第102話:最強、始動 作:◆I0wh6UNvl6
聴いていたラジオ番組も終わりを迎えていた。
「さて、と…これからどうするかな」
彼に動揺はなかった。
むしろ仕事という形で暇を持て余していた彼にとって
この企画は待ってましたと言わん限りのものだった。
「まあとりあえずなんか食うかな、腹が減っては戦はできんらしいからな」
バックパックの中から何か食べ物を探そうとして…
「ん?」
名簿を見つけた。
『あの一件から見て何人か知っている名前があるはずだ、楽しませてくれるやつがいればいいんだがな』
続きが気になる漫画をめくっていくようにパラパラとめくっていく。
「それに、あの場にいた何人かは倒された騎士共も含めてなかなかの手練れだった筈…楽しめそうだ」
なかなかの手錬、その中にはあの主催者たちも含まれていた。
『できればあいつらとも戦いたいが、それはまあ諦めるとしよう…今のところは、だが』
そんなことを考えながらめくっていた手が途中で止まる、見覚えのある名前がそこには並んでいた。
「レインのやつもいるのか…まああいつなら乗り切るだろう。
問題はこっちだ、まさかこんなとこで会えるとはな」
彼は笑った、しかしその目は笑いとは程遠い目をしていた。
『そうと決まれば早速行くとしようか。
ククッ…こんなゲームを考えたやつにも感謝しなければな』
荷物をしまい、立ち上がり歩き出す。
「てめえとの決着はまだついてねー、もう逃げるのは無しだぜユージン!」
ドアに触れるか触れないかのところでドアそのものが砕け散った。
射程距離は減ったが威力そのものは変わらないことを確認する。
ますます笑みは激しさを増していく。
『やっぱゲームは楽しまねーとな』
最強が今、動きだした。
「さて、と…これからどうするかな」
彼に動揺はなかった。
むしろ仕事という形で暇を持て余していた彼にとって
この企画は待ってましたと言わん限りのものだった。
「まあとりあえずなんか食うかな、腹が減っては戦はできんらしいからな」
バックパックの中から何か食べ物を探そうとして…
「ん?」
名簿を見つけた。
『あの一件から見て何人か知っている名前があるはずだ、楽しませてくれるやつがいればいいんだがな』
続きが気になる漫画をめくっていくようにパラパラとめくっていく。
「それに、あの場にいた何人かは倒された騎士共も含めてなかなかの手練れだった筈…楽しめそうだ」
なかなかの手錬、その中にはあの主催者たちも含まれていた。
『できればあいつらとも戦いたいが、それはまあ諦めるとしよう…今のところは、だが』
そんなことを考えながらめくっていた手が途中で止まる、見覚えのある名前がそこには並んでいた。
「レインのやつもいるのか…まああいつなら乗り切るだろう。
問題はこっちだ、まさかこんなとこで会えるとはな」
彼は笑った、しかしその目は笑いとは程遠い目をしていた。
『そうと決まれば早速行くとしようか。
ククッ…こんなゲームを考えたやつにも感謝しなければな』
荷物をしまい、立ち上がり歩き出す。
「てめえとの決着はまだついてねー、もう逃げるのは無しだぜユージン!」
ドアに触れるか触れないかのところでドアそのものが砕け散った。
射程距離は減ったが威力そのものは変わらないことを確認する。
ますます笑みは激しさを増していく。
『やっぱゲームは楽しまねーとな』
最強が今、動きだした。
【B3/ビル屋上/01:30】残り98名
- 2005/05/07 全面的に校正、長くしてみた。
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