スネ夫が山を登る時に流れてくる人達(フル)
夢だ、絶対に悪い夢だ。
そう思った、骨川スネ夫はそう思っていました。
思い虚しく――これは夢じゃない。
現実――そして、この歳で実際に人が死ぬ所を目撃するというのはあまりにも衝撃的だった。
小学生の頃に死人を見てしまう、それで正常な精神が保てるのか?
残念だがどんな優秀な人であってもとても、保てるとは思えない。
人生の経験が薄いのだ。これには仕方ない事だ。
だから、スネ夫がバトロワから目覚めてただ彷徨うのも仕方が無いのだ。
「マ、ママー!!……ハ、ハハハハハ。どこだここ………。
殺し合い……人が死ぬ……嘘だ、嘘だぁぁぁ」
スネ夫は至って普通の小学生。
いや、ドラえもんの道具を普通に体験してるだけ普通じゃないか。
それでも心は普通の男の子だ。
殺し合い、それは簡単に置き換えれば人が死ぬ事件の一種ともいえるか?
いくら叫んでも助けは来ない、頼れる人もいない。
一人ぼっち、そしていつかは自分もあんな風に。
想像する程、精神の崩壊は確実に近づいていく。
「ハ、ハハハハハ………夢、夢ー………ハハ……」
スネ夫にはもう、生気がなかった。
友達もいない真夜中。
誰がどこにいるかわからないこの場所。
自分の知らない土地で知らない人に殺される。
何故、こんな所にいるかすら考えることが出来ない。
スネ夫は錯乱しながら無意識に山を登っていった。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(何だよアイツの言ってる事……穏やかじゃない)
そんな小学生、スネ夫の姿を見て思った。
彼もまた急に連れてこられた参加者の一員。
だが、何故だか恐ろしいぐらい落ち着いていた。
心の底に恐怖はあるだろうとわかっていながらも、
この落ち着きは自分でも怖いと思うぐらいだった。
あまりにも落ち着き過ぎて、他の知人の様子を思い浮かべれる。
(ふひきーとか、がみとか、ぞのもここにいんのかね?
別に俺単体で活躍したっていいけどさ。まあ、がみ以外なら会いたくなるな。
まあいなかったらいなかったで一人でやらせてもらうよ?)
ボルゾイ企画のメンツ達、いるかどうかがわからない。
だが、いるならいるで会いたいのは確か。
目の前で殺していい?って聞かれて、いいですとも!とはさすがのくわさんでも言えない。
確かに殺し合いというゲームは楽しそうだが体験、現実となれば話は別。
とにかく冗談じゃない。とにかくこれは穏やかじゃない。
あの少年も穏やかじゃなくなった今、近付くのは良くないのは簡単に理解出来る。
最終的にくわさんはボルゾイ企画の皆がいるならいるで合流する事を望んだ。
勿論、がみ以外。……といっても、出会ったら出会ったで一応は……。
そういったくわデレ部分も見せて―――。
くわさんは、手に持つ銃を握った。
銃口は誰かに向けていない。
試しに握ってみただけなのだ。
(マジの殺し合い……か。くそがっ!ぜってーに俺はやんねえ。
殺せって言われたら殺さん。あまり指図されたくねえんだよ!)
くわさんはそういう性格だ。
がみの必死の誘導も砕くドSだ。
やってといわれたらやりたくない、そういう性格。
主催者に殺し合ってと言われたから殺し合わない。
ただそれだけの理由で、くわさんは殺し合いに乗る気にはならないようだ。
もし殺し合いは控えてとか言っていたら、乗っていたかもしれないが……。
とにかくこれが運命だった、くわさんが乗らないのも運命だった。
そういう事でいいのだろう。
他のボルゾイ企画のふひきーとぞのを心配しつつ、くわさんは少年が登って行った方とは別の方へと歩き出した。
あんなガキに着いて行く気がおきない、それと穏やかじゃないから近寄らない。
ただ、それだけの理由で反対の方へと歩き出したのだ。
―――その瞬間だった。
くわさんの背後で悲鳴が聞こえたのは―――。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「あ、あああ、ああああああああ」
スネ夫は完全に崩壊していた。
自分の持つデイパックも忘れてただ逃げようと背後をむけた。
前に人影が見えて――ただ逃走をしようとした。
それだけ――だが、スネ夫の行動は咄嗟過ぎた。
落ち着きも無かったから、それだけ周りの者にも気付かれる。
スネ夫には逃げ場が無かった。
逃げて行く少年、スネ夫。
そんなスネ夫は次第に走るスピードが衰え―――。
それから地へと横になる。
そして、スネ夫は静かに目を瞑った。
一体、何が起きたか?
