勒原の矜持? それとも…?

PC2
サンプルキャラクター:妖術使い 因縁:御鏡真桜(みかがみ・まお)/女性/17歳 感情:友人etc.
 推奨所属:波々部妖魔塾
御鏡真桜は若くして波々部妖魔塾の研究者として頭角を現した才女である。
同時に貴方の同僚であり、良き友人だ。
最近彼女は考え事をすることが多い。相談に乗るべきだろうか?

PC3
サンプルキャラクター:菊の癒し手 因縁:オクトパス/?/? 感情:疑念
 推奨所属:春夏秋冬ねっとわあく
ハロウィンの話題で盛り上がっていた長月末日、春夏秋冬ねっとわあくに謎の書き込みが投稿された。
「ハロウィンの直前に惨劇が起こる」
投稿者名は「オクトパス」。聞いたこともないHN、突拍子もない内容に皆は悪戯と判断し、書き込みは忘れ去られようとしていた。
しかしその書き込みは、ハロウィンを間近に控えた10月20日、現実となってしまった。

PC4
サンプルキャラクター:花矢の射手 因縁:刻阪将史(ときさか・まさし)/男性/18歳 感情:尊敬etc.
 推奨所属:任意
10月21日、貴方は生徒会室に呼び出された。
呼び出し人は生徒会長・刻阪将史。用件は昨夜発生した、通称「ハロウィン妖魔化事件」だ。
刻阪曰く「深刻な被害が出ている以上放っておけない。もし妖魔絡みなら君達の力が必要だ」。
だが、彼の口振りから貴方は察した。犯人は妖魔で間違いないと。


ハウスルール

  • コンタクト判定
各PCは自分が登場しているシーンに1回、所持因縁の有無とは関係無く自分の所属する組織のトップNPCにコンタクトを試みる事ができる。
コンタクトを取れるか否かは、PCからの方法の発案に基づいて、それに相応しい能力値で10以上の達成値が出たら成功とする。
(例:戦闘訓練の相手を頼む→花、彼or彼女の行き先へ先回りする→鳥、等)
PCからの発案が無い、もしくは相応しい能力値が分からない場合は、月での判定とする。
尚、PCからの発案が良いものであったなら、達成値にボーナスを付けることを推奨する。
これを「コンタクト判定」と呼ぶ。

  • 協力者ボーナス
コンタクト判定に成功した場合、対象NPCはそのシーン中「協力者」というエキストラになる。この時、協力者は必ずしもPCと同じ場所にいる必要はない(電話、SNSを介している等)。協力者はシーン終了と同時に退場する。
コンタクト判定に成功したシーン中1回、そのPCは任意のタイミングで自らの判定の達成値に+2のボーナスを得る。これは花札・スキル・組織の恩恵の効果と重複する。またその判定で穢値の上昇及び特技等による振り直しを行った際には、ボーナスは振り直した判定にも適用される。
協力者を呼び出したシーン中にボーナスを使用しなかった場合は、次のシーンにボーナスを持ち越す事はできない。その場合でも次のシーンで改めてコンタクト判定を試みることは出来る。
所属組織が同じPCが複数人おり、その組織の協力者がシーンに出ている場合は、コンタクトに成功したPCのみが協力者の恩恵を受けられるとする。
また、既に別PCのコンタクト判定により自らの所属組織のトップが協力者として登場していても、コンタクト判定は行える。
※例:勒原御用所所属のPCαとPCβがいると仮定する。αとβが同時に登場しているシーンでαのみが勒原克己へのコンタクト判定に成功していた場合、αは協力者ボーナスを得られるがβは得られない。但し同一シーンでβが勒原克己へのコンタクト判定に成功すれば、βも協力者ボーナスを得られる(描写としては勒原がαとβそれぞれにメールでアドバイスをした、等)。
シナリオの流れによっては、コンタクト判定に成功したPCに達成値ボーナスに加えて、情報そのものを協力者から与えさせても良い。これはPCが行き詰まって進行に支障が出た時に、救済措置として使用することが望ましい。
尚、コンタクト判定及び協力者による達成値ボーナスは、戦闘では使うことが出来ない。

オリジナルNPC

巻き込まれた少女(PC1の因縁)
10月20日に起きた、通称「ハロウィン妖魔化事件」の被害者。推定10歳の少女。

御鏡真桜(みかがみ・まお:PC2の因縁)
17歳。波々部妖魔塾の若き才媛。物腰丁寧で、普段は冷静かつ温厚な人物。

橘霧胡(たちばな・きりこ)
18歳。古ノ花朔夜学園・非公認新聞倶楽部部長。自称カリスマパパラッチ。

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最終更新:2016年12月07日 01:44