スネ夫が悲鳴をあげた、その時の事。
悲鳴によってかき消された銃声。
つまり――スネ夫は撃たれたのだ。
撃たれても尚、彼は逃げ続けた――。
そして限界に達して、スネ夫は意識を失った。
ただそれだけ、スネ夫を撃っただけ。
(本当に、命って小さいわねぇ……)
逃げて行った少年が地へと横になっている。
暗くて見え辛いが、血がそこから広がっている。
少年の死を確認した殺害し者――鷹野三四はスネ夫のデイパックを盗ってその場を去った。
【骨川スネ夫@ドラえもん 死亡確認】
【H-7 - 妖怪の山】
【鷹野三四@ひぐらしのなく頃に】
【状態】健康
【服装】普段の服
【装備】何かの銃器
【道具】基本支給品×2 不明支給品1~3 スネ夫の支給品
【思考】基本思考:殺し合いには乗っている模様。
1、???
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
(やっぱり穏やかじゃない。早く行こう)
背後からの悲鳴、それに嫌な予感を感じた。
だからくわさんは少し足を速めた。
後ろから何かが迫って来てる可能性もなくないからだ。
そんな最中―――。
「ち、ちょっと待ちやがれですぅ!」
そんな変な口癖か何かをつけた女の子の声が聞こえた。
どこだ?とくわさんが辺りを見回し、声の主を発見した。
小さい、とにかく小さい女の子だった。
といってもくわさんは油断をしなかった。
見ず知らずの存在、銃や刃物を隠し持ってる可能性を考えたのだ。
結果は―――とにかくその女の子はこっちに向かって言って来る。
「さっきの悲鳴、一体何かわかるですか?」
そう聞いて来た。
心当たりはある、が確信では無い為にわからないと答える。
くわさんがそう答えた後、その女の子は礼も言わず背後へと走って行く。
「待て」
それをくわさんが止めた。
女の子は足を止めて―――
「一体、何ですか!?私は忙しいんですぅ!!」
「あっちから声が聞こえたんだからまだこっちのが安全だぞ?
俺はアンタに何を言われ様があっちにいくが、死んでは欲しくねえ。
だから忠告する。あっちにはいくな。……あわよくば、俺と共に行動しちゃわないか!?」
最後辺り、少し欲望が出ているが……。
とにかくその忠告は女の子を心配してくれての発言。
暗闇で女の子の表情は詳しくわからない。
―――でも、返事は帰って来た。
「確かに言う通りですぅ……ですが、私は探してる人がいるですぅ……。
早く見つけないと………アイツの事だから絶対に……」
最後の方は小声でくわさんには聞こえない。
だが、探してる人がいるというのは伝わった。
それはくわさんも同様でふひきーとぞのを探している。
探し人違えど探索は互いに同じ。
「その探してる人、お前が死んだらぜってーに悲しむと思う。
それでもお前は死にに行こうとするのか?」
くわさんの問いに――答えはかえってこない。
話を聞かず言ってしまったのだろうか?
そう思って足を動き出すと同時に―――
くわさんの背中に衝撃走る。
「し、仕方ないですぅ……少しは一緒にいてやるですぅ!感謝しやがれですぅ!」
女の子は着いて来てくれるらしい。
くわさんは内心でわっわっわふーと喜びながら―――
少し素直じゃないツンデレな彼女に名前を伝えた。
「まあ俺はくわさん。くわさんさんって言いな」
「何かおか―――まあ、いいですぅ!私は翠星石ですぅ!」
翠星石、そういった名前に覚えがあるようなないような――
いや、ないな。がみだったら知ってそうだが。
少なくとも俺は知らない。
それから詳しい自己紹介をした。
くわさんはボルゾイ企画、翠星石はローゼンメイデン。
アリスゲームや桜田ジュンのことを。
互いに情報を共有する為の行動だ。
そうした自己紹介を終えて、二人は下山を再開した。
【H-6 - 妖怪の山】
【くわさん@ゲーム実況・ゲームプレイ】
【状態】健康
【服装】普段の服
【装備】何かの銃器
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:ふひきーとぞのの探索。殺し合いはする気ない。
1、翠星石と行動。
2、とにかく穏やかじゃない
※翠星石と情報交換しました。
【H-6 - 妖怪の山】
【翠星石@ローゼンメイデン】
【状態】健康
【服装】翠星石のドレス
【装備】なし
【道具】基本支給品 不明支給品1~3
【思考】基本思考:ジュンの探索?
1、くわさんと行動。
※くわさんと情報交換しました。
最終更新:2011年09月03日 13:54